2026年W杯最終予選で得点トップの4ゴール。一気にエース候補に名乗りを挙げた小川航基【新しい景色へ導く期待の選手/vol.53】
2024.11.26 21:40 Tue
今季は好調を維持、日本代表でも活躍の小川航基
「僕自身、やっぱり苦しいチームが苦しい時、本当に点が欲しい時に取れる選手が『エース』だと思っている。今回、綺世(上田=フェイエノールト)がケガでいなかったですけど、いつでも『自分が一番』っていう気持ちを持ってやってるので、そこに対しての自信は持ちながら、ただただアピールしていければ良いなとは思います」
こう話すのは、2024年日本代表のラストマッチとなった11月19日の中国戦(厦門)で2点を叩き出した小川航基(NECナイメンヘン)。相手がピッチ幅を狭くし、完全アウェーのムードを作る中、苦しんだチームを救う大仕事を遂行したのである。
この一戦を3-1で制した日本は、9月からスタートした2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選6戦を5勝1分無敗。勝ち点16でC組首位独走態勢を固め、2025年3月の次戦・バーレーン戦(埼玉)に勝てば8大会出場が決まるというところまでこぎつけた。
ここまでの全22得点のうち、小川はトップの4ゴールをマーク。11月15日のインドネシア戦(ジャカルタ)のオウンゴールも含めると、実質5点という状況だ。
1トップ争いをしている上田が2試合少ない状況で2点、シャドーの主軸を担う南野拓実(モナコ)と好守の要・守田英正(スポルティングCP)が3点という中、やはり彼の頭抜けた得点力は大いに光っている。この男が加わったからこそ、日本は今回の最終予選を比較的楽に戦えている。それは森保一監督も認めているに違いない。
そこから当時所属していたジュビロ磐田で足踏み状態を強いられ、2019年夏に水戸ホーリーホックへレンタル移籍。ここで17試合出場7ゴールという数字を残したことで、森保2019年12月のE-1選手権(釜山)に招集された。この段階では上田綺世、田川享介(鹿島アントラーズ)とほぼ横一線。森保監督自身は小川にも大きな期待を寄せていたはずだ。
だが、法政大学在学中に鹿島入りした上田がその後、着実に実績を積み上げ、大きくリード。2021年夏の東京五輪、2022年カタールW杯日本代表FWの座を勝ち取った。小川は年下の前田大然(セルティック)や町野修斗(キール)らにも抜かれる形になり、悔しい思いをしたことだろう。
「僕も19歳で海外に行くチャンスがあったんですけど、ケガとかでなかなか難しかった。そういうのが僕の人生というか、運というか…。ホントに縁がなかったですね」と本人も紆余曲折の日々を振り返る。
しかしながら、本当に力のある選手は、時間がかかっても表舞台に戻ってくるもの。2022年の横浜FC移籍をきっかけにストライカーとしての本領を発揮するようになった小川は、2023年夏に赴いたオランダでもゴールを量産。今度は壁にぶつかることなく、上昇曲線を辿り、一気にブレイクするに至ったのだ。
「海外で得られたのはタフさですね。今は日本人が3人(佐野航大と塩貝健人)来ましたけど、まずは誰も知らないところにポンと行くという決断をした。そこで言葉だったり、どういうふうに自分にボールを呼び込めばいいのか、自分の点の取り方をどう周りに示せばいいのかをすごく考えてトライした。ゼロからのスタートで1年目は満足いく得点数ではなかったけど、少なからず存在感は示せたんじゃないかなと思います」と小川は9月の最終予選スタート時に語っていたが、その口ぶりには自信がみなぎっていた。
5年ぶりに復帰した日本代表もある意味、ゼロからの再スタートだったが、板倉や堂安を筆頭に同世代の仲間が数多くいたことが追い風になったのだろう。オランダ移籍時のように強引なアクションを起こさなくても、自分を生かすクロスやラストパスが入ってくる。恵まれた環境もプラスに働き、小川は本来のポテンシャルを大いに発揮できた。最終予選での実質5ゴール、さらに代表9戦9発という数字は、決して偶然ではないのだ。。
「自分はこのチームで一番点を取れる選手だと思っている」と本人は口癖のように言っているが、そこも森保監督にとって頼もしい部分ではないか。「困った時には小川がいる」という状況になれば、日本は安心してこの先を戦っていける。最終予選は問題ないだろうが、本当に重要なのはそこから。2026年W杯で上位躍進を果たそうと思うなら、ここぞという時に点を取るストライカーが必要不可欠。小川には上田と切磋琢磨しつつ、その領域に到達してほしいものである。
そのためにも、オランダからのステップアップに挑んでほしい。少なくとも来夏には5大リーグに移籍し、そこで定位置を確保してFWとしての感性に磨きをかけること。それが叶えば、彼は次のW杯で本物のエースになれる。欧州で養ったタフさと貪欲さを武器に、前へ前へと突き進むべきだ。
文・元川悦子
こう話すのは、2024年日本代表のラストマッチとなった11月19日の中国戦(厦門)で2点を叩き出した小川航基(NECナイメンヘン)。相手がピッチ幅を狭くし、完全アウェーのムードを作る中、苦しんだチームを救う大仕事を遂行したのである。
この一戦を3-1で制した日本は、9月からスタートした2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選6戦を5勝1分無敗。勝ち点16でC組首位独走態勢を固め、2025年3月の次戦・バーレーン戦(埼玉)に勝てば8大会出場が決まるというところまでこぎつけた。
1トップ争いをしている上田が2試合少ない状況で2点、シャドーの主軸を担う南野拓実(モナコ)と好守の要・守田英正(スポルティングCP)が3点という中、やはり彼の頭抜けた得点力は大いに光っている。この男が加わったからこそ、日本は今回の最終予選を比較的楽に戦えている。それは森保一監督も認めているに違いない。
そもそも小川は東京五輪世代のエース候補筆頭だった。板倉滉(ボルシアMG)、堂安律(フライブルク)、冨安健洋(アーセナル)らとともに参戦した2017年U-20W杯(韓国)でも絶対的1トップと位置づけられた。が、大会中のケガで途中離脱を強いられる悔しい思いをした。
そこから当時所属していたジュビロ磐田で足踏み状態を強いられ、2019年夏に水戸ホーリーホックへレンタル移籍。ここで17試合出場7ゴールという数字を残したことで、森保2019年12月のE-1選手権(釜山)に招集された。この段階では上田綺世、田川享介(鹿島アントラーズ)とほぼ横一線。森保監督自身は小川にも大きな期待を寄せていたはずだ。
だが、法政大学在学中に鹿島入りした上田がその後、着実に実績を積み上げ、大きくリード。2021年夏の東京五輪、2022年カタールW杯日本代表FWの座を勝ち取った。小川は年下の前田大然(セルティック)や町野修斗(キール)らにも抜かれる形になり、悔しい思いをしたことだろう。
「僕も19歳で海外に行くチャンスがあったんですけど、ケガとかでなかなか難しかった。そういうのが僕の人生というか、運というか…。ホントに縁がなかったですね」と本人も紆余曲折の日々を振り返る。
しかしながら、本当に力のある選手は、時間がかかっても表舞台に戻ってくるもの。2022年の横浜FC移籍をきっかけにストライカーとしての本領を発揮するようになった小川は、2023年夏に赴いたオランダでもゴールを量産。今度は壁にぶつかることなく、上昇曲線を辿り、一気にブレイクするに至ったのだ。
「海外で得られたのはタフさですね。今は日本人が3人(佐野航大と塩貝健人)来ましたけど、まずは誰も知らないところにポンと行くという決断をした。そこで言葉だったり、どういうふうに自分にボールを呼び込めばいいのか、自分の点の取り方をどう周りに示せばいいのかをすごく考えてトライした。ゼロからのスタートで1年目は満足いく得点数ではなかったけど、少なからず存在感は示せたんじゃないかなと思います」と小川は9月の最終予選スタート時に語っていたが、その口ぶりには自信がみなぎっていた。
5年ぶりに復帰した日本代表もある意味、ゼロからの再スタートだったが、板倉や堂安を筆頭に同世代の仲間が数多くいたことが追い風になったのだろう。オランダ移籍時のように強引なアクションを起こさなくても、自分を生かすクロスやラストパスが入ってくる。恵まれた環境もプラスに働き、小川は本来のポテンシャルを大いに発揮できた。最終予選での実質5ゴール、さらに代表9戦9発という数字は、決して偶然ではないのだ。。
「自分はこのチームで一番点を取れる選手だと思っている」と本人は口癖のように言っているが、そこも森保監督にとって頼もしい部分ではないか。「困った時には小川がいる」という状況になれば、日本は安心してこの先を戦っていける。最終予選は問題ないだろうが、本当に重要なのはそこから。2026年W杯で上位躍進を果たそうと思うなら、ここぞという時に点を取るストライカーが必要不可欠。小川には上田と切磋琢磨しつつ、その領域に到達してほしいものである。
そのためにも、オランダからのステップアップに挑んでほしい。少なくとも来夏には5大リーグに移籍し、そこで定位置を確保してFWとしての感性に磨きをかけること。それが叶えば、彼は次のW杯で本物のエースになれる。欧州で養ったタフさと貪欲さを武器に、前へ前へと突き進むべきだ。
文・元川悦子
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120年越しの初優勝へ…NECナイメヘン小川航基&佐野航大が挑むアドレナリン全開のKNVBベーカー決勝戦
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「E1招集の選手も入ってワクワクする」「進化する日本代表が楽しみ」日本代表メンバー発表にファンも大興奮!海外組に加え、E-1から6人を選出、森保監督は最低1人の追加を明言
「E1招集の選手も入ってワクワクする」「進化する日本代表が楽しみ」日本代表メンバー発表にファンも大興奮!海外組に加え、E-1から6人を選出、森保監督は最低1人の追加を明言 日本サッカー協会(JFA)は28日、来月のアメリカ遠征に臨むサッカー日本代表メンバーを発表。日本代表は9月7日にメキシコ代表と、10日にアメリカ代表と強化試合を行う。 森保一監督は、ワールドカップアジア最終予選を勝ち抜いた選手を中心に25人を選出。板倉滉、遠藤航、三笘薫、堂安律、久保建英、上田綺世が名を連ねる中、7月に行われたE-1選手権のメンバーからはGK早川友基、長友佑都、荒木隼人、安藤智哉、細谷真大、望月ヘンリー海輝の6名が選ばれた。また、今週末の試合結果によって最低限でも1人追加することを明言している。 メンバー発表に際して、ファンもSNSでリアクション。「しっかり勝ちにいってほしい」「メンバー的にもE1招集の選手も入っててなんだかワクワクするな!」「モナ王きた〜」「ここにアビスパ福岡があるのめちゃくちゃVAMOSすぎるって!」「ハヤ、海舟、綺世頑張れ。世界の舞台で鹿島を轟かせろ」「怪我人多いとはいえ荒木フル代表きたー」「鎌田大事とって見送ったのかな」「シーズン始まったばかりの欧州組の皆さん、チームでのレギュラー争いで大変な中ご苦労様です」「開催国との親善試合で、進化する日本代表の試合が楽しみ」「本大会1年前を切ったこのタイミングで、本番の代表選考が読めなくなってきましたね」と期待感にあふれる数多くのコメントが寄せられた。 <日本代表メンバー> GK 早川友基 鹿島アントラーズ 大迫敬介 サンフレッチェ広島 鈴木彩艶 パルマ・カルチョ DF 長友佑都 FC東京 荒木隼人 サンフレッチェ広島 板倉滉 アヤックス 渡辺剛 フェイエノールト 安藤智哉 アビスパ福岡 瀬古歩夢 ル・アーヴルAC 関根大輝 スタッド・ランス MF/FW 遠藤航 リバプールFC 伊東純也 KRCヘンク 南野拓実 ASモナコ 三笘薫 ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオン 小川航基 NECナイメヘン 前田大然 セルティック 堂安律 アイントラハト・フランクフルト 上田綺世 フェイエノールト 町野修斗 ボルシア・メンヘングラートバッハ 佐野海舟 マインツ05 久保建英 レアル・ソシエダード 細谷真大 柏レイソル 望月ヘンリー海輝 FC町田ゼルビア 鈴木唯人 SCフライブルク 藤田譲瑠チマ FCザンクトパウリ <試合日程>開催地:アメリカ 9月7日vsメキシコ代表 9月10日vsアメリカ代表 2025.08.28 13:50 Thu2
森保ジャパンが鎌田大地と佐野航大を追加招集! アメリカ遠征は27名で 手薄だった中盤に厚み
JFA(日本サッカー協会)は1日、今月7日と10日に行われるメキシコ代表戦、アメリカ代表戦との親善試合に臨む日本代表のメンバーに、クリスタルパレスのMF鎌田大地とNECのMF佐野航大を追加招集したことを発表した。 8月28日に発表されたメンバーでは、コアメンバーであるMF守田英正(スポルティング)やMF田中碧(リーズ)が負傷により招集外。25名の招集リストとなっており、会見で森保一監督は手薄な中盤の追加招集を行うことを示唆していた。 鎌田は右膝を負傷していたが、8月31日に行われたプレミアリーグ第3節のアストン・ヴィラ戦でスタメン出場すると19分にはPKを獲得するなど、パフォーマンスが上がっている。一方の佐野も31日に行われたエールディビジ第4節のフォルトゥナ戦でスタメン出場している。 今回の発表で日本代表は27名でアメリカ遠征に臨む。 2025.09.01 10:17 Mon3
「4バックも試すのか?」森保ジャパンが菅原由勢を追加招集。安藤智哉の負傷により、半年ぶりに日本代表復帰
日本サッカー協会(JFA)は2日、ブレーメンに所属するDF菅原由勢を追加招集したことを発表した。1日には、アビスパ福岡のDF安藤智哉が負傷のため招集を辞退したことが発表されていた。 安藤に代わって追加招集となった菅原は、3月に行われたFIFAワールドカップ26アジア最終予選以来、半年ぶりの招集に。8月26日には、チャンピオンシップ(イングランド2部相当)のサウサンプトンから、ブンデスリーガのブレーメンへの期限付き移籍が発表され、30日のリーグ戦で早々に先発出場していたことも話題となっていた。 現在、日本代表では冨安健洋、伊藤洋輝に加え、町田浩樹、高井幸大とDF陣に怪我人が続出。本職サイドバックの菅原が招集されたことで、SNS上では「4バックも試すのかな?」「右ウイングバック要員?」と、起用法にも注目が集まっている。 1日に追加招集が発表された佐野航大と鎌田大地も含めた27名は、日本時間の7日にメキシコ代表、10日にアメリカ代表との親善試合を戦う。 2025.09.02 10:00 Tue4
コアメンバーに怪我人続出も森保一監督が口にした自信「最強・最高のチームを作れるように」
JFA(日本サッカー協会)は28日、9月に行われるアメリカ遠征の日本代表メンバーを発表した。会見に出席した森保一監督が怪我人が多い中でのメンバー選考について語った。 日本代表は9月7日メキシコ代表、同月10日にアメリカ代表と対戦する。今回の国際親善試合は、2026年のW杯が行われるアメリカでの試合となる。 これまでコアメンバーとして招集されてきた選手たちに怪我が相次いでおり、DFは伊藤洋輝(バイエルン)、高井幸大(トッテナム)、町田浩樹(ホッフェンハイム)、冨安健洋(無所属)、MFは鎌田大地(クリスタル・パレス)、守田英正(スポルティング)、田中碧(リーズ)メンバー外となった。 森保監督は「本人にとってもチームにとっても痛い」と本音を明かしつつも「現実の中でどういうベストを尽くせるか。私自身は困ったということよりも、この中で何をベストとしてやれるか、さらに何を成長させられるか、このメンバーでどういう結果を残せるかを考えている」と前を向く。 さらに「これまでのコアメンバーで想定している部分がある中で、本大会で最終的に誰が選ばれるか、誰がプレーしているかはその時の現実に立ってみないとわからない」とワールドカップの本大会に向けたサバイバルレースの途中であることを明かし「これまでもできるだけ多くの選手を招集させてもらい、選手層の幅を広げるチーム作りをしてきた。土台を広げながら最強・最高のチームを作れるようにと活動してきた。これからもその気持ちを持って活動でベストを尽くしたい」と意気込みを口にした。 2025.08.28 14:26 Thu5