【J1クラブ通信簿/FC東京】カップ戦制覇も2シーズン続けての失速と得点力不足は課題
2021.01.11 16:15 Mon
未曾有のシーズンとなった2020年のJリーグ。新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大を受け、中断による異例の超過密日程、観戦や応援の制限など、多くの困難を乗り越え、すべての日程を終了した。
その中でも、熱戦が続いた2020シーズンのJリーグ。超ワールドサッカー編集部は、J1全18クラブの通信簿(チームMVP、補強成功度、総合評価)をお届けする。
第13弾は6位のFC東京を総括!(評価は「S」が最高、「E」が最低)
◆総合評価【C】
17勝6分け11敗 (勝率50%)
47得点42失点
20119シーズンの明治安田J1で惜しくも2位となったFC東京。悲願のリーグ制覇を狙うシーズンとなったが、新型コロナウイルスによる超過密日程に苦戦した。
チームとしては、MF橋本拳人がFCロストフに、DF室屋成がハノーファーへと移籍し、チームの主力2名が難しいシーズンになる中で、旅立っていった。
さらにケガで選手を欠くこともあったが、長谷川健太監督が作り上げたチームはバランスを保ち、若手もしっかりと台頭。AFCチャンピオンズリーグ(ACL)に出場する影響で組まれた超過密日程も乗り切ることができた。
しかし、後半戦に入るとチームの得点力が低下。2019シーズンも終盤で連敗を喫して優勝を逃したが、2020シーズンも4連敗を喫するなどか結果も出なくなり、ズルズルと順位を下げていき、最終的には6位でフィニッシュとなった。
システムも[4-3-3]をベースに戦っていったが、ブラジル人トリオがなかなか揃うことなく、FW永井謙佑が復帰してからは、[4-2-3-1]のシステムに変更。それでも得点力がなかなか上がらないままシーズンを終えることに。
11月のACLも結果を残せなかったFC東京だが、YBCルヴァンカップでは延期された決勝でしっかり勝利。タイトルを獲得した。
◆チーム内MVP

MFレアンドロ(27)
明治安田生命J1リーグ26試合出場(先発23試合)/9得点
個に頼り切ったチームを作っていないためチームMVPを選ぶのが難しいが、MFレアンドロを選出した。
鹿島アントラーズからの期限付き移籍で加入したレアンドロ。ブラジル人トリオの一角として活躍が期待された。得点数は9得点とさほど多くはないものの、要所で勝敗を決める重要なゴールを記録。また、精度の高いFKやドリブル突破など、FC東京にとっての攻撃のアクセントとして機能した。
一方で、チームの得点力が上がらなかったという事実もあり、2019シーズンの優勝を逃した要因もその得点力だった。そういった点では、完全移籍となる2021シーズンはさらにゴールに絡む活躍を見せてもらいたい。
◆補強成功度【C】

9名の新加入選手がいたが、期待通りの活躍を見せたと言えるのは2名だろう。
最もインパクトを残したのは明治大学から加入したMF安部柊斗だろう。リーグ戦では中盤のレギュラーポジションを掴み、27試合に出場し2得点を記録した。長谷川健太監督の[4-3-3]システムと戦い方のキーマンとも言えるプレーを見せ、大きな補強となった。
そして同じく明治大学から加入したDF中村帆高も大きな戦力となった。リーグ戦は28試合に出場。左右のサイドバックを務めることができ、対戦相手に合わせてDF中村拓海と併用されることとなった。室屋が抜けた穴を感じさせないプレーを見せた。
一方で、前述のMFレアンドロとともにチームの攻撃面を改善するために獲得したMFアダイウトンも期待以上の結果とは言えなかった。33試合に出場するも、途中出場がメイン。8得点を記録したが、期待された破壊力を見せることはできなかった。
チーム力は上がったが、ケガ人の続出と予想だにしていなかった過密日程、それによるコンディション不良などエクスキューズがあったことでチームとしてフィットし切れなかった2020シーズン。2021シーズンがより深化していることを期待したい。
その中でも、熱戦が続いた2020シーズンのJリーグ。超ワールドサッカー編集部は、J1全18クラブの通信簿(チームMVP、補強成功度、総合評価)をお届けする。
第13弾は6位のFC東京を総括!(評価は「S」が最高、「E」が最低)
17勝6分け11敗 (勝率50%)
47得点42失点
20119シーズンの明治安田J1で惜しくも2位となったFC東京。悲願のリーグ制覇を狙うシーズンとなったが、新型コロナウイルスによる超過密日程に苦戦した。
開幕戦から連勝と好スタートを切ったFC東京だったが、第3節で川崎フロンターレに0-4で敗戦。それでもその後も着実に勝ち点を重ねていった。
チームとしては、MF橋本拳人がFCロストフに、DF室屋成がハノーファーへと移籍し、チームの主力2名が難しいシーズンになる中で、旅立っていった。
さらにケガで選手を欠くこともあったが、長谷川健太監督が作り上げたチームはバランスを保ち、若手もしっかりと台頭。AFCチャンピオンズリーグ(ACL)に出場する影響で組まれた超過密日程も乗り切ることができた。
しかし、後半戦に入るとチームの得点力が低下。2019シーズンも終盤で連敗を喫して優勝を逃したが、2020シーズンも4連敗を喫するなどか結果も出なくなり、ズルズルと順位を下げていき、最終的には6位でフィニッシュとなった。
システムも[4-3-3]をベースに戦っていったが、ブラジル人トリオがなかなか揃うことなく、FW永井謙佑が復帰してからは、[4-2-3-1]のシステムに変更。それでも得点力がなかなか上がらないままシーズンを終えることに。
11月のACLも結果を残せなかったFC東京だが、YBCルヴァンカップでは延期された決勝でしっかり勝利。タイトルを獲得した。
◆チーム内MVP

©︎J.LEAGUE
MFレアンドロ(27)
明治安田生命J1リーグ26試合出場(先発23試合)/9得点
個に頼り切ったチームを作っていないためチームMVPを選ぶのが難しいが、MFレアンドロを選出した。
鹿島アントラーズからの期限付き移籍で加入したレアンドロ。ブラジル人トリオの一角として活躍が期待された。得点数は9得点とさほど多くはないものの、要所で勝敗を決める重要なゴールを記録。また、精度の高いFKやドリブル突破など、FC東京にとっての攻撃のアクセントとして機能した。
一方で、チームの得点力が上がらなかったという事実もあり、2019シーズンの優勝を逃した要因もその得点力だった。そういった点では、完全移籍となる2021シーズンはさらにゴールに絡む活躍を見せてもらいたい。
◆補強成功度【C】

©︎J.LEAGUE
9名の新加入選手がいたが、期待通りの活躍を見せたと言えるのは2名だろう。
最もインパクトを残したのは明治大学から加入したMF安部柊斗だろう。リーグ戦では中盤のレギュラーポジションを掴み、27試合に出場し2得点を記録した。長谷川健太監督の[4-3-3]システムと戦い方のキーマンとも言えるプレーを見せ、大きな補強となった。
そして同じく明治大学から加入したDF中村帆高も大きな戦力となった。リーグ戦は28試合に出場。左右のサイドバックを務めることができ、対戦相手に合わせてDF中村拓海と併用されることとなった。室屋が抜けた穴を感じさせないプレーを見せた。
一方で、前述のMFレアンドロとともにチームの攻撃面を改善するために獲得したMFアダイウトンも期待以上の結果とは言えなかった。33試合に出場するも、途中出場がメイン。8得点を記録したが、期待された破壊力を見せることはできなかった。
チーム力は上がったが、ケガ人の続出と予想だにしていなかった過密日程、それによるコンディション不良などエクスキューズがあったことでチームとしてフィットし切れなかった2020シーズン。2021シーズンがより深化していることを期待したい。
橋本拳人の関連記事
FC東京の関連記事
J1の関連記事
記事をさがす
|
|
橋本拳人の人気記事ランキング
1
FC東京は東京の盟主となれるのか/六川亨の日本サッカーの歩み
1月10日、味の素スタジアムでFC東京の新体制発表会見が開催された。冒頭、挨拶を予定していた川岸社長は体調不良のため、司会者がメッセージを代読。続いて大金会長(元FC東京社長)が壇上に登ったが、その前に代読された川岸社長のファン・サポーターに向けたメッセージは印象深いものだった。 「去年のリーグ戦は7位、カップ戦はいずれも敗退。東京で後塵を拝し、皆さんに悔しい思いをさせた」 昨シーズンは一昨年の11位から一桁の順位に戻したものの、J1初昇格の町田が3位、16年ぶりにJ1へ復帰した東京Vが6位だけに、「東京」をホームとするFC東京にとっては屈辱以外のなにものでもないだろう。強化担当の小原GMも「7位といった結果は悔しいし、もっと上に行けた」と無念さを滲ませた。 このため新シーズン、小原GMは「相手陣内でのプレー時間を長くする。積極的な相手陣内での守備、攻守における戦術の徹底」を目標に掲げ、「3年間取り組んだフットボールスタイルからの転換」を目指し「松橋監督を招聘した」と説明した。 しかし、その後の説明には腑に落ちない点も感じられずにはいられなかった。松橋力蔵新監督には「新潟のサッカーを持ち込むのではなく、独自のスタイルを構築して欲しい」と言いながら、「J1ナンバー1のボール保持率、アルベル監督とも一緒にやっていた」と評価。カウンターからボールポゼッションへのスタイル変換を指揮官に期待するのかどうか、小原GMの発言からは真意を読み取れなかったからだ。 松橋監督も、小原GMも、チームはこれから始動するだけに、まだ手探りの状況でのコメントに終始したような印象を受けた。ただ、それはそれで仕方ないだろう。 かつてFC東京は新潟からアルベル監督を招聘した際に、ボール保持率を高めた攻撃へと舵を切った。しかし前線にはディエゴ・オリベイラ、アダイウトンと“個の力”でゴールを奪える選手がいたため、攻撃は元長谷川監督時代と変わらずカウンターが武器だった。そこで、「なかなかボールを前に運べず後ろで回してばかりいる」と翌シーズンなかばにアルベル監督を解任した経緯がある。 そのディエゴ・オリベイラは昨シーズンで引退した。このため「ディエゴの引退で、前線で核となる選手が必要。起点になれてゴールも取れる選手。2桁取れる核となる選手、裏へ抜ける選手、高さのある選手としてヒアンにオファーした」(小原GM)と、他チームと競合の末に頼りになるストライカー獲得に成功した。 昨シーズンのマルセロ・ヒアンは鳥栖で30試合に出場して14ゴールをマーク。速さ、高さ、強さの揃ったストライカーで、新天地では「ストロングポイントはスピードと裏へ抜けること。15ゴール以上は取りたい」と自信を見せた。 鳥栖での実績からすれば、ディエゴ・オリベイラの抜けた穴は十分に埋められるだろう。問題は、攻撃スタイルをどのように構築するか。ここは松橋監督の“腕”の見せ所となるが、カウンタースタイルからの脱却を図るとなると時間がかかることが予想される。 そして、ディエゴ・オリベイラの穴はマルセロ・ヒアンで埋まるとしても、荒木遼太郎の代役が見当たらないのも気になるところだ。昨シーズンのチーム内得点王で、前半戦は彼と松木玖生が負傷中のディエゴ・オリベイラ不在の穴を埋めたと言っても過言ではない。その荒木の穴はどうするのか。 小原GMは「補強は終わりではない」と、さらなる選手の獲得を明言した。幸いにもプレースキックの名手である原川力の移籍は、エイバルから橋本拳人を獲得することで十二分に埋められる。本職のボランチはもちろん、CBやサイドでもプレーできる橋本の復帰は戦術の選択肢を増やすことだろう。 10日の新体制発表会で配布されたトップチーム編成の資料によると、背番号『1』は未定なもののGKが継ぐとして、『2』と『9』が空いている。中村帆高が移籍しただけに、右SBはベテランの長友佑都と白井康介で回すことになりそうだが、この『2』が補強ポイントであることは想像に難くない。そして『9』を担うことが予想される荒木の代役をどうするのか。松橋監督の采配と、フロント陣の補強計画はキャンプ中でも注目ポイントと言える。 2025.01.14 13:00 Tue2
FC東京、東慶悟が新主将に! 副主将は橋本拳人
FC東京は1日、キャプテン人事を発表した。 キャプテンは2019シーズンからMF東慶悟に。副主将をMF橋本拳人が務める。 長谷川健太政権2年目の今シーズン、新たな体制で「優勝」を目指す。 2019.02.02 09:45 Sat3
「手応えはそこまでない」川辺駿との初ボランチコンビでも反省する橋本拳人「バランス見ながらやり過ぎた」
日本代表MF橋本拳人(FCロストフ)が、タジキスタン代表戦を振り返った。 7日、カタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選の日本代表vsタジキスタン代表の一戦がパナソニック スタジアム 吹田で行われ、4-1で日本が勝利した。 スタメンにJリーガー7名を並べ、これまで出場機会の少なかった選手や久々の代表招集選手、初先発の選手が多い中、6分にその初先発の古橋亨梧(ヴィッセル神戸)が先制ゴールを記録。しかし、9分にエフソン・パンシャンベにゴールを許し、2次予選の無失点記録がストップする。 あまり強度が上がらない立ち上がりでまさかの失点。少し押し込まれる時間帯が続き、トーンダウンした中、40分に古橋のクロスを南野拓実(サウサンプトン)が決めて勝ち越しに成功。南野はこれで2次予選7試合連続ゴールとなり、MF本田圭佑(ネフチ・バクー)の記録に並んだ。 後半には鎌田大地(フランクフルト)が入ったことで活性化すると、51分に橋本が初ゴール。さらに71分には川辺駿(サンフレッチェ広島)が決め、4-1で勝利した。 この試合で代表初ゴールを決めた橋本はゴールについて「思ったより冷静にコースも見えていましたし、当てることだけを意識してシュートを打ちました」とコメント。山根視来(川崎フロンターレ)からのグラウンダーのパスをうまく決めたが「ふかさないように、枠に入れること、ボールをミートすることを意識してその通りに蹴れたので良かったです」と語り、ボールをミートすることを考えたと明かした。 この試合ではボランチで川辺と初めてコンビを組んだが「初めて組んだので、お互いに見ながらバランス取りながらということで意識しました。良い時間帯もありましたが、なかなか上手くいかない時間帯もあったので、そこは反省点というか、改善しなければいけない点だと思います」と語り、課題が残ったとした。 自身のパフォーマンスについては「ゴールを取れたことは良かったですが、ゴールを取ることは自分の仕事ではないですし、前半は攻めあぐねていた時間帯もあったので、ボランチの位置やもう少し前に厚みを持たせることができたなと思います。試合中に修正しなければいけないことはたくさんあったかなと思うので、そこは自分の課題かなと思っています」とコメント。試合中に悪い点を変えられなかったことは課題だとした。 この試合ではなかなかトップ下に入った南野にボールが入らず、攻撃が停滞した状況に。橋本は「そこは自分の課題だと思っています。前に入れられる位置でボールを受けないといけないですし、先の展開を考えてポジショニングを取らないといけないと思います」と縦パスの少なさ、パスを出せるポジションを取れていないことを反省した。 それは多少初コンビだということも影響したとのこと。「(川辺)駿とは初めて組んだので、その辺のバランスというのはもう少し上手くやらないといけなかったと感じました」と語り、守備面でも「そこまで自分のプレーを出せたかと言われたら、手応えはそこまでないですし、改善点の方が多くあるなと感じています」と反省した。 今後については「もっともっとチームにチャンスを作るパスや、自分の立ち位置を考え直さないといけないですし、チームを上手く回すことは自分の課題なので、残り2試合ですけどより意識してやっていきたいと思います」とコメント。慎重なプレーが多かった点については「バランス見ながらやり過ぎたなということはあるかなと思います。前に絡むことやハッキリ蹴ることはやらないといけないなと思います」と、大胆なプレーが少なかったと振り返った。 今までは遠藤航(シュツットガルト)やMF柴崎岳(レガネス)と経験のある選手と組むことが多かった中、この日は自身が経験ある立場に。 その点の意識については「自分の良さも出しつつ、駿の良さを出してプレーしようと思っていましたが、入りは少し固かったと思いますし、もう少し駿を前に出して、彼を自由にプレーさせるところはもっとコミュニケーションとってやるべきだったなと思います」と、引っ張ることはできていなかったと反省した。 2021.06.08 00:40 Tue4
セルビア戦の悔しさをばねに成長を誓うMF橋本拳人「ブレない強さを身に付けていきたい」
日本代表のMF橋本拳人(FCロストフ)が、15日に行われるカタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選最終節のキルギス代表戦の前にオンラインのメディア対応に臨んだ。 5月28日のカタールW杯アジア2次予選のミャンマー代表戦からスタートした今回のシリーズ。日本はミャンマー戦での勝利で最終予選進出を決めていた。 6月にはU-24日本代表戦(3日)、タジキスタン代表戦(7日)、セルビア代表戦(11日)が行われ、ミャンマー戦から4連勝を達成。最後のキルギス戦を前に橋本は「チャンスがあれば自分のプレーを最大限出したい」と意気込んだ。 「前回の試合(セルビア戦)で、前半なかなかうまく攻撃できなかったのは、自分の責任だと感じていますし、自分のパフォーマンスを全く出せなかったので、もし次の試合に出るチャンスがあれば、自分のプレーを最大限出し、チームに貢献したいなと思っています」 不完全燃焼に終わったセルビア戦を「最初の方で何度かミスが続き、取り返そうとして普段しないようなパスを選択し、修正が利かなかった」と振り返った橋本。悔しさをにじませながらも、冷静に自身のプレーを分析した。 「ボールを受けたときの判断がまだまだ遅いですし、次のパスコースにボールを出せる立ち位置だったり、受ける位置、角度っていうのが悪かったなと思います。強い相手になればなるほどボールを奪われる回数が増えてしまいました」 「自分の強みであるボール奪取だったり、守備のところを出せなかったのは反省だし課題だと思います。それも含めて、今の自分の実力だっていうのをこの間の試合で痛感しましたし、切り替えて次って簡単に言えるほど代表の試合は軽いものではないと思うので、重く責任は感じています」 「判断の速さ」や「メンタルのブレ」を具体的な課題として挙げつつ、日本代表に対しての責任感も口にした橋本は、次戦に向けて持ち味を発揮できるように成長し続けたいと力強く語った。 「とにかく自分は成長し続けない限り、この場所には残れないと思っていますし、オリンピックの選手も入ってくるって考えたら、(1人のプレーヤーとして)突き抜けないと、代表に入って次から選ばれていくのは難しいだろうなと感じているので、次の試合だったり(所属)チームでどれだけ自分が成長できるかを常に考えてやっていくしかないなと思っています」 「あと1試合あるので、チャンスをもらえればまずは自分の強みであるボール奪取から前につけるっていうところを存分に出したいです。どの試合であっても続けていかないといけないし、ミスがあってメンタル的にブレてしまったときに自分の強みが出せないのが一番良くないと思うので、どんなミスがあっても自分の強みを出し続ける、そういう強さを身に付けていきたいと思います」 2021.06.14 17:35 Mon5
Jリーグが開幕イベント開催! J1の16選手+ACL出場4チームはマスコットが代打で登場、今季は「ギャル化」?で盛り上げ
10日、週末に開幕を控えるJリーグが開幕イベントを都内で行った。 8日にはFUJIFILM SUPER CUP2025が行われ、J1&天皇杯王者のヴィッセル神戸と2位のサンフレッチェ広島が対戦。0-2で広島が勝利し、5度目のスーパーカップ制覇を成し遂げた。 シーズン開幕が告げられた中、開幕イベントにはJ1の16クラブの代表選手が登場。AFCチャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)を戦う神戸、横浜F・マリノス、川崎フロンターレ、AFCチャンピオンズリーグ2(ACL2)を戦う広島は11日、12日に試合があるため、モーヴィ、マリノス君、フロン太、サンチェのマスコットが参加した。 今回は、抽選で当たった各クラブのファンもメディアとともに参加。冒頭、野々村芳和チェアマンが今シーズンのJリーグが目指すサッカーについて言及。アクチュアルプレーイングタイムを伸ばすことと、強度を高くプレーすることを目指すとした。 また、今シーズンからJリーグはシーズン毎の象徴となる楽曲を「シーズン応援ソング」として制作することを発表。2025シーズンは「Little Glee Monster」の『For Decades』に決定したことが発表。メンバーからのメッセージも映像で届いた。 その後、各クラブの選手たちがゲストの槙野智章さんとトークセッション。自身の今シーズンの注目ポイントを紹介。マスコットたちは、選手から託された注目ポイントを紹介し、選手たちはビデオメッセージでポイントを伝えた。 さらに、パンサーの尾形貴弘さん、菅良太郎さん、向井慧さん、エルフの荒川さん、はるさんが登壇。今シーズンのJリーグが盛り上がるための施策を、パンサーチームとエルフチームに分かれてプレゼン。選手たちは5つのチームに分かれてどちらの案が良かったかに投票した中、エルフチームが提案した「ギャル化」が選ばれることに。荒川さんは、アルビレックス新潟のFW谷口海斗をギャルメイクが似合う選手に選び、京都サンガF.C.のDF福田心之助にはゴールパフォーマンスでパラパラを踊ってほしいとし、福田も「やってみようと思います」と、ゴールパフォーマンスの練習をすると語った。 また、エルフチームに投票した中から、GK谷晃生(FC町田ゼルビア)、MF原口元気(浦和レッズ)、FW鈴木章斗(湘南ベルマーレ)、MF橋本拳人(FC東京)のチームには、特製のチョコレートが贈られ、ギャルピースで記念撮影も行われた。 最後には谷が「エルフさん、パンサーさんもJリーグギャル化でここに来ている選手、クラブが2025年Jリーグをしっかり盛り上げていこうと思うので、みんなアゲでお願いします」とメッセージを送った。 <h3>◆ここに注目</h3> 鹿島アントラーズ:濃野 公人 「二桁ゴール!」 浦和レッズ:原口 元気 「気持ち」 柏レイソル:古賀 太陽 「縦パス」 FC東京:橋本 拳人 「タックル!」 東京ヴェルディ:森田 晃樹 「逆を取るプレー」 FC町田ゼルビア:谷 晃生 「最少失点」 川崎フロンターレ:脇坂泰斗 「トラップやパスの技術」 横浜F・マリノス:宮市亮 「スピードを生かした上下動!!」 横浜FC:鈴木武蔵 「裏抜けとフィジカル」 湘南ベルマーレ:鈴木 章斗 「若さ」 アルビレックス新潟:谷口 海斗 「粒粒辛苦(ゴール+谷口農園)」 清水エスパルス:北川 航也 「チーム愛」 名古屋グランパス:永井 謙佑 「ランニング、スプリント」 京都サンガF.C.:福田 心之助 「スプリント」 ガンバ大阪:名和田 我空 「得点」 セレッソ大阪:登里 享平 「ポジショニング」 ヴィッセル神戸:武藤嘉紀 「攻守におけるハードワーク、得点、アシスト!!」 ファジアーノ岡山:江坂任 「ゴール!!」 サンフレッチェ広島:佐々木翔 「守備」 アビスパ福岡:金森健志 「タイトル!!」 <span class="paragraph-title">【写真】開幕イベントの様子! ゲストも来場して大盛り上がりに</span> <span data-other-div="movie"></span> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/jleague2020210_tw1.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/jleague2020210_tw2.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/jleague2020210_tw3.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/jleague2020210_tw4.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/jleague2020210_tw5.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/jleague2020210_tw6.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/jleague2020210_tw7.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/jleague2020210_tw8.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/jleague2020210_tw9.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/jleague2020210_tw10.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/jleague2020210_tw11.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/jleague2020210_tw12.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/jleague2020210_tw13.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/jleague2020210_tw14.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/jleague2020210_tw15.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/jleague2020210_tw16.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/jleague2020210_tw17.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/jleague2020210_tw18.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/jleague2020210_tw19.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/jleague2020210_tw20.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/jleague2020210_tw21.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/jleague2020210_tw22.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/jleague2020210_tw23.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/jleague2020210_tw24.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/jleague2020210_tw25.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/jleague2020210_tw26.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/jleague2020210_tw27.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/jleague2020210_tw28.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/jleague2020210_tw29.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/jleague2020210_tw30.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/jleague2020210_tw31.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/jleague2020210_tw32.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/jleague2020210_tw33.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/jleague2020210_tw34.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/jleague2020210_tw35.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> 写真:超ワールドサッカー 2025.02.10 20:10 MonFC東京の人気記事ランキング
1
Jリーグが理念強化配分金とファン指標配分金の支給額を発表! 「DAZN」ベースのファン指標分配金の1位は浦和、最下位はYSCCに…連覇神戸は5.5億円
Jリーグは25日、2025年度理念強化配分金の支給対象候補クラブ、2024年度ファン指標配分金支給対象クラブを発表した。 理念強化配分金は、2023年の明治安田生命J1リーグで1位から10位に対して送られるもの。20チーム制に変更となったために1チーム増えることとなった。また、2024シーズン年間ファン指標順位(DAZN視聴者数等1~10位)に基づいても支給される。 競技面では連覇を達成したヴィッセル神戸から10位のセレッソ大阪までに支給され、神戸は2025年、2024年にそれぞれ2億5000万円ずつを手にする。なお、2023年も優勝したため、その分の2億5000万も今回支給される。また、2位のサンフレッチェ広島には2年間で1億8000万円ずつ、3位のFC町田ゼルビアは、1億5000万円(2025年)と7000万円(2026年)を手にする。なお、2023年2位の横浜F・マリノスには1億8000万円、3位の広島には7000万円がしキュされる。 また、ファン指標順位は1位は2024年も浦和レッズとなり1億7000万円。2位が鹿島アントラーズで1億2000万円、3位が横浜FMで7000万円と続き、10位は名古屋グランパスで1000万円となった。なお、競技順位で10位以内に入っていないクラブでは、1位の浦和、10位の名古屋に加え、8位に北海道コンサドーレ札幌が入り2000万円となった。 さらに、「ファン指標配分金」として、13億6000万円をJリーグの全60クラブに分配。これは、2024シーズンのDAZN視聴者数やDAZNシーズンパス販売実績等で配分され、1位が浦和で8921万5930円。2位が横浜FMで7945万2984円、3位が川崎フロンターレで6648万1993円となっている。なお、最下位はY.S.C.C.横浜となり182万4625円が分配される。 <h3>◆理念強化配分金(競技)/総額11億2000万円</h3> 1位:ヴィッセル神戸 1年目ー2億5000万円、2年目ー2億5000万円 2位:サンフレッチェ広島 1年目ー1億8000万円、2年目ー1億8000万円 3位:FC町田ゼルビア 1年目ー1億5000万円、2年目ー7000万円 4位:ガンバ大阪 1年目ー1億5000万円、2年目ーなし 5位:鹿島アントラーズ 1年目ー1億2000万円、2年目ーなし 6位:東京ヴェルディ 1年目ー9000万円、2年目ーなし 7位:FC東京 1年目ー6000万円、2年目ーなし 8位:川崎フロンターレ 1年目ー5000万円、2年目ーなし 9位:横浜F・マリノス 1年目ー4000万円、2年目ーなし 10位:セレッソ大阪 1年目ー3000万円、2年目ーなし <h3>◆理念強化配分金(人気)</h3> 1位:浦和レッズ/1億7000万円 2位:鹿島アントラーズ/1億2000万円 3位:横浜F・マリノス/7000万円 4位:ヴィッセル神戸/5000万円 5位:川崎フロンターレ/4000万円 6位:サンフレッチェ広島/3000万円 7位:ガンバ大阪/2000万円 8位:北海道コンサドーレ札幌/2000万円 9位:FC町田ゼルビア/1000万円 10位:名古屋グランパス/1000万円 <h3>◆ファン指標配分金</h3>(昨年との金額比較) 1位:浦和レッズ/8921万5930円(↑) 2位:横浜F・マリノス/7945万2984円(↑) 3位:川崎フロンターレ/6648万1993円(↓) 4位:鹿島アントラーズ/6598万4095円(↓) 5位:ヴィッセル神戸/6491万8131円(↑) 6位:ガンバ大阪/5864万8883円(↑) 7位:名古屋グランパス/5851万4812円(↓) 8位:北海道コンサドーレ札幌/5315万3249円(↑) 9位:FC東京/4924万9886円(↑) 10位:サンフレッチェ広島/4572万5356円(↑) 11位:FC町田ゼルビア/4558万3908円(↑) 12位:アルビレックス新潟/4466万3143円(↓) 13位:ジュビロ磐田/4426万2918円(↑) 14位:セレッソ大阪/3988万8434円(↓) 15位:サガン鳥栖/3834万3648円(↑) 16位:柏レイソル/3695万3904円(↓) 17位:湘南ベルマーレ/3554万5920円(↓) 18位:東京ヴェルディ/3459万9966円(↑) 19位:京都サンガF.C./3438万1632円(↑) 20位:清水エスパルス/3362万962円(↓) 21位:アビスパ福岡/3259万3587円(↓) 22位:ベガルタ仙台/2298万6246円(↑) 23位:V・ファーレン長崎/1758万2571円(↑) 24位:大分トリニータ/1716万3388円(↑) 25位:ファジアーノ岡山/1704万1315円(↑) 26位:横浜FC/1664万9981円(↓) 27位:ジェフユナイテッド千葉/1608万1426円(↓) 28位:モンテディオ山形/1442万3396円(↓) 29位:ヴァンフォーレ甲府/1362万8966円(↓) 30位:松本山雅FC/1324万9873円(↑) 31位:ロアッソ熊本/1008万4227円(↓) 32位:栃木SC/983万8888円(↓) 33位:徳島ヴォルティス/934万7583円(↓) 34位:RB大宮アルディージャ/925万5971円(↓) 35位:ザスパ群馬/888万8344円(↓) 36位:レノファ山口FC/886万2864円(↓) 37位:いわきFC/878万641円(↓) 38位:鹿児島ユナイテッドFC/825万2572円(↑) 39位:愛媛FC/768万2897円(↑) 40位:水戸ホーリーホック/718万9579円(↓) 41位:藤枝MYFC/708万1435円(↓) 42位:ツエーゲン金沢/622万6288円(↓) 43位:ブラウブリッツ秋田/619万6520円(↓) 44位:カターレ富山/481万4398円(↑) 45位:ギラヴァンツ北九州/459万264円(↓) 46位:FC岐阜/396万9504円(↓) 47位:SC相模原/341万1253円(↓) 48位:FC今治/327万7554円(↓) 49位:AC長野パルセイロ/317万8338円(↓) 50位:カマタマーレ讃岐/313万7389円(↓) 51位:FC琉球/309万4569円(↓) 52位:福島ユナイテッドFC/288万7440円(↑) 53位:ガイナーレ鳥取/282万3403円(↓) 54位:ヴァンラーレ八戸/265万6822円(↓) 55位:いわてグルージャ盛岡/261万6733円(↓) 56位:アスルクラロ沼津/251万5766円(↓) 57位:テゲバジャーロ宮崎/237万4594円(↑) 58位:FC大阪/226万1536円(↑) 59位:奈良クラブ/223万1534円(↓) 60位:Y.S.C.C.横浜/182万4625円(↓) 2025.02.25 17:40 Tue2
連鎖したJリーグのジャイキリ/六川亨の日本サッカーの歩み
J1リーグも残り4節となったが、毎年シーズン終盤は下位チームも残留を目指して必死の戦いを挑んでくる。このため“ジャイアントキリング”が起こりやすい。とはいえ第34節は各地で波乱が続出し、優勝争いと残留争いは予断を許さなくなった。 まず“金J”ではシュート4本のFC東京が2位の神戸に2-0と快勝した。荒木遼太郎の2アシストは見事だったし、GK野澤大志ブランドンと交代出場した波多野豪も決定機を阻止する活躍を見せた。 FC東京も4試合負けなしと好調を維持していたが、いずれもホーム味スタや国立競技場、埼スタ、日産と首都圏での試合というアドバンテージがあった。しかし神戸戦はアウェーのノエスタ。にもかかわらず神戸の猛攻を凌ぎきったのだから見事というしかない。 そして、こうした“ジャイキリ”は伝播するのか、翌日は柏が細谷真大のゴールで後半アディショナルタイムまで町田を1-0とリードした。試合内容でも町田を圧倒し、勝点3はほぼ確実かと思われたが、痛恨のPK献上で1-1のドローに終わった。 しかし、この勝点1と湘南の逆転勝利により、鳥栖のJ2降格が決定したのだから、柏にとっては残留へ向けて価値ある勝点1と言っていいだろう。 湘南は、ここ2連勝で過去の残留争いの経験値からしぶといところを見せていた。とはいえ広島に先制を許した段階で、首位相手の逆転劇は難しいと思ったものだ。ところが後半開始早々に福田翔生のゴールで同点に追いつくと、後半アディショナルタイムの2分には田中聡が強シュートを突き刺して逆転に成功。このまま逃げ切って広島に12試合ぶりの屈辱を味わわせた。 19位の札幌も名古屋に、18位の磐田もC大阪に、それぞれ2-0、2-1で勝って勝点3を積み上げ、残留争いから抜け出そうと必死だ。 そして浦和である。渡邊凌磨のゴールで先制したまではよかったが、後半は東京Vの反撃に防戦一方。クリアボールを綱島悠斗に押し込まれてJ1初ゴールで同点に追いつかれると、さらにCKから綱島にヘディングで叩き込まれて逆転負けを喫した。 綱島の活躍で勝点3をゲットした東京Vは、FC東京と同じ勝点51で7位に浮上すると同時にJ1残留も確定。一方、4連敗となった浦和は勝点39のまま16へ後退し、2試合消化試合が少ないとはいえ、気付けば降格ゾーンに足を踏み入れつつある。 優勝争いは依然として広島と神戸が勝点1差で争っているが、残留争いに目を向ければ23日には順延された第25節の浦和対柏戦が開催される。勝点39同士の6ポイントマッチだけに激戦は必至だろう。同日には勝点40の新潟も第35節の東京V戦を控えている。順位がどう入れ替わるのか、それぞれのサポーターにとっては、それこそ「天国と地獄」の水曜ナイターと言える。 さらにJ2では、昇格目前の横浜FCが仙台に0-3、同じく昇格にリーチをかけていた清水もホームで山形に1-2と敗れて昇格はお預けになった。こちらも両チームはリセットしての第36節ということになる。 果たして今後も“ジャイキリ”が続出するのか。上位、下位とも目の離せないJリーグである。 文・六川亨 2024.10.21 21:30 Mon3
新たな試みも、前途多難なFC東京?/六川亨の日本サッカーの歩み
現行の春秋制で開催される最期のシーズンとなる25年のJリーグが2月14日に開幕。“金J”では大阪ダービーでアウェーのC大阪がG大阪に5-2と大勝。翌日以降のJ1では、ACLEやACL2に出場した神戸は浦和、横浜FMは新潟にそれぞれ0-0、1-1で引き分けたが、広島は町田に2-1と逆転勝ち。川崎Fも名古屋に4-0と快勝して好スタートを切った。 すでにこのコラムでも紹介したが、川崎Fと、福岡に1-0で逃げ切った柏は、新監督が就任したにもかかわらず、早くも結果を出している。前者は守備の再構築に取り組み、後者はフルモデルチェンジにトライしているが、昨シーズンのチームと同じと思っていた“痛い目”に遭うことは間違いないだろう。 そんなJ1リーグの開幕戦で、15日は横浜FC対FC東京戦、16日は東京V対清水戦を取材した。結果はFC東京と清水が1-0の勝利を収めたものの、試合内容は対照的だった。 FC東京は松橋力蔵監督が数週間前からトライしている3-4-2-1システムを採用。その意気込みは評価したいし、試合開始直後こそGKからパスをつないでビルドアップしようという意図は感じられた。しかし時間の経過とともに攻撃はノッキングを起こし、なかなかボールを前線に運べない。 原因は、CBの左右に入った岡哲平と土肥幹太の経験不足からくるパス能力の低さと、ボランチやWBのサポートに入る動き出しの遅さだった。GKも含めたCBでのパス回しで、若い2人はボールを受けてもセンターの森重真人に戻すか、WBに預けるだけ。WBもプレスを受けると2人にボールを戻すので、最終的には森重にパスが集中。ところが森重も、パスを受けても味方のフォローが遅いので、最終的な選択肢はロングパスに偏りがちだった。 岡と土肥は、広島の3BKのようにワイドに張りだして森重と距離を置き、相手のプレスを時間的に無力化したり、WBとボランチとの距離感を詰めてパスの選択肢を増やしたりするなど工夫をすべきだった。さらに高宇洋と小泉慶のボランチもパスを受けに顔を出していたが、動き出しが遅く、なおかつワンタッチで森重に戻すシーンが多かった。時にはターンしてドリブルでボールを運び、局面を打開する勇気を持って欲しかった。 前線では新加入のマルセロ・ヒアンがポスト役となり、両サイドの仲川輝人と俵積田晃太がサイド攻撃を試みようとしたが、仲川も俵積田も足元にボールをもらってドリブルを仕掛けるタイプ。このため横浜FCも両WBが下がることで数的優位な状況を作り、彼らの突破を阻止した。むしろ交代出場した小柏剛のような、ドリブル突破もできれば裏に抜け出てフィニッシュに絡む選手の方が、チームの組み合わせとしては効果的と思ったほどだ。 結果的に松橋監督が「後半セカンドラインを超えて最終ラインに入るところでスピードアップを指示した。1回しかなかったけど、それをしっかり生かしてゼロに守り切った」と言うように、ワンタッチプレーの連続から白井康介のあげた決勝点を守り切ってFC東京が勝点3を手にした。しかし「内容のことより勝点3を取れたことがすべて」という試合であり、前途多難を思わせるFC東京の開幕戦でもあった。 2025.02.17 11:00 Mon4
「立派なスピーチ」「涙腺崩壊」引退セレモニーで駒野も感極まる、本音覗く長男のメッセージに「ヤバい...もらい泣き」
今季限りでの現役引退を発表したFC今治の元日本代表DF駒野友一(41)が感極まった。 和歌山県出身の駒野はサンフレッチェ広島の育成組織から2000年にトップチームに昇格。ジュビロ磐田、FC東京、アビスパ福岡への移籍を経て、2019年には南アフリカ・ワールドカップ(W杯)での恩師、岡田武史氏に誘われるようにして今治へと加入した。 今治のJ3昇格にも貢献したサイドバックへは、今季のホーム最終戦となった13日の第33節AC長野パルセイロ戦後にセレモニーが催された。 盟友の森﨑和幸氏、林卓人(サンフレッチェ広島)、前田遼一氏がサプライズで登場したことも話題となったが、多くのファンの心を揺さぶったのは、「23年間お疲れさまでした」と始まった息子からのメッセージだったのではないだろうか。 「パパが引退すると聞いた時は涙が出ました。パパは僕の一番の憧れのサッカー選手だからです」 「何度失敗しても立ち上がって練習して、パパみたいな努力するサッカー選手になりたいです」 「誰よりもたくさん嬉しいことも、辛いことも乗り越えてきたからこそ、本当にすごいなと改めて感じました」 「だけど、本当は幼稚園生の頃からパパと離れて暮らして寂しかったです。これからはパパと一緒にたくさんサッカーしたり、2人で旅行に行ったり自転車に乗って公園に行ったりしたいです」 憧れのサッカー選手への敬意と、子供としての本音を涙ながらに伝えるメッセージに、駒野も目頭を熱くなった。Jリーグ公式SNSが公開した動画には、「立派なスピーチ」、「涙しか出なかった」、「涙腺崩壊とはこの事か」、「ヤバい…もらい泣き」、「感動」、「泣くに決まってる」などの声が寄せられている。 クラブ、代表を通じて公式戦は700試合以上に出場した鉄人駒野。セカンドキャリアで育成年代の指導者を志すとのことだ。 <span class="paragraph-title">【動画】息子の泣かせるメッセージも…駒野友一の引退セレモニー</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr"> <a href="https://twitter.com/hashtag/2022%E6%98%8E%E6%B2%BB%E5%AE%89%E7%94%B0%E7%94%9F%E5%91%BDJ3%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B0?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#2022明治安田生命J3リーグ</a> 第33節<br> <a href="https://twitter.com/hashtag/ac%E9%95%B7%E9%87%8E%E3%83%91%E3%83%AB%E3%82%BB%E3%82%A4%E3%83%AD?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#ac長野パルセイロ</a><br>ありがとうサービス.夢スタジアム®︎<br><br>駒野選手の引退セレモニーの様子をお届けします<br><br>駒野選手 お疲れ様でしたシーズンラスト1試合、勝利で締め括りましょう<a href="https://twitter.com/hashtag/FC%E4%BB%8A%E6%B2%BB?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#FC今治</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/%E5%B8%86%E3%82%92%E5%BC%B5%E3%82%8C%E5%85%A8%E9%80%9F%E5%89%8D%E9%80%B2?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#帆を張れ全速前進</a> <a href="https://t.co/EDtKtzTFGe">pic.twitter.com/EDtKtzTFGe</a></p>— FC今治 (@FCimabari) <a href="https://twitter.com/FCimabari/status/1591776168067596288?ref_src=twsrc%5Etfw">November 13, 2022</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2022.11.19 21:55 Sat5
