アス紙のレアル・マドリ―番選出!! マドリ―・ベスト11は中盤が豪華な顔ぶれ!!
2017.12.22 18:11 Fri
▽23日にリーガエスパニョーラ第17節、レアル・マドリーvsバルセロナの"エル・クラシコ"が開催される。スペインを2分する大一番を前に、『アス』が特集として両チームのオールタイム・ベスト11を選出した。
▽今回、サンティアゴ・ベルナベウで首位のバルセロナを迎え撃つマドリーのベスト11は、同チームの番記者として活躍するトマス・ロンセロ氏が選出した。同氏が選んだバルセロナのベスト11と寸評は以下の通り。
◆レアル・マドリー・オールタイム・ベスト11
GK
イケル・カシージャス
▽エル・クラシコのレジェンド。3シーズン前にベルナベウで行われた一戦は3-1で勝利したが、この試合でメッシとマテューのシュートを上手く防いだ。またカンプ・ノウでの一戦ではチャビのシュートを防いでいる。メモリアルなセーブであり、素晴らしいパフォーマンスを見せた。
DF
フェルナンド・イエロ
▽素晴らしいリーダーシップを発揮し、威厳のある支配者。彼の存在はロス・ブランコスの基本であり、先10年は安定していた。勝利への執念はチームに植え付けられた。しかし、私が観ていた限り、彼はクラシコで一番リラックスしている選手でもあった。
セルヒオ・ラモス
▽彼と言えば、2007年のカンプ・ノウで行われたクラシコだ。マドリ―はこの試合を引き分けで終えたが、その結果リーガのタイトルを獲得している。ラモスはすでにチームの中心選手であり、バルサの選手からも一目置かれる存在だった。
▽クラブ史上、最高の左サイドバックは間違いなくロベルト・カルロスだ。しかしクラシコに限って言えば、カマーチョの勇気と情熱は忘れられない。1974年に行われたベルナベウでの一戦では、ヨハン・クライフをマンマークした。チームも1-0で勝利するなど、カマーチョがクライフを完璧に抑え込んだ結果が表れた。
MF
ピッリ
▽1960年代から70年代にかけてマドリーの中盤を支えてきた。クラシコでは1974年のコパ・デル・レイ決勝で4-0の勝利を収めたのは誇らしい功績だ。さらに彼は中盤の選手ながら、クラシコで多くのゴールを奪っている。
ジネディーヌ・ジダン
▽とても優雅で素晴らしい時代だった。彼はクラシコで常に高いクオリティを見せてきた。チャンピオンズリーグのレバークーゼン戦でみせた伝説的なボレーシュートは誰もが知っている。あれによって、彼には絶対的な地位が与えられた。誇り高い男でもあり、チームのために立ち上がる。また、ベルナベウでみせた、ルイス・エンリケとの対面は忘れられない出来事の一つだ。
ファニート
▽私は1983年のクラシコを決して忘れないだろう。彼とサンティリャーナのゴールにより2-1で勝利したのだ。批判を受けながらもピッチ上ではチームの成功のカギを握る重要な選手だった。特にクラシコでは、特別なモチベーションを持って試合に臨んでいたように思う。そういった彼の情熱が周りに乗り移ったのだ。
ラウール・ゴンサレス
▽永遠のキャプテンであり、誇りと勇気を示してくれた。プジョールでさえも、ラウールを称える程だ。カンプ・ノウでゴールを決めてスタンドを黙らせる。マドリ―のサポーターはそういう場面を見てきた。誰も完全体のラウールを止めることはできない。
FW
アルフレッド・ディ・ステファノ
▽名誉ある素晴らしい人物だ。バルセロナは度々、ブロンドの矢(ディ・ステファノの愛称)に立ち向かったが、もはやそれは競技ではなかった。全てはマドリーに有利に働き、彼が在籍している間に行われたクラシコは完勝だった。彼こそマドリーのレジェンドであり、不屈の精神を示した偉大な人物だ。
クリスティアーノ・ロナウド
▽クラシコのベストプレーヤー。2009年にベルナベウにやってきて以来、本当に多くのゴールを奪ってきた。2011年のコパ・デル・レイ決勝ではホセ・マヌエル・ピントよりもさらに高く飛んだヘディングシュートを決めてカンプ・ノウを黙らせた。バルサにとってはロナウドはまさに悪夢だろう。
フレンツ・プスカシュ
▽1950年代後半から60年代初めにかけて、彼の左足で放った驚異的なドライブシュートが生まれた時、バルセロナですら彼に電話していたという逸話がある。カンプ・ノウデ5-1の勝利を収めた試合では、彼がハットトリックを決めた。マドリ―の人たちの記憶に残っている選手であり、1966年に引退するまでバルセロナを苦しめ続けた。
▽今回、サンティアゴ・ベルナベウで首位のバルセロナを迎え撃つマドリーのベスト11は、同チームの番記者として活躍するトマス・ロンセロ氏が選出した。同氏が選んだバルセロナのベスト11と寸評は以下の通り。
◆レアル・マドリー・オールタイム・ベスト11
GK
イケル・カシージャス
▽エル・クラシコのレジェンド。3シーズン前にベルナベウで行われた一戦は3-1で勝利したが、この試合でメッシとマテューのシュートを上手く防いだ。またカンプ・ノウでの一戦ではチャビのシュートを防いでいる。メモリアルなセーブであり、素晴らしいパフォーマンスを見せた。
フェルナンド・イエロ
▽素晴らしいリーダーシップを発揮し、威厳のある支配者。彼の存在はロス・ブランコスの基本であり、先10年は安定していた。勝利への執念はチームに植え付けられた。しかし、私が観ていた限り、彼はクラシコで一番リラックスしている選手でもあった。
セルヒオ・ラモス
▽彼と言えば、2007年のカンプ・ノウで行われたクラシコだ。マドリ―はこの試合を引き分けで終えたが、その結果リーガのタイトルを獲得している。ラモスはすでにチームの中心選手であり、バルサの選手からも一目置かれる存在だった。
ホセ・アントニオ・カマーチョ
▽クラブ史上、最高の左サイドバックは間違いなくロベルト・カルロスだ。しかしクラシコに限って言えば、カマーチョの勇気と情熱は忘れられない。1974年に行われたベルナベウでの一戦では、ヨハン・クライフをマンマークした。チームも1-0で勝利するなど、カマーチョがクライフを完璧に抑え込んだ結果が表れた。
MF
ピッリ
▽1960年代から70年代にかけてマドリーの中盤を支えてきた。クラシコでは1974年のコパ・デル・レイ決勝で4-0の勝利を収めたのは誇らしい功績だ。さらに彼は中盤の選手ながら、クラシコで多くのゴールを奪っている。
ジネディーヌ・ジダン
▽とても優雅で素晴らしい時代だった。彼はクラシコで常に高いクオリティを見せてきた。チャンピオンズリーグのレバークーゼン戦でみせた伝説的なボレーシュートは誰もが知っている。あれによって、彼には絶対的な地位が与えられた。誇り高い男でもあり、チームのために立ち上がる。また、ベルナベウでみせた、ルイス・エンリケとの対面は忘れられない出来事の一つだ。
ファニート
▽私は1983年のクラシコを決して忘れないだろう。彼とサンティリャーナのゴールにより2-1で勝利したのだ。批判を受けながらもピッチ上ではチームの成功のカギを握る重要な選手だった。特にクラシコでは、特別なモチベーションを持って試合に臨んでいたように思う。そういった彼の情熱が周りに乗り移ったのだ。
ラウール・ゴンサレス
▽永遠のキャプテンであり、誇りと勇気を示してくれた。プジョールでさえも、ラウールを称える程だ。カンプ・ノウでゴールを決めてスタンドを黙らせる。マドリ―のサポーターはそういう場面を見てきた。誰も完全体のラウールを止めることはできない。
FW
アルフレッド・ディ・ステファノ
▽名誉ある素晴らしい人物だ。バルセロナは度々、ブロンドの矢(ディ・ステファノの愛称)に立ち向かったが、もはやそれは競技ではなかった。全てはマドリーに有利に働き、彼が在籍している間に行われたクラシコは完勝だった。彼こそマドリーのレジェンドであり、不屈の精神を示した偉大な人物だ。
クリスティアーノ・ロナウド
▽クラシコのベストプレーヤー。2009年にベルナベウにやってきて以来、本当に多くのゴールを奪ってきた。2011年のコパ・デル・レイ決勝ではホセ・マヌエル・ピントよりもさらに高く飛んだヘディングシュートを決めてカンプ・ノウを黙らせた。バルサにとってはロナウドはまさに悪夢だろう。
フレンツ・プスカシュ
▽1950年代後半から60年代初めにかけて、彼の左足で放った驚異的なドライブシュートが生まれた時、バルセロナですら彼に電話していたという逸話がある。カンプ・ノウデ5-1の勝利を収めた試合では、彼がハットトリックを決めた。マドリ―の人たちの記憶に残っている選手であり、1966年に引退するまでバルセロナを苦しめ続けた。
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バルサ育ちがガリシアの地で完全覚醒。バルセロナDFクンデやソシエダDFアランブル、ラージョDFラティウ、エスパニョールDFエル・ヒラリと今季前半戦は右ラテラルの活躍が光ったが、セルタで攻守に躍動したミンゲサを選出。バルセロナ時代にはディフェンスラインの便利屋という印象にとどまったが、今季のセルタでは左右のサイドバックとウイングバックを主戦場に2ゴール5アシストを記録。ビルドアップへの貢献度を含め、攻撃面において完全に殻を破った。すでに国内外の強豪クラブが関心を示しており、その去就にも注目が集まる。 DF ダニ・ビビアン(25歳/アスレティック・ビルバオ) 出場試合数:16(先発:14)/得点数:2 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 今季も抜群の安定感誇るディフェンスリーダー。昨季に完全に一本立ちした25歳は、屈強なフィジカルを武器に対人守備で無類の強さ。加えて、昨季の経験によって攻守両面で判断の質、ポジショニング、プレーの安定感が増しており、味方へのコーチングを含めてますますリーダーらしい存在感を放った。マドリー戦ではムバッペを完璧に封じ込んだのも印象的だった。 DF アントニオ・リュディガー(31歳/レアル・マドリー) 出場試合数:19(先発:18)/得点数:0 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> エル・ブランコの屋台骨支える。ディフェンスラインのマルチロールだったナチョの退団に加え、今季もミリトン、カルバハルが長期離脱となったマドリーのディフェンスラインでフル稼働。チュアメニやルーカス・バスケスとビッグマッチにおいて脆さを見せる相棒たちを見事にカバー。ムバッペの加入でより攻撃偏重なチームにおいて1試合平均1失点でとどまっている最大の要因は地対空で無類の強さをみせ、要所での気の利いたカバーリングを見せるドイツ代表の存在が非常に大きい。 DF ミゲル・グティエレス(23歳/ジローナ) 出場試合数:18(先発:18)/得点数:1 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> チーム苦戦の中で個人としては充実の前半戦。今季もミチェル監督仕込みの攻撃的なポジショナルプレーにおいて偽SB以上にフレキシブルな役割を担い、ピボーテやインテリオールとしてもプレー。昨季に比べて前線の質がやや低下し、1ゴール4アシストの数字にとどまったが、高精度のクロスやキーパスでその数字以上のチャンスを演出し続けている。 MF ラミン・ヤマル(17歳/バルセロナ) 出場試合数:16(先発:14)/得点数:5 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw6.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 17歳の怪物がトップ・オブ・トップの領域に。今季の前半戦では過密日程の疲労や細かいケガがありながらも、5ゴール10アシストを記録。レヴァンドフスキ、ハフィーニャとの最強ユニットでリーグダントツの51ゴールを挙げた攻撃陣を牽引。クンデの絶妙な後方からの支援を受けつつ、攻撃面では異次元の輝きを放っており、複数人にマークされながらも局面を打開。ときおり若さゆえのセルフィッシュな姿を見せる場面もあるが、視野や判断、オフ・ザ・ボールの向上によってコンプリートアタッカーに成長している。 MF フェデリコ・バルベルデ(26歳/レアル・マドリー) 出場試合数:19(先発:19)/得点数:5 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw7.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 躍動続けるエル・ブランコの新8番。クロースの背番号を継承し、気持ち新たに臨んだシーズンでより責任感を増したウルグアイ代表はピボーテにインテリオール、ときに右のラテラルでも起用され、チームのために献身。ベリンガムとともに前がかりなチームを守備で支えつつ、5ゴール2アシストを記録。“バルベルデ砲”と称される強烈なミドルシュートは、チームの窮地や勝負所で決まる場面が多く、勝負強さを含めてマドリーの前半戦ベストプレーヤーと言える活躍だった。 MF ペドリ(22歳/バルセロナ) 出場試合数:19(先発:17)/得点数:4 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw8.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 多くのケガを乗り越えて天才が完全復活。近年はピッチに出れば活躍を見せるものの、度重なるケガで稼働率の問題を抱えてきたが、今季は前半戦全試合に出場。試行錯誤のコンディション調整がようやく実を結び、離脱期間に集中して取り組んだウエイトトレーニングは主に守備面で力強さをもたらし、チーム事情で主戦場はインテリオールやトップ下からピボーテに変化。そのぶんボールに絡む機会が増えてゲームメイカー、リンクマンとして質の高い仕事を見せつつ、前半戦だけで4ゴールを記録。キャリアハイの6ゴール更新は確実か。 MF ハフィーニャ(28歳/バルセロナ) 出場試合数:19(先発:18)/得点数:11 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw9.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 新生バルサの象徴の一人に。昨季終了時点では換金対象の一人と目されたが、フリック監督の信頼を得て開幕から絶対的な主力に加え、テア・シュテーゲンら不在のなかで多くの試合でゲームキャプテンも務めた。左ウイングを主戦場に11ゴール8アシストとゴール関与数では前半戦リーグトップに輝くなど、圧巻の輝きを放った。さらに、元々定評がある運動量を武器に、守備面でもハイプレスに献身的なプレスバックとチームのために身を粉にして働く姿は、多くのクレから称賛を浴びている。 FW ロベルト・レヴァンドフスキ(36歳/バルセロナ) 出場試合数:18(先発:18)/得点数:16 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw10.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 恩師との再タッグで完全復活。加入2年目となった昨季は19ゴールを挙げるも、シーズンを通して安定感を欠いたが、今季はバイエルン時代に指導を受けたドイツ人指揮官の下で完全復活。ヤマル、ハフィーニャの両翼に加えて、配球力に優れるセンターバックコンビなどチーム全体でビルドアップ、チャンスメークの質が上がったなかで、よりボックス付近での仕事に集中できる環境が整えられて本領を発揮。ここまで16ゴールと2位以下に5点以上の差を付けてピチーチレースを独走。ケガさえなければ、1年目の23ゴールを更新し、自身初のピチーチ獲得は濃厚だ。 FW アントワーヌ・グリーズマン(33歳/アトレティコ・マドリー) 出場試合数:19(先発:17)/得点数:7 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw11.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 前半戦のMVP。11ゴール3アシストを記録した昨季に比べて7ゴール4アシストと数字は劣るものの、前線と中盤で多くの役割をこなすなど、その数字以上のインパクトを残した。フランス代表引退によってコンディションも維持できており、セルロートやアルバレスとの連携も深まりつつある後半戦ではさらなる躍動で、アトレティコを優勝へ導けるか。 2025.01.18 18:31 Sat4
日本人が目指すべきCB像、“希少なバロンドーラー“ファビオ・カンナバーロ
サッカー界においてなかなか評価がされないのが守備的な選手。勝利に貢献する派手なゴールを決める攻撃的な選手はわかりやすい活躍の指標が存在するが、なかなかディフェンダーは評価が得にくい。 もちろん、これまでのサッカー界で高く評価されたディフェンダーは多々いるが、世界年間最優秀選手に贈られる「バロンドール」では3人のみが受賞。元西ドイツ代表DFのフランツ・ベッケンバウアー氏と、元東ドイツ代表DFマティアス・ザマー氏、そして元イタリア代表DFファビオ・カンナバーロ氏の3人しかいない。 DFとして最後に受賞したのが2006年のカンナバーロ氏だが、ベッケンバウアー氏やザマー氏はリベロのポジションを務めており、中盤でのプレー機会も多かった選手たち。一方で、カンナバーロ氏は、純粋にセンターバックを務めており、DFとして最初の受賞者と言っても良い存在だ。 イタリア代表のキャプテンとしてドイツ・ワールドカップ(W杯)を優勝した功績が認められたカンナバーロ氏。現役時代のキャリアで多くのタイトルを獲得しているが、縁がなかったのがチャンピオンズリーグ(CL)だ。 <span class="paragraph-title">◆記録よりも記憶に残るプレーヤー</span> 現役時代はナポリでキャリアをスタートさせたカンナバーロだが、クラブの財政難により放出。パルマへと移籍する。 このパルマでは、GKジャンルイジ・ブッフォンやDFリリアン・テュラムらと強固な守備陣を形成。“ミラクル・パルマ“とも呼ばれ、カンナバーロも2度のコッパ・イタリア優勝や、UEFAカップ(現ヨーロッパリーグ)での優勝を経験した。 中田英寿ともチームメイトとしてプレーした中、セリエAのスクデット獲得には至らずに2002年8月にインテルへと移籍。しかし、インテルでは監督との確執もあり出番が減り、2004年8月にユベントスへと完全移籍する。 すると、パルマ時代の同僚であったブッフォンとテュラムと再びチームメイトに。2004-05シーズンに見事スクデットを獲得する。しかし、このスクデットは2006年に発覚したカルチョ・スキャンダルといわれた一連の八百長事件の影響で剥奪に。結果、カンナバーロはスクデットも獲得していないこととなった。 チームはセリエBに降格処分となり、カンナバーロはレアル・マドリーへと完全移籍。そこでも本領を発揮すると、難しい中で行われたドイツW杯で優勝。前述のバロンドールも受賞することとなると、FIFA年間最優秀選手賞も受賞した。 マドリーではラ・リーガ連覇を果たすなどしたが、再びユベントスに復帰。その後は、アジアでプレーし引退した。 ビッグクラブに在籍を続けていたカンナバーロだったが、実はタイトル獲得数は多くない。クラブキャリアではわずか7個。そこにW杯が加わり8つと、イメージよりは少ないのではないだろうか。 <span class="paragraph-title">◆縁がないチャンピオンズリーグ優勝</span> そのカンナバーロだが、ことCLとなるとより縁遠くなる。インテル移籍後は毎シーズン出場はしていたが、チームとしての成績は良くなく、最高がベスト4止まりだった。 今でこそ、マドリーやユベントスはタイトルを多く獲得し、マドリーは近年CLを何度も制しているが、ちょうど“銀河系“を形成していたカンナバーロが在籍していた時代は過渡期。2000年から2010年まではラ・リーガも4度の優勝に留まっており、CLも2001-02シーズンを最後に11年間獲れなかった。 最もビッグイヤーに近づいたのは、インテル在籍時の2002-03シーズン。準決勝に駒を進めると、決勝進出を懸けた相手はライバルのミラン。2試合とも引き分けに終わったが、アウェイゴール差で僅かに敗れて敗退した。 その後は、ユベントス時代に2度ベスト8、マドリー時代に2度ベスト16まで勝ち上がっているが、それ以上は進めず。ビッグイヤーを掲げていないどころか、決勝の舞台にすら立ったことがなく、最も意外な選手の1人と言っても良い。 <span class="paragraph-title">◆タイトルは少なくとも才能は抜群</span> 目に見えたタイトルというものにはあまり恵まれていないキャリアのカンナバーロ。そのため、ワールドカップの優勝とバロンドール受賞が輝いて見える。 ただ、ピッチ上で見せるパフォーマンスの評価、そして持ち合わせた才能は世界屈指と言われている。 なんといっても、センターバックとしては身長175cmと小柄。体格に勝るヨーロッパではもちろんのこと、日本で考えても175cmのセンターバックはあまりいないタイプだ。 しかし、持って生まれた強靭な肉体が身長のハンデを埋めることに。まず一対一の守備力が抜きん出ており、相手との競り合いに負けないほか、身長を補う高いジャンプ力を武器としていた。 どんなストライカー相手でも、空中でも地上でも抜かせないという守備力は一級品だが、カンナバーロの真骨頂は守備をする前のパフォーマンスだ。 最も優れているとされたのがポジショニング。相手との競り合いに負けないフィジカルも素晴らしいが、相手よりも優位なポジションを先読みして取ることで、そもそも勝負の前に勝っているのだ。 一対一の勝負もさることながら、簡単にボールを奪い切る能力は抜きん出ている。 そしてもう1つが抜きん出た統率力。センターバックとして周りの選手にコーチングして相手を追い込んだり、優位なポジションを取ったりすることができる。これは、「カテナチオ」と言われるイタリアの堅い守備には欠かせず、ドイツW杯を制した際にもこの点は非常に評価された。チームのパフォーマンスを引っ張り上げる彼の力は、タイトルの数に関係なく、最後まで高く評価され続けた。 日本人と変わらない体格で世界と渡り合ったカンナバーロ。お手本とすべき選手の1人とも言えるだろう。 <div id="cws_ad"><hr>イタリア代表で活躍し、“カテナチオ“戦術の中心としても活躍したファビオ・カンナバーロが大人気スポーツ育成シミュレーションゲーム『プロサッカークラブをつくろう!ロード・トゥ・ワールド』(サカつくRTW)に登場!<br/><br/>現役時代に魅せたプレーが『サカつくRTW』でも再現。是非一度チェックしてみよう。<a href=“https://ryan.onelink.me/C7cD/awagt0va” target=“_blank”><div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2022/sega20220713.jpg" style="max-width:100%;"></div></a></div> <span class="paragraph-title">【動画】相手を封殺!カンナバーロの闘志溢れるユベントス時代のディフェンス集</span> <span data-other-div="movie"></span> <div class="dugout-video dugout-embed-eyJrZXkiOiJsdGt2Y1FHSiIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0="></div><script type="text/javascript" src="https://embed.dugout.com/v3.1/ultrasoccer.js"></script> <div id=“cws_ad”><hr>イタリア代表で活躍し、“カテナチオ“戦術の中心としても活躍したファビオ・カンナバーロが大人気スポーツ育成シミュレーションゲーム『プロサッカークラブをつくろう!ロード・トゥ・ワールド』(サカつくRTW)に登場!<br/><br/>現役時代に魅せたプレーが『サカつくRTW』でも再現。是非一度チェックしてみよう。<a href=“https://ryan.onelink.me/C7cD/awagt0va” target=“_blank”><div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2022/sega20220713.jpg" style="max-width:100%;"></div></a></div> 2022.07.13 21:30 Wed5