ユーロ本大会お預けも…ウクライナ代表指揮官は胸を張る、終盤の物議判定には「決めるのは我々ではない」

2023.11.21 19:45 Tue
ウクライナ代表を率いるセルゲイ・レブロフ監督
Getty Images
ウクライナ代表を率いるセルゲイ・レブロフ監督
ウクライナ代表セルゲイ・レブロフ監督が結果を潔く受け入れた。ウクライナサッカー連盟(UAF)が伝えた。20日、欧州選手権(ユーロ)2024予選グループC最終節のウクライナ代表vsイタリア代表が、ドイツのバイ・アレーナで行われた。
グループ2位のイタリアと、3位のウクライナ。勝ち点13で並ぶ両者の一戦は、両守護神の好守が光り、0-0のドローに。得失点差で上回ったイタリアが2位を死守して本大会出場を決めた。

試合終了間際の後半アディショナルタイム3分には、ウクライナのMFミハイロ・ムドリクがイタリアのブライアン・クリスタンテとボックス内で接触し、転倒。しかし、ホイッスルは鳴らず、オン・フィールド・レビュー(OFR)も行われなかった。

ウクライナ『Viaplay Sports』は「ミハイロ・ムドリクが終盤のスポットキックを拒否され、イタリアが決勝進出」とのこの場面を伝えたが、レブロフ監督は思いのほかさっぱりとした様子。
UAFでは「確かにVARもあり、私から見ればペナルティだと思ったが…それを決めるのは我々ではない。おそらくVARから見て、ファウルに該当するとは考えなかったのだろう」と、試合中こそ落胆した表情を見せたが、率直な意見を述べながらも、判定には大きな異議を唱えなかった。

試合前には欧州サッカー連盟(UEFA)のアレクサンダー・チェフェリン会長がイタリアメディアに対し、「イタリアがユーロ2024への出場権を獲得しなければ大惨事になるだろう」とのリップサービスを行っていたことから、イギリス『デイリー・メール』では会長の発言と終盤の判定を引き合いに出し、「物議を醸す形でイタリアがユーロの出場権を獲得」と綴っている。

レブロフ監督は「この素晴らしいスタジアムでプレーする機会を与えてくれたレバークーゼンとドイツに感謝します。国歌斉唱中は素晴らしい雰囲気が漂い、イタリアの方々も我々に拍手を送ってくれました。とても感慨深いです。この試合は多くの国で放映されましたし、イタリアもウクライナに敬意と支持を示してくれました。本当に素晴らしい雰囲気でした」と、開催地として手を挙げたドイツや対戦国にも謝辞。

ロシアからの軍事侵攻を受ける困難な状況にあっても、ストレートインとはならなかったが、プレーオフまではこぎ着けた。「我々は皆、自分たちが強い国の代表であることを自覚しており、それをピッチ上でも示しました。品性を示し、国のために戦いました。約半年間一緒に頑張ってきた選手たちに感謝しています」と胸を張った。

1 2

セルゲイ・レブロフの関連記事

ウクライナ代表のセルゲイ・レブロフ監督が、ユーロ2024敗退を嘆いた。『UEFA.com』が伝えている。 26日、ベルギー代表とのユーロ2024グループE最終節に臨んだウクライナ。全チームが勝ち点3で並ぶも最下位のウクライナは、地力で上回る相手に押し込まれながらも集中した守備によってゴールレスでハーフタイムへ。後 2024.06.27 12:10 Thu
ウクライナ代表のセルゲイ・レブロフ監督が、スロバキア代表戦を振り返った。『UEFA.com』が伝えた。 21日、ユーロ2024グループE 第2節でウクライナはスロバキアと対戦した。 初戦はルーマニア代表に敗れたウクライナと、ベルギー代表相手に勝利したスロバキアの戦い。連敗は避けたいウクライナだったが、17分 2024.06.22 09:55 Sat
ウクライナ代表のセルゲイ・レブロフ監督が、ユーロ2024での完敗を嘆いた。『UEFA.com』が伝えている。 17日、ルーマニア代表とのユーロ2024グループE第1節に臨んだウクライナは、立ち上がりからボールを握るも得点は奪えず、逆に失点を許してしまいハーフタイムへ。後半も中々ペースを掴めずにいると、勢いに乗るル 2024.06.18 11:35 Tue
14日、ユーロ2024がいよいよ開幕。ドイツで行われる今大会は24カ国が出場し、7月14日までの1カ月間開催される。 今大会には最後の国際大会になる選手や、所属クラブで躍動した若手選手まで、622名の選手にプレーの可能性がある状況。出場24カ国を注目選手と共に紹介していく。 ■ウクライナ代表 出場回数:4 2024.06.17 18:30 Mon
ヨーロッパ最強の国を決めるユーロ2024。今大会はドイツで開催され、24カ国が参加する。 世界トップレベルの選手たちが集い、ワールドカップよりも見応えがあるとされるユーロ。今回は試合日程・キックオフ時間・テレビ放送予定・視聴方法をまとめた。 ■ユーロ2024試合日程・キックオフ時間 Getty Image 2024.06.17 00:00 Mon

ウクライナ代表の関連記事

ウクライナサッカー連盟(UAF)は5日、ローマのFWアルテム・ドフビクがウクライナ代表を離脱したことを発表した。 UAFの発表によれば、ドフビクは1日に行われたユベントス戦で負傷したとのこと。状態が懸念されるなか、代表に合流したが、チェコのプラハで行われた再検査の結果、インターナショナルマッチウィーク期間中の復帰 2024.09.06 00:15 Fri
ウクライナ代表のセルゲイ・レブロフ監督が、ユーロ2024敗退を嘆いた。『UEFA.com』が伝えている。 26日、ベルギー代表とのユーロ2024グループE最終節に臨んだウクライナ。全チームが勝ち点3で並ぶも最下位のウクライナは、地力で上回る相手に押し込まれながらも集中した守備によってゴールレスでハーフタイムへ。後 2024.06.27 12:10 Thu
ベルギー代表のドメニコ・テデスコ監督が、ユーロ2024での初黒星を振り返った。『UEFA.com』が伝えている。 26日、ウクライナ代表とのユーロ2024グループE最終節に臨んだベルギー。全チームが勝ち点3で並ぶ大混戦の中での一戦は、ケビン・デ・ブライネを中心に押し込む形を作りながらもスコア動かずハーフタイムへ。 2024.06.27 10:20 Thu
ユーロ2024グループE最終節、ウクライナ代表vsベルギー代表が26日に行われ、0-0のドローに終わった。 2節終了時点で全チームが勝ち点3で並ぶ大混戦のグループE。前節、スロバキア代表相手に2-1の逆転勝利を収めたものの、最下位に位置するウクライナは本命撃破での決勝トーナメント進出を狙った。中4日の一戦に向けて 2024.06.27 03:07 Thu
逆転ゴールを決めたウクライナ代表のFWロマン・ヤレムチュクが勝利を喜んだ。『UEFA.com』が伝えた。 先日のユーロ2024初戦ではルーマニア代表相手に0-3の完敗を喫していたウクライナ。決勝トーナメント進出に向け、今度こそ勝利が欲しい21日の第2節ではスロバキア代表と対戦した。 前半はスロバキアにリード 2024.06.22 12:21 Sat

ユーロの関連記事

フランス・フットボールは4日、2023-24シーズンの男子チーム監督賞候補6名を発表した。 欧州サッカー連盟(UEFA)との共催という形で今回から設けられた監督賞。無敗でドイツ国内2冠を達成したレバークーゼンのシャビ・アロンソ監督、チャンピオンズリーグ優勝のカルロ・アンチェロッティ監督が選出された。 その他 2024.09.05 06:30 Thu
フランス・フットボールは4日、2023-24シーズンのコパ・トロフィー候補10名を発表した。 2018年に新設され、21歳以下の若手が対象となるコパ・トロフィー。昨年はレアル・マドリーのMFジュード・ベリンガムが受賞していた。 候補者にはユーロ優勝に大きく貢献したスペイン代表FWラミン・ヤマル(バルセロナ) 2024.09.05 06:15 Thu
フランス・フットボールは4日、2023-24シーズンのバロンドール候補30名を発表した。1956年に創設され、最も権威ある個人賞とされるバロンドール。FIFAランキング上位100カ国のジャーナリストの投票で決定され、10月28日の授賞式で受賞者が決まる。 昨年はFWリオネル・メッシが最多8度目となる受賞としていた 2024.09.05 06:00 Thu
バイエルンのGKマヌエル・ノイアー(38)がドイツ代表引退を発表した。 直近のドイツ『ビルト』の報道では、来月に行われるUEFAネーションズリーグのメンバーからは外れるものの、10月か11月のインターナショナルマッチウィークに復帰し、2026年北中米ワールドカップを目指すと報じられていたノイアー。 しかし、 2024.08.21 23:11 Wed
バルセロナのMFイルカイ・ギュンドアン(33)が19日、自身のインスタグラムでドイツ代表からの引退を発表した。 2011年10月にドイツ代表デビューを飾ったギュンドアンは、これまで82試合出場19ゴールを記録。先のユーロ2024では主将としてチームを牽引し、5試合出場1ゴール2アシストをマークした。 ドイツ 2024.08.20 05:30 Tue

記事をさがす

セルゲイ・レブロフの人気記事ランキング

1

戦禍を乗り越えユーロ出場のウクライナ代表がメンバー発表! ルニンやジンチェンコら…正式メンバーは6月7日発表【ユーロ2024】

ウクライナサッカー連盟(UAF)は16日、ユーロ2024に向けたウクライナ代表メンバー26名と予備メンバー6名を発表した。 2022年2月に始まったロシアによる軍事侵攻の影響を受けながらも、ユーロ出場権を獲得したウクライナ。セルゲイ・レブロフ監督率いるチームは、プレーオフを勝ち抜いての出場となった。 4大会連続4度目の出場を決めたウクライナ。トレーニングキャンプをまずは実施することとなり、そこに参加する合計32名を発表。レアル・マドリーのGKアンドリー・ルニンやアーセナルのMFオレクサンドル・ジンチェンコ、チェルシーのMFミハイロ・ムドリク、ジローナの躍進に貢献しラ・リーガ20ゴールのFWアルテム・ドフビクらが順当に選出されている。 なお、本大会の登録メンバーは6月7日に正式に発表される。 ウクライナはグループEに入り、ベルギー代表、スロバキア代表、ルーマニア代表と同居している。 今回発表されたウクライナ代表メンバー26名と予備メンバー6名は以下の通り。 ◆ウクライナ代表メンバー26名 GK アンドリー・ルニン(レアル・マドリー/スペイン) アナトリー・トルビン(ベンフィカ/ポルトガル) ヘオリー・ブスチャン(ディナモ・キーウ) DF ボグダン・ミハイリチェンコ(ポリッシャ・ジトーミル) オレクサンドル・スヴァトク(ドニプロ-1) ヴァレリ・ボンダル(シャフタール・ドネツク) エフィム・コノプリア(シャフタール・ドネツク) ミコラ・マトヴィエンコ(シャフタール・ドネツク) オレクサンドル・ティムチク(ディナモ・キーウ) マクシム・タロフイエロフ(LASKリンツ/オーストリア) イルヤ・ザバルニー(ボーンマス/イングランド) ヴィタリー・ミコレンコ(エバートン/イングランド) MF ヘオルヒー・スダコフ(シャフタール・ドネツク) オレクサンドル・ズブコフ(シャフタール・ドネツク) タラス・ステパネンコ(シャフタール・ドネツク) ヴォロディミル・ブラジコ(ディナモ・キーウ) ミコラ・シャパレンコ(ディナモ・キーウ) アンドリー・ヤルモレンコ(ディナモ・キーウ) セルギー・シドルチュク(ウェステルロー/ベルギー) ヴィクトール・ツィガンコフ(ジローナ/スペイン) ルスラン・マリノフスキー(ジェノア/イタリア) ミハイロ・ムドリク(チェルシー/イングランド) オレクサンドル・ジンチェンコ(アーセナル/イングランド) FW アルテム・ドフビク(ジローナ/スペイン) ロマン・ヤレムチュク(バレンシア/スペイン) ヴラディスラフ・ヴァナト(ディナモ・キーウ) ◆予備メンバー GK ドミトロ・リズニク(シャフタール・ドネツク) DF デニス・ポポフ(ディナモ・キーウ) MF ヴィタリー・ブヤルスキー(ディナモ・キーウ) エゴール・ヤルモリュク(ブレントフォード/イングランド) FW ダニロ・シカン(シャフタール・ドネツク) ヴラジスラフ・カバエフ(ディナモ・キーウ) 2024.05.17 00:25 Fri

ウクライナ代表の人気記事ランキング

1

ローマ新加入のドフビクがケガでウクライナ代表離脱…1日のユベントス戦で負傷か

ウクライナサッカー連盟(UAF)は5日、ローマのFWアルテム・ドフビクがウクライナ代表を離脱したことを発表した。 UAFの発表によれば、ドフビクは1日に行われたユベントス戦で負傷したとのこと。状態が懸念されるなか、代表に合流したが、チェコのプラハで行われた再検査の結果、インターナショナルマッチウィーク期間中の復帰が困難と判断された。 これを受け、ドフビクは代表活動を切り上げ、さらなる精密検査を受けるために所属先のローマに戻ることが決定した。 リーグB・グループ1に属するウクライナは、アルバニア代表、チェコ代表、ジョージア代表と同居。9月7日にアルバニアとホームの代替地チェコで、同10日にチェコとアウェイで対戦する。 2024.09.06 00:15 Fri
2

「今日は失敗できなかった」ゴールレスドローも決勝T進出決定、ベルギー代表指揮官「このグループは予想以上にタフだった」

ベルギー代表のドメニコ・テデスコ監督が、ユーロ2024での初黒星を振り返った。『UEFA.com』が伝えている。 26日、ウクライナ代表とのユーロ2024グループE最終節に臨んだベルギー。全チームが勝ち点3で並ぶ大混戦の中での一戦は、ケビン・デ・ブライネを中心に押し込む形を作りながらもスコア動かずハーフタイムへ。後半も同様の展開となるが、引き分けでも決勝トーナメント進出が決定するベルギーは徐々に試合を終わらせる方向へシフトすると、GKコーエン・カスティールスの好セーブもありゴールレスドローに終わった。 グループを1勝1分け1敗の2位で終え、決勝トーナメント進出が決定したベルギー。テデスコ監督は、予想以上にタフだったグループを振り返っている。 「今日は失敗できないとわかっていた。メッセージは明確であり、選手たちはあらゆることに挑戦していたと思う。より早く得点を決めれば多くのことが簡単になるが、1失点でもすれば大会を去る状況だった」 「このグループは、多くの人が思っている以上にタフだっただろう。紙面では優勝候補になっても、試合をしてみなければわからない。彼らには、質の高い選手が揃っていた」 「我々は(決勝トーナメントで)勝利を目指している。最高のチームの一員になるためユーロ出場権を獲得し、今ここにいるのだ。そして、我々はトップチームと対戦している。こうした試合こそ、我々が求めているものであり、すべてが可能になるだろう」 2024.06.27 10:20 Thu
3

「大きな絶望を乗り越えた」移籍から1カ月半、ウクライナ脱出を果たしたシャフタールFWが心境綴りサポートに感謝

シャフタール・ドネツクに所属するブラジル代表FWダビド・ネレスが、国外脱出成功を報告した。 ブラジル出身のネレスは、サンパウロから2017年1月にアヤックスへと完全移籍。アヤックスでは両ウイングでプレーし、公式戦180試合で47ゴール41アシストを記録していた。 今シーズンもアヤックスでプレーし、エールディビジで15試合に出場し3ゴール2アシスト、チャンピオンズリーグでは5試合に出場し1ゴールを記録していた。 しかし、今年1月にシャフタールへと完全移籍。ウクライナに活躍の場を移したが、リーグ戦の再開を目前にした2月24日の早朝にロシアのウラジーミル・プーチン大統領がウクライナへの軍事侵攻を決断。これにより、活動を停止せざるを得なくなっていた。 ウクライナにわたりプレーをしていなかったネレスだが、シャフタールに所属する多くのブラジル人選手らとともにブラジル政府へと支援を求めるも、キエフのホテルに閉じ込められることに。しかし、その後、ウクライナサッカー連盟と欧州サッカー連盟(UEFA)の手助けがあり、ウクライナ国外へと脱出。ルーマニアへ退避してきた。 そのネレスは自身のインスタグラムを更新。無事に国外脱出できたことを報告するとともに、力を貸してくれた人々への感謝を綴った。 「ここ数日、僕たちはウクライナで大きな緊張の日々を過ごし、経験したくない、いつか経験するとは想像もしていなかった瞬間を過ごしている」 「チェルニフツィ(ウクライナの都市)までの安全な脱出ルートを保証してくれたUEFAのアレクサンデル・チェフェリン会長、オペラホテルでの打ち合わせで、あらゆる面で助けてくれたブラジル人のジュニオール・モラエス、そしてホテルをなんとか出た時点で、道路や安全な場所を安全に案内してくれたウクライナサッカー連盟のおかげで、2日半という大きな絶望を乗り越え、なんとか家に帰ることができた」 「僕たちは家族とともに無事であることを神に感謝し、全てが終われば、僕たちの状況を解決することになる。今、起きている戦争や僕たちが経験したことから見れば、そんなに重要なことではない」 <span class="paragraph-title">【写真】ウクライナ脱出を果たしたブラジル人選手たちがルーマニアで集合写真</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr"><a href="https://twitter.com/hashtag/FIFPRO?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#FIFPRO</a>, <a href="https://twitter.com/uafukraine?ref_src=twsrc%5Etfw">@uafukraine</a>, <a href="https://twitter.com/UEFA?ref_src=twsrc%5Etfw">@UEFA</a>, <a href="https://twitter.com/AFAN_Romania?ref_src=twsrc%5Etfw">@AFAN_Romania</a> and <a href="https://twitter.com/hai_romania?ref_src=twsrc%5Etfw">@hai_romania</a> have successfully evacuated 40 people from Ukraine. <br><br>We are relieved that the footballers, along with close family and friends, are now safe in Romania and on their way home. <a href="https://t.co/Gmqju9MWCR">pic.twitter.com/Gmqju9MWCR</a></p>&mdash; FIFPRO (@FIFPRO) <a href="https://twitter.com/FIFPRO/status/1498288273118179329?ref_src=twsrc%5Etfw">February 28, 2022</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2022.03.01 20:52 Tue
4

ビッグクラブから熱視線受けるシャフタールの新たな至宝/ヘオルヒー・スダコフ(ウクライナ代表)【ユーロ2024】

14日、ユーロ2024がいよいよ開幕。ドイツで行われる今大会は24カ国が出場し、7月14日までの1カ月間開催される。 今大会には最後の国際大会になる選手や、所属クラブで躍動した若手選手まで、622名の選手にプレーの可能性がある状況。出場24カ国を注目選手と共に紹介していく。 <span class="paragraph-subtitle">■ウクライナ代表</span> 出場回数:4大会連続4回目 最高成績:ベスト8(2020) ユーロ2020結果:ベスト8 予選結果:グループC・3位 監督:セルゲイ・レブロフ <span style="font-weight:800">◆注目選手</span> MFヘオルヒー・スダコフ(シャフタール・ドネツク) 2002年2月3日(22歳) 今大会でのブレイク候補最有力のシャフタールの新たな至宝。前回大会のベスト8を超える、さらなる躍進が期待されるウクライナ。ラ・リーガ得点王に輝いたドフビク、ツィガンコフのジローナコンビに、エースのムドリク、ジンチェンコ、守護神ルニンにディフェンスリーダーのザバルニーと注目選手に事欠かないが、近い将来のビッグクラブ行きが見込まれる若き司令塔により注目が集まるところだ。 メタリスト・ハルキウ、シャフタール・ドネツクの下部組織でプレーし、シャフタールでプロキャリアをスタートしたスダコフは両利きのプレーメーカー。18歳でファーストチームデビューを飾ると、ここまで公式戦100試合以上に出場し、20ゴール18アシストの数字を残す。 インサイドハーフやセントラルMFを主戦場に、ボールをピックアップしながら細かいタッチを駆使したドリブル、正確なパスで攻撃のテンポを司り、アタッキングサードでは創造性溢れるプレーでチャンスを創出し、自らゴールを陥れることもできる8番、10番の仕事を得意とする。 今夏の移籍市場では親友ムドリクの在籍するチェルシーを始めプレミアリーグ、セリエAの複数クラブから関心を集めている中、今大会の活躍によってステップアップを果たせるか。 <span style="font-weight:800">◆試合日程</span> ▽6月17日(月) 《22:00》 【E】ルーマニア代表 vs ウクライナ代表 ▽6月21日(金) 《22:00》 【E】スロバキア代表 vs ウクライナ代表 ▽6月26日(水) 《25:00》 【E】ウクライナ代表 vs ベルギー代表 <span style="font-weight:800">◆招集メンバー</span> GK 1.ヘオリー・ブスチャン(ディナモ・キーウ) 12.アナトリー・トルビン(ベンフィカ/ポルトガル) 23.アンドリー・ルニン(レアル・マドリー/スペイン) DF 2.エフィム・コノプリア(シャフタール・ドネツク) 3.オレクサンドル・スヴァトク(ドニプロ-1) 4.マクシム・タロフイエロフ(LASKリンツ/オーストリア) 13.イルヤ・ザバルニー(ボーンマス/イングランド) 16.ヴィタリー・ミコレンコ(エバートン/イングランド) 21.ヴァレリ・ボンダル(シャフタール・ドネツク) 22.ミコラ・マトヴィエンコ(シャフタール・ドネツク) 24.オレクサンドル・ティムチク(ディナモ・キーウ) 26.ボグダン・ミハイリチェンコ(ポリッシャ・ジトーミル) MF 5.セルギー・シドルチュク(ウェステルロー/ベルギー) 6.タラス・ステパネンコ(シャフタール・ドネツク) 7.アンドリー・ヤルモレンコ(ディナモ・キーウ) 8.ルスラン・マリノフスキー(ジェノア/イタリア) 10.ミハイロ・ムドリク(チェルシー/イングランド) 14.ヘオルヒー・スダコフ(シャフタール・ドネツク) 15.ヴィクトール・ツィガンコフ(ジローナ/スペイン) 17.オレクサンドル・ジンチェンコ(アーセナル/イングランド) 18.ヴォロディミル・ブラジコ(ディナモ・キーウ) 19.ミコラ・シャパレンコ(ディナモ・キーウ) 20.オレクサンドル・ズブコフ(シャフタール・ドネツク) FW 9.ロマン・ヤレムチュク(バレンシア/スペイン) 11.アルテム・ドフビク(ジローナ/スペイン) 25.ヴラディスラフ・ヴァナト(ディナモ・キーウ) 2024.06.17 18:30 Mon
5

カマヴィンガの代表初弾やジルー2Gなど7発のフランスがウクライナに圧勝!《国際親善試合》

フランス代表は7日、国際親善試合でウクライナ代表をホームに迎え、7-1で圧勝した。 マルシャルやアワール、ウパメカノらがスタメンとなったフランスは、中盤ダイヤモンド型の[4-4-2]を採用。2トップにマルシャルとジルー、中盤はトップ下にアワール、右にカマヴィンガ、左にトリソ、アンカーにエンゾンジが入った。 そのフランスが立ち上がりから攻め立てると、9分に右クロスをジルーがヘッドで合わせ、これはGKのセーブに阻まれるも、ルーズボールに反応したカマヴィンガがバイシクルシュートでネットを揺らした。 カマヴィンガの代表戦2試合目での初ゴールにより試合を動かしたフランスは、24分に加点する。ボックス手前中央やや右からのジルーのミドルシュートが豪快にゴール左へ決まった。 さらに34分、アワールのミドルシュートのルーズボールをジルーが頭で押し込んで3-0としたフランスは、40分にオウンゴールで4-0とし前半を終えた。 ウクライナに何もさせず圧倒したフランスは迎えた後半、ムバッペらを投入すると、53分に失点を許すも、65分にトリソのゴールで5-1。 その後も攻め手を緩めず、82分にムバッペがゴールを挙げると、終盤の89分には途中出場のグリーズマンもゴールを決めて7発圧勝とした。 フランスは11日にUEFAネーションズリーグ2020-21でポルトガル代表と、14日にクロアチア代表と対戦する。 2020.10.08 06:27 Thu

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly