ジョルジーニョは半年でアーセナル退団? 恩師・サッリがラツィオへ勧誘

2023.06.09 21:25 Fri
Getty Images
イタリア代表MFジョルジーニョ(31)だが、半年でアーセナルを去る可能性があるようだ。イタリア『コリエレ・デッロ・スポルト』が伝えた。

今年1月、中盤の補強に動いていたアーセナルへと電撃移籍したジョルジーニョ。チェルシーでも出番はもらっていたが、超大型補強を繰り返す中で、退団が認められ移籍した。

アーセナルでは主軸とまではいかずとも、着実に出番をもらい、終盤は同じポジションのガーナ代表MFトーマス・パルティが右サイドバックで起用されたこともあり、スタメンで続けて出場。プレミアリーグでは14試合に出場していた。
アーセナルとの契約は2024年夏まで結ばれており、1年間の延長オプションもついている中、ジョルジーニョは退団の可能性も。ラツィオが獲得に関心を寄せているという。

ラツィオを率いるマウリツィオ・サッリ監督とは、ナポリ時代に師弟関係にあったジョルジーニョ。チェルシーへの移籍も、サッリ監督に引き抜かれる形で実現していた。
中盤の補強に動きたいラツィオだが、ネックとなるのはサラリーの問題。移籍金は多少抑えられそうだが、ただでさえコストカットに厳しいクラブだけに、焦点はサラリーの問題となりそうだ。

アーセナル側は、イングランド代表MFデクラン・ライス(24)の補強に近づいているとされ、中盤をさらに強化したい状況。補強が実り、相応のオファーがあれば、ジョルジーニョを手放す可能性はあるという。

ブライトン&ホーヴ・アルビオンのエクアドル代表MFモイセス・カイセド(21)も狙っており、ライスと2人補強が実現すれば、より放出の動きが高まると見られている。

チームにフィットしてからは、得意のパスとゲームメイク力を見せていたジョルジーニョ。果たして半年でアーセナルを去ることになるだろうか。

ジョルジーニョの関連記事

イタリア代表MFニコロ・ファジョーリがユーロ2024のグループステージ初戦を欠場するようだ。 前回王者のイタリアは、スペイン代表をはじめ、クロアチア代表、そしてアルバニア代表が集うグループBに組み込まれ、史上2カ国目となる大会連覇を目指す。 そんなイタリアの中盤を支えるファジョーリだが、9日に行われたボスニ 2024.06.14 08:30 Fri
イタリアサッカー連盟(FIGC)は6日、ユーロ2024に臨むイタリア代表メンバー26名を発表した。 先月23日に候補メンバー30名を発表していたルチアーノ・スパレッティ監督だが、負傷によりDFフランチェスコ・アチェルビ(インテル)、DFジョルジョ・スカルヴィーニ(アタランタ)が既に外れていた。 そして今回、 2024.06.07 06:30 Fri
イタリア代表MFジョルジーニョ(32)の代理人が、クライアントの去就について口を開いた。『フットボール・イタリア』が伝えている。 チェルシーで欧州王者も経験した32歳ジョルジーニョ。半ば追い出されるような形でアーセナルに来て1年と少し、絶対的な主力ではないが、味わい深いバイプレーヤーとしてアルテタ・ガナーズに不可 2024.04.17 12:10 Wed
アーセナルのイタリア代表MFジョルジーニョ(32)がさまざまな選択肢を検討中だ。 昨季途中にチェルシーからアーセナルへ加入し、32歳にしてチーム最年長のジョルジーニョ。序列が高くなくてもアルテタ・ガナーズに不可欠な戦力である、当代屈指のレジスタだ。 だが、1年間の延長オプションがあるとはいえ、契約は今季限り 2024.04.13 21:25 Sat
アーセナルのドイツ代表MFカイ・ハヴァーツが、チェルシー時代からのチームメイトについて語る。 今季チェルシーから加入のハヴァーツ。最近は最前線でのプレーも定着し、2月中旬から3月頭にかけてはプレミア4試合連続ゴールも記録した。20年ぶり王座へ挑むガナーズの中心選手だ。 そんなハヴァーツ、自身より半年先にチェ 2024.04.06 13:25 Sat

ラツィオの関連記事

セリエA懲戒委員会は13日、ユベントスのフランス人DFピエール・カルルに対し、2試合の出場停止処分を科した。 カルルは10日に行われたセリエA第36節ラツィオ戦の57分、振り上げた手が相手FWタティ・カステジャノスの顔面に直撃し、VARの末に一発退場となっていた。 残り2試合、ウディネーゼ戦とヴェネツィア戦 2025.05.14 11:30 Wed
ユベントスのイゴール・トゥドール監督が10日にアウェイで行われ、1-1の引き分けに持ち込まれたセリエA第36節ラツィオ戦を振り返った。 同勝ち点で並ぶ来季のチャンピオンズリーグ出場権を争うラツィオとの一戦。昨季終盤にトゥドール監督が指揮を執った古巣との対戦となった中、ユベントスはゴールレスで迎えた後半開始6分にF 2025.05.11 11:00 Sun
セリエA第36節、ラツィオvsユベントスが10日にスタディオ・オリンピコで行われ、1-1のドローに終わった。 ローマとともに勝ち点63で並ぶ6位のラツィオと4位のユベントスによるトップ4フィニッシュを懸けた重要な直接対決。 前節、エンポリをウノゼロで破って6戦無敗のラツィオは難敵相手のホームゲームで現状のベ 2025.05.11 03:06 Sun
セルティックへの移籍が噂されているラツィオのデンマーク代表FWグスタフ・イサクセン(24)だが、クラウディオ・ロティート会長が否定した。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えた。 イサクセンはミッティランの下部組織出身で、2023年8月にラツィオに完全移籍で加入した。 ラツィオでは2シーズンで公式戦83試合に出 2025.05.04 23:30 Sun
セリエA懲戒委員会は29日、ユベントスのトルコ代表FWケナン・ユルドゥズに対し、2試合の出場停止処分と罰金1万ユーロ(約162万円)を科した。 ユルドゥズは27日に行われたセリエA第34節モンツァ戦に先発。前半追加タイムに相手MFアレッサンドロ・ビアンコに対してヒジ打ちを見舞って一発退場となっていた。 この 2025.04.30 11:00 Wed

セリエAの関連記事

【セリエA】パルマ 2-1 トリノ(日本時間9月30日/エンニオ・タルディーニ・スタジオ) Benissimo!!安定したフィードとセービング#鈴木彩艶 パルマの今季リーグ戦初勝利に貢献セリエA第5節パルマ×トリノ#DAZN 見逃し配信中#セリエA #だったらDAZN pic.twitter.com/96JtMD 2025.09.30 12:45 Tue
新しい未来のテレビ「ABEMA(アベマ)」は、スポーツ・チャンネルDAZNと展開する「ABEMA de DAZN」で、2025年8月より開幕する主要な欧州サッカーリーグにおいて、日本代表選手が所属するクラブを中心とした「欧州リーグ2025-26」の試合を中継することを決定した。 今回の発表によると、リーグ・アン、 2025.08.15 17:21 Fri
ユベントスのレジェンドであるレオナルド・ボヌッチ氏(38)が来季、ユースチームの監督かファーストチームのコーチとして復帰する可能性があるようだ。イタリア『トゥットスポルト』が報じている。 ユベントスで8度のセリエA制覇に貢献したボヌッチ氏は昨季、ユベントスを退団。ウニオン・ベルリン、フェネルバフチェでプレーした後 2025.05.17 13:00 Sat
フィオレンティーナは15日、イタリア代表DFピエトロ・コムッツォ(20)との契約を2029年6月30日まで延長したことを発表した。 2019年からフィオレンティーナの下部組織に在籍するコムッツォは185cmのセンターバック。2023年10月のナポリ戦でファーストチームデビューを飾ると、今シーズンはセンターバックの 2025.05.15 21:02 Thu
マンチェスター・シティが、ミランのオランダ代表MFタイアニ・ラインデルス(26)の獲得へ動き始めた。イギリス『The Athletic』が報じている。 昨シーズン、AZから加入後すぐさまロッソネリの主力に定着したラインデルスは、今シーズンより一層存在感を高めてチームの絶対的な主軸に。 ここまでは不振のチーム 2025.05.14 19:38 Wed

記事をさがす

ジョルジーニョの人気記事ランキング

1

FIFAが『ザ・ベスト』各賞候補者発表 男子最優秀選手にレヴァンドフスキら11選手

国際サッカー連盟(FIFA)は22日、2021年度『ザ・ベスト・FIFAフットボールアウォーズ』の男女各賞候補者を発表した。 男子最優秀選手は前回受賞のポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキら11選手がノミネート。アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドのほかにも、ユーロ優勝のイタリア代表やチャンピオンズリーグ(CL)を制したチェルシーからもMFジョルジーニョとMFエンゴロ・カンテが名を連ねた。 男子最優秀監督はインテルをスクデット獲得に導いたアントニオ・コンテ監督やイタリアをユーロ優勝に先導したロベルト・マンチーニ監督、チェルシーを指揮して約4カ月でCLのタイトルをもたらしたトーマス・トゥヘル監督ら7名が選出。男子最優秀GKはブラジル代表GKアリソン・ベッカーをはじめ、5選手がリスト入りしている。 各賞は2020年10月〜2021年8月までの活躍や実績が対象に。各国代表チームのキャプテンや監督、ジャーナリスト、ファンの投票で決まり、来年1月17日にオンラインセレモニーで行われる表彰式で受賞者が発表される。 ◆各賞候補者一覧 《男子最優秀選手》 カリム・ベンゼマ(フランス/レアル・マドリー) ケビン・デ・ブライネ(ベルギー/マンチェスター・シティ) クリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル/ユベントス、マンチェスター・ユナイテッド) アーリング・ハーランド(ノルウェー/ドルトムント) ジョルジーニョ(イタリア/チェルシー) エンゴロ・カンテ(フランス/チェルシー) ロベルト・レヴァンドフスキ(ポーランド/バイエルン) キリアン・ムバッペ(フランス/パリ・サンジェルマン) リオネル・メッシ(アルゼンチン/バルセロナ、パリ・サンジェルマン) ネイマール(ブラジル/パリ・サンジェルマン) モハメド・サラー(エジプト/リバプール) 《男子最優秀監督》 アントニオ・コンテ(イタリア/インテル、トッテナム) ハンジ・フリック(ドイツ/バイエルン、ドイツ代表) ジョゼップ・グアルディオラ(スペイン/マンチェスター・シティ) ロベルト・マンチーニ(イタリア/イタリア代表) リオネル・スカローニ(アルゼンチン/アルゼンチン代表) ディエゴ・シメオネ(アルゼンチン/アトレティコ・マドリー) トーマス・トゥヘル(ドイツ/チェルシー) 《男子最優秀GK》 アリソン・ベッカー(ブラジル/リバプール) ジャンルイジ・ドンナルンマ(イタリア/ミラン、パリ・サンジェルマン) エドゥアール・メンディ(セネガル/チェルシー) マヌエル・ノイアー(ドイツ/バイエルン) カスパー・シュマイケル(デンマーク/レスター・シティ) 《女子最優秀選手》 スティナ・ブラックステニウス(スウェーデン/BKヘッケン) アイタナ・ボンマティ(スペイン/バルセロナ) ルーシー・ブロンズ(イングランド/マンチェスター・シティ) マグダレーナ・エリクソン(スウェーデン/チェルシー) キャロライン・グラハム・ハンセン(ノルウェー/バルセロナ) ペルニレ・ハルダー(デンマーク/チェルシー) ジェニファー・エルモソ(スペイン/バルセロナ) チ・ソヨン(韓国/チェルシー) サム・カー(オーストラリア/チェルシー) フィフィアネ・ミデマー(オランダ/アーセナル) アレクシア・プテラス(スペイン/バルセロナ) クリスティン・シンクレア(カナダ/ポートランド・ソーンズFC) エレン・ホワイト(イングランド/マンチェスター・シティ) 《女子最優秀監督》 リュイス・コルテス(スペイン/バルセロナ) ペーター・ゲルハルドソン(スウェーデン/スウェーデン女子代表) エマ・ヘイズ(イングランド/チェルシー) ビバリー・プリーストマン(イングランド/カナダ女子代表) サリナ・ヴィーフマン(オランダ/オランダ代表、イングランド代表) 《女子最優秀GK》 アン=カトリン・ベルガー(ドイツ/チェルシー) クリスティアネ・エンドレル(チリ/パリ・サンジェルマン、リヨン) ステファニー・ラベー(カナダ/FCローゼンゴード、パリ・サンジェルマン) ヘドヴィグ・リンダール(スウェーデン/アトレティコ・マドリー) アリッサ・ネイハー(アメリカ/シカゴ・レッドスターズ) 2021.11.23 09:55 Tue
2

2020年引退の内田篤人、曽ヶ端準、野沢拓也が「アントラーズ功労賞」を受賞…通算21人

鹿島アントラーズは9日、2020シーズンで現役を引退した曽ヶ端準氏、野沢拓也氏、内田篤人氏の3名にアントラーズ功労賞を授与することを発表した。授賞者は合計21人目となった。 曽ヶ端氏は、鹿島ユースから1998年にトップチーム昇格。小笠原満男氏、中田浩二氏、本山雅志氏らと同期入団となった。 2001年に正守護神となると、その後は長年鹿島のゴールを守り、J1通算533試合に出場。7度のリーグ優勝など多くのタイトル獲得に貢献。現在は、GKアシスタントコーチを務めている。 野沢氏は、1999年に鹿島ユースから昇格。高いキックの技術と天才的なゲームメイク力でチームの主軸に定着した。 その後、ヴィッセル神戸やベガルタ仙台、オーストラリアのウーロンゴン・ウルブスでプレー。キャリア最後は関西サッカーリーグ1部のFCティアモ枚方でプレーしていた。 内田氏は、清水東高校から2006年に鹿島に入団。クラブ史上初となる高卒ルーキーの開幕スタメン起用。右サイドバックとして君臨すると、その後にはシャルケへと渡りここでもファンに愛される選手となる。 その後、ウニオン・ベルリンを経て、2018年に鹿島に復帰。しかし、ケガの影響もあり、2020年で現役をしていた。日本代表通算74試合2得点。現在は日本サッカー協会(JFA)のロールモデルコーチを務めている。 アントラーズ功労賞は、クラブの発展に寄与した人物をたたえるため2008年に制定されたもの。功労賞受賞者はカシマサッカーミュージアム内にある「アントラーズ殿堂」に掲額される。 ◆過去の受賞者(五十音順) 秋田豊 新井場徹 アルシンド 内田篤人 オズワルド・オリヴェイラ 黒崎久志 ジーコ ジョルジーニョ 相馬直樹 曽ヶ端準 ダニー石尾 トニーニョ・セレーゾ 中田浩二 名良橋晃 野沢拓也 長谷川祥之 ビスマルク 本田泰人 宮本征勝 柳沢敦 2022.06.09 15:40 Thu
3

ジョーの代役としてコリンチャンスに加入したFWドゥトラが日本や鹿島について語る「日本は特別な場所」

▽かつて京都サンガF.C.や鹿島アントラーズでプレーし、今シーズンからコリンチャンスに加入したFWジュニオール・ドゥトラ(29)が、日本での思い出について語った。ブラジル『グローボ』が報じた。 ▽ドゥトラは、2010年に京都へと加入。3シーズンを過ごすと、2012年に鹿島へと完全移籍。J1で27試合に出場し8得点を記録していた。 ▽2013年にはベルギー・ジュピラーリーグのロケレンへと完全移籍。その後はカタールのアル・アラビを経て、2016年にヴァスコ・ダ・ガマへと加入。2017年はアヴァイでプレーすると、2018年に名古屋グランパスへと移籍したFWジョーの代役としてコリンチャンスへと加入した。 ▽『グローボ』は期待の懸かるドゥトラへインタビューを実施。日本での生活がとても良かったことに加え、1年間だけ在籍した鹿島のこと、日本食についても語った。 ──いくつかの国でプレーしていますね 「日本に行って3年間を過ごした。その後は、ベルギーで2年間、カタールでは1年プレーした。そして2年前にブラジルへ戻ったよ」 ──一番素晴らしかったのはどこですか?日本? 「そうだね。ベルギーも良かった。ヨーロッパリーグやヨーロッパでの大会でプレーすることができたし、少し強くなった。ベルギーも良かったよ」 「でも、住むという意味では、僕は日本の文化や構造、全てがきちんと整理されているのが好きだった。間違いなく、僕にとって日本は特別な場所だね」 ──かつてジーコがプレーした鹿島アントラーズでもプレーしましたね 「そこにはジーコの像がある。スタッフたちは、僕を喜ばせるために、豆料理を作ることを学んでくれた。試合の前には、豆料理を調理してくれるんだ。そこには、多くのブラジル人が集まるよ。監督はジョルジーニョだったね。ジーコが植えつけたブラジルの文化は、今も続いているよ」 ──日本食は好きですか? 「ここはブラジルだから、日本食は少ないよね。日本ではうどんや味噌汁をよく食べていたよ。寿司は僕は食べなかったんだ」 ──日本食は日本のものとはやっぱり違う? 「日本では、日本人が寿司を食べたくなったら、彼らはいつもお店に行く。家ではそんなに食べないよ。いつもは、茶碗に良い米を盛り、いくつかの野菜と、とても健康的なものなんだ。餃子、焼きそば、味噌汁…あとはスープとかだね」 2018.01.26 21:00 Fri
4

バロンドール受賞を期待するジョルジーニョ「今季は僕以上に試合に勝った人はいない」

チェルシー所属のイタリア代表MFジョルジーニョは、選考の基準次第でバロンドールを受賞できる可能性があると語った。 チェルシーの一員として2020-21シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)優勝、そして先日行われたユーロ2020でも主力として活躍し、イタリアの53年ぶりの優勝に貢献したジョルジーニョ。クラブとナショナルチームの両方で主要タイトルを獲得した29歳のMFをバロンドール候補に推す声は多い。 ブラジル『SportTV』に出演したジョルジーニョは、受賞できるかどうかは基準次第としつつも、タイトル獲得という面では誰にも負けていないと主張した。 「僕たちは夢のために生きている。でも、正直に言うと、それ(受賞者)を決める基準は人それぞれだ」 「才能を基準にするならば、僕は世界最高ではないと自覚している。タイトルを基準に選ぶのであれば、今シーズン僕よりも多くの勝利を収めた人はいないね」 「リオネル・メッシ、クリスティアーノ・ロナウド、ネイマールと自分をどう比較するか? 彼らはまったく違う特徴を持っているけど、やはり基準によるよ」 また、ラツィオの新指揮官に就任することが決まっているマウリツィオ・サッリ監督も、チェルシー時代の教え子を「すべてのプレーを簡単に見せてくれる」と絶賛しており、受賞者にふさわしいとコメントしている。 各ナショナルチームの監督とキャプテンが投票するFIFA最優秀選手賞とは違い、記者の投票で決まるバロンドール。ジョルジーニョの獲得は実現するだろうか。 2021.07.14 20:04 Wed
5

ヴェルナーへのドッキリ成功!ニセCM撮影でマウントとジョルジーニョにいじり倒される

チェルシーのドイツ代表FWティモ・ヴェルナーがドッキリに引っ掛かった。 チェルシーのスポンサーである横浜タイヤの協力の下で行われたこの企画。仕掛け人はチームメイトであるメイソン・マウントとジョルジーニョだ。CM撮影と称し、ヴェルナーにさまざまないたずらを仕掛けていく。 始めは過剰な笑顔を要求する程度の軽いジョークだったが、撮影は次第にエスカレート。陽気なエレクトロポップが流れると、仕掛け人からは「(踊りながら)タイヤの周りを回って」というリクエストが。始めは恥ずかしそうにしていたヴェルナーも次第にノリノリになっていく。 さらにはレーシングスーツに着替えさせられ、ペダルのついていないおもちゃのカートで"エアペダル漕ぎ"。本物のCM撮影だと信じ切っているヴェルナーは全力で横浜タイヤをアピールするが、ニセのCMだと知っている2人は腹を抱えて笑っている。 「Timmy」や「Timbo」のような"ちゃん付け"などで呼ばれた際には一瞬険しい表情を見せたヴェルナー。ようやく種明かしをされると目を丸くし、マウントとジョルジーニョが登場すると苦笑いを浮かべた。 チェルシー公式ツイッターから「チャンピオンのように扱われているね!」と投稿されたこの動画。ファンはもちろん、そうでなくとも必見である。 <span class="paragraph-title">【動画】ニセのCM撮影でドッキリに掛けられたヴェルナー</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">Handled like a champion! <a href="https://twitter.com/TimoWerner?ref_src=twsrc%5Etfw">@TimoWerner</a> <br> <a href="https://twitter.com/masonmount_10?ref_src=twsrc%5Etfw">@masonmount_10</a> and Jorginho take over a Yokohama commercial and we can&#39;t get enough of it. <br> <a href="https://twitter.com/YokohamaCFC?ref_src=twsrc%5Etfw">@YOKOHAMACFC</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/DriveForMore?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#DriveForMore</a> <a href="https://t.co/jrMikbRNdb">pic.twitter.com/jrMikbRNdb</a></p>&mdash; Chelsea FC (@ChelseaFC) <a href="https://twitter.com/ChelseaFC/status/1444982130942095360?ref_src=twsrc%5Etfw">October 4, 2021</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2021.10.06 20:30 Wed

ラツィオの人気記事ランキング

1

【平成史に残るレジェンドチーム50選】vol.15“クラニョッティの黄金郷”26年ぶりのスクデット/ラツィオ[1999-2000]

1989年1月8日に日本で始まった「平成」。日本では31年にわたって使用されてきたが、2019年4月30日をもってその時代が終わりを告げる。 日本サッカーにおいても激動の時代であった「平成」だが、目をヨーロッパに向け、同じ時代で印象に残ったレジェンドチームを超ワールドサッカー編集部が選出。記憶や記録に残る50チームを紹介していく。 <div style="position: relative;margin: 2em 0;padding: 25px 10px 7px;border: solid 2px #FFC107;"><span style="position: absolute;display: inline-block;top: -2px;left: -2px;padding: 0 9px;height: 25px;line-height: 25px;vertical-align: middle;font-size: 17px;background: #FFC107;color: #ffffff;font-weight: bold;">vol.15</span><p style="margin: 0; padding: 0;font-weight:800">1999-2000シーズン/ラツィオ 〜クラニョッティの黄金郷〜</p></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/1999-2000lazio.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brians,LTD.<hr></div><div style="padding: 0.5em 1em;margin: 2em 0;border: double 5px #4ec4d3;"><p style="margin: 0; padding: 0;">監督:スベン・ゴラン・エリクソン(52) 獲得タイトル:セリエA、コッパ・イタリア 攻撃力8:★★★★★★★★☆☆ 守備力9:★★★★★★★★★☆ タレント9:★★★★★★★★★☆ 連係8:★★★★★★★★☆☆ 選手層10:★★★★★★★★★★</p></div> <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">26年ぶりのスクデット</div> イタリアの大手食品会社であるチリオのオーナーだったセルジオ・クラニョッティが1992年に会長に就任してから、ラツィオは大きく変貌を遂げていった。1998年にイタリアのクラブで初となる株式上場を行って豊富な資金力を得たクラブは、ヴェロン、ミハイロビッチ、サラス、シメオネら当時のスター選手を買い漁り、ヨーロッパ屈指の強豪チームを作り上げていく。 迎えた1999-00シーズン、前シーズンにUEFAカップ(現在のEL)を制したラツィオは、3冠を達成したマンチェスター・ユナイテッドを破ってUEFAスーパーカップを獲得。素晴らしいシーズンスタートを切った。リーグ戦ではジダンやデル・ピエロを擁するユベントスとの激しい首位争いを展開。そして、首位のユベントスと勝ち点2差の2位で最終戦を迎えたラツィオは、レッジーナに3-0で快勝する。一方のユベントスは、ペルージャにまさかの敗戦。この結果、劇的な展開でラツィオに26年ぶり2度目のスクデットがもたらされた。 コッパ・イタリアも制覇して充実のシーズンを送ったラツィオだったが、この夢物語は長く続かなかった。サッカーバブルの崩壊とともに多額の負債を抱えたクラニョッティ会長は、栄光をもたらしたスター選手たちを次々に売却。2002年にはついに、バンディエラのネスタをミランに放出する事件まで起きてしまった。そして、自身の財力で築き上げた黄金郷は、数年で消え失せてしまった。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">組織+個</div> 基本的な戦術は堅守速攻。フラットな[4-4-2]のシステムで、組織的な守備からの鋭いカウンターが最大の武器だった。ネスタを中心とした守備は、失点数リーグ2位の少なさ(31失点)を記録。また、高精度の左足を持つミハイロビッチはセットプレー時に相手の脅威となり、FKだけで6ゴールを奪った。 攻撃陣に関しては、チームトップの得点を奪ったのがサラスの12得点と凡庸な結果ではあるが、中盤のネドベドやセルジオ・コンセイソンらも得点力を発揮。あらゆるポジションの選手が得点を奪える形ができていた。その攻撃陣を操ったのが“魔術師”ヴェロン。長短における正確なパスを駆使して攻撃のタクトを振るった。 そのヴェロンと中盤のセンターでコンビを組んだシメオネの存在も忘れてはならない。献身的な守備でヴェロンの守備力の低さを補いながら、苦しい時にゴールを奪う勝負強さも見せた。その他にも“ピッポ”の弟であるシモーネ・インザーギが実力を発揮して得点を重ね、マンチーニはファンタジー溢れるプレーで攻撃にアクセントを付けた。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">ピックアップ・プレイヤー</div> <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">DFアレッサンドロ・ネスタ(24)</span> 数多のスター選手が揃うチームの中でキャプテンを務めたのが、チーム生え抜きの青年だった。クラニョッティ会長の庇護の下でチームを束ねる重責を担ったネスタは、若くしてディフェンダーに要求されるあらゆる能力を高いレベルで備えており、完成されたプレーを披露。エレガントなボール奪取は観衆を魅了した。引退までラツィオでプレーすることが約束されたはずだったが、クラブの経営悪化によりミランへ移籍。この事実は、ネスタ自身に大きな影をもたらしたことだろう。 2019.04.10 22:00 Wed
2

3選手の連れ戻しをレアルが検討中…レンタル先で活躍のラファ・マリンら

レアル・マドリーが他クラブへ放出した選手の再加入を選択肢に考えているようだ。 現在ラ・リーガで首位を走り、チャンピオンズリーグ(CL)でも準々決勝進出が見えているマドリー。新戦力ではドルトムントから大金をはたいて獲得したイングランド代表MFジュード・ベリンガムが驚異的な活躍を見せている他、ミランからレンタルバックしたスペイン代表MFブラヒム・ディアスや、ラージョ・バジェカーノから買い戻したスペイン代表DFフラン・ガルシアなども戦力としてチームに貢献している。 周知の通り、マドリーは他クラブへ放出した選手でも手の届く範囲にとどめていることが多く、レアル・ソシエダで活躍する日本代表MF久保建英もその1人。50%の保有権があることから、今夏の買い戻しがにわかに囁かれていたが、最近2029年までの契約延長にサインしたこともあり、可能性はかなり低くなると考えられている。 しかし、スペイン『マルカ』によると、マドリーが今夏の再加入を検討しているのは久保ではなく、カンテラ出身の3選手とのこと。アラベスにレンタル移籍中のU-21スペイン代表DFラファ・マリン(21)、ラツィオのU-21スペイン代表DFマリオ・ヒラ(23)、ジローナのU-21スペイン代表DFミゲル・グティエレス(22)のようだ。 マリンは191cmのセンターバックで、昨夏アラベスへ武者修行。ここまで主力としてラ・リーガの21試合に出場し、来シーズンの復帰は確実とみられている。 同じくセンターバックのヒラは2022年夏にラツィオへ完全移籍したが、久保と同様にマドリーが保有権を50%残している形。昨年11月下旬あたりからレギュラーの座を勝ち取った今シーズンは、ここまでセリエAで11試合に出場している。 リーグ首位を争うジローナのグティエレスも2022年夏にマドリーから完全移籍。左サイドバックや左ウイングバックとしてチームの躍進を支えており、マドリーは安価での買い戻しが可能と言われている。 また、昨夏買い取りオプション付きのレンタルでミランへと移籍したスペイン人DFアレックス・ヒメネス(18)の動向も注視している模様。他にも多くの選手がマドリーの支配下にあり、さらなる成長が期待されている。 2024.02.18 23:00 Sun
3

ラツィオ、ムッソリーニ氏の曾孫とプロ契約締結

ラツィオがイタリアのファシズム指導者として知られるベニート・ムッソリーニ氏の曾孫とプロ契約を締結した。『ロイター通信』が伝えている。 ムッソリーニ氏は第一次世界大戦後に全国ファシスト党を結成し、政権を獲得。その後、ドイツのアドルフ・ヒトラー氏と連携し、枢軸国を形成。イタリアを第二次世界大戦に導いた独裁政治を行ったことで知られる、歴史上の人物だ。 そして、そのムッソリーニ氏の曾孫にあたるイタリア人DFロマーノ・フロリアーニ・ムッソリーニ(18)は、先日に自身の公式『インスタグラム』においてラツィオとプロ契約を結んだことを明かした。 「自分のスタート地点を思い返してみると、今回ラツィオと初めてのプロ契約を結び、さらに3年間このユニフォームを着て過ごすことができることをとても嬉しく思うよ」 なお、プリマヴェーラでは右サイドバックとして印象的なプレーを見せているロマーノは、先日にイタリア『IlMessaggero』で、「ラツィオでは自分のプレーだけが評価され、苗字がムッソリーニだという影響はないよ」と、自身のルーツに関して言及していた。 ラツィオに関してはゴール裏に陣取る一部ウルトラスと極右政党との関連があり、過去にも反ユダヤ主義のステッカーを配布した問題でクラブが処分を科された過去もあった。 それだけにロマーノが不適切な形でクラブのアイコンとして扱われる可能性も危惧されるところだ。 2021.03.25 00:20 Thu
4

ラツィオ伝統の鷹匠がとんでも行為で即時解雇…手術を受けた自身の男性器をSNS投稿

ラツィオは13日、長年クラブに仕えた鷹匠のフアン・ベルナベ氏を解雇した。その理由がとんでもないと話題になっている。 ベルナベ氏は、2010-11シーズンからラツィオの鷹匠として働いていた。クラブのマスコットとしてエンブレムに入っている本物の鷲を扱っており、鷹匠を雇っていた。 今の鷲はオリンピアと名付けられており、ベルナベ氏とのコンビでホームゲームを彩っていた。しかし、ベルナべ氏の軽率な行動が解雇に発展した。 ラツィオは「写真とビデオの映像を見てショックを受けた」と声明。「クラブは鷲を失ったことで、ファンが次のホームゲームで苦しむことを共通の痛みとして認識している」としながらも、「我々の歴史的シンボルである鷲がそのような結び付けることは不可能だ」と、関係を続けるわけにはいかなかったとし、「即時解雇した」と発表した。 ベルナべ氏は、EDの治療法としても知られる男性器のインプラント手術を受けており、手術後に自身の男性器の画像や動画をSNSで共有していた。 ベルナべ氏は自身の行動についてイタリア『ラジオ24』に対してコメント。こうした動きを関心を高めようとしただけだとし、自分の投稿を擁護。「裸は普通のことだ。私は偏見のないヌーディストの過程で育った」と主張したという。 過去にも問題行動を起こしていたベルナべ氏。2021年にはインテルとの試合後にファシスト式敬礼をおこなったため、出場停止処分をクラブから受けていた。 一時は解雇されていたが、その後に復帰。しかし、別の問題で再びクラブから離れることになってしまった。 <span class="paragraph-title">【動画】ラツィオの象徴でもあった鷲のオリンピアと鷹匠のベルナべ氏</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="it" dir="ltr"><a href="https://twitter.com/hashtag/SSLazio?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#SSLazio</a> <a href="https://t.co/oGGuHG9Yz1">pic.twitter.com/oGGuHG9Yz1</a></p>&mdash; Laziochannel.it (@LazioChannel) <a href="https://twitter.com/LazioChannel/status/1877127511630401942?ref_src=twsrc%5Etfw">January 8, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2025.01.14 23:45 Tue
5

【特集】14-15セリエA総括&ベストイレブン

【シーズン総括】 ★盤石の強さでユーベが4連覇 ▽開幕前は監督交代に揺れたユベントスだが、シーズンを通して安定した強さを披露。5試合を残してスクデットを獲得し、4連覇の偉業を達成した。コンテ前監督が作り上げた3連覇のスカッドを引き継いだアッレグリ監督は、徐々に自身の色を出しながらチームを昇華。ポグバやモラタといった若手タレントの急成長もあり、大崩れすることなく勝ち点を積み重ねた。また、コッパ・イタリアを20年ぶりに制覇し、チャンピオンズリーグ(CL)では12シーズンぶりにファイナルへ進出。リーグ戦以外でも素晴らしい成績を残しており、2000年代に入ってから最高のシーズンを過ごした。 ▽一方、シーズンの序盤からユベントスと優勝争いを演じていたローマだったが、新年を迎えて急失速。深刻な得点力不足に陥り、勝てない試合が続いた結果、スクデット奪還はおろか一時期は2位の座から陥落した。それでも、最終節前のダービーを制して2位を確定させ、CLストレートインという最低限の結果を得ている。このローマとは対照的に後半戦に入って好調ぶりが目立ったのが3位のラツィオ。フェリペ・アンデルソンの覚醒や攻守に安定感が増したことで、2月から4月にかけて怒涛の8連勝を飾ってローマに急接近した。惜しくも2位の座を逃したが、3位で終えて8シーズンぶりのCL出場権を獲得している。 ▽昨シーズンも苦しんだミランとインテルのミラノ勢は、今シーズンも同様に低迷した。結局、CLの前身であるヨーロピアンカップが始まった1955年以降、初めてミラノ勢が揃って欧州カップ戦の出場権を逃している。ミラノ勢が衰退する一方で、躍進を遂げたジェノアとサンプドリアのジェノヴァ勢は最後まで好順位につけてヨーロッパリーグ(EL)出場権を争った。ただ、6位のジェノアはUEFAライセンスが与えられず、7位のサンプドリアがEL出場権を手にする予定となっている。 ▽好不調の波が激しかったナポリは、最終的に5位フィニッシュとなり、CL出場権を逃す不本意なシーズンを過ごした。この結果、ベニテス監督が2年でチームを去っている。前半戦で苦しんだフィオレンティーナは、冬の移籍市場でクアドラードとの入れ替わりで加入したサラーが爆発。モンテッラ監督の巧みなメンバーのやり繰りでELやコッパ・イタリアでも結果を残すと、最後は3年連続の4位でシーズンを終えている。 ▽13ゴール10アシストを記録したディバラのパレルモ、15ゴール10アシストのベラルディを擁するサッスオーロといったプロビンチャ勢が難なく残留を決めた中、降格したのはカリアリ、チェゼーナ、パルマの3チーム。特に、ギラルディ元会長を筆頭にクラブの上層部によって2003年以来2度目の破産に追い込まれたパルマは、悪い意味で注目を集めた。それでも、名誉のためだけに最後まで戦い続けたドナドーニ監督並びに選手たちの姿は称賛に値する。買い手が見つかっていない現状ではセリエDからの再出発となるが、再びセリエAの舞台に戻ってくることを期待したい。 【最優秀選手&監督】 ★最優秀選手 ◆FWカルロス・テベス(ユベントス) ▽今シーズンも僅差で得点王のタイトルを逃したが、決定的なゴールを何度も奪ってユベントスの4連覇に大きく貢献。とりわけ、攻撃面で違いを生み続けた。また、自身をお手本にしたモラタの開花を助けた点も見逃せない。来年夏の契約満了時にユベントスを退団する見込みだが、来シーズンもこれまでと同様の活躍を見せてチームをリーグ5連覇に導きたい。 ★最優秀監督 ◆マッシミリアーノ・アッレグリ(ユベントス)<div style="text-align:center;" class="yui-wk-div"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20150529_102_480_000.jpg" alt="" class="yui-img" width="290px"></div><div style="font-size : x-small; text-align : right">Getty Images</div>▽開幕前に懐疑的な目を向けていたユベンティーノの評価を、最高の結果とともに180度変えた。コンテ前監督の遺産をうまく生かしながら、3バックから4バックへのシステム変更で自身の戦術を落とし込むと、対戦相手や試合状況に応じてシステムを的確に使い分けて順当に勝ち点を奪取。また、パドインに代表されるように控えメンバーを効果的に起用したことで、シーズンの最後まで主力のコンディションを著しく落とすこともなかった。前半戦で低調気味だったビダルが終盤戦に入って最高のコンディションに達したことが良い例だろう。コンテの戦えるチームを自身の緻密な戦術でより高みへと導く見事な手腕を見せ付けた。 【期待以上】 ★チーム ◆ラツィオ ▽開幕前の予想を裏切り、見事に3位フィニッシュを果たしたラツィオ。ピオリ新体制のチームの特長は何よりも攻撃力だった。覚醒したフェリペ・アンデルソンを筆頭に、カンドレーバやクローゼ、パローロも2桁得点を記録し、誰もがゴールを奪えるチーム力を見せた。それを可能にしたのはチーム全体のハードワーク。素早い攻守の切り替えから、鋭いショートカウンターで相手ゴールを襲った。攻撃陣ばかりが注目される今シーズンのラツィオだが、ピオリ監督が植え付けたチーム全体の守備力も称賛すべき事項だ。 ★選手 ◆FWルカ・トニ(ヴェローナ)<div style="text-align:center;" class="yui-wk-div"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/FREE/get20150529_104_480_000.jpg" alt="" class="yui-img" width="290px"></div><div style="font-size : x-small; text-align : right">Getty Images</div>▽ディ・ナターレ(14ゴール)やクアリアレッラ(13ゴール)、マッカローネ(10ゴール)といった元イタリア代表のベテランストライカーの活躍が目立った中で、昨年12月にキャリア通算300ゴールをマークしたトニは22ゴールを挙げて自身2度目のセリエA得点王に輝いた。称賛すべきは、この数字が一過性のものではないということ。昨シーズンも20ゴールを記録し、キャリアの晩年で2年連続の20ゴール以上は見事だ。また、38歳での得点王はセリエA史上最高齢。ヴェローナでクラブ史上初のリーディングスコアラーにもなった。さらに、2015年に入ってから17ゴールを荒稼ぎしており、この数字は欧州5大リーグにおいてリオネル・メッシ(28ゴール)とクリスチアーノ・ロナウド(23ゴール)に次ぐゴール数だ。記録尽くしのシーズンとなったトニがここまでゴールを奪うことができたのも、得点を奪うための形を有しているからこそ。大柄な体躯を生かしたヘディングシュートやポストワークからの反転シュートといった“らしさ”が際立つゴールを幾度も見せ、キャリアの晩年を謳歌している。 【期待外れ】 ★チーム ◆ミラン&インテル<div style="text-align:center;" class="yui-wk-div"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/FREE/get20150529_105_480_000.jpg" alt="" class="yui-img" width="290px"></div><div style="font-size : x-small; text-align : right">Getty Images</div>▽トリノ勢(ユベントス&トリノ)、ローマ勢(ローマ&ラツィオ)、ジェノヴァ勢(ジェノア&サンプドリア)といった街々が好順位につけた一方で、依然として低迷したインテルとミランのミラノ勢。昨年11月にマッツァーリ前監督を電撃解任してマンチーニ監督を招へいしたインテルは、冬の移籍市場で積極的な補強を見せて上位進出を目指したが、最終的に8位で終了。吉報といえば、得点王に輝いたイカルディの活躍か。一方のミランは、インザーギ監督に復権を託したものの、序盤戦の勢いを持続できなかった。チームの成績よりもクラブの身売り問題の方が関心を強め、中位を彷徨ったまま10位でフィニッシュ。60年の歴史で初となるミラノ勢が揃って欧州カップ戦の出場権を逃す失態を犯した。 ★選手 ◆DFアンドレア・ラノッキア(インテル) ▽“カピターノ”サネッティの現役引退に伴い、インテルの新キャプテンに就任したラノッキアだったが、チームの守備をまとめきれず、個人のミスも頻発。バーリ時代にコンビを組んだボヌッチがユベントスでのプレーを経てイタリアを代表するセンターバックへと成長していることと比較すると、ラノッキアの低調ぶりが浮き彫りとなっている。低迷するチームとともに、このまま並の選手として成り下がってしまうのか。 【ベストイレブン】<div style="text-align:center;" class="yui-wk-div"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/FREE/fom20150529ita_1_480_000.jpg" alt="" class="yui-img" width="290px"></div> ◆短評 GK ジャンルイジ・ブッフォン(ユベントス) ▽ジェノアのペリンやアタランタのスポルティエッロといった将来のアッズーリを担う若手GKの活躍が目立ったものの、ブッフォンの牙城を崩すことはできなかった。強固なユベントス守備陣の最後尾に構えて安定感のあるゴールキーピングを披露。クリーンシートを18試合記録し、リーグ最小失点(24失点)に貢献した。 33試合(先発33)2970分出場 DF アレッサンドロ・フロレンツィ(ローマ) ▽後半戦で苦しんだローマの中で、精力的なプレーでチームに活力を与え続けた。特に、マイコンの負傷離脱に伴い、右サイドバックにコンバートされると、果敢なオーバーラップと精度の高い右足のキックでチャンスを幾度も演出。次期バンディエラ候補として、デ・ロッシを凌駕する活躍を見せた。 35試合(先発24)2294分出場 5得点 レオナルド・ボヌッチ(ユベントス) ▽シーズンの半分以上にわたって戦列を離れていたバルザーリの不在を感じさせないほど、安定したパフォーマンスで最終ラインを統率。持ち前のビルドアップ能力で攻撃の起点となり、勝負強さが光るゴールも奪った。 34試合(先発33)3014分出場 3得点 ダニエレ・ルガーニ(エンポリ) ▽将来を嘱望される20歳のセンターバックは、セリエA初挑戦でリーグ戦全試合にフルタイム出場。さらに、イエローカードを1枚も受けておらず、クリーンな対応でボールを奪い続けた。サッリ監督の下で精微な修正が求められるDFラインの中心として、能力の高さを披露した。 38試合(先発38)3420分出場 3得点 マッテオ・ダルミアン(トリノ) ▽今やセリエA屈指のサイドバックに成長。質の高いアップダウンでサイドを制圧し、攻守両面で高い貢献度を見せた。左右ともにプレーできる柔軟性も魅力。世界的に人材難である有能なサイドバックの1人としてビッグクラブからの関心を集めた。 32試合(先発28)2543分出場 2得点 MF マルコ・パローロ(ラツィオ) ▽昨シーズンはパルマの躍進に大きく貢献し、今シーズンは新天地のラツィオで昨年以上のパフォーマンスを披露。ハードワークを続けて攻守両面で存在感を発揮し、チームを3位に導いた。持ち前の攻撃センスも健在で、昨シーズンの8ゴールを超える10ゴールを記録した。 34試合(先発34)2999分出場 10得点 クラウディオ・マルキジオ(ユベントス) ▽今シーズンの影のMVP。序盤戦はピルロの負傷離脱に伴い、アンカーのポジションを的確に務めてチームに安定をもたらした。ピルロの復帰後はインサイドハーフの位置で攻守に奮闘。質の高い選手が揃うユベントスの中盤において、地味な働きながら最も代えの利かない存在だった。 35試合(先発33)2864分出場 3得点 ポール・ポグバ(ユベントス) ▽3月半ばに負傷離脱したが、それまでは規格外のプレーを連発。圧巻のパフォーマンスでメガクラッキへの階段を駆け上がった。移籍金が推定1億ユーロと報じられているフランス代表の22歳は、今夏でユベントスから去ってしまうのか。 26試合(先発24)2111分出場 8得点 FW カルロス・テベス(ユベントス) ▽違いを生み出せる存在として攻撃をけん引。決定的なゴールを連発してチームを4連覇に導いた。 32試合(先発29)2586分出場 20得点 ルカ・トニ(ヴェローナ) ▽イカルディと同じ22ゴールを記録し、38歳で自身2度目のセリエA得点王に輝いた。素晴らしいキャリアの晩年を過ごしている。 38試合(先発36)3231分出場 22得点 フェリペ・アンデルソン(ラツィオ) ▽セリエAで2シーズン目を迎えたブラジル出身のアタッカーが見事に覚醒。キレのあるドリブル、正確かつ鋭いシュートを武器にラツィオの躍進に大きく貢献した。また、個人技だけでなく、チャンスメーカーとしても非凡さを見せた。 32試合(先発23)2098分出場 10得点 ※明日6日はブンデスリーガ、リーグ・アン、欧州サムライの総括をお届けします 2015.06.05 18:00 Fri

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly