バレンシア指揮官「チチャリートには加入の意思がある」バチュアイ去就にも言及

2019.01.26 13:50 Sat
Getty Images
バレンシアを率いるマルセリーノ・ガルシア・トラル監督が、ウェストハムに所属しているメキシコ代表FWハビエル・エルナンデス(30)に移籍の意思があると明かしている。スペイン『マルカ』が伝えた。

“チチャリート”ことハビエル・エルナンデスは、2017年夏にレバークーゼンからウェストハムに加入。ところが、元マンチェスター・ユナイテッドFWは昨シーズンはプレミアリーグ28試合8ゴール、今シーズンもここまでプレミア15試合で4ゴールと西ロンドンクラブへの適合に苦しんでいる。

そういった状況からチチャリートが移籍を考慮していることが伝えられており、バレンシアとの個人合意も報じられた。しかし、オーストリア代表FWマルコ・アルナウトビッチに上海上港が接近しているため、ストライカー2人を同時に失いたくないウェストハムが難色を示し始めたともされている。
チチャリートとの交渉について問われたマルセリーノ監督は、ポジティブな内容を口にしつつも複雑な状況にあると語った。

「チチャリートはあまり多くの試合時間を得られていないし、私たちに加わる意思もある。だから選択肢の一つではあるが、状況は複雑だ」
「私たちが自由に起用できるストライカーが3人だけというのは危険だ」

「私が持っている情報は少しだけだ。それはウェストハムがあの選手の売却のみを考えていると示唆しているということだ」

所属するベルギー代表FWミッチー・バチュアイ(25)の去就にも言及。チェルシーからのレンタルで加入し、現在までチームのトレーニングに参加している同選手だが、ここまで公式戦23試合3ゴールと結果を残せず。やはり、退団に向かっているようだ。

「バチュアイの将来がどうなるかは明言できないし、何かしらを除外することはできない。だが、このクラブに残ることはまずないだろうね」

「それ(決断)が単にこのクラブと選手自身に依存しているなら、彼は既にここにいない。だが、選手権利を所有する第三者が関与しているんだ」

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