【プレミア注目プレビュー】開幕節屈指の好カード、新生ブルーズvs4連覇王者シティ!

2024.08.18 14:45 Sun
新生ブルーズvs4連覇王者シティ
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新生ブルーズvs4連覇王者シティ
2024-25シーズンのプレミアリーグ開幕節、チェルシーvsマンチェスター・シティが、日本時間18日24:30にスタンフォード・ブリッジでキックオフされる。師弟対決の両指揮官に注目集まる、プレミア開幕節屈指の好カードだ。

昨シーズンは大型補強に見合わぬ6位フィニッシュも、就任1年目のポチェッティーノ監督の下で後半戦に限ってはハイペースで勝ち点を積み上げたチェルシー。しかし、補強方針を中心に首脳陣と問題を抱えたアルゼンチン人指揮官はわずか1年でクラブを離れ、後任としてレスター・シティをチャンピオンシップ(イングランド2部)優勝と共に1年のプレミア復帰に導いたマレスカ新監督を招へいした。

その新体制では若手を中心にすでに9選手を補強。指揮官のレスターの教え子であるデューズバリー=ホール、リーグ屈指の快速アタッカーであるペドロ・ネト、新守護神候補ヨルゲンセン、フルアムからフリー加入のアダラバイヨら即戦力も確保。ただ、プレシーズンでは守備、ビルドアップの局面で新スタイル移行に向けた課題が目立っており、王者を本拠地で迎え撃つ新体制初陣はタフなモノになるはずだ。
一方、最終節までもつれ込んだアーセナルとの熾烈な一騎打ちを制して前人未踏の4連覇を達成したシティ。引き続きグアルディオラ監督と共に5連覇を狙う絶対王者は今夏の移籍市場でFWアルバレスのアトレティコ・マドリー流出という誤算はあったものの、それ以外の主力の残留が決定。そこに昨季ジローナの躍進を支えた“サヴィーニョ”の愛称で知られる左利きのドリブラーであるサヴィオを新たに迎え入れ、伸びしろ豊かなアカデミー育ちの若手の台頭を期待しつつ継続路線を歩む。

開幕1週間前に行われた宿敵マンチェスター・ユナイテッドとのコミュニティ・シールドではベルナルド・シウバの土壇場の同点ゴールで1-1のドローに持ち込み、PK戦の末にシーズン開幕に弾みを付ける今季初タイトルを獲得。本領発揮にはもうしばらくかかりそうだが、良い形で開幕戦を迎えることになった。
なお、ブルーズ前指揮官ポチェッティーノが指揮した昨季のリーグ2度の対戦はいずれもドローに終わっているが、アメリカのプレシーズンツアーで行われた前哨戦ではハーランドのハットトリックの活躍によってシティが4-2の貫録勝ち。シティU-23元監督で2022-23シーズンに1年間ファーストチームのアシスタント・マネージャーを務めたマレスカ監督は、師匠のスペイン人指揮官率いる古巣相手の公式戦初対決で結果を残せるか。

◆チェルシー◆
【4-2-3-1】
▽予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.

GK:サンチェス
DF:グスト、フォファナ、コルウィル、ククレジャ
MF:カイセド、ラヴィア
MF:パーマー、エンソ・フェルナンデス、スターリング
FW:エンクンク

負傷者:GKペトロビッチ、DFリース・ジェームズ、MFケリーマン
出場停止者:DFリース・ジェームズ(2/4)

リース・ジェームズが昨季からの4試合停止の2試合目で欠場となる。負傷者はそのジェームズと若手2選手が不在となる見込みだ。

プレシーズンを通じて多くの組み合わせを試しており、[4-3-3]の布陣を含めてスタメンは非常に読みづらいが、前述の11名を予想。センターバックではディザジ、アダラバイヨ、バディアシル。中盤から前線ではペドロ・ネト、ジャクソン、マドゥエケ、ムドリクの起用も十分にあり得る。

◆マンチェスター・シティ◆
【4-2-3-1】
▽予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.

GK:エデルソン
DF:リコ・ルイス、アカンジ、ルベン・ディアス、グヴァルディオル
MF:ベルナルド・シウバ、コバチッチ
MF:ドク、デ・ブライネ、サヴィオ
FW:ハーランド

負傷者:MFロドリ、グリーリッシュ、FWボブ
出場停止者:なし

出場停止者はいない。負傷者に関しては長期離脱が決定したボブに加え、ロドリ、グリーリッシュが欠場となる見込みだ。

スタメンは前述の11名を予想。合流間もないウォーカー、フォーデン、ストーンズに関してはベンチスタートが濃厚だが、状態次第でスタメン入りも考えられる。また、プレシーズンでアピールしたオライリー、マカティーの抜擢も十分にある。

★注目選手
◆チェルシー:FWクリストファー・エンクンク
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真価試される2年目。昨季は古巣対戦で躍動したエースのパーマー、ピッチ外で物議を醸したエンソ・フェルナンデスらにも注目が集まるところだが、加入2年目で攻撃のキーマンとして位置付けられるフランス人アタッカーを注目選手に推す。

ブンデスリーガ得点王の看板を引っ提げ、昨夏の補強の目玉としてRBライプツィヒから加入も、プレミア挑戦1年目は度重なる負傷に悩まされ、リーグ戦11試合3ゴールと期待外れの結果に終わった。こらえ性がないアメリカ人オーナーは今夏も引き続き若手有望株を中心に積極補強に動いており、この2年目も思うように結果を残せなければ、早いタイミングで売却される可能性もあり序盤戦からのアピールが必要だ。

ユーロ参戦を逃したことで、プレシーズンはチームと共にじっくりコンディション調整、新たな戦術への適応に取り組むことができており、開幕からの躍動が期待されるところだ。現状では最前線、セカンドトップを含めいくつかの起用法が想定されるが、王者相手の開幕戦では持ち味の攻撃センス、決定力を遺憾なく発揮し、新指揮官に白星をプレゼントしたい。

◆マンチェスター・シティ:FWアーリング・ハーランド
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3季連続得点王へ好スタート切れるか。鳴り物入りでのプレミア初挑戦から2季連続得点王で連覇に貢献した怪物ストライカーは、アラン・シアラーティエリ・アンリ以来となる3季連続得点王獲得を目指す。コミュニティ・シールドでは不発に終わったが、前述のチェルシー戦を含めプレシーズンは若手中心のスカッドでゴールを量産し、好調を維持している。

アルバレス退団で現状ではチーム唯一の純粋なストライカーとして替えが利かない重要な存在となるなか、今季はシーズンを通してコンディションを維持しながら一昨季のようなゴール量産でチームを5季連続の頂点に導きたい。

プレシーズンの対戦からもわかるように新体制移行で守備、ビルドアップの構築途上のチェルシーはノルウェー代表にとって与しやすい部分が多く、連動したハイプレスからのショートカウンターや積極的なディフェンスラインとの駆け引きでハイラインを攻略し、開幕戦ゴールといきたい。

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フルアムに劇的ブリッジ初攻略許したチェルシー、厳しい逆転負けで公式戦13戦ぶり黒星に…【プレミアリーグ】

プレミアリーグ第18節、チェルシーvsフルアムが26日にスタンフォード・ブリッジで行われ、アウェイのフルアムが1-2で逆転勝利した。 公式戦12戦無敗の2位チェルシー、リーグ5戦無敗の9位フルアムが激突したロンドン・ダービー。 チェルシーは前節、エバートンの堅守に手を焼き敵地でゴールレスドロー。これで公式戦連勝が「8」でストップした。1試合未消化の首位リバプールとの勝ち点差が「4」に広がったなか、ボクシング・デー開催の今節は直近数試合で上位相手に好勝負を演じている難敵をホームで迎え撃った。マレスカ監督はエバートン戦から先発1人を変更。ディザジに代えてサスペンション明けのククレジャが左サイドバックに入り、グストが右に移った。 [5-4-1]の布陣で臨んだフルアムに対して、後方からボールを動かしながらボールを前進させてチャンスを窺うチェルシー。10分にはインサイドでボールを引き出したククレジャを起点に左を崩し、サンチョのファーを狙ったクロスにペドロ・ネトが飛び込むが、ここは相手DFの好守に阻まれる。 一方、まずは守備から入ったフルアムだが、リバプール戦でも機能したロビンソン、イウォビの左サイドを起点に効果的に背後を引っくり返してクロスやボックス内への侵入から良い形を作り出す。 やや試合が膠着し始めるが、ブルーズが誇るボールプレーヤーが圧巻の個人技でスコアを動かす。16分、バイタルエリア中央でコルウィルから足元にパスを受けたパーマーが鮮やかなターンからスムーズに前を向き絶妙なコース取りのドリブルでDF2枚をかわす。そのままボックス手前まで運んで対峙したDFを抜き切らずに意表を突くタイミングで放った左足シュートがゴール左下隅に決まった。 良い時間帯にリードを手にしたチェルシーは直後にもボックス内のパーマーが続けて左足を振って2点目に迫っていく。だが、フルアムの素早い切り替えと球際の優位性を活かした鋭いカウンターでヒメネス、バッシーがきわどいシュートを放って応戦する。 前半半ばから終盤にかけてはフルアムがボール支配率で上回るなど、一進一退のペースで進んでいく。チャンスはアウェイチームがより多く作ったが、チェルシーも35分にエンソ・フェルナンデスのFKをゴール前のククレジャがダイビングヘッドで合わせるビッグチャンスを作り出すなど、見応え十分の攻防が繰り広げられた。 1点リードでダービーを折り返したチェルシーは後半立ち上がりに続けて決定機を創出。49分にはペナルティアーク付近でククレジャから横パスを受けたエンソが枠の左隅を狙ったシュートを放つが、これはGKレノの好守に遭う。さらに、このプレーで得たCKの二次攻撃からコルウィルのヘディングシュートでゴールネットを揺らしたが、ここは完全にオフサイドでゴールは認められず。 入りこそ受け身を強いられたフルアムだったが、後半10分を過ぎた辺りから前半の良い時間帯と同じようにボールもゲームも支配していく。後半は右サイドでアダマ・トラオレが存在感を示し始め、右からのクロスにイウォビやロビンソンが飛び込んで決定的な場面を作り出す。だが、ボックス内でドフリーのロビンソンの決定機は最後の判断ミスで同点ゴールとはならず。 守護神サンチェスを中心に守備陣の最後の粘りで失点を開始したものの、後半は序盤以降、攻守両面でうまくいかない。選手交代でテコ入れを図りたいところだったが、マレスカ監督は最前線のジャクソンをエンクンクに入れ替えた以外、静観の構えを見せた。 すると、以降もフルアムの流れで試合が進むと、82分に同点ゴールが生まれる。左サイドでイウォビとのコンビでポケットを取ったロビンソンが浮き球クロスを上げると、ファーのカスターニュが頭で折り返す。これをゴール前のハリー・ウィルソンが左ポストに当てながらもヘディングシュートをねじ込んだ。 1-1のイーブンに戻ったことで、ダービーの最終盤は互いに攻め合うオープンな展開に。どちらが勝ち越しゴールを奪ってもおかしくない状況のなか、アウェイチームが土壇場でスコアを動かす。95分、GKサンチェスのフィードを中盤でカットしたカウンターの形から右のスペースに走り込んだルキッチが丁寧に折り返すと、ボックス内でフリーのムニスがワントラップから冷静にゴール右隅へシュートを流し込んだ。 土壇場で痛恨の失点を喫したチェルシーは残り時間で猛攻に打って出たが、ボックス内でのエンクンクの見事なダイレクトボレーシュートはGKレノの驚異的な反応にはじき出されてしまい、同点ゴールとはならず。 そして、試合はこのままタイムアップを迎え、スタンフォード・ブリッジ開催のプレミアリーグのダービーでフルアムに初白星を献上したチェルシーは、公式戦13試合ぶりの黒星を喫することになった。 チェルシー 1-2 フルアム 【チェルシー】 コール・パーマー(前16) 【フルアム】 ハリー・ウィルソン(後37) ロドリゴ・ムニス(後50) <span class="paragraph-title">【動画】パーマーのクールフィニッシュにフルアム同点弾</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">見事なドリブル突破で中央を打開!<br>パーマーは今季のプレミア<br>12ゴール目を記録<br><br>プレミアリーグ 第18節 <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%82%B7%E3%83%BC?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#チェルシー</a> v <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%A0?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#フラム</a><a href="https://twitter.com/hashtag/%E5%B9%B4%E6%9C%AB%E5%B9%B4%E5%A7%8B%E3%81%AF%E3%83%97%E3%83%AC%E3%83%9F%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B0?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#年末年始はプレミアリーグ</a><br><br><a href="https://t.co/IQcfgHPywb">https://t.co/IQcfgHPywb</a> <a href="https://t.co/2Abd73cbE0">pic.twitter.com/2Abd73cbE0</a></p>&mdash; U-NEXTフットボール (@UNEXT_football) <a href="https://twitter.com/UNEXT_football/status/1872302276142067897?ref_src=twsrc%5Etfw">December 26, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">フラムのストロング<br>ロビンソンのクロスがゴールに直結<br>ウィルソンがヘディングで押し込む<br><br>プレミアリーグ 第18節 <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%82%B7%E3%83%BC?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#チェルシー</a> v <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%A0?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#フラム</a><a href="https://twitter.com/hashtag/%E5%B9%B4%E6%9C%AB%E5%B9%B4%E5%A7%8B%E3%81%AF%E3%83%97%E3%83%AC%E3%83%9F%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B0?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#年末年始はプレミアリーグ</a><br><br><a href="https://t.co/IQcfgHPywb">https://t.co/IQcfgHPywb</a> <a href="https://t.co/WBN3OJzFdG">pic.twitter.com/WBN3OJzFdG</a></p>&mdash; U-NEXTフットボール (@UNEXT_football) <a href="https://twitter.com/UNEXT_football/status/1872322754776883550?ref_src=twsrc%5Etfw">December 26, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.12.27 02:28 Fri
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好調チェルシーで稼働叶わぬキャプテン…チーム練習に部分合流も公式戦復帰はいつ?

チェルシーのエンツォ・マレスカ監督が、チームの負傷者情報をアップデートした。イギリス『90min』が伝える。 現在プレミアリーグで2位、復権に向け、このところは順調に白星を積み重ねるチェルシー。 しかし、そんなチームのキャプテンたるイングランド代表DFリース・ジェームズは“今シーズンも”ケガがち。過去2年でシーズンの半分も稼働できていないなか、今季もここまで4試合241分間のプレーにとどまっている。 最後の出場は11月11日、アーセナル戦。 マレスカ監督によると、リース・ジェームズは痛めたハムストリングがある程度治癒し、ここに来てランニングを再開。「明日(21日)からチームセッションの一部にも加わるよ」と語る。 しかし、「だからといって次の試合、その次の試合で帰ってくるわけではない。明日の練習再開はコンディションを整えるものであり、本格的な復帰の足掛かりとするものだ。ゆっくりゆっくり帰ってくるだろう」ともコメントした。 やはり、リース・ジェームズの公式戦復帰は数週間先で、もちろん年内は不可。 相次ぐ負傷により、2022年カタールW杯を断念…気づけば2年近くイングランド代表から遠ざかるリース・ジェームズ。万全なら世界トップクラスの右サイドバックだが、1年間のフル稼働は、この先も望めないだろう。 なお、マレスカ監督はDFヴェスレイ・フォファナ、DFブノワ・バディアシルの年内残り3試合欠場も明言し、ドーピング検査陽性判定のFWミハイロ・ムドリクについては「今話せることはない」と言及を避けている。 2024.12.21 15:10 Sat
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堅守エバートンに大苦戦でドローのチェルシー、公式戦連勝が「8」でストップ…【プレミアリーグ】

プレミアリーグ第17節、エバートンvsチェルシーが22日にグディソン・パークで行われ、0-0のドローに終わった。 リーグ5連勝を含む公式戦8連勝と絶好調の2位チェルシーは、フリードキン・グループへのクラブ売却が正式に完了した16位のエバートンとのアウェイゲームでさらなる連勝を目指した。前節、曲者ブレントフォードも2-1で競り勝ったチームは、主力を温存したカンファレンスリーグ(ECL)をマルク・ギウのハットトリックの活躍などで5-1の完勝。リーグフェーズを全勝の首位で締めくくった。 今回の一戦では前節退場のククレジャが不在のほか、ラヴィアやリース・ジェームズ、フォファナが欠場となったが、パーマーやジャクソン、コルウィルらECLで温存された主力が休養十分でスタメンに名を連ねた。 暴風雨の厳しいコンディションで幕を開けた一戦。前半は風下での戦いとなったチェルシーは、地上でボールを動かしながら右サイドのペドロ・ネトを起点にシュートシーンを作り出していく。 互いに相手の出方を窺った後は、エバートンが球際の勝負で互角以上に奮闘したこともあり、試合は膠着状態に。それでも、26分には右サイドのスペースへ飛ぶ出したパーマーの正確なグラウンダークロスに反応したゴール前のジャクソンがうまくタイミングを合わせて右足シュート。だが、これはGKピックフォードの守備範囲で見事な反応によってはじき出された。 さらに、31分には左CKの場面でエンソ・フェルナンデスのクロスをファーのジャクソンが頭で合わすが、これは惜しくも右ポストを叩き、こぼれに詰めたグストもGKピックフォードの勇猛果敢な飛び出しに阻まれた。 守備が機能するものの、なかなか攻撃に出られないエバートン。だが、37分にはドゥクレが馬力のある仕掛けからボックス手前まで運んでペナルティアーク付近のマンガラへ丁寧な横パス。マンガラがすかさず腰の捻りを利かせた右足シュートを枠の左隅へ飛ばすが、ここはGKロベルト・サンチェスのビッグセーブに阻まれた。 前半終盤にかけては完全に押し込む形となったチェルシーだったが、前半はエバートンの堅守に対してジャブを打ち続けるにとどまり、ゴールレスで試合を折り返した。 互いに選手交代なしで臨んだ後半はエバートンにいきなりの決定機。50分、左サイド深くに抜け出したエンディアイエからの正確な折り返しをファーで収めたハリソンがすかさず左足シュート。だが、ここはGKサンチェスの足を使った見事なセーブに阻まれる。 このピンチを凌いだアウェイチームは前半同様にボールを保持して押し込む形を作り出す。だが、ファイナルサードで高い集中力と強度を見せるエバートンの壁は厚く、流れの中ではほとんど決定機を作れず。また、セットプレーの場面でも前節アーセナル相手に耐え抜いたトフィーズにことごとく撥ね返される。 膠着状態が続くなか、両ベンチは70分過ぎに動く。エバートンはヤング、キャルバート=ルーウィン、ハリソンと疲労が見えた選手を下げてコールマン、リンドストローム、ベトとフレッシュな選手を投入。対するチェルシーはジャクソン、ネトを諦めてエンクンク、マドゥエケを投入した。 この交代直後の76分にはエバートンにビッグチャンス。右サイド深くに抜け出したリンドストロームの高速クロスをGKサンチェスが触ってボックス中央にこぼれると、これをエンディアイエが至近距離からシュート。だが、万事休すかに思われたこの場面はDFアダラビオヨが気迫のシュートブロックで撥ね返した。 ゴールレスのまま迎えた最終盤も一進一退の攻防が繰り広げられ、エバートンがよりゴールに迫る場面を作り出したが、試合はこのままタイムアップを迎えた。 この結果、アーセナル戦に続き堅守光ったトフィーズの牙城を破れなかったチェルシーのリーグ連勝と公式戦連勝がストップ。暫定首位浮上のチャンスを逃した。 エバートン 0-0 チェルシー 2024.12.23 01:00 Mon
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DF補強マストのユベントス、チェルシーで燻るディザジも候補か

1月の移籍市場でバックラインを獲得することが確実となっているユベントスが、チェルシーの元フランス代表DFアクセル・ディザジ(26)の獲得に関心を寄せているようだ。イタリア『カルチョメルカート』が報じている。 ブラジル代表DFグレイソン・ブレーメルとコロンビア代表DFフアン・カバルの長期離脱によりバックラインの獲得がマストになっているユベントス。 センターバック、左サイドバックをこなせる左利きのフェイエノールトDFダビド・ハンツコ(27)が最優先ターゲットと報じられているが、チェルシーで出番が限られているディザジも獲得候補に挙がっているようだ。 センターバックを本職とする屈強なDFのディザジはエンツォ・マレスカ監督の下では控え要員で、今季ここまでカンファレンスリーグが主な出場機会となっている。 ディザジ本人も現状に満足していないようで、そんな中ユベントスがレンタル移籍が可能かどうかチェルシーに問い合わせを行ったとのこと。 ユベントスではDFピエール・カルルがブレーメルに代わって主力DFを務めており、同胞のディザジとは連係が取り易いメリットがあるが、移籍は実現するだろうか。 2024.12.24 12:00 Tue

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