EL決勝前に…苦い過去を振り返るビジャレアルのA・モレノ「過去の批判がいまだに理解できない」

2021.05.26 17:46 Wed
Getty Images
ビジャレアルの元スペイン代表DFアルベルト・モレノが、ヨーロッパリーグ(EL)決勝を前に苦い過去を振り返った。イギリス『ガーディアン』が伝えている。

ビジャレアルは26日にポーランドの地で行われる決勝でマンチェスター・ユナイテッドと対戦。勝利すれば、クラブにとって初のタイトル獲得を達成できる重要な一戦になっている。

モレノは今季開幕前に左ヒザ前十字じん帯断裂の重傷を負いシーズンの大半を棒に振ったが、4月に復帰。EL決勝でも出番を得る可能性がある。
これまで計3回EL決勝に出場した経験を持つA・モレノは、かつてリバプールウナイ・エメリ監督率いるセビージャと対戦した際に敗戦。指揮官からはいまだにそのことに触れられると、冗談を交えつつ明かした。

「僕はセビージャでELの決勝に進出した。そしてリバプールでもビジャレアルでもEL決勝に進出している。移籍する際、それを条件として契約書に書き込んでいるからね!」
「ウナイは『我々(セビージャ)は君に狙いを定めていた』と言うんだ。彼は、僕と(フィリップ・)コウチーニョをブロックするため、2人のDFを配置したことを楽しそうに説明する。『アルビごめんね』と言いながらも、僕にあの敗戦を思い出させるのが好きなんだ」

また、A・モレノはリバプールがセビージャに敗れた際、自身が戦犯扱いされたことがいまだに納得できていないとコメント。同時に、あの試合をきっかけに出場機会を失っていったことに対しても不満を漏らしている。

「あの試合で批判されたことは、いまだに理解できないね。最初の失点時、確かに僕は股抜きをされた。でも、僕はディフェンダーだ。世界最高のセンターバックであるセルヒオ・ラモスだってそれをされるのに、なぜ僕にそれが起きないと思うんだろう」

「チーム全体が良くなかったのに、なぜ僕だけがあれほど批判されたのか今日に至るまで理解できていないよ。決勝で負けたのだから辛かったし、頭から離れなかった。新聞やソーシャルメディアを見れば『アルベルト、アルベルト、アルベルト、アルベルト』さ。墓場まで行っても、なぜ僕があれだけ非難されたか分からないままだろうね」

「セビージャとの決勝戦の後、ジェームズ・ミルナーが左サイドバックを務めるようになった。もし監督が右利きのMFをそこに置くなら、僕は必要ないということさ。でも、翌年プレシーズンが始まると、ユルゲン・クロップは僕をプレーさせた。そして僕は3年ぶりにスペイン代表にも復帰できたけど、その矢先に足首を痛めてしまったんだ」

「そしてアンディ・ロバートソンにチャンスが巡ってきた。彼はとても高いレベルでプレーしていて、僕にはそれ以上のチャンスがやってくることはなかった」

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