五輪目前のU-23日本、後半に猛攻受けるも優勝候補フランスにドロー【国際親善試合】

2024.07.18 06:05 Thu
Getty Images
U-23日本代表は17日、U-23フランス代表とアウェイで対戦し、1-1で引き分けた。パリ五輪の初戦パラグアイ代表戦を1週間後に控える日本は、最後の調整試合に向けて藤田や斉藤ら海外組6選手がスタメンとなった。
一方、アンリ監督率いる優勝候補筆頭の開催国フランスは、オーバーエイジ枠のラカゼット、マテタ、バデらがスタメンとなった。

藤尾、斉藤、平河の3トップとする[4-3-3]で臨んだ日本が、中盤ダイヤモンド型の[4-4-2]でスタートしたフランス相手にボールを持つ展開で立ち上がる。

しかし好機を作れずにいると14分にピンチ。自陣左サイドを突破された流れからグラウンダーのクロスを入れられると、ラカゼットに合わせられたが、シュートは枠を外れて助かった。
さらに16分にも大ピンチ。オリーズのスルーパスに抜け出したラカゼットに絶好機を許すも、ここもシュートが枠を外れて救われる。

すると25分、最初のチャンスで日本が先制する。藤尾がコネからボールを奪ってショートカウンターに転じると、平河のヒールパスを受けたボックス内の藤田がシュートを決めきった。

さらに36分、日本にPKが与えられかける。左サイドを三戸がドリブル突破すると、ボックス内でバデがハンドを犯した。しかしVARが入り、その前にファウルがあったとしてPKは取り消された。

40分にはFKの流れからミロにコントロールシュートを打たれ、ポストを掠めるピンチのあった日本だったが、1点のリードで前半を終えた。

迎えた後半、細谷、大畑、西尾を投入した日本は開始20秒過ぎにピンチ。後半から出場のアクリウシェに突破された流れからボックス内で混戦を生み出されると、ラカゼットに決定的なシュートを許したが、ここも枠を外れて助かった。

しかし直後、ラカゼットのパスを受けたバイタルエリア中央のオリーズにミドルシュートを決められ同点とされてしまう。

さらに51分、アクリウシェのスルーパスに抜け出したマテタにGKとの一対一の局面を作られたが、シュートはわずかに枠を外れる。

フランスの猛攻を受け続ける日本は、終盤の81分にも大ピンチ。しかしGK小久保がドゥエとの一対一を止めた。

最終盤にかけても守勢を強いられた日本だったが、1-1でタイムアップ。優勝候補フランス相手に引き分けに持ち込んで五輪初戦を迎えることになった。

U-23フランス代表 1-1 U-23日本代表
【U-23フランス】
マイケル・オリーズ(後2)
【U-23日本】
藤田譲瑠チマ(前25)

◆出場メンバー
GK
小久保玲央ブライアン
DF
半田陸
西尾隆矢
(→46分 西尾隆矢)
高井幸大
関根大輝
(→46分 大畑歩夢)
MF
山本理仁
(→72分 川崎颯太)
藤田譲瑠チマ
三戸舜介
(→88分 佐藤龍之介)
FW
平河悠
藤尾翔太
(→46分 細谷真大)
斉藤光毅
(→63分 佐藤恵允)



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日本代表の新ユニフォームは「ヨウジヤマモト」と史上初のコラボ! テーマは「FIRE(炎)」、アウェイは赤い炎に注目

アディダスジャパンは21日、日本代表の新ユニフォームを発表した。 今夏行われる世界的なスポーツイベントを前に、日本代表の戦闘服が装いも新たに。アディダスは、「サッカー日本代表 2024 ユニフォーム」発表した。 新ユニフォームは、「ヨウジヤマモト」のデザイナーでもある日本が誇るファッションデザイナーの山本耀司氏がデザイン。アディダスとヨウジヤマモトのコラボレーションブランドである「Y-3」が日本代表と史上初のコラボレーションを果たした。 この新ユニフォームは、21日に行われたパリ・ファッションウィークにて発表。「ヨウジヤマモト」のコレクションの1つとして発表され、コレクションにはU-23日本代表のMF藤田譲瑠チマ(シント=トロイデン)、なでしこジャパンのMF長野風花(リバプール)がランウェイを歩く特別な演出でお披露目された。 今回のユニフォームのテーマは「FIRE(炎)」。「サッカー日本代表2024ユニフォーム」の全体を通して一貫したモチーフとして登場するヨウジヤマモトによるデザインの炎のグラフィックは、サッカー日本代表が持つ揺るぎない力強さ、そして日本という国が持つ神秘的な力を象徴している。 ホームユニフォームはこれまでよりも暗い青であるダークネイビーが基調に。温度の高い「青い炎」をモチーフに、完全燃焼をいとわないサッカー日本代表のプレースタイルからインスパイアされたデザインとなっている。 ユニフォーム全面にあしらわれた、うねりを上げる小さな炎がひとつの大きな火柱へと成長するグラフィックは、それぞれのプレーヤーがひとつになった瞬間、チームとして凄まじい力を発揮するサッカー日本代表の力強さを表現している。 一方でアウェイユニフォームは、ホワイトを基調としながら異なる「赤い炎」のグラフィックを採用。余白を残しながら精密に配置された炎は、若さ溢れるチームによるピッチ上での溌溂としたプレーと、ヨウジヤマモトを象徴する「アシンメトリー」なデザインを体現している。 また、ゴールキーパーユニフォームにはホームユニフォームと同じ炎のグラフィックをフィーチャー。体の動きに合わせたカッティングとシルエットを採用することで、キーパーによる素早いアクションとより長いリーチをサポートする。 「サッカー日本代表 ユニフォーム」は、アディダス オンラインショップおよび直営店、アディダスアプリ、Y-3.com、Y-3 ZOZOTOWN、Y-3国内直営店、一部のアディダスおよび お取り扱い店舗にて6月22日(土)より先行発売、7月1日(月)より一般発売開始となる。 <span class="paragraph-title">【写真】山本耀司氏がデザインした日本代表の新ユニフォーム、テーマは「FIRE(炎)」</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="j82B9AIMKvA";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240621_tw11.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240621_tw2.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240621_tw3.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240621_tw4.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240621_tw15.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240621_tw6.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> 写真:adidas is the official supplier of the Japan National Team 2024.06.22 05:00 Sat
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何か、雲行きが変わってきた…/原ゆみこのマドリッド

「世間がバケーション真っ盛りになった途端、動き出したのね」そんな風に私がアトレティコの豹変ぶりに驚いていたのは日曜日、前日のル・ノルマン(レアル・ソシエダから移籍)、セルロート(同ビジャレアル)入団正式発表に続き、お昼にはハビ・ゲラ(バレンシア)加入にもメドがついたという報を読んだ時のことでした。いやあ、7月中はまったく新顔が見えず、お隣さんがサンティアゴ・ベルナベウでエムバペ(同PSG)、エンドリック(同パルメイラス)と、メガ入団プレゼンしているのを横目で見ながら、モタモタしているフロントに腹を立てていたものですけどね。 だってえ、メンフィス・デパイ(契約終了)に続き、モラタ(契約破棄金を払ってミランに移籍)退団後のCF補強ですら、2週間以上も決定秒読みと言われていたドブビク(ジローナからローマに移籍)に振られる始末で、第2候補だったセルロートの名が出てきたのはほんの数日前。まさかこんなに早く決まるとは思わなかったんですが、とうとう念願のMFまで来てくれるとは、バリオスもスペイン五輪代表のお勤め中だけに有難かったと。 ただ、ハビ・ゲラに関してはまだ正式発表がないのと、クラブが移籍金2500万ユーロ(約40億円)の彼と4000万ユーロ(約64億円)のギャラガー(チェルシー)を秤にかけている節もなきにしろあらず。よって、まだ確定とは言えませんが、その差額で浮いた分をフリアン・アルバレス(マンチェスター・シティ)獲得の足しにするって話はやっぱり、眉唾ですよねえ。 そんなことはともかく、とりあえず、今週末の試合がどうだったかをお伝えしていくことにすると、金曜にはオリンピック男子サッカーの準々決勝があったんですが、スペインはグループリーグ最終節エジプト戦に1-2で負けて、不安視されていた日本戦を見事にクリアしたんですよ。午後5時キックオフで、気温34℃と暑かったリヨンでの一戦ではベストメンバーに戻したのが効果覿面。前半10分にはフェルミン(バルサ)のエリア前からのシュートがGK小久保玲央ブライアン(シント=トロイデン)の手を弾いてネットに刺さり、早くも先制点を挙げているんでから、さすがユーロとの梯子招集組なだけはある? ただ、40分にはヒヤリもあって、藤田譲瑠チマ(シント=トロイデン)のスルーパスを細谷真大(柏レイソル)がクバルシ(バルサ)を背負いながらシュート。すわ同点かと思いきや、VAR(ビデオ審判)が3分近く、長々チェックした後、細谷選手の足先がわずかにオフサイドだったことが発覚し、スペインは難を逃れることに。気の毒にも彼の不運はロスタイム6分にも続き、FKからヘッドを撃ったところ、惜しくもポストに嫌われるなんてことがありましたが、前半はスペインの1点リードで終わります。 その時はまだ、かなりゲームも拮抗していたんですが、ハーフタイムにサンティ・デニア監督に「守ってばかり、後方に引いてばかりでないようにするにはサッカーをプレーしないと。Teníamos que mover el balón, ser nosotros/テニアモス・ケ・モベール・エル・バロン(ボールを動かして、自分たち自身であらねばならない)」と叱咤されたのが効いたんでしょうかね。後半は再びフェルミンの躍動が始まり、序盤から、エリア外シュートを2度撃って、日本ゴールを脅かすことに。それがとうとう、27分には、セルヒオ・ゴメス(レアル・ソシエダ)にCKをエリア外に送ってもらった当人が胸トラップして、vaselina(バセリーナ/ループシュート)を決めてしまったから、ビックリしたの何のって。 37分にはまた、細谷選手にエリック・ガルシア(バルサ)から奪ったボールを撃ち込まれた時もFKアルナウ・テナス(PSG)がparadon(パラドン/スーパーセーブ)で失点を防いでくれましたしね。最後は40分、CKから、アベル・ルイス(ジローナ)が敵のクリアミスを押し込んで、3点目をゲット。ロスタイムが5分と短かったのも幸いして、そのまま無事、0-3で準決勝進出が決まりましたっけ。ちなみに、もう月曜午後6時(日本時間翌午前1時)にはキックオフとなる、その試合の相手は大人のスペイン代表がW杯カタール大会で敗退させられたモロッコ。相手が同日の準々決勝でアメリカを4-0とボコボコにしていたことより、彼らのグループリーグ初戦アルゼンチン戦がスタンドから大量侵入してきたモロッコ人ファンにより、2時間も試合中断の憂き目に。今度の開催地、マルセイユもモロッコ人の移民人口が多いだけにむしろ、そっちの方が心配ですが、スペインの選手たちも日本戦快勝に慢心せず、心して乗り込まないとですよね。 そして翌土曜には女子の番が回ってきたんですが、男子と同じリヨンでコロンビアと対戦した彼女たちはレアル・マドリー並の根性のremontada(レモンターダ/逆転劇)精神を備えていたことを証明。そう、前半12分にはカウンターから、マイラ(チェルシー)に先制ゴールを許し、後半8分にもカイセド(マドリー)のシュートはGKカタ・コル(バルサ)が弾いたものの、レイシー(ワシントン・スピリット)にゴール前から蹴り込まれ、まさかの2点ビハインドとなった時には、私も男子たちの後を追って、マルセイユに行くのは無理かなと思ったもんでしたけどね。 それが何と、後半34分、アレクシア・プテジャス(バルサ)と交代で入っていたジェニ・エルモーソ(ティグレ)が1点を返して、反撃の狼煙を上げると、10分とこの日も長かったロスタイムの7分目にはサルマ(バルサ)のクロスを土壇場戦法で前線に上がっていたCBパレデス(バルサ)が同点ゴールにしてしまうんですから、凄い底力じゃないですか。試合はそのまま延長戦に入ったため、夜9時からのプレシーズンマッチにコリセウムに行かないといけなかった私はメトロの中で続きをスマホで追うことになったんですが、その前後半30分にはずっと、攻めまくっていながら、スペインは勝ち越し点を挙げられず。 2-2のまま、パビ(デポルティボ・カリ)やカイセドを負傷で失っていたコロンビアが唯一の希望を託したPK戦入りしてしまったんですが、いやあ、やはりW杯とネーションズリーグ・ファイナルフォーのダブル女王は格が違う?グループリーグ最終節のブラジル戦で鼻中骨骨折し、その日はユーロのエムバペ(フランス)ばりのフェイスガードを着用していたGKカタ・コルがまさか、出だしに相手の第1キッカー、ウスマ(パチューカ)を弾いてしまうとは!これで心を挫かれたコロンビアは第3キッカーのサラサル(ミジョナリオ)も枠を外してしまい、逆にマリオナ(アーセナル)、エバ・ナバーロ(マドリー)、サルマが成功。そして4人目のバロンドール女子、ボンマティ(バルサ)ももちろん決めて、2-4で準決勝進出を勝ち取っているんですから、逞しいっちゃありゃしませんって。 そんなスペイン女子は火曜午後9時(日本時間翌午前4時)に再び、ブラジルと準決勝となるんですが、こちらの懸念は、相手は準々決勝フランス戦を0-1の辛勝ながら、90分で終えていることで、120分戦った後、中2日で挑む彼女たちが消耗から回復できるかどうか。前回はローテーションしながらもアテニア(マドリー)、プテジャスがゴールを挙げて、0-2で勝っているため、体力さえ戻っていれば、問題はないはずですが、男女揃って、パリでの決勝戦に行けるといいですよね。 え、それでこの夏、初めて自分の目で見ることができたヘタフェとアトレティコのプレシーズン兄弟分ダービーはどうだったのかって?いやあ、夜になっても収まらない猛暑に頭がクラクラしていたせいか、記者席前にあるパルコ(貴賓席)に入団ほやほやのセルロートとル・ノルマンが観戦に現れたのに気を取られていたせいか、お馴染みの青いユニの弟分と一緒に灰緑っぽいユニを着たチームがピッチに出て来た時にはどこの誰?状態だった私なんですけどね。まさか、今季の第2ユニが、個人的には好きな色合いでも、そんな弱っちく見える、”マリンブルー”(オフィシャルウェブ)だったのには呆気に取られるばかりでねえ。 でも試合が始まるとそんなことはなく、もしや無害に見せて敵の油断を誘う深い意図があったのかと穿ってしまったぐらいなんですけどね。ファン・セラーノとコスティス以外、トップチームの選手を並べたアトレティコは相変わらず、FWがいなくて、その日はオリンピックのドミニカ共和国代表グループリーグ敗退で戻って来たばかりのペテル(マドリーからレンタル、昨季はバレンシアでプレー)をトップに置いたボルダラス監督のチームに前半、まったくチャンスを与えず。それどころか、38分にはフェアメーレンからボールを受けたコレアが先制ゴールを挙げてくれたとなれば、元々、相性のいいヘタフェ戦、怖いことは何もありませんって。 実際、45分にもグリーズマンの調整不足で駆り出された、ほぼ放出間違いなしのジョアン・フェリックスが2点目を決めたんですが、ウザかったのはコリセウムに駆けつけたフレンテ・アトレティ(ウルトラのグループ)の一団。アトレティコのためにゴールを挙げてくれたのに、「Ese portugués, qué hijo puta es/エセ・ポルトゥゲス、ケ・イホ・プータ・エス(そのポルトガル人は娼婦の息子)」と、ジョアンに悪口カンティコを浴びせなくてもいいのでは?更には「Getafe, superaldea/ヘタフェ、スーペルアルデア(ヘタフェは超田舎の村)」なんて歌って、場内からpito(ピト/ブーイング)されていたんですが、彼らがいないと、メトロポリターノでも揃った応援ができないという状況をクラブもまず、何とかしないといけないですよね。 そしてジョアンとフェアメーレンは前半だけで退き、後半頭からはリケルメとレイニウドが入ったアトレティコだったんですが、10分にはとうとう3点目が入ります。ええ、ユーロのスペイン代表招集最終選考に漏れた代わりに長いバケーションを満喫したジョレンテが右サイドを駆け上がり、そのラストパスをコレアが再び決めて、セルロートに挑戦状を叩きつけていましたが、それから間もなく、ヘタフェにこのプレシーズン初のゴールを決められることになるとは。 うーん、昨季の後半、ヒザの靭帯断裂から復帰したレイニウドのツキの悪さはまだ続いていたようで、この時は彼に当たったボールがウチェ(RFEF1部/実質3部のセルタから移籍)の前に落ち、そのエリア前からのシュートがGKモルドバンを破ったんですが、その直後、アトレティコはスタメン7人を、こちらも放出予定のハビ・ガランと6人のカンテラーノ(アトレティコBの選手)に一斉交代。よって、ヘタフェもこの夏、初めてアップしているところを見た、ヒザの半月板損傷からのリハビリが終わったボルハ・マジョラルが出ていれば、あと1点ぐらいは取れたかもしれませんが、結局、そのまま試合は1-3で終了です。 一応、これでプレシーズンマッチ2連勝としたアトレティコは翌日曜の早朝練習から、最後のバケーション明けメンバー、ヒメネス、デ・パウル、モリーナ、ル・ノルマン、そしてセルロートも加わったんですが、彼らと個別調整中のグリーズマン、オブラクを除いたチームの方は夕方に香港に向けて出発。水曜午後2時(日本時間午後10時)からのキッチー戦をプレーする1試合だけアジアツアーに行ってしまったんですが、帰って来ても日曜にはストックホルムでユベントス戦と来週は少々、忙しない感じに。もうその次の週末はもうリーガ開幕ですし、ヘタフェ戦ではすでに松葉杖から解放されていたシメオネ監督も最後の仕上げに余念がないといったところでしょうが、何より新戦力到着がファンを勇気づけてくれたのは良かったかと。 一方、CFの補強をする前にマジョラルのビジャレアルorレアル・ソシエダ移籍が噂されているヘタフェはプレシーズン4試合で1分け3敗という、当然の結果を携えて、この水曜にはまたコリセウムにサン・テティエンヌを迎える新生チームお披露目試合を開催。確かにウチェの他にもアレックス・ソラ(レアル・ソシエダから移籍)、カルレス・ペレス(同セルタ)といった新顔がいない訳ではないんですけどね。それよりカンテラーノ(ヘタフェBの選手)をファンに広く知ってもらう機会になりそうなのが怖いところ。最後は土曜のイギリス遠征、サザンプトン戦で締めるんですが、1勝ぐらいはできるといいですよね。 そして今週はイギリスでキャンプしていたレガネスはバーンリー(イングランド2部)戦に続き、土曜のシェフィールド・ウェンズデー(同)戦もスコアレスドローで終わり、日曜に1部再昇格の功労者であるイラオラ監督率いるボーンマスと対戦したラージョは1-0の敗戦。マドリッドの弟分たち全員がまだ、このプレシーズンで白星を挙げていないのは気になるところなんですが、いや、ホント、勝っているのはアトレティコだけなんですって。というのも土曜深夜にニュージャージーでアメリカツアー2試合目のクラシコ(伝統の一戦)を迎えたお隣さんも…。 そう、開始11分には落雷警報で選手にも観客にも避難命令が出て、試合が一時中断。1時間半後に再開されるという、ハプニングがあったバルサ戦でもマドリーはミラン戦に続いて、負けちゃったんですよお。前半22分にはギュレルがゴールを決めながら、オフサイドで認められなかった不運もあったものの、42分にはカンテラーノ(バルサBの選手)満載の相手にアレクス・バジェのクロスから、レバンドフスキが撃ち損じたシュートをパウ・ビクトルにヘッドされ、先制点を奪われると、後半9分にも再び、パウ・ビクトルがGKクルトワを破って、doblete(ドブレテ/1試合2得点のこと)を達成。 その当人も昨季はジローナからのレンタルでBチームでプレーして、チーム内得点王になったことから、300万ユーロ(約5億円)で買い取られたFWとなると、筋肉痛のバジェホに代わって、現地でチームに合流したばかりのミリトンが先発していたとて、ちょっと不安にならない?この日もエンドリックはゴールデビューできず、後半途中から入ったビニシウスももちろん、ミリトンと同じ状況とあって、結局、37分にギュレルのCKをニコ・パスがヘッドして、1点を返すだけに留まることに(最終結果1-2)。 いえまあ、これで夏のアメリカツアークラシコでは4連敗とはいえ、「バルサに負けるのはプレシーズンでも嫌だけど、cuando cuenta es durante la temporada/クアンドー・クエンテ・エス・ドゥランテ・ラ・テンポラーダ(大事なのはシーズン中だからね)」(クルトワ)というのは事実ですからね。アンチェロッティ監督も「慌てることはない。ウチは多くの選手がまだいないし、esto es para coger la forma/エスト・エス・パラ・コヘール・ラ・フォルマ(これはフォームを整えるための試合だから)」と落ち着いたもんでしたが、せめて水曜午前1時(日本時間午前8時)からのチェルシー戦ぐらいは勝っておかないと。エムバペ、ベリンガム、カルバハル、カマビンガ、チュアメニ、メンディが戻るのは帰国後になりますし、実質、今季初公式戦となるUEFAスーパーカップ、アタラタンタ戦は現メンバーで戦うとなれば、勝ち癖をつけるのも必要なんじゃないでしょうか。 2024.08.05 19:00 Mon

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久保建英「すごくおしゃれ」、長谷川唯「すごく新鮮」…「FIRE(炎)」がテーマの日本代表の新ユニフォーム、選手たちの感想は?

アディダスジャパンは21日、「サッカー日本代表 2024 ユニフォーム」発表した。 今夏行われる世界的なスポーツイベントを前に、日本代表の戦闘服が装いも新たに。新ユニフォームは、「ヨウジヤマモト」のデザイナーでもある日本が誇るファッションデザイナーの山本耀司氏がデザイン。アディダスとヨウジヤマモトのコラボレーションブランドである「Y-3」が日本代表と史上初のコラボレーションを果たした。 この新ユニフォームは、21日に行われたパリ・ファッションウィークにて発表。「ヨウジヤマモト」のコレクションの1つとして発表され、コレクションにはU-23日本代表のMF藤田譲瑠チマ(シント=トロイデン)、なでしこジャパンのMF長野風花(リバプール)がランウェイを歩く特別な演出でお披露目された。 今回のユニフォームのテーマは「FIRE(炎)」。「サッカー日本代表2024ユニフォーム」の全体を通して一貫したモチーフとして登場するヨウジヤマモトによるデザインの炎のグラフィックは、サッカー日本代表が持つ揺るぎない力強さ、そして日本という国が持つ神秘的な力を象徴している。 ホームはダークネイビー、アウェイはホワイトとなり、ホームは青い炎、アウェイは赤い炎がデザインされている。 今回の新ユニフォームに関して、日本代表のMF久保建英、U-23日本代表のMF藤田譲瑠チマ、FW細谷真大、なでしこジャパンのMF長谷川唯、MF長野風花、FW宮澤ひなたがコメントしている。 <span class="paragraph-subtitle">◆久保建英</span><div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240622_kubo_tw.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> 「今回のユニフォームはすごくおしゃれだな、というのが第一印象です。ユニフォームをファッションに取り入れるスタイルは海外ではよく見かけますが、日本でもこのサッカー日本代表ユニフォームをきっかけに、そのトレンドが広がることを願っています。僕自身も、新たなユニフォームとともに気持ちを新たに切り替えて、青い炎のように熱い気持ちで次のステージに向かっていきたいと思います」 <span class="paragraph-subtitle">◆藤田譲瑠チマ</span><div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240622_fujita_tw.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> 「ホームもアウェイも、どちらもとてもスタイリッシュで、それぞれ異なる意味を持つ炎をモチーフにしているところがすごく気に入っています。自分たちの世代が、新たな想いが込められたユニフォームとともに大きな舞台へと向かえることをとても嬉しく思います。このユニフォームを着てピッチで活躍する姿を皆さんに見ていただけるよう、頑張りたいと思います」 <span class="paragraph-subtitle">◆細谷真大</span><div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240622_hosoya_tw.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> 「今回、サッカー日本代表史上初の「Y-3」とのコラボレーションになると聞いて、とてもびっくりしました。色合いやデザイン、ロゴの位置など、とても新鮮で、これをきっかけにサッカー日本代表に興味を持っていただける方や、応援していただける方が増えると嬉しいです。このユニフォームに描かれた炎のように、僕たちもそれぞれの力を一つにして、完全燃焼で世界と戦っていきたいと思います」 <span class="paragraph-subtitle">◆長谷川唯</span><div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240622_hasegawa_tw2.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> 「ホームユニフォームの濃い紺色は、最近の日本代表ユニフォームにはあまりなかった色合いなので、とても良いと思いました。またアウェイの白と赤の組み合わせも、すごく新鮮です。今回は燃え盛る炎がデザインのテーマですが、私にとっては、スタジアムに入場するときが、一番気持ちが燃え上がる瞬間です。常に世界一を目指してサッカーをやってきたからこそ、この新しいユニフォームで、この夏世界一を目指したいと思います」 <span class="paragraph-subtitle">◆長野風花</span><div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240622_nagano_tw2.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> 「今までのサッカー日本代表ユニフォームと雰囲気が違って、すごくスタイリッシュで驚きました。チームで着たときにも格好良いと思いますし、ファッションとして着ても素敵なデザインだと思います。ユニフォームに描かれた炎のように、燃え盛る力強いプレーでまた世界に衝撃を与えたいという想いを新たにしました」 <span class="paragraph-subtitle">◆宮澤ひなた</span><div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240622_miyazawa_tw2.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> 「一見して、今までのサッカー日本代表ユニフォームよりもシンプルで、すごく格好良いと思います。雰囲気がガラッと変わった印象です。街中でユニフォームを着ている方を見かけると、サッカーへの愛を感じてすごく嬉しくなります。日本でもそういう風にこのユニフォームを着てくれる人が増えることを楽しみにしています。応援してくれる方の気持ちを力に、この夏はチームとして優勝を目指して一戦一戦大切に戦っていきたいと思います」 <span class="paragraph-title">【写真】久保建英や長谷川唯も着用!日本代表の新ユニフォーム、テーマは「FIRE(炎)」</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="j82B9AIMKvA";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240621_tw11.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240621_tw2.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240621_tw3.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240621_tw4.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240621_tw15.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240621_tw6.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> 写真:adidas is the official supplier of the Japan National Team 2024.06.22 05:45 Sat
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「大きな2年半だった」パリ五輪でベスト8、大岩剛監督が世界と戦って感じたポイント「我々がサッカーをするというマインドが必要」…選手たちも称える「物凄く成長した」

U-23日本代表を率いてパリ・オリンピックを戦った大岩剛監督が、ベスト8に終わった大会を振り返った。 2022年からパリ五輪世代のU-21日本代表監督に就任した大岩監督。そこから2年半チームを指揮し、AFC U23アジアカップでは見事に優勝しパリ五輪の切符を掴むと、グループステージ3試合で無失点の3連勝を収めるなど、チームは結果を残した。 迎えた準々決勝では、優勝候補のU-23スペイン代表と対戦。スペインを相手に堂々と戦ったものの、結果は0-3の敗戦。ゴールを奪う力の差を見せつけられ、ベスト8での敗退となった。 金メダルを目指して戦ってきたパリ五輪。帰国した大岩監督は、敗退決定後からの過ごし方について「いつも通りですね。試合を振り返りながら、大会を振り返りながら、スタッフと色々な話をしました」と、すでに振り返りを始めていたという。 世代別の代表ということもあり、選手を成長させるという側面もある世代。2年半指揮した中、「我々のこのオリンピック世代というのは、僕の個人的見解では、今後益々難しくなると思います。その中で、必ず選手ファースト、選手の成長が第一でなければいけないので、滞ってはいけない年代で、U-19もU-20もそうです。彼らが目指すべき年代なので、そこを明確にするには我々の経験を活かして欲しいです。どうフィードバックされるかは分からないですが、そういった気持ちはあります」とコメント。今回は選手招集などを含めて難しい部分も増えた中、今後にもしっかりと繋げたいとした。 この2年半を振り返っては「個人的には色々あった感情は置いておいて、選手たちがこの2年半で物凄く成長したと思います」とコメント。「彼らが20、21ぐらいから23になって、レベルも上がり、自分の環境も変わって、そうした成長が(U23)アジアカップの優勝にも繋がったと思いますし、我々がやってきたことを出そうという基準に達していたと思います」と、しっかりと成長を感じた期間だとした。 また「勝とうが負けようが、力がないから腰の引けた戦いをするのか、攻撃的な守備と攻撃をぶつけられるレベルに達していたと思うので、試合をして結果として表れたので、もっと日本サッカーとしては上げていかなければいけないと思いますし、彼らたちもそれぞれ欲なのか、向上心なのかわからないですし、目指すべき基準が上がったのか分からないですが、ターニングポイントになったんだろうと期待したいです」と、この半年でも大きな成長を見せ、しっかりと自分たちが台頭に戦うというマインドも出てきたと振り返った。 実際に大会前に行われた最後のテストマッチでは、U-23フランス代表相手に堂々と渡り合いドロー。そして、準々決勝のスペイン戦も、引いて守りを固めるというサッカーではなく、アグレッシブさを出して、しっかりとビルドアップを行い、対抗する戦いを見せた。 大岩監督は「U-23のこのパリ・オリンピックに向かうチームとしては、そこにフォーカスしてきたので、やった部分ではあります」と語り、「日本がワールドカップ優勝を目指す上で、どういう立ち位置にいなければいけないのか。世界のサッカーシーンでも、アジアでも。アジアにおける日本サッカーの立ち位置はリスペクトを受けているが、世界に出ていけば、南米とやり、アフリカとやり、ヨーロッパとやってきた中で、レベルが違おうが当たり前の世界に入ってきているので、何かに対応していくレベルのサッカーではない。むしろ、相手に恐れられる、警戒される立ち位置に向かっていかなければいけないと思います」と、世界と渡り合うことを基準に、しっかりと上回るつもりでやる必要があると語った。 相手が格上という考えで行けば、相手の出方に合わせて対応したり、対策を練ったりするもの。ただ、そうではなく、自分たちの戦い方にどうハメていくかを考えた戦いを見せた。 「スペイン相手だからとかではなく、我々の戦術的な噛み合いによって、どういうことが起こって、どういう部分で自分たちが支配できるかというのをずっとやってきたので、スペインに対して、たまたまああいう風に出てきたことで、強みが活きたと思います」 「違う形で来れば、我々はオプションを持っていたり、選手がスムーズに可変していくということも持っていたので、どういう大会であれ、自信を持って相手がどこであろうとも、相手を対策、対応するのではなく、我々がサッカーをするというマインドになることがまずは必要じゃないかなと思って、2年半やってきました」 しっかりと対等に戦っていくという姿勢を見せたことは事実。相手を苦しめたことも事実だが、また3-0で負けたということも事実だ。 スペインとの差はゴールを決める力の差。フェルミン・ロペスのミドルシュート2発はどちらも素晴らしいシュートだったが、しっかりとゴールを奪うということにはフォーカスする必要があると語った。 「VAR、ポストに当たるというのはそれがサッカーなので、そこに対して考えはないです。ただ、決定力ということを言われますが、何が決定力なのか。個人が決め切ることが決定力なのか、グループとしてゴールに向かっていくことが決定力なのか。色々な意味で方法論だと思います」 「僕自身は答えは持っていないですが、我々のグループはチームとして決定力を上げるためにチャンスの数を増やすことが、得点を増やすということでやってきました。レベルの高い相手に得点できなかったことをみんなも、私も感じて、それぞれが活かしていくしかないです」 収穫もあり課題もあったパリ五輪。ただ、選手たちの大きな成長を感じることもあった一方で、招集の難しさ、選手の環境の変化の難しさも感じた戦いとなった。 この世代の中心と見做されていたMF久保建英(レアル・ソシエダ)やMF鈴木唯人(ブレンビー)、GK鈴木彩艶(パルマ)、MF松木玖生(ギョズテペ)らはチーム事情により招集できず、オーバーエイジの選手も同様にクラブ都合で招集は叶わなかった。 2024年に入ってから大会前までの激動について「選手が色々な環境、試合に出ている出ていないを含めてですね。ただ、今年に入って選手たちが何かを掴んだのか、グッと上がっているのを1回目の活動で感じられました」とコメント。「チームとしてということもそうですが、選手はガラっと変わった2024年だったと思います」と、選手の目の色も変わったという。 「アクシデントという言い方ですが、我々はそうは感じていません。毎回毎回同じメンバーを選べるわけじゃないので、多少今回のオリンピックという大会だったが故の注目度、選手のこのタイミングでの決断は尊重しなければいけないので、最後の最後で色々なことが起きたのはそれが一番でした」 「それはアクシデントではないので、今回選ばれた選手が常に同じような力を発揮できるような状態を作ってきたつもりです。それでやるしかないと思っていましたし、チームとして一体感が出たのであれば、一体感を作ろうとしていたわけではないので、目標、基準を求めていくという姿勢が、一体感を自然と生んだのかなと思います。下馬評が低い中で、選手の中で燃えるものがあったと聞いています。そういうものを含めて、一体感が大きくなる要因がたくさんあったと思います」 国を背負って戦う大事な五輪である一方で、その先の長い選手としてのキャリアを考えた場合に、五輪に出ることが最善かと言われれば、ノーと言える。クラブでのキャリアがあってこそ、代表選手としてのキャリアが築けるため、“選手ファースト”と考えれば、何が最も選手にとってプラスなのかを考えることが重要であり、その判断基準は常に変化し続けているとも言える。 他国を見ても10代の選手が何人も入るチームもあれば、世界に目を向ければA代表で10代の選手が主力になっている国も多い。U-23という世代は、決して若い世代とは言えなくなってきている。 今回のメンバーには、2028年のロサンゼルス・オリンピックの世代は1人も入っていない。今回の五輪から何かを引き継げる選手はオーバーエイジ以外いないこととなる。 大岩監督は「ロス五輪の選手たちをなかなか呼べなかったというのは、出場機会がなかったり、多少基準に達していないというのは厳しい言い方ではあります」とコメント。クラブのキャリアにおいて、10代の選手が主軸になっているチームはほとんどない。それが不在だった要因の1つだ。 ただ、「後藤啓介(アンデルレヒト)、佐藤龍之介(FC東京)はリストの中に入っていたので、彼たち、今18、19の世代がもっともっと我々世代だけじゃなく、フル代表に入っているのが世界なので、もっともっと基準を上げていく必要があるし、今回の準々決勝のスペインに0-3という結果と現状を表しているのかなとも思います」と語り、「色々な要因をしっかりとみんなで考えて、それが次のロス・オリンピックなのか、その前のワールドカップなのか、目指すところは分からないですけども…」と、日本サッカーとして、今後の世代別の選手の育て方、扱い方も考える必要が出てくる世界になっていると振り返った。 パリ五輪が終了したことで、大岩監督の任期も終了。自身の今後については「サッカー界に携わっていきたいことはずっと思っています」とコメント。「監督、指導者という大きな括りで言えば、あまりない経験をさせてもらっている立場もあるので、当然次に活かさなければいけないと思います」と、再び監督をやりたいと語った。 ただ「僕自身もわかりません。オファーがないとこの仕事はできないので、その準備をしておきたいと思います」と語り、「今回のオリンピックだけじゃなく、アジアカップでも親善試合でも色々なところに行って、色々な監督と話をして奥深さとか、幅広さとか、色々なものを感じられましたし、人種によっても国によっても違うので、その経験ができたことは大きいですし、学びがすごく多かった2年半だったと思います」と、監督としても成長できた部分は多かったと振り返った。 また、「我々は44試合を2年半でやりましたが、それなりの成果が出て、負けた試合も色々な分析の中でアップデートしていく材料になりました。そういう部分では、物凄く自分の中で大きい2年半だったなと思います」とコメント。この先どのチームをどういう形で率いるのか、大岩監督の次の舞台にも注目が集まる。 2024.08.05 06:45 Mon
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“ドイツ5部からパリ五輪へ” 佐藤恵允のU-23日本代表選出に独紙驚き「ブレーメンはナビ・ケイタに続き…」

ブレーメンU-23のFW佐藤恵允(22)がパリ五輪U-23日本代表に選出されたことについて、ドイツ『ビルト』が驚きをもって伝えた。 3日、パリ五輪に臨むU-23日本代表メンバー18名が発表され、アジア最終予選を兼ねたAFC U23アジアカップの優勝メンバーである佐藤も名を連ねた。 佐藤は明治大学サッカー部を退部する形で、23-24シーズンからドイツ1部・ブンデスリーガのブレーメンへ。 ただ、地域リーグ(ブレーメン・リーガ/ドイツ5部相当)のブレーメンU-23が出発地点となり、昨季1年は公式戦14試合5得点1アシスト。トップチームではブンデスリーガ3試合のベンチ入りにとどまった。 『ビルト』は佐藤の五輪選出について「ブレーメンはナビ・ケイタのU-23ギニア代表入り(※)に続き、またもファンに驚きを提供。サトウに対する指名は当たり前ではない。5部リーグでしか試合経験を積んでおらず、それは大きな舞台(=五輪)には十分ではないからだ」とする。 (※)オーバーエイジ枠 それでも、「サトウはU-23アジア杯メンバーとして同大会の優勝、そして五輪出場権の獲得に貢献していた」と、これまでも大岩ジャパンの一員として歩んできたことを補足した。 『ビルト』はブレーメンのフットボール・ダイレクター、クレメンス・フリッツ氏の佐藤に対するコメントを紹介。佐藤は五輪後もU-23チームからトップ昇格を目指す挑戦が続くようだ。 「彼はチームへの貢献度が高い選手だ。我々としては、彼がプロフェッショナルのリーグへステップアップすることを確信している。しかし、一歩ずつ進まねばならない。今は地域リーグで己の価値を証明する必要がある」 2024.07.04 14:05 Thu
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日本代表の新ユニフォームに合わせた「サッカー日本代表2024カルチャーウェア コレクション」も発表! 『Y-3』とのコラボで同じ「FIRE(炎)」がコンセプト

アディダスジャパンは21日、今夏行われる世界的なスポーツイベントを前に、「サッカー日本代表 2024 ユニフォーム」発表した。 新ユニフォームは、「ヨウジヤマモト」のデザイナーでもある日本が誇るファッションデザイナーの山本耀司氏がデザイン。アディダスとヨウジヤマモトのコラボレーションブランドである「Y-3」が日本代表と史上初のコラボレーションが実現した。 21日に行われたパリ・ファッションウィークにて発表。「ヨウジヤマモト」のコレクションの1つとして発表され、コレクションにはU-23日本代表のMF藤田譲瑠チマ(シント=トロイデン)、なでしこジャパンのMF長野風花(リバプール)がランウェイを歩く特別な演出でお披露目された。 今回のユニフォームのテーマは「FIRE(炎)」。「サッカー日本代表2024ユニフォーム」の全体を通して一貫したモチーフとして登場するヨウジヤマモトによるデザインの炎のグラフィックは、サッカー日本代表が持つ揺るぎない力強さ、そして日本という国が持つ神秘的な力を象徴している。 ホームはダークネイビー、アウェイはホワイトとなり、ホームは青い炎、アウェイは赤い炎がデザインされている。 また、ユニフォームと同時に、「サッカー日本代表2024カルチャーウェア コレクション」も発表。サッカーを日常的に楽しむ若い世代が増え、日本においてサッカーがより広く、深くカルチャーとして浸透していくことを目指しているアディダスは、スポーツとラグジュアリーファッションを融合するという「Y-3」の先駆的な取り組みを体現する今回の「カルチャーウェア コレクション」で、「サッカー日本代表ユニフォーム」と同じく「FIRE(炎)」をテーマとした、大胆なファッションアイテムとアクセサリーをラインアップした。 アンセムジャケットとプレマッチシャツは、オンピッチで着用されるユニフォームを引き立てるようにデザイン。またロングスリーブのユニフォームスタイルシャツには、セットアップのショートパンツを2種類用意。キャップ、バケットハット、スカーフ、トートバッグなどのアクセサリーも豊富に展開される。 カルチャーウェアアイテムの一部には、ユニフォームに登場する手描きの炎のグラフィックをあしらい、今回のコラボレーションのコンセプトを一貫して表現。大胆な炎の全面プリントで人気を博した90年代後半のサッカー日本代表ゴールキーパーユニフォームからインスピレーションを得てデザインされている。 <span class="paragraph-title">【写真】新ユニフォームと同時に発表された「Y-3」の「サッカー日本代表2024カルチャーウェア コレクション」</span> <span data-other-div="movie"></span> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240622_tw1.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240622_tw2.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240622_tw3.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240622_tw4.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240622_tw5.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240622_tw6.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240622_tw7.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240622_tw8.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240622_tw9.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240622_tw10.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240622_tw11.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240622_tw12.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240622_tw13.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240622_tw14.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240622_tw15.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240622_tw16.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> 写真:adidas is the official supplier of the Japan National Team 2024.06.22 08:45 Sat
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本田圭佑のベタ褒めに「嬉しい」、19歳で高パフォーマンスを見せたDF高井幸大、世界との戦いにも「ビックリした選手はいなかった」

パリ・オリンピックを戦ったU-23日本代表の国内組の選手たちが4日に帰国。チーム最年少の19歳で主軸としてプレーしたDF高井幸大(川崎フロンターレ)が大会を振り返った。 2日に行われたU-23スペイン代表との準々決勝で0-3で敗れた日本。高井もこの試合に先発出場すると、積極的なプレーと安定した守備でチームを支えた。 幻に終わった細谷真大のシュートシーンでは、その前にダイレクトで左サイドへと展開。背後を狙ったロングボールなど、攻撃面でもチームに貢献したが、ベスト8でチームは敗退となった。 グループステージ最終戦のU-23イスラエル代表戦以外の3試合にフル出場した高井。オリンピックを終え「凄く良い経験ができた大会だったと思います」と感想を語った。 スペイン戦のプレーには、日本代表で長らく活躍したMF本田圭佑も試合をリアルタイムで観ながらX(旧ツイッター/@kskgroup2017)で「15番何て選手?今のヤバない?うますぎ。」と投稿するなどベタ褒めしていた。 高井は本田の投稿を見たと言い「嬉しいなと思います。頑張ります」と、期待に応えたいとした。 細谷の幻のゴールにつながる展開については「空いてるなと思ったのでダイレクトでつけました」と語った高井。これは川崎Fでのトレーニングの賜物だという。結果としてゴールは認められなかったが「あの時間帯は結構自分たちの時間帯だったので、もう1つぐらいチャンスあるかなと思っていました」と、冷静に見ていたという。 タレント集団でもあるスペインとの対戦でも、局面ではやらせなかった高井。「相手の選手も個人個人で見れば負けていないかなとも思いますが、チームとして見た時には相手の方が上だなと感じました」と、ここの勝負では勝れるものの、チーム全体での差を感じたとのこと。それを打破するためには「1人1人が成長して、色々な考え方が持つことが大事だなと思います」と語った。 まだ19歳。将来は明るく、A代表での活躍も期待されるCB。「色々なことがありますけど、1人の選手として基準を上げるところは大切だなと思います」と今後についてコメント。「オリンピックという大きな舞台に立たせてもらったことは凄く光栄なことです。3試合出ましたが、他の試合も楽しめました」と、しっかりと4試合を楽しんだとし、「選手1人1人がチームのために戦うという素晴らしい経験ができたと思うので、またそういう舞台に立てればと思います」と、今後はワールドカップなどでもプレーしたいと意欲を見せた。 大岩剛監督からは「アンダーの代表は終わりだから、A代表目指して頑張って欲しいと言われました」とチーム全体に話があったとし、「目指したいなと思いました」と意欲。また、さらに高いレベルについても「目指してはいきたいなと思います」と、将来的には海外での挑戦もしたいと意気込んだ。 手強かった相手についても「そこまでビックリした選手はいなかった」と語る高井。自信を得て帰ってきた中、まずは川崎Fでどのようなパフォーマンスを見せてくれるのか注目だ。 2024.08.04 21:58 Sun

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