18歳DFヨロ争奪戦をリードするのはやはりレアル? PSGやプレミア複数クラブを横目に個人合意済み
2024.04.05 21:00 Fri
去就注目のヨロ
リールのU-23フランス代表DFレニー・ヨロ(18)を巡る争いは、レアル・マドリーが一歩先を行っているようだ。スペイン『Relevo』が報じた。
190cmの長身を誇る右利きセンターバックで、当時16歳の2022年5月にリーグ・アンデビューを飾ったヨロ。今シーズン、ファーストチームで定位置を掴んだ逸材に対しては、マドリーを初め多くのビッグクラブが関心を示している。
なかでも、最初にヨロに目をつけていたのはパリ・サンジェルマン(PSG)で、フットボール・アドバイザーを務めるルイス・カンポス氏は1年近く追跡。今冬の獲得はできなかったが、ヨロの代理人を務めるジョルジュ・メンデス氏と良好な関係を築いていることはプラスと見られている。
一方で、ポールポジションに立っているのはやはりマドリーとのこと。すでにメンデス氏と接触しており、来シーズンの加入で個人間合意に達しているという。
懸念されるのは、PSGのフランス代表FWキリアン・ムバッペ(25)とバイエルンのカナダ代表DFアルフォンソ・デイビス(23)の獲得にもマドリーが動いていること。両者に費やす金額が多くなればなるほど、ヨロの獲得に及ぶ影響も大きくなる。
マドリーやPSG以外では、プレミアリーグのビッグクラブも興味を抱いており、チェルシー、マンチェスター・ユナイテッド、アーセナルが注目しているとのこと。チェルシーとユナイテッドは直接視察するためスカウトを派遣し、アーセナルは数カ月間にわたり動向を追っているという。
ヨロとの契約が2025年6月までのリールにとっては、今夏が多額の売却益を得るチャンス。マドリー、はたまた他クラブへの移籍を容認することになるのだろうか。
190cmの長身を誇る右利きセンターバックで、当時16歳の2022年5月にリーグ・アンデビューを飾ったヨロ。今シーズン、ファーストチームで定位置を掴んだ逸材に対しては、マドリーを初め多くのビッグクラブが関心を示している。
なかでも、最初にヨロに目をつけていたのはパリ・サンジェルマン(PSG)で、フットボール・アドバイザーを務めるルイス・カンポス氏は1年近く追跡。今冬の獲得はできなかったが、ヨロの代理人を務めるジョルジュ・メンデス氏と良好な関係を築いていることはプラスと見られている。
懸念されるのは、PSGのフランス代表FWキリアン・ムバッペ(25)とバイエルンのカナダ代表DFアルフォンソ・デイビス(23)の獲得にもマドリーが動いていること。両者に費やす金額が多くなればなるほど、ヨロの獲得に及ぶ影響も大きくなる。
また、契約満了が近づくスペイン代表DFナチョ・フェルナンデス(34)の去就や、長期離脱中のオーストリア代表DFダビド・アラバの状態もヨロの去就を左右する見込みだ。
マドリーやPSG以外では、プレミアリーグのビッグクラブも興味を抱いており、チェルシー、マンチェスター・ユナイテッド、アーセナルが注目しているとのこと。チェルシーとユナイテッドは直接視察するためスカウトを派遣し、アーセナルは数カ月間にわたり動向を追っているという。
ヨロとの契約が2025年6月までのリールにとっては、今夏が多額の売却益を得るチャンス。マドリー、はたまた他クラブへの移籍を容認することになるのだろうか。
レニー・ヨロ
ルイス・カンポス
ジョルジュ・メンデス
キリアン・ムバッペ
アルフォンソ・デイビス
ナチョ・フェルナンデス
ダビド・アラバ
リール
レアル・マドリー
パリ・サンジェルマン
チェルシー
マンチェスター・ユナイテッド
アーセナル
リーグ・アン
レニー・ヨロの関連記事
リールの関連記事
リーグ・アンの関連記事
記事をさがす
|
レニー・ヨロの人気記事ランキング
1
中盤補強も目指すユナイテッド、コパ・アメリカで活躍のコロンビア代表MFリオスに注目…約35億円オファー準備か
マンチェスター・ユナイテッドがパウメイラスのコロンビア代表MFリチャード・リオス(24)の獲得に動き出しているようだ。 オランダ代表FWジョシュア・ザークツィー(23)やU-23フランス代表DFレニー・ヨロ(18)を確保するなど、着々と補強を進めているユナイテッド。中盤の選手との契約も目指し、パリ・サンジェルマン(PSG)のウルグアイ代表MFマヌエル・ウガルテ(23)が新戦力候補筆頭となっている。 一方、退団へ向かう可能性がある選手も複数。ブラジル代表MFカゼミロ(32)の移籍が取り沙汰されているほか、スコットランド代表MFスコット・マクトミネイ(27)にはフルアムやトッテナム、ガラタサライなどからの関心が浮上。また、フィオレンティーナからレンタルしていたモロッコ代表MFソフィアン・アムラバト(27)に関しては、2000万ユーロ(約34億2000万円)の買取オプションの行使を見送ることとなった。 ウガルテの獲得だけでは選手層に不安が生じることも考えられるなか、移籍市場に精通するジャーナリストのルディ・ガレッティ氏によると、ユナイテッドはリオスにアプローチ。パウメイラスへの1700万ポンド(約34億5000万円)のオファーも準備しているという。 リオスは2023月10月にコロンビア代表デビューを飾ったばかりのセントラルミッドフィルダー。準優勝に終わったコパ・アメリカ2024では、グループステージから決勝までの6試合全てで先発し、攻守にわたって存在感を発揮した。 一躍その名を世界に広めたMFは、ミランのリストにも加わっているとのこと。しかし、リオスと2026年12月までの契約を交わすパウメイラスは、今夏の売却の意思がないようだ。 2024.07.22 18:42 Mon2
「ついに叶ったんだ」…デ・リフトが念願のユナイテッド移籍で決意 「次なる歴史の一翼に」
マンチェスター・ユナイテッドの新センターバックが加入後のインタビューでクラブ史に名を刻む活躍を誓った。 この夏はセンターバックのポジション強化が最優先事項だったユナイテッド。フランスの若き才能、レニー・ヨロに続いて、射止めたのがバイエルンの人員整理で売却候補に浮上していたマタイス・デ・リフトだった。 関心が明るみとなってから早々に個人合意の報も飛び出した後、クラブ間で綱引きが続いたが、基本金4500万ユーロ+アドオン500万ユーロの総額5000万ユーロ(約81億7000万円)で決着。13日に移籍が正式決定した。 この移籍を決意した理由は何だったのか。アヤックス時代に師事したエリク・テン・ハグ監督と再会できるのが1つの魅力だったことだろうが、プロジェクト面に共感したのもあったようだ。 「このプロジェクトを本当に気に入っている。どこかに行って、自分が新しいプロジェクトの一部であり、何かしら新しいものの一部であるを感じられるのはいつだって良いこととだ」 「僕だけじゃなく、この夏にやってくる選手たちもマンチェスター・ユナイテッドの次なる歴史の素晴らしいピースとなり、クラブが本来いるべき場所、つまりトップに戻せたらと思う」 「その上、アメージングなクラブだし、世界でも指折りのビッグクラブ。素晴らしい歴史に多くの素晴らしい選手、素晴らしいDFがいる」 「本当にワクワクするよ。実のところ、長いこと待っていた! 休暇中もずっと契約成立のメッセージを待っていたし、ついにそれが叶ったんだ。だから、スタートを切るのが楽しみだ」 また、クリスティアーノ・ロナウドをはじめ、同胞のエドウィン・ファン・デル・サールらを挙げながら、クラブの歴史を振り返りつつ、自身にとっても挑戦となるこの移籍に高揚した。 「イングランドで、世界有数のビッグクラブで、世界最大のリーグで、こういう可能性があるのは素晴らしい挑戦になる。僕にとって、新しい挑戦が原動力だし、チャレンジが好きなんだ」 「このチャンスをもらって、このレベルでプレーし、トロフィーに貢献できるなんて素晴らしいことだ。マンチェスター・ユナイテッドの次なる歴史の一翼を担えたらと思う」 アヤックスを出てから、ユベントス、バイエルンを渡り歩き、このたびからユナイテッドに舞台を移したデ・リフト。アヤックスから移籍後はやや伸び悩みの印象もあるキャリアだが、ユナイテッドで地位を築き、それも払拭したいところだ。 <span class="paragraph-title">【動画】デ・リフトが同じく新加入のマズラウィとともにユナイテッドのトレーニングに合流</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="WW5O8pkXprQ";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.08.16 14:05 Fri3
アルゼンチンの16歳MFに注目のレアル、リーベル・プレートは交渉に応じない構え
U-17アルゼンチン代表MFフランコ・マスタントゥオーノ(16)への関心が取り沙汰されるレアル・マドリーだが、リーベル・プレートは値引き交渉に応じないようだ。アルゼンチン『TyC Sports』が報じた。 近年は若手獲得路線で成功を収めているマドリー。スペイン『マルカ』は今夏もその方向性は変わらず、リールのU-23フランス代表DFレニー・ヨロ(18)と、16歳ながらリーベルのファーストチームに定着している攻撃的MFマスタントゥオーノの獲得を目指しているとしている。 マスタントゥオーノに対しては、バルセロナやベンフィカも関心。しかし、争奪戦を予期したリーベルは3月中旬、この16歳との契約を2026年12月まで更新しており、4500万ユーロ(約73億5000万円)の契約解除条項も盛り込んでいるという。 ただ、リーベルが危惧しているのは、U-23アルゼンチン代表MFクラウディオ・エチェベリ(18)の二の舞い。マンチェスター・シティは2024年1月に2500万ユーロ(約40億8000万円)に設定されていた契約解除金を支払うことで、この逸材の将来を確保。条件を満たしたのだから当然だ。 EU市民権を持っているマスタントゥオーノは、未成年時でもヨーロッパへの移籍が可能だが、リーベルは売却を急いでおらず、短期的な交渉には応じない意向とのこと。そのため、今夏マスタントゥオーノを獲得するには、契約解除金を満額支払う必要がある。 左利きアタッカーのマスタントゥオーノは、今シーズンここまで公式戦10試合に出場。うち先発は3試合とここからプレータイムを伸ばしていく必要があるが、今夏のステップアップはあり得るのだろうか。 2024.04.03 17:47 Wed4
「本当に素晴らしいタレント」19歳DFヨロに境遇重ねるデ・リフト、後押しに積極的「大きなポテンシャルがある」
マンチェスター・ユナイテッドのオランダ代表DFマタイス・デ・リフトが、12月に入ってついにデビューしたU-23フランス代表DFレニー・ヨロについて語った。クラブ公式サイトが伝えた。 ともに今夏ユナイテッドに移籍したデ・リフトとヨロ。しかし、リールから加入した19歳DFはプレシーズンマッチで左足中足骨を骨折し、手術に踏み切った。 ついにデビューしたのは、4日に行われたプレミアリーグ第14節のアーセナル戦。以降はリーグ戦やEFLカップ(カラバオカップ)で出場数を重ねている。 シーズン開幕から最終ラインを統率するデ・リフトは、22日の第17節ボーンマス戦に向けた公式マッチプログラム『ユナイテッド・レビュー』でヨロに言及。若くしてアヤックスからユベントスへ移籍し、バイエルンも経験した25歳は、「彼は本当に素晴らしいタレントだと思う」と見解を述べた。 「非常に優れた現代的なディフェンダーになるための素質を多く備えている。速いし、ボールの扱いも上手く、身長もあり、ヘディングも得意だ」 「彼は負傷離脱から復帰したばかりだけど、チームに多くの選択肢があることは本当に重要だと思う。過密日程で、全員を使わなければならないからね」 「彼がここにいてくれるのは本当に嬉しいし、彼ぐらいの年齢の時に僕が得た経験を役立てられればと思う。僕も同じぐらいの年に同じような経験をしたからね」 「少しでも良くなるよう手助けしたい。彼には大きなポテンシャルがあると思うから」 また、具体的なアドバイスも送ったデ・リフト。ルベン・アモリム監督率いるユナイテッドは成長するのに最適な場だとも主張した。 「彼は素晴らしいディフェンダーになるためのあらゆる素質を備えている。だから、大事なのはメンタルだ」 「アドバイスするとしたら、常に自分自身に向き合い、学ぶよう努めることだ。若い選手にとって本当に重要なことだ。勝つことに集中しすぎて、選手として成長できなくなってしまうようなことがあってはならない」 「監督はその点にとても気を配っていると思う。若い選手にチャンスを与えながらも、時には少し脇に追いやり、トレーニングで改善させることもある。彼は本当に良い場所にいるし、最高のスタッフに囲まれ、ベストな形で向上している」 2024.12.22 22:51 Sun5
ダビド・アラバ32歳が迎える正念場の1年…“究極のクラブ”で地位を守れるか
ダビド・アラバが正念場の1年を迎える。スペイン『Relevo』が伝える。 昨年末に左ヒザ前十字じん帯断裂の重傷を負い、以来ピッチから遠ざかるアラバ。オーストリア代表の柱として臨むはずだったユーロ2024を断念せざるを得なくなった。 オーストリアサッカー協会(OFB)が苦肉の策として練り上げたのが、アラバの「スタッフ帯同」。所属するレアル・マドリーも快く許可したことでユーロ2024へ参戦できた格好だ。 さて、そのユーロも終えたことで、アラバはリハビリ中の選手としてマドリーに帰還。 マドリーはリールから次代を担う逸材、レニー・ヨロの獲得に力を入れており、もし実現なら、アラバが戦列復帰する前の加入ということに。アラバの復帰は最速で10月とされる。 長らく名の通るアラバも、気づけば32歳。とはいえ若手にポジションを譲る気などまだまだないとされ、欧州No.1クラブで地位をキープできるかどうか、23-24シーズンは正念場だ。 オーストリアメディアの論調では年内復帰が怪しまれており、10月に復帰できる保証はなし。マドリーがアラバの復帰時期を議論する会議を何度も何度も重ねているとも報じられる。 復帰して万全ならまだまだ世界トップクラス、トップフォームを取り戻せなければ序列低下。“究極のクラブ”レアル・マドリーでの地位を守るべく、アラバは死力を尽くすはずだ。 2024.07.11 21:30 Thuリールの人気記事ランキング
1
ベストイレブンに9名、PSGがリーグ・アン席巻! デンベレがMVPを初受賞、最優秀監督&最優秀新人賞も受賞
リーグ・アンで無敗優勝を果たし、チャンピオンズリーグ(CL)ではファイナリストになったパリ・サンジェルマン(PSG)がフランスプロサッカー選手組合(UNFP)の授賞式で賞を総なめにした。 UNFPアワードが11日に行われ、リーグ・アンの最優秀選手にフランス代表FWウスマーヌ・デンベレが選出されることとなった。 デンベレは今シーズンのリーグ・アンで28試合21ゴール6アシストを記録し優勝に大きく貢献。最終説を残して得点ランキングでもトップに立っており、キャリア初のMVP受賞となることに。これまで5年連続受賞していたフランス代表FWキリアン・ムバッペ(レアル・マドリー)を継ぐ形となった。 また、最優秀監督賞はルイス・エンリケ監督が受賞。チームを成功に導く手腕を見せ、2018年のウナイ・エメリ監督(アストン・ビラ)以来となるPSGからの受賞となった。 その他、最優秀新人賞はフランス代表MFデジレ・ドゥエが受賞。今季加入した19歳は、リーグ・アンで30試合に出場し6ゴール8アシストを記録。3月にはフランス代表デビューを果たすなど、将来が期待されるウインガーだ。 さらに驚きはベストイレブン。11名中9名がPSGの選手となり、アクラフ・ハキミ、マルキーニョス、ヌーノ・メンデス、ウィリアン・パチョ、ジョアン・ネヴェス、ヴィティーニャ、ブラッドリー・バルコラ、そしてデンベレとドゥエとなった。 これはPSGにとって史上最多記録であり、2016年の8人を超えることに。また、UNFPトロフィー史上最多の記録となった。 <h3>◆リーグ・アン ベストイレブン</h3> GK リュカ・シュヴァリエ(リール) DF アクラフ・ハキミ(パリ・サンジェルマン) マルキーニョス(パリ・サンジェルマン) ヌーノ・メンデス(パリ・サンジェルマン) ウィリアン・パチョ(パリ・サンジェルマン) MF デジレ・ドゥエ(パリ・サンジェルマン) ジョアン・ネヴェス(パリ・サンジェルマン) ヴィティーニャ(パリ・サンジェルマン) FW ブラッドリー・バルコラ(パリ・サンジェルマン) ウスマーヌ・デンベレ(パリ・サンジェルマン) ラヤン・シェルキ(リヨン) 2025.05.12 13:55 Mon2
ジョナサン・デイビッドがリールとの契約非更新を最終決断か 代理人はユベントスと意見交換
ユベントスがリールのカナダ代表FWジョナサン・デイビッド(24)との契約へ、動きを本格化させているという。 デイビッドは24歳にしてカナダ代表通算56試合29得点を誇るストライカー。ベルギー1部・ヘントでプロデビューし、2020-21シーズンからリールでプレーを続けている。 数年前から欧州トップクラブの補強リストにいるなか、今季はここまで公式戦13試合8得点2アシスト。チャンピオンズリーグ(CL)ではレアル・マドリー撃破の1発が全世界に轟いた。 関心の大小が定かでないが、インテルやバルセロナの興味も囁かれ出したなか、ユベントスが優先順位を引き上げか。イタリア『カルチョメルカート』によると、最近代理人との間で契約を巡る意見交換に及んだという。 また、デイビッド陣営は今季限りとなっているリールとの契約の非更新を、ここ1〜2日で最終決断。リーグ・アンは今季で5年目、選手キャリアをひとつ引き上げる覚悟が固まったとみて間違いなさそうだ。 デイビッド陣営は来年1月を前にし、これから代理人が各地を飛び回ることになるそうだ。 2024.10.18 22:00 Fri3
リールがムバッペ弟のエタンを完全移籍で獲得!3年契約を締結
リールは4日、U-19フランス代表MFエタン・ムバッペ(17)を完全移籍で獲得した。契約期間は2027年6月30日までとなる。 レアル・マドリーに所属するキリアン・ムバッペを兄に持つエタンは、2017年にフランス屈指の育成組織を持つPSGのアカデミーに加入。順調にステップアップを重ねると、2022年には15歳ながらU-19チームでプレーしていた。 飛び級でU-19フランス代表にも招集される逸材は、かつてレアル・マドリーで活躍した元アルゼンチン代表MFフェルナンド・レドンドを彷彿とさせる、高精度の左足を生かしたパスと戦術眼を特長とするエレガントなMFとしてクラブ内での評価も非常に高く、昨年12月のリーグ・アンでトップチームデビューを飾ると、2023-24シーズンは公式戦5試合に出場していた。 リールへの移籍が決定したエタンは、公式サイトで以下のように喜びを語った。 「リールに加入出来てとても嬉しい。新しいチームメイト、スタッフ、ファンに会うのが待ちきれない。僕の年齢では、フランスにとどまることが成長するための最良の選択肢だった。リールは最高の選択肢だったと思う。フランスで最高のクラブのひとつだ。ここでプレーできることを本当に誇りに思う」 2024.07.05 07:30 Fri4
【平成史に残るレジェンドチーム50選】vol.43“フランス版「バルサ」”若き日のアザール/リール[2010-11]
1989年1月8日に日本で始まった「平成」。日本では31年にわたって使用されてきたが、2019年4月30日をもってその時代が終わりを告げる。 日本サッカーにおいても激動の時代であった「平成」だが、目をヨーロッパに向け、同じ時代で印象に残ったレジェンドチームを超ワールドサッカー編集部が選出。記憶や記録に残る50チームを紹介していく。 <div style="position: relative;margin: 2em 0;padding: 25px 10px 7px;border: solid 2px #FFC107;"><span style="position: absolute;display: inline-block;top: -2px;left: -2px;padding: 0 9px;height: 25px;line-height: 25px;vertical-align: middle;font-size: 17px;background: #FFC107;color: #ffffff;font-weight: bold;">vol.43</span><p style="margin: 0; padding: 0;font-weight:800">2010-2011シーズン/リール 〜フランス版“バルサ”〜</p></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/2010-11liile.jpg" style="max-width:100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brians,LTD.<hr></div><div style="padding: 0.5em 1em;margin: 2em 0;border: double 5px #4ec4d3;"><p style="margin: 0; padding: 0;">監督:ルディ・ガルシア(47) 獲得タイトル:リーグ・アン 攻撃力9:★★★★★★★★★☆ 守備力7:★★★★★★★☆☆☆ タレント7:★★★★★★★☆☆☆ 連係7:★★★★★★★☆☆☆ 選手層6:★★★★★★☆☆☆☆ </p></div> <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">57年ぶりの栄冠</div> 2000年代のリーグ・アンは、7連覇を達成したリヨンが絶対王者として君臨していた。しかし、その強さが終焉を迎えると、2008-09シーズンにボルドー、2009-10シーズンにマルセイユと、シーズン毎に王者が入れ替わる本命なしの状況となった。そして迎えた2010-11シーズン、覇権を奪ったのは古豪・リールだった。 2008年夏にルディ・ガルシア監督(現マルセイユ監督)を招へいしたリールは、アザールやジェルビーニョといった才能溢れるアタッカーを擁して攻撃的なサッカーを展開。ガルシア監督2年目のシーズンにリーグ最多の72得点を挙げて4位でフィニッシュすると、翌シーズンは守備の安定を図って優勝にまい進した。 第14節に首位の座に躍り出たリールは、そのまま優勝戦線を引っ張る存在となる。第32節で首位の座をマルセイユに奪われたが、1週間で奪い返すと、第35節のサンテチェンヌ戦を2-1で勝利して優勝決定。古豪・リールが57年ぶりのリーグ・アン制覇を成し遂げた。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">フランス版“バルサ”</div> 2シーズン連続(2009-10シーズンと2010-2011シーズン)でリーグ最多の得点数を記録したチームは、“フランス版バルサ”と称されるほど、攻撃において魅力を有した。その中で個性的な選手をうまくまとめたガルシア監督の手腕は、称賛されるべきものだった。 守備の中心は、元フランス代表の守護神・ランドローとラミ。特に、ディフェンスリーダーを担ったラミはフィジカルを生かした守備でレ・ブルーに名を連ねる存在となる。また、右サイドバックのドビュッシーは果敢な攻撃参加を披露して得点にも絡むプレーも披露した。 中盤はフィルター能力に優れるマブバをアンカーに置き、インサイドハーフにバルモンとキャバイエを起用。パスセンスに溢れる前者と、飛び出しやミドルシュートが持ち味の後者が攻守に存在感を放った。 そして、攻撃のキーマンは20歳のアザールと23歳のジェルビーニョという両翼。スピード溢れるドリブルで相手の守備を切り裂いた彼らは、アザールが7ゴール11アシスト、ジェルビーニョが15ゴール11アシストという素晴らしい数字を残した。そして、最前線のムサ・ソウはナントでの不遇を乗り越え、25得点をマークして得点王に輝いた。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">ピックアップ・プレイヤー</div> <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">FWエデン・アザール(20)</span> 2007年にリールの下部組織からトップチームデビューを果たしたアザールは、すぐさまその才能を遺憾なく発揮した。2008-09シーズンと2009-10シーズンにリーグ・アンの年間最優秀若手選手賞を受賞すると、リーグ制覇を成し遂げた2010-2011シーズンはリーグMVPに選出。抜群のスピードとキレのあるドリブルで攻撃を牽引し、リールに57年ぶりの優勝をもたらした。 2019.04.24 22:00 Wed5