ニュージーランドが16年ぶりにW杯の出場権を獲得/六川亨の日本サッカーの歩み

2025.03.25 16:30 Tue
Getty Images
26年北中米W杯のオセアニア地区予選の決勝が24日に行われ、ニュージーランドがニューカレドニアを3-0で破り、2010年南アフリカ大会以来16年ぶり3回目となるW杯出場を決めた。オセアニア地区は長らくオーストラリアが盟主を務めてきた。彼らがアジア地区に転籍してからも、オセアニア地区に与えられたW杯の出場権は0.5枠。このためニュージーランドは地区予選プレーオフで敗れて本大会への道を閉ざされてきた。しかし来夏のW杯では参加国が32から48に増えたため、オセアニア地区の出場も1.5枠に広がり、優勝国にはストレートで本大会に出場できることになった。ニュージーランドはグループリーグでタヒチに3-0、バヌアツに8-1、サモアにも8-0と圧勝して突破すると、準決勝でもフィジーを7-0で退け、決勝でも危なげない試合運びで完勝して本大会への出場権を獲得した。

ニュージーランドといえばラグビーを思い浮かべるファンも多いだろう。しかし82年スペイン大会予選では1次リーグでオーストラリア(2位)を退けて代表決定リーグに進出。代表決定リーグではクゥートと中国が首位争いを演じていたが、ニュージーランドはサウジアラビアを5-0で破ったことで同勝点ながら得失点差で中国を上回ってW杯初出場を決めた。オセアニア地区の代表がW杯本大会に出場するのは、74年西ドイツ大会のオーストラリア以来2度目の快挙だった。
ちなみに当時の日本は、渡辺正監督の突然の退任に伴い強化本部長だった川淵三郎が監督を兼任。川淵監督はW杯よりロス五輪出場を目指して25歳以上の選手を代表から外す思い切った策をとった。このためスペインW杯アジア予選には19歳の都並敏史や戸塚哲也、風間八宏らフレッシュな顔ぶれが揃った。

しかし1958年にFIFAを脱退していた中国が78年にFIFAに復帰し、第二次世界大戦後で初となるW杯アジア予選に参加。日本はマカオに3-0で勝ったものの中国に0-1で敗れて1次リーグでの敗退を余儀なくされた。
ニュージーランドはラグビーに押されてサッカーの知名度は低いものの、けしてサッカー後進国ではなかった。W杯予選から2年後の84年ロス五輪アジア2次予選で対戦した森ジャパンは、アウェーでFW原博実のゴールで先制したものの、後半に3連続ゴールを許し1-3で完敗した。ホームでの試合でも、後半立ち上がりに1点を奪われ、これが決勝点となって2戦2敗となった。

83年10月7日に国立競技場で開催されたホームでの試合を取材したが、ニュージーランドに特別圧倒されたわけでもない。ただし彼らのキックは正確で力強く、ロングボールを多用したフィジカル・サッカーに日本は手も足も出なかった。当時としては、「やはりW杯に出たチームなのだから、日本は勝てなくても仕方がない」という諦めの境地だったことを覚えている。

しかしFIFAの配信するストリーミング映像で昨日の試合を見ると、ニューカレドニアとの力の差はもちろんだが、やはり洗練されたパス回しに加え、空中戦は相変わらず彼らのストロングポイントだった。後半6分のアディショナルタイムは相手の戦意喪失とスタミナ切れもあって、ほとんどボールを支配して時計の針を進めた。やはりオセアニア地区では図抜けた存在であり、前回カタール大会の予選でもプレーオフに進出したことはフロックではなかった。ようだ。

昔話のついでに紹介すると、ロス五輪2次予選の日本は台湾と1勝1分け(いまでは信じられないだろうが)、ニュージーランドには2敗の勝点3(当時の1勝は勝点2)で終了。このままでは予選敗退だったが、最終戦でニュージーランドが台湾とドローに終わったため2位で最終予選に進出した。

ところがシンガポールでの最終予選では、それまで無敗を誇っていたタイに2-5と大敗。若きエースFWピヤポンにハットトリックを許して守備陣が崩壊した。続くマレーシア、イラク、カタールにも1-2で敗れ、4戦全敗でロス五輪出場は幻と消えた。

ニュージーランドには、今シーズンのプレミアリーグで旋風を巻き起こしているノッティンガム・フォレストのFWクリス・ウッドがいるが、FIFAランクは現在89位。このため組分け抽選会ではポット4に入るのが確実だ。開催国カナダ、そしてニュージーランドと同じ組に入れたら、グループリーグ突破もかなり楽になるはずだが、こちらは「神のみぞ知る」といったところだろう。


1 2

クリス・ウッドの関連記事

トッテナム・ホットスパーのアンジェ・ポステコグルー監督が、ノッティンガム・フォレスト戦を振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。 21日、プレミアリーグ第33節でスパーズはホームにフォレストを迎えた。 下位に低迷するスパーズがチャンピオンズリーグ(CL)出場権を争うフォレストを迎えた中、試合は開始5分にエリオ 2025.04.22 16:05 Tue
ノッティンガム・フォレストのヌーノ・エスピリト・サント監督が、トッテナム・ホットスパー戦を振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。 21日、プレミアリーグ第33節でフォレストはアウェイでスパーズと対戦した。 チャンピオンズリーグ(CL)出場権を争うフォレストは下位で低迷するスパーズとの対戦に。すると、試合は開 2025.04.22 15:40 Tue
プレミアリーグ第33節、トッテナムvsノッティンガム・フォレストが21日にトッテナム・ホットスパースタジアムで行われ、アウェイのフォレストが1-2で勝利した。 スパーズは前節、ウォルバーハンプトンに2-4の惨敗。降格の心配はないものの、屈辱の15位に転落。それでも、ヨーロッパリーグ(EL)準々決勝2ndレグでは敵 2025.04.22 06:09 Tue
チャンピオンズリーグ(CL)出場を目指すノッティンガム・フォレストにとって、気になる事態が発生したようだ。 今シーズン、プレミアリーグで望外の成績を残すフォレスト。プレミアリーグでは残り9試合の現時点で4位チェルシーに5ポイント差をつけての3位に立っており、来シーズンのCL出場権獲得が現実のものとなりつつある。 2025.03.25 13:50 Tue
24日、2026年北中米ワールドカップ(W杯)オセアニア予選の決勝が行われ、ニュージーランド代表がニューカレドニア代表を相手に0-3で勝利。2010年の南アフリカW杯以来4大会ぶり3度目の出場を決めた。 出場国の枠が広がる今大会。オセアニアはこれまで0.5枠しかなかったが、今大会は1枠が与えられることとなった。 2025.03.24 20:08 Mon

ニュージーランド代表の関連記事

史上初となるストレートインでワールドカップ(W杯)出場を決めたニュージーランド代表。日本代表に続いて2カ国目の出場国決定となった。 2026年北中米W杯は出場チーム数が拡大したことで、各大陸の出場枠に変化が。ニュージーランドが属するオセアニア地域は、これまで常に大陸間プレーオフでの戦いを求められていた中、今大会は 2025.03.25 17:30 Tue
24日、2026年北中米ワールドカップ(W杯)オセアニア予選の決勝が行われ、ニュージーランド代表がニューカレドニア代表を相手に0-3で勝利。2010年の南アフリカW杯以来4大会ぶり3度目の出場を決めた。 出場国の枠が広がる今大会。オセアニアはこれまで0.5枠しかなかったが、今大会は1枠が与えられることとなった。 2025.03.24 20:08 Mon
ノッティンガム・フォレストのニュージーランド代表FWクリス・ウッドが試合中にファンサービスを行ったことでイエローカードを受けた。 今季プレミアリーグで18ゴールを挙げているニュージーランド代表の絶対的エースFWウッド。そのウッドは21日に行われた2026年北中米ワールドカップ(W杯)オセアニア予選最終予選準決勝フ 2025.03.22 12:30 Sat

W杯予選の関連記事

カルロ・アンチェロッティ監督のブラジル代表監督就任を発表したブラジルサッカー連盟(CBF)だが、エドナルド・ロドリゲス会長が解任された。 15日の夜、リオ・デ・ジャネイロ裁判所のガブリエル・デ・オリベイラ・ゼフィロ判事が、ロドリゲス会長とCBF理事会の役員に対し、事実上の職務停止命令を出した。なお、副会長の1人で 2025.05.16 21:35 Fri
アルゼンチンサッカー協会(AFA)は15日、2026年北中米ワールドカップ(W杯)の南米予選に臨むアルゼンチン代表候補メンバー28名を発表した。 南米予選の14試合を終えて首位を独走しているアルゼンチン。6月には5日にチリ代表とアウェイで、10日にはホームでコロンビア代表と対戦する。 すでにW杯の出場権を獲 2025.05.16 11:25 Fri
ブラジル代表の新指揮官となるカルロ・アンチェロッティ監督が、元副官をコーチングスタッフに迎え入れる見込みだ。『ESPN』が報じている。 今シーズン限りでレアル・マドリーの指揮官を退任し、シーズン終了後からセレソンを指揮するアンチェロッティ監督。イタリア人指揮官はコーチングスタッフにブラジル人スタッフを迎え入れる意 2025.05.15 18:20 Thu
元マンチェスター・ユナイテッドのスポーツディレクター(SD)、ダン・アシュワース氏が、イングランドサッカー協会(FA)に復帰することになった。 FAは14日、アシュワース氏が新設のチーフ・フットボール・オフィサーに就任すると発表。同職ではイングランド代表の男女チームと緊密に連携していくことになるという。 昨 2025.05.15 16:30 Thu
かつてブラジル代表として日韓ワールドカップ(W杯)で優勝を経験したリバウド氏が、カルロ・アンチェロッティ監督のブラジル代表監督就任について言及した。 12日、ブラジルサッカー連盟(CBF)は、レアル・マドリーを指揮するアンチェロッティ監督の就任を発表。 ラ・リーガのシーズン終了後から指揮を執るとした。 W杯 2025.05.13 14:05 Tue

記事をさがす

クリス・ウッドの人気記事ランキング

1

バーンリー、ニュージーランド代表主将FWウッドを獲得!移籍金はクラブレコード

▽バーンリーは21日、チャンピオンシップ(イングランド2部相当)に属するリーズ・ユナイテッドからニュージーランド代表FWクリス・ウッド(25)を完全移籍で獲得したことを発表した。契約期間は4年間。背番号は「11」を着用することが決まっている。 ▽なお、イギリス『BBC』は、詳細は非公表もバーンリーがクラブレコードでの加入と伝えたウッドの移籍金を1500万ポンド(約21億円)と報じている。 ▽クラブレコードを更新しての加入となったウッドは、バーンリー公式サイトを通じてコメントした。 「何年間もプレミアリーグでのプレーを望んでいた。そこで居場所を確保できると思っていたけど、一度もチャンスが与えられなかったんだ。ここにきて、僕は出場機会が得られることになると感じているよ。プレミアリーグでは先発出場の経験がない。だからこそ、それを渇望しているんだ」 「僕はこれから何年間も良いシーズンを送ることができる。将来、達成したい野望をいくつも抱えているよ。得点を重ねたいね。夢はここから始まるんだ」 ▽レスターシティの下部組織出身のウッドは、2008-09シーズンに所属していたWBAでプレミアリーグデビューを飾ったものの、出場機会を確保できず。イングランドの各カテゴリーの11クラブを渡り歩いた同選手は、プレミアリーグ通算9試合1得点とトップカテゴリーでは結果を残せていない。それでも、チャンピオンシップでは通算223試合78得点28アシストをマーク。とりわけ、昨季はリーズでの公式戦48試合30得点という印象的な数字を残した。 ▽また、ニュージーランド代表でキャプテンを務めているウッドは、今年6月に行われたコンフェデレーションズカップ2017にも出場。チームはグループリーグで敗退したものの、全3試合にフル出場して1得点を決めた。 2017.08.22 02:54 Tue
2

三笘薫がHTで交代のブライトンが惨敗で今季初のリーグ連敗…ウッド3発のフォレストが大敗払拭の7発圧勝【プレミアリーグ】

プレミアリーグ第24節、ノッティンガム・フォレストvsブライトン&ホーヴ・アルビオンが1日にシティ・グラウンド・スタジアムで行われ、ホームのフォレストが7-0で圧勝した。なお、ブライトンのMF三笘薫は前半のみの出場となった。 3位のフォレストは前節ボーンマス相手に衝撃的な0-5の惨敗で無敗試合が「8」でストップ。トップ4争いへ踏みとどまる上でリバウンドメンタリティが試されるヌーノのチームは、ホームゲームで曲者撃破を狙った。 一方、9位のブライトンも前節はエバートン相手に7試合ぶりのリーグ戦黒星を喫しており、こちらもバウンスバックの勝利が必須。そんななか、サウジアラビアからの巨額オファーによってにわかに大きな注目を集めた末に残留の運びとなった三笘は左ウイングでスタメンに入った。 立ち上がりは三笘の鋭いカットインなどアウェイのブライトンが押し込む入りとなったが、フォレストも堅守速攻のスタイルでしっかりと応戦。球際で激しくやり合いながら拮抗した攻防が続く。 そんななか、12分にはダニーロの右へのダイレクトの展開からギブス=ホワイトがボックス内に持ち込んで折り返した高速クロスがDFダンクのクリアミスを誘発し、ツキにも恵まれたホームチームがいきなり先手を奪った。 以降はブライトンがやや押し返したが、先にゴールをこじ開けたのはホームチーム。25分、エランガの右足インスウィングの正確な左CKをニアに飛び込んだギブス=ホワイトが頭でコースを変えて流し込む。さらに、32分には三笘が治療のためピッチ外に出ていた状況で右サイドをアイナ、エランガで崩すと、最後はゴール前でグラウンダークロスに反応したウッドがワンタッチで合わせ、畳みかける3点目とした。 その後、39分にはウェルベックの鋭いミドルシュートでゴールに迫ったブライトンだったが、これはGKがわずかに指先でコースを変えた結果、クロスバーを叩いて反撃の狼煙を上げるゴールとはならず。 敵地で3点ビハインドを背負ったブライトンはハーフタイムに3枚替えを敢行。三笘とヒンシェルウッド、ジョアン・ペドロを下げてアディングラ、オライリー、ディエゴ・ゴメスと中盤色の強い選手やアタッカーをピッチに送り出した。なお、前半の治療の影響もあったか、三笘は消化不良の形でピッチを後にした。 後半はブライトンが勢いを持って入ったが、集中したフォレストの守備を前に決定機まで至らず。これに対して、ホームチームは前半同様の決定力を見事に発揮した。 64分、右サイド深くに侵攻したエランガのこの試合3アシスト目でウッドが後半最初のゴールを挙げると、70分にはギブス=ホワイトがボックス内で倒されて得たPKをウッドが冷静に右へ蹴り込み、ハットトリックを達成した。 この連続ゴールによって完全に勝利を決定づけたフォレストは、殊勲のアタッカー陣をベンチに下げてゲームクローズに入る。だが、終盤に入っても攻撃の手を緩めないホームチームは後半終了間際に集中力を欠いたブライトンに対して、ニコ・ウィリアムズ、ジョタ・シウバの連続ゴールでこの日のゴールショーを締めくくった。 この結果、フォレストはボーンマス戦の大敗を補って余りある7-0の圧勝。一方、今季最多7失点で惨敗のブライトンは今季初のリーグ連敗となった。 ノッティンガム・フォレスト 7-0 ブライトン 【フォレスト】 オウンゴール(前12) モーガン・ギブス=ホワイト(前25) クリス・ウッド(前32、後19、後25[PK]) ニコ・ウィリアムズ(後44) ジョタ・シウバ(後46) 2025.02.01 23:31 Sat
3

「負けるべき試合ではなかった」押し込みながらも敗れ16位転落のトッテナム、ポステコグルー監督はファンを理解「結果に満足していないのは明らか」

トッテナム・ホットスパーのアンジェ・ポステコグルー監督が、ノッティンガム・フォレスト戦を振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。 21日、プレミアリーグ第33節でスパーズはホームにフォレストを迎えた。 下位に低迷するスパーズがチャンピオンズリーグ(CL)出場権を争うフォレストを迎えた中、試合は開始5分にエリオット・アンダーソンにゴールを奪われると、16分にはクリス・ウッドが追加点。2点を追いかける展開となった中、試合を支配し、多くのチャンスを作るもゴールにつながらず。87分にリシャルリソンが1点を返したが、1-2で敗戦となった。 これで16位に転落したスパーズ。降格の心配はないものの、またしても勝つべき試合で勝てなかった中、ポステコグルー監督も悔しさを露わにした。 「負けるべきではない試合でまたも負けてしまった。重要な局面で自分たちを苦しめてしまったことが、今シーズンの大きな痛手となった」 「集中力が少し途切れただけで、ひどい失点を許してしまった。我々のサッカーは素晴らしく、試合を完全に支配していただけに本当に残念だ」 「2失点したとはいえ、勝利に値したと思っている。同時に、またしても敗戦であり、またしても受け入れ難い敗戦だ。我々にとって、これまで、そして今日も課題に直面したが、チームに変化を余儀なくされるシーズンだった。我々のサッカーは本当に素晴らしかったので、本当に悔しい。またも敗戦を喫してしまった」 また、ホームのファンの反応についても言及。ファンの気持ちは十分に理解するとし、パフォーマンスと結果が伴っていないと悔しさを滲ませた。 「ファンに言うべきことは何もない。ファンも我々と同じように失望し、怒っている。負けが多すぎるのは分かっている。ファンに何も言う必要は無い」 「ファンが我々の結果に満足していないのは明らかだ。私も選手たちもそう思っていない。我々としては、求められる基準に達しなかったことは責任として受け入れるべきだ」 「その一方で、悔しいのは、今日の我々のサッカーは、ホームでのフランクフルト戦と非常に似ていたと言うことだ。フランクフルト戦もまた、我々が勝つべき試合だった」 <span class="paragraph-title">【動画】トッテナムは押し込みながらも敗戦…16位に転落</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="N0kvEff_w5E";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.04.22 16:05 Tue
4

「誰も予想していなかった」CL出場権争いで3位につけるフォレスト、ヌーノ監督は選手とファンを称える「強い思いと献身は計り知れない」

ノッティンガム・フォレストのヌーノ・エスピリト・サント監督が、トッテナム・ホットスパー戦を振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。 21日、プレミアリーグ第33節でフォレストはアウェイでスパーズと対戦した。 チャンピオンズリーグ(CL)出場権を争うフォレストは下位で低迷するスパーズとの対戦に。すると、試合は開始5分にエリオット・アンダーソンが先制すると、16分にはクリス・ウッドが追加点を奪い、立ち上がりに2点をリードする。 その後、スパーズに押し込まれる展開となるものの、しっかりと守備で粘ったフォレストは、終盤にリシャルリソンにゴールを許すも、1-2で逃げ切り勝利。熾烈なCL出場権争いで3位に浮上した。 アウェイでの勝利を収めたヌーノ監督は、ファンの姿に賛辞を送った。 「試合を締めくくるには、ファンが歓喜する姿を見ること以上に素晴らしい方法はない。彼らはチームを支え、選手たちに全力を尽くすよう促してくれている。感謝してもしきれない」 また、連敗で足踏み状態だった中でのバウンスバックを見せたチームにも称賛の言葉を送り、CL出場権争いという中でしっかりと戦えていると語った。 「常に重要なのは、いかに立ち直るかだ。結果は良くなかったが、思い通りのパフォーマンスができなかった時の辛さはより大きい」 「今日はやり遂げた。立ち直り、そしてリアクションも取れた。全ては自分たちの行動次第であり、それをやり遂げた。選手たちをとても誇りに思う」 「誰も予想していなかった戦いを強いられている。我々も戦い、関わりたいと願っている試合だ。まだまだやるべきサッカーはたくさんあるが、我々はそこにいる。選手たちの強い思いと献身は計り知れない」 「素晴らしいスタートを切った。ゴールだけでなく、コントロールもしっかりしていた。ボールを持っていない時でも、圧倒的なパフォーマンスを見せた」 「欠場する選手がいて、解決策を見つけなければならなかったが、チーム全員がそれぞれの役割を担っている」 <span class="paragraph-title">【動画】フォレストが序盤にチャンスを活かしCL争いに生き残る</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="N0kvEff_w5E";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.04.22 15:40 Tue

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly