いざ国立へ! ベスト4は東福岡、前橋育英、流通経済大柏の優勝経験校に初出場の東海大相模【全国高校サッカー選手権大会】
2025.01.04 17:57 Sat
高校サッカー選手権トーナメント
4日、第103回全国高校サッカー選手権大会の準々決勝が行われた。12月28日に開幕を迎えた高校サッカー選手権。準々決勝に勝利すれば、国立競技場でのプレーが叶う大事な一戦となった。
関東から5校が勝ち上がっていた準々決勝。初出場の東海大相模(神奈川)もベスト8まで勝ち上がっており、準々決勝ではUvanceとどろきスタジアム by Fujitsuでは2023年のインターハイ王者である明秀日立(茨城)と対戦した。
試合は34分に久保遼真のゴールで明秀日立が先制するも、前半終了間際に沖本陸がクロスをダイビングヘッドで合わせて同点に。すると65分に高畑旺崇にもゴールが生まれ、1-2で勝利。初出場ながらベスト4進出を果たした。
また、フクダ電子アリーナで行われた流通経済大柏(千葉)vs上田西(長野)の一戦では、流通経済大柏の攻撃陣が爆発。前半だけで山野春太、和田哲平、亀田歩夢が2点ずつを決める6ゴールを奪うと、後半にも奈須琉世、柚木創が加点し、今大会最多得点となる8-0で上田西に圧勝を収めた。
互いに成功者が続いた中、静岡学園の4人目を務めた野田裕人が失敗。卒業後に川崎フロンターレに加入が内定しており、ホームとなるUvanceとどろきスタジアム by Fujitsuで痛恨の失敗に。それでも東福岡の5人目が失敗しサドンデスへ。ただ、静岡学園は6人目の乾皓洋が失敗すると、東福岡は宇都宮夢功がしっかりと決め、4-5で東福岡がベスト4入りを果たした。
もう1試合は前橋育英(群馬)と堀越(東京A)が対戦し、前橋育英のエースFWオノノジュ慶吏が今大会4点目を決めて1-0で前橋育英がベスト4二コマを進めた。
準決勝以降は90分の戦いとなり、場所は国立競技場に。東福岡vs前橋育英、流通経済大柏vs東海大相模のカードに決定した。なお、11日(土)に準決勝の2試合、13日(月・祝)に決勝が行われる。
【準々決勝】
▽1/4(土)
◼︎Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu
[12:05]
明秀日立(茨城) 1-2 東海大相模(神奈川)
[14:10]
静岡学園(静岡) 0-0(PK:4-5) 東福岡(福岡)
◼︎フクダ電子アリーナ
[12:05]
流通経済大柏(千葉) 8-0上田西(長野)
[14:10]
前橋育英(群馬) 1-0 堀越(東京A)
【準決勝】
▽1/11(土)
[12:05]
東福岡(福岡) vs 前橋育英(群馬)
[14:00]
流通経済大柏(千葉) vs 東海大相模(神奈川)
【3回戦】
▽1/2(木)
《Aブロック》
◼︎浦和駒場スタジアム
[12:05]
東福岡(福岡) 1-0 阪南大高(大阪)
[14:10]
高川学園(山口) 0-2 静岡学園(静岡)
《Bブロック》
◼︎駒沢陸上競技場
[12:05]
松山北(愛媛) 1-6 堀越(東京A)
[14:10]
帝京大可児(岐阜) 2-3 前橋育英(群馬)
《Cブロック》
◼︎フクダ電子アリーナ
[12:05]
矢板中央(栃木) 0-2 上田西(長野)
[14:10]
流通経済大柏(千葉) 2-1 大津(熊本)
《Dブロック》
◼︎Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu
[12:05]
東北学院(宮城) 0-3 東海大相模(神奈川)
[14:10]
明秀日立(茨城) 1-1(PK:5-4) 帝京(東京B)
【2回戦】
▽12/31(火)
《Aブロック》
◼︎NACK5スタジアム大宮
[12:05]
青森山田(青森) 1-2 高川学園(山口)
[14:10]
新潟明訓(新潟) 0-6 阪南大高(大阪)
■浦和駒場スタジアム
[12:05]
静岡学園(静岡) 2-0 高知(高知)
[14:10]
東福岡(福岡) 2-0 正智深谷(埼玉)
《Bブロック》
◼︎味の素フィールド西が丘
[12:05]
帝京大可児(岐阜) 5-1 大分鶴崎(大分)
[14:10]
松山北(愛媛) 1-0 龍谷富山(富山)
◼︎駒沢陸上競技場
[12:05]
前橋育英(群馬) 2-2(PK:6-5) 愛工大名電(愛知)
[14:10]
津工(三重) 0-2 堀越(東京A)
《Cブロック》
◼︎県立柏の葉公園総合競技場
[12:05]
流通経済大柏(千葉) 5-0 佐賀東(佐賀)
[14:10]
札幌大谷(北海道) 1-2 大津(熊本)
◼︎フクダ電子アリーナ
[12:05]
矢板中央(栃木) 2-1 日章学園(宮崎)
[14:10]
上田西(長野) 2-1 徳島市立(徳島)
《Dブロック》
◼︎ニッパツ三ツ沢球技場
[12:05]
明秀日立(茨城) 2-0 近大和歌山(和歌山)
[14:10]
東北学院(宮城) 1-0 滝川第二(兵庫)
◼︎Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu
[12:05]
東海大相模(神奈川) 2-1 草津東(滋賀)
[14:10]
帝京(東京B) v5-0金沢学院大附(石川)
【1回戦】
▽12/28(土)※開幕戦
帝京(東京B) 2-1 京都橘(京都)
[国立競技場]
▽12/29(日)
《Aブロック》
◼︎浦和駒場スタジアム
[12:05]
専大北上(岩手) 0-2 高知(高知)
[14:10]
静岡学園(静岡) 2-0 広島国際学院(広島)
◼︎NACK5スタジアム大宮
[12:05]
正智深谷(埼玉) 2-1 長崎総科大附(長崎)
[14:10]
尚志(福島) 0-0(PK:3-5) 東福岡(福岡)
《Bブロック》
◼︎駒沢陸上競技場
[12:05]
前橋育英(群馬) 2-0 米子北(鳥取)
[14:10]
愛工大名電(愛知) 6-3 明誠(島根)
◼︎味の素フィールド西が丘
[12:05]
龍谷富山(富山) 0-0(PK:5-4) 那覇西(沖縄)
◼︎Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu
[14:10]
東海大山形(山形) 0-1 松山北(愛媛)
《Cブロック》
◼︎県立柏の葉公園総合競技場
[12:05]
福井商(福井) 0-4 大津(熊本)
[14:10]
札幌大谷(北海道) 1-1(PK:12-11) 寒川(香川)
◼︎フクダ電子アリーナ
[12:05]
矢板中央(栃木) 2-1 岡山学芸館(岡山)
[14:10]
西目(秋田) 1-6 日章学園(宮崎)
《Dブロック》
◼︎Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu
[12:05]
金沢学院大附(石川) 0-0(PK:4-3) 鹿児島城西(鹿児島)
◼︎ニッパツ三ツ沢球技場
[12:05]
山梨学院(山梨) 1-2 滝川第二(兵庫)
[14:10]
東北学院(宮城) 3-1 奈良育英(奈良)
関東から5校が勝ち上がっていた準々決勝。初出場の東海大相模(神奈川)もベスト8まで勝ち上がっており、準々決勝ではUvanceとどろきスタジアム by Fujitsuでは2023年のインターハイ王者である明秀日立(茨城)と対戦した。
また、フクダ電子アリーナで行われた流通経済大柏(千葉)vs上田西(長野)の一戦では、流通経済大柏の攻撃陣が爆発。前半だけで山野春太、和田哲平、亀田歩夢が2点ずつを決める6ゴールを奪うと、後半にも奈須琉世、柚木創が加点し、今大会最多得点となる8-0で上田西に圧勝を収めた。
名門校同士の対戦となった静岡学園(静岡)vs東福岡(福岡)は、静岡学園がボールを握りながら試合をコントロール。東福岡はカウンターでゴールを目指す展開となったが、互いに決定的なシーンを多く作れないまま80分が終了。ゴールレスのままPK戦に突入した。
互いに成功者が続いた中、静岡学園の4人目を務めた野田裕人が失敗。卒業後に川崎フロンターレに加入が内定しており、ホームとなるUvanceとどろきスタジアム by Fujitsuで痛恨の失敗に。それでも東福岡の5人目が失敗しサドンデスへ。ただ、静岡学園は6人目の乾皓洋が失敗すると、東福岡は宇都宮夢功がしっかりと決め、4-5で東福岡がベスト4入りを果たした。
もう1試合は前橋育英(群馬)と堀越(東京A)が対戦し、前橋育英のエースFWオノノジュ慶吏が今大会4点目を決めて1-0で前橋育英がベスト4二コマを進めた。
準決勝以降は90分の戦いとなり、場所は国立競技場に。東福岡vs前橋育英、流通経済大柏vs東海大相模のカードに決定した。なお、11日(土)に準決勝の2試合、13日(月・祝)に決勝が行われる。
◆全国高校サッカー選手権大会
【準々決勝】
▽1/4(土)
◼︎Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu
[12:05]
明秀日立(茨城) 1-2 東海大相模(神奈川)
[14:10]
静岡学園(静岡) 0-0(PK:4-5) 東福岡(福岡)
◼︎フクダ電子アリーナ
[12:05]
流通経済大柏(千葉) 8-0上田西(長野)
[14:10]
前橋育英(群馬) 1-0 堀越(東京A)
【準決勝】
▽1/11(土)
[12:05]
東福岡(福岡) vs 前橋育英(群馬)
[14:00]
流通経済大柏(千葉) vs 東海大相模(神奈川)
【3回戦】
▽1/2(木)
《Aブロック》
◼︎浦和駒場スタジアム
[12:05]
東福岡(福岡) 1-0 阪南大高(大阪)
[14:10]
高川学園(山口) 0-2 静岡学園(静岡)
《Bブロック》
◼︎駒沢陸上競技場
[12:05]
松山北(愛媛) 1-6 堀越(東京A)
[14:10]
帝京大可児(岐阜) 2-3 前橋育英(群馬)
《Cブロック》
◼︎フクダ電子アリーナ
[12:05]
矢板中央(栃木) 0-2 上田西(長野)
[14:10]
流通経済大柏(千葉) 2-1 大津(熊本)
《Dブロック》
◼︎Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu
[12:05]
東北学院(宮城) 0-3 東海大相模(神奈川)
[14:10]
明秀日立(茨城) 1-1(PK:5-4) 帝京(東京B)
【2回戦】
▽12/31(火)
《Aブロック》
◼︎NACK5スタジアム大宮
[12:05]
青森山田(青森) 1-2 高川学園(山口)
[14:10]
新潟明訓(新潟) 0-6 阪南大高(大阪)
■浦和駒場スタジアム
[12:05]
静岡学園(静岡) 2-0 高知(高知)
[14:10]
東福岡(福岡) 2-0 正智深谷(埼玉)
《Bブロック》
◼︎味の素フィールド西が丘
[12:05]
帝京大可児(岐阜) 5-1 大分鶴崎(大分)
[14:10]
松山北(愛媛) 1-0 龍谷富山(富山)
◼︎駒沢陸上競技場
[12:05]
前橋育英(群馬) 2-2(PK:6-5) 愛工大名電(愛知)
[14:10]
津工(三重) 0-2 堀越(東京A)
《Cブロック》
◼︎県立柏の葉公園総合競技場
[12:05]
流通経済大柏(千葉) 5-0 佐賀東(佐賀)
[14:10]
札幌大谷(北海道) 1-2 大津(熊本)
◼︎フクダ電子アリーナ
[12:05]
矢板中央(栃木) 2-1 日章学園(宮崎)
[14:10]
上田西(長野) 2-1 徳島市立(徳島)
《Dブロック》
◼︎ニッパツ三ツ沢球技場
[12:05]
明秀日立(茨城) 2-0 近大和歌山(和歌山)
[14:10]
東北学院(宮城) 1-0 滝川第二(兵庫)
◼︎Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu
[12:05]
東海大相模(神奈川) 2-1 草津東(滋賀)
[14:10]
帝京(東京B) v5-0金沢学院大附(石川)
【1回戦】
▽12/28(土)※開幕戦
帝京(東京B) 2-1 京都橘(京都)
[国立競技場]
▽12/29(日)
《Aブロック》
◼︎浦和駒場スタジアム
[12:05]
専大北上(岩手) 0-2 高知(高知)
[14:10]
静岡学園(静岡) 2-0 広島国際学院(広島)
◼︎NACK5スタジアム大宮
[12:05]
正智深谷(埼玉) 2-1 長崎総科大附(長崎)
[14:10]
尚志(福島) 0-0(PK:3-5) 東福岡(福岡)
《Bブロック》
◼︎駒沢陸上競技場
[12:05]
前橋育英(群馬) 2-0 米子北(鳥取)
[14:10]
愛工大名電(愛知) 6-3 明誠(島根)
◼︎味の素フィールド西が丘
[12:05]
龍谷富山(富山) 0-0(PK:5-4) 那覇西(沖縄)
◼︎Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu
[14:10]
東海大山形(山形) 0-1 松山北(愛媛)
《Cブロック》
◼︎県立柏の葉公園総合競技場
[12:05]
福井商(福井) 0-4 大津(熊本)
[14:10]
札幌大谷(北海道) 1-1(PK:12-11) 寒川(香川)
◼︎フクダ電子アリーナ
[12:05]
矢板中央(栃木) 2-1 岡山学芸館(岡山)
[14:10]
西目(秋田) 1-6 日章学園(宮崎)
《Dブロック》
◼︎Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu
[12:05]
金沢学院大附(石川) 0-0(PK:4-3) 鹿児島城西(鹿児島)
◼︎ニッパツ三ツ沢球技場
[12:05]
山梨学院(山梨) 1-2 滝川第二(兵庫)
[14:10]
東北学院(宮城) 3-1 奈良育英(奈良)
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4日、第103回全国高校サッカー選手権大会の準々決勝が行われた。 3回戦を終えた段階での得点ランキングでは、堀越(東京A)の10番を背負う2年生のFW三鴨奏太が5得点でトップに。その堀越は準々決勝で前橋育英(群馬)と対戦した中、1-0で敗戦。三鴨はゴールを奪えずに5得点で退会を去ることとなった。なお、前橋育英のオノノジュ慶吏がチームをベスト4に導くゴールを決め、4得点としている。 ここまで3試合連続ゴールで3得点を記録していた篠塚怜音を擁する静岡学園(静岡)は東福岡(福岡)と対戦。名門校同士の対戦となった中、80分をゴールレスで終え、PK戦の末に東福岡が勝利。静岡学園はベスト8で敗退となった。 準々決勝で今大会最多得点を記録したのは流通経済大柏(千葉)。上田西(長野)と対戦した中、前半だけで6得点を記録すると、後半も2得点を記録し、8-0で勝利。ここまで2得点を記録していた山野春太は前半に2得点を記録し、4得点まで伸ばしている。 <h3>◆得点ランキング</h3> 【5点】 三鴨奏太(堀越) 【4点】 山野春太(流通経済大柏) オノノジュ慶吏(前橋育英) 高岡伶颯(日章学園) 【3点】 和田哲平(流通経済大柏) 亀田歩夢(流通経済大柏) 篠塚怜音(静岡学園) 【2点】 髙橋李来(堀越) 宮本周征(帝京) 堀江真広(帝京) 大森風牙(高川学園) 硲冬真(阪南大高) 加藤隆成(帝京大可児) 青木嘉宏(帝京大可児) 蒲地壮汰(愛工大名電) 岩間丈一郎(愛工大名電) 水野桜介(愛工大名電) 【1点】 長井隆之介(東海大相模) 佐藤碧(東海大相模) 小林晄也(東海大相模) 塩田航央(東海大相模) 辻将輝(東海大相模) 沖本陸(東海大相模) 高畑旺崇(東海大相模) 安藤晃希(流通経済大柏) 堀川由幹(流通経済大柏) 粕谷悠(流通経済大柏) 奈須琉世(流通経済大柏) 柚木創(流通経済大柏) 佐藤耕太(前橋育英) 平林尊琉(前橋育英) 黒沢佑晟(前橋育英) 中村太一(前橋育英) 稗田幹男(東福岡) 新貝颯大(東福岡) 伊波樹生(東福岡) 乾皓洋(静岡学園) 天野太陽(静岡学園) 加藤佑基(静岡学園) 森奏(堀越) 松本翔琉(上田西) 高橋亮雅(上田西) 東風谷崇太(上田西) 柳沢纏(上田西) 菅野一葵(明秀日立) 六﨑蓮太(明秀日立) 柴田健成(明秀日立) 久保遼真(明秀日立) ラビーニ未蘭(帝京) 森田晃(帝京) 杉岡侑樹(帝京) 土屋裕豊(帝京) 平野巧(矢板中央) 堀内凰希(矢板中央) 加藤神人(矢板中央) 朴大温(矢板中央) 明石望来(帝京大可児) 松井空音(帝京大可児) 鶴見一馬(帝京大可児) 川口絢三(松山北) 森隼人(松山北) 大西然(松山北) 兼松将(大津) 岩中翔大(大津) 山下景司(大津) 溝口晃史(大津) 野口悠真(大津) 嶋本悠大(大津) 五嶋夏生(大津) 佐藤成真(東北学院) 阿部幹大(東北学院) 佐々木智貴(東北学院) 岡元龍太(東北学院) 真浦劉(札幌大谷) 中村哲爾(札幌大谷) 桐原惺琉(京都橘) 市原大羅(高知) 門田翔平(高知) 小西聖七(正智深谷) 近藤七音(正智深谷) 髙橋駿介(長崎総大附) 山崎瑛太(愛工大名電) 江川敦哉(愛工大名電) 池田龍心(明誠) 藤井良太(明誠) 藤原康騎(寒川) 香西健心(岡山学芸館) 佐藤龍之介(西目) 吉川昂我(日章学園) 水田祥太朗(日章学園) 南創太(日章学園) 藤川陽太(奈良育英) 小河原瑛太(山梨学院) 治部翔(滝川第二) 三宅蔵ノ助(滝川第二) 麓萊凜(青森山田) 福本一太(阪南大高) 岡田翔太郎(阪南大高) 梅原翔久(阪南大高) 松本圭史(阪南大高) 安東壮大(大分鶴崎) 藤川琉偉(徳島市立) 寺田大翔(草津東) <span class="paragraph-title">【動画】流通経済大柏・山野春太が2ゴール!大量8ゴールを記録</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="Pr2BcB-Uqqk";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.01.04 22:25 Sat4
前橋育英が死闘制し7大会ぶり2度目の頂点! 計20人のPK戦の末、決勝再戦で流通経済大柏に勝利【全国高校サッカー選手権大会】
13日、第103回全国高校サッカー選手権大会の決勝が国立競技場で行われ、前橋育英(群馬)と流通経済大柏(千葉)が対戦。延長戦までの110分間は1-1で終了すると、前橋育英がPK戦を9-8で制し、7大会ぶり2度目の頂点に立った。 4大会連続27回目の出場となった前橋育英は、準決勝で東福岡(福岡)に3-1の逆転勝利。同じく流通経済大柏と決勝で対戦した第96回大会以来7大会ぶりの優勝へ向かう。 一方、3大会ぶり8回目出場の流通経済大柏は、PKによる1点で初出場の東海大相模(神奈川)を下し、決勝進出。第86回大会以来17大会ぶりとなる王者の座、さらには第96回大会のリベンジを狙った。 カターレ富山内定MF亀田歩夢と湘南ベルマーレ内定DF松本果成を擁する流経大柏。準決勝で今大会初先発の松本はケガのためメンバー外となった。 序盤から激しく火花を散らす攻防も、より攻め入るのは流経大柏。対する前橋育英も機を見て前に出ていき、9分には柴野快仁がボレーシュートで狙っていく。 12分、少し押し戻されていた流経大柏が先手を奪う。飯浜空風が敵陣中央でボールを奪うと、ボックス手前のこぼれ球に亀田が反応。細かいドリブルでDFをかわし、ゴール左隅に蹴り込んだ。 リードを許した前橋育英はすぐさま同点ゴールを取りに行き、立て続けにCKを獲得。波状攻撃を仕掛けるが、流経大柏がしっかりと跳ね返す。 その後は主導権の奪い合いが続くが、流経大柏が亀田、柚木創の両サイドからチャンスを創出。27分には右CKを獲得し、柚木のクロスから粕谷悠が頭で合わせていく。 前橋育英も準決勝で2得点の佐藤耕太が右クロスからボレー。すると直後の31分、右サイドゴールライン際で粘った黒沢佑晟がクロスを上げ、ゴール前で待っていた柴野がヘディング。叩き込んで試合を振り出しに戻す。 前半のうちに追いつき、逆転の勢いを見せる前橋育英。34分には佐藤のスルーパスにオノノジュ慶吏が抜け出しかけるが、流経大柏GK加藤慶太が前に出て防ぐ。 前半終盤は一進一退も、同点のまま前半終了。両チームとも交代なしで後半へ向かう。 51分、流経大柏は山野春太のポストプレーから亀田が落としを受け、ボックス手前中央の粕谷へ。鋭いシュートを放つが、前橋育英GK藤原優希がファインセーブで凌ぐ。 前橋育英は切り札の白井誠也を投入。黒沢とともにキレ味あるドリブルで両サイドから流経大柏を揺さぶっていく。 流経大柏も和田哲平ら3枚替えで対抗。流れを引き戻しにかかると、64分にはこぼれ球から飯浜空風がシュートを飛ばす。 さらに右CKから奈須琉世のヘディングもあった流経大柏だが、70分にアクシデント。途中出場の和田が足首を痛め、負傷交代を強いられる。 代わって入った安藤晃希が左サイドから再三のドリブル突破を見せるも、どちらも譲らないまま終盤へ。79分には前橋育英がロングボールで一気に裏返し、左サイドの白井が収める。クロスにオノノジュが飛び込むが、わずかに届かない。 前橋育英がオノノジュ、黒沢を下げて前線をテコ入れした直後、今度は佐藤耕太が負傷。両チームとも不運に見舞われる。 後半アディショナルタイム前には、前橋育英が途中出場組の中村太一、白井の右サイドの連携から柴野のミドル。惜しくも枠を外れると、そのまま90分が終了し、10分ハーフの延長戦に突入する。 延長前半は序盤に前橋育英が2連続のCKを得るも活かせず。その後は流経大柏が押し込むが、1-1のまま延長後半へ移る。 延長後半は流経大柏の山野が最終ラインの裏を取るシーンもあったが、前橋育英の久保遥夢が意地のシュートブロック。アディショナルタイムの粕谷のシュートも前橋育英GK藤原がしっかり抑え、決着はPK戦に持ち越される。 どちらも5人全員が成功しサドンデスへ。さらに7人目まで全員成功させるが、先攻の流経大柏は8人目の幸田爽良のシュートを前橋育英GK藤原がストップ。しかし、前橋育英も8人目の白井が枠の上に飛ばしてしまう。 10人目までいくと流経大柏の安藤のシュートを再び前橋育英GK藤原がセーブ。前橋育英は10人目の柴野が決め、前橋育英が死闘の末に7大会ぶり2度目の頂点に立った。 前橋育英 1-1[PK:9-8] 流通経済大柏 【前橋育英】 柴野快仁(前31) 【流経大柏】 亀田歩夢(前12) <span class="paragraph-title">【動画】前橋育英MF柴野快仁の同点弾!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr"> GOAL <a href="https://twitter.com/hashtag/%E5%89%8D%E6%A9%8B%E8%82%B2%E8%8B%B1?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#前橋育英</a>、試合を振り出しにする同点ゴール!<br><br>【決勝】<br> <a href="https://twitter.com/hashtag/%E5%89%8D%E6%A9%8B%E8%82%B2%E8%8B%B1?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#前橋育英</a> (群馬) 1-1 <a href="https://twitter.com/hashtag/%E6%B5%81%E9%80%9A%E7%B5%8C%E6%B8%88%E5%A4%A7%E6%9F%8F?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#流通経済大柏</a> (千葉)<br><br>試合はTVer・SPORTS BULLでLIVE配信中<br>いますぐチェック!<br>TVer<a href="https://t.co/qTydYwLhpR">https://t.co/qTydYwLhpR</a><br>SPORTS BULL<a href="https://t.co/3El4K21hR1">https://t.co/3El4K21hR1</a><a href="https://twitter.com/hashtag/%E9%AB%98%E6%A0%A1%E3%82%B5%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#高校サッカー</a> <a href="https://t.co/0bxdolMq1K">pic.twitter.com/0bxdolMq1K</a></p>— 高校サッカー日テレ公式 (@ntv_hss) <a href="https://twitter.com/ntv_hss/status/1878680990174097767?ref_src=twsrc%5Etfw">January 13, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2025.01.13 17:03 Mon流通経済大柏の人気記事ランキング
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「今日持っているなと」失点関与も同点弾&ラストPK成功の前橋育英MF柴野快仁、初戦以来の先発に「チームを少し助けられた」
チームを救い、優勝を決定づけた前橋育英(群馬)のMF柴野快仁が試合を振り返った。 13日、国立競技場で第103回全国高校サッカー選手権大会の決勝が行われ、前橋育英が流通経済大柏(千葉)と対戦。1-1のまま延長を含めた110分を終え、PK戦も9-8と長丁場の死闘を制した。 1点ビハインドの31分、試合を振り出しに戻す同点ゴールを決めたのが、初戦以降は体調不良により欠場が続いた柴野。MF黒沢佑晟が右サイドで粘ってからクロスを上げると、ボックス内で待ち構えていた状況でヘディングシュートを叩き込んだ。 値千金の同点ゴールも「あまりヘディングは得意ではない」と試合後に明かした柴野。ゴールまでの過程も振り返っている。 「0-1で負けていて、チームが少し劣勢という形になっていたのですが、黒沢佑晟はドリブルが上手くてテクニックがある選手なので、黒沢佑晟を信じて中に入った」 「その時にさとこう(佐藤耕太)がニアに行って、センターバックが2枚とも寄ってくれたので、そこをうまく利用して後ろに入ろうという意識。黒沢佑晟から良いボールが来たので、しっかり決めきることができて良かったです」 「(ゴール前には)たまたまいたという感じです。前に上がってみて、たまたまスペースが空いていたので入ったら良いボールが来ました」 一方、12分の失点シーンでは自らのボールロストが起点に。挽回したい気持ちも同点弾に繋がったようだ。 「1個多いパスだなと思って、準備していなかった部分があって。そこで自分のところで取られて失点に絡んでしまったというのは責任も感じて。だから結果的にプラマイゼロみたいな感じですね」 PK戦では10番目のキッカーに指名され、最後のPKを成功させた。プレッシャーを感じながらも、落ち着いて蹴ることができたという。 「正直、久しぶりのフル出場ということもあって、足も限界が来てしまっていて。10番目来るのかなくらいの気持ちでいたのですが、来てしまったので…。すごく緊張しましたが、うまく逆を取って決められたので良かった」 「自分は10番目で、普通あまり回ってこないじゃないですか。しかも後攻で。相手が外して。自分が決めたら勝ちというのは『今日持っているな』と思って。かなり緊張しましたが、意外と平常心でやれたかなと思っています」 蹴る直前にはGK藤原優希から「もう終わらせてくれ」と伝えられたとのこと。「少し恐かったですが、それで少し笑顔になれたので自信を持って蹴れた」と、守護神の言葉も大きかった。 7大会ぶり2度目となる選手権制覇については、チーム力を称賛。接戦をものにしながら決勝まで勝ち上がってきた仲間の奮闘に感謝した。 「自分は初戦だけ出て、自分の体調管理のせいで出られなくて、すごく悔しい思いをした。でもチームが2試合目、3試合目、4試合目と勝ってくれた」 「チームのみんながいてくれたこそ自分がこういうピッチに立てるので、何かチームの役に立ちたいなと思っていた。結果的にチームを少し助けられたのではないかなと思い、良かったなと思っています」 <span class="paragraph-title">【動画】不得手ながらチームを救ったMF柴野快仁のヘディング弾</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="5QeXbG-qNW8";var video_start = 84;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.01.13 22:14 Mon2
「止めてくれという思いで」PK戦で守護神にキャプテンマーク託した前橋育英MF石井陽、2回戦では自身失敗も「反省から本当に悔いなく蹴ろうと」
キャプテンとして前橋育英(群馬)をけん引したMF石井陽が決勝戦や大会を振り返った。 前橋育英は13日、第103回全国高校サッカー選手権大会の決勝で流通経済大柏(千葉)と対戦。110分間の戦いを1-1で終えるも、計20人が蹴ったPK戦を9-8で制し、7大会ぶり2度目の頂点に立った。 前橋育英で伝統の14番を背負い、ボランチの位置で試合をコントロールした石井。PK戦ではGK藤原優希にキャプテンマークを託す一幕もあったが、試合後にその理由を明かしている。 「PK戦はお前がキャプテンだぞと。藤原が止めればチームが勢いづきますし、駆け引きだったりも大事なので。気持ち入れて止めてくれという思いで渡しました」 また、7人目として自らもPK成功。夏のインターハイ県予選や今大会の2回戦でPKを外していたため、開き直って蹴ることができたという。 「自分は前回外しているので、(キッカー)5番以内には入らないだろうとは思っていました。7番目で回ってきたら、もう思い切って蹴ろうと思っただけです」 「愛工大名電戦で自分が外して、チームに迷惑を掛けていた。あれの反省から本当に悔いなく蹴ろうと思っていました。自分が思った方向に力強く振り切ろうと思ったので、それが結果入ったので良かったかなと思います」 「蹴りたいなと思っていて。こういう場で蹴れるのはなかなかないので、ここに来たからには蹴りたいという気持ちがあったので、緊張というよりは楽しみだったのかなと思っています」 「(インターハイも)自分が蹴って外しました。元々PKは少し苦手というか、外すタイプだった。それでも自分は蹴らなければいけないというのがキャプテンとしてもあった。ここずっと蹴っていましたが、それでも決められた。本当にチームに迷惑を掛けましたが、最後こういう大舞台で決められたので良かったなと思います」 さらに、10人中9人成功の精度の高さにも言及。失敗を経ての努力が選手権で実ったようだ。 「インターハイは(群馬県予選で)共愛(共愛学園)にPKで負けた。すごく苦しい思い、悔しい思いをして、みんなで夏を乗り越えてきた。なので、そういうところが最後自信を持って蹴れる一つの要因だったのかなと思います」 「練習終わった後の自主練だったりで、今年はみんなが蹴っていた。夏負けて、個人としてすごく苦しい思いをした人もいる。チームとしてもなかなか結果が出ない時期に、みんながそれぞれ悩みを抱えながら、解決しようとしてきた。そういうところが最後PKで思いっきり振れる一つの要因だと思いました」 また、入場時のみならず大きなプレッシャーがかかるPK戦でも笑顔が見られた前橋育英。キャプテンが作り出した雰囲気だったようだ。 「こんな大人数の前でサッカーができるのは夢でもありますし、本当に嬉しいことで、雰囲気だったりがすごく楽しみだったので、(入場時は)自然と笑ってしまっていたのだと思います」 「みんなに楽しめとずっと言っていた。この舞台になったら勝っても負けてもおかしくない状況だったので、(PK戦は)蹴れることを楽しんでこいと自分からも伝えていました」 <span class="paragraph-title">【動画】死闘制し2度目の頂点! 前橋育英vs流通経済大柏 ハイライト</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="5QeXbG-qNW8";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.01.13 23:45 Mon3
プレミア王者・大津がベスト16敗退、Jクラブ内定者3名が出場の名門校対決は流通経済大柏に軍配!【全国高校サッカー選手権大会】
第103回全国高校サッカー選手権大会の3回戦、流通経済大柏(千葉)vs大津(熊本)が2日にフクダ電子アリーナで行われ、2-1で流通経済大柏が勝利を収めた。 2回戦から登場した流通経済大柏は、佐賀東(佐賀)を相手に5-0で快勝。カターレ富山に加入が内定しているMF亀田歩夢は先発出場。湘南ベルマーレに加入が内定しているFW松本果成はベンチスタートとなった。 対する大津は1回戦で福井商(福井)相手に4-0、2回戦で札幌大谷(北海道)を相手に2-1で勝利。清水エスパルスに加入内定のMF嶋本悠大を中心に、プレミアリーグ王者としての強さを見せつけたいところだ。 強豪校同士の対戦となったこのゲーム。まずは大声援をバックにした流通経済大柏がチャンス。3分、右サイドを仕掛けた柚木創がグラウンダーのクロス。ニアに粕谷悠が飛び込むと後方に飛び込んだ山野春太が合わせ得たが、シュートは枠を外れた。 大津は攻め込みながらもなかなか決定機を迎えられなかった中、流通経済大柏が再びチャンス。16分には左から崩すと山野のパスを受けた粕谷がボックス内でシュートも、相手にカバーされミートできない。 何度か攻めながらも決定機を作れなかった大津だったが26分にチャンス。畑拓海のスルーパスに反応した山下景司がGK加藤慶太と一対一になるが、先にGK加藤慶太がセーブする。 互いに譲らない展開となった中、36分にスコアが動く。流通経済大柏は自陣からのロングフィードに反応した山野が抜け出すと、DF佐藤夢真 と競り合いながらもGK坊野雄大との一対一を見事に決め切り、遂に先制に成功する。 流通経済大柏が1点をリードして迎えた後半、立ち上がりから大津が追いつこうとゴールに迫っていく。 49分、ボックス左からの佐藤夢真のクロスを山下がシュートもGK加藤がセーブ。その後も大津がペースを握ると54分にCKから同点ゴールが生まれる。 右CKを獲得した大津は畑拓海のクロスがボックス内で混戦に。嶋本が粘って繋ぐと、最後は五嶋夏生がボックス内から蹴り込み、大津が同点とする。 タイスコアになってからは互いにゴールへの推進力を高めていく中、68分に勝ち越しゴールが決まる。流通経済大柏は山野が競り合ったルーズボールを粕谷悠が体を入れてキープ。そのままボックス内から蹴り込み、流通経済大柏が勝ち越しに成功する。 流通経済大柏は準優勝に終わった2018年度以来となるベスト8進出を決めた。一方のプレミアリーグ王者・大津は3回戦で涙を飲むこととなった。 流通経済大柏 2-1 大津 【流経大柏】 山野春太(前36) 粕谷悠(後28) 【大津】 五嶋夏生(後14) <span class="paragraph-title">【動画】Jクラブ内定者3名が出場! 流通経済大柏vs大津 ハイライト</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="wIMKlPz2TIs";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.01.02 15:48 Thu4
後輩のPK失敗に「もう1本止めるから任せろ」、計20人に及んだPK戦で2本セーブの前橋育英GK藤原優希「最後はコース右だなと…」
前橋育英(群馬)に2度目の優勝をもたらしたGK藤原優希がPK戦を振り返った。 第103回全国高校サッカー選手権大会で決勝まで勝ち上がった前橋育英。13日に頂点を懸けて流通経済大柏(千葉)と対戦した。 序盤に先制されるも、31分にMF黒沢佑晟の右クロスからMF柴野快仁が頭で押し込んで同点。そのまま90分を終えると延長戦でも決着がつかず、勝負の行方はPK戦に委ねられた。 互いに7人目まで成功が続くと、GK藤原がDF幸田爽良のシュートをストップ。後攻の前橋育英は続いた白井誠也が外してしまい、PK戦が続くが、流経大柏の10人目を務めた安藤晃希のシュートも止め、最後は先制点を決めた柴野が成功させた。 7大会ぶり2度目となる優勝へ導いた藤原。58,347人と決勝歴代最多の観客が国立に詰めかけたなかでの活躍に「最高です(笑)。PKになったら自分が主役になれる出番なので、そのチャンスを活かせて良かったです」と胸を張った。 また、PK戦でMF石井陽からキャプテンマークを託されたことについては、「はる(石井)が僕にPKをすべて任せてくれているので、チームの代表として責任を持って止めなければなと思いました」と語る。 1本目のセーブについては「もう読んでいて、結構ギリギリのコースだったと思いますが、最後手を伸ばして指で掻き出すような感じでなんとか止まりました」とのこと。勝利を引き寄せた2本目のセーブ後は、とにかく柴野が決めることを願っていたという。 「最後はコース右だなと思って飛びましたが、ちょっとコースが甘く、うまく手をボールに向かって出せて止められました」 「止めた時は、本当に次は決めてくれと思いながら。僕は自分たちのPKは全部見ていないんですけど、最後決めてくれて良かったです」 さらに、白井が外した後の声かけの内容にも触れた守護神。2年生の失敗をなかったことにすべく、「俺がもう1本止めるから任せろと言って送り出しました」と明かした。 まさに有言実行でチームを優勝に導いた。 <span class="paragraph-title">【動画】運命のPK戦で前橋育英GK藤原優希が主役に!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="5QeXbG-qNW8";var video_start = 228;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.01.13 21:03 Mon5