【ELリーグフェーズ第1節プレビュー】新フォーマットのEL開幕! 久保に毎熊、町田が初戦から出場へ
2024.09.25 19:20 Wed
ヨーロッパリーグ(EL)リーグフェーズが9月25日に開幕する。強豪クラブや日本人選手所属クラブを中心に初戦の展望を紹介していく。
▽9/25(水)
《25:45》
AZ vs エルフスボリ
ボデ/グリムト vs ポルト
《28:00》
ディナモ・キーウ vs ラツィオ
ミッティラン vs ホッフェンハイム
ガラタサライ vs PAOK
マンチェスター・ユナイテッド vs トゥベンテ
ニース vs レアル・ソシエダ
ルドゴレツ vs スラビア・プラハ
アンデルレヒト vs フェレンツヴァーロシュ
▽9/26(木)
《25:45》
フェネルバフチェ vs サン=ジロワーズ
マルメ vs レンジャーズ
《28:00》
アヤックス vs ベシクタシュ
ローマ vs アスレティック・ビルバオ
フランクフルト vs ビクトリア・プルゼニ
FCSB vs RFS
リヨン vs オリンピアコス
ブラガ vs マッカビ・テルアビブ
トッテナム vs カラバフ
◆久保に毎熊、町田が初戦
今回のリーグフェーズにはレアル・ソシエダのMF久保建英、AZのDF毎熊晟矢、サン=ジロワーズのDF町田浩樹、アンデルレヒトのFW後藤啓介の日本人4選手が出場する。なお、ラトビアのRFSに所属するMF永澤海風は登録外となっている。
対戦相手のニースはファリオーリ監督のアヤックス引き抜きによって、前RCランスのエズ新監督の下で試行錯誤の序盤戦を過ごすが、直近のサンテチェンヌ戦では8-0という驚愕のスコアで勝利するなど勢いに乗っており、現状のソシエダにとっては厳しい初戦となりそうだ。スタメン起用が見込まれる久保は前節のバジャドリー戦で[4-3-1-2]のトップ下でプレーしており、起用法を含めてそのプレーに注目したい。
セレッソ大阪からAZに加入した毎熊はこれが自身初のヨーロッパコンペティション出場となり、この初戦ではスウェーデンのエルフスボリをホームで迎え撃つ。サウサンプトンに旅立ったDF菅原由勢の後釜として加入した新天地ではエールディビジ開幕から全試合にスタメン出場。5勝1分け無敗でリーグ2位に位置する好調チームの右サイドバックの主軸を担う。欧州の実績では格下と言える相手に主導権を握る展開が想定されており、日本代表DFにはゴールやアシストといった目に見える結果を期待したいところだ。
2シーズン連続の参戦となる町田は、昨季のカンファレンスリーグ(ECL)のラウンド16で敗れた因縁の相手であるフェネルバフチェといきなりの再戦。今夏はステップアップ願望を明かしながらも最終的にチーム残留が決まった27歳DFは、今季も開幕から公式戦全試合に出場とディフェンスラインの要を担う。今冬あるいは来夏の移籍実現のために今回のELを良きアピールの場としたい。
昨季の対戦で敗れたトルコの強豪は世界屈指の名将であるモウリーニョ監督を招へい。前線にはFWジェコにMFタディッチ、FWサン=マクシマン、FWエン=ネシリら実績十分の多士済々の面々が揃っており、町田ら守備陣の出来がカギを握る。とりわけ、フェネルバフチェは直近のガラタサライとのダービーで完敗しており、今回のホームゲームでは並々ならぬモチベーションで襲い掛かってくるはずだ。
アンデルレヒトの後藤はリーグフェーズの登録メンバーに名を連ねているが、リザーブチームのRSCAフューチャーズでプレーしており、ファーストチームデビューは果たしておらず、現時点でプレーする可能性は低い。
◆ユナイテッドにスパーズ、ローマらが参戦
今大会の優勝候補であり、奇しくも今週末のプレミアリーグで直接対決を控えるマンチェスター・ユナイテッドとトッテナムはそれぞれトゥベンテ、カラバフをホームで迎え撃つ。
今夏の積極補強によって言い訳ができない就任3年目のテン・ハグ率いる赤い悪魔だが、2勝1分け2敗とスタート奪取に失敗。直近ではサウサンプトン、バーンズリー相手に公式戦2試合10ゴールの連勝で復調気配を示すも、直近のクリスタル・パレス戦では0-0のドロー。波に乗れない状況が続く。指揮官の母国リーグで4位に位置するトゥベンテは決して侮れぬ相手だが、しっかりと勝ち切って勝ち点で並ぶスパーズとのビッグマッチに弾みを付けたい。
一方、ポステコグルー体制2年目のトッテナムもリーグ戦2勝1分け2敗と厳しい船出に。ユナイテッドに比べて全体的なパフォーマンスは悪くないものの、決定力不足と勝負弱さによって勝ち点を取りこぼしている印象が強い。それでも、直近のコヴェントリー戦、ブレントフォード戦では苦戦した内容の中でしぶとく勝ち切っており、その良い流れを継続したい。なお、次節のユナイテッド戦は対戦相手に比べて準備期間が1日に少なるため、このカラバフ戦ではターンオーバーを行う可能性が高そうだ。
近年、ECLやELで優勝争いのメインキャストを担うローマは、昨季のコパ・デル・レイ王者であるアスレティック・ビルバオとの初戦に臨む。開幕4戦未勝利にクラブ内部のごたごたでデ・ロッシ前監督の電撃解任、スルークCEOの電撃辞任と混迷極まるジャッロロッシ。それでも、ユリッチ新監督の初陣となった前節は首位のウディネーゼにホームで3-0の完勝。今季初白星を挙げて新体制の初陣を飾った。これでひとまず仕切り直しとなったが、エバートン買収が決定したフリードキン・ファミリーへの反発は依然として強く、ラ・リーガで3位に位置する難敵相手の白星発進で少なくともピッチ上では良い流れを継続したいところだ。
その他ではアヤックスvsベシクタシュの名門対決、昨季のECL王者オリンピアコスのリヨンとの初陣、ディナモ・キーウvsラツィオ辺りも注目に値する好カードとなっている。
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2024-25シーズンからレギュレーションが変更となり、32チーム制から36チーム制に変更され、グループステージが廃止。代わってリーグフェーズが行われ、ホームとアウェイで4試合ずつ、8チームとの対戦を行う。36チームは全チームが同じ順位表で争い、上位8チームがラウンド16に進出。9位から24位までがプレーオフを戦い、勝者がラウンド16に進むこととになる。◆リーグフェーズ第1節▽9/25(水)
《25:45》
AZ vs エルフスボリ
ボデ/グリムト vs ポルト
《28:00》
ディナモ・キーウ vs ラツィオ
ミッティラン vs ホッフェンハイム
ガラタサライ vs PAOK
マンチェスター・ユナイテッド vs トゥベンテ
ニース vs レアル・ソシエダ
ルドゴレツ vs スラビア・プラハ
アンデルレヒト vs フェレンツヴァーロシュ
《25:45》
フェネルバフチェ vs サン=ジロワーズ
マルメ vs レンジャーズ
《28:00》
アヤックス vs ベシクタシュ
ローマ vs アスレティック・ビルバオ
フランクフルト vs ビクトリア・プルゼニ
FCSB vs RFS
リヨン vs オリンピアコス
ブラガ vs マッカビ・テルアビブ
トッテナム vs カラバフ
◆久保に毎熊、町田が初戦
Getty Images
今回のリーグフェーズにはレアル・ソシエダのMF久保建英、AZのDF毎熊晟矢、サン=ジロワーズのDF町田浩樹、アンデルレヒトのFW後藤啓介の日本人4選手が出場する。なお、ラトビアのRFSに所属するMF永澤海風は登録外となっている。
今大会の常連である久保はリーグ・アンの強豪ニースとのアウェイゲームでELの戦いをスタート。DFル・ノルマンやMFメリーノの流出に加え、多くの負傷者と新戦力のフィットの遅れもあり、開幕から1勝2分け4敗と近年稀に見る厳しい滑り出しとなっているラ・レアル。直近は4試合連続無得点で未勝利と深刻な得点力不足に陥っており、攻撃の核を担う久保も指揮官の微妙な采配や低調な周囲のパフォーマンスを補うだけの活躍には至っていない。
対戦相手のニースはファリオーリ監督のアヤックス引き抜きによって、前RCランスのエズ新監督の下で試行錯誤の序盤戦を過ごすが、直近のサンテチェンヌ戦では8-0という驚愕のスコアで勝利するなど勢いに乗っており、現状のソシエダにとっては厳しい初戦となりそうだ。スタメン起用が見込まれる久保は前節のバジャドリー戦で[4-3-1-2]のトップ下でプレーしており、起用法を含めてそのプレーに注目したい。
セレッソ大阪からAZに加入した毎熊はこれが自身初のヨーロッパコンペティション出場となり、この初戦ではスウェーデンのエルフスボリをホームで迎え撃つ。サウサンプトンに旅立ったDF菅原由勢の後釜として加入した新天地ではエールディビジ開幕から全試合にスタメン出場。5勝1分け無敗でリーグ2位に位置する好調チームの右サイドバックの主軸を担う。欧州の実績では格下と言える相手に主導権を握る展開が想定されており、日本代表DFにはゴールやアシストといった目に見える結果を期待したいところだ。
2シーズン連続の参戦となる町田は、昨季のカンファレンスリーグ(ECL)のラウンド16で敗れた因縁の相手であるフェネルバフチェといきなりの再戦。今夏はステップアップ願望を明かしながらも最終的にチーム残留が決まった27歳DFは、今季も開幕から公式戦全試合に出場とディフェンスラインの要を担う。今冬あるいは来夏の移籍実現のために今回のELを良きアピールの場としたい。
昨季の対戦で敗れたトルコの強豪は世界屈指の名将であるモウリーニョ監督を招へい。前線にはFWジェコにMFタディッチ、FWサン=マクシマン、FWエン=ネシリら実績十分の多士済々の面々が揃っており、町田ら守備陣の出来がカギを握る。とりわけ、フェネルバフチェは直近のガラタサライとのダービーで完敗しており、今回のホームゲームでは並々ならぬモチベーションで襲い掛かってくるはずだ。
アンデルレヒトの後藤はリーグフェーズの登録メンバーに名を連ねているが、リザーブチームのRSCAフューチャーズでプレーしており、ファーストチームデビューは果たしておらず、現時点でプレーする可能性は低い。
◆ユナイテッドにスパーズ、ローマらが参戦
Getty Images
今大会の優勝候補であり、奇しくも今週末のプレミアリーグで直接対決を控えるマンチェスター・ユナイテッドとトッテナムはそれぞれトゥベンテ、カラバフをホームで迎え撃つ。
今夏の積極補強によって言い訳ができない就任3年目のテン・ハグ率いる赤い悪魔だが、2勝1分け2敗とスタート奪取に失敗。直近ではサウサンプトン、バーンズリー相手に公式戦2試合10ゴールの連勝で復調気配を示すも、直近のクリスタル・パレス戦では0-0のドロー。波に乗れない状況が続く。指揮官の母国リーグで4位に位置するトゥベンテは決して侮れぬ相手だが、しっかりと勝ち切って勝ち点で並ぶスパーズとのビッグマッチに弾みを付けたい。
一方、ポステコグルー体制2年目のトッテナムもリーグ戦2勝1分け2敗と厳しい船出に。ユナイテッドに比べて全体的なパフォーマンスは悪くないものの、決定力不足と勝負弱さによって勝ち点を取りこぼしている印象が強い。それでも、直近のコヴェントリー戦、ブレントフォード戦では苦戦した内容の中でしぶとく勝ち切っており、その良い流れを継続したい。なお、次節のユナイテッド戦は対戦相手に比べて準備期間が1日に少なるため、このカラバフ戦ではターンオーバーを行う可能性が高そうだ。
近年、ECLやELで優勝争いのメインキャストを担うローマは、昨季のコパ・デル・レイ王者であるアスレティック・ビルバオとの初戦に臨む。開幕4戦未勝利にクラブ内部のごたごたでデ・ロッシ前監督の電撃解任、スルークCEOの電撃辞任と混迷極まるジャッロロッシ。それでも、ユリッチ新監督の初陣となった前節は首位のウディネーゼにホームで3-0の完勝。今季初白星を挙げて新体制の初陣を飾った。これでひとまず仕切り直しとなったが、エバートン買収が決定したフリードキン・ファミリーへの反発は依然として強く、ラ・リーガで3位に位置する難敵相手の白星発進で少なくともピッチ上では良い流れを継続したいところだ。
その他ではアヤックスvsベシクタシュの名門対決、昨季のECL王者オリンピアコスのリヨンとの初陣、ディナモ・キーウvsラツィオ辺りも注目に値する好カードとなっている。
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レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英が現地で絶賛されている。 27日、ラ・リーガ第11節でソシエダはホームにオサスナを迎えた。 3日、ラ・リーガ第12節でソシエダはアウェイでセビージャと対戦した。今シーズンは苦しい戦いが続いているソシエダ。2試合ベンチスタートだった久保は、この試合では先発出場。すると0-0で迎えた33分に久保が大きな仕事をする。 右のワイドでパスを受けた久保は、ドリブルスタート。アドリア・ペドロサが対峙する中でボックス内に侵入すると、一気に加速しカットイン。ボックス中央まで持ち込んで左足を振り抜いた。 今シーズン3ゴール目を決めた久保だが、いずれの試合も勝利。リーグ戦4勝しかあげられてないチームのうち3試合でゴールを決めている。 この試合ではゴール以外でもチャンスメイクや守備、果敢に仕掛ける姿勢などチームを牽引していた久保だが、現地メディアは手放しで称賛している。 <h3>◆スペイン『Noticias de Gipuzkoa』/ 9点(10点満点)</h3> 「まさに凶器。ラ・レアルの攻撃における最も決定的な武器。彼が重要な試合で途中出場していることは理解できる。彼が介入するたびに、多くの危険を生み出してきた」 「素晴らしいゴールを決め、さらにいくつかのゴールのチャンスもあった。彼は他の選手とは違う。チームは彼を必要としており、探し求めている」 <h3>◆スペイン『El Desmarque』/ 8点(10点満点)</h3> 「この試合におけるラ・レアルのベストプレーヤーはゴールだけではなかった」 「日本人選手はベストのバージョンを見せたが、セビージャの守備陣にとっては悪夢であり、ファウルで何度も止めなければならなかった。彼は79分に交代した」 <span class="paragraph-title">【動画】強烈なカットインから久保建英が左足振り抜く!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="WV-PHaY3IC0";var video_start = 111;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.11.04 23:10 Mon4
久保建英の今季3点目などでソシエダがセビージャを撃破!【ラ・リーガ】
久保建英の所属するレアル・ソシエダは3日、ラ・リーガ第12節でセビージャと対戦し2-0で勝利した。久保は80分までプレー、34分に今季3点目を記録している。 ミッドウィークに開催予定だったコパ・デル・レイ1回戦が豪雨被害の影響で延期となった14位ソシエダは、リーグ戦5試合ぶりの黒星を喫したオサスナ戦のスタメンからオスカールソンをバレネチェアを久保とハビ・ロペスに変更した以外は同じスタメンを採用した。 前節のエスパニョール戦を完勝した11位セビージャに対し、なかなか決定機までを作れないソシエダだったが、久保がこの状況を打開する。34分、スビメンディのパスを右サイドで受けた久保がドリブルでボックス右から侵入。そのまま中央右までに切り込むと、ゴール左に強烈なシュートを突き刺した。 先制したソシエダは、45分にも右サイドを持ち上がった久保が左アウトサイドでクロスを入れると、走り込んだオヤルサバルが右足で合わせたが、シュートは相手DFに当たり、枠を外した。 迎えた後半も一進一退の展開が続くなか、ソシエダは64分にドリブルでボックス内に侵入したスビメンディが、身を呈してブロックしたマルコンの広げた腕に直撃。ラリアットのような形でピッチに倒されると、オンフィールドレビューの末にソシエダがPKを獲得。このPKをオヤルサバルがゴール右隅に決めた。 その後、80分に久保を下げてベッカーを投入したソシエダは、87分にミスからピンチを迎える。スビメンディのバックパスをイヘアナチョにカットされると、飛び出したGKもかわされシュートを許したが、これはゴール右に外れた。 結局、試合はそのまま2-0でタイムアップ。久保の今季3点目などでセビージャを下したソシエダが2試合ぶりの白星を飾った。 セビージャ 0-2 レアル・ソシエダ 【レアル・ソシエダ】 久保建英(前34) ミケル・オヤルサバル(後23)【PK】 <span class="paragraph-title">【動画】久保が超絶個人技で今季3点目!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">膠着した試合展開を打開したのは<br>スタメン復帰の久保建英<br>ラ・リーガ通算25ゴールとなり<br>アジア人最多スコアラーに<br><br>ラ・リーガ 第12節 <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%82%BB%E3%83%93%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%A3?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#セビージャ</a> v <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%AC%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%BD%E3%82%B7%E3%82%A8%E3%83%80?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#レアル・ソシエダ</a><br><br><a href="https://t.co/RQUF2JreQA">https://t.co/RQUF2JreQA</a> <a href="https://t.co/KcwTnRh9iG">pic.twitter.com/KcwTnRh9iG</a></p>— U-NEXTフットボール (@UNEXT_football) <a href="https://twitter.com/UNEXT_football/status/1853138075423277186?ref_src=twsrc%5Etfw">November 3, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.11.04 04:58 Mon5