W杯へ手応え十分のなでしこ池田太監督、1万人超えのファンへも感謝「雰囲気を作ってくれた」

2023.07.15 08:30 Sat
©超ワールドサッカー
なでしこジャパンの池田太監督がMS&ADカップ2023パナマ女子代表戦を振り返った。

14日、オーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)への壮行試合と位置付けられた一戦で、なでしこジャパンはユアテックスタジアム仙台でパナマと対戦。5-0で勝利を収めた。

33分に清水梨紗(ウェストハム)が先制弾を挙げると、4分後には長谷川唯(マンチェスター・シティ)が追加点を奪取。後半には藤野あおば(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)の代表初ゴールや長谷川のこの日2点目でさらにリードを広げ、終了間際には南萌華(ローマ)にもゴールが生まれた。
各々が持ち味を発揮し、完勝を収めたなでしこジャパン。指揮官はプランを完遂できたことに満足感を示し、同時に会場の雰囲気を作り出した1万人を超えるサポーターへの感謝を述べた。

「試合の入りとしては、しっかり中盤でブロックを組んで、相手の出方をみながら、背後のスペースを消しながら入り、徐々に相手の力と我々のプレスのバランスを考えながらゲームを進めていきました。その中でしっかりと前半2得点取って、後半もいろいろな選手の組み合わせを試しながらクリーンシートで勝てたこと、選手たちが集中してゲームに入ってくれたことを嬉しく思いますし、スタジアムに来て雰囲気を作っていただいたサポーターに感謝をしつつ、しっかりとW杯に向かっていければと思います」
代表初先発となった石川璃音(三菱重工浦和レッズレディース)らについての質問が及ぶと、「スタートから出てどれだけできるか、コンビネーションを含めて試せて良かったです。ゲームにもしっかりと入り、(スピードやフィジカルの強さといった)自分の良さを出し、自信に繋げてくれたと思っています」と、高評価。やや右上がりの印象を受けたサイドについても、各々の経験値や相手の立ち位置あってのことだと述べ、ウイングバックとその前後の選手との連携やチーム全体のバランスは取れていたと、手応えを口にした。

「清水選手は経験があり、石川選手とのコンビの中でしっかりとコミュニケーションも取り、ゴールも挙げました。前の藤野選手とも連動してプレスをかけることができていました」

「遠藤選手はギリギリまでリーグ戦があったので、コンディション的には大変だったと思いますけど、良さをしっかり出してくれたと思います。相手の7番が前に残っていたので気を使っていた部分もあると思いますし、左右で均等ではなかったかもしれないですが、チームとしてのバランスはうまくいっていました」

また、W杯ではVARが採用され、この日も本番を想定して運用があったが、「VARについてはJFAのレフェリーの方にレクチャーを受けたり、(VARの採用された試合)経験のある選手を含めて、時間がかかる中でどう振る舞うかなど、ミーティングで話をしました。今日は暑かったが、ニュージーランドは寒いので体が冷えてしまう恐れがある。そうなったときにどう過ごすか。今日であれば飲水に使ったように、意識高く選手たちはマネージメントできていたと思います」と、準備には抜かりがないことを強調した。

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【会見&質疑】ハグに不必要な身体的接触…楠瀬直木U-17女子代表監督電撃辞任の経緯や理由を田嶋JFA会長らが説明

▽日本サッカー協会(JFA)は1日、都内で会見を開き、U-17日本女子代表の楠瀬直木監督(54)にJFAの女性職員に対する不適切な行為があり、本人からの辞任の申し出を受理したことを発表。U-20日本女子代表指揮官の池田太氏が代行を務め、8日の理事会を経て正式に就任することも併せて発表した。 ▽U-17日本女子代表は今月ウルグアイで開催されるU-17ワールドカップ(W杯)に出場。13日にはグループリーグ初戦のブラジル代表戦を迎えるところだった。 ▽記者会見には、JFAの田嶋幸三会長、須原清貴専務理事、今井純子女子委員長が出席。楠瀬直木監督が辞任に至った理由や経緯について説明し、その後メディア陣からの質疑に応対した。 ◆田島幸三会長(日本サッカー協会) 「本日は急なご案内にも関わらずお集まり頂き、誠にありがとうございます。本日FIFAU-17ワールドカップウルグアイ2018に出場するU-17日本代表について、監督の交代をせざるを得なくなったことをお伝えします。楠瀬直木監督に代わり池田太U-18日本女子代表監督が代行で指揮を執ることが決まりました。これは、楠瀬監督の『不適切な行為』に該当する事象があったことが理由です」 「指導者には高い倫理観と規律が必要であることは言うまでもありません。こうして疑義が生じたことを誠に残念に思っています。これにつきまして、まず女子委員長の今井が申し上げ、その後このようなご報告をすることとなった経緯について、専務理事の須原から説明申し上げます」 <div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/get20181101_27_tw1.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div>◆今井純子女子委員長(日本サッカー協会) 「本日はお忙しい中、集まり頂き誠にありがとうございます。この度、U-17日本代表監督が楠瀬監督から辞任の申し出があり、日本サッカー協会としてこの申し出を受理することが決定しました」 「そして、新監督としてU-18日本女子代表監督の池田太さんに今月から開催されるU-17ワールドカップに参加するチームの指揮を執って頂くこととなりましたことをお知らせいたします。正式には11月8日の理事会での承認を経て、監督に就任致します。それまでは監督代行としてチームの指揮を執って頂くことになります」 「この経緯につきましては、須原専務理事から説明して頂きますが、楠瀬監督による不適切な行為についての説明があり、事情聴取をし、それを踏まえて女子委員会で議論致しました。その議論の意見としてやはり今回のチームに帯同するべきではないという意見が大勢を占めました。その上で法律的な観点もあり、田嶋会長や須原理事による見解を踏まえ、最終的に女子委員会として今回の遠征に帯同して頂くことはできないと判断いたしました。そして、楠瀬監督から辞表を頂きましてので、これを受理することとしました」 「この厳しい事実にしっかりと向き合い、厳しく対処することで今後決してこのようなことが起こることがないようにしていきたいと思います。U-17日本女子代表は、昨年2月の立ち上げ以来、トレーニングを重ねてきました。選手たちも優勝を目指して頑張っています。この状況に際し、チームや選手、スタッフが集中して大会に臨めるように女子委員長、女子委員会として最大限のサポートをしていきたいと考えています」 「多くの国民の皆様にご期待して頂いているのにも関わらず、このような形でお騒がせしてしまい、ファン・サポーターの皆様、ご支援して頂いている企業やクラブ、チーム関係者の皆様にご心配、ご迷惑をおかけしましたことを心よりお詫び申し上げます」 <div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/get20181101_27_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div>◆須原清貴専務理事(日本サッカー協会) 「今井が今申し上げた通りでございますが、今回楠瀬直木監督から辞任の申し出がございました。その申し出を受理した上で、楠瀬監督に代わり池田太監督が監督代行として指揮を執ることになりました」 「これは楠瀬さんのJFA職員に対する不適切な行為が認められたことが理由でございます。この経緯を説明するにあたり、まず最初に申し上げたいことがございます。私共は今回対象となっておりますJFAの当該職員の人権を守ることを最優先に考えております。事案の詳細に述べることは、人物の特定につながります。そして、当該職員の人権を毀損することを招きかねません。従いまして、皆様にはできる限りの情報をお伝えしたいと思いますが、私共としても職員の人権、プライバシーを守ることを最優先にしていることをご理解頂けると幸いです。同時に今回辞表を提出しております楠瀬さんの人権にも配慮する必要があるということも合わせてご理解ください」 「今回私共としまして、本人及び関係者の話をしっかりとヒアリングさせて頂き、弁護士を含む外部の専門家とも様々な方法から相談し、楠瀬さんに不適切な行為があったことを判断しました。これは、『不必要な身体的接触』でございます。しかし、事件性のある行為では決してなかったということは申し上げます」 「最初に不適切な行為があったのは、昨年の6月です。打ち合わせを行った後に屋外ではございますが、楠瀬監督が当該職員にハグをして別れました。この当該職員は、その行為に対して不快感を示しました。その後、今年9月に再び不必要な身体的な接触を受けたことから9月下旬に当該職員がメールにて所属部署の上司に相談することが事態が明らかになりました」 「これを受けて繰り返しですが、私共が職員にヒアリングをさせて頂き、そのあとで弁護士を含む外部の専門家の立会いのもと両者に対して、複数回のヒアリングをさせて頂きました。それを踏まえた上で、丁寧に慎重に調査及び問題の整理を進めて参りました。その上で、女子委員会にお諮りし、今回の決断に至りました」 「ご存知の通りでございますが、我々日本サッカー協会は、サッカーを通して人々の心身の健全な発達と社会の発展に貢献することを倫理として掲げております。サッカーに関わる我々大人が子供達に夢を与え、子供達の模範となること、そのような高い倫理観と規律が求められます」 「今回は特にアンダーカテゴリーの女子チームの監督ということもあり、そのチームに関わるものにはより一層の高い倫理観と規律が求められると考えております。日本サッカー協会にはそのような立場から毅然と対応することが求められております。そういった考え方を持って、女子委員会で議論をして頂きました。それを踏まえた上で、楠瀬さんの行為は女子日本代表監督として不適切な行為であったと判断し、本人も軽率な行為であったことを認め、反省した上で辞任の申し出がございました。その申し出を我々は受け入れました」 「日本サッカー協会としましては、役職員への研修、ホイッスルブローイングと呼ぶいわゆるホットラインといった制度の整備をこれまで行ってまいりました。その上で、今回のことをしっかりと検証し、JFA職員にとどまらずコーチングスタッフ、チームスタッフ、その他指導者を含む現場で活動する関係者についてもコンプライアンスの研修をさらに強化し、その教育を行い、再発防止に努めてまいります」 「本件に対する協会の責任は認識しております。従いまして、該当する役員等々につきましての処分を含むその対応につきましては、11月の日本サッカー協会理事会でご審議頂き、決定頂く予定です」 「最後にファン・サポーターの皆様、企業の多くの関係者の皆様、そしてスポーツ界のガバナンス・コンプライアンスの強化に取り組んでいる関係者の皆様にご心配をおかけし、お騒がせしていることを心からお詫び申し上げます」 ◆田島幸三会長(日本サッカー協会) 「繰り返しになりますが、U-17女子ワールドカップ直前で監督を交代せざるを得なくなったこと、そしてファン・サポーターを始めとする多くの皆様、関係者の皆様にご心配をおかけし、世間をお騒がせしてしまったことを心からお詫び申し上げます。今回の件については、不快な思いをした職員の人権とプライバシーを大優先に考え、この問題に取り組んで参りました」 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なでしこジャパン、韓国女子代表戦の地上波テレビ放送、ネット配信の予定は? キックオフ時間、無料視聴方法を紹介

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「私が務めるのが現在のベストではないかと」 なでしこ代行指揮の佐々木則夫氏、内田篤人氏のコーチ抜擢経緯や新監督選定状況も説明

なでしこジャパンは10月の活動で佐々木則夫JFA女子委員長の代行指揮が決まった。 なでしこジャパンは今夏のパリ・オリンピックがベスト8で終わった後、池田太前監督が任期満了で退任。そのなかで、26日に国立競技場で韓国女子代表との国際親善試合が迫るが、後任未定のままだった。佐々木氏はかつて2008年から2016年までのなでしこジャパンを率い、2011年のドイツ女子ワールドカップ(W杯)で初優勝に導いた実績。この決定に至るまでの経緯を説明した。 「視野を広げて監督の選考をしているなかで、このタイミングでは新しい監督を招へいできなかった。いずれにしても、オリンピックが終わった後に日本でなでしこジャパンの勇姿を見ていただく重要な機会なので、実施していかないといけない。そのなかで、編成についてどうするか、誰が指揮するかというところで私が代行として引き受け、コーチ陣を編成してやっていこうということになった」 「今回の試合はW杯、オリンピックが終わり、次のW杯、オリンピックに向けた重要な期間。そのなかで、代行するにあたってこれまでのなでしこジャパンを見てきたということと、将来も踏まえて身近なところで見てきたというので、私が代行を務めるのが現在のベストではないかと。しっかりと委員会にお話しさせていただき、会長を含め、協会内の役職の方にも相談し、決定していただいた」 そんな代行体制では内田篤人氏らがコーチ陣に。「内田くんの代表や世界での経験、そして指導者としての姿勢、アンダーの練習も非常に熱意を持ってやられている。それをうちでもやってもらえないかなということで、お声かけをさせていただいたら、パリ・オリンピックを含め、なでしこの試合を見ていて、女子サッカーにも興味があり、非常に意欲的な反応があったので、是非お願いしたいと」と明かした。 また、U-20女子代表監督の狩野倫久氏がコーチとして入閣とあって、若い選手の選出もありそうで、「編成についてはみんなとコミュニケーションを図ってやっている。私の趣向も若い選手、今まで一度も入っていないような選手も、これからを見据えて編成しなければいけないだろうというのを伝えてある。狩野監督はそこを見てきたり、指導したりしてきているので、『どう?』とは聞いている」と話す。 23名を呼ぶ予定という選手選びを巡ってはコンディション優先を口にし、戦い方にも「ここだけではなくて、まだ時間があり、先がある。以前のプレースタイルよりも『もっとこうしたい』というところをしっかりとトレーニングを積んで、そういったパフォーマンスを韓国戦で見てもらいたい」とイメージを共有した。 外国籍指揮官も含め、国内外で進めるという新監督探しの決定時期も語られ、「12月に来年度の編成というか、計画とかいうものも描きながら、みなさんに発表するという機会がある。そこのタイミングにはしっかりと新しい監督を据えて報告するのが一番、この段階だとベストかなというところを考えている」と述べ、女子チームの指導経験の有無も問わず、検討しているようだ。 2024.10.04 19:05 Fri

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