プレシーズンは着々と進んでいる…/原ゆみこのマドリッド

2024.07.23 23:10 Tue
©Atlético de Madrid
「サンティアゴ・ベルナベウなら行ったのに」そんな風に私が嘆いていたのは月曜日、この夏、レアル・マドリーとの契約延長をせず、サウジアラビアのアル・カーディシーヤに移籍することに決めたナチョのお別れセレモニーが水曜にバルデベバス(バラハス空港の近く)であると知った時のことでした。いやあ、先週は火曜に待望のエムバペ(PSGと契約終了)入団メガプレゼンがあった後、土曜からはカロルGの4夜連続コンサートで大賑わいしているベルナベウなんですけどね。今週土曜にも、21日にはいよいよ成人年齢18才のバースデーを迎え、パルメイラスからの移籍が有効に。すでにマドリッド入りして待機しているエンドリックの入団プレゼンが控えているにも関わらず、CL6回優勝の昨季キャプテンをファンの入れない練習場でお見送りとは少々、冷たいような気がしない?

といってもこれにはナチョにも多少責任があって、ええ、シーズン終了前に引退を発表したクロースなど、ベルナベウで最後の試合となったベティス戦やCL決勝ドルトムント戦でDecimoquinta(デシモキンタ/15回目のCL優勝のこと)を達成した後、更に翌日の祝賀セレモニーでも場内一周と胴上げをリピートして、去って行きましたからね。それが23年間マドリー一筋だったマルチDFの彼の場合、退団の意志を明らかにしたのが、スペイン代表のユーロ合宿が始まってからだったため、ベルナベウでファンとお別れするチャンスを失ってしまったんですが、まあ元々、選手の退団行事はマドリーではそんなに多くないのも事実。

私も思い出せるのはラウール(RMカスティージャ監督)やカシージャス、近いところで3年前のセルヒオ・ラモス(昨季限りでセビージャを退団)ぐらいで、実際、クリスチアーノ・ロナウド(アル・ナスリ)やベンゼマ(アル・イティハド)ですら、お別れの手紙だけで行ってしまいましたからね。同じユーロ優勝スペイン代表組で、昨季はエスパニョールからのレンタル移籍だったホセルなども先週、ロッカールームに挨拶に行っただけで、もうカタールのアル・ガラファに顔を出していましたし、そうなると、たとえ、バルデベバスでもナチョがセレモニーをしてもらえるのはむしろ、特別扱いになるかと。
まあ、そんなことはともかく、すでにプレシーズン2週目が始まったマドリーの近況をお伝えしていくことにすると、今のところ、猛暑のバルデベバスで淡々とセッションが続いているだけで、ええ、まだユーロやコパ・アメリカに参加していたメンバーの大半が戻ってない上、エムバペもプレゼンだけして、バケーションでマイアミに行ってしまいましたからね。チームに合流するのは8/7ですし、先週半ばにはモドリッチ、ルーカス・バスケスの1年契約延長の発表がようやくあったものの、まだ前者もバケーション中。

おそらくコパ・アメリカ準々決勝敗退組のブラジル勢、ビニシウス、ロドリゴ、ミリトンらと共に月末から始まるアメリカツアー(7/31ミラン戦、8/3バルサ戦、8/6チェルシー戦)に合わせて、戻るかと思いますが、中にはウクライナ代表でグループリーグ敗退したGKルーニンのように初日から、早出してきたメンバーも。そう、昨季のプレシーズンにGKクルトワがヒザの靭帯断裂という重傷を負った後、緊急レンタル移籍してきたケパ(チェルシー)とのレギュラー争いに勝って、彼はマドリー正GKの座をゲット。それがいよいよ大詰めのCL決勝前にインフルBにかかり、シーズン終盤に復帰してきたクルトワとウェンブリーのゴールを守る権利を争うことができず、ユーロでも初戦のルーマニア戦での3失点ミスが祟り、残り2試合はトゥルビン(ベンフィカ)の控えにされてしまったんですが、やっぱりまた、日影の身に戻るのはイヤなようでねえ。
バルデベバスでクルトワと一緒に練習しながら、出場できるクラブを探しているそうで、彼が移籍した場合、ケパに戻って来る用意があるのだとか。ちなみに似たような話はお隣さんでもあって、絶対正GKオブラクの控えとして、1月に入団したモルドバンが出場機会を1度ももらえず、ユーロのルーマニア代表でも控えになってしまったせいで、移籍希望を宣言。こればっかりは相手がUno de los mejores porteros(ウノ・デ・ロス・メホーレス・ポルテーロス/最高のGKの1人)であるだけに仕方ないとはいえ、昨季までの正GKディミトリエフスキ(バレンシアに移籍)がいなくなってしまったラージョ程の深刻な悩みではない?

むしろマドリーが現在、補強の必要性を感じているのはCBで、いえ、ナチョと入れ替わりで、カンテラーノ(下部組織出身の選手)のバジェホがグラナダ(昨季2部に降格)へのレンタルから、戻ってはいるんですけどね。それとは別にクラブがずっと狙っていたリールの18才の逸材、レニー・ヨロが、大枚5000万ユーロ(約86億円)をはたいたマンチェスター・ユナイテッドに持っていかれてしまったのが大誤算。オーストリア代表のアドバイザーとして、ユーロに同行していたアラバもまだヒザの靭帯断裂のリハビリ中とあって、CB本職がリュディガーとミリトンしかいないとなれば、チュアメニはともかく、緊急中の緊急、CL優勝とユーロ優勝でとうとう、バロンドール候補の声も聞こえ始めたカルバハルにまで頼ることになるのは、アンチェロッティ監督も避けたいと思っているはずですが、さて。

その一方ですでにプレシーズンマッチも始まっているマドリッドの弟分チームたちの様子もお話ししておくと、ラージョはすでに2度もポルトガルに遠征。先週水曜にスポルティング・ブラガと対戦して、2-2で引き分けたのを知った時はなかなかやるなと思ったものの、土曜のビトリア戦では2-0で負けてしまうことに。うーん、初戦のゴールも先制点はバルサ・アスレティック(RFEF1部/実質3部)から来たCBペラジョ、2点目もカンテラーノのマルコ・デ・ラ・シラスのものでしたからね。要は相変わらず、RdT(ラウール・デ・トマス)を筆頭にエヌテカ、アルバロ・ガルシアやイシらのゴール日照りが続いているってことで、現在はカメージョもオリンピックのスペイン代表に帯同中。

今のところ、その他の補強はグンバウ(グラナダから移籍)ぐらいで、2020年にラージョからエスパニョールに河岸を変えたカンテラーノ、昨季はアルメリアで2部降格したエンバルバの復帰が近いと言われているんですが、彼もFWではありませんからね。昨季はフランシスコ監督から、2月にチームを引き継いで、何とか1部残留を達成したイニゴ・ペレス監督ももっと、チームにゴールをもたらしてくれるストライカーが欲しいところでしょうが、当面、今週金曜のヘーレンフェーン戦、来週水曜のコルドバ(2部)戦辺りは手持ちの駒でやりくりするしかないかと。

その傍らで先週、バレンシアのオリバ・ゴルフリゾートにキャンプに行っていたヘタフェは金曜に現地でコベントリー・シティ(イギリス2部)と対戦したんですが、いや午後7時からのピッチの暑そうなことと言ったらもう。このプレシーズンも彼らの試合はクラブのYouTubeチャンネルで生中継してくれるんですが、開始16分には早くも1回目のお水休憩に入っているんですから、何とも恐ろしい。ちなみにヘタフェもエースのボルハ・マジョラルがまだ3月に負ったヒザの半月板損傷からのリハビリ中で、マタ(今季はラス・パルマス)は契約終了、ラタサ(マドリー)もレンタル終了。アンヘル・トーレス会長がレンタルリピートを匂わせていたグリーンウッドも正式にマンチェスター・ユナイテッドからオリンピック・マルセイユへ移籍金3000万ユーロ(約52億円)で加入とFWの欠員が半端ないんですよ。

おかげで所有権を一部保有していたヘタフェに600万ユーロ(約11億円)入るのは有難いですが、そのコベントリー戦ではCFがカンテラーノのリスコだったというのはちょっとねえ。結局、最後の最後まで、ゴールが入ることなく、同様に暑さバテしていた相手も、いえ、日本人の坂元達裕選手を見られたのは収穫でしたけどね。スコアレスドローで終わったため、やっぱりボルダラス監督のチームも前線の補強がマストなんですが、今のところ、買取オプションを行使したディエゴ・リコに加え、新戦力はRFEF1部のセウタから来たウチェ、ペテル(マドリーからレンタル、昨季はバレンシアでプレー)、GKレテエク(バリク・オストラバから移籍)、アレックス・ソラ(同レアル・ソシエダ)だけ。

今週、ラス・ロサス(マドリッド近郊)のスペイン・サッカー協会本部のグラウンドで予定されている水曜のオビエド戦、土曜のアルバセテ戦でも、2部チーム相手に点が取れないなんてことになると、もっとフロントも本腰を入れて、ストライカー探しをしてくれるのでは?来週は再びアルゴルファ(アリカンテ)にキャンプに行くヘタフェですが、せっかく昨季は余裕で1部残留を達成した流れを途切らせないよう、上手く補強してもらいたものです。

そして4年ぶりに1部での戦いに挑むレガネスも先週木曜には国外遠征。ニースと手合わせして、2-2の引分けに持ち込んだのは立派だったかと。他2つの弟分と違って、ボルハ・ヒメネス監督のチームは2部優勝の殊勲者、ディエゴ・ガルシアとミゲール・デ・ラ・フエンテの両エースが健在で、初親善試合の得点者もこの2人だったんですが、実は補強の面でも彼らはソツのなさを発揮。ええ、私も昨季の正GKディエゴ・コンデがビジャレアルに行ったと聞いた時には心配したものの、すでに先日、出戻りとなるファン・ソリーアノ(テネリフェから移籍)を獲得していた上、他にもMFロベルト・ロペス(同レアル・ソシエダ)、右SBバリエンテ・ロシア(同ベシクタシュ)らが加入しているんですよ。

実際、昨季の主力はミゲールを筆頭にファン・クルス、フランケサ、ブラサナツと、昇格による強制買取オプション行使で残留していますしね。もちろん、まだまだ補強は必要なんですが、こちらもシュダッド・デポルティボ・ブタルケでの今週水曜午前9時半からの早起き親善試合、残念ながら、昨季はレガネスと真逆の道を辿り、今季はRFEF1部でプレーするお隣さん、アルコルコンとの一戦や、8月になってからのイギリス遠征、シェフィールド・ウェンズデー(2部)戦での様子を見ながら、足りない選手を補っていくことになるかと。

そんな中、マドリッド勢で一番動きが鈍いのがアトレティコで、いえ、先週のロス・アンヘレス・デ・サン・ラファエル(マドリッドから1時間の高原リゾート)でのキャンプは土曜に無事に終わったんですけどね。ユーロ、コパ・アメリカ参加勢がいないだけでなく、お隣さんのように入団が決まっている新顔も1人もいないため、日々の練習でスポットが当たるのは未だに6月に手術したヒザのせいで松葉杖が離せないシメオネ監督と、13年務めたプロフェ・オルテガ(現ティグレ)の退団で、アトレティコBからトップチームに昇格したフィジカルコーチ、ルイス・ピニェードの新メニューばかりって、あまりファンとしては心躍らなかったかと。

何せ、先週火曜にモラタがミラン移籍を告げた後も、チームは木曜にホセ・マリア・デ・セゴビアで恒例のコチニージョ(子豚の丸焼き)ディナーに駆けつけて、だってえ、今年も地獄のキャンプは1週間しかやらないんですよ。たった4日練習しただけで、コチニージョなんて贅沢だと思ったのはともかく、例年は新顔がやる皿を使った子豚の切り分け行事だって、ユーロのベルギー代表で出場機会がなく、練習合流を早めた1月入団のフェアメーレン(アントワープから移籍)と昨季、ジローナのレンタルから帰って来たリケルメという始末。それ以上に丁度、現地にヒル・マリン筆頭株主を始め、セレソ会長、ベルタ・スポーツディレクターが集まったのをいいことに、食後にはシメオネ監督も交えた「Cumbre de Cochinillo/クンブレ・デ・コチニージョ(子豚の丸焼きサミット)」が開かれたなんてニュースを読むだけで、減なりしたのは私だけではなかった?

いやまあ、カンテラ時代からモラタと仲が良く、ユーロ期間中も毎日のように連絡を取り合って、優勝するように励ましていたというコケも「Necesitamos gente que quiera estar en el Atleti/ネセシタモス・ヘンテ・ケ・キエレ・エスタル・エン・エル・アトレティ(アトレティコにいたいと思う人が必要だ)。競って勝つために100%、このクラブに集中している選手がね」と言っていたように、アトレティコに見切りをつけたスペインのエースをいつまでも惜しんでいても仕方ないんですけどね。問題はなかなか、代わりが来ないことで、そう、メンフィス・デパイもいなくなったため、今のトップチームにFWと名のつくのはコレアと、フランス代表に何故かMFとして招集されていたグリーズマンだけ。

一応、昨季はミランデス(2部)でレンタル修行していたカルロス・マルティン、現在はオリンピック代表参加中、水曜に初戦のウズベキスタン戦を迎えるスペイン組のサム、そしてアルゼンチン組のジュリアーノ・シメオネらはいるんですが、これだけではとてもとても、かろうじてCL出場圏の4位を守った昨季から、大きな前進を望むべくもないと落ち込んでいたところ…月曜になって、朗報が2件到着。1つは今週末にはマハダオンダ(マドリッド近郊)での練習に合流しないといけなかったジョアン・フェリックスにエメリ監督率いるアストン・ビラが関心を持っていることで、ええ、昨季のプレシーズンのような、居心地の悪い状況をリピートするのは、当人もチームメートも望んでいませんからね。

ユーロでも準々決勝フランス戦でのPK戦で1人外し、ポルトガル敗退の戦犯となってしまった彼ですが、フロントの目論見通り、6000万ユーロ(約103億円)で売却することができれば、月曜夜になって入ってきた、いよいよドブビク(ジローナ)獲得が秒読みに入ったというニュースも信じていい?といっても、ユーロでは実力を示せなかったウクライナのエースも値切って3500万ユーロ(約60億円)と、モラタの契約破棄金額1300万ユーロ(約23億円)では全然、足りませんしね。

たとえ、実績はあってもジャクソン・マルティネスやマンジュッキチら、失敗例もあるCF補強だけに吉と出るか、凶と出るかはわからないため、今は何とも言えないんですが、とにかくアトレティコだって、マドリッドの兄貴分の片割れ。プレシーズンマッチ初戦も今週土曜のヌマンシア(RFEF2部/実質4部)戦までありませんし、いつまでもお隣さんにエムバペ入団で話題を独占されている訳にはいかないですよね。

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サッカー界のトップを牽引し続けた2人の関係は、2人にしか分からなそうだ。 サウジアラビアのアル・ナスルへと移籍したポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが、インスタグラムでサウジアラビアでのデビュー戦に言及。投稿した写真が話題を呼んでいる。 昨年11月、マンチェスター・ユナイテッド、エリク・テン・ハグ監督を批判するインタビューを行ったC・ロナウドはそのまま契約解除。12月31日に予てから噂されていたアル・ナスルへ加入した。 チームに合流しトレーニングはしているものの、試合出場は果たせていないC・ロナウド。そんな中、パリ・サンジェルマン(PSG)とのフレンドリーマッチに臨む、オールスターチームのキャプテンを任され、19日にデビューを果たした。 サウジアラビア移籍後、初めての試合となったC・ロナウド。対戦相手には、時代を牽引したアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが所属。フレンドリーマッチではありながら、両者の最後の対戦とも見られている一戦では、互いにゴールを決めるなど見せ場を作った。 試合後、C・ロナウドはインスタグラムを更新。試合の写真と共に、メッシと挨拶する写真を投稿し「ピッチに戻って来れて、スコアシートにも名前を載せられてとても嬉しい!そして旧友にも会えて嬉しい!」と綴った。 PSGには、メッシ以外にもレアル・マドリー時代の同僚であるDFセルヒオ・ラモスやコスタリカ代表GKケイロル・ナバス、これまでも対戦したブラジル代表FWネイマール、カタール・ワールドカップ(W杯)でも対戦したモロッコ代表DFアクラフ・ハキミなどヨーロッパで戦った仲間や対戦相手が多く所属する。 「旧友」には彼らも含まれるはずだが、C・ロナウドが投稿した写真でPSGの選手と写っているのはメッシとの2ショットのみ。2人の関係性はやはり特別なようだ。 なお、アル・ナスルでのデビュー戦は22日に行われるサウジ・プロ・リーグのアル・エティファク戦となる予定だ。 <span class="paragraph-title">【写真】C・ロナウドが「旧友」のメッシとの写真をSNSに投稿、相手が写るのは1枚のみ</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/p/CnnK6WZLHNB/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; 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overflow:hidden; padding:8px 0 7px; text-align:center; text-overflow:ellipsis; white-space:nowrap;"><a href="https://www.instagram.com/p/CnnK6WZLHNB/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" style=" color:#c9c8cd; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:normal; line-height:17px; text-decoration:none;" target="_blank">Cristiano Ronaldo(@cristiano)がシェアした投稿</a></p></div></blockquote> <script async src="//www.instagram.com/embed.js"></script> 2023.01.20 10:02 Fri
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2011~2020年の世界ベストイレブンが発表!イニエスタとともに中盤に入ったのは相棒チャビではなく…

IFFHS(国際サッカー歴史統計連盟)は25日、2011~2020年の男子サッカー界のベストイレブンを発表した。 世界のリーグランキングやクラブランキングなどサッカーに関する様々な歴史や記録などを扱っている組織であるIFFHSだが、今回は過去10年間の成績に基づいて世界でのベストイレブンを組んでいる。 11人の中で、唯一現役でプレーしていないのが、右サイドバックで選出された元ドイツ代表DFのフィリップ・ラーム氏だ。このポジションではブラジル代表DFダニエウ・アウベス(現サンパウロ)も候補にいるはずだが、現役を引退した2016-17シーズンにドイツ年間最優秀選手にも選出されたラーム氏が選ばれている。 また、やや波紋を呼んでいるのはセンターバックだ。スペイン代表DFセルヒオ・ラモスは確定として、その相方にはオランダ代表DFヴィルヒル・ファン・ダイクが選ばれている。ここ10年の実績を考慮すると、元スペイン代表DFジェラール・ピケが入ってきてもおかしくはないが、リバプール加入以降強烈な活躍を見せたファン・ダイクのインパクトが勝ったというところか。 中盤には、元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタの他、レアル・マドリーの2選手が選出。イニエスタとバルセロナで中盤を構成した元スペイン代表MFチャビ・エルナンデス氏は2015年にアル・サッドに移籍しており、ここ10年ではベストイレブン外となった。 そして、3トップには近年のサッカー界を引っ張り続けてきたポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドとアルゼンチン代表FWリオネル・メッシの2人が入り、残す一枠には、今や世界最高のセンターフォワードと言っても過言ではないポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキが入っている。 そのため、ウルグアイ代表FWルイス・スアレス、ブラジル代表FWネイマール、元スウェーデン代表ズラタン・イブラヒモビッチ、ウェールズ代表FWガレス・ベイル、アルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロ、元オランダ代表FWアリエン・ロッベン、元フランス代表FWフランク・リベリといった名手たちは選外となっている。 ◆IFFHS発表の2011~2020年ベストイレブン GK マヌエル・ノイアー(ドイツ) DF フィリップ・ラーム(ドイツ) セルヒオ・ラモス(スペイン) ヴィルヒル・ファン・ダイク(オランダ) マルセロ(ブラジル) MF トニ・クロース(ドイツ) アンドレス・イニエスタ(スペイン) ルカ・モドリッチ(クロアチア) FW クリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル) ロベルト・レヴァンドフスキ(ポーランド) リオネル・メッシ(アルゼンチン) 2021.01.29 18:45 Fri
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2017年サッカー界最強の11人が決定! レアル・マドリーから最多5人が選出《ザ・ベストFIFAアワード2017》

▽国際サッカー連盟(FIFA)は23日、ロンドンでザ・ベストFIFAアワード2017を開催し、各賞受賞者を発表した。 ▽FIFAと国際プロサッカー選手会(FIFPro)が共同で選出する2017年FIFA/FIFProベストイレブンには、FIFA男子最優秀選手賞を獲得したFWクリスティアーノ・ロナウドを始め、史上初のチャンピオンズリーグ(CL)連覇を含むシーズン2冠のレアル・マドリーから最多5人が選出された。 ▽CLを制したレアル・マドリーが採用する[4-3-3]のフォーメーションに合わせて選出された今回のベストイレブンでは、FIFA最優秀GK賞を獲得したジャンルイジ・ブッフォンが選出されている。 ▽4バックには、白い巨人の最終ラインを支えるセルヒオ・ラモスとマルセロの重鎮コンビに加え、昨季ユベントスで活躍し、今夏パリ・サンジェルマン(PSG)、ミランに新天地を求めたダニエウ・アウベス、レオナルド・ボヌッチの2選手が選出された。 ▽中盤ではリーガ2強にして世界最高峰の中盤を取り仕切るアンドレス・イニエスタ、ルカ・モドリッチ、トニ・クロースの名手3選手が選ばれた。 ▽また、3トップにはFIFA男子最優秀選手賞の最終候補3人に選出されたC・ロナウド、リオネル・メッシ、ネイマールが入った。。2017年のFIFA/FIFProベストイレブンは以下のとおり。 <span style="font-weight:700;">◆FIFA/FIFProベストイレブン</span> <div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/get20171024_1_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> <span style="font-weight:700;">GK</span> <span style="font-weight:700;">ジャンルイジ・ブッフォン</span>(ユベントス/イタリア) <span style="font-weight:700;">DF</span> <span style="font-weight:700;">ダニエウ・アウベス</span>(ユベントス→PSG/ブラジル) <span style="font-weight:700;">セルヒオ・ラモス</span>(レアル・マドリー/スペイン) <span style="font-weight:700;">レオナルド・ボヌッチ</span>(ユベントス→ミラン/イタリア) <span style="font-weight:700;">マルセロ</span>(レアル・マドリー/ブラジル) <span style="font-weight:700;">MF</span> <span style="font-weight:700;">トニ・クロース</span>(レアル・マドリー/ドイツ) <span style="font-weight:700;">ルカ・モドリッチ</span>(レアル・マドリー/クロアチア) <span style="font-weight:700;">アンドレス・イニエスタ</span>(バルセロナ/スペイン) <span style="font-weight:700;">FW</span> <span style="font-weight:700;">リオネル・メッシ</span>(バルセロナ/アルゼンチン) <span style="font-weight:700;">クリスティアーノ・ロナウド</span>(レアル・マドリー/ポルトガル) <span style="font-weight:700;">ネイマール</span>(バルセロナ→PSG/ブラジル) 2017.10.24 05:06 Tue
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モドリッチが39歳バースデー前日に鮮やか決勝FK弾! クロアチア指揮官「まるで25歳の選手のよう」

クロアチア代表のズラトコ・ダリッチ監督が主将MFルカ・モドリッチを称賛した。 クロアチアは8日にUEFAネーションズリーグ(UNL)・リーグ・Aグループ1第2節でポーランド代表と対戦し、1-0で勝利。0-0の52分にモドリッチが直接FKで決勝点をマークした。 ポルトガル代表との初戦で敗れての今節を白星で飾り、今大会初勝利のダリッチ監督は翌日9日が誕生日のモドリッチに触れつつ、こう振り返っている。『UEFA.com』が伝えた。 「重要な試合に勝った。明日はルカの誕生日。これから別れてそれぞれの道を歩むということで、少し早めだが、お祝いをしたんだ。素晴らしい試合だったし、支配的でパワフルだった。スコアがより説得力のあるものではなかったのが残念だがね」 所属先のレアル・マドリーを含め、第一線で活躍し続けるモドリッチはこの試合で代表通算180キャップに。欧州選手ではセルヒオ・ラモスと並び、歴代2位となった。 38歳という年齢ながら、錆びない技術と経験、そして主将でもクロアチアを引っ張り続け、指揮官にもまだまだ一緒にやっていける感覚があるようだ。 「ルカの戦いぶり、タックルの仕方はまるで25歳の選手のようだった。彼のパフォーマンスや身のこなし方を見れば、長く我々といられるだろう」 <span class="paragraph-title">【動画】モドリッチが誕生日前夜に鮮やかFK弾!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="bV25aw1aM1g";var video_start = 69;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.09.09 08:59 Mon

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