武藤嘉紀、買って2日でスクーターを盗まれる「今は笑えていますが…」

2020.12.07 20:45 Mon
Getty Images
エイバルに所属するFW武藤嘉紀がスペインでのプレーや生活について明かした。スペイン『マルカ』が伝えた。

武藤は、今年9月にニューカッスルからのレンタル移籍でエイバルに加入。MF乾貴士とチームメイトになり、自身初のスペインでのプレーに挑戦した。


ホセ・ルイス・メンディリバル監督は以前から武藤に注目していたと語っており、大きな期待を寄せていたが、第3節から試合に出場し始めるも結果を残せず。なかなか苦しい時期を過ごしていた。
それでも11月30日に行われたラ・リーガ第11節のレアル・ベティス戦では、後半4分に貴重な先制ゴールを記録。自身にとっての移籍後初ゴールを記録していた。

武藤は自身の初ゴールについてスペイン『El Diario Vasco』のインタビューで言及。チームにフィットすることは難しかったと明かした。
「チームがこのような重要な勝利を達成するのに役立ったので、ゴールを挙げることができてとても嬉しいです。今、僕はこの良い瞬間に継続性をもたらせなければなりません」

「ようやくチームにフィットし、自分のポジションを見つけることができたと思います。クラブや国を変えるということは難しく、エイバルの試合での戦術的な側面で役割を担うのに少し時間がかかりました。簡単ではなかったです」

「でも、直近の2試合で僕は自分自身とチームメイトに満足しています」

武藤は慶應大学在学中にFC東京へと入団。2015年7月にマインツへ完全移籍すると、そこでの活躍が認められ2018年8月にニューカッスルへと完全移籍。しかし、プレミアリーグでは苦戦が続き、エイバルへ活躍の場を移した。

武藤は、ブンデスリーガ、プレミアリーグ、そしてラ・リーガと3つのリーグでゴールを決めた最初の日本人となったが、その記録は誇りに思えることだと語った。

「3つのとても競争の激しいリーグで、僕は様々な瞬間を経験しました。全てのリーグで得点できたことは誇りに思います。このリーグで得点することは特に興奮しました。スペインのサッカーで重要なことができる可能性に興奮しています」

その武藤は、チームメイトの乾の存在が非常に大きいとコメント。スペイン語を学ぶ上でも、チームに溶け込む上でも重要な役割を担ってくれたとした。

「タカ(乾貴士)はいつも僕をとても助けてくれて、それは僕にとっておとても重要なサポートでした。チームメイトもたくさん協力してくれます。彼らは僕にとても親切ですし、仕事を簡単にします」

「日本語とは大きく違うので大変な努力が必要ですが、チームメイトとスペイン語でコミュニケーションを取りたいので、一生懸命勉強を続けなければなりません」

その武藤だが、すでにスペインで洗礼を受けたことを告白。まさかの事件に巻き込まるエピソードを明かした。

「今の状況では、僕の生活はトレーニングに行き、スペイン語の教室に行くこと、そして家にいることが減っています。僕は電動スクーターを購入しましたが、2日でそれが盗まれたのには驚きました」

「今は笑えていますが、それは気分の良くない状況でした」

ついにゴールを決めた武藤。ここから先、どこまでゴールを量産するだろうか。

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