町野先発のキールを6発粉砕したバイエルンが開幕3連勝!【ブンデスリーガ】
2024.09.15 03:33 Sun
ブンデスリーガ第3節のホルシュタイン・キールvsバイエルンが14日に行われ、1-6でバイエルンが圧勝した。ホルシュタイン・キールのは町野修斗は64分までプレーしている。
王座奪還へ開幕連勝スタートを切ったバイエルンは、直近のフライブルク戦からスタメンを3人変更。オリーズやパブロビッチ、テルらに代えてコマン、パリーニャ、ブイをスタメンで起用した。一方、ブンデスリーガ初勝利を目指すキールは、町野が[3-4-1-2]の2トップ左で先発となった。
開始14秒でムシアラがネットを揺らしたバイエルンは、7分にも自陣ボックス内でボールを受けたホルトビーのパスをニャブリがカットすると、こぼれ球に反応したケインがダイレクトシュートをゴール左隅に流し込んだ。
連続ゴールで主導権を握ったバイエルンは13分、ヤヴォルチェクのバックパスをカットしたムシアラが、ボックス右深くから中に切り込みクロス。これがレンベルグのオウンゴールを誘い、3点目を奪った。
攻撃の手を緩めないバイエルンは、43分にも自陣からのロングパスで左サイドを抜け出したコマンが一気にカウンターを仕掛けると、最後は中央への折り返しをペナルティアーク付近で収めたケインがワントラップからゴール右隅にシュートを流し込み、4-0で前半を終えた。
その後、キールは82分左サイドを抜け出したプハチのクロスからギゴビッチがヘディングシュートで流し込み1点を返すが、89分にヨハンソンがボックス内でケインを倒してPKを献上。これをケインが決め、ハットトリック達成。結局、試合はそのまま1-6で終了した。
ホルシュタイン・キール 1-6 バイエルン
【ホルシュタイン・キール】
アルミン・ギゴビッチ(後37)
【バイエルン】
ジャマル・ムシアラ(前1)
ハリー・ケイン(前7)
OG(前13)
ハリー・ケイン(前43)
マイケル・オリーズ(後20)
ハリー・ケイン(後46[PK])
王座奪還へ開幕連勝スタートを切ったバイエルンは、直近のフライブルク戦からスタメンを3人変更。オリーズやパブロビッチ、テルらに代えてコマン、パリーニャ、ブイをスタメンで起用した。一方、ブンデスリーガ初勝利を目指すキールは、町野が[3-4-1-2]の2トップ左で先発となった。
開始14秒でムシアラがネットを揺らしたバイエルンは、7分にも自陣ボックス内でボールを受けたホルトビーのパスをニャブリがカットすると、こぼれ球に反応したケインがダイレクトシュートをゴール左隅に流し込んだ。
攻撃の手を緩めないバイエルンは、43分にも自陣からのロングパスで左サイドを抜け出したコマンが一気にカウンターを仕掛けると、最後は中央への折り返しをペナルティアーク付近で収めたケインがワントラップからゴール右隅にシュートを流し込み、4-0で前半を終えた。
迎えた後半も立ち上がりから劣勢の時間が続くキールは、64分に町野を下げてアルプを投入。するとバイエルンは64分、ボックス左手前でボールを受けたアルフォンソ・デイビスがカットインからシュート。これはGKウェイナーが弾いたが、こぼれ球をオリーズが左足ボレーでゴールに流し込んだ。
その後、キールは82分左サイドを抜け出したプハチのクロスからギゴビッチがヘディングシュートで流し込み1点を返すが、89分にヨハンソンがボックス内でケインを倒してPKを献上。これをケインが決め、ハットトリック達成。結局、試合はそのまま1-6で終了した。
ホルシュタイン・キール 1-6 バイエルン
【ホルシュタイン・キール】
アルミン・ギゴビッチ(後37)
【バイエルン】
ジャマル・ムシアラ(前1)
ハリー・ケイン(前7)
OG(前13)
ハリー・ケイン(前43)
マイケル・オリーズ(後20)
ハリー・ケイン(後46[PK])
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指揮官の古橋亨梧の起用法が一番の見どころか/六川亨の日本サッカー見聞録
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生き残りのカギは「どんな状況でも仕留められる力」と「幅広さ」を示すこと。上田綺世不在の好機を生かしたい古橋亨梧【新しい景色へ導く期待の選手/vol.52】
「特徴はゴール前でピンポイントで合わせてゴールを奪い切る、仕留められること。(古橋)亨梧はそれができる選手だと思っている。(セルティックでは)中盤や前線で起点になってゴール前に侵入していくプレーも求められている。我々にとっては得点してもらうのが一番だが、起点になる部分や前線からの守備などチームでやっていることも生かしてもらえるように準備していきたい」 2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選・インドネシア&中国アウェー2連戦(11月15・19日)6に向け、11月7日に行われた日本代表メンバー発表会見。森保一監督は1年ぶりにチームに呼び戻した古橋亨梧についてこうコメントし、大きな期待を示した。 古橋は誰もが認める通り、驚異的な得点能力を前面に押し出してきた選手。小柄ではあるが、相手の背後に抜け出す動き出しの速さ、鋭さは目覚ましいものがある。献身的な守備やハードワークでも他のFWには負けていない。 そういった意味では、すでに代表常連組になっていてもおかしくない存在だったが、指揮官は上田綺世(フェイエノールト)や小川航基(NECナイメンヘン)のような高さと強さを兼ね備えたターゲットマンタイプを重用。古橋の招集を見送り続けてきた。 けれども今回、エースFWの上田が負傷離脱。FW陣が手薄な状況に陥り、新たな戦力を加える必要に迫られた。そこで、森保監督は9・10月の最終予選で呼んでいる細谷真大(柏)と大橋裕紀(ブラックバーン)の2人を続けて呼ぶか、彼ら以外の人材を入れるかで熟考を重ねたことだろう。 実際、欧州では大橋同様に、今季からドイツ・ブンデスリーガ1部に初参戦した町野修斗(ホルシュタイン・キール)がコンスタントに出場。今季リーグ4得点を奪っていて、“町野待望論”も高まりつつあった。 「今回は小川・大橋・町野という長身FW3枚体制で行き、左サイドを主戦場としている前田大然(セルティック)、あるいはシャドウの一角を担っている南野拓実(モナコ)を最前線に上げるというプランも必要に応じて考えればいい」と話すサッカー関係者もいて、森保監督もそういう判断を下すのではないかと見られていた。 しかしながら、最終的に指揮官は町野ではなく、古橋をチョイスした。背景の1つとして考えられるのは、浅野拓磨(マジョルカ)の不在ではないか。目下、長期離脱中の浅野に代わるスピード系FWをオプションとして1枚置いておけば、イザという時の戦い方の幅は確実に広がる。しかも今回の相手は、日本から絶対に勝ち点を取りたいインドネシアと中国だ。試合展開によっては相手が前がかりに攻めてきて、裏のスペースが空き、古橋のストロングを出しやすくなる可能性もないとは言えない。そこで使える有効な駒として、彼をメンバー入りさせたのだろう。 いずれにしても、古橋にとってはこの11月シリーズが千載一遇のチャンスなのは間違いない。2022年カタールW杯の日本代表から落選の憂き目に遭った時、彼は「僕は僕がいる場所でまた頑張ることしかできないと思うので、目に見える結果を追い求めて、点を取り続けられたらいいと思います」と決意を表明。スコットランド1部では22-23シーズンに27点、23-24シーズンに14点、今季も4点と数字は残し続けている。 もちろん2シーズン前がピークだったという見方もできるが、森保監督が言及した通り、プレーの幅が年々、広がり、できることも増えている。日本代表FWとして生き残っていこうと思うなら、どんな状況でも点が取れて、多彩な役割もこなさなければならない。そこは本人が誰よりもよく分かっているはず。1年ぶりの代表活動で「これまでとは違った古橋亨梧」を強烈に印象付けることが、生き残りのカギと言っていい。 「最終予選では勝利への最短距離を模索する」というブレない姿勢を示している指揮官だけに、インドネシア戦も中国戦もスタメン起用するのは基本的に小川だろう。大橋にしても、古橋にしても、ピッチに立つとしたら途中からと考えた方がいい。 仮にスコアレスやビハインドの状況で送り出されるとしたら、ジョーカーは確実に点を取るという大仕事を遂行しなければならない。そこで古橋が「チームを勝たせる得点」を奪ってくれれば、序列は確実に上がる。 実際、森保監督の“秘蔵っ子”と言われる浅野は、ここぞという局面で結果を残し続けてきたからこそ、「大舞台に強い男」と言われるようになった。古橋も同じ道を切り拓いていくしかないのだ。 来年1月には30歳の大台を迎える男に与えられるチャンスはそう多くない。ゆえに、ここで全てを出し切ることが重要だ。「今、爪痕を残せなかったら2026年W杯はなくなる」というくらいの強い覚悟をピッチで示すことができれば、状況は変わるのではないか。 今回は新たな古橋亨梧の一面をぜひとも見せてほしいものである。 文・元川悦子 <span class="paragraph-title">【動画】古橋亨梧、今季初ゴールは技アリの衝撃ミドル</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="r_fuadb8ako";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.11.08 13:30 Fri3
【ブンデス第10節プレビュー】三好、板倉、佐野が強豪勢と対戦
前節はシュツットガルトのDFチェイス・アンリが王者レバークーゼンに挑み、随所に好守を見せながらゴールレスドローに持ち込んだ。そしてMF堂安律のフライブルクとMF佐野海舟のマインツによる日本人対決は譲らずゴールレス決着となった。迎える第10節、MF三好康児のボーフムがレバークーゼンと、DF板倉滉のボルシアMGがライプツィヒと、佐野のマインツがドルトムントと対戦する。 まずは最下位ボーフム(勝ち点1)vs4位レバークーゼン(勝ち点16)。ボーフムは前節フランクフルト戦、屈辱の7失点大敗を喫した。三好は先発のチャンスを貰ったが、見せ場を作れず前半で交代となった。監督解任から2戦連続大敗と厳しい状況が続くが、三好は救世主となれるか。 対するレバークーゼンは前節シュツットガルト戦、優勢に進めながらも決定打を欠き、痛いゴールレスドローに終わった。そして火曜に行われたチャンピオンズリーグ(CL)では後半に崩れてリバプールの前に4失点完敗となった。なかなか結果が付いてこない状況の中、最下位に沈むボーフムには必勝としたい。 続いて2位ライプツィヒ(勝ち点20)vs9位ボルシアMG(勝ち点13)。ボルシアMGは前節ブレーメン戦、FWクラインディーストの3アシストで4-1と快勝し、ホーム戦3連勝とした。ブンデスリーガここ3試合2勝1分けと結果が付いてきている中、ドルトムント、CLセルティック戦と公式戦連敗で調子を落としているライプツィヒを叩くことはできるか。 そして13位マインツ(勝ち点10)vs5位ドルトムント(勝ち点16)。マインツは前節フライブルク戦、敵地でゴールレスドローに持ち込んだ。フル出場の佐野は引き続き攻守に献身的なプレーを続けている中、2列目に強烈な個を擁するドルトムントに対抗できるか。 対するドルトムントは前節ライプツィヒ戦、シャヒン監督の去就が危うかった中、2-1と逆転勝利。今季全勝のホームで勝負強さを見せた。そして火曜に行われたCLではやはり得意のホームでシュトゥルム・グラーツを退けた。今節は公式戦5連敗中の苦手アウェイ戦となるが、内弁慶を打破することはできるか。 ウニオン・ベルリンに快勝して首位を堅守したバイエルン(勝ち点23)は15位ザンクト・パウリ(勝ち点8)と対戦。バルセロナ戦完敗後、公式戦4連勝と立て直しに成功したが、格下ザンクト・パウリに勝ち切って代表ウィークに入れるか。 そしてチェイス・アンリがレギュラーの座を確保しつつある8位シュツットガルト(勝ち点13)は3位フランクフルト(勝ち点17)と対戦。シュツットガルトは前節レバークーゼン戦、守勢を耐えてゴールレスドローに持ち込んだ。ただ、水曜に行われたCLではアタランタ相手に0-2で押し切られた。この試合でも先発したチェイス・アンリは何度かディフェンスラインを上げ損なってオフサイドを取れずにいたが、対人面では問題なかった。フランクフルト戦ではベンチスタート予想となっているが、現在ブンデスで最もホットなFWマーモウシュとのマッチアップは見られるか。 マインツ戦では見せ場を作れなかった6位フライブルク(勝ち点16)のMF堂安律は7位ウニオン(勝ち点15)と対戦。勝ち点1差の相手との試合で今後上位を窺えるかの指標となりそうだ。 前節クラブ史上初のブンデス1部勝利を掴んだ17位ホルシュタイン・キール(勝ち点5)は10位ブレーメン(勝ち点12)と対戦。前節、今季初めて出場機会のなかった町野修斗は引き続きベンチからチャンスを窺うことになりそうだ。 ◆ブンデスリーガ第9節 ▽11/8(金) 《28:30》 ウニオン・ベルリンvsフライブルク ▽11/9(土) 《23:30》 ブレーメンvsホルシュタイン・キール マインツvsドルトムント ボーフムvsレバークーゼン ザンクト・パウリvsバイエルン 《26:30》 ライプツィヒvsボルシアMG ▽11/10(日) 《23:30》 アウグスブルクvsホッフェンハイム 《25:30》 シュツットガルトvsフランクフルト 《27:30》 ハイデンハイムvsヴォルフスブルク 2024.11.08 18:00 Fri4
DFBポカール・ラウンド16の組み合わせが決定! 王者レバークーゼンはバイエルンと激突
DFBポカール・ラウンド16の組み合わせが決定した。 10月29日・30日に行われた2回戦では、2020-21シーズンぶりの優勝を目指したドルトムントがヴォルフスブルクに延長戦の末に敗れ、 最多20回の優勝を誇るバイエルンがボルシアMGに0-5で大敗し、14大会ぶりの2回戦敗退となった。板倉滉の所属するボルシアMGもフランクフルトに敗れた。 一方、連覇を狙うレバークーゼンは2部のエルフェアスベルクに完勝、最多20回の優勝を誇るバイエルンも佐野海舟が所属するマインツに快勝している。 また、シュツットガルトvsカイザースラウテルンの日本人対決も行われ、DFチェイス・アンリがフル出場したシュツットガルトが、横田大祐の所属するカイザースラウテルンを下した。 その他の日本人所属クラブでは、奥川雅也のアウクスブルクがシャルケに堂安律のフライブルクがハンブルガーSVに、水多海斗のビーレフェルトがウニオン・ベルリンにそれぞれ勝利しベスト16に進出。一方、、町野修斗のホルシュタイン・キールはケルンに、奥抜侃志のニュルンベルクはホッフェンハイムに敗戦した。 そしてラウンド16では、昨季王者のレバークーゼンが今季リーグ戦首位を走るバイエルンと激突。王座奪還を目指すRBライプツィヒはフランクフルトと対戦する。 その他、シュツットガルトは2部のヤーン・レーゲンスブルクと、アウクスブルクは2部のカールスルーエと対戦する。また、唯一3部から生き残っているビーレフェルトは、フライブルクとの日本人対決となった。 なお、ラウンド16は12月3日・4日に行われる。 ◆DFBポカール・ラウンド16組み合わせ(左側がホームチーム) バイエルン vs レバークーゼン RBライプツィヒ vs フランクフルト ヴォルフスブルク vs ホッフェンハイム ブレーメン vs ダルムシュタット(2) カールスルーエ(2) vs アウグスブルク ヤーン・レーゲンスブルク(2) vs シュツットガルト ケルン(2) vs ヘルタ・ベルリン(2) アルミニア・ビーレフェルト(3) vs フライブルク ※()内の数字は所属カテゴリー 2024.11.05 07:00 Tue5
28歳で初代表を射止めた遅咲きの点取屋。10月シリーズで上田綺世・小川航基との競争に挑む/大橋祐紀(ブラックバーン)【新しい景色へ導く期待の選手/vol.50】
「若手であれ、ベテランであれ、明らかに結果を出している、そして存在感を発揮しているのであれば、誰にでもチャンスがあるということを大橋(祐紀=ブラックバーン)選手の招集を通じて、日本代表として世界の舞台で戦いたいと選手に思ってもらえると嬉しい。我々のスカウティングの目はイングランドであればプレミアリーグだけでなく、2部のチームも見ているということだ」 10月3日の2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選・サウジアラビア(ジェッダ)・オーストラリア(埼玉)2連戦のメンバー発表会見。日本代表の森保一監督は28歳で初めて抜擢した遅咲きFWについてこう言及した。 確かに今の代表は指揮官自身が率いた東京五輪世代が中心で、それより若い2001年生まれ以降のパリ五輪世代を積極的にメンバー入りさせようという機運が強まっている。そういった中、28歳のストライカーを抜擢するというのは異例の出来事。それだけ大橋祐紀の最近のインパクトが大きかったということだろう。 大橋という選手は1996年生まれ、千葉県松戸市出身。柏エリアで優れた少年を数多く育てている柏イーグルスからジェフユナイテッド千葉のジュニアユースに進み、高校時代は千葉県の強豪の一角を占める八千代でプレー。そこから中央大学へ進学し、4年だった2018年には関東大学サッカーリーグ2部で21得点をマーク。チームの優勝と1部復帰に貢献している。 その活躍が湘南ベルマーレのスカウトの目に留まり、2019年からプロキャリアをスタート。だが、1年目の2019年はJ1・5試合出場1ゴール、コロナ禍の2020年は同7試合出場無得点となかなか実績を残せず苦労した。 浮上のきっかけをつかんだのは2021年。31試合に出場し、4ゴールとキャリアハイの数字を残したのだ。この数字は当時のチームメート・、町野修斗(ホルシュタイン・キール)と全く同じで、2人がほぼ同列だったことを示している。 そこで先にブレイクしたのが町野。2022年に凄まじい勢いでゴールを重ね、カタールW杯の日本代表滑り込みを果たす傍らで、大橋は2ゴールにとどまった。目覚ましい躍進を遂げた仲間の姿を目の当たりにし、「自分も結果を出せば全てが変わるかもしれない」と感じた部分は少なからずあったのではないか。 そのチャンスが巡ってきたのが、2023年後半。町野がキールに移籍するや否や、大橋は湘南のエースに君臨。8月以降に10点をマークし、一気に注目度を高めたのだ。 類まれな得点感覚と潜在能力に目を付けたのが、サンフレッチェ広島のミヒャエル・スキッベ監督だ。「点を奪い、一気に存在感を高めると、今季頭には広島へ移籍。ミヒャエル・スキッベ監督は「大橋は昨季、我々のアウェー・湘南戦で広島相手に点を取っている。ウチから点を取れば、広島に来ることができるし、伸び伸びとサッカーができるんじゃないのかな」と笑っていたが、2024年に彼を獲得し、開幕から積極起用。ゴールラッシュにつなげることに成功した。 前半戦だけで11得点というのは、なかなかできることではない。この時点で大橋が代表候補と位置付けられたのは間違いないだろう。それをさらに加速させたのが、今夏赴いたイングランド2部・ブラックバーンでの活躍だ。ここまで8試合4ゴールというのは、海外移籍1年目では特筆すべき結果。森保監督も今季からドイツ・ブンデスリーガ1部に昇格し、好発進している町野と比較し、どちらを選ぶかかなり悩んだはずだが、「今は大橋の方が必要」という判断を下したのだろう。 ただ、大橋にとって代表定着はやや高いハードルかもしれない。これまで年代別代表経験がなく、共闘したことがあるのは元同僚の大迫敬介くらい。人見知りな性格もあって、すぐさま代表に馴染めるかどうかも不安視されるところだ。 しかも、今の代表には上田綺世(フェイエノールト)と小川航基(NECナイメンヘン)という主軸FWがいる。指揮官は上田をエースと位置付けており、小川のことももともと東京世代の点取屋として高く評価していた。本来の能力が発揮されたのはオランダ移籍後だが、今は「代表で十分やれる」と前向きに見ているはずだ。 それに加えて、サイド兼任の前田大然(セルティック)がいるのだから、大橋がFW陣に割って入ろうと思うなら、よほどの強烈なインパクトを残さないといけない。「短期決戦の代表活動で力を出し切る」というのは、本当に困難なテーマなのだ。 ただ、この1年の大橋を見ていると、ここ一番の勝負強さや決定力の高さは信頼できる。それを代表の舞台で出せれば、未来への道も開けてくるだろう。28歳の代表新人が今回、チームに何をもたらすか。そこに注目しつつ、最終予選前半の山場2連戦を注視していきたい。 文・元川悦子 <span class="paragraph-title">【動画】大橋祐紀が右足ダイレクトのコントロールショット!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="iiVKQtDhhCE";var video_start = 48;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> <span class="paragraph-title">【動画】大橋祐紀が独力カウンターから圧巻の左足!</span> <span data-other-div="movie2"></span> <script>var video_id ="iiVKQtDhhCE";var video_start = 104;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.10.04 16:00 Friホルシュタイン・キールの人気記事ランキング
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前節はチャンピオンズリーグ(CL)でビッグマッチを控えていたバイエルンとシュツットガルトが対戦し、バイエルンが圧勝として首位をキープ。同じくCLを控えていたレバークーゼンがフランクフルトとの上位対決を制している。迎える第8節、日本人対決が2試合行われる。 まずは金曜開催の12位マインツ(勝ち点8)vs11位ボルシアMG(勝ち点9)。マインツは前節、格上のライプツィヒと対戦し0-2で敗戦。ホーム戦3連敗となったが、ボルシアMG戦で今季ホーム戦初勝利を飾れるか。開幕から7試合連続スタメン出場中のMF佐野海舟は引き続きスタメン予想だ。 一方、前節ハイデンハイム戦をDF板倉滉の今季初ゴールとFWクラインディーストの恩返しドッペルパックで勝利したボルシアMGはホーム戦連勝とした。ただ、この試合でも最終的に2失点しており、依然として守備は課題に。佐野同様に開幕からスタメン出場を続ける板倉の攻守両面における活躍に期待が懸かる。 続いて土曜開催の10位シュツットガルト(勝ち点9)vs17位ホルシュタイン・キール(勝ち点2)。シュツットガルトは前節バイエルン戦、0-4の完敗。代表帰りの選手たちの疲労が感じられる試合となったが、火曜に行われたCLユベントス戦では敵地で見事な試合を展開。圧倒した末、後半追加タイムのPK弾で勝利をもぎ取った。充実の勝利を手にした中、この勢いをブンデスリーガに持ち込めるか。途中出場ながら毎試合出番が回ってくるDFチェイス・アンリの出場にも期待だ。 一方、前節ウニオン・ベルリン戦を力負けして未勝利が続くキール。後半から出場した町野は見せ場を作れなかったが、スタメン復帰予想となっている中、今季5ゴール目でチームを初勝利に導けるか。 日曜にはMF三好康児の最下位ボーフム(勝ち点1)が首位バイエルン(勝ち点17)と対戦する。ボーフムは前節ホッフェンハイム戦、三好が4試合ぶりに先発となった中、1-3で完敗。ツァイドラー監督が解任となった。暫定監督の下、バイエルン相手に勝ち点をもぎ取れるか。 一方、シュツットガルト相手にFWケインのハットトリックなどで4発圧勝としたバイエルンは、水曜に行われたCLではバルセロナ相手に1-4の大敗。絶好調FWハフィーニャの躍動を許し、得意としていたバルセロナに惨敗を突き付けられた。ここまで順調に来ていたコンパニ体制のバイエルンだが、うまく切り替えられるか。 MF堂安律の3位フライブルク(勝ち点15)は、2位ライプツィヒ(勝ち点17)と対戦。フライブルクは前節アウグスブルク戦、前半の3発で快勝。代表帰りで先発した堂安は大きな見せ場はなかったが、強豪ライプツィヒ相手に活躍となるか。 対するライプツィヒは前述のようにマインツに勝利。しかし水曜に行われたCLリバプール戦では0-1で敗れ、CL3連敗スタートに。さらにMFシャビ・シモンズが負傷離脱と厳しいが、好調のブンデスリーガで4連勝となるか。 その他、CL出場組の4位レバークーゼン(勝ち点14)は8位ブレーメン(勝ち点11)と対戦。前節フランクフルトとの上位対決を制したレバークーゼンは水曜に行われたCLブレスト戦では主力をベンチスタートとした中、連勝対決を引き分けで終えてしまった。勝ちきれなかった中、ブンデスリーガで連勝できるか。 そしてレアル・マドリーに返り討ちにあった7位ドルトムント(勝ち点13)は15位アウグスブルク(勝ち点7)と対戦。前節ザンクト・パウリ戦を後半終盤のFWギラシー弾で競り勝ってホーム戦全勝を維持したドルトムントは、マドリー戦では敵地で2点を先行する展開としながらも最終的に5失点を食らって敗戦に。昨季CL決勝のリベンジを果たせなかった中、切り替えて苦手のアウェイ戦今季初勝利となるか。 ◆ブンデスリーガ第8節 ▽10/25(金) 《27:30》 マインツvsボルシアMG ▽10/26(土) 《22:30》 シュツットガルトvsホルシュタイン・キール ライプツィヒvsフライブルク アウグスブルクvsドルトムント ザンクト・パウリvsヴォルフスブルク 《25:30》 ブレーメンvsレバークーゼン ▽10/27(日) 《23:30》 ボーフムvsバイエルン 《25:30》 ウニオン・ベルリンvsフランクフルト 《27:30》 ハイデンハイムvsホッフェンハイム 2024.10.25 18:00 Fri2
新体制バイエルン&ドルトら強豪が順当に2回戦進出! 町野修斗ゴールの日本人選手所属1部クラブも全突破【DFBポカール】
2024-25シーズンのDFBポカール1回戦が今週末に行われた。 2023-24シーズンはブンデスリーガに続きレバークーゼンの優勝に終わったポカール。 ドイツフットボール界に新シーズン開幕を告げる1回戦ではDFLスーパーカップを戦ったレバークーゼン、シュツットガルトの2カードを除く全試合が16日から19日の4日間で行われた。 例年では1部クラブの初戦敗退も目立つが、今季の1回戦では2部のヤーン・レーゲンスブルクに0-1で敗れたボーフムを除く15クラブが順当に2回戦進出を決めた。 ヴァンサン・コンパニ、ヌリ・シャヒンといずれも新指揮官を迎えたバイエルンとドルトムントはいずれも格下相手に4ゴールを奪って初陣を飾った。 また、町野修斗が1ゴールを挙げたホルシュタイン・キール、佐野海舟のマインツや堂安律のフライブルク、奥川雅也のアウグスブルク、板倉滉と福田師王のボルシアMGと日本人選手が所属する1部クラブも順当に勝ち上がっている。 なお、2回戦の組み合わせ抽選会は9月1日に実施され、試合は10月最終週の週末に開催予定だ。 ◆DFBポカール1回戦 ▽8/16(金) ヴュルツブルガー・キッカーズ(4) 2-2(PK:3-5) ホッフェンハイム ヴェーエン・ヴィースバーデン(3) 1-3 マインツ ハレシャーFC(4) 2-3 ザンクト・パウリ SSVウルム(2) 0-4 バイエルン ▽8/17(土) ショット・マインツ(4) 0-2 グロイター・フュルト(2) エルツゲビルゲ・アウエ(3) 1-3 ボルシアMG グライフスヴァルトFC(4) 0-1 ウニオン・ベルリン FC08フィリンゲン(5) 0-4 ハイデンハイム ロートヴァイス・エッセン(3) 1-4 RBライプツィヒ インゴルシュタット(3) 1-2 カイザースラウテルン(2) VfRアーレン(4) 0-2 シャルケ(2) オスナブリュック(3) 0-4 フライブルク アレマニア・アーヘン(4) 2-3 ホルシュタイン・キール アルミニア・ビーレフェルト(3) 2-0 ハノーファー(2) フェーニクス・リューベック(4) 1-4 ドルトムント ▽8/18(日) ヴィクトリア1889ベルリン(4) 1-4 アウグスブルク ザールブリュッケン(3) 1-1(PK:3-5) ニュルンベルク(2) テウトニア・オッテンセン(4) 1-3 ダルムシュタット(2) ヤーン・レーゲンスブルク(2) 1-0 ボーフム ブレーマーSV(4) 0-4 パーダーボルン(2) ヒルデスハイム(5) 0-7 エルフェアスベルク(2) SVザントハウゼン(3) 2-3 ケルン(2) ハンザ・ロストック(3) 1-5 ヘルタ・ベルリン(2) ディナモ・ドレスデン(3) 2-0 デュッセルドルフ(2) シュポルトフロインデ・ロッテ(5) 0-5 カールスルーエ(2) SVメッペン(4) 1-7 ハンブルガーSV(2) ▽8/19(月) エネルギー・コットブス(3) 1-3 ブレーメン TuSコブレンツ(4) 0-1 ヴォルフスブルク キッカーズ・オッフェンバッハ(4) 2-1 マクデブルク(2) ブラウンシュヴァイク(2) 1-4 フランクフルト ▽8/27(火) プロイセン・ミュンスター(2) vs シュツットガルト ▽8/28(水) カールツァイス・イェーナ(4) vs レバークーゼン ※()内の数字は所属カテゴリー 2024.08.20 06:12 Tue3
町野先発のキールを6発粉砕したバイエルンが開幕3連勝!【ブンデスリーガ】
ブンデスリーガ第3節のホルシュタイン・キールvsバイエルンが14日に行われ、1-6でバイエルンが圧勝した。ホルシュタイン・キールのは町野修斗は64分までプレーしている。 王座奪還へ開幕連勝スタートを切ったバイエルンは、直近のフライブルク戦からスタメンを3人変更。オリーズやパブロビッチ、テルらに代えてコマン、パリーニャ、ブイをスタメンで起用した。一方、ブンデスリーガ初勝利を目指すキールは、町野が[3-4-1-2]の2トップ左で先発となった。 開始14秒でムシアラがネットを揺らしたバイエルンは、7分にも自陣ボックス内でボールを受けたホルトビーのパスをニャブリがカットすると、こぼれ球に反応したケインがダイレクトシュートをゴール左隅に流し込んだ。 連続ゴールで主導権を握ったバイエルンは13分、ヤヴォルチェクのバックパスをカットしたムシアラが、ボックス右深くから中に切り込みクロス。これがレンベルグのオウンゴールを誘い、3点目を奪った。 攻撃の手を緩めないバイエルンは、43分にも自陣からのロングパスで左サイドを抜け出したコマンが一気にカウンターを仕掛けると、最後は中央への折り返しをペナルティアーク付近で収めたケインがワントラップからゴール右隅にシュートを流し込み、4-0で前半を終えた。 迎えた後半も立ち上がりから劣勢の時間が続くキールは、64分に町野を下げてアルプを投入。するとバイエルンは64分、ボックス左手前でボールを受けたアルフォンソ・デイビスがカットインからシュート。これはGKウェイナーが弾いたが、こぼれ球をオリーズが左足ボレーでゴールに流し込んだ。 その後、キールは82分左サイドを抜け出したプハチのクロスからギゴビッチがヘディングシュートで流し込み1点を返すが、89分にヨハンソンがボックス内でケインを倒してPKを献上。これをケインが決め、ハットトリック達成。結局、試合はそのまま1-6で終了した。 ホルシュタイン・キール 1-6 バイエルン 【ホルシュタイン・キール】 アルミン・ギゴビッチ(後37) 【バイエルン】 ジャマル・ムシアラ(前1) ハリー・ケイン(前7) OG(前13) ハリー・ケイン(前43) マイケル・オリーズ(後20) ハリー・ケイン(後46[PK]) 2024.09.15 03:33 Sun4
「これはナイスゴール」「流石すぎる」町野修斗が登場から10分でチームに初勝ち点をもたらす貴重なゴール!
ホルシュタイン・キールのFW町野修斗がチームを救うゴールを記録した。 21日、ブンデスリーガ第4節でキールはアウェイでボーフムと対戦した。 ボーフムのMF三好康児は欠場した中、キールの町野はベンチスタート。初昇格したブンデスリーガの壁は高く、開幕3連敗と苦しいスタートとなった中、15分にベネディクト・ピヒラーのゴールでキールが先制する。 幸先良く先制ゴールを奪ったキールだったが、23分、35分と連続失点。あっという間に逆転を許してしまう苦しい展開となった。 1点ビハインドのまま試合は進んでいくと、町野は79分にやっと出番が登場。しかし、苦しいチームはチャンスを多く作れず、開幕4連敗を覚悟し始めた中、町野が大きな仕事をした。 89分、町野が受けたファウルからリスタート。相手の隙を突いて右サイドのスペースへスルーパスを送ると、シュテフェン・スクルツィブスキがボックス右から入れたクロスに町野が飛び込んで合わせて同点ゴール。今シーズンの2点目を決めた。 4連敗から救う貴重な同点ゴールにファンは「これはナイスゴール」、「デカすぎる」、「流石すぎる」、「初勝ち点に貢献した」と町野の活躍を喜んだ。 キールはしっかりとこの同点ゴールを守り切り2-2のドロー。ブンデスリーガで初の勝ち点を獲得した。 <span class="paragraph-title">【動画】忍者・町野修斗が登場10分で貴重な勝ち点につながる同点ゴール!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr"><a href="https://t.co/MOa4qM1fSe">https://t.co/MOa4qM1fSe</a> <a href="https://twitter.com/shuto_machino?ref_src=twsrc%5Etfw">@shuto_machino</a><a href="https://twitter.com/Holstein_Kiel?ref_src=twsrc%5Etfw">@Holstein_Kiel</a> <a href="https://t.co/wRIFuwOxFO">pic.twitter.com/wRIFuwOxFO</a></p>— スカパー!ブンデスリーガ (@skyperfectv) <a href="https://twitter.com/skyperfectv/status/1837537278530384333?ref_src=twsrc%5Etfw">September 21, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.09.22 22:40 Sun5