「完全に支配していた」天敵下したリバプールがCL5連勝、スロット監督は会心の勝利喜びつつ「グループステージで浮かれはしない」

2024.11.28 09:55 Thu
CL5連勝を飾ったリバプールのアルネ・スロット監督
Getty Images
CL5連勝を飾ったリバプールのアルネ・スロット監督
リバプールアルネ・スロット監督が、チャンピオンズリーグ(CL)での会心の勝利を喜んだ。クラブ公式サイトが伝えている。27日、リバプールはCLリーグフェーズ第5節でレアル・マドリーと対戦。開幕から4連勝と絶好調のチームは、2度のCLファイナルを含めここ8戦未勝利(1分け7敗)の天敵をホームに迎えての試合となった。

前半からテンションの高い入りを見せると、いくつかのビッグチャンスを作りながらもGKティボー・クルトワの好セーブに防がれ、0-0のままハーフタイムへ。後半も変わらずリバプールが攻勢を続けると、52分にアレクシス・マク・アリスターコナー・ブラッドリーとのパス交換から冷静にシュートを流し込み先制点を記録した。
その後、アンドリュー・ロバートソンのファウルによってPKを献上するも、GKクィービーン・ケレハーがビッグセーブ。リバプールもモハメド・サラーのPK失敗があったが、76分にコーディ・ガクポのゴールでリードを広げると、最後まで失点を許さず2-0で勝利した。

天敵相手に9戦ぶりの白星を挙げたリバプールはこれでCL5連勝。決勝トーナメント進出にも大きく近づく結果となった勝利についてスロット監督は、まだ課題はあるとしつつチームのパフォーマンスを称えている。
「(パフォーマンスについて)見ていて非常に気に入るものだった。もちろん、すべてが良いわけではない。前半は何度かチャンスを作りつつコントロールできていたと思うが、まだ少しずさんなところもあった。簡単にボールを失ったり、強引に攻めすぎたりしていたと思う」

「私は『もっと我慢して、無理にボールを奪うのではなく隙を伺うようにしよう』と言った。ハーフタイム後の最初の7分間は、我々が完全に支配していたと思う。相手は敵陣に入ることすらできていなかった」

「試合に勝つのは常に良いことだ。特にこのようなビッグゲームでは、質の高い多くの選手たちと対峙することになるからね。ただ、CLの現時点でこうした勝利がどれほど重要か判断するのは難しい。ベスト16や準々決勝、あるいはどこかでまた彼らと対戦し、そして倒すことができれば、それは今回より大きな声明になる。もちろん、間違いなくこの勝利に満足はしているがね」

「(ブラッドリーについて)彼にとっても、彼の家族にとっても、我々にとっても嬉しい。アカデミー出身の選手がこれだけ活躍するのは、とても嬉しいことなんだ。彼だけでなく、今日はケレハーもカーティスも素晴らしかった」

「おそらく全員が傑出していたが、チームに3人のアカデミー出身選手がいて、あれだけの活躍をするというのは、アカデミーに対する大きな賛辞だろう。コナーは良くやった。昨シーズンもそうだったし、今シーズンもトレーニングや試合で見せてくれている。だから、彼にとってはとても素晴らしいことだ」

「(チームの変化について)それほど大きく変わったとは思わない。長い間ここにいる選手たちは、決勝戦を戦うことや、ヨーロッパの偉大なチームと肩を並べることに慣れているんだ。このチームは常にそういった場所にいた」

「この2年間は、これまでの数年間と少し違っていたかもしれない。とはいえ、まだ5試合しか消化しておらず、新しいフォーマットの大会だ。現状に満足はしているが、グループステージの試合で勝ったからといって浮かれてはいない。このクラブが求めているのは、グループステージでの勝利だけではないんだ」

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サラー2発で善戦セインツとのシーソーゲーム制したリバプールが3連勝! 終盤に日本人対決実現も菅原由勢は痛恨PK献上…【プレミアリーグ】

プレミアリーグ第12節、サウサンプトンvsリバプールが24日にセント・メリーズ・スタジアムで行われ、アウェイのリバプールが2-3で勝利した。サウサンプトンのDF菅原由勢は77分から途中出場、リバプールのMF遠藤航は90分から途中出場した。 絶好調の首位リバプールは週明けにチャンピオンズリーグ(CL)のレアル・マドリー戦、次節にマンチェスター・シティ戦とビッグマッチ連戦を控えるなか、最下位のサウサンプトンと対戦した。前節アストン・ビラとの強豪対決を2-0で制したスロットのチームはインターナショナルマッチウィーク明け初戦で先発3人を変更。負傷のアレクサンダー=アーノルドの代役にブラッドリー、マク・アリスターとルイス・ディアスの南米予選帰りの2選手に代わってソボスライ、ガクポを起用した。 対するセインツは前節、ウォルバーハンプトンとの下位対決に0-2で敗れてリーグ連勝を逃した。首位相手に勝ち点奪取を狙ったホームゲームでは日本代表帰りの菅原が3試合連続でベンチスタートとなった。 [5-4-1]の後ろ重心でリバプールの攻撃を受け止める形となったセインツだが、開始5分にはマテウス・フェルナンデスのミドルシュートで両チームを通じたファーストシュートを記録。しかし、リバプールも直後の6分にはソボスライのお膳立てからサラーがボックス右でシュートを放ち、素早いリアクションを示した。 以降は最前線のオヌアチュの懐深いボールキープも活かしながらホームチームが狙いを持った戦いを見せるが、地力で勝るアウェイチームが徐々に押し込んでいく。そして、高精度のクロスやミドルレンジのシュートを軸にサラー、ガクポらがゴールに迫っていくが、ベテランGKマッカーシーの再三の好守に阻まれる。 しかし、30分にはシュートキャッチしたGKマッカーシーが近くの味方に繋いだところにカーティス・ジョーンズが圧力をかけてダウンズのパスミスを誘発。ボックス中央でカットしたソボスライが絶妙な左足コントロールシュートをゴール左隅に流し込み、待望の今季リーグ戦初ゴールとした。 ミスから失点したセインツもすぐさま反撃。失点直後にセットプレーの二次攻撃から右サイドで細かく繋ぎ、最後はボックス中央のダウンズがうまくDFを外して右足シュートを枠に都バスが、ここはGKケレハーの好守に遭う。 その後、ハムストリングを痛めたララナに代えてアリボのスクランブル投入を余儀なくされたセインツだったが、40分にはディブリングの果敢な仕掛けがボックスギリギリの位置でのDFロバートソンのファウルを誘ってPKを獲得。キッカーのアームストロングの中央を狙ったシュートはGKケレハーの残した足にセーブされるが、こぼれ球を自ら流し込んで同点に追いついた。 これで息を吹き返したホームチームは完全にイーブンな攻防をみせ、1-1のスコアで前半を終えた。 互いにハーフタイムに修正を施したなか、立ち上がりにはセインツにアクシデント発生。初先発で存在感を示したオヌアチュが筋肉系のトラブルかプレー続行不可能に。52分にウゴチュクの投入を余儀なくされた。 しかし、前半のララナ負傷と同様にこのアクシデントの直後にゴールが生まれる。56分、自陣深くでリバプールの攻撃を撥ね返してからのロングカウンターで右サイドのスペースに抜け出したディブリングが絶妙な斜めのスルーパスを供給。アームストロングは自らフィニッシュには至らずも、DFを引き付けてボックス中央に走り込むマテウス・フェルナンデスに繋ぐと、左足シュートがゴール左隅に決まった。 鮮やかなカウンターに沈んで逆転を許したリバプールはややバタつくなかで62分に2枚替えを敢行。ガクポとジョーンズを下げてディアス、マク・アリスターを同じポジションに入れた。 すると、交代直後の65分には中盤のグラフェンベルフのフィードにオフサイドぎりぎりで抜け出したサラーが、GKマッカーシーに寄せられる寸前で左足でコントロールしようとしたボールがそのままゴールへ向かい運良くラインを割って同点ゴールとなった。 2-2の振り出しに戻して俄然勢いを見せる首位チームは畳みかける。ロバートソンの正確な左CKをディアスがドンピシャのヘッドで合わしてGKマッカーシーを脅かすと、球際での優位性を活かして波状攻撃。ディアスやマク・アリスターが際どいシュートを浴びせかけていく。 これに対して防戦一方のセインツは77分に最後の交代機会でアーチャーと菅原を同時投入。だが、結果的にこの交代策が裏目に出た。 81分、ボックス手前のサラーが左足インスウィングで入れたクロスをファーで処理しようとした菅原の胸に当たったボールが体から離れていた右手に直撃。このプレーでリバプールにPKが与えられると、キッカーのサラーが強烈なシュートを左隅に突き刺し、逆転となる今季リーグ戦10ゴール目となった。 エースの連続ゴールで勝ち越したリバプールだが、攻撃の手を緩めることなくトドメの4点目を奪うべく攻勢を継続。サラーがボックス内で2度のビッグチャンスを迎えたが、ハットトリック達成とはならず。この展開を受け、90分にはヌニェスを下げて“クローザー”の遠藤を投入した。 8分が加えられた後半アディショナルタイムの最終盤の攻防ではリバプールが冷静にセインツの攻撃を撥ね返し続け、2-3のスコアのままタイムアップを迎えた。 この結果、エースの2ゴールで善戦セインツとのシーソーゲームを制したリバプールがリーグ3連勝を達成し、次節シティとの頂上決戦を8ポイント差で迎えることになった。 サウサンプトン 2-3 リバプール 【サウサンプトン】 アダム・アームストロング(前42) マテウス・フェルナンデス(後11) 【リバプール】 ドミニク・ソボスライ(前30) モハメド・サラー(後20、後38[PK]) <span class="paragraph-title">【動画】サラー同点弾にセインツの圧巻ロングカウンター!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">フラーフェンベルフの後方からのパスを<br>サラーが抜群のスピードとタッチで<br>リヴァプール同点<br><br>プレミアリーグ 第12節<a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%82%B5%E3%82%A6%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%97%E3%83%88%E3%83%B3?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#サウサンプトン</a> v <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%AA%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%97%E3%83%BC%E3%83%AB?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#リヴァプール</a><br><br><a href="https://t.co/RQUF2JreQA">https://t.co/RQUF2JreQA</a> <a href="https://t.co/Y1O2LDDwIo">pic.twitter.com/Y1O2LDDwIo</a></p>&mdash; U-NEXTフットボール (@UNEXT_football) <a href="https://twitter.com/UNEXT_football/status/1860708412331594171?ref_src=twsrc%5Etfw">November 24, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">リヴァプールのお株を奪う<br>ロングカウンター炸裂<br>マテウス・フェルナンデスの<br>セインツ加入後初ゴールで<br>逆転に成功<br><br>プレミアリーグ 第12節<a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%82%B5%E3%82%A6%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%97%E3%83%88%E3%83%B3?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#サウサンプトン</a> v <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%AA%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%97%E3%83%BC%E3%83%AB?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#リヴァプール</a><br><br><a href="https://t.co/RQUF2JreQA">https://t.co/RQUF2JreQA</a> <a href="https://t.co/Hlu9FPDvY4">pic.twitter.com/Hlu9FPDvY4</a></p>&mdash; U-NEXTフットボール (@UNEXT_football) <a href="https://twitter.com/UNEXT_football/status/1860706156697825544?ref_src=twsrc%5Etfw">November 24, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.11.25 01:06 Mon
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レアルFWヴィニシウスが左ハムストリング負傷…全治3週間、CLリバプール戦で不在に

レアル・マドリーは25日、ブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールの負傷を報告した。 クラブのメディカルサービスが検査した結果、左足の大腿二頭筋の負傷と診断。マドリーは経過観察中と伝えているが、スペイン『アス』によると、3〜4週間の離脱が見込まれている。 ヴィニシウスは24日に行われたラ・リーガ第14節のレガネス戦にフル出場。フランス代表FWキリアン・ムバッペの先制点をアシストした。 今後3週間はエースを欠くことになったマドリー。『アス』は27日に行われるチャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第5節のリバプール戦から12月14日に行われるラ・リーガ第17節のラージョ・バジェカーノ戦まで6試合ほどの不在を予想している。 12月18日にドーハで行われるインターコンチネンタルカップ決勝が復帰目標。マドリーは欧州王者として新設の大会に臨む。 ヴィニシウスはクラブの発表を引用する形で、Xにメッセージを投稿。「狂気のカレンダーだ。回復する!」と過密日程に言及した。 <span class="paragraph-title">【動画】レガネス戦では鋭い抜け出しからムバッペの先制点アシスト</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="MvKbkYg3w3s";var video_start = 146;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.11.25 22:03 Mon

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