スペインが圧巻5ゴールでザンビアを撃破!2連勝でなでしことともに決勝T進出1番乗り【2023女子W杯】
2023.07.26 18:35 Wed
26日、オーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)グループCの第2節、スペイン女子代表vsザンビア女子代表がイーデン・パーク(オークランド)で行われ、スペインが5-0で勝利を収めた。
序盤からポゼッションで勝るスペインがザンビアを押し込み、3分にはプテジャスがこぼれ球を拾ってフィニッシュ。2021、2022年と2年連続で女子バロンドールを受賞した背番号「11」は、2分後には絶妙クロスでサルマ・パラジュエロへとラストパスを送る。
一方のザンビアも8分にバーバラ・バンダが長い距離を運び、独力でボックス内からのフィニッシュまで持ち込んだが、動じないスペインが直後に試合を動かした。
出はなを挫かれたザンビアもバーバラ・バンダやレーチェル・クンダナンジのスピードを生かそうと試みるが、要所でのパスミスもあってスペインに脅威を与えられない。37分には負傷したスーザン・バンダを含めて2枚替えを行うが、42分のカウンターもバーバラ・バンダはイレーナ・パレデスに対応された。
悠々とボールを回していたスペインはハーフタイムに今大会初出場となるエヴァ・ナバーロら3選手を投入。だが、W杯初ゴールを目指すザンビアの圧力も高まり、後半は開始から互いがシュートシーンを迎えるオープンな展開に。
それでも69分、ナバーロのパスで背後を取った途中出場のアルバ・レドンドが相手のチャージを受けながらもボックスへ侵入。GKをかわして無人のゴールへ流し込む。
1分後にはオルガ・カルモナのクロスからイレーネ・ゲレーロが狙い、右ポストからの跳ね返りをエルモソが蹴り込んでまたもネットを揺らす。カルモナのパス受けのタイミングに対し、1度はフラッグアップされたものの、VARチェックの結果、ゴールが認められた。
連続得点でザンビア反撃の火を鎮静化したスペインは、ようやくゲームをコントロール。85分にはレドンドもドブレーテを達成し、終わってみれば5得点を奪っての大勝劇。圧巻のゴールショーとクリーンシートでゲームを締めくくった。
この結果、グループCでは2連勝を飾ったスペインとなでしこジャパンの決勝トーナメント進出が決定している。
スペイン女子代表 5-0 ザンビア女子代表
【スペイン】
テレサ・アベレイラ(前9)
ジェニファー・エルモソ(前13、後25)
アルバ・レドンド(後24、40)
PR
初戦のコスタリカ女子代表戦では相手を圧倒し、3-0と好スタートを切った3大会連続3度目の出場となるスペイン。前節からスタメン2人を変更し、今大会初先発のアレクシア・プテジャスが[4-3-3]のインサイドハーフに。ジェニファー・エルモソがセンターフォワードに入り、こちらも初先発となるマリオナ・カルデンテイが左のウイングを務めた。対する初出場となるザンビアは、0-5と大敗したなでしこジャパン戦で退場処分を受けたGKのみを変更。[4-2-1-3]のスタートでユーニス・サカラがゴールマウスを守ったが、序盤から仕事量が増えることとなる。一方のザンビアも8分にバーバラ・バンダが長い距離を運び、独力でボックス内からのフィニッシュまで持ち込んだが、動じないスペインが直後に試合を動かした。
9分、左サイドの深い位置でカルデンテイ、エルモソ、プテジャスが絡み、エルモソのマイナスパスを受けたテレサ・アベレイラがボックス手前左から右足での鮮烈なミドルを突き刺すと、4分後にはプテジャスのパーフェクトクロスからエルモソがヘディングを沈め、あっという間にリードを広げた。
出はなを挫かれたザンビアもバーバラ・バンダやレーチェル・クンダナンジのスピードを生かそうと試みるが、要所でのパスミスもあってスペインに脅威を与えられない。37分には負傷したスーザン・バンダを含めて2枚替えを行うが、42分のカウンターもバーバラ・バンダはイレーナ・パレデスに対応された。
悠々とボールを回していたスペインはハーフタイムに今大会初出場となるエヴァ・ナバーロら3選手を投入。だが、W杯初ゴールを目指すザンビアの圧力も高まり、後半は開始から互いがシュートシーンを迎えるオープンな展開に。
それでも69分、ナバーロのパスで背後を取った途中出場のアルバ・レドンドが相手のチャージを受けながらもボックスへ侵入。GKをかわして無人のゴールへ流し込む。
1分後にはオルガ・カルモナのクロスからイレーネ・ゲレーロが狙い、右ポストからの跳ね返りをエルモソが蹴り込んでまたもネットを揺らす。カルモナのパス受けのタイミングに対し、1度はフラッグアップされたものの、VARチェックの結果、ゴールが認められた。
連続得点でザンビア反撃の火を鎮静化したスペインは、ようやくゲームをコントロール。85分にはレドンドもドブレーテを達成し、終わってみれば5得点を奪っての大勝劇。圧巻のゴールショーとクリーンシートでゲームを締めくくった。
この結果、グループCでは2連勝を飾ったスペインとなでしこジャパンの決勝トーナメント進出が決定している。
スペイン女子代表 5-0 ザンビア女子代表
【スペイン】
テレサ・アベレイラ(前9)
ジェニファー・エルモソ(前13、後25)
アルバ・レドンド(後24、40)
PR
ジェニファー・エルモソの関連記事
スペイン女子代表の関連記事
女子ワールドカップの関連記事
記事をさがす
|
ジェニファー・エルモソの人気記事ランキング
1
キス問題に股間握り…女子W杯で問題行為のスペイン・ルビアレス会長をリーグも非難、退任求め告訴「前例なき国際的な恥」
スペインサッカー連盟(RFEF)のルイス・ルビアレス会長へは各所からも非難の声明が挙がっている。 20日に行われたオーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)決勝戦、スペイン女子代表vsイングランド女子代表は、29分に挙げたオルガ・カルモナのゴールが決勝点となり、スペインが初優勝を飾った。 波紋を広げているのはルビアレス会長の行為。選手たちが壇上で優勝メダルを受け取るなかで、ルビアレス会長はFWジェニファー・エルモソとハグをかわしたのち、頭を掴み、唇へとキスをした。 この行為が世界各国で批判の的に。政府からも釈明を求められたルビアレス会長はRFEFを通じて謝罪したが、自身の正当性も主張したことで火に油を注いでいた。 ルビアレス会長はこのほかにも、スタジアムに来場していたスペイン王室のレティシア王妃とソフィア王女の隣で自身の性器を握るなどの行為が確認されており、前述のキス問題と併せてスペイン女子サッカー1部のリーガFはスポーツ高等評議会(CSD)へ告訴状を提出。会長の退任要求や声明を23日に公式サイトでも発表するなど、騒動は収まりそうにない。 「スペインスポーツ界における非常に歴史的な偉業の一つは、スペインサッカー界の責任者の恥ずべき行為によって汚された。その上、権威への継続的かつ習慣的な欲求から、自らが担うべき行いを実行できていないと判明した」 「勝利を祝う最中、王妃とソフィア王女の隣で性器を握るとはとても容認できるものではなく、上の立場の者が選手の頭を掴んでキスをするなど、到底容認できるものではない」 「それを非難したものに対し、公の場で『ろくでなし、愚か者』と述べたことも許されることではなく、嫌悪感を抱かせるものだ。その後の主張も(ペドロ・サンチェス)首相の言葉を借りれば『不適切』である」 「キスだけの問題ではない。これらは我々の抱く社会的価値観から大きくかけ離れた態度だ。世界のスポーツ史に残る深刻な問題であり、我々の女子代表チームにも永遠に関連付けられてしまうだろう」 「かの行為は世界中で歴史的な社会的警戒を引き起こし、政治階級、メディア、文化、芸術、スポーツをはじめとした各著名者からも拒絶と軽蔑を招いている。これは、スペインのブランド、スペインのスポーツ、そして世界の女子サッカーにとって、前例のない国際的な恥辱である」 「世界が我々の国のサッカー選手に注目しているときに、会長は世界の目を自分の『男らしさ』へ向けることに見事に成功したが」 「女子プロサッカーリーグは変化の象徴であり、サッカー界の女性の地位向上のために何十年も費やしてきた、とても多くのサッカー選手、とても多くのクラブ、そしてとても多くの人々の献身と犠牲があって今があると、我々は認識している」 「このため、団体として、スポーツに対する信念、責任、敬意から、この出来事が然るべき結果を伴わずに収束することを許すことはできない」 「大きな変化は通常、大きな危機の後に起こる。スペイン社会が示す団結、選手や女子サッカー、そしてスポーツにおける女性の成功こそが、スポーツとスペインサッカーの運命を変え、この種の指導者や行動に終止符を打つことになるだろう」 「事の深刻さ、引き起こされた損害、そして全世界も全会一致で否定しており、決断は迫られている。社会がそれを明確にした。スペインとスペインサッカーは(現会長が)このレベルの代表に相応しいとは考えておらず、組織は社会の想いに応えなければならない」 「一歩を踏み出す時が来ました。でなければ、すべての女性にとって屈辱であり、スペインのスポーツと我が国にとって最大の敗北となるだろう」 <span class="paragraph-title">【動画】サッカー連盟会長が優勝を喜び選手の唇にキス</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="nl" dir="ltr">Bij het uitreiken van de gouden WK-medailles kust de Spaanse bondsvoorzitter Luis Rubiales speelster Jenifer Hermoso op de mond. Een zoen die in Spanje tot verontwaardigde reacties lijdt.<br><br>Meer → <a href="https://t.co/NnTorFGYyA">https://t.co/NnTorFGYyA</a> <a href="https://t.co/2Hab7qDARf">pic.twitter.com/2Hab7qDARf</a></p>— NOS Sport (@NOSsport) <a href="https://twitter.com/NOSsport/status/1693616815232987646?ref_src=twsrc%5Etfw">August 21, 2023</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2023.08.24 15:55 Thu2
2024バロンドールはロドリが初受賞! ヴィニシウスやベリンガムらマドリー3選手抑えての受賞に
フランスのフットボール専門誌『フランス・フットボール』が主催する2024バロンドール授賞式が28日にパリで行われ、マンチェスター・シティのロドリが初受賞した。 1956年に創設され、最も権威ある個人賞とされるバロンドール。前回から暦年ではなく、シーズンが評価の対象となり、選出プロセスの基準も個人のパフォーマンスが最重視されされる。なお、順位はFIFAランキング上位100カ国のジャーナリストの投票で決定する。 注目の男子バロンドールは、マンチェスター・シティのプレミアリーグ4連覇に加え、スペイン代表のユーロ2024制覇に貢献し、大会MVPにも輝いたMFロドリが初受賞した。 また、同授賞式では女子のバロンドール、21歳以下の年間最優秀選手賞にあたるコパ・トロフィー、年間最優秀GK賞にあたるヤシン・トロフィー、年間最優秀FW賞にあたるゲルト・ミュラー・トロフィー、社会貢献を称えるソクラテス・アワードなどの各受賞者も発表された。 女子バロンドールは昨季40試合に出場し19ゴールを記録し、バルセロナのリーグ5連覇と、女子チャンピオンズリーグ連覇に貢献したMFアイタナ・ボンマティが2年連続の受賞。なお、最終候補30名にノミネートされていたなでしこジャパンMF長谷川唯(マンチェスター・シティ)は26位だった。 コパ・トロフィーはFWラミン・ヤマル。ヤシン・トロフィーは2年連続となるGKエミリアーノ・マルティネス、ゲルト・ミュラー・トロフィーは年間52ゴールを挙げたFWハリー・ケインとFWキリアン・ムバッペ、ソクラテス・アワードはスペインサッカー連盟(RFEF)元会長であるルイス・ルビアレス氏のキス問題の被害者で、問題を解決しようとしない態度の改善を求めてRFEFと戦ったFWジェニファー・エルモソが受賞。また、男子と女子の年間最優秀チームにはレアル・マドリー、バルセロナが選出された。 ◆各賞受賞者 ▽男子バロンドール MFロドリ(マンチェスター・シティ/スペイン) ▽女子バロンドール MFアイタナ・ボンマティ(バルセロナ/スペイン) ▽コパ・トロフィー FWラミン・ヤマル(バルセロナ/スペイン) ▽ヤシン・トロフィー GKエミリアーノ・マルティネス(アストン・ビラ/アルゼンチン) ▽ゲルト・ミュラー・トロフィー FWハリー・ケイン(バイエルン/イングランド) FWキリアン・ムバッペ(パリ・サンジェルマン、レアル・マドリー/フランス) ▽ソクラテス・アワード FWジェニファー・エルモソ(パチューカ、ティグレス/スペイン) ▽クラブ・オブ・ザ・イヤー 男子 レアル・マドリー(スペイン) 女子 バルセロナ(スペイン) ◆2024男子バロンドール最終順位 1.MFロドリ(マンチェスター・シティ/スペイン) 2.FWヴィニシウス(レアル・マドリー/ブラジル) 3.MFジュード・ベリンガム(レアル・マドリー/イングランド) 4.DFダニエル・カルバハル(レアル・マドリー/スペイン) 5.FWアーリング・ハーランド(マンチェスター・シティ/ノルウェー) 6.FWキリアン・ムバッペ(パリ・サンジェルマン、レアル・マドリー/フランス) 7.FWラウタロ・マルティネス(インテル/アルゼンチン) 8.FWラミン・ヤマル(バルセロナ/スペイン) 9.MFトニ・クロース(レアル・マドリー、引退/ドイツ) 10.FWハリー・ケイン(バイエルン/イングランド) 11.MFフィル・フォーデン(マンチェスター・シティ/イングランド) 12.MFフロリアン・ヴィルツ(レバークーゼン/ドイツ) 13.MFダニ・オルモ(ライプツィヒ、バルセロナ/スペイン) 14.FWアデモラ・ルックマン(アタランタ/ナイジェリア) 15.FWニコ・ウィリアムズ(アスレティック・ビルバオ/スペイン) 16.MFグラニト・ジャカ(アーセナル/スイス) 17.MFフェデリコ・バルベルデ(レアル・マドリー/ウルグアイ) 18.GKエミリアーノ・マルティネス(アストン・ビラ/アルゼンチン) 19.MFマルティン・ウーデゴール(アーセナル/ノルウェー) 20.MFハカン・チャルハノール(インテル/トルコ) 21.FWブカヨ・サカ(アーセナル/イングランド) 22.DFアントニオ・リュディガー(レアル・マドリー/ドイツ) 23.DFルベン・ディアス(マンチェスター・シティ/ポルトガル) 24.DFウィリアム・サリバ(アーセナル/フランス) 25.MFコール・パーマー(チェルシー/イングランド) 26.MFデクラン・ライス(アーセナル/イングランド) 27.MFヴィティーニャ(パリ・サンジェルマン/ポルトガル) 28.DFアレハンドロ・グリマルド(レバークーゼン/スペイン) 29.DFマッツ・フンメルス(ドルトムント、ローマ/ドイツ) 29.FWアルテム・ドフビク(ドニプロ-1、ジローナ、ローマ/ウクライナ) ※()内は所属クラブ/国籍 2024.10.29 08:00 Tue3
危険プレーで一発退場…涙で退場のブラジルの重鎮38歳FWマルタの行動にスペインの選手はリスペクト「偉大さを感じた」「偉大なレジェンドだった」
女子サッカー界の重鎮でありブラジル女子代表のレジェンドでもあるFWマルタが危険なプレーで一発退場。最後のオリンピックが終わってしまう可能性が出てきた。 7月31日、パリ・オリンピックの女子サッカーはグループステージ最終節を迎えた。なでしこジャパンと同グループでは、スペイン女子代表とブラジル女子代表が対戦。試合は1-0でスペインが勝利し、グループ首位通過。なでしこが2位となり、ブラジルは3位となったが、ベスト8に進出した。 その試合では前半アディショナルタイムにアクシデント。スペインの攻撃中、ルーズボールに対してマルタがクリアしようと足を高くあげると、そこにはオルガ・カルモナが。ヘディングで繋ごうとしていた中、頭部に足がぶつかってしまった。 幸にしてスパイクが入ったわけではなく、流血などの重傷にはつながらなかったが、当然このプレーでマルタは一発退場。涙を流してピッチを後にした。 出場停止処分が下されることになり、準々決勝のフランス女子代表戦は欠場。チームが開催国に勝利しなければ、マルタのオリンピックはここで終了となる。 38歳になるマルタは、2004年のアテネ五輪、2008年の北京五輪で銀メダルを獲得。男女合わせてもワールドカップでは歴代最多となる17ゴールを記録し、6大会で23試合プレーしている。 代表引退を表明しているマルタだが、当然悪意はなく、スペインの選手たちも退場となった後の振る舞いについて敬意を表している。 MFアテネア・デル・カスティージョは「彼女は私たちに謝罪した。それが彼女をより偉大だと感じさせる」とコメント。「マルタのようなレジェンドは、彼女が持つ全ての軌跡を、あの行為1つで潰すことはできない。偶発的なことだった。彼女の幸運を祈る」と、危険なプレー1つで汚される存在ではないとした。 GKミサ・ロドリゲスは「オルガの頭に当たった危険なファウル。奇跡的にスタッドが頭に当たらなかったのは幸運だけど、残念だ」とファウルについて言及。ただ、「結局のところ、マルタは偉大なレジェンド。彼女と対戦できたことは、私たち全員にとって光栄だった」と振る舞いについて語り、名を汚すものではないとした。 FWジェニファー・エルモソは、2013年にスウェーデンのティーレソーでチームメイトとしてプレー。「私にとってマルタは参考にしてきた選手。彼女は史上最高の選手。彼女が退場したことは残念だけど、試合は続いていく」と語った。 自身が起こしたプレーをすぐにピッチ上で謝罪し、退場を受け入れたものの、涙を流して退場したマルタ。ブラジル女子代表チームは、レジェンドを再びピッチに立たせることができるだろうか。 <span class="paragraph-title">【動画】ブラジルのレジェンド、マルタが相手の頭を蹴ってしまう危険プレーで一発退場</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="J0XxEXsTvkM";var video_start = 23;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.08.01 17:57 Thu4
スペインサッカー連盟の地域連盟会長ら、女子選手へのキス問題を起こしたルビアレス会長に辞任を要求
スペインサッカー連盟(RFEF)は28日、ルイス・ルビアレス会長へ辞任を要請することを発表した。 28日、RFEFの地域・地域連盟会長委員会が実施され、全会一致で会長の辞任を要求することになるという。 ルビアレス会長は、オーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)でスペイン女子代表が悲願の初優勝を果たした後、セレモニー中にFWジェニファー・エルモソの口にキスをしていた。 この行為が世界中で大きな批判を受けることになると、ルビアレス会長は一旦は謝罪。ただ、スペイン政府やエルモソ本人からも厳しい批判を受けると、国際サッカー連盟(FIFA)も懲戒手続きを開始していた。 辞任するものと見られていた中、ルビアレス会長は25日に行われた臨時総会で自身の潔白を主張。キスは「合意の上だった」とし、「辞任する気はない」と高らかに宣言。さらに、RFEFは会長の権威を脅かしたとして、エルモソに可能な限りの法的措置を取ることを発表していた。 しかし、26日にFIFAは暫定的な職務停止処分を決定。ルビアレス会長は90日間の資格停止となり、エルモソに接近することや連絡を取ることを禁じられていた。 そんな中、自治・地域連盟会長委員会は会議を終えて声明を発表。辞任を求めるとした。 「スペインサッカーのイメージに深刻なダメージを与えた最近の出来事と、容認できない行動を受け、ルイス・ルビアレス氏に対し、RFEF会長としての辞任を直ちに提出するように要請する」 「女子サッカーチームのW杯での優勝を心から祝福する。我々はスペインのスポーツにおける成功の意味と伝統を大切にしている。我々は比類のない選手たちのグループに称賛と感謝の意を表し、長年にわたって決意を持って女子サッカーの成長を築き上げてきた全ての人々に祝福の意を表する」 「我々はスペインサッカーの経営の新たな段階に道を譲るために、連盟の戦略的地位において、深くかつ差し迫った有機的再構築を実行するよう、対応する団体に要請する」 「FIFAがルイス・ルビアレス氏を職務停止処分にすると、その処分を受けて連盟内部プロトコルが発動された」 「さらに、我々はペドロ・ロシャ会長に対し、連盟を代表して本日判明したFIFAおよびUEFA(欧州サッカー連盟)との最後のコミュニケーションを、直ちに撤回するよう要請した」 「RFEFは、女子サッカーの発展のための投資と、平等政策を継続的に実施するというコミットメントを維持する」 「最後に、会長委員会は、ペドロ・ロシャを全会一致でしじし、彼が全てのサッカー組織との対話と、和解が辿る新たな段階に進むよう支援した。我々は、2030年W杯への立候補を一緒に構築し続けるために、関係するすべての機関に協力していく」 2023.08.29 22:40 Tue5
女子バロンドールはバルサMFアレクシア・プテジャスが初受賞! 女子CL制覇に貢献「ほんの始まりにすぎない」
フランスのフットボール専門誌『フランス・フットボール』は29日、2021年の女子バロンドールに、バルセロナでキャプテンを務めるスペイン代表MFアレクシア・プテジャス(27)が受賞したことを発表した。 プテジャスは、2020-21シーズンで合計26ゴールを記録。ヨーロッパで最も得点を決めたMFとして知られ、欧州サッカー連盟(UEFA)のプレーヤー・オブ・ザ・イヤー。とミッドフィルダー・オブ・ザ・イヤーにも選出されていた。 女子チャンピオンズリーグでは、決勝でチェルシーを4-0で下しており、初優勝にも貢献していた。なお、2位はバルセロナのジェニファー・エルモソ、3位はチェルシーのサム・カーが入った。 2018年から受賞がスタートした女子バロンドール。2020年は新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大の影響で選出されなかったため、プテジャスが3人目の受賞者となった。 プテジャスは「私がこの賞を獲得する最後のバルセロナの選手になることはないと確信しています。これはほんの始まりにすぎません」とコメントしている。 ◆女子バロンドール2021 1位 MFアレクシア・プテジャス(スペイン/バルセロナ) 2位 FWジェニファー・エルモソ(スペイン/バルセロナ) 3位 FWサム・カー(オーストラリア/チェルシー) 4位 FWフィフィアネ・ミーデマ(オランダ/アーセナル) 5位 MFリーケ・マルテンス(オランダ/バルセロナ) 6位 FWクリスティン・シンクレア(カナダ/ポートランド・ソーンズ) 7位 MFペルニレ・ハルダー(デンマーク/チェルシー) 8位 DFアシュリー・ローレンス(カナダ/パリ・サンジェルマン) 9位 MFジェシー・フレミング(カナダ/チェルシー) 10位 FWフラン・カービー(イングランド/チェルシー) ◆歴代女子バロンドール受賞者 2018:アーダ・ヘーゲルベルグ(ノルウェー/リヨン) 2019:ミーガン・ラピノー(アメリカ/OLレイン) 2020:新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大の影響で選出なし 2021:アレクシア・プテジャス(スペイン/バルセロナ) <span class="paragraph-title">【動画】プテジャスが女子バロンドール初受賞</span> <span data-other-div="movie"></span> <div class="dugout-video dugout-embed-eyJrZXkiOiJUMllMS2oyaCIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0="></div><script type="text/javascript" src="https://embed.dugout.com/v3.1/ultrasoccer.js"></script> 2021.11.30 09:48 Tueスペイン女子代表の人気記事ランキング
1
危険プレーで一発退場…涙で退場のブラジルの重鎮38歳FWマルタの行動にスペインの選手はリスペクト「偉大さを感じた」「偉大なレジェンドだった」
女子サッカー界の重鎮でありブラジル女子代表のレジェンドでもあるFWマルタが危険なプレーで一発退場。最後のオリンピックが終わってしまう可能性が出てきた。 7月31日、パリ・オリンピックの女子サッカーはグループステージ最終節を迎えた。なでしこジャパンと同グループでは、スペイン女子代表とブラジル女子代表が対戦。試合は1-0でスペインが勝利し、グループ首位通過。なでしこが2位となり、ブラジルは3位となったが、ベスト8に進出した。 その試合では前半アディショナルタイムにアクシデント。スペインの攻撃中、ルーズボールに対してマルタがクリアしようと足を高くあげると、そこにはオルガ・カルモナが。ヘディングで繋ごうとしていた中、頭部に足がぶつかってしまった。 幸にしてスパイクが入ったわけではなく、流血などの重傷にはつながらなかったが、当然このプレーでマルタは一発退場。涙を流してピッチを後にした。 出場停止処分が下されることになり、準々決勝のフランス女子代表戦は欠場。チームが開催国に勝利しなければ、マルタのオリンピックはここで終了となる。 38歳になるマルタは、2004年のアテネ五輪、2008年の北京五輪で銀メダルを獲得。男女合わせてもワールドカップでは歴代最多となる17ゴールを記録し、6大会で23試合プレーしている。 代表引退を表明しているマルタだが、当然悪意はなく、スペインの選手たちも退場となった後の振る舞いについて敬意を表している。 MFアテネア・デル・カスティージョは「彼女は私たちに謝罪した。それが彼女をより偉大だと感じさせる」とコメント。「マルタのようなレジェンドは、彼女が持つ全ての軌跡を、あの行為1つで潰すことはできない。偶発的なことだった。彼女の幸運を祈る」と、危険なプレー1つで汚される存在ではないとした。 GKミサ・ロドリゲスは「オルガの頭に当たった危険なファウル。奇跡的にスタッドが頭に当たらなかったのは幸運だけど、残念だ」とファウルについて言及。ただ、「結局のところ、マルタは偉大なレジェンド。彼女と対戦できたことは、私たち全員にとって光栄だった」と振る舞いについて語り、名を汚すものではないとした。 FWジェニファー・エルモソは、2013年にスウェーデンのティーレソーでチームメイトとしてプレー。「私にとってマルタは参考にしてきた選手。彼女は史上最高の選手。彼女が退場したことは残念だけど、試合は続いていく」と語った。 自身が起こしたプレーをすぐにピッチ上で謝罪し、退場を受け入れたものの、涙を流して退場したマルタ。ブラジル女子代表チームは、レジェンドを再びピッチに立たせることができるだろうか。 <span class="paragraph-title">【動画】ブラジルのレジェンド、マルタが相手の頭を蹴ってしまう危険プレーで一発退場</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="J0XxEXsTvkM";var video_start = 23;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.08.01 17:57 Thu2
大騒動の渦中にあるスペイン女子代表、後半AT弾でスウェーデン女子代表に逆転勝利【UEFA女子NL】
22日、UEFA女子ネーションズリーグ(UWNL)が行われ、スペイン女子代表がスウェーデン女子代表と対戦し、2-3で勝利を収めた。 オーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)で見事な初優勝を収めたスペイン。しかし、この決勝後にスペインサッカー連盟(RFEF)のルイス・ルビアレス前会長がFWジェニファー・エルもソの唇にキスをし、世界中で大きな物議を醸した。 紆余曲折あったなか、最終的にルビアレス前会長は辞任。また、W杯前に選手と問題を抱えていたホルヘ・ビルダ監督も解任し、モンセ・トメ新監督の下で再スタートを切りたいところだった。 しかし、この試合に向けたメンバー発表を前に39選手が招集をボイコットする声明を発表し再び混乱に。RFEF内の改革を求める選手との対立が続いたが、改めて選手を招集。処分を恐れて合流した選手たちは、その後に会談の場を持ち、要求を飲んでもらえることで合意し、試合に臨んだ。 W杯王者として迎えるはずが、ピッチ外の出来事で大きすぎる注目を集めることとなったスペイン。今回が第1回目の大会となり、パリ・オリンピックの予選も兼ねている中、女子W杯準決勝でも対戦したW杯3位のスウェーデンとの重要な試合はスペインペースで進む。 騒動の中での試合だったが、スペインは結果を残さないことには批判を受ける可能性もあったなか、序盤から押し込む展開に。それでも23分にマグダレーナ・エリクソンにCKをヘディングで合わされてしまい失点する。 厳しい立ち上がりとなったスペイン。高さを使われての失点となったが、37分にはボックス手前中央で横パスを受けたFWアテナ・デル・カスティージョが右足一閃。GKの手を弾いたボールがネットを揺らし、同点に追いついた。 実力国同士の対戦はその後一進一退の攻防に。スペインのビッグチャンスをスウェーデンの守護神であるGKゼチラ・ムソビッチがセーブ。対するスペインも守備陣が体を張ってゴールを守っていく。 それでも77分、スコアを動かしたのはスペイン。スルーパスを受けたエバ・ナバーロがボックス内に持ち込むと、カットインから左足一閃。このシュートがネットを揺らし、逆転に成功する。 ホームで逆転を許したスウェーデンだったが、諦めることはない。82分、ロングボールを繋ぐと、ボックス内でスティーナ・ブラックステニウスがシュート。これはブロックされるが、リナ・フルティグがこぼれ球を蹴り込んで同点に追いつく。 終盤に動いた試合。このまま終わるかと思われたが、スペインは最後まで攻め込むことに。するとアディショナルタイム3分に浮き球のパスに反応したアマユール・サリエギをアマンダ・イレステットが倒して一発退場。このPKをマリオナ・カルデンテイがしっかりと沈めてスペインが勝ち越しに成功。2-3で勝利を収め、激動の中で大きな勝利を収めた。 スウェーデン女子代表 2-3 スペイン女子代表 1-0:23分 マグダレーナ・エリクソン(スウェーデン) 1-1:37分 アテナ・デル・カスティージョ(スペイン) 1-2:77分 エバ・ナバーロ(スペイン) 2-2:82分 リナ・フルティグ(スウェーデン) 2-3:93分 マリオナ・カルデンテイ(スペイン) 2023.09.23 10:30 Sat3