アル・イテファクと契約解除のスティーブン・ジェラード氏…次なる職場は古巣となる可能性も?
2025.02.11 13:20 Tue
アル・イテファクを去り、現在フリーのスティーブン・ジェラード氏
アル・イテファクを退任し現在フリーのスティーブン・ジェラード氏(44)に、古巣復帰の可能性があるようだ。
選手時代はリバプールのレジェンドとして絶大な人気を誇り、現役引退後は指導者の道を歩み始めたジェラード氏。レンジャーズではセルティックの9連覇を阻んでスコティッシュ・プレミアシップ優勝を成し遂げるなど評価を高めたが、2021年11月に就任したアストン・ビラでは、2シーズン目に成績不振を原因として解任された。
その後、2023年7月からサウジ・プロ・リーグのアル・イテファクで再スタートを切ることになったジェラード氏。しかし、55試合で指揮するも19勝16分け20敗と負け越しの形となっており、今シーズンもここまで17試合を終えて12位(18チーム)に低迷すると、先月に契約解除が発表されていた。
指導者キャリアは停滞気味のジェラード氏だが、イギリス『リバプール・エコー』によると、古巣レンジャーズに復帰する可能性あるとのこと。クラブは先週末に行われたスコティッシュカップで下部リーグのクイーンズ・パークFCに敗北しており、リーグ戦でも首位セルティックに大差をつけられていることから、フィリップ・クレメント監督の地位が危ぶまれている。
仮にクレメント監督解任となった場合に、後任としてジェラード氏の名前が浮上。クラブのレジェンドであるアリー・マッコイスト氏も、ジェラード氏復帰の可能性について言及している。
選手時代はリバプールのレジェンドとして絶大な人気を誇り、現役引退後は指導者の道を歩み始めたジェラード氏。レンジャーズではセルティックの9連覇を阻んでスコティッシュ・プレミアシップ優勝を成し遂げるなど評価を高めたが、2021年11月に就任したアストン・ビラでは、2シーズン目に成績不振を原因として解任された。
その後、2023年7月からサウジ・プロ・リーグのアル・イテファクで再スタートを切ることになったジェラード氏。しかし、55試合で指揮するも19勝16分け20敗と負け越しの形となっており、今シーズンもここまで17試合を終えて12位(18チーム)に低迷すると、先月に契約解除が発表されていた。
仮にクレメント監督解任となった場合に、後任としてジェラード氏の名前が浮上。クラブのレジェンドであるアリー・マッコイスト氏も、ジェラード氏復帰の可能性について言及している。
「スティーブン・ジェラードがアイブロックスに戻ってきても驚かない。彼は獲得したリーグタイトルのおかげで、サポーターから非常に高い評価を受けているのは明らかだ。そして次の仕事は彼にとって、極めて重要なものになるだろう」
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ビジャレアルに所属する日本代表MF久保建英(19)やバルセロナに所属するスペイン代表FWアンス・ファティ(17)など新たなスターが次々と生まれるサッカー界。だが、彼らの前には多くのスターと呼ばれる選手たちがおり、歴史を紡いできた。 今回の企画では、現役を退いた選手のみに限定し、往年のレジェンドたちのスーパーゴールを厳選。ゴール動画と併せて、お届けしていきたい。 今回は、リバプールのレジェンドである、元イングランド代表MFのスティーブン・ジェラード氏のゴールだ。 2009年3月10日、リバプールはチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦2ndレグでレアル・マドリーと対戦。アウェイでの1stレグを1-0で制し、この一戦を有利な状況で臨んだリバプール。1stレグで守備的な布陣だったことから、2ndレグでもディフェンス重視の戦い方をすると予想された中、ラファエル・ベニテス監督は全く違うアプローチを敢行。開始直後から積極的なプレスを仕掛けて主導権を握ったリバプールは、前半15分にFWフェルナンド・トーレスのゴールで先制。さらに、27分にもジェラードがPKを決めて、リバプールがマドリーを突き放す。 そして、リバプールペースで迎えた後半2分、ついにその瞬間が訪れる。中盤でパスカットしたリバプールは、左サイドにいるFWライアン・バベルに素早く展開。そのバベルが中央に折り返したボールは高いバウンドを見せたものの、ジェラードは右足で難なく合わせ、強烈なボレーシュートはゴールネットを突き刺した。 一見すると簡単に決めているように見えるが、あの高さのバウンドから、しかもあれだけの速さのシュートを打てる選手はジェラードをおいて他に存在しないのではないだろか。世界最高の守護神と謳われたマドリーのGKイケル・カシージャスも、ただ呆然と立ち尽くすだけ。この鮮烈なファインゴールにより、リバプールはベスト8進出を決定付けた。 結果的にベスト8で敗れたリバプールですが、マドリー戦で見せたプレーを考慮しても、このシーズンのCL覇者であるバルセロナと並んで最強に相応しいチームだった。スペインの白い巨人を粉砕したキャプテンの一撃は、いつまでも人々の記憶に残ることだろう。 <div id="cws_ad">◆ジェラードの技術が詰まったボレーシュート<blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr"> <a href="https://twitter.com/hashtag/OnThisDay?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#OnThisDay</a> in 2009 at Anfield...<br> A club legend inspires Liverpool against Real Madrid<br> Steven Gerrard's side-foot finish past Iker Casillas = <a href="https://twitter.com/hashtag/UCL?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#UCL</a> <a href="https://twitter.com/LFC?ref_src=twsrc%5Etfw">@LFC</a> <a href="https://t.co/A8UKzHsjin">pic.twitter.com/A8UKzHsjin</a></p>— UEFA Champions League (@ChampionsLeague) <a href="https://twitter.com/ChampionsLeague/status/1104748281937186816?ref_src=twsrc%5Etfw">March 10, 2019</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script></div> 2020.10.05 20:00 Mon5
「私はファンに望まれていなかった」かつてリバプールで失格の烙印押されたDFコンチェスキ…当時を振り返り「ブーイングを浴びるのは辛かったけど…」
かつてリバプールに所属していた元イングランド代表DFのポール・コンチェスキ氏が、批判にあふれていたリバプール時代を振り返った。イギリス『リバプール・エコー』が伝えている。 コンチェスキ氏は現役時代、チャールトン・アスレティックやウェストハムでプレーし、フルアムでは左サイドバックの主軸に定着。そこで指導を受けたロイ・ホジソン監督がリバプールに引き抜かれると、後を追うように2010年にリバプールへ完全移籍した。 しかし、リバプールでは力不足を露呈してしまい、ファンからは批判の的に。こうした批判に対して同氏の母親がSNSに「リバプールのクズども」と投稿し、火に油を注ぐ一幕などもあった。そしてホジソン監督が半年足らずで解任となると、コンチェスキ氏も居場所を失いノッティンガム・フォレストへ去ることとなった。 その後はレスターなどでプレーし、2018年に現役引退となったコンチェスキ氏。『リバプール・エコー』のインタビューでリバプール時代を振り返り、批判を受けた辛さはあったとしつつも、当時の決断に後悔はないと語っている。 「聞いてほしい、私は自分のキャリアで後悔していることはあまりないんだ。今振り返ったら、後悔するだろうか。でも私は当時29歳で、素晴らしい歴史を持つ最大のクラブの一つに行くことになったんだ。そのチャンスを断れはしないよ」 「今振り返ってみると、当時彼らはロイ・ホジソンを監督として本当に望んでいなかったように思う。そして私は、そんなロイが契約した選手の一人だった。だから、常に大変だったんだよ。分かってくれるだろう?」 「本当に良い成績を収めたいと願って加入したんだ。でも、すぐロイにとって少し不利な状況になった。そんな彼に望まれた私は、ファンが期待していたような契約ではなかったと思う。彼らはビッグネームが好きで、ここはビッグクラブだからね」 「ビッグクラブであれば、ビッグネームや大物選手の獲得が期待されるものさ。そして、おそらく私はその条件に当てはまらなかった。大変だったよ」 「でも、もし誰かが29歳で、リバプールのような長い歴史を持つクラブからオファーが来たら、誰だって喜んで受けるだろう。それは夢の実現だった。そしてそこから、多くを学んだよ。素晴らしい選手たちと一緒にプレーして、その過程で素晴らしい人々に出会えた」 「スティービー(スティーブン・ジェラード)は素晴らしい選手だとわかっていた。そして彼は、いわばマネージャーのような存在だったと思う。彼の基準に全員が従わなければならず、そうでなければ彼はすぐそれを告げてきて、クラブで嫌われることとなる」 「それでも、私はそこで素晴らしい選手たちと一緒にプレーした。ルーカス・レイバは素晴らしい選手だったがあまり注目されていなかったね。ラウール・メイレレス、マルティン・シュクルテル、ダニエル・アッガーとのプレーは大好きだった。当時の全員の名前を挙げられるよ。素晴らしいグループだった。だから、うまくいかなかったのは残念だ」 「もちろん、加入時に私を応援してくれたファンには今でも感謝している。おそらく大多数の人は私がそこにいることを望んでいなかったと思うが、中には望んでくれる人もいた。そして望んではいなくとも、私を支持してくれた人たちに心から感謝しているし、彼らの幸運を祈っている」 「(母親の投稿について)確かストークとのアウェイ戦だったと思う。起きたら誰かがメールを送ってきていて、母がこう言っていたと知った。その日、私は練習場に行き、広報担当者と座ってそれを確認しなければならなかったんだ」 「おそらく母も後悔しているし、それは過ちだった。でも彼女は、可愛い息子を擁護したかっただけかもしれない。今はみんなが言いたいことを言い、逃げ切ってしまうからね。私はそれに対処しないといけなかったが、うまくいかなかった」 「ファンからブーイングを浴びるのは辛かった。個人としてだけでなくグループとしてとても悪い時期を過ごしていれば、選手は簡単に標的にされる。私は標的にされやすい一人だった。ブーイングに対処しなければならないのは、良いことではない。でも、それもフットボールの一部だ」 「それでも、アンフィールドでリバプールのためプレーするのは信じられないことだった。アンフィールドがどんなところか、誰もが知っている。ピッチに出れば、KOPが歌っているんだ。リバプールの選手としてそれを聞くと首筋の毛が逆立ち、誰もが立ち上がれる。信じられないことだった」 「最初の6カ月間、本当に楽しかった。すべての試合に出場したが、ロイが去ってからはもちろん大変だったよ。でも、たくさんのことを学び、より強い人間、より強い選手になれたと思う」 2025.03.06 18:25 Thuレンジャーズの人気記事ランキング
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スコットランド名門がアンチェロッティ息子の新指揮官招へい目指す
レアル・マドリーでアシスタントコーチを務めるダビデ・アンチェロッティ氏(35)にレンジャーズがオファーを掲示しているようだ。 スコットランド屈指の名門は今年2月末にフィリップ・クレメント前監督を解任。以降は元キャプテンのバリー・ファーガソン氏を暫定指揮官に据えて、シーズン残りを戦っている。 この間に新シーズンに向けた指揮官の招へいに動いており、複数人をリストアップしたなか、カルロ・アンチェロッティ監督の息子であるイタリア人指導者の招へいを目指している。 移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのニコロ・スキラ氏によれば、レンジャーズはダビデ氏の招へいに向けて2028年までの3年契約をオファーしているという。 父カルロは今季限りでのマドリー退任後にブラジル代表指揮官に就任することが決定。また、マドリーの新指揮官就任が決定的なシャビ・アロンソ氏は自身のスタッフを連れてくることが確実なため、ダビデ氏は新天地を求める可能性が高いとみられている。 パリ・サンジェルマン(PSG)やマドリーでフィットネスコーチを務めた後、2016年7月からはカルロ・アンチェロッティ監督のアシスタントを務めているダビデ氏。偉大な父親と共にバイエルンやナポリ、エバートン、マドリーで苦楽をともにしてきた。 戦術面に大きな影響を及ぼしている上、監督と選手の橋渡し役としてもドレッシングルームで重要な役割を担っている35歳のイタリア人指揮官に対しては、これまでもスタッド・ランスやレスター・シティ、エバートンといったクラブが招へいへの動きを見せていた。 2025.05.13 16:04 Tue2
“クロアチアの至宝”と称されたクラニツァールがレンジャーズ退団
▽レンジャーズは23日、元クロアチア代表MFニコ・クラニツァール(33)と双方合意の下で契約を解除したことを発表した。 ▽クラニツァールは、2016年7月にニューヨーク・コスモスからレンジャーズへ加入。1シーズン半で公式戦26試合に出場し3ゴールを記録していた。 ▽クラニツァールは、母国のディナモ・ザグレブでキャリアをスタート。ハイデュク・スプリトをへて、2006年にポーツマスへと加入した。その後、2009年からトッテナム、2012年からディナモ・キエフでプレー。QPRへのレンタル移籍をへて、2016年にニューヨーク・コスモスへと移籍していた。 ▽クロアチア代表としても81試合に出場し15ゴールを記録していたクラニッツァール。クラブを通じて感謝の気持ちを述べている。 「僕とレンジャーズは契約を終了することで相互合意した」 「このような大きなクラブに加わり、偉大なファンのためにプレーできたことは名誉だ」 「将来のクラブの成功を祈っている。僕は、テーブルに上がっているオプションについて考慮するよ」 2018.03.24 12:01 Sat3
ベテランの技が光る!元英代表デフォーが見せた華麗なノールックヒールパス【ベスト・アシスト】
サッカーのプレーの中で最も目を惹くのはやはりゴールだろう。しかし、時には得点者だけではなく、そのゴールをお膳立てしたラストパスが脚光を浴びるべき場合もある。今回の企画『Best Assist』(最高のアシスト)では、これまでに生まれた素晴らしいアシストを紹介していく。 今回はレンジャーズの元イングランド代表FWジャーメイン・デフォーが記録したアシストだ。 <div id="cws_ad">◆デフォーの技ありヒールアシスト<br/><div class="dugout-video dugout-embed-eyJrZXkiOiIxOUtDckE2WCIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0="></div><script type="text/javascript" src="https://embed.dugout.com/v3.1/ultrasoccer.js"></script></div> トッテナムやウェストハム、サンダーランドなど、プレミアリーグのクラブを渡り歩いたデフォーは、2020年夏にレンジャーズに加入。年齢を重ねても衰えない決定力で主力として活躍している。 ボックス内での圧倒的な得点力が特長であるデフォーだが、2020年1月29日に行われたスコティッシュ・プレミアリーグ第17節のロス・カウンティ戦では、華麗なアシストを記録している。 デフォーの得点でレンジャーズが1-0とリードして迎えた47分、右サイドでボールを持ったFWシェイ・オジョが中央に切り込み、前線のデフォーにパスを送る。するとデフォーがゴールに背を向けたまま、ボックス内に走り込んでいたMFスコット・アーフィールドにダイレクトでボックス内にヒールパス。タイミング、コースともに完璧なパスを受けたアーフィールドがGKの足元を抜くシュートを沈め、見事な追加点を挙げた。 このゴールで試合を決定付けたレンジャーズが、2-0と快勝している。 <span data-sg-movie-id="693" data-sg-movie-title="【華麗なノールックパス!】元英代表デフォーが見せた技ありアシスト"></span> 2021.01.30 22:00 Sat4
人種差別発言が疑われたスラビア・プラハが逆襲、レンジャーズのラフプレーや試合後の暴力行為を報告
試合中の選手による人種差別発言が疑われているスラビア・プラハが、完全に否定する声明を発表した。 事件が起きたのは、18日に行われたヨーロッパリーグ(EL)ラウンド16・2ndレグのレンジャーズvsスラビア・プラハの一戦。レンジャーズのMFグレン・カマラが被害を受けたとされている。 試合終盤に口を隠しながらスラビア・プラハのDFオンドレイ・クデラが何かを発言すると、カマラが激昂。他の選手たちも同調し、一触即発状態となっていた。 試合後には、レンジャーズのスティーブン・ジェラード監督もこの行為に苦言を呈し、許されるべきではないと糾弾していたが、スラビア・プラハはその事実がないことを真っ向から否定。さらに、スラビア・プラハの選手が被害を受けていることを明かした。 「スラビアはチームのキャプテンである、オンドレイ・クデラが人種差別的な行動をとったという非難について、断固として否定します」 「我々のクラブの創設者は、白い色が『スポーツの理念の純粋さと、ライバルが敵ではなく、リスペクトできる相手である』ということを意味するクラブのクレストを与えてくれました」 「今日、スラビアは対戦相手への敬意と、全ての人々と文化の相互リスペクトに基づいた国際的なクラブです」 また、クデラはその場面で相手選手に「このクソ野郎」と言ったことは認めているが、人種差別的な発言はしていないと否定。むしろ、レンジャーズのラフプレーの数々で選手たちが傷ついていると逆襲に出ている。 「残忍なファウルの後、オンドレイ・クデラはレンジャーズの選手の1人に話しかけています。クデラは、『僕は彼に“このクソ野郎”と言った。感情に任せて言ったが、その言葉に人種差別的なものがあったことは完全に否定する」と語っています」 「スラビアの選手は、かつてないほどの悪質な相手のプレーに直面しました。このようなプレーは、ヨーロッパの大会の近代史において、どの試合でも経験したことはありません」 「多くの残忍なタックルで選手たちは負傷しました。GKのオンドレイ・コラージュは、頭を10針も縫うケガで病院へ運ばれました」 「試合終了後、チームはドレッシングルームに入ることはできませんでした。オンドレイ・クデラは、レンジャーズのスティーブン・ジェラード監督が事件を見たとき、カマラに襲われ、頭を拳で殴られていました。事件現場に居合わせたUEFAの関係者でさえ、この行動にはショックを受けていました」 2021.03.19 20:10 Fri5