地域CL進出 & JFL昇格を目指すクラブの現在地は? 地域リーグ2024の前半戦まとめ【Road to JFL】
2024.07.01 23:00 Mon
地域CL進出 & JFL昇格を目指すクラブの現在地は?
2024年も7月到来で下半期へ。
ここでは地域リーグ(1部)の前半戦をざっくりまとめる。優勝で全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2024(地域CL)へ進出するのは…
◆北海道サッカーリーグ
▷全8チーム/全14節
▽上位陣(第5節消化)
1位 BTOP北海道 | 勝ち点15 | +42
---地域CL進出ライン---
2位 北海道十勝スカイアース | 勝ち点15 | +27
3位 ノルブリッツ北海道FC | 勝ち点9 | +3
北海道は、2連覇中のBTOPが順当に開幕5連勝で首位。BTOP台頭前に覇権を握った十勝が同勝ち点で並走する。実力が抜きん出た2クラブのどちらかが、今季も地域CLへ参戦することになるだろう。BTOPと十勝、互いに下位との対戦で取りこぼしをしないこと、そして直接対決での勝ち点3、この2つが重要になりそうだ。
◆東北社会人サッカーリーグ1部
▷全10チーム/全18節
▽上位陣(第8節消化)
1位 ブランデュー弘前FC | 勝ち点22 | +40
---地域CL進出ライン---
2位 コバルトーレ女川 | 勝ち点21 | +28
3位 一目千本桜FC feat.S.C.F.T.(仙台大学) | 勝ち点18 | +22
東北1部は今季も、青森弘前とJFL経験を持つ宮城女川の2強体制。弘前は地域CL2023でも十分に通用した攻撃力が健在で、ここまで8試合42得点。ただ、直近のみちのく仙台FC戦は0-0ドローで今季初めて勝ち点を落とす形に。次節は2位女川とホームで勝ち点「1」差の直接対決…勝ったほうが前半戦首位ターンだ。
◆関東サッカーリーグ1部
▷全10チーム/全18節
▽上位陣(第8節消化)
1位 東京23FC | 勝ち点21 | +24
---地域CL進出ライン---
2位 VONDS市原FC | 勝ち点20 | +11
3位 ジョイフル本田つくばFC | 勝ち点16 | +1
4位 南葛SC | 勝ち点13 | +3
5位 東京ユナイテッドFC | 勝ち点11 | ±0
最も優勝争いが読めない関東1部。ブリオベッカ浦安、栃木シティ、クリアソン新宿が“卒業”したなかで現在の首位は、昨季ギリギリ1部残留、8年ぶり優勝を目指す東京23FCだ。
昨季優勝もJFL側との入替戦に敗れて昇格を果たせなかったV市原は勝ち点「1」差の2位。V市原とともに地域CL2023ファイナリストのつくばが3位で追う。風間八宏監督の南葛は4位も、戦いぶりを見るに今季は少し厳しいか。
まだまだどう転ぶかわからない関東1部。ただ、伝統的な堅守で今季8試合3失点のV市原、地域リーグ屈指のアツいファンに後押しされて8試合30得点の東京23FC…どちらかが地域CLへストレートインすると筆者は予想する。
◆北信越フットボールリーグ1部
▷全8チーム/全14節
▽上位陣(第7節消化)
1位 福井ユナイテッドFC | 勝ち点21 | +20
---地域CL進出ライン---
2位 JAPANサッカーカレッジ | 勝ち点18 | +25
3位 富山新庄クラブ | 勝ち点15 | +16
4位 アルティスタ浅間 | 勝ち点12 | +7
首位は、2012年以降同地域での覇権を確固たるものとする福井。天皇杯でJ1名古屋を撃破した専門学校チームJSCが2位につける状況だ。2022年の北信越1部覇者・4位浅間は、残り7試合で首位福井と勝ち点「9」差。リーグの特性を考慮すると、やや厳しいか。北信越1部は後半戦も福井を軸に進んでいく。
◆東海社会人サッカーリーグ1部
▷全8チーム/全14節
▽上位陣
1位 FC.ISE-SHIMA | 勝ち点22 | +12 (8試合)
---地域CL進出ライン---
2位 FC刈谷 | 勝ち点15 | +10 (6試合)
3位 中京大学FC | 勝ち点15 | +1 (9試合)
4位 wyvern | 勝ち点13 | +4 (8試合)
東海1部も、関東1部と同じく競争力が高め。昨季昇格1年目で即初優勝し、リーグでも地域CLでも名門・FC刈谷を蹴落としたwvvern(ワイヴァン/愛知県)が4位にとどまっている。
試合の消化数にばらつきがあるなか、首位は小倉隆史理事長束ねるISE-SHIMA。2021年に“輪番枠”から地域CLファイナリストとなった伊勢志摩の雄は、このまま最後まで首位キープなら、悲願の東海1部初優勝となる。
◆関西サッカーリーグ1部
▷全8チーム/全14節
▽上位陣(第7節消化)
1位 アルテリーヴォ和歌山 | 勝ち点14 | +4
---地域CL進出ライン---
2位 Cento Cuore HARIMA | 勝ち点13 | +6
3位 飛鳥FC | 勝ち点13 | +2
4位 レイジェンド滋賀FC | 勝ち点10 | +2
関西1部が大混戦。昨季優勝&地域CL出場の和歌山が首位に立つが、4勝2分け1敗の得点9、失点5となっており、上位4チームが勝ち点「4」の中でひしめき合っている。
6年ぶり優勝を目指すHARIMA(旧・バンディオンセ加古川)が2位で和歌山を追い、前半戦の直接対決は1-1ドロー。また、昨季2位に躍進したL滋賀が前半戦で和歌山を撃破した。
地域CL2023一次ラウンドで3戦未勝利に終わった和歌山は、混戦模様の関西1部で競争力を身につけられるか。
◆中国サッカーリーグ
▷全10チーム/全18節
▽上位陣(第9節消化)
1位 福山シティFC | 勝ち点25 | +24
---地域CL進出ライン---
2位 SRC広島 | 勝ち点23 | +8
3位 ベルガロッソいわみ | 勝ち点17 | +12
こちらは絶対王者・福山の本命で間違いないが、中国地方におけるアマチュアの名門・SRC広島も9戦無敗で福山を追走。広島県勢2強によるデッドヒートとなるか、終盤戦にかけて見ものとなりそうだ。実際、前半戦の直接対決は2-2ドロー…福山が勝ち点を落としたのはこの1試合だけとなっている。
◆四国サッカーリーグ
▷全8チーム/全14節
▽上位陣(第7節消化)
1位 FC徳島 | 勝ち点21 | +40
---地域CL進出ライン---
2位 多度津FC | 勝ち点15 | +14
3位 レベニロッソNC | 勝ち点15 | +2
四国リーグは高知ユナイテッドSCの“卒業”以降、FC徳島による独壇場。FC徳島は新型コロナ流行によるリーグ中止の2021年をのぞき3連覇中だ。今季も前半戦7試合を全勝し、地域CL進出は堅いと見るべきだろう。
◆九州サッカーリーグ
▷全10チーム/全18節
▽上位陣(第12節消化)
1位 ヴェロスクロノス都農 | 勝ち点34 | +47
---地域CL進出ライン---
2位 ジェイリースFC | 勝ち点29 | +23
3位 FC延岡AGATA | 勝ち点25 | +31
4位 Brew KASHIMA | 勝ち点22 | +5
九州は宮崎都農が2連覇へ視界良好。実業団として近年急速に力をつけた大分ジェイリース、同じく宮崎の延岡が追走も、残り6試合で2位と勝ち点「5」差は順調な足取りの証と言える。
ただ、油断は禁物。2位ジェイリースは今季ここまで唯一、都農から2-2ドローで勝ち点を拾ったチームであり、後半戦の直接対決も残す状況。3位延岡とのダービーも残し、どちらも下位と異なり、大量得点を奪える相手ではない。
都農がこのまま連覇か、ジェイリースまたは延岡が初優勝で地域CLへストレートインか。まだまだ目が離せそうにない。
ここでは地域リーグ(1部)の前半戦をざっくりまとめる。優勝で全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2024(地域CL)へ進出するのは…
◆北海道サッカーリーグ
▷全8チーム/全14節
1位 BTOP北海道 | 勝ち点15 | +42
---地域CL進出ライン---
2位 北海道十勝スカイアース | 勝ち点15 | +27
3位 ノルブリッツ北海道FC | 勝ち点9 | +3
北海道は、2連覇中のBTOPが順当に開幕5連勝で首位。BTOP台頭前に覇権を握った十勝が同勝ち点で並走する。実力が抜きん出た2クラブのどちらかが、今季も地域CLへ参戦することになるだろう。BTOPと十勝、互いに下位との対戦で取りこぼしをしないこと、そして直接対決での勝ち点3、この2つが重要になりそうだ。
◆東北社会人サッカーリーグ1部
▷全10チーム/全18節
▽上位陣(第8節消化)
1位 ブランデュー弘前FC | 勝ち点22 | +40
---地域CL進出ライン---
2位 コバルトーレ女川 | 勝ち点21 | +28
3位 一目千本桜FC feat.S.C.F.T.(仙台大学) | 勝ち点18 | +22
東北1部は今季も、青森弘前とJFL経験を持つ宮城女川の2強体制。弘前は地域CL2023でも十分に通用した攻撃力が健在で、ここまで8試合42得点。ただ、直近のみちのく仙台FC戦は0-0ドローで今季初めて勝ち点を落とす形に。次節は2位女川とホームで勝ち点「1」差の直接対決…勝ったほうが前半戦首位ターンだ。
◆関東サッカーリーグ1部
▷全10チーム/全18節
▽上位陣(第8節消化)
1位 東京23FC | 勝ち点21 | +24
---地域CL進出ライン---
2位 VONDS市原FC | 勝ち点20 | +11
3位 ジョイフル本田つくばFC | 勝ち点16 | +1
4位 南葛SC | 勝ち点13 | +3
5位 東京ユナイテッドFC | 勝ち点11 | ±0
最も優勝争いが読めない関東1部。ブリオベッカ浦安、栃木シティ、クリアソン新宿が“卒業”したなかで現在の首位は、昨季ギリギリ1部残留、8年ぶり優勝を目指す東京23FCだ。
昨季優勝もJFL側との入替戦に敗れて昇格を果たせなかったV市原は勝ち点「1」差の2位。V市原とともに地域CL2023ファイナリストのつくばが3位で追う。風間八宏監督の南葛は4位も、戦いぶりを見るに今季は少し厳しいか。
まだまだどう転ぶかわからない関東1部。ただ、伝統的な堅守で今季8試合3失点のV市原、地域リーグ屈指のアツいファンに後押しされて8試合30得点の東京23FC…どちらかが地域CLへストレートインすると筆者は予想する。
◆北信越フットボールリーグ1部
▷全8チーム/全14節
▽上位陣(第7節消化)
1位 福井ユナイテッドFC | 勝ち点21 | +20
---地域CL進出ライン---
2位 JAPANサッカーカレッジ | 勝ち点18 | +25
3位 富山新庄クラブ | 勝ち点15 | +16
4位 アルティスタ浅間 | 勝ち点12 | +7
首位は、2012年以降同地域での覇権を確固たるものとする福井。天皇杯でJ1名古屋を撃破した専門学校チームJSCが2位につける状況だ。2022年の北信越1部覇者・4位浅間は、残り7試合で首位福井と勝ち点「9」差。リーグの特性を考慮すると、やや厳しいか。北信越1部は後半戦も福井を軸に進んでいく。
◆東海社会人サッカーリーグ1部
▷全8チーム/全14節
▽上位陣
1位 FC.ISE-SHIMA | 勝ち点22 | +12 (8試合)
---地域CL進出ライン---
2位 FC刈谷 | 勝ち点15 | +10 (6試合)
3位 中京大学FC | 勝ち点15 | +1 (9試合)
4位 wyvern | 勝ち点13 | +4 (8試合)
東海1部も、関東1部と同じく競争力が高め。昨季昇格1年目で即初優勝し、リーグでも地域CLでも名門・FC刈谷を蹴落としたwvvern(ワイヴァン/愛知県)が4位にとどまっている。
試合の消化数にばらつきがあるなか、首位は小倉隆史理事長束ねるISE-SHIMA。2021年に“輪番枠”から地域CLファイナリストとなった伊勢志摩の雄は、このまま最後まで首位キープなら、悲願の東海1部初優勝となる。
◆関西サッカーリーグ1部
▷全8チーム/全14節
▽上位陣(第7節消化)
1位 アルテリーヴォ和歌山 | 勝ち点14 | +4
---地域CL進出ライン---
2位 Cento Cuore HARIMA | 勝ち点13 | +6
3位 飛鳥FC | 勝ち点13 | +2
4位 レイジェンド滋賀FC | 勝ち点10 | +2
関西1部が大混戦。昨季優勝&地域CL出場の和歌山が首位に立つが、4勝2分け1敗の得点9、失点5となっており、上位4チームが勝ち点「4」の中でひしめき合っている。
6年ぶり優勝を目指すHARIMA(旧・バンディオンセ加古川)が2位で和歌山を追い、前半戦の直接対決は1-1ドロー。また、昨季2位に躍進したL滋賀が前半戦で和歌山を撃破した。
地域CL2023一次ラウンドで3戦未勝利に終わった和歌山は、混戦模様の関西1部で競争力を身につけられるか。
◆中国サッカーリーグ
▷全10チーム/全18節
▽上位陣(第9節消化)
1位 福山シティFC | 勝ち点25 | +24
---地域CL進出ライン---
2位 SRC広島 | 勝ち点23 | +8
3位 ベルガロッソいわみ | 勝ち点17 | +12
こちらは絶対王者・福山の本命で間違いないが、中国地方におけるアマチュアの名門・SRC広島も9戦無敗で福山を追走。広島県勢2強によるデッドヒートとなるか、終盤戦にかけて見ものとなりそうだ。実際、前半戦の直接対決は2-2ドロー…福山が勝ち点を落としたのはこの1試合だけとなっている。
◆四国サッカーリーグ
▷全8チーム/全14節
▽上位陣(第7節消化)
1位 FC徳島 | 勝ち点21 | +40
---地域CL進出ライン---
2位 多度津FC | 勝ち点15 | +14
3位 レベニロッソNC | 勝ち点15 | +2
四国リーグは高知ユナイテッドSCの“卒業”以降、FC徳島による独壇場。FC徳島は新型コロナ流行によるリーグ中止の2021年をのぞき3連覇中だ。今季も前半戦7試合を全勝し、地域CL進出は堅いと見るべきだろう。
◆九州サッカーリーグ
▷全10チーム/全18節
▽上位陣(第12節消化)
1位 ヴェロスクロノス都農 | 勝ち点34 | +47
---地域CL進出ライン---
2位 ジェイリースFC | 勝ち点29 | +23
3位 FC延岡AGATA | 勝ち点25 | +31
4位 Brew KASHIMA | 勝ち点22 | +5
九州は宮崎都農が2連覇へ視界良好。実業団として近年急速に力をつけた大分ジェイリース、同じく宮崎の延岡が追走も、残り6試合で2位と勝ち点「5」差は順調な足取りの証と言える。
ただ、油断は禁物。2位ジェイリースは今季ここまで唯一、都農から2-2ドローで勝ち点を拾ったチームであり、後半戦の直接対決も残す状況。3位延岡とのダービーも残し、どちらも下位と異なり、大量得点を奪える相手ではない。
都農がこのまま連覇か、ジェイリースまたは延岡が初優勝で地域CLへストレートインか。まだまだ目が離せそうにない。
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第60回全国社会人サッカー選手権大会(全社)からの“全社枠”も確定し、日本フットボールリーグ(JFL)参入をかけた舞台、全国地域サッカーチャンピオンズリーグ(地域CL)へ出場する「12」チームが完全確定する流れとなった。 今季は各地域のリーグ王者「9」チームに加え、最大「3」チームの“全社枠”が全て埋まり、百年構想枠もしくは輪番枠で地域CLに出場するチームはなし。 “全社枠”はJAPANサッカーカレッジ、ジェイリースFC、FC刈谷が確保。 ジェイリースは大分県の実業団で、松本怜や八反田康平、 小手川宏基、木島悠、薗田卓馬など、九州Jクラブにゆかりのある選手が多く、今回が地域CL初出場となる。 また、美濃部直彦監督率いる飛鳥FCも、クラブ史上初の地域CLに。飛鳥はアルテリーヴォ和歌山、Cento Cuore HARIMAとのデッドヒートを制して関西1部初優勝。今回、関西1部勢唯一の地域CL出場となる。 地域CL1次ラウンド(A~C組)の組み合わせ抽選会は、26日に開催される。 ☆各地域リーグ王者 〈北海道〉北海道十勝スカイアース(北海道) 〈東北1部〉ブランデュー弘前FC(青森) 〈関東1部〉VONDS市原(千葉) 〈北信越1部〉福井ユナイテッドFC(福井) 〈東海1部〉FC.ISE-SHIMA(三重) 〈関西1部〉飛鳥FC(奈良) 〈中国〉福山シティFC(広島) 〈四国〉FC徳島(徳島) 〈九州〉ヴェロスクロノス都農(宮崎) 〈全社枠1〉JAPANサッカーカレッジ(新潟) 〈全社枠2〉ジェイリースFC(大分) 〈全社枠3〉FC刈谷(愛知) 2024.10.23 17:00 Wed3
全12クラブがJFL入会希望…地域CL1次ラウンドは明日スタート、決勝ラウンド進出を勝ち取るのは?【Road to JFL】
8日、日本フットボールリーグ(JFL)入会を目指すクラブが集う全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2024(地域CL)が開幕する。 今季の地域CLは、出場全12クラブが「JFL入会」を希望する書類をリーグ側へ提出。 1次ラウンドはグループA〜Cの全3組。「各組1位3チーム+各組2位の成績最上位1チーム」の計4チームが決勝ラウンドへ進み、原則として、決勝R1位はJFLへ自動昇格、決勝R2位はJFL最下位との入替戦へ…という流れである。 ◆北海道十勝スカイアース(北海道/北海道) 十勝は北海道リーグ王者として3年ぶりの地域CL。北海道勢は地域リーグからJFLへの昇格を掴んだことがなく、十勝も2020年に決勝R進出も、3戦3敗で夢敗れている。BTOP北海道から道内の覇権を取り戻した勢いで、勝ちたい。 ◆ブランデュー弘前FC(東北1部/青森) 弘前は東北1部を2連覇と、JFL経験を持つコバルトーレ女川を凌駕。東北1部「98得点」は、全国各地域1部で最多の数字である。JFLではラインメール青森が弘前市でホームゲームを開催することもある状況…弘前も上がりたい。 ◆VONDS市原(関東1部/千葉) V市原は関東1部を2連覇。昨季は決勝R2位も、入替戦で沖縄SVに敗れて涙を呑んだ。ソリッドなサッカーを伝統とし、いつの時代も守備が堅い。本拠地「ゼットエー」は改修工事が進んでおり、夜間照明のLED化が完了したそうだ。 ◆福井ユナイテッドFC(北信越1部/福井) 北信越1部2連覇の福井は、まさに地域CLの常連。クラブ発足6年で5回目の出場だ。昨季は1次Rで3戦無敗も、得失点差で2位敗退。今季はホームでのリーグ最終節で観衆「2081人」を記録するなど、県民の期待が大きそうだ。 ◆FC.ISE-SHIMA(東海1部/三重) ISE-SHIMAは東海1部初優勝。輪番枠で地域CL初出場の2021年は、決勝R2位で入替戦へ進み、当時のホンダロックSCに敗れて散った。もし昇格なら、JFLはヴィアティン三重、アトレチコ鈴鹿、ISE-SHIMAと三重県3クラブに。 ◆飛鳥FC(関西1部/奈良) こちらは関西1部初優勝の飛鳥。奈良県勢が地域CLに出場するのは、2014年の奈良クラブ以来で、この時の奈良は優勝してJFLへ。飛鳥の美濃部直彦監督は、自身のXで「超大穴の我々が何か起こせたら面白いよね」とニヤリ。 ◆福山シティFC(中国/広島) 完成度の高いサッカーで中国リーグを3連覇した福山。ただ、全社で3年連続の1回戦敗退を喫し、大会後にコーチングスタッフのテコ入れを発表した。ともあれ、V市原とともに昨季の決勝R組。福山を侮るチームなど存在しない。 ◆FC徳島(四国/徳島) FC徳島は四国リーグ4連覇(※)、6年連続6回目の地域CLに。徳島ヴォルティスのエースストライカーとしてJリーグ参入初期を支えた羽地登志晃氏が今季から監督だ。全社ではクラブ史上最高の準優勝。間違いなく、力はある。 (※)リーグ中断の2021年はカウントせず ◆ヴェロスクロノス都農(九州/宮崎) 都農は九州リーグを2連覇。土日集中開催も多い九州とあって、地域CL出場権獲得の一番乗りとなった。福山で昨季の決勝Rを経験したDF松岡憧が加入したことは大きな補強だったか。松岡が最終ラインに君臨する都農である。 ◆JAPANサッカーカレッジ(全社枠1/新潟) ご存知、天皇杯でJ1名古屋に勝利した専門学校チームJSC。全社はV市原、弘前、FC徳島と3地域のチャンピオンを撃破して頂点に輝いた。一方、1次Rで同居する福井とは、北信越1部で2戦2敗。勢いとヤングパワーでリベンジだ。 ◆ジェイリースFC(全社枠2/大分) 地域リーグ最強の「実業団」ジェイリース。J2大分など九州Jクラブに所属歴のある選手が多く、今季の九州リーグは優勝した都農を相手に1勝1分けだ。ジェイリースと都農も1次Rで同居。全社枠からの勢いで今回も勝ちたい。 ◆FC刈谷(全社枠3/愛知) 刈谷は本来なら東海1部優勝からの地域CLが相応しい実力派集団。かつてJFL上位に食い込んだデンソーを前身とする強豪だ。全社枠3ということで、まさに1番下からの参戦…昨季は栃木シティが百年構想枠から昇格している。 2024.11.07 06:00 Thu4
「地域CL1次R第2節」初出場ジェイリース&VONDS市原が2連勝で決勝R近づく 各組1チームずつ敗退が決定【Road to JFL】
9日、全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2024(地域CL)・1次ラウンド第2節の全6試合が行われた。 ◆A組 FC徳島 0-1 ジェイリース 実は今季3度目の対決となったFC徳島vsジェイリースFC。天皇杯1回戦ではジェイリースが1-0で勝利し、全社準決勝ではFC徳島が1-0と勝利している。そんな両者が地域CLで激突…決着をつけるにはこの上ない舞台である。 勝者は地域CL初出場のジェイリース。 0-0で迎えた87分、渡邊宥也が右足ボレーを突き刺して先制点…その後のFC徳島の猛攻を凌ぎ切り、初戦の白星と合わせて勝ち点「6」、A組首位をキープした。明日、都農との九州勢対決で引き分け以上なら決勝ラウンド進出だ。 ◆A組 都農 1-0 ISE-SHIMA 九州王者・ヴェロスクロノス都農は、東海1部王者・FC.ISE-SHIMAにウノゼロ勝ちで今大会1勝1分けに。勝ち点「4」とし、A組2位につけた。首位で決勝ラウンドへ進出するには、今季の九州リーグで優勝しながらも唯一勝てなかったジェイリースを倒すしかない。 なお、2連敗となったISE-SHIMAはA組3位以下が確定し、1次R敗退に。前回出場の2021年は決勝R2位で入替戦まで進んだが、今季は明日の消化試合・FC徳島戦をもって終了する。 ◆B組 V市原 1-0 飛鳥 初戦4-0完勝のVONDS市原と、初戦ラストプレー劇的弾で勝利し、地域CL初出場いきなり初白星の飛鳥FC。関東1部王者と関西1部王者の対戦は、0-0で折り返した後半に入って少しずつ、V市原が流れを引き寄せていく。 それでもなかなか崩しきれぬ時間が続いたが、迎えた84分、途中出場の沼大希がクロスに頭から飛び込んで先制点。終盤の1発で勝ち切ったV市原が勝利し、勝ち点「6」とした。明日、弘前相手に引き分け以上で決勝ラウンド進出だ。 ◆B組 刈谷 7-0 弘前 初戦でV市原に0-4惨敗のFC刈谷だが、一夜明けて前半だけで4得点。最終的にはブランデュー弘前FCを7-0と完全粉砕し、第2節を終えてB組2位、得失点差も「-4」から「+3」とした。 明日の「刈谷vs飛鳥」でどちらかがトータル勝ち点を「6」にできれば、そのチームは他グループの結果次第で「各組2位の成績最上位」を掴むこともできる。互いにまずは勝利が必要だ。 なお、刈谷に完全粉砕された弘前は2連敗勝ち点「0」で敗退決定。「B組2位」には可能性を残すが、A組とC組は、すでに2位チームが勝ち点「4」となっているためである。 ◆C組 福山 4-0 十勝 初戦勝ち点1の福山シティと、初戦勝ち点3の北海道十勝スカイアース。十勝は開始7分、深井祐希の決定機阻止1発レッドで数的不利に。すると福山は28分に大久保龍一、30分に吉井佑将、45+2分に藤井敦仁のPKと、前半だけで3点のリードを奪うことに成功する。 数的優位下の3-0リードで後半頭から3枚替えという余裕もできた福山と、なかなか押し返せぬ10人十勝。福山は試合終盤にも1点を追加し、4-0完勝で今大会初白星の勝ち点「4」に。明日、運命の1次ラウンド最終節を戦う。 ◆C組 福井 1-0 JSC 福井ユナイテッドFCvsJAPANサッカーカレッジの北信越1部勢対決は、王者福井に軍配。77分、中島偉吹がボックス外から見事なコントロールショットを突き刺した。福井は勝ち点「4」で、明日、運命の1次ラウンド最終節だ。 全社王者のJSCは2連敗で敗退が決定。全社では3地域のチャンピオンを撃破したが、昨日の初戦で北海道王者に敗れ、今日はリーグ戦2試合2敗の福井にリベンジできなかった。 ◆第3節(11月10日) ▽10:45KO A組 FC徳島 vs FC.ISE-SHIMA B組 VONDS市原 vs ブランデュー弘前 C組 福山シティFC vs JAPANサッカーカレッジ ▽13:00KO A組 ヴェロスクロノス都農 vs ジェイリースFC B組 FC刈谷 vs 飛鳥FC C組 福井ユナイテッドFC vs 北海道十勝スカイアース 2024.11.09 15:47 Sat5