変化が見られた[4-2-3-1]、あと1試合で何を試し何を見せるのか/日本代表コラム
2022.09.24 23:10 Sat
◆増やしていきたいオプション
そしてアメリカ戦ではオプションも試すことができた。
病み上がりの酒井宏樹(浦和レッズ)は非常に高いパフォーマンスを見せたが、ハーフタイムで交代。そこで右サイドバックに入ったのは、山根視来(川崎フロンターレ)ではなく冨安健洋(アーセナル)だった。
これまでであれば山根との交代になっていたはずだが、クラブでサイドバックを務める冨安を右SBに配置。その冨安は、伊東との縦関係で何本か良いパスを供給。さらに、アーセナルで培ったビルドアップのうまさも随所に見せた。久々のCBでも高いパフォーマンスを前半見せていたことを考えると、2つのポジションを高いレベルで務められるという武器を手にしたと言える。アメリカ戦のみでチームを離れたが、あとはケガをせずに2カ月を過ごしてもらいたいところだ。
また、流れの中だと感じられるが、攻撃時には遠藤が降りての3バックになる形も何度か見られた。冨安と左サイドバックの中山雄太(ハダースフィールド・タウン)が高い位置を取り、[3-4-3]のような形になる場面があった。相手の陣形を崩すこと、試合中に対応するという点では、進化しているとも言えるだろう。
他にもトップ下でありながらフランクフルトでのパフォーマンスと同様にボックス内に積極的に飛び出す姿も見られ、最も得点チャンスを作っていたのが鎌田だった。それぞれが、しっかりと戦い方を理解し、クラブで積み上げたものを発揮できたという点で、良い試合になったと言える。
残すは27日のエクアドル代表戦。本大会ではドイツ代表、コスタリカ代表、スペイン代表と実力国と対戦するだけに、相手の力はこんなものではない。まだまだ精度を上げる必要はあるが、ひとまずはポジティブな変化が見られた試合と言って良いだろう。
《超ワールドサッカー編集部・菅野剛史》
そしてアメリカ戦ではオプションも試すことができた。
病み上がりの酒井宏樹(浦和レッズ)は非常に高いパフォーマンスを見せたが、ハーフタイムで交代。そこで右サイドバックに入ったのは、山根視来(川崎フロンターレ)ではなく冨安健洋(アーセナル)だった。
これまでであれば山根との交代になっていたはずだが、クラブでサイドバックを務める冨安を右SBに配置。その冨安は、伊東との縦関係で何本か良いパスを供給。さらに、アーセナルで培ったビルドアップのうまさも随所に見せた。久々のCBでも高いパフォーマンスを前半見せていたことを考えると、2つのポジションを高いレベルで務められるという武器を手にしたと言える。アメリカ戦のみでチームを離れたが、あとはケガをせずに2カ月を過ごしてもらいたいところだ。
また、流れの中だと感じられるが、攻撃時には遠藤が降りての3バックになる形も何度か見られた。冨安と左サイドバックの中山雄太(ハダースフィールド・タウン)が高い位置を取り、[3-4-3]のような形になる場面があった。相手の陣形を崩すこと、試合中に対応するという点では、進化しているとも言えるだろう。
他にもトップ下でありながらフランクフルトでのパフォーマンスと同様にボックス内に積極的に飛び出す姿も見られ、最も得点チャンスを作っていたのが鎌田だった。それぞれが、しっかりと戦い方を理解し、クラブで積み上げたものを発揮できたという点で、良い試合になったと言える。
残すは27日のエクアドル代表戦。本大会ではドイツ代表、コスタリカ代表、スペイン代表と実力国と対戦するだけに、相手の力はこんなものではない。まだまだ精度を上げる必要はあるが、ひとまずはポジティブな変化が見られた試合と言って良いだろう。
《超ワールドサッカー編集部・菅野剛史》
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