C・ロナウドの行き先候補は1つだけ? 開幕戦ベンチで移籍の噂が再燃

2021.08.25 12:45 Wed
Getty Images
ユベントスに所属するポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(36)の去就は残り1週間を切った今夏の移籍市場でもまだまだ話題を提供しそうだ。

ユベントスとの契約が2022年6月30日と残り1年を切っているC・ロナウド。クラブは財政面を考えてもC・ロナウドとの契約を延長するつもりはないとされている。
そのC・ロナウドは、チャンピオンズリーグ(CL)3連覇など、レアル・マドリーで輝かしい実績を残し、鳴り物入りでユベントスへと加入。これまでの3シーズンで公式戦134試合に出場し101ゴール22アシストと個人としては十分な結果を残しているものの、クラブはセリエAで2回、コッパ・イタリアで1回のタイトル獲得に終わり、悲願のCL制覇は成し遂げられていない。

そのC・ロナウドについては、バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシを獲得したパリ・サンジェルマン(PSG)や古巣であるマドリーなどが候補に挙がっていたが、いずれもここまで具体的な動きはない。

一方で、今シーズンからユベントスに復帰したマッシミリアーノ・アッレグリ監督は「ロナウドはここに残ると話していた」と会見で明言。これにて去就に関する話が終わったかと思われた中、セリエA開幕戦のウディネーゼ戦ではベンチスタートに。この事が再び去就を騒がすことに繋がってしまった。
アッレグリ監督はこの件については「試合前に彼と話し、ベンチスタートになると説明した」と試合後にコメント。一方で副社長のパベル・ネドベド氏は鎮火させるためにコメント。「選手と共有された決断だった。シーズンの最初は、彼が最高の状態ではなかった」とし、コンディション面の問題だと強調していた。

とはいえ、これで万事問題なしという訳にはいかない。やはりC・ロナウドの移籍話はくすぶっている状況。しかし、行き先はPSGやマドリーではないとフランス『レキップ』が報じた。

『レキップ』によると、C・ロナウドが移籍する可能性があるのは1つのクラブだと指摘。それはプレミアリーグのマンチェスター・シティだという。

その理由としては、トッテナムのイングランド代表FWハリー・ケイン(28)の獲得に動いていたシティが、交渉が難航している状況。そして、C・ロナウドがシティへの移籍に興味を持っているとされている。

理由の1つは、ベルナルド・シウバジョアン・カンセロルベン・ディアスとポルトガル人選手が多く在籍しており、ドレッシングルームでの苦労がないという点だ。ポルトガル代表でもチームメイトであり、コミュニケーションやプレー面では知った仲であることがプラスに働くという。

また、C・ロナウドの代理人を務めるジョルジュ・メンデス氏とシティのつながりが深いことも影響するとしている。前述のポルトガル代表選手3名も含め、ブラジル代表GKエデルソンもメンデス氏がシティに連れてきた選手であり、チームの主軸となっている。

問題はケインの去就だ。ここまでトッテナムとの交渉が進展していないため、獲得することはかなり困難と見られているが、両者を獲得する考えはないため、完全にケイン移籍の結果待ちという状況になるとされている。

さらに、度々候補に上がるPSGは、フランス代表FWキリアン・ムバッペ(22)に対してレアル・マドリーがオファーを出し、移籍の可能性が残されているものの、仮にマドリーにムバッペが移籍したとしても、ターゲットはC・ロナウドではないとのこと。1億6000万ユーロ(約206億3300万円)のオファーを蹴ったが、仮にこの金額が手に入った場合は、新天地移籍の希望を口にしたバイエルンのポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキ(33)やドルトムントのノルウェー代表FWアーリング・ハーランド(21)らの獲得に動くとされている。

現代サッカーを牽引し続け、世界最高峰の選手として衰えを見せないC・ロナウド。ライバルであり友でもあるメッシは新天地へ歩み出したが、C・ロナウドはどうなるだろうか。
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