コロナ蔓延のバルセロナ、新たにコウチーニョら3人の感染を発表…
2021.12.31 00:10 Fri
バルセロナは30日、ブラジル代表MFコウチーニョ、アメリカ代表DFセルジーニョ・デスト、モロッコ人FWアブデ・エザルズーリの新型コロナウイルス陽性判定を報告した。
3選手の健康状態は良好だが、検査で陽性反応が検出。現在は自宅で自己隔離措置を取っているとのことだ。
来年1月2日に久保建英の所属するマジョルカと対戦する予定のバルセロナでは、クラブ内での新型コロナウイルスのクラスター発生によって多くのトップチームの選手が隔離措置を取っている。
さらにマジョルカ戦では、MFセルヒオ・ブスケッツが出場停止。FWアンス・ファティ、FWメンフィス・デパイ、FWマルティン・ブラースヴァイト、MFペドリ、DFセルジ・ロベルトら負傷者も続出しており、新年初戦から相当厳しい試合になりそうだ。
3選手の健康状態は良好だが、検査で陽性反応が検出。現在は自宅で自己隔離措置を取っているとのことだ。
来年1月2日に久保建英の所属するマジョルカと対戦する予定のバルセロナでは、クラブ内での新型コロナウイルスのクラスター発生によって多くのトップチームの選手が隔離措置を取っている。
セルジーニョ・デストの関連記事
バルセロナの関連記事
ラ・リーガの関連記事
記事をさがす
|
|
セルジーニョ・デストの人気記事ランキング
1
足払いに首絞めで退場者4人、同性愛嫌悪チャントで早期終了…アメリカ決勝進出もCONCACAFネーションズリーグSFはカオスに
CONCACAFネーションズリーグ準決勝は荒れ模様となったようだ。 現地時間15日、同大会のアメリカ代表vsメキシコ代表がラスベガスで行われ、クリスチャン・プリシッチの2ゴールなどでアメリカが3-0で勝利。カナダ代表の待つ決勝戦へと駒を進めた。 ただ、アメリカ『CBS』によれば、アメリカが2点のリードを奪ってからは「車輪が外れてしまった」ようだ。 69分、中盤でのボールの奪い合い後、アメリカFWフォラリン・バログンを追走したメキシコのセサル・モンテスが故意に軸足を払うような蹴りを見舞い、一発レッドに。これを機に両軍が入り乱れる事態に発展し、その中でウェストン・マッケニーのユニフォームは肩から割かれるようにして破かれた。 だが、集団的対立の中で先にマッケニーが相手選手の首に手を掛けていたことが確認され、こちらにもレッドカードが提示された。 その後、リカルド・ペピが3点目を決めたが、アメリカはセルジーニョ・デスト、メキシコはヘラド・アルテガが退場処分となる展開。当初は12分が予定されていた後半のアディショナルタイムも、メキシコサポーターが同性愛嫌悪のチャントを繰り返したことにより、主審は7分の次点で試合終了の笛を吹く決断をするなど、混沌としたゲームとなった。 <span class="paragraph-title">【動画】後方から故意に足払い、引き裂かれたユニフォーム姿…混沌の集団的対立に</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">César Montes kicks out at Folarin Balogun and gets a red card. Things escalate and Weston McKennie is sent off too. <br><br>10 vs. 10 for the remainder of the match. <a href="https://t.co/zkZe8nKDUe">pic.twitter.com/zkZe8nKDUe</a></p>— CBS Sports Golazo (@CBSSportsGolazo) <a href="https://twitter.com/CBSSportsGolazo/status/1669554247984373760?ref_src=twsrc%5Etfw">June 16, 2023</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2023.06.16 17:45 Fri2
PSVがデストの買い取りを発表! 今季バルサからレンタルで加入
PSVは29日、バルセロナからレンタル加入しているアメリカ代表DFセルジーニョ・デスト(23)の買い取りを発表した。契約期間は2028年6月30日までの4年間となる。 2020年夏にアヤックスでの活躍が認められ、ダニエウ・アウベスの後継人としてバルセロナ入りのデスト。初年度こそ重宝されたが、2年目はケガにも悩まされ、2022-23シーズンはミランへレンタル移籍。 昨夏にバルセロナへローンバックしたが、2023-24シーズンも戦力には含まれておらず、PSVへレンタル移籍。アヤックスでプレーして以来となるエールディビジへのUターンだったが、公式戦37試合で2得点7アシストと重要なピースと化し、25度目の優勝に貢献した。 しかし、4月23日のトレーニング中にヒザの前十字じん帯断裂の重傷を負ったため、一部メディアでは買い取りオプションの行使は見送られると報じられていた。 来シーズン以降もPSVでプレーすることが決まったデストは、公式サイトで完全移籍を決断した理由を以下のように語った。 「僕がPSVを選んだ理由はいくつかある。まずはPSVが僕を信頼してくれていることだ。このクラブは信じられないほど温かく、今まで僕が経験したことのない雰囲気だった。それは僕のような境遇の人間にとって重要なことだし、ここでならうまく再起できるという自信を与えてくれた」 「時間が経てば、ここでのプレーが自分に合っていることが実感でき、とてもいい感じだった。再び出場時間を得て、重要な役割を果たし、タイトル獲得に貢献できるのをとても楽しみにしている」 2024.06.30 08:00 Sun3
セルジーニョ・デストが愚行退場でアメリカは格下に逆転負け…バーホルター監督「許しがたいこと」
アメリカ代表DFセルジーニョ・デスト(PSV)の愚行には指揮官も嘆き節だ。 現地時間20日、アメリカはConcacafネーションズリーグ準々決勝第2戦でトリニタード・トバゴ代表と敵地で対戦。試合の主導権を握り、25分にアントニー・ロビンソンのゴールで先制したが、39分にデストが退場処分となると、風向きは一変した。 43分にはレオン・ムーアに同点弾を許すと、57分にはアルビン・ジョーンズにゴールを割れて、FIFAランキング99位の相手に1-2と逆転負け。合計スコアでは4-2と上回り、準決勝進出を決めはしたものの、苦虫を嚙み潰したような結果となった。 デストはタッチライン際でのトラップ時、ラインアウトの判定に対して納得がいかず、スタンドへ向かってボールを大きく蹴り上げた。これが警告の対象となり、加えてその後も執拗に抗議。即座に2枚目のイエローカードをもらうこととなり、退場処分を命じられた。 ラインアウトの判定そのものには同情の余地があるが、グレッグ・バーホルター監督はデストの行動を「許しがたいこと」とバッサリ切り捨てた。『ESPN』が伝えている。 「あれは組織として我々のあるべき姿ではない。良い判定であれ悪い判定であれ、あらゆる状況と戦いながら、精神面と規律を保ち、前進し続け、適切に対処することを誇りとしている。セルジーニョのリアクションは明らかに正しいものではなかった」 「チーム、選手、スタッフとして、我々は責任を追及する必要がある。彼は多くの選手たちを危険にさらし、この天候の中、ほかの選手たちは多くの労力を割くことになった。これは許しがたいことだ」 先制点のロビンソンもデストの行為を「プロ意識の欠如」とポツリ。ただ、デストはすでにチームに謝罪をしており、自身のインスタグラムでも反省の弁を述べている。指揮官は、デストにはこの件を糧に成長して欲しいと、締めくくった。 「彼はチームに謝罪したよ。このようなことは2度と起こさないと。まだ若いが、素晴らしいチームの一員だ。彼はここから学び、成長するだろう。愚かな間違いを犯したのは確かだが、すでにチームへは謝罪した。これを受けて入れて我々も前進するだろう」 <span class="paragraph-title">【動画】判定に不満を持ったデストが猛抗議、立て続けの警告2枚で退場に…</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">Sergiño Dest is sent off after receiving two back-to-back yellows <br><br>Watch live on TNT & Max <a href="https://t.co/bOmNuAJjAh">pic.twitter.com/bOmNuAJjAh</a></p>— B/R Football (@brfootball) <a href="https://twitter.com/brfootball/status/1726764260556955877?ref_src=twsrc%5Etfw">November 21, 2023</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2023.11.21 15:35 Tue4
バルセロナ保有のセルジーニョ・デストがレンタル先で大復活...24年夏の注目銘柄に?
アメリカ代表DFセルジーニョ・デスト(23)が、慣れ親しんだオランダの地で復活した。 2020-21シーズンにアヤックスからバルセロナへ移籍したデスト。オランダ生まれアヤックス育ちの米国代表サイドバックは、故ヨハン・クライフ氏が愛したスペインの名門へ意気揚々と乗り込んだ。 しかし、一定の出場機会を確保しつつも期待に見合うパフォーマンスに至らず、昨シーズンはミランへレンタル放出されることに。イタリア挑戦もケガに苦しみ、1年でバルセロナへ戻っている。 そして今季、少年時代から過ごしたアヤックスの宿敵PSVへレンタル移籍することとなったデスト。3年間苦しんだ男は、チャンピオンズリーグ(CL)にも参戦するクラブでここまで公式戦31試合2ゴール6アシストと、それなりの数字を残している。 PSVにおける重要性は細かい数字にも。 31試合出場のうち、途中出場は1試合だけ。大半でフル出場するなか、現在は左サイドバックで定位置を確立しており、1月にはエールディビジ3試合連続でアシストをマーク。さらに直近のゴー・アヘッド・イーグルス戦(1◯0)では決勝点も叩き出している。 チームも6年ぶりとなるエールディビジ優勝に限りなく近づいており、CLは2006-07シーズン以来17年ぶりにベスト8進出を掴む可能性(※1)も。そんなPSVにおいて、ケガなく稼働し続けるデストは欠かせぬピースとなっているのだ。 (※1)13日にラウンド16・2ndレグのドルトムント戦。1stレグは1-1のドロー ミラン時代のデストを酷評したイタリア『カルチョメルカート』も「負のスパイラルが終了。一旦レベルを落として再出発したことで、以前より高いレベルに到達しつつある」とキャリア回復を称えている。 財政が苦しい保有元バルセロナとの契約は2025年6月までで、延長される見通しは今のところなさそうとのこと。したがって、2024年夏はデストが意外な人気銘柄となるかもしれない。 2024.03.09 20:45 Sat5
「自分に対して正直ではなかった」…元バルサのデストがチャビ前監督の不誠実な対応を批判
PSVのアメリカ代表DFセルジーニョ・デストが、バルセロナ時代に指導を受けたチャビ・エルナンデス前監督への不満を露わにした。 アヤックスでの活躍が認められ、2020年夏にバルセロナへステップアップしたデスト。ロナルド・クーマン体制では出場機会を与えられたが、2021年に新指揮官に就任したチャビ監督の下でキャリアが暗点。 加入2年目はケガに悩まされると、2022-23シーズンはミランへレンタル移籍。さらに、ローンバックした2023-24シーズンも戦力には含まれておらず、PSVへレンタル先を変更。今年4月にヒザの前十字じん帯断裂の重傷を負ったが、それ以前のパフォーマンスが評価されて完全移籍で買い取られることになった。 現在は懸命なリハビリに励み、今シーズン中の復帰を目指すアメリカ代表DFは、スペイン『スポルト』でバルセロナ時代を回想。 自身の力を証明するチャンスを与えると約束しながらも、それを反故にしたチャビ監督の不誠実な対応への憤りを語った。 「(バルセロナ移籍を)後悔しているとは言わないよ。結末は自分次第ではないからね。でも、チャビと一緒にいると必要なチャンスがなかったと感じているよ」 「限界の中でプレーしなければならないと感じたし、自分らしくいられないと感じた。攻撃に参加したかった。それが自分の最大の強みだからね。でも、彼は前に出ないように指示してきた」 「彼は自分に対して正直ではなかったと思う。何度か会話をしたけど、彼は自分にひとつのことを話したけど、その後、彼が本当に真実を言ったのか疑問に思った」 「(2023年の)夏、休暇に行く前に、彼は僕にこう言った。『君を頼りにしている。マスコミの書くことは読むな』とね。だけど、僕が休暇から戻るとすぐに、彼はこう言った。『君は出て行かなければならない』」 また、「到着した時は調子が良かった」と加入直後は順調な滑り出しを見せたものの、当時のスカッド事情や自身のプレースタイルとのかみ合わせの部分で徐々に個性を失い、葛藤を抱えながらのプレーを強いられたとも振り返る。 「個人レベルではうまくいった。でも結局、僕はここに来たばかりで、チームメイトは自分のことを知らなかった」 「僕のスタイルはボールでリスクを取ることなのに、違うプレーをするように言われた。それで自分の決断に自信が持てなくなって、自分らしくいるべきか、スタイルを変えるべきか迷うようになった。その迷いがパフォーマンスに悪影響を及ぼした気がするよ」 キャリアで初の挫折を経験したバルセロナでのほろ苦い経験に触れたデストだが、PSV移籍をきっかけにキャリアを再生。将来的には再びよりレベルが高いヨーロッパのトップリーグに再挑戦したいとポジティブな姿勢も見せた。 「PSVにいられて本当に幸せだし、感謝している。でも自分は野心的で、もちろんヨーロッパの5大リーグのひとつでまたプレーしたい」 「自分には十分な力があると思う。努力と一貫性があれば、間違いなく達成できると思う。何が起こるかわからないけど、将来的にはラ・リーガに戻りたいね」 2024.10.15 08:30 Tueバルセロナの人気記事ランキング
1
【平成史に残るレジェンドチーム50選】vol.47 “MSN”ここにあり、2度目の3冠達成!/バルセロナ[2014-15]
1989年1月8日に日本で始まった「平成」。日本では31年にわたって使用されてきたが、2019年4月30日をもってその時代が終わりを告げる。 日本サッカーにおいても激動の時代であった「平成」だが、目をヨーロッパに向け、同じ時代で印象に残ったレジェンドチームを超ワールドサッカー編集部が選出。記憶や記録に残る50チームを紹介していく。 <div style="position: relative;margin: 2em 0;padding: 25px 10px 7px;border: solid 2px #FFC107;"><span style="position: absolute;display: inline-block;top: -2px;left: -2px;padding: 0 9px;height: 25px;line-height: 25px;vertical-align: middle;font-size: 17px;background: #FFC107;color: #ffffff;font-weight: bold;">vol.47</span><p style="margin: 0; padding: 0;font-weight:800">2014-2015シーズン/バルセロナ ~“MSN”ここにあり&3冠~</p></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/2014-15barca.jpg" style="max-width:100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brians,LTD.<hr></div><div style="padding: 0.5em 1em;margin: 2em 0;border: double 5px #4ec4d3;"><p style="margin: 0; padding: 0;">監督:ルイス・エンリケ 獲得タイトル:リーガエスパニョーラ、コパ・デル・レイ、チャンピオンズリーグ 攻撃力10:★★★★★★★★★★ 守備力9:★★★★★★★★★☆ タレント10:★★★★★★★★★ 連係9:★★★★★★★★★☆ 選手層9:★★★★★★★★★☆ </p></div> <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">バルサ復活を遂げる3冠</div> 2013-14シーズンに指揮を執ったヘラルド・マルティーノ監督の下では、リーガエスパニョーラ2位、コパ・デル・レイ準優勝、チャンピオンズリーグベスト8と無冠に終わっていた。これはフランク・ライカールト監督が率いていた2007-08シーズン以来の出来事であり、タイトル獲得に慣れてきたチームとしては、屈辱のシーズンでもあった。 このシーズンは、前年の王者であるアトレティコ・マドリーがつまづく中、レアル・マドリーとの一騎打ちのシーズンとなった。両者の差を分けたのはアウェイゲームの戦績。シーズン終了時の勝ち点差は「2」であり、優勝争いは第37節まで続いていた。 シーズン序盤はバルセロナ、バレンシア、セビージャがリーグを牽引。一方でマドリーは開幕5試合で2敗を喫するなど、躓いたスタートとなる。そのままバルセロナが首位をキープしていく中、迎えた第9節のクラシコでマドリーが3-1と快勝。バルセロナにとってリーグ初黒星となり、ここから調子を落とす。続くセルタ戦でも敗れ連敗を喫すると、マドリーが首位に浮上。ここからはマドリーが常にリードしたまま終盤に入る。 迎えた第26節でバルセロナが首位に返り咲くと、そのまま首位を守りきり2シーズンぶりのリーグ優勝。コパ・デル・レイでもアスレティック・ビルバオを決勝で下し、国内2冠を達成する。 チャンピオンズリーグでは、史上初の快挙が。グループステージではアヤックス、パリ・サンジェルマン、APOELと各国リーグの王者と同居。決勝トーナメントでは、マンチェスター・シティ、パリ・サンジェルマン、バイエルンとこれまた各国王者と対戦。決勝まで勝ち上がると、待ち受けていたのはイタリア王者のユベントスだった。決勝でも王者を倒したバルセロナが、史上初となる各国王者を全て下しての優勝。また、史上初の2度目の3冠達成を果たし、無冠から見事に返り咲いた。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">“MSN”が誕生</div> クラブOBであるルイス・エンリケを監督に迎え、ジョゼップ・マリア・バルトメウ会長としても正式に会長職についた1年目。夏の移籍市場では、落ち目であったセスク・ファブレガス、アレクシス・サンチェスを放出し、当時のクラブ市場最高額でウルグアイ代表FWルイス・スアレスを獲得。これが後に大当たりの補強となる。また、マルク=アンドレ・テア・シュテーゲンやイバン・ラキティッチなど補強に動いた。 リオネル・メッシ、ネイマールに加え、リバプールから加入したスアレスの影響で攻撃力が増大。3人はそれぞれ、58ゴール(メッシ)、39ゴール(ネイマール)、25ゴール(スアレス)を記録し、公式戦合計122ゴールを記録。スペインサッカー史上最多ゴールの3トップとなり、3人の頭文字をとって“MSN"と名付けられた。 攻撃陣の破壊力に目がいってしまいがちだが、守備陣もかなり強固だったことを忘れてはいけない。リーガエスパニョーラでは、シーズンで21失点とリーグ最少。チャンピオンズリーグでも決勝までの13試合を戦い11失点と堅い守備をみせ、見事にタイトルを獲得している。 また、このシーズンから加入したテア・シュテーゲンとクラウディオ・ブラーボの両守護神をルイス・エンリケ監督は完全分業制に。テア・シュテーゲンはカップ戦で、ブラーボはリーグ戦で起用し、それぞれの活躍で全タイトルを獲得したことも注目すべきポイントとなった。 なお、チームの生え抜き選手であり、このシーズンもチームを支え続けたチャビ・エルナンデスがシーズン終了後に対談。カタールのアル・サッドへと活躍の場を移している。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">ピックアップ・プレイヤー</div> <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">FW:リオネル・メッシ(27)</span> このシーズンのバルセロナを語る上では、この3人を外すことはできない。どの1人が欠けていても、3冠は達成できなかったと言えるだろう。しかし、その中でも“MSN”を機能させたのはメッシ以外にはあり得ない。 このシーズンから加わった「S」ことスアレスは、ブラジル・ワールドカップでの噛みつき事件の影響でシーズン序盤が出場停止に。出場機会を得ても、メッシとネイマールのコンビネーションにどことなく遠慮気味であった。一方の「N」ことネイマールは、バルセロナで2シーズン目のシーズンを過ごしていた。チームのスタイルに慣れ、ゴール数も増加。その多くを助けたのはメッシだった。 そもそも、メッシはスアレスの加入にも影響を与えている。ワールドクラスのFWを獲得してほしいという要望に対し、クラブが獲得したのがスアレス。アルゼンチン代表のチームメイトであるセルヒオ・アグエロが第一希望だったとのことだが、スアレスという相棒は今となっては欠かせない存在だ。 シーズン中にはルイス・エンリケ監督との確執も明るみに出たものの、シーズン後半戦で21試合28ゴールという驚異的なペースでゴールを記録。また、3トップの並びもスアレスに中央を譲ること、そしてスアレスへのアシストを増やすことで、チームに3つのタイトルをもたらせた。 2019.04.28 12:10 Sun2
「ほぼ準備はできていた」バルサFWハフィーニャはイタリア代表だった人生も? 現在はブラジル代表で主軸に「幸運だった」
バルセロナのブラジル代表FWハフィーニャが、イタリア代表としてプレーしていたキャリアがあったことを明かした。 ポルトガルのヴィトーリア・ギマランイスでプロキャリアをスタートさせたハフィーニャはスポルティングCP、スタッド・レンヌ、リーズ・ユナイテッドでプレー。2022年7月にバルセロナへと完全移籍で加入した。 今シーズンはラ・リーガで32試合に出場し16ゴール11アシストを記録。チャンピオンズリーグ(CL)でも13試合で12ゴール9アシストを記録しており、公式戦52試合で31ゴール25アシストと50ゴール以上に絡む活躍を見せている。 バルセロナは3冠の可能性も残っている中で、バロンドール受賞に最も近いとされるハフィーニャだが、ジャーナリストであるイサベラ・パリアリさんのYouTubeに出演。意外な事実を明かし、イタリア代表としてプレーしていた可能性を語った。 「イタリア代表への招集を受け入れるところだった。ほぼ準備はできていた。でもパスポートが届かなかったので、幸運だった」 「イタリア代表から電話があった。ジョルジーニョ(アーセナル)は、いつだって電話をくれた。イタリアのスタッフが僕のために素晴らしいプロジェクトを用意してくれていて、本当に感銘を受けた」 「でも同時に、心の奥底ではブラジル代表のユニフォームを着られるという1%の希望がまだ残っていた。そして幸運なことに、イタリアのパスポートが間に合わなかったんだ」 ハフィーニャはブラジルとイタリアの2つの国籍を保有。父親もブラジル人でありながら、イタリアのパスポートを持っていた。 アーセナルのMFジョルジーニョやウェストハムのDFエメルソン・パルミエリのように、ブラジル人ながらイタリア代表でプレーする可能性も十分にあったが、手続の問題でなれずにいた。 その後リーズでの活躍が認められ、2021年10月にブラジル代表デビュー。イタリア代表を逃してから1年後に心の底にあった夢を叶え、現在では主軸としてプレーしている。 2025.05.05 23:05 Mon3
【平成史に残るレジェンドチーム50選】vol.39“ペップの6冠バルサ”フットボールの歴史に金字塔/バルセロナ[2008-09]
1989年1月8日に日本で始まった「平成」。日本では31年にわたって使用されてきたが、2019年4月30日をもってその時代が終わりを告げる。 日本サッカーにおいても激動の時代であった「平成」だが、目をヨーロッパに向け、同じ時代で印象に残ったレジェンドチームを超ワールドサッカー編集部が選出。記憶や記録に残る50チームを紹介していく。 <div style="position: relative;margin: 2em 0;padding: 25px 10px 7px;border: solid 2px #FFC107;"><span style="position: absolute;display: inline-block;top: -2px;left: -2px;padding: 0 9px;height: 25px;line-height: 25px;vertical-align: middle;font-size: 17px;background: #FFC107;color: #ffffff;font-weight: bold;">vol.39</span><p style="margin: 0; padding: 0;font-weight:800">2008-2009シーズン/バルセロナ 〜ペップの6冠バルサ〜</p></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/2008-09barca.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brians,LTD.<hr></div><div style="padding: 0.5em 1em;margin: 2em 0;border: double 5px #4ec4d3;"><p style="margin: 0; padding: 0;">監督:ジョゼップ・グアルディオラ(37) 獲得タイトル:CL、リーガエスパニョーラ、コパ・デル・レイ 攻撃力10:★★★★★★★★★★ 守備力9:★★★★★★★★★☆ タレント10:★★★★★★★★★★ 連係9:★★★★★★★★★☆ 選手層9:★★★★★★★★★☆ </p></div> <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">無冠から6冠へ</div> フランク・ライカールトに率いられた2007-08シーズンを4シーズンぶりの無冠で終えたバルセロナは、下部組織を率いていた同クラブのレジェンド、ジョゼップ・グアルディオラにトップチームの命運を託す。規律を重んじるグアルディオラは、夏の移籍市場でロナウジーニョ、デコら個性の強い選手を放出し、ダニエウ・アウベスやピケ、セイドゥ・ケイタらを獲得し、チームを刷新する。 サポーターの大きな期待を背にスタートしたペップ・バルサだったが、リーグ開幕戦では昇格組のヌマンシアを相手に無得点に終わり、0-1とまさかの敗戦を喫する。さらに、ホーム開幕戦となった次節のラシン戦でも1-1で引き分け、早くも不協和音が響いた。しかし、第3節のヒホン戦を6-1で圧勝すると、チームは一気に軌道に乗る。そこから9連勝を記録したチームは、第22節までに19勝を挙げて首位を快走。第34節では、宿敵のレアル・マドリーを相手にサンチャゴ・ベルナベウで2-6の歴史的大勝を収めると、そのまま逃げ切りに成功。2位レアル・マドリーに勝ち点9差をつけて、3シーズンぶりにスペイン王者に輝いた。 ペップ・バルサの快進撃はリーガだけにはとどまらなかった。CLではリヨン、バイエルンを撃破して4強入り。準決勝のチェルシー戦では、カンプ・ノウでの試合をゴールレスで終えて迎えた2ndレグ、試合終盤のイニエスタのゴールで1-1と引き分けて決勝に進出。決勝では、前回王者のマンチェスター・ユナイテッドを寄せ付けず、2-0で完勝した。さらに、1991-92シーズン以来となる欧州王者の座についたチームは、コパ・デル・レイでも決勝でビルバオを撃破。スペイン史上初となる3冠を達成する偉業を成し遂げた。そして、同年にはスーペル・コパとUEFAスーパーカップ、クラブ・ワールドカップをも制覇し、前人未到の6冠を達成。フットボールの歴史に金字塔を打ち立てた。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">隙のないタレント集団</div> システムは、ライカールト時代の4-3-3を踏襲したが、プレッシングやパス回しの流動性など、パフォーマンスは前シーズンよりも大きく向上した。 バルデスは元々、足下が拙いタイプのGKだったが、着実に技術を磨いてビルドアップに貢献できるようになった。センターバックは、ガブリエル・ミリートが長期離脱を強いられたが、ユナイテッドから復帰したピケ、そしてマルケスの復調もあって大きな穴とはならなかった。また、右サイドバックでは、ダニエウ・アウベスを獲得したのが大きかった。セビージャから加入したブラジル人サイドバックは、メッシと好連係を築き、シーズン通して活躍。1年目から、チーム最多の公式戦52試合に出場した。 中盤ではチャビとイニエスタという世界屈指のプレーメーカーに加え、グアルディオラは自身が率いていたバルセロナBからブスケッツをトップチームに引き上げた。また、ヤヤ・トゥーレはアンカーポジションをブスケッツとシェアするとともに、最終ラインもこなすなど、チームとしての安定感を押し上げる存在となった。 前線では、右サイドが主戦場だったメッシが中央でプレーする機会を増やしていったシーズンだった。また、デコ&ロナウジーニョのストロングポイントを失っていた左サイドでは、アンリとエトーが好調を維持。新たなラインを確立し、対面する相手を恐怖に陥らせた。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">ピックアップ・プレイヤー</div> <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">MFアンドレス・イニエスタ(24)</span> この男がいなければ、バルセロナの3冠はなかったはずだ。2009年5月6日に行われたCL準決勝2ndレグ、スタンフォード・ブリッジでのチェルシー戦ではチームを救った。1stレグを0-0で終えていたバルセロナは、90分が過ぎた時点で1点ビハインドという苦しい状況。しかし、アディショナルタイム3分、メッシからボールを受けた小柄なMFは、ボックス外から右足を一閃。鋭いシュートがチェルシーゴールに突きささり、枠内シュート1本のバルセロナがアウェイゴール差で決勝に進出した。あのイニエスタの一撃は、当時のシーズンだけでなく、その後のバルサの栄光にも影響を与えるほどのものだった。まさに、バルセロナの歴史上で最も重要なゴールのうちのひとつと言えるだろう。 2019.04.22 22:00 Mon4
