ローマ、生え抜きカピターノ流出危機…出場機会減のフロレンツィに国内複数クラブが関心

2019.11.13 15:15 Wed
Getty Images
ローマのイタリア代表MFアレッサンドロ・フロレンツィ(28)が今冬にクラブを去る可能性が出ている。イタリア『ガゼッタ・デロ・スポルト』が伝えている。

ローマ生まれローマ育ちのフロレンツィは2002年からローマに在籍。2011年5月にトップチームデビューを飾った後、2度の左ヒザ重傷に見舞われながらも、これまでローマで公式戦271試合に出場して28ゴール31アシストを記録している。

そして、フランチェスコ・トッティ、ダニエレ・デ・ロッシと2人の重鎮の退団に伴い、今シーズンからは生え抜きのカピターノとして後輩MFロレンツォ・ペッレグリーニと共に新生ローマの未来を託されている。
パウロ・フォンセカ新監督が就任した今シーズンは、体調不良で欠場したカリアリ戦を除きセリエA開幕7試合で先発出場。しかし、イタリア代表DFレオナルド・スピナッツォーラ、元イタリア代表DFダビデ・サントンとの右サイドバックのポジション争いで苦戦を強いられると、ここ数試合はベンチを温める機会が増えている。そして、現時点での立ち位置は右サイドバックの3番手および両ウイングのバックアッパーという位置付けに序列を下げている。

これを受けて、フィオレンティーナやサンプドリア、カリアリといった国内クラブが今冬のレンタル移籍に興味を示しているほか、イタリア代表監督時代にも同選手を重用したアントニオ・コンテ監督率いるインテルが完全移籍での獲得を狙っているようだ。
さらに、リヨンやかつてのチームメートであるFWステファン・エル・シャーラウィを擁する中国の上海申花も獲得に興味を示しているようだ。

ロマニスタはここ数年のメルカートに不満を示しており、トッティ、デ・ロッシの退団に際してクラブサイドに怒りを露わにしている。そのため、両選手に続くカピターノの流出は避けたいところだが…。

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