カリアリを劇的セリエA復帰に導いたラニエリが感極まる…「サルデーニャの人々の勝利と昇格」

2023.06.12 14:46 Mon
Getty Images
カリアリを1年でのセリエA復帰に導いたクラウディオ・ラニエリ監督(71)が、偉業達成の喜びを噛みしめた。ラニエリ監督はこれまでナポリやバレンシア、アトレティコ・マドリー、チェルシーにパルマ、ユベントスにローマ、インテルと名門クラブを指揮。2015-16シーズンにはレスター・シティを率い、歴史的なプレミアリーグ優勝に導いていた。

その名将は昨年12月末に、1年でのセリエA復帰を目指しながらもファビオ・リベラーニ前監督の下、セリエBで14位に低迷していたカリアリの新指揮官に就任。
1988年に監督を務め、セリエC1からセリエAまで引き上げ、監督として自身の名をあげた古巣復権を託された中、レギュラーシーズンで9勝8分け2敗の見事な戦績を残し、昇格プレーオフ圏内の5位でフィニッシュ。

プレーオフでは準決勝でパルマとの接戦を連勝で制し、決勝ではレギュラーシーズンを3位で終えたバーリと対戦した。
ホームでの1stレグでは主砲ジャンルカ・ラパドゥーラのゴールで先制に成功も、試合終了間際にPKを決められて1-1のドロー。11日に行われたアウェイでの2ndレグではタイスコアの場合、レギュラーシーズンの上位が昇格となるレギュレーションにより勝利が必須だった。

しかし、堅い展開の中で大きなチャンスを作れぬまま、試合は後半アディショナルタイムに突入。引き分けでの敗退が濃厚と思われたが、途中出場のFWレオナルド・パヴォレッティが94分に決めた土壇場の先制ゴールによって1-0で勝利。2戦合計2-1のスコアで劇的過ぎるセリエA復帰を決めた。

試合終了直後に一目はばからず涙を流し、選手やスタッフと抱擁する姿を見せていた老将は、その後にイタリア『スカイ・スポルト』のインタビューに応対。偉業達成の喜びを噛みしめた。

「サルデーニャの人々の勝利と昇格だ」

「ここに戻ってきて昇格させられなければ、それは大きな敗北だった。私はカリアリのおかげで、監督キャリアにおいて、イタリアでもヨーロッパでも羽ばたくことができた。このチームには大きな心を持ったプレーヤーたちがいる。そして、我々の後ろには、全力を尽くしてくれるサルデーニャの人々がいる」

「我々は非常に良い試合をした。チャンスを許したが、それを許さないことは不可能だった。私はプレーヤーたちに、バーリには6万人が押し寄せるだろうが、我々の後ろにも多くの人々がいると話していた」

監督キャリアを通じて多くの歓喜、失望を味わってきた百戦錬磨のイタリア人指揮官は、今回のカリアリでのセリエA昇格の意味について改めて言及。

「私はローマのファンで、ローマでスクデットを獲得することはできなかったが、レスターでプレミアリーグを制したとき、自分の夢はカリアリだと言ったんだ。ただ、そのイメージを汚してしまうのが怖かった。しかし、カリアリは困っていて、彼らは私を求めてくれた。そんなときに、自分のわがままを言えるはずはないと思っていたよ」

また、同試合後にはアウェイの地へ駆けつけたカリアリのティフォージの元に向かった際、いさめるようなジェスチャーを見せていたラニエリ監督。このジェスチャーに関しては、対戦相手のリスペクトを重んじる人格者らしい意図があった。

「なぜ我々のサポーターがバーリをからかう必要があったのかを理解できなかった。彼らは我々のチームを応援しなければならない」

「バーリは素晴らしいライバルであり、我々は握手をしなければならない。(バーリ監督のミケーレ・)ミニャーニを祝福するし、今度は直接彼に祝福したい。なぜなら彼はチームをとても良いプレーに導いているからだ」

1 2

クラウディオ・ラニエリの関連記事

ローマのクラウディオ・ラニエリ監督が12日にアウェイで行われ、1-2で敗戦したセリエA第36節アタランタ戦を振り返った。 リーグ戦19試合無敗と好調を維持するローマは、9分にルックマンのゴールで先制を許すも、32分にセットプレーの二次攻撃からスーレの右クロスをクリスタンテがヘディングで流し込み、試合を振り出しに戻 2025.05.13 08:00 Tue
直近3試合で出場機会がないアルゼンチン代表MFレアンドロ・パレデス(30)だが、ここにきての序列低下の理由はパフォーマンスの問題ではないという。 ジョゼ・モウリーニョ体制だった2023年夏にパリ・サンジェルマン(PSG)から6年ぶりに古巣復帰を果たしたパレデス。以降はイバン・ユリッチ体制で一時序列が低下したものの 2025.05.07 16:32 Wed
ローマのクラウディオ・ラニエリ監督が4日にホームで行われ、1-0で勝利したセリエA第35節フィオレンティーナ戦後にコメントした。 前節インテルを撃破したローマが、1ポイント差のフィオレンティーナをホームに迎えたチャンピオンズリーグ(CL)出場権を争う直接対決。守護神ミレ・スヴィラルが好守を見せる中、前半追加タイム 2025.05.05 10:30 Mon
ローマとセルビア代表GKミレ・スヴィラル(25)の契約延長交渉が大詰めを迎えているようだ。イタリア『Il Messaggero』が報じている。 2022年夏のローマ加入以降は当時の守護神であるポルトガル代表GKルイ・パトリシオ(現アタランタ)のバックアッパーに甘んじてきたスヴィラル。 しかし、ダニエレ・デ・ 2025.05.04 18:00 Sun
ローマのクラウディオ・ラニエリ監督が27日にアウェイで行われ、1-0で勝利したセリエA第34節インテル戦を振り返った。 セリエA17戦負けなしで迎えた首位インテルとの一戦。22分にFWマティアス・スーレのゴールで先制したローマは、この虎の子をの1点を守り抜いてウノゼロ勝利。首位チームを叩き、チャンピオンズリーグ出 2025.04.28 11:00 Mon

カリアリの関連記事

カリアリは24日、コロンビア代表DFジェリー・ミナが負傷したことを発表した。 ミナは23日に行われたセリエA第33節のフィオレンティーナ戦に先発出場したが、プレー中に右モモを負傷。41分にパロミーノとの交代を余儀なくされていた。 クラブの発表によれば、検査を受診したミナは右足大腿二頭筋にグレード1の筋損傷が 2025.04.25 12:00 Fri
レガ・セリエAは、21日に実施される予定だった全ての試合を延期することを発表した。 21日、バチカンはローマ教皇フランシスコの死去を発表。5週間に渡り感染症の治療を行っていた中、最近退院したものの、88歳で亡くなった。 アルゼンチンのブエノスアイレス出身で、史上初の南米出身者でもあり、史上初のイエズス会出身 2025.04.21 19:45 Mon
インテルのシモーネ・インザーギ監督が12日にホームで行われ、3-1で勝利したセリエA第32節カリアリ戦を振り返った。 4日前にバイエルンとのチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝1stレグを戦い、敵地で先勝としたインテルはカリアリ戦に向けて6選手を変更。 FWマルクス・テュラムに代わってFWマルコ・アルナウト 2025.04.13 12:30 Sun
インテルは12日、セリエA第32節でカリアリをホームに迎え、3-1で快勝した。 前節パルマに2点差を追いつかれて引き分けた首位インテル(勝ち点68)は、4日前に行われたチャンピオンズリーグ(CL)ではバイエルン相手に敵地で大きな先勝とした。そのバイエルン戦のスタメンから6選手を変更。テュラムやムヒタリアン、バスト 2025.04.13 04:19 Sun
ローマのアルゼンチン代表FWパウロ・ディバラが手術を受けるようだ。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が伝えている。 16日に行われたセリエA第29節カリアリ戦に63分から出場したディバラ。しかし、72分にダイレクトヒールパスをした際、左ヒザに違和感を感じた様子の素振りを見せ、3分後に交代すると、その後の検査で 2025.03.21 08:35 Fri

セリエAの関連記事

【セリエA】パルマ 2-1 トリノ(日本時間9月30日/エンニオ・タルディーニ・スタジオ) Benissimo!!安定したフィードとセービング#鈴木彩艶 パルマの今季リーグ戦初勝利に貢献セリエA第5節パルマ×トリノ#DAZN 見逃し配信中#セリエA #だったらDAZN pic.twitter.com/96JtMD 2025.09.30 12:45 Tue
新しい未来のテレビ「ABEMA(アベマ)」は、スポーツ・チャンネルDAZNと展開する「ABEMA de DAZN」で、2025年8月より開幕する主要な欧州サッカーリーグにおいて、日本代表選手が所属するクラブを中心とした「欧州リーグ2025-26」の試合を中継することを決定した。 今回の発表によると、リーグ・アン、 2025.08.15 17:21 Fri
ユベントスのレジェンドであるレオナルド・ボヌッチ氏(38)が来季、ユースチームの監督かファーストチームのコーチとして復帰する可能性があるようだ。イタリア『トゥットスポルト』が報じている。 ユベントスで8度のセリエA制覇に貢献したボヌッチ氏は昨季、ユベントスを退団。ウニオン・ベルリン、フェネルバフチェでプレーした後 2025.05.17 13:00 Sat
フィオレンティーナは15日、イタリア代表DFピエトロ・コムッツォ(20)との契約を2029年6月30日まで延長したことを発表した。 2019年からフィオレンティーナの下部組織に在籍するコムッツォは185cmのセンターバック。2023年10月のナポリ戦でファーストチームデビューを飾ると、今シーズンはセンターバックの 2025.05.15 21:02 Thu
マンチェスター・シティが、ミランのオランダ代表MFタイアニ・ラインデルス(26)の獲得へ動き始めた。イギリス『The Athletic』が報じている。 昨シーズン、AZから加入後すぐさまロッソネリの主力に定着したラインデルスは、今シーズンより一層存在感を高めてチームの絶対的な主軸に。 ここまでは不振のチーム 2025.05.14 19:38 Wed

記事をさがす

クラウディオ・ラニエリの人気記事ランキング

1

好調ジャッロロッシで存在感示すスーレの決意「ローマで何かを勝ち取り、将来的には代表チームで重要な大会に出場したい」

シーズン後半戦に入って存在感を示すアルゼンチン代表FWマティアス・スーレが、ローマでのさらなる活躍を誓った。 昨シーズン、レンタル先のフロジノーネで11ゴール3アシストを記録したレフティーは、ユベントスから完全移籍でローマへ加入。ダニエレ・デ・ロッシ、イバン・ユリッチと2度の監督解任を経験したチームにおいて序盤戦は思うような活躍を見せられず。 それでも、クラウディオ・ラニエリ現体制で徐々にフィットすると、エースである同胞FWパウロ・ディバラの負傷離脱もあって出場機会が増加した終盤戦では前線の主軸として活躍。加入1年目は途中出場をメインに、ここまで公式戦34試合4ゴール2アシストを記録。先日のデルビー・デッラ・カピターレでは劣勢のチームを救うスーペルゴラッソを叩き込み、一気にロマニスタの信頼を獲得した印象だ。 2月以降はスタメンでの出場機会を増やし、リーグ戦では3ゴール2アシストと決定的な仕事も目立つ22歳FWは、『ESPN』で「今シーズンのスタートはあまり良くなかったけど、幸いにも今は順調だ。チャンピオンズリーグ出場権を争っているので、ぜひ勝ちたいね」と自身とチームの現状をポジティブに説明している。 また、件のデルビーについては「デルビーでゴールを決められたのは夢のようだったね。初めてのデルビーで、ゴールを決めることができた。最高の気分だったよ。こういう試合でゴールを決めると、特に自信がつくんだ。勝ちたかったけど、試合の流れを考えると、勝ち点1でもゼロよりはましだったね」と、ローマでのキャリアにおいて重要な仕事ができたと振り返った。 イタリアでの生活も5年目を迎えるものの、新天地ローマでは前述のディバラに加えて、MFレアンドロ・パレデスの同胞の先輩2人が常日頃から大きな支えとなっている。 スーレは「2人とも素晴らしいフットボーラーで、何よりも素晴らしい人間性を持っているんだ。僕らはよく笑い、一緒に多くの時間を過ごしている。彼らのおかげで、すぐに馴染むことができたんだ」と感謝の言葉を語っている。 昨年9月に初招集となったアルゼンチン代表ではデビューを待つ状況が続いているが、ローマでの活躍がアルビセレステスでのプレーに繋がると信じるスーレは、ローマでのタイトル獲得とともに代表での活躍を誓った。 「もっとコンスタントにプレーすることで、最終的には代表チームに招集されると考えているよ」 「僕の夢? それはローマで何かを勝ち取り、将来的には代表チームで重要な大会に出場できるようになることだ」 2025.04.23 17:30 Wed
2

ローマ、守護神との契約延長交渉が大詰めに! 複数強豪が関心も合意へ前向き

ローマとセルビア代表GKミレ・スヴィラル(25)の契約延長交渉が大詰めを迎えているようだ。イタリア『Il Messaggero』が報じている。 2022年夏のローマ加入以降は当時の守護神であるポルトガル代表GKルイ・パトリシオ(現アタランタ)のバックアッパーに甘んじてきたスヴィラル。 しかし、ダニエレ・デ・ロッシ前監督の下で正GKに昇格すると、現指揮官であるクラウディオ・ラニエリ監督の下では絶対的な存在となり、セリエA屈指の守護神としての評価を確立している。 現行契約は2027年まで残っているが、今シーズンの鮮烈な活躍を受けてバイエルンやマンチェスター・シティといった国外のビッグクラブの関心も集めており、クラブは条件面を大幅に改善した新契約締結に動いている。 報道によれば、ローマでスポーツディレクターを務めるフローラン・ギゾルフィ氏はスヴィラルの代理人と数日以内に会談を行う予定だという。そして、クラブはすでに300万ユーロ(約4億9000万円)+ボーナスという好条件のオファーを掲示しているという。 なお、スヴィラルサイドは新契約に契約解除条項を盛り込むことを求めているようで、ローマサイドはそれに前向きではないものの慎重に検討している段階にある模様。 それもあって最終合意に至っていないものの、明るい見通しは示されているようだ。 2025.05.04 18:00 Sun
3

ワトフォード、元カメルーン代表CBエンクルがフリー加入!

ワトフォードは7日、元カメルーン代表DFニコラ・エンクル(31)の加入を発表した。背番号は「13」に決定。契約期間は今シーズン終了までとなる。 これまでモナコ、マルセイユ、リヨンというフランス屈指の名門を渡り歩き、2017年からはセリエAのトリノで活躍を続けたエンクル。トリノでは昨シーズン限りでチームを離れるまで、公式戦135試合に出場していた。 カメルーン代表として通算72キャップを誇る百戦錬磨のセンターバックは、同じくイタリアからイングランドに渡ったクラウディオ・ラニエリ新監督の下で早速カルチョ仕込みの守備を披露することになるのか…。 2021.10.08 00:22 Fri
4

ボローニャがミハイロビッチ監督を解任…白血病と闘いながら3年半指揮も今季開幕5戦未勝利

ボローニャは6日、シニシャ・ミハイロビッチ監督(53)の解任を発表した。 これまでフィオレンティーナやミラン、サンプドリア、トリノなどセリエAの指揮官を歴任したミハイロビッチ監督は、2019年1月末にボローニャの指揮官に再任。卓越した手腕を発揮し、2018-19シーズンのセリエA残留に導いた。 その後、2019年7月に急性白血病を患い、入退院を繰り返しながら化学療法と骨髄移植を行ってきた。3回目の化学療法を終えた後は現場に完全復帰し、以降もチームをセリエAの舞台に留めてきた。 しかし、今シーズンは開幕5試合で3分け2敗と未勝利が続き16位に低迷。これを受け、クラブはセルビア人指揮官の解任を決断した。 なお、イタリア『スカイ・スポルト』など複数メディアによると、後任候補にはチアゴ・モッタ氏、クラウディオ・ラニエリ氏、ロベルト・デ・ゼルビ氏などの名前が挙がっているという。 その中でも昨季までスペツィアを率いていたモッタ氏が最有力候補となっているようだ。 2022.09.07 00:12 Wed
5

ラニエリ氏がインテル指揮官時代を回想「チアゴ・モッタの退団が大ダメージ」

老将クラウディオ・ラニエリ氏がインテル指揮官時代を振り返った。 指揮官としてイタリア国内外を渡り歩いたラニエリ氏。2015-16シーズンにレスター・シティをプレミアリーグ優勝へと導き、64歳にして自身初のリーグタイトルを獲得したが、それ以前は目ぼしい成績を残せていなかった。 インテルには2011年9月に就任。同年10月から翌年1月にかけてはセリエAで7連勝するなど好調だったものの、その後急失速し、3月のユベントス戦で黒星を喫した直後に解任された。 ラニエリ氏はイタリア『コリエレ・デッロ・スポルト』のインタビューでインテル時代を振り返り、主力選手として重宝していたMFチアゴ・モッタ(現ボローニャ指揮官)の退団が痛手だったと口にした。 「チアゴ・モッタがインテルでの私のキャリアを台無しにしたんだよ。彼は1月にパリ・サンジェルマン(PSG)への移籍を希望し始め、私はシーズン終了後であれば構わないと同意した」 「だが、彼はそれでも幹部らにPSG行きを懇願した。彼はフィールドにおいて、時計の針のごとく正確なプレーをする選手。(退団で)メカニズム全体が大きなダメージを受けた」 ラニエリ氏の回想通り、チアゴ・モッタ氏は2012年1月にPSGヘ移籍。当時のインテルは暗黒時代に足を踏み入れた時期で、中盤でタクトを振るっていたイタリア代表MFの退団が大きな痛手に。10年という時を経ても、当時のやるせない感情が忘れられないようだ。 2022.09.30 19:28 Fri

カリアリの人気記事ランキング

1

カリアリがアンゴラ代表FWルブンボとの契約延長を発表!

カリアリは30日、アンゴラ代表FWジト・ルブンボ(22)との契約延長を発表した。新たな契約期間は2028年6月30日までとなる。 2020年9月に18歳でカリアリのU-19チームに加入したルブンボは、コモへの武者修行を経て、セリエBに降格した2022年7月にトップチームに昇格。 昇格初年度からコンスタントに出場すると、リーグ戦36試合に出場し3ゴール3アシストを記録。5位で臨んだ昇格プレーオフでは、準決勝1stレグのパルマ戦で2点ビハンドの状況から投入されると、2ゴール1アシストをマークし、逆転勝利に貢献した。 1年でセリエA復帰を果たした昨季も前線の主力として活躍し、リーグ戦30試合に出場し4ゴール6アシストをマークするなど1部残留に貢献。今季もここまでセリエAで16試合に出場し1ゴール1アシストを記録している。 また、2019年に17歳でデビューを飾ったアンゴラ代表では通算18キャップを刻んでいる。 2024.12.31 10:15 Tue
2

カルチョを彩った“鬼才”ズデネク・ゼーマン氏、昨年10月に続く脳卒中で緊急搬送…現在は右腕片麻痺に言語障害も

ズデネク・ゼーマン氏(77)が脳卒中で緊急搬送。容態は安定しているとのことだ。 チェコスロバキアが生んだ鬼才、ズデネク・ゼーマン氏。プロサッカー選手歴を持たぬ指揮官として、30代の頃からイタリアサッカーに身を置き、のちにトッププレーヤーとなる無名の若者を掘り起こしたいくつもの功績が眩しい。 氏は2023-24シーズンにセリエC・ぺスカーラを指揮も、2023年12月に一過性脳虚血発作に見舞われ、当初はすぐに現場復帰もほどなくして辞任。以来、現場に戻れていない。 昨年10月には再び軽度の一過性脳虚血発作を起こし、脳卒中の診断が。この時に右腕の片麻痺も患い、自宅での療養生活が続いていた。 チェコ『iDNES』によると、2月27日、ゼーマン氏は再び脳卒中を起こして搬送され、イタリア・ローマ市内の病院に入院。病院関係者いわく、現在のゼーマン氏は脳循環障害に伴う言語障害も患っているという。 幸いにも容態は安定し、意識もあるとのことだが、集中治療室での治療が続き、これからさらなる検査へ。ゼーマン氏の周辺は不安な日々を過ごしているようだ。 2025.03.02 18:30 Sun
3

鳥栖への移籍が報じられたコロンビア代表FWイバルボが来日しメディカルチェック受診へ

▽サガン鳥栖が獲得に動いていると報じられたカリアリのコロンビア代表FWビクトル・イバルボ(26)だが、カリアリに別れを告げて来日しているようだ。イタリア『gianlucadimarzio.com』が報じた。 ▽鳥栖のマッシモ・フィッカデンティ監督がカリアリを指揮していた際にもチームに所属し、共に仕事をしたことがあるイバルボ。再び同じチームでのプレーを決断したようだ。 ▽『gianlucadimarzio.com』によると、すでにイバルボは来日しており、細かい契約の確認や契約書の確認などをしているとのこと。メディカルチェックも2、3日のうちに受診し、契約が近づいているとしている。なお『トゥットメルカート』によると、契約は3年間になるとのことだ。 ▽イバルボは、カリアリ、ローマでプレーしたセリエAでは130試合に出場し15得点14アシストを記録。ワトフォード時代にはプレミアリーグでも4試合に出場していた。今シーズンはパナシナイコスへとレンタル移籍し、リーグ戦8試合に出場。ヨーロッパリーグでは予選を含め9試合に出場し3得点を記録していた。 2017.03.14 12:24 Tue
4

鈴木優磨、イタリア移籍のカギは移籍金? クラブは6億5000万円要求も市場価値は4億円弱

残り1日となったヨーロッパの移籍市場。数名の日本人選手の去就が決まっていない状況であり、最後まで目が離せない状況となっている。 その中でも長らく移籍の噂がありながら、所属先が決まっていないのがシント=トロイデンのFW鈴木優磨(25)だ。 これまでブンデスリーガのヘルタ・ベルリンやトルコのフェネルバフチェ、フランスのリーグ・アンの複数クラブなどから興味を集めていたが、いずれも鈴木が拒否。さらに、ベルギー国内でもヘントや名門のアンデルレヒト、さらに昨季王者のクラブ・ブルージュもオファーを出したが、全て断っているという。 鈴木が全くオファーに応じない理由は、強いセリエAでのプレー希望があるから。5大リーグへの移籍を目指しており、ベルギー国内での移籍は望んでいないものの、イタリアへ行きたいという思いが強く、国外クラブからのオファーにも耳を傾けていないようだ。 ベルギー『Voetbal Belgie』によれば、すでに拒否したオファーが複数あることを報じながらも、最後の最後までわからない状況だとしている。 特に、念願のセリエAクラブであるカリアリが興味を持ち、鈴木の獲得をオプションに入れていると報じられている。また、ポルトガルのポルトも興味を示しているとされ、ポルトに移籍となれば今シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)に出場することが可能だ。 『Voetbal Belgie』によると、問題になりそうなのは移籍金とのこと。シント=トロイデンは500万ユーロ(約6億5000万円)を希望しているとのことだが、鈴木の市場価値は300万ユーロ(約3億9000万円)程度であり、シント=トロイデンが譲歩しなければ売却は難しいとみられている。 鈴木自身はシント=トロイデンでプレーする気は無く、プレシーズンはトレーニングしていたものの、公式戦には絡んでいない。2023年6月まであと2年契約があるが、鈴木はどこでプレーするのか注目だ。 2021.08.31 12:52 Tue
5

カリアリ退団のナンデス、ローマ行き噂もサウジアラビア移籍が決定

ウルグアイ代表MFナイタン・ナンデス(28)のサウジアラビア行きが決定した。 アル・カーディシーヤFCは24日、ナンデスがフリートランスファーで加入することを発表した。 2019年夏からカリアリで活躍し、これまでインテル、ナポリ、ユベントスへのステップアップも取り沙汰されたウルグアイ代表MF。 今シーズン限りでカリアリとの契約が満了し、今夏フリートランスファーとなる実力者に対しては、現役時代にボカ・ジュニアーズで共にプレーしたダニエレ・デ・ロッシ監督が率いるローマへの移籍が取り沙汰されていた。 しかし、その新天地はサウジアラビアのアル・カーディシーヤとなった。 移籍市場に精通するジャーナリストのニコロ・スキラ氏によると、レアル・マドリーのレジェンドであるミチェル監督が指揮し、元アルゼンチン代表FWルシアーノ・ビエット、ペルー代表FWアンドレ・カリージョ、元マルセイユのスペイン人DFアルバロ・ゴンサレスらを擁するクラブは、年俸1000万ユーロ(約17億円)の3年契約という好条件のオファーで実力者の獲得に成功したとのことだ。 2024.05.24 19:35 Fri

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly