【Jリーグ移籍情報/12月14日】元セレソンFWレアンドロ・ダミアンが王者川崎Fに加入! G大阪はJ屈指のスプリンターMF田中達也を獲得
2018.12.15 08:00 Sat
▽12月14日付けのJリーグ各クラブにおける移籍動向を一挙にお届け。
12月14日(金)
【J1】
◆川崎フロンターレ
《完全移籍》
FWレアンドロ・ダミアン(29)←インテルナシオナル(ブラジル)
◆湘南ベルマーレ
《期限付き移籍》
GK後藤雅明(24)←ツエーゲン金沢
《期限付き移籍期間延長》
MF神谷優太(21)→愛媛FC
◆ガンバ大阪
《完全移籍》
MF田中達也(26)←ロアッソ熊本
◆セレッソ大阪
《監督就任》
ミゲル・アンヘル・ロティーナ(61)
《契約更新》
MF馬場賢治(33)
【J2】
◆栃木SC
《契約更新》
MF和田達也(24)
◆ジェフユナイテッド千葉
《契約更新》
DF乾貴哉(22)
MF矢田旭(27)
◆東京ヴェルディ
《完全移籍》
GK太田岳志(27)→カターレ富山
◆FC岐阜
《期限付き満了》
DF甲斐健太郎(24)←ガイナーレ鳥取
◆ツエーゲン金沢
《期限付き移籍》
GK後藤雅明(24)←湘南ベルマーレ
◆京都サンガF.C.
《完全移籍》
GK山田元気(23)→レノファ山口FC
◆ファジアーノ岡山
《完全移籍》
GK似鳥康太(22)→いわきFC(東北サッカーリーグ)
◆レノファ山口FC
《完全移籍》
GK山田元気(23)←京都サンガF.C.
◆カマタマーレ讃岐
《契約更新》
MF佐々木渉(22)
《完全移籍》
FW原一樹(33)→ロアッソ熊本
◆愛媛FC
《期限付き期間延長》
MF神谷優太(21)←湘南ベルマーレ
◆アビスパ福岡
《監督就任》
ファビオ・ペッキア(45)
◆V・ファーレン長崎
《昇格》
DF江川湧清(18)←V・ファーレン長崎U-18
《契約満了》
FWファンマ(28)
◆鹿児島ユナイテッドFC
《契約更新》
DF谷口功(27)
◆FC琉球
《監督就任》
樋口靖洋(57)
《契約更新》
DF徳元悠平(23)
【J3】
◆グルージャ盛岡
《完全移籍》
DF麦倉捺木(22)←SC相模原
◆SC相模原
《完全移籍》
DF麦倉捺木(22)→グルージャ盛岡
◆カターレ富山
《完全移籍》
GK太田岳志(27)←東京ヴェルディ
《契約更新》
DF脇本晃成(24)
◆AC長野パルセイロ
《契約更新》
GK阿部伸行(34)
MF明神智和(40)
◆藤枝MYFC
《契約満了》
MF関光博(36)
◆ガイナーレ鳥取
《契約更新》
DF西山雄介(24)
DF井上黎生人(21)
MF上松瑛(27)
《期限付き満了》
DF甲斐健太郎(24)←FC岐阜
◆ロアッソ熊本
《完全移籍》
MF田中達也(26)→ガンバ大阪
FW原一樹(33)←カマタマーレ讃岐
12月14日(金)
【J1】
◆川崎フロンターレ
《完全移籍》
FWレアンドロ・ダミアン(29)←インテルナシオナル(ブラジル)
◆湘南ベルマーレ
《期限付き移籍》
GK後藤雅明(24)←ツエーゲン金沢
《期限付き移籍期間延長》
MF神谷優太(21)→愛媛FC
《完全移籍》
MF田中達也(26)←ロアッソ熊本
◆セレッソ大阪
《監督就任》
ミゲル・アンヘル・ロティーナ(61)
◆大分トリニータ
《契約更新》
MF馬場賢治(33)
【J2】
◆栃木SC
《契約更新》
MF和田達也(24)
◆ジェフユナイテッド千葉
《契約更新》
DF乾貴哉(22)
MF矢田旭(27)
◆東京ヴェルディ
《完全移籍》
GK太田岳志(27)→カターレ富山
◆FC岐阜
《期限付き満了》
DF甲斐健太郎(24)←ガイナーレ鳥取
◆ツエーゲン金沢
《期限付き移籍》
GK後藤雅明(24)←湘南ベルマーレ
◆京都サンガF.C.
《完全移籍》
GK山田元気(23)→レノファ山口FC
◆ファジアーノ岡山
《完全移籍》
GK似鳥康太(22)→いわきFC(東北サッカーリーグ)
◆レノファ山口FC
《完全移籍》
GK山田元気(23)←京都サンガF.C.
◆カマタマーレ讃岐
《契約更新》
MF佐々木渉(22)
《完全移籍》
FW原一樹(33)→ロアッソ熊本
◆愛媛FC
《期限付き期間延長》
MF神谷優太(21)←湘南ベルマーレ
◆アビスパ福岡
《監督就任》
ファビオ・ペッキア(45)
◆V・ファーレン長崎
《昇格》
DF江川湧清(18)←V・ファーレン長崎U-18
《契約満了》
FWファンマ(28)
◆鹿児島ユナイテッドFC
《契約更新》
DF谷口功(27)
◆FC琉球
《監督就任》
樋口靖洋(57)
《契約更新》
DF徳元悠平(23)
【J3】
◆グルージャ盛岡
《完全移籍》
DF麦倉捺木(22)←SC相模原
◆SC相模原
《完全移籍》
DF麦倉捺木(22)→グルージャ盛岡
◆カターレ富山
《完全移籍》
GK太田岳志(27)←東京ヴェルディ
《契約更新》
DF脇本晃成(24)
◆AC長野パルセイロ
《契約更新》
GK阿部伸行(34)
MF明神智和(40)
◆藤枝MYFC
《契約満了》
MF関光博(36)
◆ガイナーレ鳥取
《契約更新》
DF西山雄介(24)
DF井上黎生人(21)
MF上松瑛(27)
《期限付き満了》
DF甲斐健太郎(24)←FC岐阜
◆ロアッソ熊本
《完全移籍》
MF田中達也(26)→ガンバ大阪
FW原一樹(33)←カマタマーレ讃岐
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「サッカーゲームでよくあるやつ」川崎Fのレアンドロ・ダミアンが決めた技ありロングシュートにファンも驚き「ゴールほぼ見てない…」
明治安田生命J1リーグ第5節の1試合が17日にノエビアスタジアム神戸で催され、ヴィッセル神戸vs川崎フロンターレは1-1のドローに終わった。 互角の戦いを演じるなかで、55分にはMF家長昭博が右サイドから上げたクロスにFWレアンドロ・ダミアンがヘディングでネットを揺らしたが、VARの判定により、家長のポジションがオフサイドの判定となり、認められない。 それでも72分、神戸GK前川薫也が自陣中央付近まで飛び出してボールを処理すると、カットを試みたDF谷口彰悟が一気に前線のレアンドロ・ダミアンに配球。ゴールから遠目の位置だが、胸トラップから右足ボレーで狙ったシュートがそのまま吸い込まれていった。 <script src="//player.daznservices.com/player.js#44a12140e3dda008f998a5a1a9.1tybkqliqmgvi1ndbmyxnzxqc3$videoid=gi1zu2ryth951sq8e4or8enhq" async></script> このシーンでもレアンドロ・ダミアンがパスを受けたポジションがオフサイドの判定を受け、再びゴールが認められなかった川崎Fだったが、今度はVARのチェックで判定が覆り、先制に成功した。 試合は神戸DF菊池流帆の劇的ゴールで同点に追いつかれ、1-1の引き分けに終わったものの、レアンドロ・ダミアンの技ありのゴールには、ファンからも「ゲームであるやつ」「ゴールほぼ見てない…」「谷口のダイレクトパスもすごい」「あそこから入るのか」と驚きの声が上がっていた。 相手GKのクリアが中途半端になったところを見逃さずに狙った谷口のパスとレアンドロ・ダミアンのゴールへの嗅覚が詰まったゴール。レアンドロ・ダミアンは今シーズン5試合で5ゴールと得点を量産している。 2021.03.18 13:30 Thu2
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【J1クラブ通信簿/川崎フロンターレ】Jリーグ史上最強チーム、記録ずくめの記憶に残る2冠達成
未曾有のシーズンとなった2020年のJリーグ。新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大を受け、中断による異例の超過密日程、観戦や応援の制限など、多くの困難を乗り越え、すべての日程を終了した。 その中でも、熱戦が続いた2020シーズンのJリーグ。超ワールドサッカー編集部は、J1全18クラブの通信簿(チームMVP、補強成功度、総合評価)をお届けする。 最後は優勝した川崎フロンターレを総括!(評価は「S」が最高、「E」が最低) ◆総合評価【S】 26勝5分け3敗 (勝率76.5%) 88得点31失点 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2020/frontale2020_1_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">©︎J.LEAGUE<hr></div> 2017シーズン、2018シーズンと明治安田J1を連覇した川崎フロンターレにとって、2020シーズンは忘れられないシーズンとなった。そして、それはJリーグの歴史にもしっかりと記録されることとなるだろう。 新型コロナウイルスの感染拡大を受けてどのチームも苦しんだ2020シーズン。過密日程やコンディション調整の難しさなどは、平等とは言い切れないものの、各チームに一定の負担をかけることとなった。 川崎Fにも当然ながら大きな影響を与えた新型コロナウイルスだったが、それを感じさせない圧倒的な強さを見せ続けた。 開幕戦こそサガン鳥栖に0-0のゴールレスドローとなったが、中断明けの第2節から驚異の11連勝を記録。12連勝目を目指した名古屋グランパス戦では敗れ、次のヴィッセル神戸戦でも2-2の引き分けとなったが、第13節の清水エスパルス戦で勝利すると、そのまま連勝を続けJ1新記録の12連勝を達成した。 圧倒的な強さで勝ち点を積み上げ首位を独走していた川崎Fは、11月25日のガンバ大阪戦で5-0と圧勝。4試合を残すJ1最速での優勝を決めた。 この強さは、チームとして同じ方向を向いて戦い続けられたことも大きいが、鬼木達監督が作り上げたチームの賜物。25試合以上の先発選手が6名いるものの、バランスよく選手を起用。どの選手が出場してどういった組み合わせになっても、チームのレベルを大きく下げることなく戦えたことが優勝の要因だろう。 また、特別採用となった5人の交代枠を最も有効に使えたのも川崎Fだった。おおよそのクラブが似たような選手交代を繰り返し、同じタイプの選手を起用するという形を取らざるを得ない中、川崎Fは選手交代によってチームを変化。一気に流れを掴むことも大きかった。 鬼木監督を筆頭に、チームとしての完成度の高さを見せつけた川崎Fは成績も示す通り、Jリーグ史上最強のチームと言っても過言ではない。そして、リーグ2位のガンバ大阪と対戦した新年一発目、元旦の天皇杯決勝でも試合巧者ぶりを見せて2冠を達成。クラブ一筋で支えたバンディエラ・中村憲剛の現役引退に華を添え、全ての国内タイトルを獲得させたシーズンは文句なしの「S」評価だ。 ◆チーム内MVP <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2020/frontale2020_1_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">©︎J.LEAGUE<hr></div> MF三笘薫(23) 明治安田生命J1リーグ30試合出場(先発11試合)/13得点 二桁得点を記録した選手が4名、多くの選手が試合にしっかりと絡み、誰か1人が突出していたわけではない2020シーズンの川崎F。その中で、MVPを決めるのは難しいことだが、インパクトの大きさでMF三笘薫を選出する。 筑波大学から新加入したルーキーの三笘は、シーズン序盤はベンチスタートが多かった。しかし、途中出場でしっかりとゴールという結果を残すと、徐々にスタメンでの出場機会が増えていく。 左ウイングで起用される三笘は独特のリズムで仕掛けるドリブルで、対峙するDFを翻弄。縦にもカットインもできるドリブルは相手DFを混乱に陥らせ、シュートやパスといった攻撃パターンの多さも困らせる要因となった。 14得点を記録したFW小林悠、13得点を記録したFWレアンドロ・ダミアンという強力なストライカーがいることももちろん影響はあるが、どのチーム相手にも三笘は通用することを示した。 終わってみれば新人最多タイの13得点を記録。決定力も備えたアタッカーという武器を手に入れた川崎Fは、さらに進化する可能性がある。三笘自身は2年目のジンクスに打ち当たらず、2020シーズン以上の数字を残してもらいたいものだ。 ◆補強成功度【S】 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2020/frontale2020_1_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">©︎J.LEAGUE<hr></div> 既存選手の活躍も非常に大きかった2020シーズンだが、やはり新加入選手がもたらした効果は大きいと考える。 前述の三笘も新加入選手の1人。圧倒的なパフォーマンスを見せたことはもはや説明不要。三笘の存在が、川崎Fの強さを加速させたことは間違いない。 そして、その三笘と同じ大卒ルーキーだったFW旗手怜央も忘れてはならない。順天堂大学から加入した旗手は、31試合に出場し5得点を記録。旗手の方が三笘よりも多く先発機会を得ていた。 得点数を見れば三笘に大きく離されている旗手だが、ポテンシャルの高さを発揮。シーズン終盤や天皇杯では左サイドバックを務めるなど、プレーヤーとしての幅の広さを見せることとなった。 選手層が厚い川崎Fの前線で勝負するには、やはり得点が求められる。2年目のシーズンはより数字にこだわってプレーしてもらいたい。 そしてこの2人をも凌駕する驚きを見せたのは湘南ベルマーレから獲得したDF山根視来だ。加入当初は硬い動きだったが、右サイドバックとして定着すると持ち前の粘り強い守備と、湘南で鍛えられた運動量をベースにアグレッシブな攻撃参加を披露。シーズンを通して4得点を記録するなど、新たなサイドバックとして君臨した。 2度優勝した時にチームを支えたDFエウシーニョ(現清水エスパルス)とはまた違ったタイプで、同じ右サイドのMF家長昭博のコンビネーションは抜群。ベストイレブンにも選ばれる活躍は圧巻だった。 大卒ルーキーは他にも2名おり、東海学園大学卒のDF神谷凱士と桐蔭横浜大学卒のMFイサカ・ゼインがいたが両者は試合に絡めず。また、セレッソ大阪からきたGK丹野研太も出場機会なし。DFジオゴ・マテウスも3試合の出場に終わったが、3名が優勝に大きく貢献し、重要なピースになったことを評価したい。 2021.01.11 22:30 Mon4
今週のJリーグ的に一番大きな話題の一つはこれで間違いないでしょ?!の巻/倉井史也のJリーグ
そりゃ物事には始まりがあるんだから終わりもあるんですよ。ってのは分かってるんですけどね。残り5試合、鬼木達監督には頑張ってもらおうじゃありませんか。前任者の風間八宏監督から引き継いだのが2017年。そこまでにできた「止める・蹴る」のベースを生かしつつ、「守る」を加えていきなり成績を出しました。 2017年:リーグ戦1位/リーグカップ2位 2018年:リーグ戦1位/ゼロックスカップ2位 2019年:リーグカップ1位/ゼロックスカップ2位 2020年:リーグ戦1位/天皇杯1位 2021年:リーグ戦1位/ゼロックスカップ1位 2022年:リーグ戦2位/フジフイルムカップ2位 2023年:天皇杯1位 って、どんだけタイトル取ってるんですか。でもってこの中でも特筆すべきは2021年。このときも今年と同じ20チーム編成でした。38試合を28勝8分2敗、勝点92得点81失点28で得失点差53というとんでもない成績で終わってるんです。ちなみにこのときの2位は横浜FMで、こちらは勝点79。 これがどれくらいすごいかというのは、現在首位の広島が勝点65だから、残り5試合全部勝っても勝点80なんですよ。横浜FMがそれくらいのラインにいたのに、そこからさらに勝点13上積みしてるんです。そして同じく現在の広島が65得点ですから、川崎の81得点に到達しようと思ったら1試合平均3点取ってもまだ足りない。さらに言えば、28失点は現在J1で最少失点の町田とG大阪が28失点なので、残り5試合全部無失点でやっと失点数は同じ成績ってことになります。 かわいそうだったのは新型コロナウイルスの影響で、2020年の賞金は規定の50パーセント、優勝賞金1億5000万円だったこと。もしもあのとき満額もらえていたら、さらにすごい戦力が整ったのかもしれません。 もっともこの間、川崎にはいい選手も揃っていました。代表クラスで言えば加入したのがこんな選手たちでした。 2017年:田中碧 2018年:守田英正、脇坂泰斗、齋藤学、大久保嘉人 2019年:レアンドロ・ダミアン 2020年:山根視来、旗手怜央、三笘薫 でもって、重要なのはいなくなった選手。 2019年:板倉滉(マンチェスター・シティ) 2020年:三好康児(アントワープ) 2021年:守田英正(サンタ・クララ)、中村憲剛(引退) 2022年:旗手怜央(セルティック)、三笘薫(ブライトン)、田中碧(デュッセルドルフ) 2023年:谷口彰悟(アル・ラーヤン) 2024年:山根視来(ギャラクシー) 10月の日本代表見ていたら11人中5人が元川崎じゃないですか。確かに素材のいい選手も集めてたけど、ちゃんと成長させてたってのが、2006年に引退してすぐにトップコーチの監督になったわけじゃなくて、育成コーチなども経験してきた鬼木監督の功績の一つでもあるんです。 これだけの監督ですからね、引く手数多なのは間違いないでしょう。もしかしたらヨーロッパで指揮、なんてことも想像しちゃいますよ。残念だけどまだJFAのコーチライセンスはUEFAのライセンスと互換性がないけど、もしかしたら来年からできるかも、っていう話もあるんで、そうなったら呼ばれてもおかしくない!! と思いたい!! それにしてもさ、ACLの途中で監督退任って、なんかすごく残念……って思うんですけど、どうかこれから先の監督人生にも幸あってほしいと思う、とても人間のできた監督でした。 2024.10.18 12:15 Fri5