アーセナルOBが活動停止中のFWトニー獲得を提言… ジェズス&エンケティアの力不足を指摘「プレミア制覇をもたらすことはない」
2023.09.26 18:30 Tue
元イングランド代表FWのポール・マーソン氏が、アーセナルにブレントフォードのイングランド代表FWイヴァン・トニーの獲得を勧めた。
昨シーズンは優勝まであと一歩届かず、そのリベンジを果たすことが期待される今シーズンのアーセナル。ここまでのリーグ戦成績は4勝2分けと開幕から無敗をキープしているが、最大のライバルとなるマンチェスター・シティは無傷の6連勝スタート。すでに勝ち点差は「4」開いている。
アーセナルOBのマーソン氏は、今のままではアーセナルがプレミアリーグを制覇するのは難しいと考えているようで、特に前線のクオリティ不足をイギリス『スカイ・スポーツ』で指摘。24日に行われたトッテナムとのノースロンドン・ダービーを振り返る中、センターフォワードを務めたイングランド代表FWエディ・エンケティアと左ウイングを務めたブラジル代表FWガブリエウ・ジェズスを厳しく評価した。
「私は初日から常に言ってきたが、エディ・エンケティアがプレミアリーグ制覇をもたらすことはない」
「適切なセンターフォワードが必要だ。トッテナムとの一戦を2-2で引き分けたことに関してエンケティアを責めるつもりはないが、リーグ戦はあと32試合あり、チャンピオンズリーグ(CL)も全て戦わなければならない。その中で、彼がチームを次のレベルに引き上げるとは思わない。ガブリエウ・ジェズスがチームを次のレベルに引き上げたとも思えない」
「アーセナルは最強のチームではなかったし、チャンピオンズリーグも含めた今後全ての試合を考慮すると、日曜日は少し弱々しく見えた」
マーソン氏は具体的な補強案として、昨シーズン、プレミアリーグで33試合20ゴールを記録したブレントフォードのストライカー、トニーの名前を挙げた。
「彼らにセンターフォワードが必要だと考えるのは問題ないが、一体誰がいるだろうか? 1月に彼らが獲得できるのはイヴァン・トニーだけだ。世界を見渡してもセンターフォワードはそれほど多くない。彼らは絶滅危惧種だ」
「トニーは良い選手だ。彼はボールをキープすることができるし、空中戦も得意だ。アーセナルは彼を獲得する必要があるかもしれない。周りにセンターフォワードが100万人いるわけではない」
トニーは5月に賭博規則違反によりイングランドサッカー協会(FA)から8カ月間のフットボール活動禁止処分を科され、試合出場は2024年1月17日まで不可能となっている。
昨シーズンは優勝まであと一歩届かず、そのリベンジを果たすことが期待される今シーズンのアーセナル。ここまでのリーグ戦成績は4勝2分けと開幕から無敗をキープしているが、最大のライバルとなるマンチェスター・シティは無傷の6連勝スタート。すでに勝ち点差は「4」開いている。
アーセナルOBのマーソン氏は、今のままではアーセナルがプレミアリーグを制覇するのは難しいと考えているようで、特に前線のクオリティ不足をイギリス『スカイ・スポーツ』で指摘。24日に行われたトッテナムとのノースロンドン・ダービーを振り返る中、センターフォワードを務めたイングランド代表FWエディ・エンケティアと左ウイングを務めたブラジル代表FWガブリエウ・ジェズスを厳しく評価した。
「適切なセンターフォワードが必要だ。トッテナムとの一戦を2-2で引き分けたことに関してエンケティアを責めるつもりはないが、リーグ戦はあと32試合あり、チャンピオンズリーグ(CL)も全て戦わなければならない。その中で、彼がチームを次のレベルに引き上げるとは思わない。ガブリエウ・ジェズスがチームを次のレベルに引き上げたとも思えない」
「私はアーセナルが日曜日(24日)に勝つだろうという強い自信を持っていたが、チームを見て大きな不安を感じた。ウイングにジェズス、前線にエンケティアが入る。それにファビオ・ヴィエイラ。彼は十分ではないと思う。その後、デクラン・ライスが下がり、ジョルジーニョが入る」
「アーセナルは最強のチームではなかったし、チャンピオンズリーグも含めた今後全ての試合を考慮すると、日曜日は少し弱々しく見えた」
マーソン氏は具体的な補強案として、昨シーズン、プレミアリーグで33試合20ゴールを記録したブレントフォードのストライカー、トニーの名前を挙げた。
「彼らにセンターフォワードが必要だと考えるのは問題ないが、一体誰がいるだろうか? 1月に彼らが獲得できるのはイヴァン・トニーだけだ。世界を見渡してもセンターフォワードはそれほど多くない。彼らは絶滅危惧種だ」
「トニーは良い選手だ。彼はボールをキープすることができるし、空中戦も得意だ。アーセナルは彼を獲得する必要があるかもしれない。周りにセンターフォワードが100万人いるわけではない」
トニーは5月に賭博規則違反によりイングランドサッカー協会(FA)から8カ月間のフットボール活動禁止処分を科され、試合出場は2024年1月17日まで不可能となっている。
イヴァン・トニーの関連記事
アーセナルの関連記事
プレミアリーグの関連記事
記事をさがす
|
|
イヴァン・トニーの人気記事ランキング
1
賭博規則違反で8カ月出場停止のイングランド代表FW、ギャンブル依存症と診断…当初は11カ月停止も処分軽減
ブレントフォードのイングランド代表FWイヴァン・トニーが、ギャンブル依存症と診断されたことがわかった。イギリス『BBC』が報じた。 トニーは、今シーズンのプレミアリーグで33試合で20ゴール4アシストを挙げる活躍をみせたトニーは、昨年9月にはイングランド代表に初招集。ブレントフォードの攻撃を牽引していた。 しかし17日、232件の賭博規則違反によってイングランドサッカー協会(FA)から8カ月間のフットボール活動禁止処分を科されていた。 2024年1月17日まで試合出場が不可になったトニーだったが、FAの規制委員会に証拠を提出した精神医学の専門家は、トニーをギャンブル依存症と診断。助けが必要だと結論付けたという。 これを受け、委員会は11カ月の制裁から3カ月に軽減。その結果が、8カ月の活動禁止となったという。 26日にFAが発表した制裁の内容を説明する文書では、トニーが最初の面談で繰り返しウソをついていたことを認めたとされていた。 FAは当初、規則に反するとわかりながらもギャンブルを行ったことを隠そうとしたため、トニーに15カ月の活動禁止を課す予定だった。これには虚偽の報告や、証拠の隠滅なども含まれていたが、その後に232件の賭博関与を認めたため、11カ月に短縮。さらに、依存症と診断されたため、追加で短縮されることとなった。 また、FAは文書で八百長ではないと結論づけ、いずれの試合もトニーは関与することはなかったとした。 「今回の事件は八百長事件ではない。もしそうであれば、告訴は別の条項に基づいて進められていただろう。トニーがチームの勝利に賭けた際に、自分のチームが負けるよう影響を与えた、あるいは影響を与える立場にあったという証拠はない。当時彼はチームにも所属しておらず、プレーする資格もなかった」 「委員会は、(精神科医の)フィリップ・ホプリー博士によって特定されたギャンブル依存症の診断を反映するため、大幅な削減が行われる必要があると判断した。選手がギャンブルに関してコントロールできないのは、明らかに診断されたギャンブル依存症が反映されている」 ブレントフォードはFAからの処分を受けて声明を発表。クラブの結果に関与するものはなかったとし、受け入れるとした。 「クラブは今後、イヴァンと彼の家族がこの訴訟で提起された問題に対処するためのサポートを提供するため、可能な限りのあらゆることを行う予定がある」 「この件に関する会話および事件に関連する全ての事項は、選手とその家族を保護するために機密として扱われる」 「我々はこの問題は解決したと考えており、9月にイヴァンをトレーニングに復帰させ、1月にプレミアリーグでブレントフォードの選手として彼に会えることを楽しみにしている」 2023.05.26 22:17 Fri2
ブレントフォードがトニー後釜を確保! 今季ベルギーで16ゴール挙げるイゴール・チアゴの来季加入が決定
ブレントフォードは14日、クラブ・ブルージュからブラジル人FWイゴール・チアゴ(22)を完全移籍で獲得したことを発表した。契約期間は2029年6月30日までの5年となるが、クラブはさらに1年の延長オプションを保有する。 また、今シーズン終了まではレンタルの形でクラブ・ブルージュに残留し、2024年7月1日付でビーズの一員となることが併せて伝えられている。 なお、移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、移籍金は3000万ポンド(約56億7000万円)となり、移籍金の一部は前所属先のルドゴレツに支払われることになるという。 母国ブラジルのクルゼイロでプロキャリアをスタートさせたイゴール・チアゴは、191cmの右利きのストライカー。2022年3月にブルガリア屈指の強豪ルドゴレツに完全移籍し、ヨーロッパでのキャリアをスタート。 そして、2023年6月にクラブ・ブルージュへ加入すると、今シーズンここまではジュピラー・プロ・リーグで24試合16ゴール2アシストの数字を残すなど、公式戦40試合26ゴール4アシストの傑出した数字を叩き出している。 ブレントフォードのトーマス・フランク監督は、今季限りで退団濃厚とされるイングランド代表FWイヴァン・トニーの後釜と目される大型ストライカーへの大きな期待を口にしている。 「我々は重要なポジションに重要なプレーヤーと契約した。チアゴはとてもエキサイティングなストライカーで、我々のチームでの役割にぴったりだ。彼は勤勉で、非常に優れたプレッシングプレーヤーだ。フィジカル的な存在でもあり、ボックス内で非常に優れており、プレーをつなげることもできる」 「彼はベルギーリーグで順調に成長しており、大きな可能性を秘めている。赤と白のシャツを着た彼を見るのを楽しみにしているよ」 2024.02.15 08:00 Thu3
バエナがアル・アハリからの年俸24億円ビッグオファーを拒否、ビジャレアル残留を決断
ビジャレアルは30日、スペイン代表MFアレックス・バエナ(23)が残留することを発表した。 バエナに対してはサウジアラビアのアル・アハリ・サウジが契約解除金の5500万ユーロ(約88億2000万円)を支払う構えを見せ、1500万ユーロ(約24億円)の高年俸を提示。しかし2011年から在籍し、愛着あるビジャレアルを離れる意思がないことを明確にした。 昨夏行われたパリ五輪では金メダル獲得に貢献し、スペインA代表にもコンスタントに選出されているバエナ。ビジャレアルの絶対的主軸である中、今季もラ・リーガ19試合出場5ゴール5アシストの結果を出し、現在5位と来季のチャンピオンズリーグ出場が狙えるビジャレアルを牽引している。 アル・アハリには前リバプールFWロベルト・フィルミノや前バルセロナMFフランク・ケシエ、前ブレントフォードFWイヴァン・トニーらが在籍している。 2025.01.31 08:30 Friアーセナルの人気記事ランキング
1
アーセナルの選手たちが反人種差別の「ヒザつき」、相手には人種差別発言で10試合出場停止のDFが
アーセナルイレブンが、反人種差別を行動で示した。 アーセナルは15日、ヨーロッパリーグ(EL)準々決勝2ndレグでスラビア・プラハと対戦した。 スラビア・プラハに所属するチェコ代表DFオンドレイ・クデラは、先月のレンジャーズ戦において人種差別発言を行ったことで、欧州サッカー連盟(UEFA) からUEFA主催試合における10試合の出場停止を科されたばかりだった。 クデラの件が調査中だった先週に行われた1stレグでは、キックオフ前にアーセナルの選手たちだけが、人種差別への抗議の意思を示す「ヒザつき」行為を実施していたが、スラビア・プラハのホームで行われた2ndレグでも同様となった。 2ndレグでは、スラビア・プラハのスターティングイレブンが「ヒザつき」行為の代わりに肩を組んで立つことを選んだが、キャプテンのフランス代表FWアレクサンドル・ラカゼットを先頭にアーセナルの選手たちはスラビア・プラハの選手たちの目の前でヒザをつき、前を見据え続けた。 この件について、アーセナルのミケル・アルテタ監督は、選手たちが自主的にやったことだと明かした。 「選手たちは私とクラブに尋ねてきた。彼らはそうしたいと思っていた。正当な理由があったので、クラブと私は非常に協力的だった」 「ありがたいことに、レフェリーとUEFAも協力してくれたので、良い行為だったと思う」 アーセナルは、ラカゼットの2ゴールもあり0-4で大勝。2戦合計1-5で準決勝進出を決めた。準決勝では、かつてチームを指揮したウナイ・エメリ監督率いるビジャレアルと対戦する。 <span class="paragraph-title">【動画】肩を組む相手イレブンの前に陣取りヒザをつくラカゼット</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="fr" dir="ltr">Lacazette <a href="https://t.co/aHlh1SYr00">pic.twitter.com/aHlh1SYr00</a></p>— Football on BT Sport (@btsportfootball) <a href="https://twitter.com/btsportfootball/status/1382784230665650185?ref_src=twsrc%5Etfw">April 15, 2021</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2021.04.16 20:00 Fri2
【平成史に残るレジェンドチーム50選】vol.9 “フェイマス・バックフォー”クラブ史上2度目のダブル/アーセナル[1997-98]
1989年1月8日に日本で始まった「平成」。日本では31年にわたって使用されてきたが、2019年4月30日をもってその時代が終わりを告げる。 日本サッカーにおいても激動の時代であった「平成」だが、目をヨーロッパに向け、同じ時代で印象に残ったレジェンドチームを超ワールドサッカー編集部が選出。記憶や記録に残る50チームを紹介していく。 <div style="position: relative;margin: 2em 0;padding: 25px 10px 7px;border: solid 2px #FFC107;"><span style="position: absolute;display: inline-block;top: -2px;left: -2px;padding: 0 9px;height: 25px;line-height: 25px;vertical-align: middle;font-size: 17px;background: #FFC107;color: #ffffff;font-weight: bold;">vol.9</span><p style="margin: 0; padding: 0;font-weight:800">1997-98シーズン/アーセナル 〜フェイマス・バックフォー〜</p></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/1997-98arsenal.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brians,LTD.<hr></div><div style="padding: 0.5em 1em;margin: 2em 0;border: double 5px #4ec4d3;"><p style="margin: 0; padding: 0;">監督:アーセン・ヴェンゲル(48) 獲得タイトル:プレミアリーグ、FAカップ 攻撃力8:★★★★★★★★☆☆ 守備力9:★★★★★★★★★☆ タレント8:★★★★★★★★☆☆ 連係9:★★★★★★★★★☆ 選手層7:★★★★★★★☆☆☆</p></div> <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">クラブ史上2度目のダブル</div> 1997-98シーズンは、アーセン・ヴェンゲル監督が初めてシーズンを通してチームを指揮したシーズンだった。1996-97シーズンの途中にアーセナルの指揮官に就任したヴェンゲル監督は、新たなトレーニングメソッドや選手たちのプライベートに関する制限、外国人選手の積極的な招へいなど、クラブに多くの変化をもたらした。 プレミアリーグでは、開幕から第12節まで負けなしで首位に立った。しかし、11月に行われた4試合のうち3試合で敗れるなど、中盤に失速する。それでも、年明け以降に再び調子を取り戻すと、第33節から5連勝を達成するなどし、首位を奪還。最終的には、マンチェスター・ユナイテッドを1ポイント差で退け、7シーズンぶりにリーグタイトルを戴冠した。 さらに、このシーズンのアーセナルはFAカップでも躍進。準々決勝と準決勝で、それぞれウェストハムとウォルバーハンプトンを下して決勝に進出する。決勝では、ニューカッスルを相手にオーフェルマルスとアネルカのゴールで勝利。1970-71シーズン以来、クラブ史上2度目となるダブルを達成した。そして、英国4協会以外の出身者で初めてプレミアリーグを制した指揮官となったヴェンゲル監督は、年間最優秀監督賞を受賞した。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">フェイマス・バックフォー</div> 今でこそ攻撃的なフットボールで知られるアーセナルだが、1990年代以前は非常に守備的なスタイルで、「1-0の退屈なチーム」などと嘲笑されることも多かった。それでも、ヴェンゲル監督の就任以降は、徐々にスペクタクルなチームへと変貌。1997-98シーズンのチームの強みは未だ守備にあったが、攻撃でも見どころ十分だった。 GKには、イングランド代表の守護神でもあるシーマンが君臨。“フェイマス・バックフォー”と呼ばれた名高い最終ラインでは、ディフェンスリーダーのアダムスを中心に、ウィンターバーン、ディクソンという守備的ながらも安定感抜群の両サイドバックが不動のレギュラーを務める。アダムスの相棒には、現在のアーセナルコーチであるボールド、そしてキーオンと、フィジカルコンタクトに優れる両名が名を連ねた。 セントラルMFは、強靭なフィジカルとフットボールセンスを併せ持つヴィエラと、左利きのプレーメーカーであるプティのコンビが磐石。攻撃的にシフトする際には、テクニシャンのプラットも控えていた。そして、右サイドにはバランスの優れる万能型MFパーラー。左サイドのオーフェルマルスは当時、世界有数のウインガーとして名を馳せ、右足で持ち出す縦突破は、分かっていても止められないレベルにあった。 最前線にも魅力的な選手たちが在籍していた。ベルカンプはゴールだけでなくアシストでも貢献した。当時のアーセナルのスターだったイアン・ライトは現代で言うバロテッリのような“愛すべき悪童”的存在。1991年からアーセナルのために多くのゴールを挙げ続けたイングランド人FWも当時34歳とキャリア終盤だったが、驚異的なダッシュ力と豪快なシュートは健在で、多くのゴールを陥れた。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">ピックアップ・プレイヤー</div> <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">FWデニス・ベルカンプ(28)</span> 内に秘める闘争心と氷のような冷静さを併せ持つオランダの天才ストライカーは、卓越したボールテクニックと決定力を遺憾なく発揮。公式戦40試合に出場して22ゴールを記録しただけでなく、ゲームメークやアシストでも多大な貢献を果たした。その結果、選手が選ぶPFA年間最優秀選手賞と、記者が投票で選出するFWA年間最優秀選手賞をダブルで受賞する快挙を達成している。 2019.04.07 22:00 Sun3
左SBで新境地開拓!アーセナルの希望の光、ブカヨ・サカ【ライジング・スター】
ビジャレアルに移籍した日本代表MF久保建英など、10代の選手の活躍が目立っているサッカー界。この企画『Rising Stars』では、近いうちにサッカー界の主役を担うであろう、注目の若手選手たちを紹介していく。 今回はアーセナルのU-19イングランド代表FWブカヨ・サカ(18)だ。 <div id="cws_ad">◆アカデミー時代のサカのプレーをチェック<br/><div style="margin:0 auto; max-width:100%; min-width:300px; " ><div style="position: relative; padding-bottom:56.25%; height: 0; overflow: hidden; "><iframe src="https://embed.dugout.com/v2/?p=eyJrZXkiOiJqN0QyNDhQVyIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0=" style="width: 300px; min-width: 100%; position: absolute; top:0; left: 0; height: 100%; overflow: hidden; " width="100%" frameborder="0" allowfullscreen scrolling="no"></iframe></div></div></div> 両親がナイジェリア出身であり、イングランドとの二重国籍であるサカはアーセナルの下部組織で育ち、世代別イングランド代表にも招集されるなど順調に成長を続け、2018年9月にプロ契約を結んだ。 2018-19シーズンは主にカップ戦で経験を積むと、2019-20シーズンから正式にファーストチームに昇格。シーズン当初はウナイ・エメリ監督に左ウイングとして起用され、2019年9月19日に行われたヨーロッパリーグのフランクフルト戦では、シーズン初出場となったこの一戦で、1ゴール2アシストの活躍でチームを勝利に導き、一躍その名を轟かせた。 その後、ボスニア・ヘルツェゴビナ代表DFセアド・コラシナツ、そしてスコットランド代表DFキーラン・ティアニーが相次いで負傷したことを受け、左サイドバックの人材難に陥った結果、本職ではないもののサカが左サイドバックに抜擢される。 ミケル・アルテタ監督の就任後も左サイドバックに定着したサカは、当初は守備面のウィークポイントを突かれる場面も多く、1列前で見せていた輝きを発揮できずにいた。 しかし、徐々に守り方を学ぶと、逆に水を得た魚のようにアーセナルのサイド攻撃のキーマンに。走力を生かした守備に加え、高いポジション取りでゴール前に顔を出すプレーも増えていた。 新型コロナウイルスによる中断期間後は、ケガ人が復帰したこともあり1列前で起用されることに。最終的にはプレミアリーグで26試合に出場し1ゴール5アシスト、公式戦でも39試合に出場し4ゴール11アシストを記録。不振に喘いだチームの中でも奮闘を見せた。 6月にはアーセナルとの契約を長期延長したことを発表し、さらに2020-21シーズンからは現在の背番号「77」から「7」に変更されることが決まっている。 新境地を開拓しつつあるサカは、アーセナルにとって大きな未来と言えるが、どこまで飛躍するのだろうか。 2020.08.24 13:00 Mon4
「あの出来事をキッカケに…」大騒動となったアーセナル時代を回想したジャカ、新天地での活躍誓う「攻撃的なスタイルは僕の代名詞」
スイス代表MFグラニト・ジャカがアーセナル時代のどん底期を振り返り、新天地レバークーゼンでの活躍も誓った。 昨シーズンを最後に惜しまれながらもアーセナルを去ったジャカ。チームに欠かせない攻守の要であり、血の気が多い部分も含めてファンに愛されたスイス代表キャプテンだったが、ある出来事がなければ、2016年から2023年にかけ、7年もの間ノース・ロンドンにとどまることにはならなかったようだ。 ある出来事とは2019年10月のクリスタル・パレス戦。途中交代を命じられた当時キャプテンのジャカは、スタンドから低調なパフォーマンスに対するブーイングを浴びるなか、腕章を地面に叩きつけ、Fワードを含む暴言を吐き捨て、両手を耳に当てる挑発的な仕草を見せながらピッチを後にした。 これを問題視したクラブからキャプテンの座を剥奪され、ファンとの関係が悪化し、退団を希望することに。それでも翌月に就任したミケル・アルテタ監督から必死に慰留されたことで残留を選び、ピッチでの活躍によって信頼を回復。退団が濃厚となっていた昨季の最終節には、大きな拍手がサポーターから送られていた。 スイス『Blick』のインタビューに応じたジャカは、大きな問題となったこの一連の出来事を通して、人として成長できたと語る。 「自分の個性を表現できるようになったと思う。今でも自分のことを話すのは得意じゃない。ただ、メディアが僕を褒めてくれない時でも自分を肯定できるようになった。大事なモノはこういった良くない境遇に落ちたときに学んでいくんだと思うよ。あの出来事をキッカケに僕は精神的に強くなった」 「そしてアーセナルでのラストゲームは大きな拍手を受けてピッチを去ることができた。これは一番の目標だったよ」 また、闘争心剥き出しの激しい守備を持ち味とするジャカだが、このプレースタイルは今シーズンからの新天地であるレバークーゼンでも続けると明言。シャビ・アロンソ監督が率いて前途有望な若手タレントも多いチームに、自らのカラーを植え付ける意気込みを示している。 「僕はチームリーダーとしての準備が常にできているだろうか? いや、そうは思わない。またどこかで間違いを犯すこともあるだろう。それさえも仕事の一部なのだから。以前よりは減ったと思うけどね(笑)」 「30歳になった今、19歳の時とはピッチで見える景色が違うし、デュエルへのアプローチも異なる。5試合ごとにレッドカードを受けたくはないが、この攻撃的なプレースタイルこそ僕の代名詞だし、僕は変わりたくない。チームにも伝えなくちゃね(笑) 美しいサッカーだけでは不十分だ」 2023.08.15 21:23 Tue5
