コバチッチ2発にドクが圧巻ミドル! シティが好調フルアムに逆転勝ちで3戦ぶり白星【プレミアリーグ】

2024.10.06 01:13 Sun
コバチッチ2発でフルアム撃破
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コバチッチ2発でフルアム撃破
プレミアリーグ第7節のマンチェスター・シティvsフルアムが5日にエティハド・スタジアムで行われ、ホームのシティが3-2で逆転勝利した。
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直近のリーグ戦2試合連続ドローと、やや失速傾向にある王者シティ。今節は2連勝中の曲者フルアムとのホームゲームでリーグ3試合ぶりの白星を目指した。前節はニューカッスル相手に1-1のドローも、チャンピオンズリーグ(CL)のスロバン・ブラチスラヴァ戦では格の違いを見せつける4-0の圧勝を収めた。グアルディオラ監督はそのCLから先発5人を変更。GKをエデルソンに戻したほか、ストーンズとマテウス・ヌネス、ドク、サヴィオに代えてルベン・ディアス、コバチッチ、ベルナルド・シウバ、グリーリッシュを起用した。
本来は[4-2-3-1]をメインシステムとするフルアムが[5-4-1]の布陣で臨んだものの、開始直後からシティが押し込んでいく。

開始3分にはGKレノの不用意なパスをカットしたショートカウンターからペナルティアーク付近でハーランドのパスを受けたギュンドアンに決定機も、このシュートは枠の右に外れる。さらに、直後にはフォーデンのスルーパスに抜け出したハーランドがボックス左で左足を振るが、これも枠の右に外れた。
開始早々のゴールは逃したものの、早くも相手陣内でハーフコートゲームを展開するホームチーム。以降もボックス付近でボールを動かしながらハーランドがフィニッシュに絡んでいく。一方、17分にはアウェイチームが狙うロングカウンターからアダマ・トラオレに抜け出されるが、ここはGKエデルソンの好守で凌ぐ。

失点は免れたものの、このプレーをきっかけに風向きが変わると、アウェイチームが意外性のある崩しから2度目のチャンスをモノにした。27分、左サイドからのクロスを起点にファーサイドでボールを収めたイウォビが右のポケットに侵入したヒメネスに繋ぐと、メキシコ代表FWの意表を突くヒールでの折り返しに反応したアンドレアス・ペレイラがワンタッチで押し込んだ。

一瞬の隙を突かれての失点に動揺したか、直後にもフルアムのロングカウンターからトラオレにあわや2失点目という決定機を作られたシティ。だが、この失点回避で流れを変えると、32分には左CKの二次攻撃からボックス中央でこぼれに反応したコバチッチの強烈なシュートが相手にディフレクトしてコースが変わってゴールネットに突き刺さった。

この同点ゴールによって落ち着きを取り戻したシティは直後にも波状攻撃からフォーデン、リコ・ルイス、コバチッチ、グヴァルディオルの4連続シュートで逆転ゴールに迫るが、相手の体を張ったブロックに遭う。


前半終盤にかけては押し込んで厚みのある攻撃を仕掛けるシティ、ロングカウンターでハイラインの背後を突くフルアムと互いに良い形は作り出したものの、1-1のイーブンでハーフタイムを迎えた。

勢いを持って後半に入ったシティはファーストチャンスを逆転ゴールに結びつける。47分、左サイドのスペースに抜け出したフォーデンが上げたクロスをボックス右で胸トラップしたベルナルド・シウバがすかさず中央へ正確に落とすと、これに反応したコバチッチが巧みなファーストタッチで短く左に持ち出してゴール左隅を射抜く右足シュートを突き刺した。

後半開始早々に試合を引っくり返したシティはややゲームコントロールを意識した戦い方にシフト。62分にはアカンジとグリーリッシュを下げてウォーカー、グリーリッシュを同時投入。だが、過密日程の影響か徐々に全体の動きが落ち始めると、68分にはウォーカーを圧巻のスピードで振り切ったトラオレにボックス内への侵入を許すが、ここはGKエデルソンが見事なポジショニングと判断で阻止。

以降もボックス内でヒメネスに決定機を許すなど難しい時間帯が続くと、グアルディオラ監督はフォーデンを下げてストーンズをセンターバックに投入。より守備のバランスを整える。すると、この交代直後には圧倒的な個の力で3点目を奪い切る。
82分、左サイドのボックス付近でルイスから足元にパスを受けたドクが得意のカットインでボックス内に運んで右足を一閃。弾丸シュートがゴール右上隅の完璧なコースに突き刺さった。

これで勝利を決定づけたかに思われたが、2点差の終盤も諦めないフルアムは87分、ネルソンとムニスの途中出場コンビの連携から1点差に迫るゴールを奪う。

これで一気に試合の緊迫感が高まったが、割り切って時間を進めたシティが何とか3-2のスコアで逃げ切った。好調フルアムに手を焼いたものの、逆転勝利のシティがリーグ3戦ぶりの白星を挙げた。

マンチェスター・シティ 3-2 フルアム
【マンチェスター・シティ】
マテオ・コバチッチ(前32、後2)
ジェレミー・ドク(後37)
【フルアム】
アンドレアス・ペレイラ(前26)
ロドリゴ・ムニス(後43)



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マンチェスター・シティのベルギー代表MFケビン・デ・ブライネ(33)が、自身のSNSを通じて今シーズン限りでの退団を発表した。 今シーズンはチームのキャプテンを務め、非凡なパスセンスとゲームメイク力でチームを牽引していたデ・ブライネ。2015年8月から在籍10年での別れを決断した。 「これを見れば、恐らくどこに向かっているかわかるだろう。早速本題に入りたいが、マンチェスター・シティの選手としての最後の数カ月となることをお知らせする」 「このことを書くことは簡単ではないが、フットボーラーとして、僕たちは皆いつかこの日が来ることを知っている。そして、その日が来た。皆さんは、僕からその話を聞く資格がある」 「サッカーが僕を皆さんとこの街に導いてくれた。夢を追いかけながら、この時期が僕の人生を変えることになるとは知らなかった。この街。このクラブ。ここの人たち…僕に全てを与えてくれた。全てを返すしか選択肢はなかった!そして、なんと僕たちは全てを勝ち取った」 「好む好まないに関わらず、別れを告げる時が来た。スリ、ローマ、メイソン、ミシェル、そして僕は、この場所が僕たち家族にとって大切なものであったことに心から感謝している。“マンチェスター”は永遠に僕たちの子供のパスポートに刻まれるだろう。そしてもっと重要なことは、僕たち1人1人の心の中にあることだ」 「ここはいつまでも、僕たちの家だ」 「この10年間の旅に対して、街、クラブ、スタッフ、チームメイト、友人、そして家族にどれだけ感謝してもしきれない」 「すべての物語には終わりが来るが、これは間違いなく最高の物語だった」 「最後のひとときを一緒に楽しもう!たくさんの愛を。Kdb 17」 母国ヘンクの下部組織で育ったデ・ブライネは、2008年7月にファーストチームに昇格。2012年1月にチェルシーへと完全移籍すると、ヘンクやブレーメンへのレンタル移籍を経験。チェルシーでは輝くことができず、2014年1月にヴォルフスブルクへと完全移籍を果たした。 そのヴォルフスブルクでは公式戦73試合で20ゴール37アシストを記録し、2015年8月にシティへ完全移籍。ここまで10シーズンを過ごし、公式戦413試合で106ゴール174アシストを記録。6度のプレミアリーグ制覇や、チャンピオンズリーグ(CL)制覇など15のタイトルを獲得。2022-23シーズンにはトレブル“3冠”を達成し、シティで獲得できるタイトルを全て手にしていた。 シティとの契約は今シーズン終了までとなっていたが、契約延長は行わずに退団を決断。新天地はどこになるのか去就が注目される。 <span class="paragraph-title">【写真】デ・ブライネがシティ退団のメッセージを発表</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/p/DIBaMKEI3nJ/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; 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height:50px; margin:0 auto 12px; width:50px;"><svg width="50px" height="50px" viewBox="0 0 60 60" version="1.1" xmlns="https://www.w3.org/2000/svg" xmlns:xlink="https://www.w3.org/1999/xlink"><g stroke="none" stroke-width="1" fill="none" fill-rule="evenodd"><g transform="translate(-511.000000, -20.000000)" fill="#000000"><g><path d="M556.869,30.41 C554.814,30.41 553.148,32.076 553.148,34.131 C553.148,36.186 554.814,37.852 556.869,37.852 C558.924,37.852 560.59,36.186 560.59,34.131 C560.59,32.076 558.924,30.41 556.869,30.41 M541,60.657 C535.114,60.657 530.342,55.887 530.342,50 C530.342,44.114 535.114,39.342 541,39.342 C546.887,39.342 551.658,44.114 551.658,50 C551.658,55.887 546.887,60.657 541,60.657 M541,33.886 C532.1,33.886 524.886,41.1 524.886,50 C524.886,58.899 532.1,66.113 541,66.113 C549.9,66.113 557.115,58.899 557.115,50 C557.115,41.1 549.9,33.886 541,33.886 M565.378,62.101 C565.244,65.022 564.756,66.606 564.346,67.663 C563.803,69.06 563.154,70.057 562.106,71.106 C561.058,72.155 560.06,72.803 558.662,73.347 C557.607,73.757 556.021,74.244 553.102,74.378 C549.944,74.521 548.997,74.552 541,74.552 C533.003,74.552 532.056,74.521 528.898,74.378 C525.979,74.244 524.393,73.757 523.338,73.347 C521.94,72.803 520.942,72.155 519.894,71.106 C518.846,70.057 518.197,69.06 517.654,67.663 C517.244,66.606 516.755,65.022 516.623,62.101 C516.479,58.943 516.448,57.996 516.448,50 C516.448,42.003 516.479,41.056 516.623,37.899 C516.755,34.978 517.244,33.391 517.654,32.338 C518.197,30.938 518.846,29.942 519.894,28.894 C520.942,27.846 521.94,27.196 523.338,26.654 C524.393,26.244 525.979,25.756 528.898,25.623 C532.057,25.479 533.004,25.448 541,25.448 C548.997,25.448 549.943,25.479 553.102,25.623 C556.021,25.756 557.607,26.244 558.662,26.654 C560.06,27.196 561.058,27.846 562.106,28.894 C563.154,29.942 563.803,30.938 564.346,32.338 C564.756,33.391 565.244,34.978 565.378,37.899 C565.522,41.056 565.552,42.003 565.552,50 C565.552,57.996 565.522,58.943 565.378,62.101 M570.82,37.631 C570.674,34.438 570.167,32.258 569.425,30.349 C568.659,28.377 567.633,26.702 565.965,25.035 C564.297,23.368 562.623,22.342 560.652,21.575 C558.743,20.834 556.562,20.326 553.369,20.18 C550.169,20.033 549.148,20 541,20 C532.853,20 531.831,20.033 528.631,20.18 C525.438,20.326 523.257,20.834 521.349,21.575 C519.376,22.342 517.703,23.368 516.035,25.035 C514.368,26.702 513.342,28.377 512.574,30.349 C511.834,32.258 511.326,34.438 511.181,37.631 C511.035,40.831 511,41.851 511,50 C511,58.147 511.035,59.17 511.181,62.369 C511.326,65.562 511.834,67.743 512.574,69.651 C513.342,71.625 514.368,73.296 516.035,74.965 C517.703,76.634 519.376,77.658 521.349,78.425 C523.257,79.167 525.438,79.673 528.631,79.82 C531.831,79.965 532.853,80.001 541,80.001 C549.148,80.001 550.169,79.965 553.369,79.82 C556.562,79.673 558.743,79.167 560.652,78.425 C562.623,77.658 564.297,76.634 565.965,74.965 C567.633,73.296 568.659,71.625 569.425,69.651 C570.167,67.743 570.674,65.562 570.82,62.369 C570.966,59.17 571,58.147 571,50 C571,41.851 570.966,40.831 570.82,37.631"></path></g></g></g></svg></div><div style="padding-top: 8px;"> <div style=" color:#3897f0; 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7季連続FAカップ準決勝進出のシティ、グアルディオラ監督はベテラン勢の奮起に希望「伝説の選手たちが再びステップアップた」

マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督が30日にアウェイで行われ、1-2で逆転勝利したFAカップ準々決勝ボーンマス戦を振り返った。 既にチャンピオンズリーグで敗退し、プレミアリーグで5位と苦戦しているシティにとって現実的に今季唯一残されたタイトルであるFAカップ。 12分にPKを獲得したシティだったが、キッカーのFWアーリング・ハーランドはGKケパ・アリサバラガに止められてしまう。すると21分に先制を許し、前半は1点ビハインドで終えることに。 それでも後半開始4分にハーランドがPK失敗の汚名を晴らす同点弾を奪うと、63分にFWオマル・マーモウシュが逆転弾を決めて勝利。7季連続準決勝進出を決めた。 グアルディオラ監督はMFケビン・デ・ブライネやMFイルカイ・ギュンドアン、MFベルナルド・シウバら先発したベテラン勢の奮起した姿にシーズン終盤への期待を感じたようだ。 「今季、我々は下り坂を歩み始めた。そして基準に遠く及ばない試合を多くしてしまった。我々が示さなければならない最低限の条件がある。仲間への敬意、努力だ。今日はそれを示してくれた。このクラブで素晴らしい活躍を見せた伝説の選手たちが再びステップアップし、素晴らしいパフォーマンスを見せてくれた。今日、最も重要なことは選手たちが教訓を学んだことだ」 「私は彼らにファンが5時間を費やして試合を観に来たのにリーグ戦でのようなパフォーマンスは受け入れられないと伝えた。今季、我々が失ったのは心、魂、熱意だ。監督にとって最も重要なのは情熱を取り戻すことだ。プレミアリーグでのボーンマス戦(11/2)後、我々は信じられないようなミスを犯し始め、チームとして情熱を失っていった。それが今季終盤に我々が取り戻さなければならない最も重要なことだ」 2025.03.31 10:15 Mon
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「泣きたかった」1月にミランへレンタルのウォーカーがシティ退団への思いを明かす「どれだけ自分が幸運だったか」

ミランにレンタル移籍中のイングランド代表DFカイル・ウォーカーが、マンチェスター・シティから離れた際の辛さを明かした。 シェフィールド・ユナイテッドでキャリアをスタートさせたウォーカーは、トッテナムでその名を轟かせることに。2017年7月にシティへと完全移籍した。 右サイドバックをメインに時にはセンターバックでもプレーしたウォーカーは、公式戦319試合で6ゴール23アシストを記録。ただ、今シーズンは公式戦18試合の出場に留まり出番が減少。1月にミランへとレンタル移籍していた。 イギリス『BBC』の「The Kyle Walker Podcast」に出演したウォーカーは、シティを去る際のことを振り返り、悲しい別れだったとした。 「カウンターの向こうで、食べ物や飲み物を出してくれるエマという女性を見ただけでも泣きたかった」 「毎日、彼女に『おはよう』と挨拶して抱き締めていたのに、突然もう彼女に会えなくなってしまった。移籍の手続き中はそんなことは考えないけど、別れを告げるとなると辛かった」 その中でもミランへの移籍を決断したウォーカー。チームへの恨みは全くなく、シティへの感謝を述べながらも自身のために移籍を決めたとした。 「シティについて悪いことは何も言えない。ピッチ内外で、このクラブが僕にしてくれたことは信じられないほどだ」 「このチームから抜け出ると、どれだけ自分が幸運だったかを考える。これは僕がこれまでプレーした他のどのクラブに対しても失礼な言い方ではないけど、僕たちがそこで過ごした7年間は、サッカーの世界でで再び起こるとは思えない」 また、イングランド代表として100キャップ(現在95キャップ)を目指すためにも移籍が必要だったとコメントした。 「100キャップを獲得した他の唯一の黒人選手はアシュリー・コールだ。もし僕が100キャップに到達する2人目の黒人選手になれたら、とても名誉なことだ」 「トゥヘル監督から電話をもらって話をした時は、本当にホッとした。ミランへの移籍についても彼と話し、母国を代表したいのであればヨーロッパに残れと伝えられた」 ミランではここまで11試合に出場。イングランド代表としても3月の2026年北中米ワールドカップ欧州予選でも2試合でプレーしている。 2025.04.05 13:00 Sat
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「本当にひどい」 グアルディオラ監督が今季の低迷を自責「FAカップを優勝しても…」

マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督が31日に行われるFAカップ準々決勝ボーンマス戦を前日に控えた会見で今季の低迷を自責した。 プレミアリーグ5連覇を狙った今季、残り9試合となった段階で5位と振るわず来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場圏外に。そしてCLではレアル・マドリーの前に敗れてラウンド16に進出できず。 記者から今季の自身の仕事を問われ、グアルディオラ監督は「本当にひどい」と自ら断罪した。 「対戦相手は我々が過去にタイトルを獲得したことに敬意を示すようなレッドカーペットを敷いてくれることはなかった。私がやらなければならなかったことは状況をうまく克服することだけだった。来季はこのようなことが起こらないことを願う」 さらにグアルディオラ監督は仮にFAカップ優勝、CL出場権を獲得できたとしても失敗のシーズンに変わりはないと言い訳しなかった。 「もちろん、FAカップ決勝に進出し、CL出場権を得られれば素晴らしいことだ。それは大きな成功と言えるが、不振のシーズンだったことに変わりはない。あらゆる面で基準に届いていなかった。これが現実だ。我々が一つタイトルを取り、CL出場権を得てもそれは変わらない」 2025.03.30 11:45 Sun
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デ・ブライネに南米行きの可能性も? 名門クラブOBが獲得を進言「彼は本物のスターで、そんなに年寄りではない」

今シーズン限りでマンチェスター・シティとの契約が満了を迎えるベルギー代表MFケビン・デ・ブライネ(33)だが、南米の名門クラブのOBが獲得を要請しているようだ。アルゼンチン『TyC Sports』が伝えた。 デ・ブライネは、近年パフォーマンスの低下が懸念されており、人員入れ替えを考えているシティでは放出候補として見られている。 メジャーリーグ・サッカー(MLS)やサウジアラビアへの移籍も噂されている中、南米も選択肢の1つとなることに。アルゼンチンの名門であるリーベル・プレートのOBでもあるカルロス・モレテ氏が、獲得を進言した。 「リーベルには監督と頭脳がある。もしかしたら彼らは電話したのかもしれないが、私には分からないし、公表されなかった。なぜ誰もマンチェスターまで飛行機に乗ってデ・ブライネについて調べに行かなかったのか?」 「彼は33歳だ。2000万ドル払えば、彼はフリーになる。彼を連れてくるかどうかはあなた方次第だ。 彼はチャンピオンにしてくれるし、優勝争いもでき、問題を全て解決してくれる。彼のコンディションをチェックしてみてほしい。彼は本物のスターで、そんなに年寄りではない」 「彼にオファーを出してほしい。彼はシティを無償で去り、 年間20ユーロを支払って彼を連れて来ればいい」 「何百万ドルもの大金を無駄にすることになる。ここでは彼の移籍に1ペニーも払わずにスターを連れて来る。リーベルがもたらしたものは何の解決にもならない」 クラブ・ワールドカップにも出場するリーベル・プレート。補強してすぐに起用することも可能だが、どんな動きを見せるだろうか。 2025.03.27 20:30 Thu

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