「もう少しスクランブルを起こせていたら」ゴールレスドローに宮本恒靖会長が「もう一工夫」を要求、さらなる競争も求む「E-1など国内の選手もアピールする場がある」
2025.03.26 07:45 Wed
日本代表について語った宮本恒靖会長
日本サッカー協会(JFA)の宮本恒靖会長が、日本代表の一戦を振り返った。25日、2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選第8節でサウジアラビア代表と対戦した日本。終始優位にゲームを進めながら、サウジアラビアの固い守備をこじ開けられず、ゴールレスドローで終えた。
先発を6人入れ替えたという面もあったが、「勝ちにこだわって、勝ちきってほしかったなと思います」と試合後に述べた宮本会長は、試合を総括した。
「もう一工夫というか。シュートは12本くらいあったみたいですけど、もう少しスクランブルを起こせていたらなと」
「(選手が)それぞれは何かやろうというところはあったと思いますが、サウジアラビアに[5-4-1]で守られて、スペースもない。そんななかで、フィジカルも結構強いし、守りきられたのかなという印象になります」
「(優勝を)口にしているから、今日の試合に関しては選手たちも不甲斐ないと思っているだろうし、そういう表情、姿勢、態度でロッカーにも帰ってきていた。なので、みんなでもう一回上に行くために何が必要なのかというのを考えるためには、ああいうことを言っておく必要があるのかなと思います」
さらに、さらなるチーム力の向上には引き続き競争が必要だと述べた宮本会長。6月のアジア最終予選2試合だけでなく、7月のEAFF E-1サッカー選手権での国内組の奮起にも期待している。
「いつも競争があるべきだと思うし、これからまた6月の試合もありますが、E-1など国内の選手もアピールする場があるので、そういう競争によって活性化するのかなと思います」
選手個人では、20歳で初スタメンとなったDF高井幸大(川崎フロンターレ)にも言及。「的確というか、判断を間違えずに良いプレーが見られたと思います」と称賛の言葉を贈った。
「自分が初めて幸大を見たのが2022年の夏でした。その時に比べても、Jリーグでプレーするなかで自信もつけている。プレーのなかでも見えますし、コメントからも。今は全然顔つきも違うし、良い成長曲線にある選手のプレーであったり表情なのかなと思います」
先発を6人入れ替えたという面もあったが、「勝ちにこだわって、勝ちきってほしかったなと思います」と試合後に述べた宮本会長は、試合を総括した。
「(選手が)それぞれは何かやろうというところはあったと思いますが、サウジアラビアに[5-4-1]で守られて、スペースもない。そんななかで、フィジカルも結構強いし、守りきられたのかなという印象になります」
また、チームがW杯優勝を目標に掲げる点にも言及。公言するからこそ、一戦一戦の重みが違ってくると改めて主張した。
「(優勝を)口にしているから、今日の試合に関しては選手たちも不甲斐ないと思っているだろうし、そういう表情、姿勢、態度でロッカーにも帰ってきていた。なので、みんなでもう一回上に行くために何が必要なのかというのを考えるためには、ああいうことを言っておく必要があるのかなと思います」
さらに、さらなるチーム力の向上には引き続き競争が必要だと述べた宮本会長。6月のアジア最終予選2試合だけでなく、7月のEAFF E-1サッカー選手権での国内組の奮起にも期待している。
「いつも競争があるべきだと思うし、これからまた6月の試合もありますが、E-1など国内の選手もアピールする場があるので、そういう競争によって活性化するのかなと思います」
選手個人では、20歳で初スタメンとなったDF高井幸大(川崎フロンターレ)にも言及。「的確というか、判断を間違えずに良いプレーが見られたと思います」と称賛の言葉を贈った。
「自分が初めて幸大を見たのが2022年の夏でした。その時に比べても、Jリーグでプレーするなかで自信もつけている。プレーのなかでも見えますし、コメントからも。今は全然顔つきも違うし、良い成長曲線にある選手のプレーであったり表情なのかなと思います」
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【Jリーグ出場停止情報】報復退場の鈴木優磨が“反スポーツ的な行為”で1試合出場停止 千葉DF松田陸の処分は持ち越さず
Jリーグは11日、最新の出場停止選手情報を発表した。 J1リーグからは8選手が対象に。ファウルで止めにかかった名古屋グランパスMF椎橋慧也に胸をぶつけ、乱暴な行為で一発退場の鹿島アントラーズFW鈴木優磨は1試合停止が確定した。Jリーグは「ボールとは関係の無いところで相手競技者を突き飛ばし押し倒した行為は、『選手等に対する反スポーツ的な行為』に該当すると判断、1試合の出場停止処分とする」と説明した。 また、J1残留争いのジュビロ磐田からDF鈴木海音が次節の横浜F・マリノス戦で警告の累積による1試合停止となるほか、川崎フロンターレDF高井幸大や、セレッソ大阪MF田中駿汰らも次戦の欠場が決まった。 そして、先週末にレギュラーシーズン終了のJ2リーグではジェフユナイテッド千葉DF松田陸が最終節のモンテディオ山形戦で一発退場。Jリーグは1試合の出場停止としつつ、扱いについて「出場停止処分の対象となる同レベルの大会がないこと、また停止処分となる対象試合が1試合で翌シーズンへ繰り越さないことから、同選手の出場停止試合は無しとする」と記した。 【明治安田J1リーグ】 FW鈴木優磨(鹿島アントラーズ) 第29節 vs京都サンガF.C.(11/17) 今回の停止:1試合停止 DF高井幸大(川崎フロンターレ) 第28節 vs浦和レッズ(11/22) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 DF渡邊泰基(横浜F・マリノス) 第29節 vsジュビロ磐田(11/16) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 DF鈴木海音(ジュビロ磐田) 第29節 vs横浜F・マリノス(11/16) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 DFアピアタウィア久(京都サンガF.C.) 第29節 vs鹿島アントラーズ(11/17) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 MF田中駿汰(セレッソ大阪) 第37節 vs鹿島アントラーズ(11/30) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 DF原田亘(サガン鳥栖) 第37節 vs名古屋グランパス(11/30) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 FWマルセロ・ヒアン(サガン鳥栖) 第37節 vs名古屋グランパス(11/30) 今回の停止:3試合停止(3/3) 【明治安田J3リーグ】 FWシラス(いわてグルージャ盛岡) 第37節 vs奈良クラブ(11/17) 今回の停止:1試合停止 DF齊藤隆成(FC大阪) 第37節 vsSC相模原(11/15) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 MF金浦真樹(ガイナーレ鳥取) 第37節 vsツエーゲン金沢(11/17) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 DF内田瑞己(カマタマーレ讃岐) 第37節 vsツエーゲン金沢(11/16) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 <span class="paragraph-title">【動画】鈴木優磨の報復退場シーン</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="ncLfF5odAJM";var video_start = 315;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.11.11 18:44 Mon4
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ガーナ代表との一戦で、ピッチを支配したのはMF佐野海舟だった。MF南野拓実の先制ゴールを導いたボール奪取とラストパス。MF久保建英が真っ先に駆け寄ったのは、決めた南野ではなく、その起点となった背番号21のもとだった。日本代表復帰から約半年。彼はいま、ボランチ争いで一歩抜け出そうとしている。 ■奪って、前へ。南野の先制点を生んだ“縦への意識” 前半26分。相手陣内の高い位置で、MF佐野海舟は迷いなく飛び込んだ。 相手のパスを読み切り、身体を滑り込ませてボールを奪うと、そのまま前方へ持ち上がる。ペナルティーエリア手前の右から放った横パスはMF南野拓実の足元へ。冷静にゴール右隅へ流し込んだ南野の背後で、MF久保建英が真っ先に走り寄った先は──佐野だった。 「ボールを奪ってから、前にスペースがあったので、うまく運べました。拓実くんがいい動き出しをしてくれたので、迷わずパスを出しました」 その言葉にあるのは、攻撃意識の変化だ。ブラジル代表戦、パラグアイ代表戦ではボールを奪っても後方に下げる場面が多かった。だが、この試合は、縦へのスイッチを入れる瞬間を逃さなかった。 「前半は簡単なミスもあったけど、そこを修正する方が先」と冷静に振り返る姿勢に、地に足の着いた成長がにじむ。 この日、森保ジャパンはマンツーマンを軸にした守備戦術を採用。誰が誰を見るのか、責任を明確にするスタイルだ。佐野のタスクは、ガーナの司令塔MFクワシ・シボを封じること。「奪って、前へ」のリズムを作るには、まず相手の呼吸を止める必要があった。 「ファウルに見えないように、ならないように、もう一歩早く行くことを意識していました」 その言葉どおり、予測とタイミングで勝負する。相手が前を向く瞬間にはすでに足を差し込み、ボールを刈り取る。久保や南野の輝きを支えていたのは、ボールハンター・佐野だった。 ■日本代表での「地位が上がったとは思っていない」 2024年7月、佐野は一度、代表から姿を消した。世間の視線は厳しかった。だが約1年後、森保ジャパンに戻ってきたとき、佐野のプレーには凄みが増していた。ブラジル戦で歴史的な勝利に貢献し、アフリカの強豪ガーナ戦ではMOMとも呼べる働きを見せた。 W杯を半年後に控えて、日本代表のボランチは再編期を迎えている。 第二次森保ジャパンでは、キャプテンのMF遠藤航とMF守田英正のダブルボランチが“不動”だった。しかし、遠藤はリバプールでクローザーとしての起用が増え、守田は怪我の影響で出場機会が限られている。 そんな中、クリスタル・パレスを牽引するMF鎌田大地の相棒候補として、佐野海舟の名前が浮上した。運動量、対人の強さ、そして前への意識。佐野の存在は、遠藤・守田の時代から次のフェーズへ移るチームの象徴でもある。 ただし、チーム内での立ち位置について問われると、首を横に振った。 「地位が上がったとも思っていません。自分のやるべきことを続けていくしかない。毎回の活動で課題が出て、それをチームに帰って修正して、また次へ。うまくいかないときにどう立て直せるかが大事だと思います」 ボランチの“一番手”を争う位置に立った今も、慢心とは無縁なのだ。 ボールを回収する力はもちろん、失われた信頼を一つずつ取り戻していく姿勢が、チームにエネルギーを与えている。奪って、つないで、また走る。その地道な積み重ねの先に、森保ジャパンの新しい中盤像が見えてくる。 2025.11.15 13:30 Sat3
なぜ18歳・佐藤龍之介はファジアーノ岡山でブレイクできたのか? E-1選手権で“内田篤人超え”が期待される若き才能の適応力とブレないメンタリティ
突出した適応力だ。今シーズンにFC東京からファジアーノ岡山に育成型期限付き移籍で加入した佐藤龍之介は、新たな環境に素早く順応し、自身の力を遺憾なく発揮している。 久保建英と同じ16歳でFC東京とプロ契約を結んだMFは、高卒1年目となるシーズンに武者修行を決断。約18年を過ごした東京を飛び出し、約660km離れた岡山に移り住んだ。 未到の地で単身生活をしながら、プロサッカー選手として結果を出すことを目指す。私生活をはじめ不慣れなことも多く、決して簡単ではない。さらに、主に起用されるのは、サッカーキャリアで「初めて」のウイングバックである。まさに、初めて尽くしだ。しかし、ピッチ上では圧倒的なパフォーマンスを発揮している。 第23節終了時点では、17試合に出場してチーム最多の4ゴールを記録。第19節・湘南ベルマーレ戦では、先制点を奪うだけでなく、両チームトップの走行距離12.1kmとスプリント18回を叩き出した。右WBで攻守にハードワークしながら、74分からはシャドーに移り、タイムアップまでプレー。試合後に木山隆之監督は「1番ゴールを取る可能性がある人をピッチに残すのは、勝つのであれば当然かなと思います」とフル出場の意図を明かしており、その信頼は絶大だ。 地元の西東京市と岡山の雰囲気が「似ていた」ことも佐藤の背中を押したが、適応を可能にしている大きな要素は、素直さと向上心のように思う。 開幕前のキャンプ時にWBで起用された時は、「(WBは)オプションになればいいかな。メインはシャドーになると思う」と受け止めていた。だが、監督からのオーダーに応えながら、パスやドリブルで密集地を打開したりラストパスでチャンスを作ったりといった自分の良さを発揮することを両立させ、“WB・佐藤龍之介”は、完全に板についた。その結果、「18歳の今は自分のポジションを『ここだ』と決める段階でもないと思う。『トップ下やシャドーをやれていない』というネガティブな考えは、本当にゼロなんです。『WBで使ってみたい』と思わせるような特徴を自分は少なからず持っていると思うので、実際に使ってくれている今はその証明にもなっています」と、岡山で発見した自身の新たな可能性と向き合い、意識を変化させている。 第21節・横浜Fマリノス戦では初めて左WBで先発した。負傷によるイレギュラーな起用だったが、「練習で『左、やれるか?』と言われて、『うん、行けます』と言ってやりました」と、逆サイドでプレーすることによって発生する身体の向きやボールの置き所の変化も物ともせず。第22節・鹿島アントラーズ戦では鋭いカットインで左サイドを切り裂き、逆転ゴールを呼び込んだ。 “置かれた場所で咲きなさい”を体現している18歳の姿を、木山監督は「輝いている」と表現し、「『自分は絶対に上に行くんだ』って疑わないメンタリティを持っている。『とにかく上に行きたい』という意欲が、輝いている。ある意味、与えられた才能というか。誰かに教えられるものではないと思う。自分を疑っていないところが素晴らしい」と称賛する。 環境やチーム戦術、監督からのリクエストは、自分がコントロールできない部分だ。時には自分のイメージと違うこともある。それでも、全てのことを素直に受け止め、受け入れ、自分の成長を促す肥料に変えていく。 「将来的には世界のトップリーグでプレーしたり、日本代表としてワールドカップに出て活躍したりすることが目標です」。そう宣言する佐藤は、7月3日に発表される東アジアE-1選手権のメンバーに選出されれば、2008年大会での内田篤人の20歳という同大会の日本代表における最年少記録を更新することになる。 E-1選手権は、過去に柿谷曜一朗や森重真人、相馬勇紀や町野修斗らが1年後のW杯のメンバー入りを勝ち取っており、言わばサバイバルの場だ。チームとして戦いながらも、個人として強みを発揮するなどのアピールが是が非でも必要になる。もしかしたらチームメイトは仲間よりもライバルという側面の方が強いかもしれない。しかし、きっと佐藤なら特有のチーム状況下でも、自分の力を最大限に発揮できるのではないか。そう期待したくなる適応力を、岡山で十二分に見せている。 取材・文 難波拓未 2025.07.02 18:00 Wed4
横浜から世界へ。“二人のコウキ”が代表のピッチで刻んだ、それぞれの現在地
10月10日に行われた、日本代表対パラグアイ戦。“二人のコウキ”が、日本代表選手としてついに同じピッチに立った。 横浜FCで芽吹いた斉藤光毅と、輝きを取り戻した小川航基。クラブ指折りの“出世魚”の共演は、ファン・サポーターにとって、待ちに待った瞬間だった。 しかし、同じ1試合を戦ったはずの二人が試合後に見せた表情は、あまりにも対照的だった。 ■「全然ダメ」完敗に終わった、苦いデビュー戦 出番が訪れたのは、2失点目を喫した直後の66分だった。「流れを変えるプレーを見せてほしいという」森保一監督からのメッセージを受け取り、斉藤は左ウイングバックの位置で、日本代表戦のピッチに立った。 横浜FCにとっては、史上初となるアカデミー出身選手のA代表デビュー。ロールモデルとなる成長を遂げた斉藤が日の丸を背負う姿は、クラブに関わる誰しもが心待ちにしていたものだった。 「監督からはどんどん仕掛けて、チャンスをつくってほしい、と。もちろん自分もそのつもりで試合に臨みました」 出場から1分半後、鈴木淳之介のパスを敵陣高い位置で受けた斉藤は、パラグアイの右サイドバックを担うフアン・カセレスと1対1になり、早速、得意のドリブルを仕掛けるチャンスが訪れる。しかし、中に切り込もうとした瞬間に体を当てられ体勢を崩し、あとから寄せに来たディエゴ・ゴンザレスに、そのままボールを刈り取られてしまった。 続けて72分には、逆サイドの伊東純也にクロスを要求しファーへと走り込むが、ボールは流れ、シュートには持ち込むことができず。その後も積極的に仕掛ける姿勢を見せるも、相手を抜く前に潰されてしまい、ボールロストが続いた。 そして終盤には、同じく途中出場の相馬勇紀とポジションが替わり、より得意なシャドーの位置に入るも力を出しきれず。アディショナルタイムに上田綺世のヘディングゴールで追いつきチームは敗戦は免れたが、個人としてはパラグアイに完封され、苦いデビュー戦となった。 「全然ダメだった」。 試合後のテレビ中継用のインタビューでは、質問を投げかけるリポーターの顔を見ることができず、終始うつむく。 「普段のリーグ戦でも同じくらいの強度を相手にしているしもっと削られる時もあるので、全部自分の仕掛けの甘さが招いたことだと思います。ただ今は、細かいところの反省よりも『なんでああしなかったのか』『なんでこうなっちゃったんだ』としか、考えられない」 ロッカーに戻り、取材対応の時間になっても悔しさは収まらず。こぼれる言葉には自身への怒りや困惑も入り混じった、複雑な心情が垣間見えた。 ■笑顔に滲む、ストライカーの自信と余裕 一方、真逆とも言える活躍を見せヒーローインタビューに応じたのは、小川航基だ。 持ち前の決定力を示したのは、1失点目からわずか5分後の26分、敵陣でパスを回しながら機を探る中、佐野海舟が一瞬の隙を突くタイミングで縦パスを送る。これを収めた小川は、腰をひねりながら反転シュート。ボールはGKの真正面に飛び弾かれるも、反動で後ろに逸れそのままラインを割り、みごと同点に追いついた。 小川にとっては初めてホーム開催の試合で決めた、記念すべき10得点目。出場11試合での2ケタ得点達成は、日本代表最多得点記録保持者の釜本邦茂氏を上回る、“史上最速”の数字となった。 「入ったと思わなかったので、自陣に戻ろうとしてました。入っていたのでよかったです」 少し口元を緩ませながらゴールシーンを振り返る所作からは、“余裕”が伺える。 続く第2戦のブラジル戦は、1トップを争う上田綺世も含めた仲間の3ゴールで歴史的な逆転勝利を収めたものの、自身は85分の投入となり、連続得点とはならなかった。 それでも「表現があっているかはわからないけど、この試合でゴールができた選手が羨ましいなとは思う」とは口にしつつも、焦りや不安は一切ない。 「今日の試合は、もちろんうれしいです。でもW杯本番ではないですし、相手のコンディションやメンバーも全く違うはずなので、これで一喜一憂するつもりはありません。味方のゴールも刺激になりましたけど、やっぱりW杯の舞台では、そこに自分の名前があるべきだと思っています」 同じクラブで活躍したといえども、所属年数もシーズンも異なるため、チームメートとしてプレーした経験はなかった、斉藤と小川。共通点こそあれど交わることのなかった二人の共演は、SNS上でも話題となった。 一方で、代表チームの中で積み重ねてきたものがもたらす立場や経験値の“差”が、如実に表れる試合となった。 ■悔しさを糧に“再共演”へ ただ、国を背負うストライカーとして堂々と結果を残す小川も、決して平坦な道を歩んできたわけではない。 プロデビュー後続いた不調に、度重なるけが、J2での再起を経て挑んだ海外移籍──。いくつもの壁を乗り越えたからこそ、今の活躍がある。 「W杯は、どう見てたっていうか……。普通に応援はしてましたけど、先は越されてるなって思うし、そこに対しての焦りはやっぱりある」 3年前、メンバー争いに絡むことすらできなかったカタールW杯の直後、小川を取材した際の音声を聞き返してみれば、斉藤と同じく隠し切れない「悔しさ」が滲んでいた。 「この経験を生かすしかない」 言い聞かせるように言葉を絞り出す斉藤だが、得た課題をどう次につなげられるかは、自分次第だ。 「航基くんだけじゃなく、試合中にいろんな選手が声をかけてくれましたけど、自分がもっと思い通りのプレーをしていけば、より具体的になってくるはず。『どんどん仕掛けろ』だけじゃなく、動きを擦り合わせるような声をかけてもらえるように、頑張りたい」 息を合わせ「光毅のアシスト」で「航基がゴールを決める」──。その瞬間を夢見ているファン・サポーターは、大勢いるだろう。寄せられる期待にも応えるべく、小川もまた決意を新たにする。 「クラブへの貢献度は彼のほうがもちろん高いですし、1年半しかいなかった僕が何か言うのも違うのかなと思いますけど……。一緒に『横浜FC』という名前も背負いながら、感謝を忘れずに。誇りをもってやれればな、と思います」 横浜から、世界へ。羽ばたいた二人の挑戦は続く。 2025.10.22 12:10 Wed5

