「複雑な気持ち」初のベストイレブン受賞の広島GK大迫敬介、優勝逃した悔しさとパフォーマンスに「もっと決定的なシーンを防いでいれば」
2024.12.11 15:10 Wed
『2024 Jリーグアウォーズ』が10日に催され、サンフレッチェ広島のGK大迫敬介がJリーグベストイレブンに輝いた。
「素直に嬉しいですが、個人的には今年の自分のパフォーマンスに関しては全然納得していないので複雑な気持ちではありますが、こうやって票をいただいてこの賞を受賞できたことは誇りに思います」
リーグ最少失点で躍進した日本代表GK谷晃生(FC町田ゼルビア)や年間35失点の2位となったGK一森純(ガンバ大阪)、優勝したヴィッセル神戸のGK前川黛也今季限りで名古屋グランパスを退団するGKランゲラックを抑えての初受賞となった。
3位、2位と浮上した広島。来季は当然タイトルを目指すこととなる。
大迫は「個人的にはまたこういったベストイレブンやMVPという賞をいただけるように、1年通して今年以上のパフォーマンスを出したいですし、それが日本代表というところにも繋がると思うので、来年こそは今年以上の自分のパフォーマンスを発揮したいと思います」とコメント。より一層、自己研鑽に励むとした。
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日本代表としても招集が続いた大迫は、広島の正守護神として明治安田J1リーグの全38試合にフルタイム出場。チームは最後まで優勝争いを繰り広げた中、2位でフィニッシュ。2年連続3位から1つ順位を挙げたが、新本拠地のエディオンピースウイング広島元年をタイトルで飾ることはできなかった。アウォーズ後の記者会見に臨んだ大迫は、ベストイレブン選出を喜びつつ、自身のパフォーマンスには納得いっていないとし、複雑な気持ちを語った。リーグ最少失点で躍進した日本代表GK谷晃生(FC町田ゼルビア)や年間35失点の2位となったGK一森純(ガンバ大阪)、優勝したヴィッセル神戸のGK前川黛也今季限りで名古屋グランパスを退団するGKランゲラックを抑えての初受賞となった。
シーズンを振り返って思い出のセーブについても「あまり覚えていないですね」と語った大迫。「どちらかというと、もう少し僕が決定的なシーンを防いでいれば、もっと優勝に近づけたのかなと思うので、そっちの思いの方が強いです」と、優勝を逃したことへの悔しさを滲ませた。
3位、2位と浮上した広島。来季は当然タイトルを目指すこととなる。
大迫は「個人的にはまたこういったベストイレブンやMVPという賞をいただけるように、1年通して今年以上のパフォーマンスを出したいですし、それが日本代表というところにも繋がると思うので、来年こそは今年以上の自分のパフォーマンスを発揮したいと思います」とコメント。より一層、自己研鑽に励むとした。
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明治大学のキャプテンを務め、サンフレッチェ広島への加入が内定しているMF中村草太が、広島入りの理由やプロへの思いを語った。 4日、明治大学は「Jリーグ加入内定合同記者会見」を開催。来シーズンからプロ入りする5名の会見を実施した。 明治大学は関東大学サッカーリーグ1部で2年ぶり8度目の優勝を果たし、史上初の無敗優勝を達成。毎年のように多くのプロ選手を輩出してきた中、大学として大きな結果を残した。 中村はチームのキャプテンを務め、昨夏ブレーメンに加入したMF佐藤恵允の後を継いで10番を背負うと、2023年は関東大学リーグ1部で得点王とアシスト王に輝き、今年も2年連続での得点王とアシスト王に輝くなど、個人としても大きな結果を残した。 栗田大輔監督は中村について「今年キャプテンであり大学リーグのMVPであり、2年連続の得点王でありアシスト王であると。本当に記録を残してくれたなと思います」と紹介。特徴については「スピードと人と関わりながらスペースに潜り込んで行って、結果にコミットするプレーができる」と強みを語った。 また、「何より2年連続の得点王、アシスト王ということは、全て結果だと思っているので、結果を残せる選手だと思います」と評価。「この4年間でかなりの紆余曲折、成長があり、最初はオンザボールでボールを持てばスピードがあってちょっと面白いなという形でしたが、徐々に責任感や今年主将をやったことでリーダーシップ、オフザボールの動き、ポジションをウイングやFWをやることで幅が広がり、4年間で大きく成長したと思っています」と太鼓判。「サンフレッチェ広島で即戦力で、即1年目から活躍して、日本のサッカー界を変えていってほしいなと。ライバルはたくさんいますが、一石を投じてもらいたいなと思います」と期待を口にした。 色々なクラブに練習参加もしたという中村。広島への加入を決めた理由については「大きく2つある」とコメントした。 「1つ目は雰囲気、ファミリー感というか、とてもチャレンジできる環境で、監督やスタッフの雰囲気が物凄く良かったです」 「そして、プレースタイル、チームスタイル的にハイプレスをかけて、奪ったボールはまず前から見ようというところは、広島でも明治でも日々追求しているところなので、チームに入ってもすんなりというか、日々積み重ねている自分の良さが出せる場所だと思ったので、広島に決めました」 これまで積み上げてきたことが出せる環境でもある広島でプロになる中村。個人の結果という意味で、2年間で圧倒的なものを残しており、栗田監督からも大きな期待が寄せられた中、まずは広島でアピールしたいとした、 「昨年は佐藤恵允さんが7月にブレーメンに行きましたが、やはり海外に挑戦したいという思いは自分もあります。まずは広島で活躍することが大前提になると思うので、日頃の練習からアピールして、チャンスをいただけるように頑張りたいと思います」 将来の夢に向けても広島で結果を残すことが重要になる中村。プロになれば、多くのファン・サポーターや子供たちからの期待を受けることとなる。 目指すサッカー選手像については「自分が見ていてワクワクする選手というのは、チャンスやゴールに関わるプレーだと思っています。そこは意識したいですし、ゴールに向かう姿勢や観ている人はゴールが入らないと面白くないと思うので、そういった姿勢、勢い、質や精度を見てもらいたいです」とコメント。目標の選手は「いない」と語ったが、「参考にしている選手はトップレベルでもJリーグでもいるので、色々な選手の良いところをちょっとずつ盗んだりして、みんなの良さ、良い部分を集約した選手になりたいと思います」と、様々な良さを持ち合わせた選手になりたいと意気込んだ。 10番を背負い、キャプテンを務め、チームは無敗優勝。個人も2年連続の得点王&アシスト王と充実した1年となった。その中での成長や難しさについては「自分が発する言葉、キャプテンという立ち位置は自分1人の発言がチームの印象にもなってしまうので、そこに対する1つの発言の言葉選び、言葉遣いというのは、今もまだまだですけど、主将になって良かったなと思う点であり、苦労した部分です」と振り返り、「これからもっと必要になってくることだと思うので、今年経験できたことは非常に良かったなと思いますし、自分のプレーがあまり上手くいかない時、調子が出ない時にどう振る舞うか。自分は言葉ではなく、プレーで背中を見せて引っ張っていくことをシーズン最初に決めていたので、それができなくなった時にどう立ち振る舞えば良いのか、どうプレーすれば良いのか、どういったメンタル状態でいれば良いのかというのは、苦労した部分でもあり、それでも4年生の背中は大きいので、やり続けるということは成長できた部分でもあるかなと思います」と、しっかりとしたビジョンを持ってプレーを続けられたことは良かったとした。 大きな期待が寄せられ、大卒ルーキーでも最注目株とも言える中村だが、チームを指揮するミヒャエル・スキッベ監督から突然のメッセージがあったことを明かした。 「2カ月前ぐらいに急にスカウトの梅田さんからLINEが入って、スキッベ監督から話したいことがあると言われて、何言われるんだろうと思っていたら、通訳の松尾さんのLINEから「誕生日おめでとう」って入りました。些細な気遣いが嬉しかったです」 ユーモアに溢れるスキッベ監督らしい行動。期待の表れとも言えるが、監督の印象については「ユーモアは物凄くある方で、ジョークも言う方ですし、ポジティブな思考をする方なので、チャレンジしやすいと思っています」と語り、プロ1年目から結果を残すことへ意欲を示した。 2024.12.04 18:50 Wed4
Jリーグ優秀選手賞34名が発表! 連覇の神戸から最多9名、ここからベストイレブン&最優秀選手賞が決まる
Jリーグは9日、「2024Jリーグ優秀選手賞」の受賞選手34名を発表した。 10日に行われる「2024 Jリーグアウォーズ」を前に発表された優秀選手賞。この34名の中から、ベストイレブンと最優秀選手賞が選ばれることとなる。 優秀選手賞は、各クラブの監督および選手による「ベストイレブン」の投票結果をもとに、各ポジションの投票数の上位選手からチェアマンが決定するものとなる。 見事に連覇を果たしたヴィッセル神戸からは、GK前川黛也、DF酒井高徳、DF山川哲史、DFマテウス・トゥーレル、MF井手口陽介、MF扇原貴宏、FW大迫勇也、FW宮代大聖、FW武藤嘉紀の最多9名が選出された。 また、2位のサンフレッチェ広島からは、GK大迫敬介、DF荒木隼人、DF佐々木翔、DF中野就斗、MF東俊希、MF松本泰志の6名が選出。初のJ1挑戦で優勝争いを最後まで繰り広げたFC町田ゼルビアからは、GK谷晃生、DF昌子源の2名が選ばれた。 なお、この34名の中から決まる「ベストイレブン」は、DF、MF、FW、右サイド、左サイドの1名ずつは得票数上位から選出。GKを含む残りの6名は、選考委員にて決定される。 <h3>2024Jリーグ 優秀選手賞 受賞選手(34名)</h3> GK 谷晃生/FC町田ゼルビア ランゲラック/名古屋グランパス 一森純/ガンバ大阪 前川黛也/ヴィッセル神戸 大迫敬介/サンフレッチェ広島 DF 濃野公人/鹿島アントラーズ(右サイド) 昌子源/FC町田ゼルビア 高井幸大/川崎フロンターレ 中谷進之介/ガンバ大阪 酒井高徳/ヴィッセル神戸(右サイド) マテウス・トゥーレル/ヴィッセル神戸 山川哲史/ヴィッセル神戸 荒木隼人/サンフレッチェ広島 佐々木翔/サンフレッチェ広島 中野就斗/サンフレッチェ広島(右サイド) MF マテウス・サヴィオ/柏レイソル(左サイド) 脇坂泰斗/川崎フロンターレ 田中聡/湘南ベルマーレ 井手口陽介/ヴィッセル神戸 扇原貴宏/ヴィッセル神戸 東俊希/サンフレッチェ広島(左サイド) 松本泰志/サンフレッチェ広島 FW 鈴木優磨/鹿島アントラーズ 知念慶/鹿島アントラーズ(MF) 山田新/川崎フロンターレ アンデルソン・ロペス/横浜F・マリノス ヤン・マテウス/横浜F・マリノス(右サイド) ジャーメイン良/ジュビロ磐田 ウェルトン/ガンバ大阪(左サイド) 宇佐美貴史/ガンバ大阪 レオ・セアラ/セレッソ大阪 大迫勇也/ヴィッセル神戸 宮代大聖/ヴィッセル神戸(左サイド) 武藤嘉紀/ヴィッセル神戸(右サイド) 2024.12.09 16:58 Mon5