好調アーセナルを辛口のキャラガー氏も称賛 「ファンがチームを気に入っているように感じる」
2021.11.18 11:05 Thu
リバプールのレジェンドである元イングランド代表DFのジェイミー・キャラガー氏が、アーセナルを称賛した。イギリス『リバプール・エコー』が伝えている。
今夏にイングランド代表DFベン・ホワイト、日本代表DF冨安健洋、イングランド代表GKアーロン・ラムズデールら即戦力を獲得したアーセナルは、プレミアリーグで開幕3連敗と最悪なスタートを切ったものの、そこからの8試合で6勝2分けと復調。現在はリーグ3連勝中で順位も5位まで浮上しており、20日に行われる第12節ではリバプールとのビッグマッチが控えている。
これまでアーセナルに対して辛辣な批判も多かったキャラガー氏だが、ポッドキャスト『Wrighty’s House』に出演した際、現在のチームを称賛。チームがファンからの支持を受けていると語った。
「私が解説者となって以降、アーセナルは本当に厳しい時代を送っていた。だから、(批判を繰り返してきた)私はおそらくアーセナルのサポーターにとって人気のある男ではないだろうね」
「私がアーセナルに興奮を覚えるのは初めてだ。今の彼らには、何かがある。アーセナルが今後2、3年でリーグ戦やチャンピオンズリーグ(CL)を制覇するにはより多くが必要だと思うが、FAカップやEFLカップであればどうだろうね」
また、キャラガー氏は現在のアーセナルが多くの若手選手を起用している点に言及。かつて自身が若手としてプレーしていた頃のリバプールと被るとコメントしている。
「今のアーセナルはジェラール・ウリエがポール・インス、フィル・バブ、ジェイソン・マカティア、ロビー・ファウラーを切ったときのリバプールを少し思い出すよ」
「その後、私やダニー(・マーフィー)、スティーブン・ジェラード、マイケル・オーウェン、ヨン・アルネ・リーセ、そして数人の外国人選手が加わり、若いチームが形成されていった。そのチームではリーグやCLを勝ち取れなかったが、それでもいくつかのトロフィーを獲得できたね」
「自分のキャリアを振り返ってみても、あの時のチームが一番好きなんだ。仲間たちと一緒にプレーすることに勝るものはないと思うからね。私は、あの時のチームにいた選手を仲間だと思っていた」
今夏にイングランド代表DFベン・ホワイト、日本代表DF冨安健洋、イングランド代表GKアーロン・ラムズデールら即戦力を獲得したアーセナルは、プレミアリーグで開幕3連敗と最悪なスタートを切ったものの、そこからの8試合で6勝2分けと復調。現在はリーグ3連勝中で順位も5位まで浮上しており、20日に行われる第12節ではリバプールとのビッグマッチが控えている。
これまでアーセナルに対して辛辣な批判も多かったキャラガー氏だが、ポッドキャスト『Wrighty’s House』に出演した際、現在のチームを称賛。チームがファンからの支持を受けていると語った。
「私がアーセナルに興奮を覚えるのは初めてだ。今の彼らには、何かがある。アーセナルが今後2、3年でリーグ戦やチャンピオンズリーグ(CL)を制覇するにはより多くが必要だと思うが、FAカップやEFLカップであればどうだろうね」
「アーセナルの過去の実績は知っているから、彼らがそれ以上を望むのはわかる。とはいえ、今はベン・ホワイトのような選手が入ってくるチームがあり、これからも何か応援したくなることが起こるかもしれない。今はアーセナルのファンがチームを気に入っているように感じるね」
また、キャラガー氏は現在のアーセナルが多くの若手選手を起用している点に言及。かつて自身が若手としてプレーしていた頃のリバプールと被るとコメントしている。
「今のアーセナルはジェラール・ウリエがポール・インス、フィル・バブ、ジェイソン・マカティア、ロビー・ファウラーを切ったときのリバプールを少し思い出すよ」
「その後、私やダニー(・マーフィー)、スティーブン・ジェラード、マイケル・オーウェン、ヨン・アルネ・リーセ、そして数人の外国人選手が加わり、若いチームが形成されていった。そのチームではリーグやCLを勝ち取れなかったが、それでもいくつかのトロフィーを獲得できたね」
「自分のキャリアを振り返ってみても、あの時のチームが一番好きなんだ。仲間たちと一緒にプレーすることに勝るものはないと思うからね。私は、あの時のチームにいた選手を仲間だと思っていた」
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