リーガ得点王ドフビク獲得レースにローマも参戦か…先を走るアトレティコはジローナとクラブ間合意

2024.07.26 12:10 Fri
動向が注目されるドフビク
Getty Images
動向が注目されるドフビク
ローマジローナのウクライナ代表FWアルテム・ドフビク(27)に目を向けたようだ。
PR
チェルシーにレンタルバックしたベルギー代表FWロメル・ルカク(31)の後釜を探すローマ。ビジャレアルのノルウェー代表FWアレクサンダー・セルロート(28)を始め、クリスタル・パレスのフランス代表FWジャン=フィリップ・マテタ(27)も高く評価するなど、大型ストライカーへの関心が取り沙汰される。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によると、セルロート獲得に向けてビジャレアルに対し3000万ユーロ(約50億1000万円)のオファーを提示。しかし、セルロートには3800万ユーロ(約63億5000万円)の契約解除条項が存在し、それ以下で売却する可能性は低いとみられている。
そこで新たに獲得に乗り出したのは、マテタではなくアトレティコ・マドリーも狙うドフビク。ジローナは4000万ユーロ(約66億8000万円)弱を要求しており、セルロートより高額となる可能性もあるが、ドフビクにはそれだけの価値があると判断しているという。

また、移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、ローマはドフビクの代理人と接触。ダニエレ・デ・ロッシ監督も選手に電話をかけているという。
一方、かねてから獲得に本腰のアトレティコは、移籍金4000万ユーロでジローナとクラブ間合意に達したとのこと。しかし、個人間での合意に向けてはまだやるべきことが残っている模様だ。

2023-24シーズンは加入1年目のジローナで24ゴールを叩き出し、ラ・リーガ得点王にも輝いたドフビク。アトレティコの後を追いかけるローマは、争奪戦を制することができるのだろうか。

PR

アルテム・ドフビクの関連記事

ローマのダニエレ・デ・ロッシ監督が苦い思いを語った。クラブ公式サイトが伝えた。 開幕から2分け1敗のローマは、15日のセリエA第4節でジェノアと対戦。敵地で今シーズン初白星を目指した。 序盤は守勢に回るも、徐々にリズムを掴み、敵陣でゲームを展開。37分にはセットプレーの流れからウクライナ代表FWアルテム・ド 2024.09.16 16:30 Mon
セリエA第4節、ジェノアvsローマが15日にスタディオ・ルイジ・フェッラーリスで行われ、1-1のドローに終わった。 開幕2分け1敗の厳しいスタートとなったローマは、今シーズンの初勝利を目指して曲者ジェノアとのアウェイゲームに臨んだ。デ・ロッシ監督はインターナショナルマッチウィークの中断前に行われた前節のユベントス 2024.09.15 21:48 Sun
ウクライナサッカー連盟(UAF)は5日、ローマのFWアルテム・ドフビクがウクライナ代表を離脱したことを発表した。 UAFの発表によれば、ドフビクは1日に行われたユベントス戦で負傷したとのこと。状態が懸念されるなか、代表に合流したが、チェコのプラハで行われた再検査の結果、インターナショナルマッチウィーク期間中の復帰 2024.09.06 00:15 Fri
フランス・フットボールは4日、2023-24シーズンのバロンドール候補30名を発表した。1956年に創設され、最も権威ある個人賞とされるバロンドール。FIFAランキング上位100カ国のジャーナリストの投票で決定され、10月28日の授賞式で受賞者が決まる。 昨年はFWリオネル・メッシが最多8度目となる受賞としていた 2024.09.05 06:00 Thu
ジローナは30日、ビジャレアルの元オランダ代表FWアルノー・ダンジュマ(27)を1年間のレンタルで獲得したことを発表した。 昨季はエバートンにレンタル移籍し、プレミアリーグ14試合出場1ゴールと苦しんだダンジュマ。ビジャレアルに復帰した新シーズンはラ・リーガ開幕3試合で2ゴールを挙げる好スタートを切っていた。 2024.08.31 07:00 Sat

ローマの関連記事

ローマのベルギー代表MFアレクシス・サーレマーケルスが足首の手術を受けることになったようだ。 今夏にミランからローマにレンタル移籍で加入したサーレマーケルスは、15日に行われたセリエA第4節のジェノア戦に先発出場。しかし、後半立ち上がりの右足首を負傷すると、そのままプレー続行不可能となり、50分にエルモソと交代し 2024.09.17 00:15 Tue
ローマのダニエレ・デ・ロッシ監督が苦い思いを語った。クラブ公式サイトが伝えた。 開幕から2分け1敗のローマは、15日のセリエA第4節でジェノアと対戦。敵地で今シーズン初白星を目指した。 序盤は守勢に回るも、徐々にリズムを掴み、敵陣でゲームを展開。37分にはセットプレーの流れからウクライナ代表FWアルテム・ド 2024.09.16 16:30 Mon
セリエA第4節、ジェノアvsローマが15日にスタディオ・ルイジ・フェッラーリスで行われ、1-1のドローに終わった。 開幕2分け1敗の厳しいスタートとなったローマは、今シーズンの初勝利を目指して曲者ジェノアとのアウェイゲームに臨んだ。デ・ロッシ監督はインターナショナルマッチウィークの中断前に行われた前節のユベントス 2024.09.15 21:48 Sun
ポーランド代表MFニコラ・ザレフスキ(22)がガラタサライへの移籍を拒否し、ローマに残留するようだ。移籍市場に精通するジャーナリストのジャンルカ・ディ・マルツィオ氏が報じている。 10日にアドオンを含めた1000万ユーロ(約15億7000万円)程度の移籍金でガラタサライへの移籍がクラブ間合意し、本人も年俸200万 2024.09.13 06:30 Fri
ローマのレジェンドである元イタリア代表FWのフランチェスコ・トッティ氏が、古巣に対して包み隠さぬ思いを語っている。イタリア『Il Messaggero』が伝えている。 クラブ歴代最多の公式戦786試合に出場し307ゴールを挙げるなど、28年間もの長きに渡ってローマ一筋のキャリアを歩んだトッティ氏。しかし、2019 2024.09.12 17:45 Thu

セリエAの関連記事

記事をさがす

アルテム・ドフビクの人気記事ランキング

1

苦境ローマが開幕4戦未勝利…ドフビク初ゴールも後半ATの土壇場被弾で逃げ切り失敗【セリエA】

セリエA第4節、ジェノアvsローマが15日にスタディオ・ルイジ・フェッラーリスで行われ、1-1のドローに終わった。 開幕2分け1敗の厳しいスタートとなったローマは、今シーズンの初勝利を目指して曲者ジェノアとのアウェイゲームに臨んだ。デ・ロッシ監督はインターナショナルマッチウィークの中断前に行われた前節のユベントス戦から先発3人を変更。チェリクとペッレグリーニ、スーレに代えてエル・シャーラウィ、マヌ・コネ、ディバラを起用。エル・シャーラウィとサーレマーケルスがウイングバックに入る攻撃的な[3-5-2]の布陣に変更した。 中断明けで残暑過酷なランチタイムキックオフという難しい状況で試合に入ったローマ。ミラーゲームの形となった中、立ち上がりはジェノアの攻勢を受ける展開に。 それでも、時間の経過と共にドフビクとディバラの2トップにボールが入り始めると、ウイングバックの突破からのクロスや中央の密集でのコンビプレーなど崩しの形を見せ始める。 前半半ばを過ぎて完全にリズムを掴んだアウェイチームはディバラとの連携でドフビク、マンチーニの好フィードに抜け出したエル・シャーラウィがボックス内で続けて決定的なシュートを放ってGKゴッリーニを脅かす。 すると、直後の37分にはセットプレーの二次攻撃からピジッリのミドルシュートのこぼれ球に詰めたドフビクが冷静にタップイン。当初は起点となったプレーでオフサイドが取られたが、数分間に渡るVARの確認の末にウクライナ代表FWのセリエA初ゴールが認められた。 ドフビクのゴールによって1点リードで試合を折り返したローマだが、後半立ち上がりにアクシデント発生。右足を痛めたサーレマーケルスがプレー続行不可能となり、新加入エルモソをスクランブルでデビューさせる。これでアンヘリーニョをウイングバックに上げた。 53分には再びセットプレー流れからボックス内の混戦でドフビクが決定的なシュートを放つが、これはGKゴッリーニのビッグセーブに阻まれてドッピエッタ達成とはならず。逆に、後半の攻撃的な2枚替えで攻勢を強めるジェノアに押し返されると、ボックス内でヴィティーニャ、エクバンに作られた決定機をGKスヴィラルの好守で何とか凌ぐ。 この展開を受けてデ・ロッシ監督は60分過ぎに3枚替えを敢行。エル・シャーラウィ、ピジッリ、ディバラを下げてチェリク、ペッレグリーニ、バルダンツィをピッチに送り込んだ。 一連の交代で試合を落ち着かせたいところだったが、前がかるジェノアの勢いに呑み込まれてなかなか撥ね返すことができない。幾度かカウンターチャンスもあったが、コネの強引なプレーなどアタッキングサードでの判断、精度を欠いて追加点を奪えない。 それでも、マリノフスキーの際どいプレースキックをGKスヴィラルの好守やクリスタンテの再三の体を張ったブロックなどで凌いで試合終盤を迎える。だが、デ・ロッシ監督が執拗な抗議で2枚目のイエローカードをもらって退席処分となった直後の後半ラストプレーで悲劇が待っていた。 96分、ジェノアのセットプレーの二次攻撃から左に流れたヴィティーニャが上げた精度の高いクロスをゴール前でフリーのデ・ウィンターがヘディングで叩き込んだ。 そして、この直後に試合はタイムアップを迎え、システム変更など変化を見せた中断明け初戦で痛恨ドローとなったローマは開幕4試合未勝利となった。 ジェノア 1-1 ローマ 【ジェノア】 コニ・デ・ウィンター(後51) 【ローマ】 アルテム・ドフビク(前37) 2024.09.15 21:48 Sun
2

「なぜアプローチを変えたのか」 土壇場被弾でいまだ勝ちなしのローマ…デ・ロッシ監督は後半に苦言「理解できない」

ローマのダニエレ・デ・ロッシ監督が苦い思いを語った。クラブ公式サイトが伝えた。 開幕から2分け1敗のローマは、15日のセリエA第4節でジェノアと対戦。敵地で今シーズン初白星を目指した。 序盤は守勢に回るも、徐々にリズムを掴み、敵陣でゲームを展開。37分にはセットプレーの流れからウクライナ代表FWアルテム・ドフビクが移籍後初ゴールを奪う。 後半序盤にもドフビクに決定機がありながら、ジェノアに押し込まれる形に。デ・ロッシ監督が抗議で退席処分となった後半アディショナルタイムには劇的な同点弾を決められ、1-1のドローに終わった。 勝ちきれず、開幕4戦未勝利となったデ・ロッシ監督。後半のペースダウンを悔いている。 「ハーフタイムに入るまで我々は試合を支配していたが、その後は下がりすぎてしまった。我々はカウンターアタックをやめてしまったが、自分たちのクオリティを考慮すれば、下がってカウンターを仕掛けることは恥ずべきことではない」 「ビルドアップを試みた時にボールを失い続けた。うまくいき始めたものの、あまりにミスが多かった。慌てすぎてしまった。これで相手に自信を与えてしまったし、相手はトップチームだった」 「数字に目を向けると、我々には大きなチャンスがあった。しかし、試合を最後まで見届けなければならない。何よりも前半にあれだけ支配していたのに、なぜ後半はアプローチを変えたのか理解できない」 また、3分け1敗で16位に沈む状況にも言及。チャンピオンズリーグ(CL)出場圏内を目指すため、このような試合を落としてはいけないと主張した。 「我々はチャンピオンズリーグに出場するために戦わなければならないチームだと思う。それが我々の目標だ。昨シーズンは6位で終えたが、これにはうんざりし始めている」 「そこに到達できなかったら失敗かどうかは別の問題だ。相手はユベントス、インテル、ミラン、ヨーロッパを戦わないナポリ、そしてトップチームのアタランタだ。我々より上位、あるいは下位で終えられるチームがたくさんあり、状況はかなり拮抗している」 「私の意見としては、シーズンに向けた目標に基づき、移籍市場ではうまくやった。今後は正しい戦略を取れると確信している。このスタジアムでは多くのチームが苦戦するだろうから、このような試合に勝たなければならないのは明らかだ」 「こういった試合に勝つことは、リーグの順位の面でも大きな意味を持つだろう。4試合を終えた時点での順位はそれほど重要ではないが、士気を高めるために重要だ。今日勝てば大きな収穫になっていたはずだから」 <span class="paragraph-title">【動画】試合終了間際に悲劇…ジェノアvsローマ ハイライト</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="eTT6JDKLFTQ";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.09.16 16:30 Mon
3

ローマ新加入のドフビクがケガでウクライナ代表離脱…1日のユベントス戦で負傷か

ウクライナサッカー連盟(UAF)は5日、ローマのFWアルテム・ドフビクがウクライナ代表を離脱したことを発表した。 UAFの発表によれば、ドフビクは1日に行われたユベントス戦で負傷したとのこと。状態が懸念されるなか、代表に合流したが、チェコのプラハで行われた再検査の結果、インターナショナルマッチウィーク期間中の復帰が困難と判断された。 これを受け、ドフビクは代表活動を切り上げ、さらなる精密検査を受けるために所属先のローマに戻ることが決定した。 リーグB・グループ1に属するウクライナは、アルバニア代表、チェコ代表、ジョージア代表と同居。9月7日にアルバニアとホームの代替地チェコで、同10日にチェコとアウェイで対戦する。 2024.09.06 00:15 Fri
4

心配なのは「代わりの選手が来ないローマ」、デ・ロッシ監督がディバラ退団後のチーム危惧

ローマのダニエレ・デ・ロッシ監督が、アルゼンチン代表FWパウロ・ディバラ(30)との別れの可能性について語った。クラブ公式サイトが伝えた。 18日、セリエA開幕節でカリアリと対戦したローマ。結果こそゴールレスドローに終わったものの、ウクライナ代表FWアルテム・ドフビクやU-23アルゼンチン代表MFマティアス・スーレらが新天地デビューを飾った。 一方、ベンチスタートとなったディバラはサウジアラビア行きが取り沙汰される状況。今シーズン中に14試合出場した場合、給与が年俸700万ユーロ(約11億3000万円)に上がることからクラブが売却に動き、アル・カーディシーヤとディバラの個人合意も報じられた。 カリアリ戦では69分から途中出場し、ドフビクの好機も演出したディバラ。デ・ロッシ監督は試合後、エースの移籍の可能性に言及し、去ることになれば補強がないことが心配だと語った。 「この話についてはすでに何度も話したし、これ以上は触れないと言った。移籍市場についてや、9月に誰がここにいるかについて話す。私が恐れることになるのは、パウロがいないローマや、彼や他の誰かが去った場合に代わりの選手が来ないローマだろう」 「人数の面では、現状のままでチームは問題ない。誰かが去り、誰も獲得できなければ不安になるかもしれない。ただ、誰かが退団したとき、ピッチ外でも機能的で強い選手を代わりに獲得できれば、我々は前に進むし、今いる選手たちと共にプレーすることになるだろう」 昨シーズンはジョゼ・モウリーニョ監督からデ・ロッシ監督への交代がありつつ、セリエAを6位でフィニッシュしたローマ。アトレティコ・マドリーのスペイン代表FWロドリゴ・リケルメ(24)がディバラの代役候補にも挙がっているが、指揮官の満足できる陣容で9月を迎えられるのだろうか。 2024.08.19 13:05 Mon
5

今季ラ・リーガ得点王ドフビクがイタリアクラブとの接触認める…ナポリやミランが候補か

ジローナのウクライナ代表FWアルテム・ドフビク(26)はイタリア行きの可能性もあるようだ。スペイン『アス』が伝えた。 今シーズンはラ・リーガで3位フィニッシュの躍進を遂げ、クラブ史上初となるチャンピオンズリーグ(CL)出場も決めたジローナ。主砲として24ゴールの活躍を見せたドフビクは、ラ・リーガの得点王にも輝いた。 そんな189cmのストライカーにはアトレティコが関心。ジローナは2500万ユーロ(約42億3000万円)のオファーを受け取り、これをすぐさま拒否したと報じられていた。 ドフビクと2028年6月までの契約を結ぶジローナは、移籍金3500万ユーロ(約59億2000万円)を望んでいるとのこと。しかし、狙っているのは国内のクラブにとどまらず、セリエAのナポリとミランも獲得に動いているという。 ユーロ2024に向けウクライナ代表で活動中のドフビクは、代理人とイタリアのクラブとの接触の噂に対して「そうだね、彼はそのことについて話している」とコメント。クラブは明らかになっていないが、何らかの動きがあることを認めた。 また、「僕に関するニュースがあるけど、全て冷静に受け止めている」とも語ったドフビク。まずはユーロに集中し、グループステージ突破に全力を注ぐつもりだ。 「このユーロではチームとしてのポテンシャルを最大限に発揮したい。僕個人としては特別な目標は設定しない」 「少なくとも3つの難しい試合が待っているから、しっかり準備してベストを尽くさなければならない」 7日にポーランド代表との国際親善試合を行ったウクライナは、ドフビクのゴールがありながらも1-3で敗戦。11日のモルドバ代表との親善試合を経て、17日のルーマニア代表とのユーロ初戦に臨む。 2024.06.09 16:17 Sun

ローマの人気記事ランキング

1

ローマ生え抜きのザレフスキ、ガラタサライ完全移籍へ…

ローマに所属するポーランド代表MFニコラ・ザレフスキ(22)のガラタサライ移籍が濃厚となった。 移籍市場に精通するニコロ・スキラ氏などイタリアの複数メディアによると、ローマとガラタサライはアドオンを含めた1000万ユーロ(約15億7000万円)程度の移籍金で合意に至ったという。 さらに、ザレフスキは元チームメイトであるイタリア代表MFニコロ・ザニオーロら友人にガラタサライに関する助言を求めた上、年俸200万ユーロ(約3億1000万円)の4年(5年)契約を受け入れる決断を下したという。 ポーランド人の両親の下、ラツィオ州のティヴォリで生まれたザレフスキは、9歳からローマのアカデミーに在籍する、トレクアルティスタやエステルノを主戦場とする技巧派アタッカー。 ポーランド人ながらフランチェスコ・トッティや現カピターノであるMFロレンツォ・ペッレグリーニらの系譜を受け継ぐ創造性に優れるMFは、2020-21シーズンのヨーロッパリーグ(EL)準決勝2ndレグのマンチェスター・ユナイテッド戦でファーストチームデビュー。同試合では決勝点となったオウンゴールを誘発する鮮烈なデビューを飾った。 ジョゼ・モウリーニョ前体制では手薄な左ウイングバックにコンバートされ、時にはサイドバックでもプレー。ここまで公式戦109試合2ゴール7アシストの数字を残した。 ダニエレ・デ・ロッシ監督の下では、より本職に近い[4-3-2-1]の左シャドーでプレーしていたが、最後の精度や突破力という部分で伸び悩みが否めず、クラブは条件次第で今夏の売却を受け入れる構えを見せていた。 2024.09.11 07:00 Wed
2

「1億ユーロを投資してCLに出場できなければ、それは完全な失敗」…トッティ氏が古巣ローマ語る…復帰に含みも「誰も私に連絡を取らない」

ローマのレジェンドである元イタリア代表FWのフランチェスコ・トッティ氏が、古巣に対して包み隠さぬ思いを語っている。イタリア『Il Messaggero』が伝えている。 クラブ歴代最多の公式戦786試合に出場し307ゴールを挙げるなど、28年間もの長きに渡ってローマ一筋のキャリアを歩んだトッティ氏。しかし、2019年6月にテクニカルディレクター(TD)の職を辞して30年間を過ごした愛するクラブを離れた。 以降は幾度となく幹部職での古巣帰還の可能性が取り沙汰されるが、「ローマでは私の復帰について多くの議論があるが、実のところ何も問題はない。誰も私に連絡を取らない」と、自身に復帰の気持ちはあるものの、クラブサイドから具体的なアプローチがないとの内情を明かした。 「(オファーが来ない理由は)わからない。忠誠心が強すぎるのかもしれないし、誠実すぎるのかもしれない。私は扱いにくい人物なのかもしれない。私が言うことは考慮されるが、他の人の言うことは考慮されない。まるで、クラブ内に重要な人物がいることを恐れているかのようだ」 「彼らは私のような人間は役に立たないと思っているが、それは真実ではない。私は役に立てる。しかし、それは私の問題ではない。誰も私に電話をしてくれないのなら…私はドアをノックする者ではない」 その話の流れで国内クラブのレジェンドの扱いに関する不満も吐露。 「なぜ私や(パオロ・)マルディーニ、(アレッサンドロ・)デル・ピエロのようなクラブのレジェンドがそれぞれのクラブから除外されたのかって? 重荷になるし、重要な名前が他のすべてを覆い隠してしまう。しかし、有能で重要な人物であっても同じことが起こる。我々が考慮に入れられなければ、明らかに他の目的や考えに縛られている」 さらに、依然としてダニエレ・デ・ロッシ監督と良好な関係性を築くなか、クラブからオファーが届いた場合、現役時代同様の二人三脚でジャッロロッシのために働く覚悟はあると語っている。 「私はスポーツディレクターにはなれないが、(ズラタン・)イブラヒモビッチや(ハビエル・)サネッティが担っていたような役割を担うかもしれない。クラブ、チーム、監督の間の窓口役だ。要するに、テクニカルディレクターのような人物だ。顔を見せ、ありのままを語る人物、とてもシンプルだ。問題があったときだけ呼ばれる役ではなく、運営上の役目だ」 「デ・ロッシ? ダニエレと問題を抱えたことは一度もない。彼のために手を差し伸べるのではなく、腕を差し伸べて、気分を良くして落ち着かせてあげる。それに、当然のことだが、私がクラブのために働くなら、まるでダニエレのために働いているかのようだ。私たちは一緒に歩むだろう」 クラブに対する忠誠心や愛情を感じさせる発言を繰り返してきたレジェンドだが、若手発掘を目的とした『CT10 Management』というエージェンシーの経営に携わるなどチーム補強に関して一家言を持つだけに、今夏積極補強を敢行した古巣の動きに関しては、今後の各選手のパフォーマンスを見守る必要があるとしながらも、明らかに納得はいっていないようだ。 「ローマの移籍ビジネスは気に入ったか? イエスでもあり、ノーでもある。結局、この移籍市場では、序盤に加入したプレーヤーも最終盤に加入したプレーヤーも混在し、多額の資金が投入された。7000万ユーロあれば、他の選択肢もあっただろうし、違った使い方もできたはずだ」 「最後のほうで、彼らはあらゆることを試し、すべてを危険にさらした。今は、ピッチ上でチームをうまくまとめ、プレーヤーが最高のコンディションに戻れるようにすることがダニエレの責任だ」 「ローマが移籍市場で狂ったように資金をつぎ込んでいるのを見ると、もちろん彼らはチャンピオンズリーグに出場しなければならない。1億ユーロを投資してそこに出場できなければ、それは完全な失敗だ。それに、チャンピオンズリーグに出場できなければ、ダニエレは解雇されるだろう」 クラブの補強面に苦言を呈したものの、やはり同じローマっ子の後輩は可愛いようで、デ・ロッシ監督と現カピターノであるイタリア代表MFロレンツォ・ペッレグリーニに対しては、厳しくも思いやりのある言葉で成功を祈った。 「ダニエレは信頼できる人たちに囲まれていなければならない。尊敬される存在にならなければならない。スタッフ、身近な人たち、手を貸してくれる人たち、自分のミスを理解させてくれる人たちに頼らなければならない。ダニエレには強力で信頼できるチームがある。彼は場所、環境、クラブをよく知っており、成功するだろうと私は期待しているし、そう思っている」 「ペッレグリーニ? ロレンツォは好きだが、重要なのはピッチだけだ。彼は最近、本来の力を発揮できていない。残念ながら、それが現実だ。ローマは特別な場所だから、周囲の反応は予想できる。人々はユニフォームへの愛着も求めているが、100%の力を発揮することも求めている。そして、カピターノである彼には、他のプレーヤーよりも大きな責任がある」 2024.09.12 17:45 Thu
3

ローマMFザレフスキ、一転ガラタサライ移籍拒否で残留へ

ポーランド代表MFニコラ・ザレフスキ(22)がガラタサライへの移籍を拒否し、ローマに残留するようだ。移籍市場に精通するジャーナリストのジャンルカ・ディ・マルツィオ氏が報じている。 10日にアドオンを含めた1000万ユーロ(約15億7000万円)程度の移籍金でガラタサライへの移籍がクラブ間合意し、本人も年俸200万ユーロ(約3億1000万円)の4年(5年)契約を受け入れる決断を下したとの報道があったザレフスキ。 しかし一転してローマでポジション争いをすべく残留に傾いたとのことだ。 なお、ザレフスキの獲得が失敗に終わったガラタサライはナポリDFマリオ・ルイ、ミランDFフォデ・バロ=トゥーレに照準を変えたとイタリア『スカイ』が報じている。 トルコでは13日まで市場が開いている。 2024.09.13 06:30 Fri
4

ローマ加入のフンメルスが新天地で意気込む「自分が下した選択と、今ここにいられることに満足」

ローマに加入したドイツ代表DFマッツ・フンメルスが新天地での意気込みを語った。 これまでドルトムントとバイエルン、ドイツ代表で主力を担った百戦錬磨のセンターバック。昨シーズン限りでドルトムントを退団した中、今夏の去就に注目が集まった35歳はおよそ15クラブの公式オファーを固辞したなか、新天地にローマを選択した。 キャリア終盤に突入した中、ドイツ国外へ初の移籍となるベテランDFはクラブ公式サイトを通じて「僕にとって本当に重要な移籍だ。この経験をするのが待ちきれないよ」と今回の移籍の経緯を語った。 「昨シーズンの後は正直、感情的にも時間が必要だった。長い時間を過ごしたドルトムントを離れ、チャンピオンズリーグ決勝後、立ち直るのにも時間がかかった」 「ここにいて、このクラブの一員になれてとても幸せだよ。個人的に正しい選択をしたかったし、いまは本当に幸せで、100%それを確信しているよ。数週間や数カ月後に、もしかしたら待つべきだったかもしれないと思うような状況にはなりたくなかったし、自分が下した選択と、今ここにいられることに満足しているよ」 また、直接交渉の場に乗り出すなど、今回の決断に大きな影響を与えたとされるダニエレ・デ・ロッシ監督に関してはジャッロロッシのレジェンド中のレジェンドであるフランチェスコ・トッティ氏と並んで子供の頃からの憧れの選手の一人だったという。 「このチーム、このクラブのために、スタジアムのファンの前でプレーするのが待ちきれないよ。子供の頃、僕はローマ、特にフランチェスコ・トッティと僕にとっての新しい監督(デ・ロッシ)のファンとして育った。若い頃には彼らとピッチ上で対戦もした」 「デ・ロッシは自信を与えてくれるとても素晴らしい人だ。彼がプレーしていたときも知っていたし、彼から連絡を受ける前から彼についてたくさんのことを聞いていたんだ。昨年はヨーロッパリーグの試合をたくさん見たけど、第一印象はとても素晴らしい人というものだったよ。だけど、彼は明らかに他のみんなと同じようにハードワークを求めているし、僕はこれから彼の期待に応えていかないといけないね」 4日のチーム合流後は同じくフリートランスファーで加入した元スペイン代表DFマリオ・エルモソと共に軽快な動きも見せているフンメルスは、「体調はいいよ」と自身の状態に関して手応えを口にしているが、やはり試合で本領を発揮するにはそれ相応の時間が必要だと正直に語っている。 「体調はいいよ。夏は一生懸命トレーニングしていたけど、チームと一緒にトレーニングするのとはやっぱり違う。ベストの状態にいつフィットするかを答えるのは難しい。僕にとっては新しい状況でもあるからね。今の気持ちを一言で表すと、休暇期間を過ごした後、100%になるには数週間必要だということ」 「本当にプレーできる状態になるには2~3週間かかると思う。それから本当に良いコンディションを見つけたいと思っているよ。テクニカル・スタッフとたくさん話をし、彼らはフィールドでもジムでも一生懸命一緒に働いてくれると思うし、できるだけ早く最高のコンディションになりたいね」 なお、ローマでの最初の一週間の充実ぶりをSNSで語っていたフンメルスは、7日に古巣ドルトムントで盟友ウカシュ・ピシュチェクとヤクブ・ブワシュチコフスキの引退試合にも出場。週明けに再びローマに戻り、新天地デビューへコンディション調整を図る。 2024.09.08 09:10 Sun
5

ローマにサウジアラビア代表SBが加入…アル・ヒラルがアブドゥルハミド移籍を発表

サウジアラビア代表DFサウド・アブドゥルハミド(25)のローマ移籍が決定した。 アル・ヒラルは27日、アブドゥルハミドのローマへの完全移籍を発表した。 アル・イテハドでプロキャリアをスタートし、2022年にアル・ヒラルへ完全移籍したアブドゥルハミドは171cmの多才な右サイドバック。アル・ヒラルでは2度のサウジ・プロ・リーグ制覇など5つのタイトル獲得に貢献していた。 イタリア『スカイ・スポルト』によると、ローマはアル・ヒラルとサウジアラビア代表で右サイドの主力を担う同選手の移籍金として250万ユーロ(約4億円)を支払うことになるという。 なお、移籍市場に精通するジャーナリストのニコロ・スキラ氏によれば、今回の移籍に関してはダニエレ・デ・ロッシ監督とイタリア代表監督時代に共に仕事をしていた現サウジアラビア代表監督のロベルト・マンチーニ氏が、アドバイスを行っていたという。 2024.08.27 22:46 Tue

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly