日本も招致を目指した女子W杯、2031年、2035年は招致不可能に…宮本恒靖会長「非常に残念な知らせです」
2025.03.06 15:22 Thu
宮本恒靖会長は招致不可にコメント
国際サッカー連盟(FIFA)は5日、理事会を開催し、2031年、2035年の女子ワールドカップ(W杯)に関して開催要件の概要を発表した。
これにより、アジア(AFC)に属する日本では最短でも2039年大会まで開催がなくなることが決定している。
この発表を受け、日本サッカー協会(JFA)の宮本恒靖会長がコメントをしている。
「間違いなく、良い流れがある今、2039年以降の女子ワールドカップ招致も視野に入れながら、ニールセン監督が率いるなでしこジャパンをはじめ、あらゆる年代の女子代表を世界一を目指して戦えるチームにしていくこと、全国各地で女子サッカーの環境を整えていくことに引き続き取り組んでいきます。これからも全国の関係者の皆さんで歩みを揃えていきましょう」
なでしこジャパンは2011年のドイツ女子W杯で初優勝。そこから優勝はない中で、2025年から初めての外国人監督であるニルス・ニールセン監督を迎えて始動。初の活動となったSheBelives Cupでは、オーストラリア女子代表、コロンビア女子代表、アメリカ女子代表を下し、大会初優勝を飾っていた。
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日本も招致を目指していた女子W杯。2023年にオーストラリアとニュージーランドが共催で開催。2027年はブラジルで開催されることが決定している。そんな中、FIFAの理事会は2031年と2035年に関して決定事項を発表。2031年に関しては、アフリカ(CAF)およびCOCACAF(北中米カリブ海)のどちらかから立候補を募ることが決定。また、2035年はCAFかヨーロッパ(UEFA)からの立候補を募ることとなった。この発表を受け、日本サッカー協会(JFA)の宮本恒靖会長がコメントをしている。
「先般のFIFAカウンシル会議の内容を確認しています。2031年のFIFA女子ワールドカップ招致を目指していた私たちには非常に残念な知らせです。しかし、今回の決定にかかわらず、日本で女子サッカーを拡大していく、女子サッカーの人口を増やし、競技レベルの向上を目指していく考えに変わりはありません」
「間違いなく、良い流れがある今、2039年以降の女子ワールドカップ招致も視野に入れながら、ニールセン監督が率いるなでしこジャパンをはじめ、あらゆる年代の女子代表を世界一を目指して戦えるチームにしていくこと、全国各地で女子サッカーの環境を整えていくことに引き続き取り組んでいきます。これからも全国の関係者の皆さんで歩みを揃えていきましょう」
なでしこジャパンは2011年のドイツ女子W杯で初優勝。そこから優勝はない中で、2025年から初めての外国人監督であるニルス・ニールセン監督を迎えて始動。初の活動となったSheBelives Cupでは、オーストラリア女子代表、コロンビア女子代表、アメリカ女子代表を下し、大会初優勝を飾っていた。
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なでしこジャパンのMF谷川萌々子がキックオフからスーパーゴールを記録した。 ニルス・ニールセン監督が就任し、初の活動を行っているなでしこジャパン。アメリカで開催されているSheBelieves CUPに参加している。 初戦はオーストラリア女子代表を相手に4-0で快勝していた中、23日にコロンビア女子代表と対戦。先発した谷川はキックオフの流れから衝撃のゴールを記録した。 なでしこジャパンのキックオフで始まった中、GK山下杏也加まで戻したボールを前線へロングフィード。これは競り負けるも、こぼれ球に素早くプレス。これを拾った谷川がドリブルで運ぶと、ボックス手前の離れた位置から左足一閃。糸を引くミドルシュートがゴール右に突き刺さった。 衝撃的なゴールをたった18秒で記録した谷川には、海外のファンも驚愕。「信じられないゴールだ」、「このゴールがなければ観ることはなかった」、「素晴らしい」、「GKはノーチャンス」、「まるでスローモーション」、「これは生で観たかった」、「とんでもない選手」、「日本はいつだって脅威だ」と絶賛のコメントが寄せられている。 谷川は代表活動前には所属のバイエルンでも圧巻のアシストとゴールを記録して話題に。19歳のニューヒロインが遂に覚醒し始めたようだ。 なお、日本はその後に田中美南の2ゴール、浜野まいかにもゴールが生まれ、4-1で勝利。ニールセン新体制では2試合連続4ゴールで連勝と、良いスタートを切っている。 <span class="paragraph-title">【動画】キックオフから18秒、谷川萌々子が衝撃の左足ミドル!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="ItM0_MTH0l8";var video_start = 3;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.02.24 12:15 Mon2
新生なでしこジャパンが大会初優勝!籾木結花、古賀塔子のゴールで世界ランク1位アメリカ破り3戦全勝【2025 SheBelieves Cup】
なでしこジャパン(女子日本代表)は日本時間27日、2025 SheBelieves Cupの第3戦でアメリカ女子代表と対戦し、2-1で勝利。大会初優勝を飾った。 ニルス・ニールセン監督が就任した新生なでしこジャパンは、初陣となった2025 SheBelieves Cupの初戦でオーストラリア女子代表に4-0の完勝。続く第2戦もコロンビア女子代表と対戦して4-1の勝利を収め、新体制連勝を飾っての第3戦となった。 一方のFIFAランキング1位のアメリカも、ここまで2連勝中。第1戦はコロンビアに2-0、第2戦はオーストラリアに2-1の成績を残し、得失点差では不利の状態で第3戦に臨んでいる。 なでしこジャパンの布陣はGKに山下杏也加、4バックは右から守屋都弥、宝田沙、熊谷紗希、北川ひかる。中盤は長野風花、長谷川唯、籾木結花の3枚で構成され、3トップは右から浜野まいか、田中美南、藤野あおばの並びとなった 引き分けでもなでしこの優勝が決まる試合は、開始早々にスコアが動く。長谷川のパスに抜け出した籾木が冷静に相手GKとDFをかわすと、落ち着いてゴール左にシュートを突き刺し、なでしこジャパンが大きな先制点を挙げた。 出鼻を挫かれたアメリカは前線から強いプレッシャーを仕掛ける。12分にはピッチを大きく使った攻撃から、ホランにヘディングシュートを打たれたがGK山下がキャッチした。 攻撃の手を緩めないアメリカは、14分にマカリオがフィジカルを活かしての中央突破。絶妙なスルーパスにセントナーが抜け出すと、ゴール右隅にシュートを叩き込み同点弾を決めた。 防戦続いたなでしこだが、25分にはボックス内に進入した北川がシュートも枠外へ。その後もサイドを使った攻撃を見せて、アメリカの守備攻略を図る。 34分には右サイド籾木のクロスに長谷川が飛び込んだが、惜しくも合わず。前半は一進一退の攻防が続いたが、両チームとも決定的なチャンスはないままハーフタイムを迎えた。 後半からなでしこは長野、北川に代えて宮澤ひなた、古賀塔子を投入。すると50分、ボックス手前で得たFKから長谷川が直接狙うと、GKキャンベルに防がれるもこぼれ球に詰めた古賀がグラウンダーで流し込み、勝ち越し弾となった。 前半同様、失点直後から一気に圧力を強めるアメリカ。それに対して集中した守備で対応するなでしこは、57分に千葉玲海菜と松窪真心を投入する。熊谷の頭部負傷やGK山下の治療がありながらも、前線からの守備でアメリカに思うようなプレーをさせない。 75分には浜野に代えて高橋はなが出場。負けさえしなければ良い状況でもなでしこは守りに徹することなく、プレッシャーをかけてからの素早い攻撃を見せ続ける。 なかなか打開できないアメリカは80分にショウがミドルシュートもGK山下がキャッチ。続く89分には危険なミドルシュートでゴールを脅かされるも、GK山下が左手一本で弾き出すビッグセーブを見せた。 5分のアディショナルタイムも巧みに時間を使い、そのままタイムアップ。3戦全勝と強さを示したなでしこが、ニールセン監督となって初の大会で自信を得られる大会初優勝を果たした。 アメリカ女子代表 1-2 なでしこジャパン 【アメリカ】 アリー・セントナー(前14) 【なでしこジャパン】 籾木結花(前2) 古賀塔子(後5) ◆なでしこジャパン出場メンバー GK 山下杏也加 DF 守屋都弥(84分→ 林穂之香)、宝田沙、熊谷紗希、北川ひかる(HT→ 古賀塔子) MF 長野風花(HT→ 宮澤ひなた)、長谷川唯、籾木結花(57分→ 松窪真心) FW 浜野まいか(75分→ 高橋はな)、田中美南、藤野あおば(57分→ 千葉玲海菜) 2025.02.27 14:45 Thu3
なでしこジャパンが2戦連続4ゴールで連勝! 開始18秒の谷川萌々子スーパーミドル弾に、田中美南が2戦連続2G1A【2025 SheBelieves Cup】
なでしこジャパン(女子日本代表)は日本時間24日、2025 SheBelieves Cupの第2戦でコロンビア女子代表と対戦し、4-1で快勝した。 ニルス・ニールセン監督が就任した新生なでしこジャパン。その初陣となった2025 SheBelieves Cupの初戦では田中美南の2ゴールの活躍などでオーストラリア女子代表に4-0の完勝。幸先の良いスタートを飾った。 今回の第2戦ではアメリカ女子代表との初戦を0-2で落としたコロンビアと中3日で対戦した。ニールセン監督は今回の一戦で先発5人を変更。GKに平尾知佳、継続の4バックは右から高橋はな、南萌華、古賀塔子、北川ひかる。中盤はアンカーに三浦成美、インサイドハーフに宮澤ひなた、谷川萌々子。3トップは右から藤野あおば、田中美南、植木理子という並びとなった。 初陣に続いて勢いを持って入ったなでしこが電光石火の先制点を奪う。開始18秒、キックオフの流れからGK平尾が前線に入れた長いボールを起点に田中とのサンドでボールを奪い切った谷川がボックス手前左から左足を一閃。強烈なシュートがゴール右上隅の完璧なコースに突き刺さった。 谷川のスーパーゴールで開始早々にリードを手にしたなか、攻守に勢いを持ってプレーを続ける。さらに、8分には左CKの場面でキッカーの谷川が右足インスウィングの正確なボールを入れると、ゴール前でバックステップを踏んだ田中が巧みなヘディングシュートをゴールネットに突き刺し、2試合連続ゴールとした。 10分経たずに2点のリードを手にしたなでしこ。以降はカイセドら相手アタッカー陣のスピードに乗ったカウンターアタックに手を焼き、幾度かボックス内への侵入を許す。だが、最後の局面では集中した対応をみせ、決定機までは持ち込ませず。 ボールを保持するなかで収まりのいい田中を起点に前向きでボールを受ける谷川がボールを散らしながらチャンスを窺う。そして、宮澤や植木がパワフルなミドルレンジのシュートを放っていく。 前半半ば過ぎには相手との接触の末にコーナーポストに腰を打ち付けた植木がピッチサイドで治療を受けるアクシデントもあったが、植木は無事にプレーへ復帰。数分間の中断の末に再開された後は、なでしこ優勢の時間が続いたが、41分の波状攻撃から北川、藤野がボックス内で続けて放った枠内シュートはいずれも相手DFのゴールカバーに遭う。 すると、前半アディショナルタイムにはハーフウェイライン付近での三浦のボールロストからコロンビアのコレクティブなカウンターを受けると、ボックス左に抜け出したカイセドにゴール右隅へシュートを流し込まれ、新体制での初失点を喫した。 1点リードで試合を折り返したなでしこはハーフタイムに2枚替え。三浦に代えて長野風花、植木に代えて浜野まいかを投入。アンカーに宮澤、高橋と古賀の立ち位置の入れ替え、藤野を左ウイングに回すなど各選手の立ち位置も変更した。 後半も前線からの積極的なプレスに安定したボール保持で主導権を握り、序盤からフィニッシュのシーンを作り出す。そして、57分にはハーフウェイライン付近で南がロングボールを撥ね返したカウンターから左の藤野、中央の田中と展開し、最後はボックス右でラストパスを受けた浜野が右足の対角シュートをゴール左隅に突き刺し、田中に続いて2試合連続ゴールとした。 これで2点差に戻した日本は危なげなくゲームをコントロール。69分には谷川を下げて今大会初出場の林穂之香を投入する。77分には相手のハイプレスを受けてGK平尾のパスが引っかけられてピンチを招くが、ゴール前に侵入したカイセドの仕掛けは平尾が見事な飛び出しで阻止。自らのミスを挽回した。 この直後には北川のアーリークロスに反応した田中がボックス内でGKに倒されてPKを獲得。これを田中自ら左隅へ蹴り込み、オーストラリア戦に続く1試合2ゴールとした。 試合終盤に千葉玲海菜、宝田沙織、松窪真心を投入し、主力のプレータイムコントロールとともに戦力の見極めを意識したニールセン監督。その交代選手に見せ場は訪れずも、4-1のままゲームをクローズした。 この結果、新体制連勝のなでしこは、日本時間27日昼に行われる最終戦でアメリカ女子代表に臨む。 コロンビア女子代表 1-4 なでしこジャパン 【コロンビア】 リンダ・カイセド(前45+4) 【なでしこジャパン】 谷川萌々子(前1) 田中美南(前8、後35[PK]) 浜野まいか(後12) ◆なでしこジャパン出場メンバー GK 平尾知佳 DF 高橋はな(88分→ 宝田沙織)、古賀塔子、南萌華、北川ひかる MF 宮澤ひなた、三浦成美(HT→ 長野風花)、谷川萌々子(69分→ 林穂之香) FW 藤野あおば(88分→ 松窪真心)、田中美南(83分→ 千葉玲海菜)、植木理子(HT→ 浜野まいか) <span class="paragraph-title">【動画】谷川スーペルゴラッソに田中&浜野が2戦連発!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="en" dir="ltr">18 SECONDS INTO THE MATCH <br><br>Momoko Tanikawa gives Japan the lead 1-0 over Colombia!<a href="https://twitter.com/hashtag/shebelievescup?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#shebelievescup</a> x <a href="https://twitter.com/Visa?ref_src=twsrc%5Etfw">@Visa</a> <a href="https://t.co/WsdOE1fF9c">pic.twitter.com/WsdOE1fF9c</a></p>— U.S. Women's National Soccer Team (@USWNT) <a href="https://twitter.com/USWNT/status/1893740899546407270?ref_src=twsrc%5Etfw">February 23, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="en" dir="ltr">Mina Tanaka's third goal of the tournament!<br><br>Is she making the case to be the <a href="https://twitter.com/Visa?ref_src=twsrc%5Etfw">@Visa</a> shebelieves cup MVP? <a href="https://t.co/BYsVLWPvIT">pic.twitter.com/BYsVLWPvIT</a></p>— U.S. Women's National Soccer Team (@USWNT) <a href="https://twitter.com/USWNT/status/1893742943573295216?ref_src=twsrc%5Etfw">February 23, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="en" dir="ltr">Japan gets their third! <br><br>Tanaka gets her second assist of the tournament on this Maika Hamano finish <a href="https://twitter.com/hashtag/shebelievescup?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#shebelievescup</a> x <a href="https://twitter.com/Visa?ref_src=twsrc%5Etfw">@Visa</a> <a href="https://t.co/DUknK8RkMU">pic.twitter.com/DUknK8RkMU</a></p>— U.S. Women's National Soccer Team (@USWNT) <a href="https://twitter.com/USWNT/status/1893761725544968413?ref_src=twsrc%5Etfw">February 23, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2025.02.24 06:07 Mon4
「燃え尽きるまでやり切った」元なでしこFW永里優季がプロサッカー選手を引退、2011年の女子W杯優勝メンバー「気力を完全に使い果たしました」
なでしこジャパンでも活躍したFW永里優季(37)が4日、プロサッカー選手からの引退を発表した。自身の公式サイトで明かしている。 神奈川県出身の永里は、兄で元Jリーガーの永里源気の影響もあり小学1年生でサッカーをスタート。その後日テレ・メニーナに入団。中学2年生で日テレ・ベレーザに登録された。 その後2009年まで日テレ・ベレーザでプレーすると、2010年にドイツのポツダムに完全移籍。日本人選手初となるUEFA女子チャンピオンズリーグ出場を果たすなど結果を残すと、2013年にチェルシーに移籍。その後、ヴォルフスブルク、フランクフルトとドイツでプレーし、2017年にシカゴ・レッドスターズに完全移籍。アメリカでのプレーを始める。 2018年にはブリスベン・ロアー、2020年には地元の男子チームであるはやぶさイレブン(現:厚木はやぶさFC)に加入して話題に。その後は再びアメリカに戻り、レーシング・ルイビル、シカゴ・レッドスターズでプレー。2024年はヒューストン・ダッシュでプレーした。 なでしこジャパンとしても2004年にデビュー。女子ワールドカップは3大会出場し、2011年は優勝メンバーの1人に。オリンピックも北京大会、ロンドン大会と2度出場しロンドンでは銀メダルを獲得。女子アジアカップも2014年に優勝するなどし、代表通算132試合58ゴールを記録していた。 ヒューストン・ダッシュとは2025年も契約があった中、シーズン開幕前に引退を決断。公式サイトで想いを綴っている。 ーーーーーー この度、プロサッカー選手永里優季としての章を閉じることにしました。 何一つとして後悔はありません。最高のサッカー人生でした。 「燃え尽きるまでやり切った」 このステージでプレーする気力を完全に使い果たしました。 プレーする情熱やエネルギーが尽きたことを自分自身が納得できる形で受け入れることができたし、サッカー人生の中でどんな環境でも戦い続け、挑戦し続けてきた過程で、ようやく自分が求めていたものに辿り着き、もう十分やり切ったとやっと思えることができました。 私にとって「サッカー選手としての道を終えること」は、単に何かを手放すことではなくて、新しいミッションを見つけたことでもあります。 次のステージへ進む覚悟がやっと持てたのかなと、今はとても晴れやかで、スッキリとしています。 2010年1月にドイツポツダムに渡る時、「成功するまで日本には戻らない」と決意して海を渡ってから15年。 振り返らずにとにかく前だけを見つめて走り続けた結果、もうこんなに時が経っていました。 何が成功の定義なのかはわからないけど、本当に沢山の人との出会いがあり、経験尽くしたって言い切れるほど頂点から底辺までを経験し、本当に何も思い残すことはないと言い切れるまでやり切ったと感じています。 挑んで戦っては傷つき、傷ついた数は計り知れず沢山涙を流し、たまに笑って喜んだり。 この30年間のサッカー人生は、想像していたよりも濃くて激しくて、一人じゃとても生き抜いてこれなかったなと強く感じています。 辛く苦しいことばかりが多く思い出されるし、それなりに楽しく感じるようになったのはキャリアの終盤に差し掛かってからだったけど、それはそれで最高のサッカー人生でした。 サッカーやりたくなかったのにこんなに長くサッカーやるとは思っていなかったけど、やっと最後はなりたかったサッカー選手に少しでも近づけたかなという気持ちです。 環境が移り行く過程でサッカーも変化し、そのたびに適応を求められ続け、現代サッカーはさらに変化を遂げようとしている中、今の自分にできることは何かを考え続け、これからは違う形でサッカーに関わっていきたいという想いが強くなりました。 私のサッカー人生は、探究の旅だったように思います。 とにかく本質を追求し続けようとしたーーーその旅の終わりを感じるとともに、これからの新しい旅の始まりにワクワクしています。 プロサッカー選手としての自分にしっかりとけじめをつけて、これからは新たな道を進んでいきたいと思います。 現役生活中、今まで私に期待して応援してくださったファンのみなさん、本当に、本当にありがとうございました。 これからも新しいことに挑戦し続ける人生に変わりはないと思うので、これからの「永里優季」にも期待してあげてください。 ーーーーーー なお、4日の12時から自身のYouTubeチャンネルにて、ライブ配信を行い想いを語るという。 <span class="paragraph-title">【動画】永里優季がプロサッカー選手引退に想いを語る</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="RJ3D7Cz6K-Y";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.03.04 12:10 Tue5