アタランタを知り尽くしているからこその“謙虚な自信”、ガスペリーニ監督「我々の4位はスクデットと同じ価値」
2024.02.18 14:05 Sun
アタランタで8年目の老将ガスペリーニ
アタランタのジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督がセリエAでの最終目標を「4位」に据えた。
むしろ4年前より選手層には厚みがあるが、長期政権を敷き、クラブを知り尽くしたガスペリーニ監督は、「我々は全力を出し尽くしても4位」とした。
「我々はこれからの22日間で7試合を戦うんだ。今季のチームはすでに完成しており、このような難題に対しても真っ向から立ち向かうことができる。ただし、ケガ人が出ないのを祈る必要があるがね」
「スクデットを100点の成果、低く見積もっても90〜95点の成果と仮定しよう。しかしだ。我々のベストは70点代半ばがいいところ。アタランタにとって唯一の現実的なトロフィーはコッパ・イタリアなんだよ」
「アタランタというのは、現場が選手を成長させ、クラブが選手を支援し、そして最後に我々より大きなクラブに売却する…そういうクラブだ。宝石を売って新たなダイヤの原石を見つける…この道のりでの『4位』はスクデットと同じ価値があると断言して良い」
PR
アタランタは17日、第25節でサッスオーロに3-0と完勝。これでリーグ戦7試合無敗・5連勝とし、チャンピオンズリーグ(CL)圏内の4位に浮上した。CLベスト8の大躍進からはや4年、現アタランタは後方にGKマルコ・カルネセッキやDFジョルジョ・スカルヴィーニ、中盤にMFトゥン・コープマイネルスやMFエデルソン、前方にはFWチャールズ・デ・ケテラエルなど、若くて実力も伴った活きのいいタレントが揃う。「我々はこれからの22日間で7試合を戦うんだ。今季のチームはすでに完成しており、このような難題に対しても真っ向から立ち向かうことができる。ただし、ケガ人が出ないのを祈る必要があるがね」
アタランタは25日の第26節ミラン戦から、3月16日の第29節フィオレンティーナ戦まで延期分含めてリーグ戦5試合。この間にヨーロッパリーグ(EL)ラウンド16の2試合も戦う。
「スクデットを100点の成果、低く見積もっても90〜95点の成果と仮定しよう。しかしだ。我々のベストは70点代半ばがいいところ。アタランタにとって唯一の現実的なトロフィーはコッパ・イタリアなんだよ」
「アタランタというのは、現場が選手を成長させ、クラブが選手を支援し、そして最後に我々より大きなクラブに売却する…そういうクラブだ。宝石を売って新たなダイヤの原石を見つける…この道のりでの『4位』はスクデットと同じ価値があると断言して良い」
PR
ジャン・ピエロ・ガスペリーニの関連記事
アタランタの関連記事
セリエAの関連記事
記事をさがす
|
ジャン・ピエロ・ガスペリーニの人気記事ランキング
1
3連敗の低調アタランタで交代の伝達ミス、ガスペリーニ監督が激怒
セリエA3連敗を喫したアタランタで軽率な伝達ミスが起きていたようだ。イタリア『コリエレ・デッロ・スポルト』が報じている。 アタランタは6日に行われたセリエA第31節ラツィオ戦を0-1で落とし、泥沼の3連敗に。インテルに敗れるまでは悲願のスクデットも視野に捉えかけていたが、一気にトーンダウンとなった。 そんな中、低調なパフォーマンスでウノゼロ敗戦を喫したラツィオ戦で75分にFWアデモラ・ルックマンに代わってMFラザール・サマルジッチが投入されたが、ジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督はルックマンではなくMFエデルソンを交代させたかったようだ。 軽率な伝達ミスが起こった理由は選手交代を第4審に伝えるアタランタのスタッフの聞き間違いによるもの。ガスペリーニ監督に『エデ』と言われたところ、スタッフはルックマンのファーストネームであるアデモラの『アデ』と勘違いし、伝達ミスが起こったという。 ガスペリーニ監督は電光掲示板に表示されたルックマンの背番号を見て初めて間違いに気付いたが、時既に遅く交代を回避できず激怒したという。実際、僅か3分後にエデルソンは交代となっていた。 アタランタとしてはチームが悪い流れにハマっていることを象徴するような一件になってしまった。 2025.04.07 13:00 Mon2
「同情する」「尊敬する仲間だ」ユベントス解任のモッタ監督…セリエAの同業者からはエール「すぐ戻ってくるだろう」
ユベントスを解任されたチアゴ・モッタ監督について、同業者は同情しているようだ。 モッタ監督は今シーズンからユベントスの指揮官に就任。クラブを新たなステージに導く若手指揮官として、非常に大きな期待が寄せられていた。 しかし、チームは開幕から黒星こそないものの勝ち切れない試合が多く、スクデット争いに絡むまでには至らず。直近ではチャンピオンズリーグ(CL)でプレーオフ敗退、セリエAで2試合連続大敗を喫したことから、モッタ監督への手腕には疑問の目が向けられていた。 加えて、チームの人心掌握にも苦戦と報じられたモッタ監督。最終的にはクラブ上層部からの支持も失い、23日に解任が発表されることとなった。 1年経たず解任の憂き目に遭ったモッタ監督について、セリエAの同業者は擁護。イタリア『トゥットメルカート』によると、セリエA最優秀監督に贈られるパンキーナ・ドーロの表彰式に出席していたアタランタのジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督は、モッタ監督の境遇に同情すると語っている。 「私はすべての監督、特に困難な時期を過ごしている監督のことを考える。我々は、そのようなことが起こったとき、いつもプロフェッショナルな対応ができるわけではない。スタッフに対して、メディアが集中攻撃を仕掛るのはよくあることだ。そして私はそれが好きではない。私は彼らに同情する。そして現時点では、特にチアゴ・モッタについて言いたい」 また、同式典にてインテルのシモーネ・インザーギ監督もモッタ監督に同情。それでも、早い段階で指揮官に復帰するだろうと期待を示している。 「彼は私が尊敬する仲間だ。我々は何度も対戦してきた関係でもある。残念ながら、そのようなことが起こってしまい、残念だよ。私は彼を監督として、人として尊敬している。彼はすぐ戻ってくるだろう。とても優秀な人だからね」 2025.03.25 10:20 Tue3
インザーギ監督が2023-24シーズンのセリエA最優秀監督に選出!
2023-24シーズンのセリエA最優秀監督に贈られるパンキーナ・ドーロが24日に発表され、インテルのシモーネ・インザーギ監督(48)が初選出された。 パンキーナ・ドーロは、毎年恒例となっているイタリアサッカー界で監督に与えられる栄誉ある個人賞の一つ。同業者による投票により、年間最優秀監督が決定する。 2022-23シーズンはチャンピオンズリーグ(CL)決勝までチームを導くも、マンチェスター・シティの前に敗れていたインザーギ監督。昨シーズンはセリエAで他を寄せ付けず、29勝6分け2敗で20度目の優勝を果たしていた。 初受賞したインザーギ監督は「多くの経験を積んだクラブでこの賞を受賞できたことは大きな誇りであり、同僚からの投票によって選ばれることは名誉なことだ」とコメントした。 なお、2位にはアタランタのジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督が、3位には昨シーズンまでフィオレンティーナを率いていたヴィンチェンツォ・イタリアーノ監督(現ボローニャ監督)が続いた。 2025.03.25 08:00 Tue4
「勇気ある者だけが外すことができる」PK失敗で指揮官と確執のアタランタFWルックマン、レジェンドストライカーから励ましの言葉「サッカーの記憶は90分間」
PK失敗が物議を醸すアタランタのナイジェリア代表FWアデモラ・ルックマンに、名ストライカーからメッセージが寄せられている。 18日、チャンピオンズリーグ(CL)のラウンド16進出を懸け、クラブ・ブルージュとのノックアウトフェーズ・プレーオフ2ndレグに臨んだアタランタ。前半だけで3点を失いながら、後半はルックマンのゴールで反撃に出たが、56分にルックマンがPKを失敗し、チームは2戦合計2-5で敗退となった。 試合後にはジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督が「ルックマンはあのPKを蹴るべきではなかった」「今まで見た中でも、最悪のPKキッカーの1人」と痛烈批判。本来のキッカーを差し置いてPKを蹴ったようで、「得点後の興奮でルックマンは自分が蹴ろうと決めた。私はその行為をまったく評価していない」と述べていた。 当のルックマンはこれまでのクラブへの貢献を踏まえ、「傷つくだけでなく、非常に失礼だと感じる」とSNSで反論。そんなアタッカーに対し、カメルーンサッカー連盟(Fecafoot)の会長を務める元カメルーン代表FWサミュエル・エトー氏が、アフリカの同胞にインスタグラムで励ましの言葉を贈った。 「兄弟よ、サッカーの記憶は90分間続く。つまり1試合分で、それから次へ進む」 「君はこれからもずっと我々のチャンピオンだ。シュートを打つ勇気のある者だけが、外すことができる。勇気をありがとう、偉大なチャンピオンよ」 なお、イタリア『TUTTOmercatoWEB』によると、ルックマンをクラブの国際的なアンバサダーともみなしているアメリカ側の共同オーナーは、ガスペリーニ監督の発言に苛立ち。これを受け、共同オーナー兼会長のアントニオ・ペルカッシ氏が、当事者間の仲裁に入ったという。 <span class="paragraph-title">【動画】監督に酷評されたルックマンのPK失敗…</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="07vaneNVGpw";var video_start = 48;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.02.22 23:10 Sat5
ドッピエッタのルックマン、ガスペリーニ監督と握手交わさずわだかまり継続か
アタランタのナイジェリア代表FWアデモラ・ルックマンと、ジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督のわだかまりは消えていないようだ。 両者は18日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)ノックアウトフェーズ・プレーオフ2ndレグ、クラブ・ブルージュ戦でルックマンがPKを外したことを受けて不穏な関係に。 試合後にガスペリーニ監督は自身が指名していたキッカーを差し置いて失敗したことから『最悪のキッカー』とコメントし、それを受けてルックマンは自身のSNSでそのキッカーに頼まれて蹴ったにも関わらず批判をされたことで『非常に失礼』と応戦していた。 互いの主張が交錯する中、23日に行われたセリエA第26節エンポリ戦では先発に抜擢され、ドッピエッタの活躍を見せたルックマン。確執が解消されたのかと思われたが、交代後にルックマンはガスペリーニ監督と握手をせず。 試合後、記者の「問題は解決したのか」という問いに対し、少しの沈黙後、「終わったの?」と言葉を濁していた。 一方でガスペリーニ監督も試合後、「彼はアタランタに加入してからゴールをコンスタントに決めるようになったね」と恩を感じるべきと暗に答え、わだかまりが継続しているようだった。 2025.02.24 11:30 Monアタランタの人気記事ランキング
1
3連敗の低調アタランタで交代の伝達ミス、ガスペリーニ監督が激怒
セリエA3連敗を喫したアタランタで軽率な伝達ミスが起きていたようだ。イタリア『コリエレ・デッロ・スポルト』が報じている。 アタランタは6日に行われたセリエA第31節ラツィオ戦を0-1で落とし、泥沼の3連敗に。インテルに敗れるまでは悲願のスクデットも視野に捉えかけていたが、一気にトーンダウンとなった。 そんな中、低調なパフォーマンスでウノゼロ敗戦を喫したラツィオ戦で75分にFWアデモラ・ルックマンに代わってMFラザール・サマルジッチが投入されたが、ジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督はルックマンではなくMFエデルソンを交代させたかったようだ。 軽率な伝達ミスが起こった理由は選手交代を第4審に伝えるアタランタのスタッフの聞き間違いによるもの。ガスペリーニ監督に『エデ』と言われたところ、スタッフはルックマンのファーストネームであるアデモラの『アデ』と勘違いし、伝達ミスが起こったという。 ガスペリーニ監督は電光掲示板に表示されたルックマンの背番号を見て初めて間違いに気付いたが、時既に遅く交代を回避できず激怒したという。実際、僅か3分後にエデルソンは交代となっていた。 アタランタとしてはチームが悪い流れにハマっていることを象徴するような一件になってしまった。 2025.04.07 13:00 Mon2
低調アタランタ、ラツィオにウノゼロ敗戦で3連敗【セリエA】
アタランタは6日、セリエA第31節でラツィオをホームに迎え、0-1で敗れた。 前節フィオレンティーナに敗れて連敗し、スクデットの夢が大きく遠のいた3位アタランタ(勝ち点58)は、レテギを最前線に、2シャドーにルックマンとクアドラードを配す[3-4-2-1]で臨んだ。 4試合勝ちがなく7位まで後退したラツィオ(勝ち点52)に対し、徐々に押し込む展開としたアタランタだったが、好機を作るには至らず。 ラツィオの守備網を攻略できなかった前半をゴールレスで終えて迎えた後半、アタランタは開始5分にこの試合初めての決定機。ルックマンのパスをボックス左で引き出したコラシナツがポケットを突いてマイナスにクロス。レテギが左足で合わせたがシュートはGKプロベデルの好守に阻まれた。 すると54分に失点。ロングボールに抜け出したデレ=バシルにヘッドで落とされると、ボックス内に走り込んだイサクセンにボレーで決められた。 追う展開となったアタランタはデ・ケテラエルを投入。しかしチャンスは作れないまま時間が経過。89分にようやくブレシャニーニが際どいヘディングシュートを放ったが、わずかに枠を捉えきれえず。 低調なパフォーマンスでウノゼロ敗戦に終わり3連敗となった。一方、5試合ぶりの勝利としたラツィオは6位に再浮上としている。 アタランタ 0-1 ラツィオ 【ラツィオ】 グスタフ・イサクセン(後9) 2025.04.07 07:05 Mon3
フィオレンティーナにウノゼロ敗戦のアタランタ、連敗で首位インテルの背中が更に遠のく【セリエA】
アタランタは29日、セリエA第30節でフィオレンティーナとのアウェイ戦に臨み、0-1で敗れた。 代表ウィーク前の前節ではスクデットを争うインテルに敗れた3位アタランタ(勝ち点58)は、代表戦をコンディション不良により辞退したレテギが先発。ルックマン、デ・ケテラエルと前線を形成した。 前節ユベントスに快勝してモッタ監督を解任に追い込んだ8位フィオレンティーナ(勝ち点48)に対し、守勢の展開を強いられたアタランタは19分にボックス左ポケットを突いたザッパコスタの折り返しにルックマンが合わせる好機もラニエリの好ブロックに阻まれる。 しかし前半半ば以降も押し込まれる展開が続くとハーフタイム間際の44分に失点。センターサークルでヒエンがケアンにボールを奪われてそのまま持ち上がられシュートを決められた。 1点ビハインドで迎えた後半、前がかるアタランタはグズムンドソン、ファジョーリに追加点に迫られた中、55分にルックマンとレテギを諦めてマルディーニとサマルジッチを投入。 65分にようやくデ・ケテラエルに好機もボックス左からのシュートはわずかに枠を捉えきれず。72分にはGKカルネセッキがラニエリとの一対一を止める好守を見せて凌いだものの、終盤にかけては好機を作れずウノゼロで敗戦。痛い連敗で首位インテルとの勝ち点差は9に広がった。 フィオレンティーナ 1-0 アタランタ 【フィオレンティーナ】 モイゼ・ケアン(前45) 2025.03.31 08:09 Mon4
インザーギ監督が2023-24シーズンのセリエA最優秀監督に選出!
2023-24シーズンのセリエA最優秀監督に贈られるパンキーナ・ドーロが24日に発表され、インテルのシモーネ・インザーギ監督(48)が初選出された。 パンキーナ・ドーロは、毎年恒例となっているイタリアサッカー界で監督に与えられる栄誉ある個人賞の一つ。同業者による投票により、年間最優秀監督が決定する。 2022-23シーズンはチャンピオンズリーグ(CL)決勝までチームを導くも、マンチェスター・シティの前に敗れていたインザーギ監督。昨シーズンはセリエAで他を寄せ付けず、29勝6分け2敗で20度目の優勝を果たしていた。 初受賞したインザーギ監督は「多くの経験を積んだクラブでこの賞を受賞できたことは大きな誇りであり、同僚からの投票によって選ばれることは名誉なことだ」とコメントした。 なお、2位にはアタランタのジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督が、3位には昨シーズンまでフィオレンティーナを率いていたヴィンチェンツォ・イタリアーノ監督(現ボローニャ監督)が続いた。 2025.03.25 08:00 Tue5