“ペルーの英雄”帰還なるか…W杯ライバル国も嘆願書
2018.05.25 15:40 Fri
▽ドーピング検査で禁止薬物が検出されワールドカップ(W杯)出場が断たれたフラメンゴのペルー代表主将FWホセ・パオロ・ゲレーロ(34)の処分軽減を巡り、各国から署名が寄せられている。スペイン『アス』が報じた。
▽ゲレーロからは、2017年10月に行われたロシアW杯南米予選第17節のアルゼンチン代表戦に出場した後に受けたドーピング検査で、世界アンチ・ドーピング機関(WADA)の禁止リストであるコカインが検出。FIFAは、同年12月8日に1年間の出場停止処分を下したが、ゲレーロ側の控訴により同月22日に処分期間を6カ月に軽減した。
▽この裁定により6月に開幕するロシア・ワールドカップ(W杯)の出場が可能と思われたゲレーロだが、今月14日にスポーツ仲裁裁判所(CAS)が出場停止期間を14カ月に延長すると発表。これによりゲレーロのロシアW杯欠場が決定した。
▽ペルーサッカー連盟(FPF)はこれを受け、FIFAにゲレーロとの会談を要請。ジャンニ・インファンティーノ会長が会談に応じると、ゲレーロはペルーのポピュラーな飲み物である『コカ茶』を飲んだことがコカイン検出の原因になったと釈明した。インファンティーノ会長はゲレーロの釈明を受け入れたものの、今回の処分がFIFAではなくCASの決定であるため、裁定を覆すことはできないと説明。依然として同選手のW杯出場は許可されていない。
▽このことに疑問を覚えた、ペルー代表とグループCで同居するフランス代表、オーストラリア代表、デンマーク代表の主将であるGKウーゴ・ロリス、MFミル・ジェディナク、DFシモン・ケアーは、FIFAに対して処分取り消しを求める共同嘆願書に署名。さらに、『アス』が今回伝えたところではウルグアイ代表の主将DFディエゴ・ゴディン、FWルイス・スアレスも嘆願書に名を連ねるなど、国境を越えて“ペルーの英雄”の帰還を求める声が多く集まっている。
▽ゲレーロからは、2017年10月に行われたロシアW杯南米予選第17節のアルゼンチン代表戦に出場した後に受けたドーピング検査で、世界アンチ・ドーピング機関(WADA)の禁止リストであるコカインが検出。FIFAは、同年12月8日に1年間の出場停止処分を下したが、ゲレーロ側の控訴により同月22日に処分期間を6カ月に軽減した。
▽この裁定により6月に開幕するロシア・ワールドカップ(W杯)の出場が可能と思われたゲレーロだが、今月14日にスポーツ仲裁裁判所(CAS)が出場停止期間を14カ月に延長すると発表。これによりゲレーロのロシアW杯欠場が決定した。
▽このことに疑問を覚えた、ペルー代表とグループCで同居するフランス代表、オーストラリア代表、デンマーク代表の主将であるGKウーゴ・ロリス、MFミル・ジェディナク、DFシモン・ケアーは、FIFAに対して処分取り消しを求める共同嘆願書に署名。さらに、『アス』が今回伝えたところではウルグアイ代表の主将DFディエゴ・ゴディン、FWルイス・スアレスも嘆願書に名を連ねるなど、国境を越えて“ペルーの英雄”の帰還を求める声が多く集まっている。
▽ペルー代表のキャプテンであるゲレーロは、通算32ゴールを奪う同国の歴代最多得点記録保持者。36年ぶりのW杯出場を勝ち取ったチームにとっては、既に“英雄”であり“救世主”になり得る存在だ。
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