新生ドイツが曲者ハンガリーに5発圧勝! 圧巻1G3Aムシアラやヴィルツら新世代が躍動【UNL】

2024.09.08 05:40 Sun
躍動したヴィルツ&ムシアラ
Getty Images
躍動したヴィルツ&ムシアラ
UEFAネーションズリーグ(UNL)・リーグA・グループ3第1節のドイツ代表vsハンガリー代表が7日に行われ、ホームのドイツが5-0で圧勝した。

自国開催となったユーロ2024をベスト8で終えたドイツ。大会後にノイアー、クロース、ミュラー、ギュンドアンら長らくチームを支えた重鎮が代表引退を決断した。そして、キミッヒを新キャプテンにテア・シュテーゲンを新守護神に据えた新生マンシャフトは気持ち新たにホームでのUNL2024-25初戦でハンガリーを迎え撃った。

ナーゲルスマン監督は可変式の[4-2-3-1]を採用し、テア・シュテーゲン、キミッヒ、ヴィルツ、ハヴァーツ、ムシアラらをスタメンで起用。1トップにはフュルクルクが起用された。一方、ハンガリーはGKグラーチやオルバン、ソボスライら主力がスタメンに並んだ。
開始直後に際どいクロスでピンチを招いたものの、以降は安定したボール保持で主導権を握るドイツ。8分には右CKの流れからターがコースを狙ったヘディングシュートでゴールに迫るが、ここはソボスライのゴールカバーに阻まれる。

開始直後のチャンスは逃したものの、リズムよくボールを動かしながらゲームを進めるホームチームは20分にも幸運な形で得たルーズボールをヴィルツ、ムシアラと繋ぎラストパスに抜け出したフュルクルクに決定機も、ここはGKグラーチの好守に遭う。
2度目のチャンスも逃したが、直後に鮮やかな連携プレーから先制点が生まれる。27分、右サイド深くに抜け出したヴィルツからの折り返しをボックス左のラウムが冷静にワンタッチで折り返すと、中央で受けたムシアラが冷静にGKとDFを引き付けて右でドフリーのフュルクルクにプレゼントパス。これを背番号9が難なく流し込んだ。

良い時間帯にリードを手にしたドイツは完全に試合をコントロール。相手とのミスマッチを効果的に突きながら良い形の前進で再三のチャンスを創出。33分、グロスの左クロスに反応したハヴァーツのヘディングシュートはクロスバーを叩く。さらに、前半終了間際には鮮やかなカウンターからムシアラの絶妙なスルーパスに抜け出したハヴァーツに2度目のビッグチャンスもボックス右から得意の形で振り抜いた左足シュートは枠の左に外れ、2点目を奪い切ることはできなかった。

後半は序盤にハヴァーツ、ボラと互いにボックス内で決定機を作り合う拮抗した入りとなったが、ドイツの若武者が圧倒的な個のクオリティで試合を動かす。

58分、ハンガリーの左CKを撥ね返したロングカウンターでヴィルツのミドルスルーパスに反応したムシアラがハーフウェイライン付近から一気にスピードアップして相手ボックス内に侵入。DFに追いつかれたものの、冷静な切り返しから右足シュートを流し込み、高速カウンターを見事に完結させた。

さらに、66分にはボックス手前左でボールを持ったムシアラから内側で足元にパスを受けたヴィルツがニア下を射抜く右足シュートを突き刺し、一気に試合を決めた。

その後、積極的にメンバーを入れ替えたドイツだが、攻撃の手を全く緩めず。77分にはボックス手前右で仕掛けたパブロビッチがムシアラとのパス交換でボックス内に侵入し、右足シュートを流し込んで嬉しい代表初ゴールを奪取。続く81分には前後半で2度のシュートがクロスバーを叩くなど決定力を欠いたハヴァーツが自ら得たPKを冷静に決めてチーム5点目を挙げた。

そして、曲者ハンガリーに5発完勝の新生マンシャフトは10日に行われるオランダ代表戦で連勝を狙う。

ドイツ代表 5-0 ハンガリー代表
【ドイツ】
ニクラス・フュルクルク(前27)
ジャマル・ムシアラ(後13)
フロリアン・ヴィルツ(後21)
アレクサンダル・パブロビッチ(後32)
カイ・ハヴァーツ(後37[PK])

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ドイツ代表招集拒否が話題のGKレノ、改めて考えを語る「そんなつもりはなかった」「チャンスがもらえるとは思えない」

ドイツ代表の招集を拒否したとして大きな話題を呼んだフルアムのドイツ代表GKベルント・レノだが、改めてその件について言及した。 10月のUEFAネーションズリーグの戦いに向けてユリアン・ナーゲルスマン監督がドイツ代表を招集。長年正守護神を勤めていたGKマヌエル・ノイアーがユーロ2024を最後に代表を引退し、新正守護神はバルセロナのGKマルク=アンドレ・テア・シュテーゲンに決定していた。 しかし、そのテア・シュテーゲンがシーズン絶望となる重傷を負い、10月のドイツ代表の守護神が不在に。アレクサンダー・ニューベル(シュツットガルト)とオリバー・バウマン(ホッフェンハイム)、ヤニシュ・ブラシュヴィッヒ(RBライプツィヒ)が招集された。 これまで控えながらドイツ代表に呼ばれ続けていたレノだが、今回の招集は自らの意思で拒否。しかし、これが大きな騒動に発展。代表拒否に対しての反論が噴出することとなった。 レノは周囲の反応に驚きを隠せないものの、ドイツ『スカイ・スポーツ』のポッドキャスト「Klick & Rush」で改めてコメント。自分の意見を率直に監督とGKに伝えたとした。 「そんなつもりはなかった。僕はユリアンとGKコーチにそのことについて話、自分の意見を率直かつ正直に伝えたんだ」 「ニューベルトバウマンが試合に出たのに、僕はおそらく3番手の選手としてそこにいることは間違っていると言った。チャンスが与えられるとは思えなかった」 ドイツ代表を引退するつもりがある訳ではないレノだが、ベンチに座って過ごすことは受け入れられない様子。ニューベルトバウマンは共に10月に代表初キャップをお記録した中、この先はどうなるのか注目される。 2024.11.01 23:00 Fri

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