「簡単な試合ではなかった」史上最速のW杯出場決定の日本代表、一夜明け報告会見で最終予選を振り返る…森保一監督「感謝の気持ち」

2025.03.21 20:50 Fri
W杯出場権を獲得し喜びの報告
©超ワールドサッカー
W杯出場権を獲得し喜びの報告
21日、日本サッカー協会(JFA)は、日本代表の2026年北中米ワールドカップ(W杯)の出場が決定したことを受け、記者会見を実施した。

20日、北中米W杯アジア最終予選を戦った日本。埼玉スタジアム2002でバーレーン代表と対戦し、鎌田大地久保建英のゴールで2-0で勝利を収め、8大会連続8度目のW杯出場が決定。3試合を残しての決定は史上最速であり、開催国以外では世界最速での出場決定となった。

3月にはサウジアラビア代表との試合が25日に残り、6月にもオーストラリア代表、インドネシア代表との戦いが残っている中、W杯優勝を目指すチームの強化がスタートする。
決戦から一夜明け、記者会見には森保一監督、遠藤航、そして宮本恒靖会長、山本昌邦ナショナルチームダイレクターも登壇。改めてW排出条件獲得について触れ、最終予選を振り返った。

◆宮本恒靖JFA会長

「まずW杯出場ということを決めることができて、日本中の皆さん、世界中で日本代表を応援してくださる皆さんに明るいニュースを届けられたということを非常に嬉しく思っています」

「W杯予選は自分の経験からしても、歴史を振り返っても簡単なものではないと思っています。今回に関しても史上最速で決まった部分はありますが、色々な難しい局面、試合の中で難しい前半戦、サウジ戦のアウェイの前半、ホームのオーストラリア戦、昨日のバーレーン戦も色々なターニングポイントがあったと思いますが、重圧の中で成果を出してくれた監督以下、選手、チームスタッフには改めて敬意を表したいと思っています」

「これからチームは公言している通りW杯優勝を目指して活動していきます。今年の10月、11月にはキリンチャレンジカップ2025を開催することになりました。それらの試合を通して、チームのパワーアップを目指して行けるようなサポートを協会としては考えています」

◆山本昌邦ナショナルチームダイレクター



「今予選を通して、森保監督、遠藤キャプテンを中心に、数字上は素晴らしい余裕の突破のように見えますが、1試合1試合、1つ1つのっ局面を見れば、まさしく会長がおっしゃったように、簡単な予選ではなかったと思います」

「選手の力を最大限引き出すべく、コーチングスタッフを中心にその他のサポーティングスタッフも選手以上に多い訳ですが、本当に移動のことであったり、食事のことであったり、ケガのケアであったり、たくさんの素晴らしい選手たちがたくさんいるわけで、その選手たちの力を最大限発揮できるような準備をしてくれたということも、是非みなさんに感じていただければと思います」

「これからW杯は決まりましたが、これから先が我々の本当の勝負だと思いますので、監督、キャプテンが世界の頂点を目指すと言っている以上、我々も本当にそれが達成できるための準備をしっかりしなければいけないと思っています」

「監督がよくおっしゃいますが、ピッチ上だけでなく、皆さんの力を借りて、日本を変え、世界を変えるような挑戦だと思っておりますので、これから先の我々の挑戦をしっかりお伝えいただき、見守っていただければと思います」

◆森保一監督


「会長と山本ダイレクターが色々なことをお話しされているので重複してしまうところはあると思いますが、本当に感謝の気持ちというのが一番湧き上がっているところが正直なところです」

「やってきた結果をチームで喜ぶということは、チーム全体で戦ってきた中で、共有させてもらっていますが、我々の戦いを見ていただいたサポーター、サッカーファミリーの皆さん、世界中、日本中で頑張っておられる日本人の皆さんが喜んでくださることが我々の喜びなので、昨日は最低限の結果だと思いますが、色々な方々と喜びを分かち合えたこと、喜ぶ姿を我々が見ることができて本当に嬉しく思っています」

「これから世界一に向けて、新たなチャレンジを積み上げ、そして確実に前進していきたいと思っています。ファン・サポーターの皆さん、スポンサーの皆さん、そしていつも我々の活動に繋げてくださっている47都道府県の皆さんやJリーグの皆さん、普及・育成から我々の活動に繋げてくださっている皆さんに感謝の気持ちを持ちながら、我々の活動を支えてくれているすべての方々に感謝の気持ちを持ちながら、今後も頑張っていきたいと思います」

◆MF遠藤航(キャプテン)


「W杯の出場権を獲得できて非常に嬉しく思います。最速での出場権獲得となりましたが、戦ってみて簡単な試合ではなかったという印象が最終予選を戦ってありますし、こうやって結果を残すことができたのも、日頃、会長をはじめ協会スタッフの皆さんのサポートがあり、選手たちはサッカーのみに集中できて、その環境を作ってくれたからこそ、こうやって結果を残すことができました」

「そういった意味では、協会の皆さんに感謝していますし、メディア、ファン、応援してくれた皆さんを含め、ここまでのサポートに非常に感謝しています」

「僕らの目標はW杯優勝で、ここからがまたスタートになると個人的に思っています。選手としてはこれからさらに激しい競争をしていく中で、しっかりチームで切磋琢磨して、これからの準備期間の1試合1試合を大事に戦っていきたいと思うので、引き続き頑張っていきたいと思います」


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日本代表をキャプテンとして牽引したDF吉田麻也(シャルケ)が、帰国後の記者会見に出席。カタール・ワールドカップ(W杯)の印象的なシーンについて意外な回答をして会場を沸かせた。 7日、カタール・ワールドカップ(W杯)での戦いを終えた日本代表が帰国。国内組だけでなく海外組の選手たちも一部帰国した中、森保一監督と吉田が記者会見に参加した。 「新しい景色」としてベスト8以上の成績を目指して今大会に臨んだ日本代表。グループステージではW杯王者のドイツ代表、スペイン代表と同居し、死の組とも言われた中、そのドイツとスペインに勝利。グループステージを首位で突破した。しかし、ラウンド16では前回大会準優勝のクロアチア代表を相手にPK戦で敗退。あと一歩に迫った「新しい景色」は見られなかったが、新しい時代を切り拓くことができた大会となった。 日本中で日本代表を応援する機運が高まり、深夜帯、早朝の試合でも多くの人が観戦。いつになく大きく盛り上がった中、空港にも多くのファンが集まり、選手たちを歓迎していた。 吉田は今大会の印象深かったことについて問われると、意外なシーンを解答。「2試合目のコスタリカ戦のハーフタイムに、監督がブチ切れたところが一番印象的でした」と語り、笑いを誘った。 隣にいた森保監督も苦笑いするしかなく、「どうリアクションして良いのか」とコメント。反町康治委員長は「カットしてあるから」と日本サッカー協会(JFA)の公式YouTubeチャンネル『JFATV』で配信している「Team Cam」に映されていないシーンもあると明かした。 森保監督はコスタリカ戦のハーフタイムの出来事について言及。より強い気持ちを持って戦うことを伝えたが、自身でも厳しい言葉を使っていたと認識があったようだ。 「選手たちは精一杯戦ってくれていましたけど、相手の選手と対峙した時に局面で上回れるところがあったので、相手より強い気持ちを持って戦うということ。ここで言葉にするとハラスメントで問題になるかもしれないので言えませんが、そういうことを言いました(笑)」 また、世界でベスト8に入るためには技術や戦術以上に気持ちが大事だと語り、その部分を強く持って欲しいと改めて語った。 「技術や戦術というところはもちろん疎かにしてはいけないですし、絶対に準備しておかなければいけないですが、小手先の策で世界に勝っていこうと思うのは大きな間違いで、強くなりたい、上手くなりたい、勝ちたいという気持ちから技術・戦術を持つ。最後には我々が勝って目標を達成する、その試合に絶対勝ってサポーターと喜ぶんだという気持ちがある方にボールは転がってきてくると思いますし、ゴールも奪えると思いますので、そこを選手たちには伝えました」 森保監督が率いる日本代表は、W杯までの活動を通して「Team Cam」で各遠征などでも舞台裏を公開。選手のオフシーンもあった一方で、試合の際の真剣な振る舞い、トレーニングでの裏側、またスタッフたちの働きなども広く見せてきた。 その取り組みについて森保監督は、よりサッカーの素晴らしさを伝えるためだとし、選手たちの裏側の努力などを見て欲しいと訴えた。 「そこに関してはJFAの皆さんがよりサッカーの素晴らしさを国民の皆さん、サポーターの皆さんに見ていただこうということで計画、実行していただきました。我々はサッカーの素晴らしさを伝える色々な提案をどこまでカメラが入ってくるということを事前に色々な質問を受けた中、できる限り自然体で全てを見ていただこうということで、世の中の皆さんに見ていただいています」 「戦う表側だけ、表面上に出てくるものだけではなく、選手が一流アスリートとして戦うところ、チームが世界と戦うというところは、間違いなく素晴らしいというか、見て頂いて心を動かしていただけると思いますが、より内部を見て、選手たちがどんな努力をしているんだろう、どんな準備をしているんだろう。だからこういう素晴らしいプレーができているんだということを、色々な方々に見ていただけるのは嬉しいなと思います」 「選手たちの見せるプレーの努力は、本当に大変な努力を積み重ねてきて、素晴らしい個々のパフォーマンス、チームのパフォーマンスにできているとより多くの人に伝わっていると思います」 「その中で監督はあまりコメント力がなく、キャプテンはコメント力があるので、サッカーに夢を持ってもらえる子供たちが多く出たと思いますし、大人の皆さんも夢であったり希望であったり、日頃の大変な生活の中で励ましのメッセージを受け取っていただけたら嬉しいです」 なお、森保監督が最も印象深かったのは、ベスト8を目の前で逃したクロアチア戦後の選手たちの姿だったという。 「最後のクロアチア戦の試合が終わってからの選手たちの思いが出ていたシーンが思い出されます」 「悔しい思いをする選手、涙している選手。そこを見ていて、ロシアW杯からこのW杯に向けて、選手たちがW杯でベスト16の壁を破るんだという思いを強く持って戦ってくれた。そして結果、その目標を達成できなかったという結果を目の当たりにしてのリアクションは本当に忘れられません」 「私自身も強い覚悟を持って、カタールW杯に臨んだつもりでしたが、選手たちの表情を見ていると、本当により強い覚悟を持って世界に挑まないといけないなと思いましたし、選手たちはできると思ってその場にいて悔しさを表していたと思うので、日本のサッカーが必ずベスト16の壁を破っていけるという気持ちにさせてもらいました」 <span class="paragraph-title">【動画】吉田麻也が印象深いと語った森保一監督のブチ切れの一部</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="YhSp5WS6g9o";var video_start = 630;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> <span class="paragraph-title">【写真】大勢のファン・サポーターが歓迎! 新時代を切り拓いた日本代表帰国に沸く!</span> <span data-other-div="movie2"></span> <blockquote class="instagram-media" data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/p/Cl3ounKN51J/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; 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1年後のW杯は夢物語ではなくなった 佐藤龍之介が10日間で示した“序列上げ”と獲得した“新たな基準”【東アジアE-1選手権2025総括コラム】

序列を一気に高めたと言える10日間だった。 6月のW杯アジア最終予選でA代表に初選出された佐藤龍之介は、東アジアE-1選手権を戦うチームにも招集されると、3試合すべてに出場。122分間プレーし、自分の実力を思う存分に発揮した。 初戦のホンコン・チャイナ戦は現所属のファジアーノ岡山でもプレーしているウイングバックでの出場だったが、第2戦の中国戦と第3戦の韓国戦ではシャドーを務めた。自身の口で「本職」と表現するポジションで、代表の試合で眩しいほどの存在感を放った。 右シャドーで先発した中国戦は、総合力の高さを示す70分だった。ボール非保持では、前線から鋭くプレスのスイッチを入れ、的確なポジショニングとランニングコースで相手センターバックとサイドバックの両方を1人で監視。ボールが自分のラインを越えれば素早くプレスバックを行い、味方と挟み込んで力強く奪う。ボール保持では、ライン間に立ってパスを引き出す。鋭いターンとドリブルで独力でゴールに向かっていったと思えば、テンポの良いパスワークを構築し、味方と連動しながら守備を切り裂いていく。森保一監督が掲げる「良い守備から良い攻撃」を体現していた。 特筆すべきは、佐藤がいたサイドから攻撃が始まっていたことだ。前半は右サイドで綱島悠斗からの縦パスを受けながら望月ヘンリー海輝を押し上げ、後半は左サイドで俵積田晃太にドリブルを促しながら自らはニアゾーン(ポケット)に進入していった。チームの攻撃は佐藤次第。そう言えるほど、前半と後半で攻撃のメインサイドが変わっていたのだ。 味方の持ち味を引き出し、自分の持ち味も生かす。チームを活性化させる姿は、まさに中心選手そのもの。初めて共闘した綱島も「素晴らしいところにポジショニングしているし、足元に入った時のプレーのクオリティがかなり高い。常に逃さないように準備していました」と、佐藤の引力を強く感じながらプレーしていた。 韓国戦では、65分から左シャドーの位置でピッチに立つ。日本は前半開始早々にジャーメイン良のゴールで1点をリードしていたが、特に後半は自陣に閉じ込められる防戦一方の展開を強いられていた。[5-4-1]のブロックで韓国の攻撃に応戦していたが、左シャドーで先発していた宮代大聖の外から簡単に前進を許すシーンが多く、プレスバックも間に合わない状況が続いていた。日本のゴールから遠い位置ではあったものの、そこを起点に良い状態でロングボールを蹴られることがボディーブローのように効いていた。 大会連覇を狙うチームが、1点のリードを死守することを最大目標に据えながら時計の針を進めていたのは明らかだった。守備に重きを置く状況の中、佐藤は交代のファーストチョイスとして細谷真大と一緒に呼ばれたのだ。 「守備で穴を作らないことを意識した。集中を切らさずボールにアタックすることを考えて入りました」 その言葉通り、守備では連続性と献身性に加え、知性を見せた。ケアしなければならない韓国の右サイドバックの立ち位置が自分のラインを越えないようにポジショニングの微調整をし続ける。内側のボランチを背中で消してから、サイドにボールが出れば斜めに素早く寄せて簡単には前に蹴らせない。プレー強度が高く、自国開催での優勝のために死に物狂いで向かってきた韓国を相手に、タスクを全うした。 守備も高水準でこなせるところが強み。A代表でもそう言えるレベルにあることを証明し、指揮官からの期待を信頼に変えるパフォーマンスだった。 3試合すべてのピッチに立ったのは、稲垣祥、相馬勇紀、ジャーメイン、望月、佐藤の5人。チーム内で数少ない全試合出場の資格を最年少の18歳で勝ち取り、プロになってから初のメダルを獲得した。だが、本人はもっともっと高いところを見ている。 「半年で急激に成長したわけではなくて、積み上げてきたものが試合で出ているだけ。現状はW杯の試合で活躍できるレベルでは到底ないので、そこを現実的に見つめてもっとやらないといけないと思います。フィジカル的にもそうですし、すべての判断をもっと早めることもいろいろです」 6月シリーズでは久保建英や鎌田大地ら世界のトップレベルに触れた。E-1選手権では国内トップレベルの選手と一緒にプレーし、自分の力が通用する手応えを得た。2度のA代表での活動を経て、自分の才能やポテンシャルを測り、今まで使っていた自分の物差しが劇的に変わったのではないか。「次のW杯を目指さないと損ですし、そこを目指した方が何倍も成長速度が早いと思っているので、もちろん目指してます」と、ロサンゼルス五輪前に行われるW杯への出場が夢物語ではなく現実的な目標に切り替わった瞬間を見た気がした。 濃密な10日間を終えて迎えたJ1リーグ第24節ヴィッセル神戸戦では、新たな基準でプレーしていることを強く感じる90分だった。 75分には会場がどよめく圧巻の突破を見せる。酒井高徳を突破してボックス内に進入し、カバーに来た相手選手を咄嗟の足裏ロールでかわす。その後ボールを預けたウェリック・ポポが簡単にボールを失うと、怒りを爆発させた。77分からはシャドーに移り、中央を何度も突破してゴール前にボールを供給し続けた。CKも蹴った。ボールが相手に当たってラインを出ると、走ってボールを拾い上げ、味方に「早くゴール前に上がれ」とコーナーフラッグから指示を送った。アディショナルタイムに江坂任がゴールを決めて一矢報いたが、そのチームの中心、いや、先頭にいた。 「あれくらいはできますし、自分がチャンスを作れる自信があったし、もっとボールがほしかった。最後は盛り返しましたが、負けています。その中で(試合後にスタンディングオベーションで選手を讃えた)あの声援を送ってくれるクラブはなかなかないと思っているので、ああいう声援に選手は甘えずに、あれでいいと思わずにやっていきたい。自分自身しっかりと成長して自信と共にやっているし、そういったところでは(後半のパフォーマンスは)当たり前とは言わないですけど、毎週そういった意識でやっていきたいと思います」 18歳。次世代。そんな色眼鏡はもういらない。A代表への招集を、未来への投資とは言わせない。1年後のW杯へ。新たな基準を獲得した佐藤龍之介が、森保ジャパンのメンバー争いに堂々と名乗りをあげた。 取材・文=難波拓未 2025.07.22 13:00 Tue
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「本当に泣ける…」スペイン相手に劇的勝利、日本代表選手たちが勝利後のロッカー&バスで歌った曲は?久保建英がスピーカー持ってファンの前に

スペイン代表を劇的な逆転勝利で下し、ラウンド16に駒を進めた日本代表。日本サッカー協会(JFA)が、公式YouTubeチャンネルでスペイン戦の「Team Cam」を公開した。 1日に行われたカタール・ワールドカップ(W杯)グループE最終節の日本vsスペイン。日本は勝てば自力でグループステージ突破を決められる試合となった。 初戦でドイツ代表を下す大金星を挙げ、世界中の注目を集めることとなった日本。スペインも撃破することは難しいとの見方が強かった中、試合は前半にアルバロ・モラタにヘディングを決められて失点。その後も支配されるが、1点ビハインドで前半を終えた。 1失点はプラン通りだという言葉が試合後には語られたが、ハーフタイムに投入された途中出場の堂安律が豪快な左足ミドルを決めて追いつくと、三笘薫の執念の折り返しを田中碧が押し込み逆転。その後、スペインに押し込まれ続けるが、集中して守り切り、2-1で逆転勝利。ドイツに続きスペインも撃破した。 試合前とハーフタイムにはキャプテンの吉田麻也が選手たちに気合いを入れる声をかけ、森保一監督も声を懸けた中、選手たちの頑張りで見事に勝利。そして、グループ首位でラウンド16に駒を進めた。 試合後のドレッシングルームでは選手たちがそれぞれ勝利を噛み締めると、ケツメイシの「仲間」を流し、板倉滉と川島永嗣がタオルを振って喜ぶ姿が。選手たちも抱き合って喜びを露わにしていた。 そしてスタジアムからホテルに戻る道中のバスでもケツメイシの曲が。久保建英がスピーカーを抱えて流れていたのは「涙」。選手たちは歌いながらバスを降り、ファンが出迎えるホテルに入って行った。 ホテルの外、ホテテルの中でも多くのファンが日本代表を歓迎。そして、日本以外のファンもしっかりと祝福してくれる事態となった。 <span class="paragraph-title">【動画】日本代表選手たち、勝利を祝いみんなで歌った曲は?</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="G5XuGhH4wYU";var video_start = 1071;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2022.12.03 23:05 Sat

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日本戦控える中国代表のメンバーが発表 概ね順当も帰化組FWア・ランは招集外、代わりに不気味な187cmFWが名を連ねる

中国代表の11月招集メンバーが発表された。 19日に厦門で日本代表と対戦する中国代表。累積警告リーチが主力に多いゆえ、26〜27選手の招集が濃厚と国内で伝えられていたなか、その通り27名が今回のリストに名を連ねた。 チームの軸は、これまで通り。 ブランコ・イバンコビッチ体制で正守護神となったGKワン・ダーレイ(山東泰山)、リバプール生まれのDFジャン・グアンタイ(ティアス・ブラウニング/上海海港)、現体制での初招集から中軸となったMFシェ・ウェンネン(北京国安)、主砲のFWウー・レイ(上海海港)などなど。 また、2-1勝利のインドネシア代表戦でスコアラーとなったFWベイヘラム・アブドゥウェリ(深セン新鵬城)、FWチャン・ユーニン(北京国安)も順当に選出。ACLEの川崎F戦で鋭いドリブルを披露したブラジル出身FWフェイ・ナンドゥオ(上海申花)も招集されている。 一方で、こちらもブラジル出身FWア・ラン(青島海牛)は、中国メディアいわく「コンディション不良」で招集外に。これも念頭に置いてか、今回の中国代表はFW登録が8人おり、その中には、なんとも不気味な存在が。 北京国安のFWワン・ツーミン(28)。 過去に5キャップを持つ一方、北京国安でのスタメン起用がほぼ皆無で、終盤のジョーカー投入がほとんどという187cmストライカー。そんななかでも今季リーグ戦19試合6得点…「39分間に1得点」と高い決定力を披露した。 中国代表は14日にW杯アジア最終予選C組第5節でバーレーン代表戦(A)を戦い、19日の第6節で日本代表とのホームゲームを戦う。 <h3>◆中国代表メンバー27名</h3> GK ヤン・チュンリン(上海海港) ワン・ダーレイ(山東泰山) ハン・ジアチー(北京国安) リュー・ジャンズオ(武漢三鎮) DF ジャン・グアンタイ(上海海港) ウェイ・ジェン(上海海港) ガオ・チュンイー(山東泰山) フー・ヘタオ(成都蓉城) チュー・チェンジエ(上海申花) ヤン・ゼシャン(上海申花) ジャン・シェンロン(上海申花) MF リー・ユアンイ(山東泰山) チェン・ジン(浙江FC) シュ・ハオヤン(上海申花) ワン・ハイシャン(上海申花) リー・レイ(北京国安) カオ・ヨンジン(北京国安) ワン・シャンユエン(河南FC) FW ウー・レイ(上海海港) シェ・ウェンネン(山東泰山) ウェイ・シーハオ(成都蓉城) フェイ・ナンドゥオ(上海申花) チャン・ユーニン(北京国安) リン・リャンミン(北京国安) ワン・ツーミン(北京国安) タオ・チャンロン(武漢三鎮) ベイヘラム・アブドゥウェリ(深圳新鵬城) 2024.11.05 15:07 Tue
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日本戦まで1カ月弱…中国代表が新たな“帰化選手”用意も9月招集は50-50か 既存の帰化組にパリ五輪世代を本格融合へ

9月5日に日本代表と対戦する中国代表。予備登録メンバーリストの大枠を、中国『新浪』が報じている。 2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選のスタートまで1カ月弱。グループCの日本代表は、ホーム・埼玉スタジアムで迎える第1節(9月5日)にて中国代表と対戦する。 中国代表のほうは、『新浪』いわく、協会がAFCへ提出した初期登録選手リストには、A代表未経験の若手が複数おり、一方ではやはり「帰化組」も名を連ねているという。 まず、9月初招集でA代表デビューの可能性がある選手として、上海申花のMFワン・ハイシャン(23)、パリ五輪世代からは山東泰山のMFアブドゥラスル・アブドゥラム(23)(※1)、成都蓉城のDFフー・ヘタオ(20)ら。揃って国内リーグで調子が良いそうだ。 また、U-23アジア杯で少なからず大岩ジャパンの脅威となったウインガー、山東泰山FWシェ・ウェンネン(23)は6月の代表ウィークで初招集されており、今回も招集確実とされる。 気になるのは「海外組」または「帰化組」か。 トルコ1部のイスタンブール・バシャクシェヒルに所属する192cmDFウー・シャオコン(24)は、クラブレベルで2月を最後に出場がなく、今回の招集が微妙。かつてJ2清水やJ1京都に所属(※2)し、久々の日本へ…とはならなそうだ。 そして、中国サッカー協会(CFA)は現在、ノルウェー2部のランハイムに所属する中国系ノルウェー人、元U-19ノルウェー代表MFジョン・ホー・サテル(26)と水面下で接触中。 2024シーズンのノルウェー2部で19試合11得点6アシストという攻撃的MF。中国のパスポートを保有も、中国代表のアレクサンダル・ヤンコビッチ監督は、大前提として国内リーグの帰化組を信頼か。ジョン・ホーの9月初招集は現状で50-50とされている。 招集確実な「帰化組」は、元ザルツブルクのFWアラン(35)、元エバートンで中国代表における絶対軸のDFティアス・ブラウニング(30)、元フラメンゴのFWフェルナンジーニョ(31)。 その他、主砲の国内最強FWウー・レイ(33)、パリ五輪世代エースにして6月A代表デビューのFWベイヘラム・アブドゥウェリ(21)(※1)らは、言及なくとも招集確実といったところか。 (※1)ウイグル族 (※2)Jリーグ時代の登録名は呉少聰 2024.08.09 16:15 Fri
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11月の“2試合目”が日本戦…中国代表の主力に累積警告リーチが多数、インドネシア戦のスコアラー2枚ら攻守に

中国代表は次回11月の“2試合目”で日本代表と対戦。累積警告にリーチのかかっている主力選手が多数いる。 中国代表は15日、2026年北中米W杯アジア最終予選C組第4節でインドネシア代表に2-1と勝利。1勝3敗とし、最下位脱出ならずも、混戦模様の2位以下グループに足を踏み入れた。 次回11月は、まず14日に第5節でバーレーン代表とのアウェイゲーム。そして19日、廈門(アモイ)で開催される第6節のホームゲームにて、C組首位の森保ジャパンと対戦する。 そんななか、中国代表は先日のオーストラリア代表戦で先制点も決めた主力MFシェ・ウェンネン(山東泰山)が、インドネシア戦で今予選2枚目のイエローカードを頂戴。バーレーン戦は出場停止となることが決定済みだ。 一方、現時点でイエローカード「1枚」のリーチとなっている選手が主力に多数。 インドネシア戦先制点のFWベイヘラム・アブドゥウェリ(深セン新鵬城)、同追加点のFWチャン・ユーニン(北京国安)、帰化組FWア・ラン(青島海牛)、中盤の核たるMFリー・ユアンイ(山東泰山)、MFワン・シャンユエン(河南FC)、1番手左SBのDFリー・レイ(北京国安)。 彼らはバーレーン戦で警告なら、日本戦には出場できなくなる。 2024.10.18 13:00 Fri
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日本代表との初戦に臨む中国代表の来日メンバー発表…ウー・レイや帰化組も招集【2026年北中米W杯】

5日、埼玉スタジアム2002で行われる日本代表との2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選で対戦する中国代表の来日メンバーが発表された。 クロアチア人指揮官のブランコ・イバンコビッチ監督は、グループ最強と言える日本との重要なアウェイ開催の初戦に向けてウー・レイや、帰化組のア・ラン(アラン)やフェイ・ナンドゥオ(フェルナンジーニョ)、ジャン・グアンタイ(ティアス・ブラウニング)、ベイヘラム・アブドゥウェリらを順当に招集した。 中国代表の来日メンバーは以下の通り。 ◆中国代表メンバー GK ワン・ダーレイ(山東泰山) リュー・ジャンズオ(武漢三鎮) ヤン・チュンリン(上海海港) バオ・ヤーション(上海申花 DF ジャン・グアンタイ(上海海港) リー・レイ(北京国安) ハン・ポンフェイ(天津津門虎) ヤン・ゼシャン(上海申花) リュウ・ヤン(山東泰山) ガオ・チュンイー(山東泰山) ウェイ・ジェン(上海海港) チュー・チェンジエ(上海申花) ジャン・シェンロン(上海申花) MF ワン・シャンユエン(河南FC) シェ・ポンフェイ(上海申花) リー・ユアンイ(山東泰山) チェン・ジン(浙江FC) ファン・ジェンユ(山東泰山) シュ・ハオヤン(上海申花) ワン・ハイシャン(上海申花) シェ・ウェンネン(山東泰山) FW ア・ラン(青島西海岸) ウー・レイ(上海海港) フェイ・ナンドゥオ(上海申花) チャン・ユーニン(北京国安) リン・リャンミン(北京国安) ベイヘラム・アブドゥウェリ(深セン新鵬城) 2024.09.04 20:00 Wed
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なぜ18歳・佐藤龍之介はファジアーノ岡山でブレイクできたのか? E-1選手権で“内田篤人超え”が期待される若き才能の適応力とブレないメンタリティ

突出した適応力だ。今シーズンにFC東京からファジアーノ岡山に育成型期限付き移籍で加入した佐藤龍之介は、新たな環境に素早く順応し、自身の力を遺憾なく発揮している。 久保建英と同じ16歳でFC東京とプロ契約を結んだMFは、高卒1年目となるシーズンに武者修行を決断。約18年を過ごした東京を飛び出し、約660km離れた岡山に移り住んだ。 未到の地で単身生活をしながら、プロサッカー選手として結果を出すことを目指す。私生活をはじめ不慣れなことも多く、決して簡単ではない。さらに、主に起用されるのは、サッカーキャリアで「初めて」のウイングバックである。まさに、初めて尽くしだ。しかし、ピッチ上では圧倒的なパフォーマンスを発揮している。 第23節終了時点では、17試合に出場してチーム最多の4ゴールを記録。第19節・湘南ベルマーレ戦では、先制点を奪うだけでなく、両チームトップの走行距離12.1kmとスプリント18回を叩き出した。右WBで攻守にハードワークしながら、74分からはシャドーに移り、タイムアップまでプレー。試合後に木山隆之監督は「1番ゴールを取る可能性がある人をピッチに残すのは、勝つのであれば当然かなと思います」とフル出場の意図を明かしており、その信頼は絶大だ。 地元の西東京市と岡山の雰囲気が「似ていた」ことも佐藤の背中を押したが、適応を可能にしている大きな要素は、素直さと向上心のように思う。 開幕前のキャンプ時にWBで起用された時は、「(WBは)オプションになればいいかな。メインはシャドーになると思う」と受け止めていた。だが、監督からのオーダーに応えながら、パスやドリブルで密集地を打開したりラストパスでチャンスを作ったりといった自分の良さを発揮することを両立させ、“WB・佐藤龍之介”は、完全に板についた。その結果、「18歳の今は自分のポジションを『ここだ』と決める段階でもないと思う。『トップ下やシャドーをやれていない』というネガティブな考えは、本当にゼロなんです。『WBで使ってみたい』と思わせるような特徴を自分は少なからず持っていると思うので、実際に使ってくれている今はその証明にもなっています」と、岡山で発見した自身の新たな可能性と向き合い、意識を変化させている。 第21節・横浜Fマリノス戦では初めて左WBで先発した。負傷によるイレギュラーな起用だったが、「練習で『左、やれるか?』と言われて、『うん、行けます』と言ってやりました」と、逆サイドでプレーすることによって発生する身体の向きやボールの置き所の変化も物ともせず。第22節・鹿島アントラーズ戦では鋭いカットインで左サイドを切り裂き、逆転ゴールを呼び込んだ。 “置かれた場所で咲きなさい”を体現している18歳の姿を、木山監督は「輝いている」と表現し、「『自分は絶対に上に行くんだ』って疑わないメンタリティを持っている。『とにかく上に行きたい』という意欲が、輝いている。ある意味、与えられた才能というか。誰かに教えられるものではないと思う。自分を疑っていないところが素晴らしい」と称賛する。 環境やチーム戦術、監督からのリクエストは、自分がコントロールできない部分だ。時には自分のイメージと違うこともある。それでも、全てのことを素直に受け止め、受け入れ、自分の成長を促す肥料に変えていく。 「将来的には世界のトップリーグでプレーしたり、日本代表としてワールドカップに出て活躍したりすることが目標です」。そう宣言する佐藤は、7月3日に発表される東アジアE-1選手権のメンバーに選出されれば、2008年大会での内田篤人の20歳という同大会の日本代表における最年少記録を更新することになる。 E-1選手権は、過去に柿谷曜一朗や森重真人、相馬勇紀や町野修斗らが1年後のW杯のメンバー入りを勝ち取っており、言わばサバイバルの場だ。チームとして戦いながらも、個人として強みを発揮するなどのアピールが是が非でも必要になる。もしかしたらチームメイトは仲間よりもライバルという側面の方が強いかもしれない。しかし、きっと佐藤なら特有のチーム状況下でも、自分の力を最大限に発揮できるのではないか。そう期待したくなる適応力を、岡山で十二分に見せている。 取材・文 難波拓未 2025.07.02 18:00 Wed

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