【プレミア注目プレビュー】リーグ未勝利の鬼門攻略でシティ首位浮上か、宿敵アシストのスパーズがトップ4望み繋ぐか

2024.05.14 18:00 Tue
今季プレミア最後のビッグ6対決
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今季プレミア最後のビッグ6対決
プレミアリーグ第34節延期分、トッテナムvsマンチェスター・シティが、日本時間14日28:00にトッテナム・ホットスパースタジアムでキックオフされる。週末の最終節を前に、首位チームを決める今季プレミア最後のビッグ6対決だ。破竹のリーグ7連勝で暫定首位のアーセナル(勝ち点86)と1ポイント差の2位でリーグ残り2節を迎えた3連覇中の王者シティ(勝ち点85)。この間には2-0で辛勝したノッティンガム・フォレスト戦こそ苦戦したものの、それ以外の6試合では4ゴール以上を挙げる大勝によって、一時大きく離されていた得失点差においても「3」差まで詰め寄り、前人未踏の4連覇に向けて状態を上げてきた。

最終節はホームで9位ウェストハム戦、アーセナルが同じくホームで15位エバートン戦といずれもヨーロッパ出場権、残留争いと関係ない相手に勝利を挙げる可能性が高く、今回のスパーズ戦の結果がリーグタイトルレースを決定づけると言っても過言はない。
そのタイトルレースの行方を左右する5位のトッテナム(勝ち点63)は、前節のバーンリー戦を2-1の逆転勝利で飾り、連敗を「4」でストップ。この勝利と最終節が降格決定のシェフィールド・ユナイテッドとの対戦となるため、6ポイント差を付けるニューカッスル、チェルシーの後続2チームにまくられる可能性は非常に低くなった。

さらに、暫定5ポイント差の4位アストン・ビラ(勝ち点68)は直近3戦未勝利で、且つ最終節は直近6戦無敗(5勝1分け)でリバプール、マンチェスター・ユナイテッドを撃破した絶好調の12位クリスタル・パレスとのアウェイゲームとなるため、3連勝での逆転トップ4フィニッシュの可能性も出てきた。シティ戦勝利が宿敵アーセナル優勝をアシストするという複雑な胸中での試合にはなるが、今季ホーム最終戦での勝利がチャンピオンズリーグ出場への望みを繋ぐことになるだけに、全力で勝利を目指すはずだ。
なお、昨年12月にシティホームで行われた前回対戦が後半アディショナルタイムのアドバンテージを巡る主審の不可解な判定の影響もあって、3-3の壮絶なドローに終わるなど、近年は非常に拮抗した戦績となっている同カード。

とりわけ、2018年のトッテナム・ホットスパースタジアム開場以降は、ホームチームが公式戦5連勝且つ1ゴールも許さない圧倒ぶりを披露。ただ、今年1月のFAカップ4回戦で、シティは88分のアケのゴールで鬼門初ゴールと共に初白星を挙げており、ひとまず悪い流れを払拭している。そして、今回の大一番では同地でのリーグ初ゴールと初勝利での首位浮上を狙う。

◆トッテナム◆
【4-2-3-1】
▽予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.

GK:ヴィカーリオ
DF:ペドロ・ポロ、ロメロ、ファン・デ・フェン、スキップ
MF:サール、ベンタンクール
MF:クルゼフスキ、マディソン、ブレナン・ジョンソン
FW:ソン・フンミン

負傷者:GKフォースター、DFベン・デイビス、ウドジェ、MFセセニョン、ビスマ、FWソロモン、リシャルリソン、ヴェルナー
出場停止者:なし

出場停止者はいない。負傷者に関してはバーンリー戦で負傷したビスマが新たに負傷リストに入り、8選手が欠場することになる。

中2日の過密日程も負傷者の影響でバーンリー戦からの変更は負傷のビスマのところにベンタンクールかホイビュアを起用する1点のみとなりそうだ。スキップをスクランブル起用した左サイドバックに関してはエメルソンを戻すか、ドラグシンを左センターバックに置いてファン・デ・フェンをサイドに回すオプションも想定される。前線ではスカーレットを抜擢してソン・フンミンを左に回す形もあるか。

◆マンチェスター・シティ◆
【4-2-3-1】
▽予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.

GK:エデルソン
DF:ウォーカー、アカンジ、ルベン・ディアス、グヴァルディオル
MF:ロドリ、コバチッチ
MF:ベルナルド・シウバ、デ・ブライネ、フォーデン
FW:ハーランド

負傷者:DFアケ
出場停止者:なし

出場停止者はいない。負傷者はフルアム戦で負傷交代したアケの欠場が濃厚だが、グリーリッシュが復帰できる見込みだ。

スタメンは前述の11名を予想。ディフェンスラインでストーンズ、ウイングではグリーリッシュ、ドク起用の可能性も十分にある。

★注目選手
◆トッテナム:FWソン・フンミン
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複雑な胸中もホーム最終戦勝利に貢献できるか。アカデミー出身者、ベン・デイビスを除くチーム最古参で、キャプテンを務める韓国代表FWにとって宿敵アーセナルの優勝に貢献する可能性がある今回の一戦は、より難しい心理状況での一戦となる。ただ、生粋のプロフェッショナルはホーム最終戦での勝利と共に、逆転でのトップ4フィニッシュに望みを繋ぐため全力でこの大一番に臨むはずだ。

今季ここまでリーグ戦33試合17ゴール9アシストと、エースとして申し分ない数字を残しているが、シーズン終盤戦においては得点やチャンスに関与こそしているものの、全体的なパフォーマンスは低下気味。それでも、対シティ公式戦では18試合8ゴール4アシスト。リーグ前回対戦でも1ゴール1アシストでドローに貢献しており、グアルディオラのチームにとって最も警戒すべき選手だ。

中盤と前線で多くの主力を欠く中で臨む一戦では普段に比べてチャンスの数は少ないが、持ち味の決定力を発揮してエース、リーダーとしての仕事を完遂したい。

◆マンチェスター・シティ:DFヨシュコ・グヴァルディオル
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絶好調DFが鬼門攻略のカギ握る。4連覇へ重要な大一番ではハーランド、フォーデン、デ・ブライネら攻撃の中心選手の働きが重要であることに間違いはないが、トッテナム・ホットスパースタジアムでのデビュー戦で勝利を収めているタリズマン的な要素も持つクロアチア代表の活躍に期待したい。

RBライプツィヒから鳴り物入りでの加入となった1年目は、ここまで左サイドバックを主戦場に公式戦39試合に出場し、5ゴール2アシストを記録。守備面に関しては前半戦こそ適応に苦戦したが、中盤戦以降は持ち味の対人能力を遺憾なく発揮。重要な戦力として機能している。

さらに、物足りなさが目に付いた攻撃の部分では先月初旬のレアル・マドリー戦での加入後初ゴールをきっかけに完全に覚醒すると、その試合を含めた公式戦6試合で5ゴールを挙げる圧巻の活躍を披露。直近のフルアム戦ではストライカーさながらのフィニッシュワークとセットプレーでキャリア初の1試合2ゴールを達成した。ゴール以外の場面でも組み立て、崩しへの絡みという部分で主体性が出てきており、攻撃面においてもグアルディオラのチームの真の一員となった印象だ。その好調を引っ提げて臨むスパーズ戦では守備のリスク管理を徹底しつつ、攻撃での決定的な仕事にも絡みたい。

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デレ・アリが壮絶な半生語る…幼少期の性的虐待被害、麻薬取引、薬物依存症…

現在、キャリアのどん底に沈むエバートンの元イングランド代表MFデレ・アリ(27)が、これまでの壮絶な人生を包み隠さずに語った。イギリス『フットボール・ロンドン』が伝えている。 プロキャリアをスタートしたMKドンズでまばゆい輝きを放ち、ステップアップを遂げたトッテナムでは、マウリシオ・ポチェッティーノ率いる近年のクラブ全盛期をけん引したデレ・アリ。 一時はレアル・マドリーを始め、国内外のメガクラブからの関心を集め、フランク・ランパードやスティーブン・ジェラードに続くイングランド屈指の攻撃的MFへの成長も期待された。 だが、2018-19シーズン辺りから細かい負傷やパフォーマンスの低下に加え、以前から懸念された素行問題が目立つようになると、2022年1月には構想外のトッテナムを離れてエバートンへ完全移籍。しかし、その新天地でもかつての輝きを取り戻せず、昨シーズンはトルコのベシクタシュにレンタル移籍。しかし、再起を期して選択した自身初の国外移籍ではシーズン途中に構想外になる屈辱を味わい、依然としてどん底の状態を抜け出せずにいる。 そういった中、27歳MFはイギリス『スカイ・スポーツ』でコメンテーターを務めるガリー・ネビル氏の『The Overlap』のロングインタビューで、幼少期の性的虐待被害、麻薬取引、薬物依存症というセンセーショナルな内容を含め、これまでの壮絶な人生を包み隠さずに語った。 まず初めにデレ・アリは自身が先日までメンタルヘルスのためのリハビリ施設に通っていたことを明かした。 「今、何が起こっているのかを人々に話すにはおそらく今が適切な時期だと思う。正直、話すのは難しいよ。それはごく最近のことでもあるし、長い間隠してきたこともあるし、話すのが怖いからだ。だけど、僕はそれが最も正しいことだと考えている」 「トルコから帰国して、手術が必要であることが分かり、精神的にもひどい状態だったんだ。だから、メンタルヘルスのためにリハビリ施設に行くことにした。施設は依存症、メンタルヘルス、トラウマを扱っている。そして今が自分のための時間だと感じたんだ」 「そこに行くように言われるのは適切ではない。自分で理解し、決断しなければうまくいかないからね。僕は自分に害を及ぼすものに依存するという悪いサイクルに陥っていた」 「毎日、目が覚めて試合にに勝って、トレーニングに臨み、笑顔で幸せを感じていた。だけど、心の中では間違いなく戦いに負けていたんだ。それを変えるときが来た。僕はそこに6週間通った、エバートンはそれについて素晴らしいサポートをしてくれた」 さらに、ここ数年に渡って自身が睡眠薬中毒に陥っていたことを明かした。 「それは長い間続いていて、自分でも気づかないうちに、飲酒であろうと何であろうと、自分の感情を麻痺させるためにやっていたことだと思う。僕は睡眠薬中毒になったけど、おそらくそれは自分だけの問題ではないと考えている」 「フットボール界ではおそらく人々が思っている以上にこの問題が蔓延していると思っているよ。もしかしたら僕がカミングアウトしてそれについて話すことが助けになるかもしれない」 「ただ、誤解しないでほしい。僕らのスケジュールでは、睡眠薬がうまく働くこともある。時々、睡眠薬を服用するのは問題ないけど、僕と同じように壊れているとき、それは逆効果になる可能性がある」 「効果が出なくなるまでは正しく機能するけど、僕は間違いなくそれらを乱用しすぎた。僕は問題の根本、つまり自分が大人になったときに抱えていたトラウマに真剣に向き合ったことがなかったんだ」 「それがどれだけひどいことなのか理解できなかった。僕は一人ですべてに対処しようとした。養子縁組している家族も、悲しくなるんだけど、僕を泣きながら部屋に連れていって、僕が何を考えているのか、どう感じているのか、話してほしいと言うんだ。だけど、僕にはそれができなかった」 「ただ、自分だけで対処したかったんだ。僕は数年間自分を見失った。自分の命を救ってくれた家族がいるのに、僕はみんなを追い払い、誰の助けも受け入れなかった。泣きながら、何が間違っていたのか教えてほしいと懇願されたけど、僕は何も言わなかった」 「家族はそれらついて何度か聞いてきたけど、僕はそれらを服用したことがないと誓った、それが問題の一部だったんだ。僕は助けを望んでいなかったし、依存症ではないと自分に言い聞かせた。だけど、実際は間違いなく依存症であり、助けが必要だったんだ」 「チームがそれらを与えるのには理由がある。つまり寝るためだ。だけど、僕はそんな使い方はしなかった。一日中それを服用していたし、休みの場合は午前11時から時々服用していた。だけど、プレー中であれば決して服用しなかった。だけど、現実から逃げるために、早めに服用していた」 また、2016年に「アリの姓とは何の関係もない」とユニフォームの登録名を変更し、母親がアルコール依存症と闘うために養子に出されたことは広く知られるところだが、その幼少期に性的虐待の被害に遭っていたことを初めて告白した。 「これについてはあまり話したことはない。簡単に理解できるような事件がいくつかあったんだ。6歳のとき、よく家に来ていた母の友人から性的虐待を受けた。当時、母はアルコール依存症だった」 「それは6歳のときの出来事だった。その後、規律を学ぶためにアフリカに送られ、その後送り返された。7歳で喫煙を始め、8歳で麻薬の取引を始め、麻薬を売り始めた。たしか年上の人から、自転車に乗った子供は止められないと言われていたから、サッカーボールを持って走り回り、ドラッグを手に入れた」 「11歳、隣の家の男によって橋から吊り下げられた。12歳、僕は養子縁組され、素晴らしい家族に養子縁組されたんだ。彼らより良い人たちの養子になることを望むことはできないよ。もし神が人を創造したとしたら、それは彼らだった」 「一緒に暮らし始めたとき、彼らに心を開くのは難しかったよ。だけど、僕は彼らにとってできる限り最高の子供になろうと努力した。だけど、多くの人に同情すべきとは思われたくないんだ」 壮絶な自身の半生を包み隠さずに語ったデレ・アリだが、ネビル氏の最初の質問となった「大丈夫か?」との問いに対しては、「そう思うよ。確かによく聞かれる質問だけど、久しぶりに本気でそう言えるよ。フットボールに対する情熱が戻ってきたんだ」と、その表情を含めて少し吹っ切れた様子を見せた。 さらに、「自分がどれだけうまくなれるかを分かっているし、自分が正しいことを証明したい」と再起に向けて前向きな姿勢を示している。 2023.07.13 20:28 Thu
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“左SBファン・デ・フェン”にオランダ各紙軒並み最高評価「僕は元々こっちだからね」

オランダ代表DFミッキー・ファン・デ・フェン(23)が、左サイドバック起用について好感触を語った。オランダ『Voetbal International』が伝える。 今季ヴォルフスブルクからプレミアリーグはトッテナムへ加入。すぐさま持ち前のアスリート能力、技術力を見せつけ、トップクラブの主軸センターバックとなったファン・デ・フェン。 それは結果的に、ヴィルヒル・ファン・ダイクやマタイス・デ・リフトなど、ただでさえ世界有数の選手層を誇るオランダ代表センターバック陣をさらにパワーアップさせることに。 しかし、その一方で左サイドバックは手薄。フランス同様、人材大国なだけに有望な選手は多いが、ナタン・アケやデイリー・ブリントなど中堅〜ベテランが占め、ユーロ2024に向けては22歳イアン・マートセンが落選だ。 そんななか、どうやらロナルド・クーマン監督は、分厚いセンターバック陣を考慮してか、今大会を境にファン・デ・フェンの本格コンバートを想定している模様。選手本人が今季終盤戦のトッテナムで起用された左サイドバックだ。 6日の国際親善試合・カナダ代表戦で左サイドバックとしてフル出場したファン・デ・フェンは、オランダ各紙から軒並み最高評価を与えられ、指揮官からは「私は要らぬ心配をしていた。十二分に満足だ」と褒めちぎられた。 試合後の本人も好感触。 「僕は元々左サイドバックだからね。ずっと昔のことで、プロレベルと比べちゃいけない世界だけど。今や僕のメインポジションじゃないけど、スパーズで何試合かやってみたし、今日も上手くいった」 「監督とはまだ話してない。まあでも、僕のところからラインを上げることができてたし、それこそ求められたことだった。僕は相手に自由を与えなかったよ」 「今後も左サイドバックで? いやいや、どちらのポジションでも集中力が必要だし、あんまり考えたくないな。オランダ代表ならクーマンが望む場所でプレーする。僕がどちらにも対応できるだろ?」 ミッキー・ファン・デ・フェン23歳。 センターバックも左サイドバックも高水準でこなす世界有数のディフェンダーとなる未来は、そう遠くないだろう。 2024.06.07 17:55 Fri

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