狙い通りの2ゴールで“POTM”に輝いた南野拓実「立ち上がりから90分トータルでもいい試合ができた」
2024.09.06 02:23 Fri
殊勲2発で“POTM”に輝いた南野拓実
日本代表のFW南野拓実(モナコ)が、白星スタートを飾った中国代表戦を振り返った。日本代表は5日、埼玉スタジアム2002で行われた2026年の北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選グループC第1節の中国戦に7-0の圧勝を収めた。
2018年のロシアW杯、2022年のカタールW杯ではUAE代表、オマーン代表に敗れており、日本にとっては鬼門となっている最終予選の初陣。とりわけ、対戦相手の指揮官は前回大会でオマーンを指揮し、日本を破った名将のブランコ・イバンコビッチ監督ということもあり、より重圧を感じる中での戦いとなった。
しかし、前半序盤にセットプレーから遠藤航のゴールが生まれると、以降は相手の粘りの守備にあったものの、ハーフタイム直前に三笘薫のゴールで追加点。2点リードで試合を折り返すと、後半は南野の連続ゴールに途中出場の伊東純也、前田大然がゴール。試合終了間際には久保建英にもゴールが生まれ、苦戦必至と見られた初戦を圧巻の大勝で飾った。
同試合後、“プレーヤー・オブ・ザ・マッチ”として森保一監督と共に公式会見に出席した殊勲の南野は「今日は最終予選の初戦ということで、僕は前回大会も経験していますし、前回大会は敗戦スタートだったので、それによってどれほどその後の苦しいグループになるのか、僕以外の選手もチーム全体としてそれを共有していた中で、本当に気を引き締めて今日は立ち上がりから90分トータルでもいい試合ができたなと思います」と、会心の一戦を振り返った。
この試合では[3-4-2-1]の2シャドーの一角でプレーした南野。このポジションは昨シーズンのモナコでも幾度かプレー経験のある馴染みのあるポジションだが、今回の試合では左右のウイングバックに本職がアタッカーである堂安律、三笘が入っており、少し勝手が違う部分もあった。
モナコではロシア代表MFアレクサンドル・ゴロビンと共にボールを積極的に呼び込んで起点役を担うことが多いものの、この試合では久保を含め質の高いボールプレーヤーが並ぶ状況においてリンクマンの役割、オフ・サ・ボールの動きをより意識してプレーしていたという。
「今日のシステムはモナコでも昨シーズンは何度かやっていたフォーメーションだったので、僕個人的にはやりやすかったです。選手が代わった中でもスムーズに試合に入れたと思っています。前半からブロックを敷いた相手に対して、僕たちは技術の高い選手がいるので、僕はより動き回ってスペースを空けたり、スペースに飛び込んでいくというところと、奪われた瞬間の切り替えというところを常に意識して試合に入りました。前半に何度かもう少しでチャンスになるかなという手応えはありましたが、後半それが周りの選手のおかげで自分がゴールすることができましたし、チーム全体のパフォーマンスとしても個人的にもすごく嬉しく思います」
チーム3点目となった自身1点目の場面ではまさにそのオフ・サ・ボールの動きが活きたシーンだった。相手陣内左のハーフスペースでボールを受けた南野は三笘に預けてポケットに侵入し、リターンパスを受け直してDFを鮮やかな股抜きでかわして最後は強烈な右足シュートをファーポストに叩き込んだ。
このプレーは三笘との連携、個人のフィニッシュのイメージも狙い通りにいったと自賛。
「ペナのあそこのスペースを狙っていくというのはチームとしてのコンセプトのひとつでもありますし、僕が得意なプレーでもあったので、薫がタイミング良くパスをくれて、うまく相手をかわして落ち着いて流し込むことができた。前半からあそこは個人的にも狙っていたところですし、股抜きのところとかは感覚ですけど、今日はそれがうまくいったかなと思います」
「薫は2人を引きつけた中でも失わないし、前に運べるし、一緒にやっていて本当にやりやすい。彼は巧いので、どのタイミングでもボールを出せますけど、なるべく自分がああいう形でフリーになれればチャンスになるな、ゴールに繋がるプレーになるなというのは感じたので、それがああいう形で実って良かったです」
自身2点目となった場面は町田浩樹が縦に差し込んだボールに対して、上田綺世がうまく潰れて落としたところを前向きに引き取ってボックス内に持ち込んで右隅に決める、これまた南野らしいフィニッシュだった。
「あれは狙っていました」と、やはり1点目のゴール同様に前半から思い描いた形が結実したゴールだった。
「綺世が入るタイミングで、自分も動き出していましたし、前半からああいうタイミングで行けそうだなとハーフタイムとかでもそういう話をしていたので、狙い通りでした」
戦前から鬼門と目された一戦においてチームは7-0の圧勝、自身も2ゴールと最高の形でW杯最終予選をスタートした南野は「前回の経験をしている選手が多いので、みんな試合前にそういうことを喋っていたし、それはチームの中の共通認識としてあったので、初戦で絶対に勝ち点3というところで、今日も最後までしっかり集中して試合を締めることができたので良かったかなと」と、過去の教訓を活かせたことをポジティブに捉える。
ただ、10日に控える敵地でのバーレーン代表戦に向けては「次のバーレーンも結果を見ると侮れない相手というか、最終予選は何があるかわからないなというのを感じているので、しっかりいい準備してまた次も頑張りたいです」と、初戦でオーストラリア代表相手に番狂わせを起こした曲者への警戒を怠らず、チームとして今回の試合同様にしっかりとした心構えで臨みたいと締めくくった。
2018年のロシアW杯、2022年のカタールW杯ではUAE代表、オマーン代表に敗れており、日本にとっては鬼門となっている最終予選の初陣。とりわけ、対戦相手の指揮官は前回大会でオマーンを指揮し、日本を破った名将のブランコ・イバンコビッチ監督ということもあり、より重圧を感じる中での戦いとなった。
同試合後、“プレーヤー・オブ・ザ・マッチ”として森保一監督と共に公式会見に出席した殊勲の南野は「今日は最終予選の初戦ということで、僕は前回大会も経験していますし、前回大会は敗戦スタートだったので、それによってどれほどその後の苦しいグループになるのか、僕以外の選手もチーム全体としてそれを共有していた中で、本当に気を引き締めて今日は立ち上がりから90分トータルでもいい試合ができたなと思います」と、会心の一戦を振り返った。
中国メディアから中国の印象について問われると、「試合前のミーティングで彼らは技術的に優れている選手がいますし、それを非常に警戒していました。今日も彼が狙いを持ったロングボールや一対一の部分でフィジカルの強さもあり、僕たちにとって非常に厄介な相手でした」と対戦相手へのリスペクトを示しつつ、「アウェイでの彼らのパフォーマンスというのは、また今日とは絶対に違うというのは理解しているので、次の対戦に向けても気を引き締めてやっていきたいです」と、完全アウェイで行われるリターンマッチに向けて気を引き締めた。
この試合では[3-4-2-1]の2シャドーの一角でプレーした南野。このポジションは昨シーズンのモナコでも幾度かプレー経験のある馴染みのあるポジションだが、今回の試合では左右のウイングバックに本職がアタッカーである堂安律、三笘が入っており、少し勝手が違う部分もあった。
モナコではロシア代表MFアレクサンドル・ゴロビンと共にボールを積極的に呼び込んで起点役を担うことが多いものの、この試合では久保を含め質の高いボールプレーヤーが並ぶ状況においてリンクマンの役割、オフ・サ・ボールの動きをより意識してプレーしていたという。
「今日のシステムはモナコでも昨シーズンは何度かやっていたフォーメーションだったので、僕個人的にはやりやすかったです。選手が代わった中でもスムーズに試合に入れたと思っています。前半からブロックを敷いた相手に対して、僕たちは技術の高い選手がいるので、僕はより動き回ってスペースを空けたり、スペースに飛び込んでいくというところと、奪われた瞬間の切り替えというところを常に意識して試合に入りました。前半に何度かもう少しでチャンスになるかなという手応えはありましたが、後半それが周りの選手のおかげで自分がゴールすることができましたし、チーム全体のパフォーマンスとしても個人的にもすごく嬉しく思います」
チーム3点目となった自身1点目の場面ではまさにそのオフ・サ・ボールの動きが活きたシーンだった。相手陣内左のハーフスペースでボールを受けた南野は三笘に預けてポケットに侵入し、リターンパスを受け直してDFを鮮やかな股抜きでかわして最後は強烈な右足シュートをファーポストに叩き込んだ。
このプレーは三笘との連携、個人のフィニッシュのイメージも狙い通りにいったと自賛。
「ペナのあそこのスペースを狙っていくというのはチームとしてのコンセプトのひとつでもありますし、僕が得意なプレーでもあったので、薫がタイミング良くパスをくれて、うまく相手をかわして落ち着いて流し込むことができた。前半からあそこは個人的にも狙っていたところですし、股抜きのところとかは感覚ですけど、今日はそれがうまくいったかなと思います」
「薫は2人を引きつけた中でも失わないし、前に運べるし、一緒にやっていて本当にやりやすい。彼は巧いので、どのタイミングでもボールを出せますけど、なるべく自分がああいう形でフリーになれればチャンスになるな、ゴールに繋がるプレーになるなというのは感じたので、それがああいう形で実って良かったです」
自身2点目となった場面は町田浩樹が縦に差し込んだボールに対して、上田綺世がうまく潰れて落としたところを前向きに引き取ってボックス内に持ち込んで右隅に決める、これまた南野らしいフィニッシュだった。
「あれは狙っていました」と、やはり1点目のゴール同様に前半から思い描いた形が結実したゴールだった。
「綺世が入るタイミングで、自分も動き出していましたし、前半からああいうタイミングで行けそうだなとハーフタイムとかでもそういう話をしていたので、狙い通りでした」
戦前から鬼門と目された一戦においてチームは7-0の圧勝、自身も2ゴールと最高の形でW杯最終予選をスタートした南野は「前回の経験をしている選手が多いので、みんな試合前にそういうことを喋っていたし、それはチームの中の共通認識としてあったので、初戦で絶対に勝ち点3というところで、今日も最後までしっかり集中して試合を締めることができたので良かったかなと」と、過去の教訓を活かせたことをポジティブに捉える。
ただ、10日に控える敵地でのバーレーン代表戦に向けては「次のバーレーンも結果を見ると侮れない相手というか、最終予選は何があるかわからないなというのを感じているので、しっかりいい準備してまた次も頑張りたいです」と、初戦でオーストラリア代表相手に番狂わせを起こした曲者への警戒を怠らず、チームとして今回の試合同様にしっかりとした心構えで臨みたいと締めくくった。
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J3からJ2、そしてJ1へ。段階を踏むように成長してきたDF安藤智哉は、2025年の日本代表活動でついに日の丸を背負った。だが、そこでは手応えと同じだけ、国際基準の厳しさも突きつけられた。残念ながら出番を与えられなかった11月18日のボリビア代表戦後、ミックスゾーンを通った安藤に声をかけると「もっと日常を変えないとこの先はない」と課題を口にする。 それでも怪我人が続出する最終ラインにおいて、190cmの高さ、3バックのどこでも対応できる柔軟性は確かな武器。ワールドカップを見据えて重要なオプションになり得るだろう。そんな遅咲きのセンターバックは、日の丸を背負って改めて何を感じたのか。 ■国際基準の前で実感した“成長の必然性”と向き合う課題 年内の代表活動を終えた安藤の最初の言葉は、喜びではなく厳しい自己評価だった。 「もっと日常を変えていかないとこの先はない。自分との戦いですし、これまで以上にもっと成長が必要。アビスパでの活躍が大事になってくる」 国内組で構成されたメンバーで臨んだ7月のEAFF E-1サッカー選手権2025で、日本代表デビューを飾り、2試合に出場して2大会連続3度目となる優勝に貢献した。怪我による辞退となったが、海外組も交えた9月のアメリカ遠征のメンバーにも選出されるなど一気に評価を高めた。 その後も継続してメンバー入りすると、11月14日のガーナ代表戦、75分からピッチに立つ。限られた出場時間の中で手応えもあった。「高さでは負けない」。これは安藤が国内外の相手に通用する確信として得たものだ。一方で、同時に浮き彫りになったのは“1対1の局面”における国際水準とのギャップだった。 「剥がされないこと、中を切ること、奪った後のパスを前につけるところ。ついていく、一歩寄せる、寄せた後のドリブルへの対応……まだまだ挙げればキリがない」 言葉のひとつひとつに、試合に出られなかったもどかしさと、より高い基準に近づく必要性が滲む。 「試合に出られないからというのもあるけど、一番はもっとレベルアップしたいという思い。海外組とは差がある」 E-1でのデビュー、そしてフル代表での招集。階段は確かに上った。しかし、その先を望むなら、日常の基準ごと変えなくてはいけない。そう気づかせた1年だった。 「自分次第で変われる、自分次第で掴めるというのをこの1年で感じた。まだまだ上に行きたい思いが強くなった」 国際舞台で痛感した課題は、安藤の中で確かな危機感へと変わっている。 ■求められた役割を“こなしてきた”強み──代表に必要な高さと柔軟性 では、課題がある中でなぜ安藤は代表で呼ばれ続けるのか──。それは、彼がキャリアを通して示してきた“適応力”に理由がある。 J3今治ではフィジカルと空中戦の強さを磨き、J2大分では守備構造の理解と3バックの経験を積んだ。福岡ではJ1の強度に適応しつつ、3バックの左だけでなく中央でもプレー。求められるタスクを遂行し、役割が変わっても結果を出してきた。 「アビスパでは3バックのどこでも使ってもらっていますが、それは代表でも生きている。どこがやりやすいとかはない。出られればどこでも。その立場ではない」 この柔軟性は、今の代表にとって大きな価値を持つ。 森保ジャパンはDF冨安健洋(無所属)、DF伊藤洋輝(バイエルン/ドイツ)、DF町田浩樹(ホッフェンハイム/ドイツ)、DF高井幸大(トッテナム/イングランド)ら、コアメンバーに負傷者が続き、試合ごとに構造や最終ラインの組み合わせが変わる状況が続いた。ワールドカップを見据えても、彼らが万全の状態で臨めるかは未知数だ。そこで、190cmの高さを持ちながら、右・中央・左のすべてをこなせるCBは希少だ。 さらに、安藤自身も日本代表での役割を「クローザー」として自覚している。 「スタメンの機会はなかったが、逆にクローズの部分でチョイスされるように。安藤が入ったら守り切る安心感を持たせたい」 リードを守り切る終盤、セットプレーの局面、相手のロングボールが増える時間帯。日本代表の“最終ライン”を支えるピースとして、安藤の役割は明確だ。 そして、本人はその立場に甘んじるつもりはない。 「これからの自分の取り組み次第。福岡に帰ってアピールしていくだけ」 高さ、適応力、実直な成長曲線。代表で求められる要素と、安藤が積み上げてきたキャリアは確かに接続している。 取材・文=川嶋正隆 2025.11.28 19:00 Fri2
日本代表、26年W杯でオランダ、チュニジア、欧州PO勝者と対戦!史上最多48カ国の組み合わせ抽選が決定
FIFA(国際サッカー連盟)は日本時間12月6日、FIFAワールドカップ26(北中米W杯)の組み合わせ抽選を発表した。日本代表は、オランダ代表、チュニジア代表、欧州プレーオフ勝者(ウクライナ代表/スウェーデン代表/ポーランド代表/アルバニア代表)との対戦が決まった。 <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">FIFAワールドカップ26<br>組み合わせ抽選会<br><br>グループF<br>F1:オランダ<br>F2:日本<br>F3:欧州PO勝者B<br>ウクライナ/スウェーデン<br>ポーランド/アルバニア<br>F4:チュニジア<br><br>日本代表<br>2010年大会以来のオランダ<br>2002年大会以来のチュニジア<br>もう1枠は欧州PO勝者Bに決定<a href="https://twitter.com/hashtag/WeAre26?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#WeAre26</a>… <a href="https://t.co/dFQ65BCRyB">pic.twitter.com/dFQ65BCRyB</a></p>— 超WORLDサッカー! (@ultrasoccer) <a href="https://twitter.com/ultrasoccer/status/1997019837974159476?ref_src=twsrc%5Etfw">December 5, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> グループFに組み込まれた日本代表は2010年の南アフリカW杯以来となるオランダ代表、2002年の日韓W杯以来となるチュニジア代表と同組に。もう1枠は、欧州プレーオフ勝者Bでウクライナ代表、スウェーデン代表、ポーランド代表、アルバニア代表が可能性を残しており、仮にポーランド代表が勝ち上がればこちらは2018年のロシアW杯以来の対戦となる。 なお日本は2026年6月14日にオランダ、同20日にチュニジア、同25日に欧州POと対戦する。また、試合が行われるキックオフ時間や試合会場などのスケジュールは、現地時間6日(日本時間7日)に発表される。 今回発表された組み合わせは以下の通り。 ■グループA メキシコ(15位/9大会連続18回目)※開催国 南アフリカ(61位/4大会ぶり4回目) 韓国(22位/11大会連続12回目) 欧州プレーオフD ※デンマーク/北マケドニア/チェコ/アイルランド ■グループB カナダ(27位/2大会連続3回目)※開催国 欧州プレーオフA ※イタリア/北アイルランド/ウェールズ/ボスニア・ヘルツェゴビナ カタール(51位/2大会連続2回目) スイス(17位/6大会連続13回目) ■グループC ブラジル(5位/23大会連続23回目) モロッコ(11位/3大会連続7回目) ハイチ(84位/13大会ぶり2回目) スコットランド(36位/7大会ぶり9回目) ■グループD アメリカ(14位/2大会連続12回目)※開催国 パラグアイ(39位/4大会ぶり9回目) オーストラリア(26位/6大会連続7回目) 欧州プレーオフC ※トルコ/ルーマニア/スロバキア/コソボ ■グループE ドイツ(9位/19大会連続21回目) キュラソー(82位/初出場) コートジボワール(42位/3大会ぶり4回目) エクアドル(23位/2大会連続5回目) ■グループF オランダ(7位/2大会連続12回目) 日本(18位/8大会連続8回目) 欧州プレーオフB ※ウクライナ/スウェーデン/ポーランド/アルバニア チュニジア(40位/3大会連続7回目) ■グループG ベルギー(8位/4大会連続15回目) イラン(20位/4大会連続7回目) エジプト(34位/2大会ぶり4回目) ニュージーランド(86位/4大会ぶり3回目) ■グループH スペイン(1位/13大会連続17回目) カーボベルデ(68位/初出場) サウジアラビア(60位/3大会連続7回目) ウルグアイ(16位/5大会連続15回目) ■グループI フランス(3位/8大会連続17回目) セネガル(19位/3大会連続4回目) FIFAプレーオフトーナメント2 ※ボリビア/スリナム/イラク ノルウェー(29位/7大会ぶり4回目) ■グループJ アルゼンチン(2位/14大会連続19回目) アルジェリア(35位/3大会ぶり5回目) オーストリア(24位/7大会連続8回目) ヨルダン(66位/初出場) ■グループK ポルトガル(6位/7大会連続9回目) FIFAプレーオフトーナメント1 ※ニューカレドニア/ジャマイカ/コンゴ民主共和国 ウズベキスタン(50位/初出場) コロンビア(13位/2大会ぶり7回目) ■グループL イングランド(4位/8大会連続17回目) クロアチア(10位/4大会連続7回目) ガーナ(30位/2大会連続5回目) パナマ(72位/2大会ぶり2回目) 2025.12.06 06:46 Sat3
日本代表のスタメン発表!両ウイングバックは堂安律&三笘薫…初招集の大橋祐紀はベンチ入り【2026W杯アジア最終予選】
サウジアラビア代表戦に臨む日本代表のスターティングイレブンが発表された。 10日、2026年の北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の第3節で日本はアウェイでサウジアラビアと対戦する。 9月に行われた中国代表戦、バーレーン代表戦で大勝での連勝スタートを切った日本。過去一度も勝ったことがないアウェイでのサウジアラビア戦に臨む。 森保一監督は9月に引き続き[3-4-2-1]のシステムを採用。GKに鈴木彩艶(パルマ)、3バックに板倉滉(ボルシアMG)、谷口彰悟(シント=トロイデン)、町田浩樹(ユニオン・サン=ジロワーズ)を起用した。 ボランチには遠藤航(リバプール)と守田英正(スポルティングCP)を起用し、ウイングバックには堂安律(フライブルク)と三笘薫(ブライトン&ホーヴ・アルビオン)を起用。2シャドーに鎌田大地(クリスタル・パレス)と南野拓実(モナコ)、トップに上田綺世(フェイエノールト)と並んだ。 なお、DF長友佑都(FC東京)、DF関口大輝(柏レイソル)、DF望月ヘンリー海輝(FC町田ゼルビア)、MF藤田譲瑠チマ(シント=トロイデン)がメンバー外。初招集のFW大橋祐紀(ブラックバーン)はベンチ入りを果たしている。 サウジアラビア代表戦は10日(木)の27時にキックオフ。DAZNが独占ライブ配信する。 ◆日本代表スターティングメンバー GK 鈴木彩艶(パルマ) DF 板倉滉(ボルシアMG) 谷口彰悟(シント=トロイデン) 町田浩樹(ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ) MF 遠藤航(リバプール) 守田英正(スポルティングCP) 三笘薫(ブライトン&ホーヴ・アルビオン) 南野拓実(モナコ) 堂安律(フライブルク) 鎌田大地(クリスタル・パレス) FW 上田綺世(フェイエノールト) ◆ベンチ入り GK 大迫敬介(サンフレッチェ広島) 谷晃生(FC町田ゼルビア) DF 菅原由勢(サウサンプトン) 瀬古歩夢(グラスホッパー) MF 堂安律(フライブルク) 田中碧(リーズ・ユナイテッド) 久保建英(レアル・ソシエダ) FW 前田大然(セルティック) 中村敬斗(スタッド・ランス) 小川航基(NECナイメヘン) 大橋祐紀(ブラックバーン) ◆メンバー外 DF 長友佑都(FC東京) 望月ヘンリー海輝(FC町田ゼルビア) 関口大輝(柏レイソル) MF 藤田譲瑠チマ(シント=トロイデン) 2024.10.11 02:19 Fri4
なぜ18歳・佐藤龍之介はファジアーノ岡山でブレイクできたのか? E-1選手権で“内田篤人超え”が期待される若き才能の適応力とブレないメンタリティ
突出した適応力だ。今シーズンにFC東京からファジアーノ岡山に育成型期限付き移籍で加入した佐藤龍之介は、新たな環境に素早く順応し、自身の力を遺憾なく発揮している。 久保建英と同じ16歳でFC東京とプロ契約を結んだMFは、高卒1年目となるシーズンに武者修行を決断。約18年を過ごした東京を飛び出し、約660km離れた岡山に移り住んだ。 未到の地で単身生活をしながら、プロサッカー選手として結果を出すことを目指す。私生活をはじめ不慣れなことも多く、決して簡単ではない。さらに、主に起用されるのは、サッカーキャリアで「初めて」のウイングバックである。まさに、初めて尽くしだ。しかし、ピッチ上では圧倒的なパフォーマンスを発揮している。 第23節終了時点では、17試合に出場してチーム最多の4ゴールを記録。第19節・湘南ベルマーレ戦では、先制点を奪うだけでなく、両チームトップの走行距離12.1kmとスプリント18回を叩き出した。右WBで攻守にハードワークしながら、74分からはシャドーに移り、タイムアップまでプレー。試合後に木山隆之監督は「1番ゴールを取る可能性がある人をピッチに残すのは、勝つのであれば当然かなと思います」とフル出場の意図を明かしており、その信頼は絶大だ。 地元の西東京市と岡山の雰囲気が「似ていた」ことも佐藤の背中を押したが、適応を可能にしている大きな要素は、素直さと向上心のように思う。 開幕前のキャンプ時にWBで起用された時は、「(WBは)オプションになればいいかな。メインはシャドーになると思う」と受け止めていた。だが、監督からのオーダーに応えながら、パスやドリブルで密集地を打開したりラストパスでチャンスを作ったりといった自分の良さを発揮することを両立させ、“WB・佐藤龍之介”は、完全に板についた。その結果、「18歳の今は自分のポジションを『ここだ』と決める段階でもないと思う。『トップ下やシャドーをやれていない』というネガティブな考えは、本当にゼロなんです。『WBで使ってみたい』と思わせるような特徴を自分は少なからず持っていると思うので、実際に使ってくれている今はその証明にもなっています」と、岡山で発見した自身の新たな可能性と向き合い、意識を変化させている。 第21節・横浜Fマリノス戦では初めて左WBで先発した。負傷によるイレギュラーな起用だったが、「練習で『左、やれるか?』と言われて、『うん、行けます』と言ってやりました」と、逆サイドでプレーすることによって発生する身体の向きやボールの置き所の変化も物ともせず。第22節・鹿島アントラーズ戦では鋭いカットインで左サイドを切り裂き、逆転ゴールを呼び込んだ。 “置かれた場所で咲きなさい”を体現している18歳の姿を、木山監督は「輝いている」と表現し、「『自分は絶対に上に行くんだ』って疑わないメンタリティを持っている。『とにかく上に行きたい』という意欲が、輝いている。ある意味、与えられた才能というか。誰かに教えられるものではないと思う。自分を疑っていないところが素晴らしい」と称賛する。 環境やチーム戦術、監督からのリクエストは、自分がコントロールできない部分だ。時には自分のイメージと違うこともある。それでも、全てのことを素直に受け止め、受け入れ、自分の成長を促す肥料に変えていく。 「将来的には世界のトップリーグでプレーしたり、日本代表としてワールドカップに出て活躍したりすることが目標です」。そう宣言する佐藤は、7月3日に発表される東アジアE-1選手権のメンバーに選出されれば、2008年大会での内田篤人の20歳という同大会の日本代表における最年少記録を更新することになる。 E-1選手権は、過去に柿谷曜一朗や森重真人、相馬勇紀や町野修斗らが1年後のW杯のメンバー入りを勝ち取っており、言わばサバイバルの場だ。チームとして戦いながらも、個人として強みを発揮するなどのアピールが是が非でも必要になる。もしかしたらチームメイトは仲間よりもライバルという側面の方が強いかもしれない。しかし、きっと佐藤なら特有のチーム状況下でも、自分の力を最大限に発揮できるのではないか。そう期待したくなる適応力を、岡山で十二分に見せている。 取材・文 難波拓未 2025.07.02 18:00 Wed5

