あとは決勝を残すだけ…/原ゆみこのマドリッド
2024.07.12 22:00 Fri
「どうしてシベレスなんだろう」そんな風に私が違和感を覚えていたのは木曜日、ユーロ決勝に進出したスペイン代表が日曜に優勝した場合、祝賀行事が月曜午後8時から、レアル・マドリー行きつけの噴水広場で行われると知った時のことでした。いやあ、確かにそこなら、昨季はリーガもCLも制したマドリーがやったように、プエルタ・デ・ソル(市内の中心地にある広場)でマドリッド州庁舎に寄り、そのままマドリッド市庁舎のあるシベレス広場に向かえばいいため、行政府への表敬訪問も一括して済ませられるという利点があるんですけどね。
広場周辺の交通遮断をして、簡易ステージを組み立てるのも、ええ、市当局は毎年のようにやっていますからね。段取りがわかっているだけに、手間が掛からなくていいのかもしれませんが、ここで1つ疑問が。そう、今年はナチョがやっていたように、シベレスでのお祝いは必ず、キャプテンが女神像にクラブの旗とマフラーを巻き付けて完了するんですが、スペイン代表の現キャプテンはモラタ。いくらマドリーでプレーした過去があるとはいえ、そんなことをしたら、アトレティコファンから総スカンを喰らうんじゃないかと思ったんですが、それとも第3キャプテンのカルハバルに代わってもらう?
まあ、どちらにしろ、人がごまんと集まる祝賀行事に私は行くつもりはなく、今回はレアル・マドリーTVはなくても、TVE(スペイン国営放送)やテレ・マドリッド(ローカルTV局)が追っかけ中継するのを自宅で見るつもりですが、むしろ残念だったのは、ユーロ決勝のパブリックビューイングをサンティアゴ・ベルナベウでやってくれないこと。そう、昨季のCL決勝ドルトムント戦もそちらで観戦したんですが、そこならシートに座れる上、スタジアム全面改装で設置された360度スクリーンだけでなく、ピッチに巨大スクリーンもあって、感動する程、見やすかったんですよ。
どうやらユーロ決勝の前日はボクシングのイベントが入っているようですが、CL決勝前2日前にはテイラー・スウィフトのメガコンサートがありながら、突貫工事でピッチをパブリックビューイング仕様に変えたマドリーですからね。丁度、来週火曜正午にはエムバペのメガプレゼンが8万人のファンの来場見込みで開催されることもありますし、ちょっと早めに巨大スクリーンを置いて、スペインvsイングランド戦のパブリックビューイングをやってくれてもいいんじゃないかと思ったんですが…そうそう、木曜から販売開始となった、背番号9のエムバペユニは180ユーロ(約3万2000円)という高値にも関わらず、昨季終盤にオープンしたベルナベウの新メガオフィシャルショップで爆売れしているそうですよ。
まあ、そんなことはともかく、ドイツから帰って来た私がマドリッド・リオ(マンサナレル河岸の緑地帯)で行われたパブリックビューイングで観戦してきたユーロ準決勝、スペインvsフランス戦がどうだったかをお伝えしていくことにすると。うーん、準々決勝ドイツ戦のパブリックビューイングが39℃という、猛暑予報のせいで中止となり、場所を変えて、これがマドリッド市内で最初の催しとなったんですけどね。この日は気温29℃とあまり暑さを心配する必要はなかったものの、まず下見しようと私が着いた午後7時30分頃は人もまばら。というか、広大なスペースにスクリーンがたった1つだけというのにも驚かされたんですが、お水やビールを売る屋台すらないとは一体、どういうこと?
結局、人の頭と木の枝のせいで、視界を遮られてしまったため、自分のスマホで観戦することになったんですが、ミュンヘンでの試合の方は序盤から、波乱が発生。そう、5分にはジャマル(バルサ)のクロスをファビアン(PSG)がヘッドして、惜しくも枠を外したかと思えば、8分にはその日、とうとうフェイスガードを外して挑むことにしたエムバペが出したクロスをコロ・ムアニ(PSG)が見事に先制点にしてしまったんですよ。さすがにこの時は会場のファンも頭を抱えたものでしたが、大丈夫。
20分には今度は自分で狙うことにしたジャマルがエリア外から、GKメニャン(ミラン)の手の届かないゴール左隅にシュートを決めてしまったから、ビックリしたの何のって。それもこの試合前、「決勝をプレーしたいなら、ここまでやったこと以上のことを見せないといけない」と挑発してきたラビオ(ユベントスを退団)を切り返しての一発だっただけに、私もこの土曜にようやく、17才のバースデーを迎える逸材の才能に感嘆するしかなかったんですが、この日のスペインは逆転するのも早かったんです!
ええ、24分、出場停止のカルバハル(マドリー)の代わりに先発に入ったベテラン、38才のヘスス・ナバス(セビージャ)が撃ったシュートはサリバ(アーセナル)にブロックされてしまったものの、こぼれ球を抜け目なくダニ・オルモ(ライプツィヒ)がゲット。ドイツ戦でヒザを負傷したペドリ(バルサ)から、バトンタッチした彼が敵DFを見事にかわして、シュートしたところ、うーん、最後はクンデ(バルサ)が押し込むことになったんですけどね。何故か、オウンゴールにはならず、オルモの大会3点目となったんですが、「Es gol, gol es gol, da igual Koundé o mío, lo importante es la victoria y el pase。エス・ゴル、ゴル・エス・ゴル、ダ・イグアル・クンデ・オ・ミオ、ロ・インポルタンテ・エス・ラ・ビクトリア・イ・エル・パセ(ゴールさ。ゴールはゴールだ。クンデのでもボクのでも構わない。大事なのは勝利と決勝進出だ)」(オルモ)とは、まさに然り。
そのまま2-1で後半に入ったスペインは、早くも7分に負傷でナバスを失ったものの、ル・ノルマン(レアル・ソシエダ)も累積警告で出場停止の折り、お役立ちだったのがマルチDFのナチョ(マドリーを退団して、今季からアル・カーディシーヤでプレー)。総員ローテションとなったアルバニア戦以来となるビビアン(アスレティック)がピッチに入り、ナチョを右SBに回したデ・ラ・フエンテ監督だったんですが、それでもまったくチームの守備レベルが落ちないんですから、凄いじゃないですか。
実際、逆転されたフランスも手をこまねいていた訳ではなく、ええ、16分には3人を一斉交代。カンテ(アル・イティハド)、ラビオ、コロ・ムアニをカマビンガ(マドリー)、バルコア(PSG)、そして今大会、グループリーグ3節のポーランド戦以来、2度目の控えスタートとなったグリーズマン(アトレティコ)を投入したんですけどね。それでもたったの1点を最後まで返すことはできず、うーん、2度程あったシュートチャンスでエムバペが決めていれば、正直、相手にも勝機はあったかと。後で当人も「このユーロはボクにとって、失敗だった」と認めていたため、別に大会明けのマドリーのプレゼンで、スペイン人ファンの受けが悪くなることを心配したせいではないでしょうが、最後はグリーズマンのヘッドも外れて、試合は2-1で終了です。
おかげで最後に優勝した2012年以来となるスペインの決勝進出が決まったんですが、試合後のピッチでのお祝いではドッキリさせてくれた選手が約1名。それはこの日もゴールを決めることができなかったモラタで、代表スタッフにぶつかられ、ヒザを打撲して、チームメートと集合写真を撮る時もヨロヨロしていたんですが、どうやら、ベースキャンプ地のドナウエッシンゲンに戻った木曜の練習では完全に回復していたよう。ええ、デ・ラ・フエンテ監督も「Hace el trabajo que necesita el equipo, y por eso es indiscutible/アセ・エル・トラバッホ・ケ・ネセシータ・エル・エキポ、イ・ポル・エソ・エス・インディスクティブレ(チームに必要とされる仕事をしている。だから絶対レギュラーなんだ)」と言っていた程、彼は頼りにされていますからね。
よって、翌水曜、ドルトムントで行われたもう1つの準決勝では前半7分にシャビ・シモンズ(PSG)のgolazo(ゴラソ/スーパーゴール)でオランダに先制されながら、ハリー・ケインがダンフリース(ミラン)と足をぶつけたプレーでPKをゲットして、同点に。最後は後半ロスタイムにワトキンズ(アストン・ビラ)のゴールで1-2と勝利したイングランドと当たる決勝でも、スペインを牽引するのはモラタということになりますが、会場のベルリン・オリンピアシュタディオンはグループリーグ初戦のクロアチア戦で当人が今大会唯一のゴールを挙げた場所ですからね。
もしかしたら、モラタにとって、ゲンのいいスタジアムかもしれないため、ちょっとは期待してしまうんですが、さて。ちなみに相手のイングランドはこのユーロ、延長戦なしで勝った試合がグループリーグ1節のセルビア戦とこのオランダ戦の2つだけ。延長戦は準々決勝ドイツ戦のみで、しかもここまで6連勝しているスペインの方が明らかに優勢に見えなくもないんですが、勝負は蓋を開けてみるまでわかりませんからね。カルバハル、ル・ノルマンが戻るとはいえ、ペドリに加え、腰痛のヘスス・ナバス、そして練習で筋肉系の負傷をしてしまったアジョセ(ベティス)ら、日曜午後9時(日本時間翌午前4時)からのイングランド戦に出られない選手もいますし、さすがに決勝まで来ると、最大の敵は疲労蓄積になりましょうか。
え、ユーロ、ユーロと私がかまけている間、実はマドリッドではクラブのプレシーズン練習が始まっているんじゃないかって?いやあ、その通りで今週はまずは月曜に弟分のラージョがマドリッド南部の練習場でスタート。ユーロに参加したバリウ(アルバニア)とラティウ(ルーマニア)、そしてパリ五輪代表サブメンバーに選ばれたカメージョらはまだ合流しておらず、補強もバルサBからCBのペラジョ・フェルナンデスを獲っただけとあまり、大きな動きはないんですが、リーガ開幕前の親善試合だけはすべて国外で、スポルティング・ブラガ、ビトリア、ヘーレンフェーン、ボーンマス、ウォルバーハンプトンと5つも決まっているのは手際がいいんだか、何なんだか。
翌火曜にはもう1つの弟分、ヘタフェが始動となり、今はまだ、コリセウムのすぐ側にある練習場でトレーニングしているものの、こちらは間もなくボルダラス監督の故郷に近い、アリカンテにキャンプに行く予定。それにしたって、怖いのは6月末には大量7選手のレンタル契約が終わり、更にマタ、マクシモビッチ(パナシナイコスへ移籍)、ポベダが退団したヘタフェながら、まだ補強がウチェ(セウタから移籍)とペテル(マドリーからレンタル、昨季はバレンシアでプレー)の2人しか、決まっていないことで、ええ、先日の新ユニプレゼンの席でアンヘル・トーレス会長がレンタル延長を匂わせていたグリーンウッド(マンチェスター・ユナイテッド)も結局、オリンピック・マルセイユに行ってしまいましたしね。
おまけにまだヒザの靭帯断裂からのリハビリ中のボルハ・マジョラルをレアル・ソシエダが狙っているという噂もあり、それこそ、彼を持っていかれたら、FWが1人もいない状態になるですが、まあ、マドリッドの兄貴分たちの好意頼みのヘタフェは毎年、補強ラッシュは8月後半にやって来ますからね。今はまだ様子見といったところでしょうが、来月半ばにはリーガが開幕するだけに、最初の数試合は苦労するかもしれませんね。
そして水曜には1部再昇格を果たしたレガネスがシュダッド・デポルティボ・ブタルケで練習を始めたんですが、こちらも大量10人の選手がすでに退団。一番痛いのは、守護神ディエゴ・コンデがビジャレアルに行ってしまったことですが、その一方で、買取オプションのおかげでエースのミゲール・デ・ラ・フエンテを始め、ファン・クルス、フランケサ、ブラサナツらがクラブの所有選手になれたなんてことも。この夏は8~10人程の補強を計画しているようですが、2部最短Uターンを避けるためにも、この夏には気合を入れて、いい選手を獲ってもらいたいものです。
そんな中、兄貴分のアトレティコも木曜夕方にはマハダオンダ(マドリッド近郊)の練習場で初セッションとなったため、猛暑のにめげずに、私も覗きに行ってみたんですけどね。一応、コケ、コレア、ジョレンテ、サムエル・リノ、リケルメ、レイニウド、レマルらが真っ黒に日焼けして、元気に戻って来たのは確認できたんですが、とにかく今はトップチームの選手の少ないことといったら、もう。それこそ、オブラク(スロベニア)とモルドバン(ルーマニア)がユーロに参加したGK陣など、Bチームのイトゥルベもスペイン五輪代表サブメンバーに入っているため、カンテラーノ(下部組織の選手)しかいなかったぐらいなんですが、もっとマズいのは未だに新顔が1人もいないことだったかと。
とりあえず、チームは土曜まで地元で練習した後、日曜午後には恒例のロス・アンヘレス・デ・サン・ラファエル(マドリッドから1時間の高原リゾート)キャンプに出発。今年も1週間だけ、そちらで体力増強をしてから、親善試合が始まるんですが…まさか、未だに中止となった中国ツアーの代替策が見つからず、ヌマンシア(RFEF2部/実質4部)とのヘスス・ヒル杯、香港でのキッチー戦、ストックホルムでのユベントス戦の3試合しか、決まっていないんですよ。
いやまあ、1チームだけ遅れて、来週月曜にスタートするマドリーも7月末からのアメリカツアーでのミラン、バルサ、チェルシー戦しか、予定は出ていませんけどね。エムバペ、エンドリック(パルメイラスから移籍)ら、大物2人の入団が早々に決まった、天下の2冠王者様とは違って、昨季はかろうじて、CL出場圏内の4位に留まったアトレティコはこのプレシーズン、やることが山積みなんじゃないかと思うんですが…とりあえず、ユーロが終われば、少なくともル・ノルマンの加入ぐらいは公式発表してもらえますかね。
広場周辺の交通遮断をして、簡易ステージを組み立てるのも、ええ、市当局は毎年のようにやっていますからね。段取りがわかっているだけに、手間が掛からなくていいのかもしれませんが、ここで1つ疑問が。そう、今年はナチョがやっていたように、シベレスでのお祝いは必ず、キャプテンが女神像にクラブの旗とマフラーを巻き付けて完了するんですが、スペイン代表の現キャプテンはモラタ。いくらマドリーでプレーした過去があるとはいえ、そんなことをしたら、アトレティコファンから総スカンを喰らうんじゃないかと思ったんですが、それとも第3キャプテンのカルハバルに代わってもらう?
まあ、どちらにしろ、人がごまんと集まる祝賀行事に私は行くつもりはなく、今回はレアル・マドリーTVはなくても、TVE(スペイン国営放送)やテレ・マドリッド(ローカルTV局)が追っかけ中継するのを自宅で見るつもりですが、むしろ残念だったのは、ユーロ決勝のパブリックビューイングをサンティアゴ・ベルナベウでやってくれないこと。そう、昨季のCL決勝ドルトムント戦もそちらで観戦したんですが、そこならシートに座れる上、スタジアム全面改装で設置された360度スクリーンだけでなく、ピッチに巨大スクリーンもあって、感動する程、見やすかったんですよ。
まあ、そんなことはともかく、ドイツから帰って来た私がマドリッド・リオ(マンサナレル河岸の緑地帯)で行われたパブリックビューイングで観戦してきたユーロ準決勝、スペインvsフランス戦がどうだったかをお伝えしていくことにすると。うーん、準々決勝ドイツ戦のパブリックビューイングが39℃という、猛暑予報のせいで中止となり、場所を変えて、これがマドリッド市内で最初の催しとなったんですけどね。この日は気温29℃とあまり暑さを心配する必要はなかったものの、まず下見しようと私が着いた午後7時30分頃は人もまばら。というか、広大なスペースにスクリーンがたった1つだけというのにも驚かされたんですが、お水やビールを売る屋台すらないとは一体、どういうこと?
一応、雰囲気を盛り上げるDJなどはいたものの、現地で至れり尽くせりのファンゾーンを見て来た後だけに、いかにもやっつけのパブリックビューイング会場という感は否めなかったかと。幸い石垣に座るところが見つかったため、そこで試合を見ていくことにしたんですが、キックオフが近づくにつれ、周りは到着するファンで大混雑状態に。ええ、スクリーンの正面に行って、90分or120分以上、完全立ち見をするだけの体力は、私にはありませんからね。
結局、人の頭と木の枝のせいで、視界を遮られてしまったため、自分のスマホで観戦することになったんですが、ミュンヘンでの試合の方は序盤から、波乱が発生。そう、5分にはジャマル(バルサ)のクロスをファビアン(PSG)がヘッドして、惜しくも枠を外したかと思えば、8分にはその日、とうとうフェイスガードを外して挑むことにしたエムバペが出したクロスをコロ・ムアニ(PSG)が見事に先制点にしてしまったんですよ。さすがにこの時は会場のファンも頭を抱えたものでしたが、大丈夫。
20分には今度は自分で狙うことにしたジャマルがエリア外から、GKメニャン(ミラン)の手の届かないゴール左隅にシュートを決めてしまったから、ビックリしたの何のって。それもこの試合前、「決勝をプレーしたいなら、ここまでやったこと以上のことを見せないといけない」と挑発してきたラビオ(ユベントスを退団)を切り返しての一発だっただけに、私もこの土曜にようやく、17才のバースデーを迎える逸材の才能に感嘆するしかなかったんですが、この日のスペインは逆転するのも早かったんです!
ええ、24分、出場停止のカルバハル(マドリー)の代わりに先発に入ったベテラン、38才のヘスス・ナバス(セビージャ)が撃ったシュートはサリバ(アーセナル)にブロックされてしまったものの、こぼれ球を抜け目なくダニ・オルモ(ライプツィヒ)がゲット。ドイツ戦でヒザを負傷したペドリ(バルサ)から、バトンタッチした彼が敵DFを見事にかわして、シュートしたところ、うーん、最後はクンデ(バルサ)が押し込むことになったんですけどね。何故か、オウンゴールにはならず、オルモの大会3点目となったんですが、「Es gol, gol es gol, da igual Koundé o mío, lo importante es la victoria y el pase。エス・ゴル、ゴル・エス・ゴル、ダ・イグアル・クンデ・オ・ミオ、ロ・インポルタンテ・エス・ラ・ビクトリア・イ・エル・パセ(ゴールさ。ゴールはゴールだ。クンデのでもボクのでも構わない。大事なのは勝利と決勝進出だ)」(オルモ)とは、まさに然り。
そのまま2-1で後半に入ったスペインは、早くも7分に負傷でナバスを失ったものの、ル・ノルマン(レアル・ソシエダ)も累積警告で出場停止の折り、お役立ちだったのがマルチDFのナチョ(マドリーを退団して、今季からアル・カーディシーヤでプレー)。総員ローテションとなったアルバニア戦以来となるビビアン(アスレティック)がピッチに入り、ナチョを右SBに回したデ・ラ・フエンテ監督だったんですが、それでもまったくチームの守備レベルが落ちないんですから、凄いじゃないですか。
実際、逆転されたフランスも手をこまねいていた訳ではなく、ええ、16分には3人を一斉交代。カンテ(アル・イティハド)、ラビオ、コロ・ムアニをカマビンガ(マドリー)、バルコア(PSG)、そして今大会、グループリーグ3節のポーランド戦以来、2度目の控えスタートとなったグリーズマン(アトレティコ)を投入したんですけどね。それでもたったの1点を最後まで返すことはできず、うーん、2度程あったシュートチャンスでエムバペが決めていれば、正直、相手にも勝機はあったかと。後で当人も「このユーロはボクにとって、失敗だった」と認めていたため、別に大会明けのマドリーのプレゼンで、スペイン人ファンの受けが悪くなることを心配したせいではないでしょうが、最後はグリーズマンのヘッドも外れて、試合は2-1で終了です。
おかげで最後に優勝した2012年以来となるスペインの決勝進出が決まったんですが、試合後のピッチでのお祝いではドッキリさせてくれた選手が約1名。それはこの日もゴールを決めることができなかったモラタで、代表スタッフにぶつかられ、ヒザを打撲して、チームメートと集合写真を撮る時もヨロヨロしていたんですが、どうやら、ベースキャンプ地のドナウエッシンゲンに戻った木曜の練習では完全に回復していたよう。ええ、デ・ラ・フエンテ監督も「Hace el trabajo que necesita el equipo, y por eso es indiscutible/アセ・エル・トラバッホ・ケ・ネセシータ・エル・エキポ、イ・ポル・エソ・エス・インディスクティブレ(チームに必要とされる仕事をしている。だから絶対レギュラーなんだ)」と言っていた程、彼は頼りにされていますからね。
よって、翌水曜、ドルトムントで行われたもう1つの準決勝では前半7分にシャビ・シモンズ(PSG)のgolazo(ゴラソ/スーパーゴール)でオランダに先制されながら、ハリー・ケインがダンフリース(ミラン)と足をぶつけたプレーでPKをゲットして、同点に。最後は後半ロスタイムにワトキンズ(アストン・ビラ)のゴールで1-2と勝利したイングランドと当たる決勝でも、スペインを牽引するのはモラタということになりますが、会場のベルリン・オリンピアシュタディオンはグループリーグ初戦のクロアチア戦で当人が今大会唯一のゴールを挙げた場所ですからね。
もしかしたら、モラタにとって、ゲンのいいスタジアムかもしれないため、ちょっとは期待してしまうんですが、さて。ちなみに相手のイングランドはこのユーロ、延長戦なしで勝った試合がグループリーグ1節のセルビア戦とこのオランダ戦の2つだけ。延長戦は準々決勝ドイツ戦のみで、しかもここまで6連勝しているスペインの方が明らかに優勢に見えなくもないんですが、勝負は蓋を開けてみるまでわかりませんからね。カルバハル、ル・ノルマンが戻るとはいえ、ペドリに加え、腰痛のヘスス・ナバス、そして練習で筋肉系の負傷をしてしまったアジョセ(ベティス)ら、日曜午後9時(日本時間翌午前4時)からのイングランド戦に出られない選手もいますし、さすがに決勝まで来ると、最大の敵は疲労蓄積になりましょうか。
え、ユーロ、ユーロと私がかまけている間、実はマドリッドではクラブのプレシーズン練習が始まっているんじゃないかって?いやあ、その通りで今週はまずは月曜に弟分のラージョがマドリッド南部の練習場でスタート。ユーロに参加したバリウ(アルバニア)とラティウ(ルーマニア)、そしてパリ五輪代表サブメンバーに選ばれたカメージョらはまだ合流しておらず、補強もバルサBからCBのペラジョ・フェルナンデスを獲っただけとあまり、大きな動きはないんですが、リーガ開幕前の親善試合だけはすべて国外で、スポルティング・ブラガ、ビトリア、ヘーレンフェーン、ボーンマス、ウォルバーハンプトンと5つも決まっているのは手際がいいんだか、何なんだか。
翌火曜にはもう1つの弟分、ヘタフェが始動となり、今はまだ、コリセウムのすぐ側にある練習場でトレーニングしているものの、こちらは間もなくボルダラス監督の故郷に近い、アリカンテにキャンプに行く予定。それにしたって、怖いのは6月末には大量7選手のレンタル契約が終わり、更にマタ、マクシモビッチ(パナシナイコスへ移籍)、ポベダが退団したヘタフェながら、まだ補強がウチェ(セウタから移籍)とペテル(マドリーからレンタル、昨季はバレンシアでプレー)の2人しか、決まっていないことで、ええ、先日の新ユニプレゼンの席でアンヘル・トーレス会長がレンタル延長を匂わせていたグリーンウッド(マンチェスター・ユナイテッド)も結局、オリンピック・マルセイユに行ってしまいましたしね。
おまけにまだヒザの靭帯断裂からのリハビリ中のボルハ・マジョラルをレアル・ソシエダが狙っているという噂もあり、それこそ、彼を持っていかれたら、FWが1人もいない状態になるですが、まあ、マドリッドの兄貴分たちの好意頼みのヘタフェは毎年、補強ラッシュは8月後半にやって来ますからね。今はまだ様子見といったところでしょうが、来月半ばにはリーガが開幕するだけに、最初の数試合は苦労するかもしれませんね。
そして水曜には1部再昇格を果たしたレガネスがシュダッド・デポルティボ・ブタルケで練習を始めたんですが、こちらも大量10人の選手がすでに退団。一番痛いのは、守護神ディエゴ・コンデがビジャレアルに行ってしまったことですが、その一方で、買取オプションのおかげでエースのミゲール・デ・ラ・フエンテを始め、ファン・クルス、フランケサ、ブラサナツらがクラブの所有選手になれたなんてことも。この夏は8~10人程の補強を計画しているようですが、2部最短Uターンを避けるためにも、この夏には気合を入れて、いい選手を獲ってもらいたいものです。
そんな中、兄貴分のアトレティコも木曜夕方にはマハダオンダ(マドリッド近郊)の練習場で初セッションとなったため、猛暑のにめげずに、私も覗きに行ってみたんですけどね。一応、コケ、コレア、ジョレンテ、サムエル・リノ、リケルメ、レイニウド、レマルらが真っ黒に日焼けして、元気に戻って来たのは確認できたんですが、とにかく今はトップチームの選手の少ないことといったら、もう。それこそ、オブラク(スロベニア)とモルドバン(ルーマニア)がユーロに参加したGK陣など、Bチームのイトゥルベもスペイン五輪代表サブメンバーに入っているため、カンテラーノ(下部組織の選手)しかいなかったぐらいなんですが、もっとマズいのは未だに新顔が1人もいないことだったかと。
とりあえず、チームは土曜まで地元で練習した後、日曜午後には恒例のロス・アンヘレス・デ・サン・ラファエル(マドリッドから1時間の高原リゾート)キャンプに出発。今年も1週間だけ、そちらで体力増強をしてから、親善試合が始まるんですが…まさか、未だに中止となった中国ツアーの代替策が見つからず、ヌマンシア(RFEF2部/実質4部)とのヘスス・ヒル杯、香港でのキッチー戦、ストックホルムでのユベントス戦の3試合しか、決まっていないんですよ。
いやまあ、1チームだけ遅れて、来週月曜にスタートするマドリーも7月末からのアメリカツアーでのミラン、バルサ、チェルシー戦しか、予定は出ていませんけどね。エムバペ、エンドリック(パルメイラスから移籍)ら、大物2人の入団が早々に決まった、天下の2冠王者様とは違って、昨季はかろうじて、CL出場圏内の4位に留まったアトレティコはこのプレシーズン、やることが山積みなんじゃないかと思うんですが…とりあえず、ユーロが終われば、少なくともル・ノルマンの加入ぐらいは公式発表してもらえますかね。
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UEFAネーションズリーグ(UNL)2024-25のリーグAグループ4第5節のデンマーク代表vsスペイン代表が15日に行われ、アウェイのスペインが1-2で勝利した。 1カ月前に行われた前節のスイス代表戦を2-2のドローで終えたグループ2位のデンマークは、同試合後にブライアン・リーマー新監督を招へい。その初陣ではグループ首位の欧州王者と激突した。リーマー監督はこの一戦に守護神シュマイケル、ホイビュア、エリクセン、ホイルンドらをスタメンで起用した。 対してスペインは前節のセルビア代表戦を3-0で完勝し3連勝を達成した。すでにプレーオフ進出を決めている中、首位通過を目指して敵地へ乗り込んだ。この試合ではモラタ、ペドリ、ニコ・ウィリアムズらがベンチスタートとなり、前線はアジョセ・ペレスの1トップにオヤルサバル、ダニ・オルモ、バエナが2列目に並んだ。 立ち上がりにはホイビュアがミドルシュートを放つなど、ホームの大歓声を後押しにデンマークが良い入りを見せた。しかし、時間の経過とともに地力で勝るスペインが押し返していく。 12分にはペドロ・ポロのスルーパスに反応したアジョセ・ペレスがボックス右に抜け出して右足シュートを放つが、これは惜しくもポストを叩く。しかし、直後の15分にはボックス手前でのメリーノのパスカットからショートカウンターに持ち込むと、ボックス右でアジョセ・ペレスがワンタッチで折り返したボールをゴール前で足元に収めたオヤルサバルが右足で流し込んだ。 相手のミスを突いて先手を奪ったラ・ロハは以降もボールの主導権を握りながらゲームをコントロール。攻撃の回数は多くないものの、時おり見せるサイドバックの攻撃参加を活かした厚みのある仕掛けからアジョセ・ペレス、ダニ・オルモらが際どい場面を創出。2点目に迫る。 一方、前半のうちに追いつきたいデンマークは、カウンターやシンプルなクロス、制空権を握るセットプレーでチャンスを窺ったが、最後の精度を欠いて枠内シュート0本で試合を折り返した。 後半も試合展開に大きな変化はなし。勢いを持って入ったものの、デンマークがなかなか攻撃の糸口を見いだせずにいるなか、スペインがファーストチャンスをゴールに結びつける。 58分、中盤でボールを動かしながらスビメンディ、ダニ・オルモの縦パス2本でアジョセ・ペレスがボックス中央に抜け出すと、GKシュマイケルのポジションを見極めて丁寧な左足シュートをゴール右隅へ流し込んだ。 これで勝利に大きく近づいたスペインだったが続けざまにアクシデント発生。相手との接触で足を痛めたバエナ、鼠径部を痛めたスビメンディがプレー続行不可能となり、ファビアン・ルイス、A代表デビューのカサドらがピッチに送り出される。 一方、後半に入って決定機はおろかシュートもない難しい戦いを強いられたデンマークだったが、78分に途中出場のイサクセンが右ポスト直撃の決定的なシュートでゴールへ迫ると、84分にはファビアン・ルイスからGKラヤへの軽率なバックパスを見事にかっさらったイサクセンのゴールでようやく1点を返した。 最少得点差で迎えた後半終盤はカードが飛び交う激しい展開となり、後半アディショナルタイムにはホームチームが迫力のあるパワープレーでゴールに迫ったが、2点目を奪うことはできず。 これで4連勝のスペインは最終節を前に首位通過を決定。新体制初陣で敗れたデンマークだが、3位のセルビアと2ポイント差の2位で最終節の直接対決を迎えることになった。 デンマーク代表 1-2 スペイン代表 【デンマーク】 イサクセン(後39) 【スペイン】 ミケル・オヤルサバル(前15) アジョセ・ペレス(後13) 2024.11.16 06:44 Sat2
初栄冠ロドリはヴィニシウスとの争いを41ポイント差で制す バロンドール最終結果が判明
2024年バロンドールの投票結果が明らかになった。 2024年バロンドールは10月28日にパリで行われた授賞式で発表され、マンチェスター・シティのスペイン代表MFロドリが初の栄冠に。シティでのプレミアリーグ4連覇にスペイン代表でのユーロ2024制覇、そして昨季の出場した公式戦64試合でわずか1敗という驚異的な勝率も評価されたか。 スペイン国籍の選手として1960年以来、ルイス・スアレスに次ぐ3人目の快挙として大きく取り上げられた一方で、ブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールの落選がレアル・マドリーの授賞式不参加に発展したりと波紋を広げた今回だが、2人の差は「41ポイント」だったという。 フランス『レキップ』が報じたところによると、初受賞のロドリは1170ポイントをゲットしたのに対して、ヴィニシウスは1129ポイント。3位だったレアル・マドリーのイングランド代表MFジュード・ベリンガムが917ポイントだったのを鑑みると、ロドリとヴィニシウスの一騎打ちだった。 そんな投票は各審査員が上位10選手を推薦し、その選手にそれぞれそれぞれ15点、12点、10点、8点、7点、5点、4点、3点、2点、1点を割り当てて決定。15ポイントを最も獲得した選手は5人から支持を受けたベリンガムだったようだ。 ◆最終的な投票結果 1.ロドリ(スペイン/マンチェスター・シティ) - 1170ポイント 2.ヴィニシウス・ジュニオール(ブラジル/レアル・マドリー) - 1129ポイント 3.ジュード・ベリンガム(イングランド/レアル・マドリー) - 917ポイント 4.ダニエル・カルバハル(スペイン/レアル・マドリー) - 550ポイント 5.アーリング・ハーランド(ノルウェー/マンチェスター・シティ) - 432ポイント 6.キリアン・ムバッペ(フランス/パリ・サンジェルマン→レアル・マドリー) - 420ポイント 7.ラウタロ・マルティネス(アルゼンチン/インテル) - 402ポイント 8.ラミン・ヤマル(スペイン/バルセロナ) - 383ポイント 9.トニ・クロース(ドイツ/レアル・マドリー→引退) - 291ポイント 10.ハリー・ケイン(イングランド/バイエルン) - 201ポイント 11.フィル・フォーデン(イングランド/マンチェスター・シティ) - 157ポイント 12.フロリアン・ヴィルツ(ドイツ/レバークーゼン) - 101ポイント 13.ダニ・オルモ(スペイン/RBライプツィヒ→バルセロナ) - 86ポイント 14.アデモラ・ルックマン(ナイジェリア/アタランタ) - 82ポイント 15.ニコ・ウィリアムズ(スペイン/アスレティック・ビルバオ) - 73ポイント 16.グラニト・ジャカ(ドイツ/レバークーゼン) - 60ポイント 17.フェデリコ・バルベルデ(ウルグアイ/レアル・マドリー) - 58ポイント 18.エミリアーノ・マルティネス(アルゼンチン/アストン・ビラ) - 28ポイント 19.マルティン・ウーデゴール(ノルウェー/アーセナル) - 16ポイント 20.ハカン・チャルハノール(イタリア/インテル) - 15ポイント 21.ブカヨ・サカ(イングランド/アーセナル) - 14ポイント 22.アントニオ・リュディガー(ドイツ/レアル・マドリー) - 13ポイント 23.ルベン・ディアス(ポルトガル/マンチェスター・シティ) - 8ポイント 24.ウィリアム・サリバ(フランス/アーセナル) - 8ポイント 25.コール・パーマー(イングランド/チェルシー) - 7ポイント 26.デクラン・ライス(イングランド/アーセナル) - 5ポイント 27.ヴィティーニャ(ポルトガル/パリ・サンジェルマン) - 5ポイント 28.アレハンドロ・グリマルド(スペイン/レバークーゼン) - 2ポイント 29.アルテム・ドフビク(ウクライナ/ジローナ→ローマ) - 0ポイント -.マッツ・フンメルス(ドイツ/ドルトムント→ローマ) - 0ポイント 2024.11.09 12:52 Sat3
バルサはすでに来夏のターゲットを決めた?ドイツ代表の2人をフリーで狙う…2選手の契約延長にも着手か
バルセロナが、来夏の補強戦略を既に立てているとのこと。ハンジ・フリック監督もよく知る、ドイツ代表の2選手をフリーで手にするつもりがあるようだ。 今シーズンからハンジ・フリック監督が就任したバルセロナ。シーズン開幕から4連勝を飾るなど、周囲の心配を跳ね除けるパフォーマンスをここまで発揮している。 今夏の移籍市場では、ここ数年の恒例行事ともなった財政問題を理由になかなか獲得が進まず。さらに、サラリー問題は全く解決の糸口がないため、主軸選手を手放す形で無理矢理選手登録の枠を開ける始末となった。 RBライプツィヒから、カンテラ育ちでもあるスペイン代表MFダニ・オルモを獲得したが、重くのしかかる移籍金とサラリーを受け、元ドイツ代表MFイルカイ・ギュンドアン(マンチェスター・シティ)やDFセルジ・ロベルト(コモ)、DFマルコス・アロンソ(セルタ)とベテランの主軸がチームを去った。 財政問題が決して解決したわけではなく、その場凌ぎを毎年繰り返しているバルセロナだが、スペイン『ムンド・デポルティボ』によると来夏のターゲットは既に決まっているとのこと。バイエルンのドイツ代表MFジョシュア・キミッヒ(29)と、レバークーゼンのドイツ代表DFヨナタン・ター(28)とのことだ。 キミッヒはバイエルンとの契約が2025年夏までとなっており、契約延長が打診されているものの、本人はチームを去る事を決断。契約満了をもって退団し、移籍する意思を示している。 一方のターは、レバークーゼンから今夏バイエルンへの移籍が取り沙汰されたが、こちらも移籍が成立せずに残留。レバークーゼンとの契約は今シーズン限りとなっており、夏にはフリーで獲得できる状況だ。 バルセロナは、オランダ代表MFフレンキー・デ・ヨング(27)とウルグアイ代表DFロナルド・アラウホ(25)との契約が2026年6月30日までとなっており、こちらの契約延長も進めたいところだが、デ・ヨングはサインしていない。また、アラウホに関しては、契約延長が正式には打診されていないとのこと。両者ともに来夏チームを去る可能性すら残っている状況だ。 2人の代役としても確保したいキミッヒとター。果たして、今シーズンどういった動きを見せていくのか注目だ。 2024.09.09 18:55 Mon4
「現状に満足している」バルセロナ会長が今夏の移籍市場を総括…ギュンドアンら個別のトピックにも言及
バルセロナのジョアン・ラポルタ会長が、今夏の移籍市場での動きを総括した。 昨シーズン無冠に終わったバルセロナはチャビ・エルナンデス前監督を解任し、前ドイツ代表監督のハンジ・フリック新監督を招へい。 移籍市場ではMFダニ・オルモ、FWパウ・ビクトルの2選手を完全移籍で獲得したほか、MFマルク・カサド、MFマルク・ベルナル、DFエクトル・フォルトの昇格、DFエリック・ガルシアとMFパブロ・トーレをレンタルバックした。 一方で、MFイルカイ・ギュンドアン、DFセルジ・ロベルト、DFマルコス・アロンソが契約満了や契約解除、DFジョアン・カンセロ、FWジョアン・フェリックスがレンタルバック。MFオリオル・ロメウやFWヴィトール・ロッキ、FWマルク・ギウらを完全移籍やレンタルで放出している。 今夏の移籍市場が閉幕した中、ラポルタ会長は3日に行われた公式会見の場でクラブの動きを総括した。クラブ公式サイトが会見コメントを伝えている。 直前に退任の可能性が報じられ、公式声明でその可能性を否定したスポーツディレクター(SD)のデコ氏に関してラポルタ会長は、「我々はデコの仕事に非常に満足している。この夏は最高にストレスフルだったが、クラブでの彼の継続性については心配していない」と、改めてその仕事ぶりを称賛すると共に今後も同職を継続する旨を強調した。 そして、目立った補強はオルモ1人にとどまった新戦力補強に関しては「現状に満足している」と、ラ・マシアを軸とする現時点での陣容に満足感を示す。 「我々は現状に満足している。ダニ・オルモはスポーツ上の優先事項であり、それは達成された。我々はダニ・オルモに非常に満足している。我々のプロジェクトの核はラ・マシアであり、フリックは草の根レベルのプレーヤーをトップチームに入れることでそれを示した。我々は興奮しているが、過度の高揚感は出したくない」 一方で、自ら契約解除条項の行使が可能であると、獲得の可能性を示唆しながらも最終的に獲得を逃したアスレティック・ビルバオのFWニコ・ウィリアムズに関しては「我々のチームに所属していないプレーヤーについては話さないでおこう」と、気まずさもあってか詳しい言及を回避した。 選手の放出の部分では財政面の問題で放出したとされるギュンドアンにも言及。契約解除と共に古巣マンチェスター・シティに帰還した元ドイツ代表MFに関しては取り沙汰されたサラリーキャップの問題ではなく、オルモの獲得を含めたスポーツ面の判断だったと主張している。 「イルカイ・ギュンドアンは素晴らしいプレーヤーであり、素晴らしい人間だ。彼と一緒に過ごした1年は素晴らしいものだった。フリックとのミーティングとチームの状況を評価した後、彼はチームを離れることを決意した。これは完全にスポーツ的な決断だ。ダニ・オルモの加入により、ギュンドと同じような役割を果たせるプレーヤーが加わった。これはプレーヤーとクラブによるスポーツ的な決断だった。経済的な決断だと聞いたことがあるが、それは違う」 また、同じく財政問題で完全移籍の買い取りやレンタル期間延長に至らなかったとされるフェリックス、カンセロに関しては「デコとフリックが作ったチーム構成により、彼らは契約すべきではないと決定した」と、あくまで編成上の判断だったと振り返った。 試合数が増加した新フォーマットのチャンピオンズリーグ、ラ・リーガ、コパ・デル・レイとここから3つのコンペティションに臨む中で選手層の薄さが指摘されるが、ネガティブな反応は一切見せない同会長はカンテラーノのさらなる台頭や負傷者の復帰によって大きな問題にはならないと語っている。 「カサドやベルナルなど、ファーストチームに定着したプレーヤーがさらに加わった。ジェラール・マルティンも昇格し、セルジ・ドミンゲスがデビューした」 「インターナショナルブレークが終われば、フレンキー・デ・ヨングが回復し、その後ガビが回復することを期待している。今日は、代表チームでフェルミンが負傷するという不運に見舞われた。彼は今夏多くの試合に出場していたが、負傷してしまい残念だ。ただ、アンドレアス・クリステンセンとロナルド・アラウホも回復する」 最後に今冬の補強に関しては、1:1支出限度額(移籍金や給与の貯蓄に充てられる資金をすべて投資することが許可されている)に到達することで、新たな補強が可能になるとも前向きな見通しを示した。 「(今冬の補強の可能性は)イエスだ。なぜなら1:1に入る予定だからだ。そうすれば、選手登録のキャパシティが高まる。危険な状況でなければ、計画は立てている。もちろん現在のプレーヤーたちに満足しているが、デコと彼のチームが中長期的に取り組んでいることは間違いない」 2024.09.03 23:00 Tue5
「『兄弟、今すぐ来い』と言ってくる…」バルサからの熱烈なラブコール明かすニコ・ウィリアムズ
アスレティック・ビルバオのスペイン代表FWニコ・ウィリアムズ(22)が、バルセロナからの熱心なラブコールを明かした。『ESPN』が伝えている。 今夏の移籍市場ではバルセロナ、チェルシー、パリ・サンジェルマン(PSG)などから獲得に向けた動きが報じられたが、最終的にアスレティック残留を決断し、今季はイケル・ムニアインの背番号10を継承したニコ。 クラブは来夏に向けて6000万ユーロ(約99億円)に設定される契約解除条項の撤廃に向けた動きを見せているが、依然としてバルセロナやレアル・マドリー、アーセナルといったクラブへの移籍の可能性が取り沙汰される。 そんななか、スペインのテレビ番組『La Revuelta』に出演した22歳は、今夏も含めて現在もスペイン代表の同僚であるラミン・ヤマル、アレハンドロ・バルデら同世代のバルセロナの選手から熱心なラブコールを受けていることを明かした。 「今夏は(移籍話で)大変だったよ」 「それに加えて、ラミンやバルデといったバルサの“ろくでなし(笑)”たちは誰も助けてくれなかったんだ。彼らは僕に『兄弟、今すぐ来い、今すぐ来い』と言ってきたよ」 さらに、現在もラ・ロハの同僚からは「頻繁」にバルセロナ行きを勧めるテキストメッセージが届いているという。 また、ハンジ・フリック監督の下で開幕から好調を維持し、現在はダニ・オルモやハフィーニャといったアタッカー陣が自身が主戦場とする左ウイングで活躍しているが、SNS上では“クレ”から未だにラブコールが届いているという。 「いろいろなことが少しずつ起きているね。『バルサに行け』と言う人もいれば、『もう君は必要ない』と言う人もいるよ」 一連の発言を鑑みると、来夏正式なオファーが届いた場合、バルセロナ行きにまんざらでもない様子のニコだが、その去就はいかに…。 2024.11.08 09:15 Friスペイン代表の人気記事ランキング
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顔面蹴られ10針縫ったクバルシがスペイン代表に追加招集、パウ・トーレスの代役【UEFAネーションズリーグ】
スペインサッカー連盟(RFEF)は13日、UEFAネーションズリーグ(UNL)2024-25に臨むスペイン代表にバルセロナのDFパウ・クバルシを追加招集したことを発表した。 スペイン代表は、筋肉に違和感のあったDFパウ・トーレス(アストン・ビラ)が離脱。代役としてクバルシを招集することに決定した。 クバルシは、6日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)のリーグフェーズ第4節のツルヴェナ・ズヴェズダ戦で負傷。相手選手に顔面を蹴られると流血。10針を縫う負傷を負い、スペイン代表に選ばれていなかった。 それでもパウ・トーレスの不在を受けて追加招集。プレーに問題はないようだ。 <span class="paragraph-title">【閲覧注意】頭部から流血し10針を縫ったクバルシ</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/p/DCDBgBVomk0/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; border:0; border-radius:3px; box-shadow:0 0 1px 0 rgba(0,0,0,0.5),0 1px 10px 0 rgba(0,0,0,0.15); margin: 1px; max-width:540px; min-width:326px; padding:0; width:99.375%; width:-webkit-calc(100% - 2px); width:calc(100% - 2px);"><div style="padding:16px;"> <a href="https://www.instagram.com/p/DCDBgBVomk0/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" style=" background:#FFFFFF; line-height:0; padding:0 0; text-align:center; text-decoration:none; width:100%;" target="_blank"> <div style=" display: flex; flex-direction: row; align-items: center;"> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; flex-grow: 0; height: 40px; margin-right: 14px; width: 40px;"></div> <div style="display: flex; flex-direction: column; flex-grow: 1; justify-content: center;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; margin-bottom: 6px; width: 100px;"></div> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; width: 60px;"></div></div></div><div style="padding: 19% 0;"></div> <div style="display:block; height:50px; margin:0 auto 12px; width:50px;"><svg width="50px" height="50px" viewBox="0 0 60 60" version="1.1" xmlns="https://www.w3.org/2000/svg" xmlns:xlink="https://www.w3.org/1999/xlink"><g stroke="none" stroke-width="1" fill="none" fill-rule="evenodd"><g transform="translate(-511.000000, -20.000000)" fill="#000000"><g><path d="M556.869,30.41 C554.814,30.41 553.148,32.076 553.148,34.131 C553.148,36.186 554.814,37.852 556.869,37.852 C558.924,37.852 560.59,36.186 560.59,34.131 C560.59,32.076 558.924,30.41 556.869,30.41 M541,60.657 C535.114,60.657 530.342,55.887 530.342,50 C530.342,44.114 535.114,39.342 541,39.342 C546.887,39.342 551.658,44.114 551.658,50 C551.658,55.887 546.887,60.657 541,60.657 M541,33.886 C532.1,33.886 524.886,41.1 524.886,50 C524.886,58.899 532.1,66.113 541,66.113 C549.9,66.113 557.115,58.899 557.115,50 C557.115,41.1 549.9,33.886 541,33.886 M565.378,62.101 C565.244,65.022 564.756,66.606 564.346,67.663 C563.803,69.06 563.154,70.057 562.106,71.106 C561.058,72.155 560.06,72.803 558.662,73.347 C557.607,73.757 556.021,74.244 553.102,74.378 C549.944,74.521 548.997,74.552 541,74.552 C533.003,74.552 532.056,74.521 528.898,74.378 C525.979,74.244 524.393,73.757 523.338,73.347 C521.94,72.803 520.942,72.155 519.894,71.106 C518.846,70.057 518.197,69.06 517.654,67.663 C517.244,66.606 516.755,65.022 516.623,62.101 C516.479,58.943 516.448,57.996 516.448,50 C516.448,42.003 516.479,41.056 516.623,37.899 C516.755,34.978 517.244,33.391 517.654,32.338 C518.197,30.938 518.846,29.942 519.894,28.894 C520.942,27.846 521.94,27.196 523.338,26.654 C524.393,26.244 525.979,25.756 528.898,25.623 C532.057,25.479 533.004,25.448 541,25.448 C548.997,25.448 549.943,25.479 553.102,25.623 C556.021,25.756 557.607,26.244 558.662,26.654 C560.06,27.196 561.058,27.846 562.106,28.894 C563.154,29.942 563.803,30.938 564.346,32.338 C564.756,33.391 565.244,34.978 565.378,37.899 C565.522,41.056 565.552,42.003 565.552,50 C565.552,57.996 565.522,58.943 565.378,62.101 M570.82,37.631 C570.674,34.438 570.167,32.258 569.425,30.349 C568.659,28.377 567.633,26.702 565.965,25.035 C564.297,23.368 562.623,22.342 560.652,21.575 C558.743,20.834 556.562,20.326 553.369,20.18 C550.169,20.033 549.148,20 541,20 C532.853,20 531.831,20.033 528.631,20.18 C525.438,20.326 523.257,20.834 521.349,21.575 C519.376,22.342 517.703,23.368 516.035,25.035 C514.368,26.702 513.342,28.377 512.574,30.349 C511.834,32.258 511.326,34.438 511.181,37.631 C511.035,40.831 511,41.851 511,50 C511,58.147 511.035,59.17 511.181,62.369 C511.326,65.562 511.834,67.743 512.574,69.651 C513.342,71.625 514.368,73.296 516.035,74.965 C517.703,76.634 519.376,77.658 521.349,78.425 C523.257,79.167 525.438,79.673 528.631,79.82 C531.831,79.965 532.853,80.001 541,80.001 C549.148,80.001 550.169,79.965 553.369,79.82 C556.562,79.673 558.743,79.167 560.652,78.425 C562.623,77.658 564.297,76.634 565.965,74.965 C567.633,73.296 568.659,71.625 569.425,69.651 C570.167,67.743 570.674,65.562 570.82,62.369 C570.966,59.17 571,58.147 571,50 C571,41.851 570.966,40.831 570.82,37.631"></path></g></g></g></svg></div><div style="padding-top: 8px;"> <div style=" color:#3897f0; 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overflow:hidden; padding:8px 0 7px; text-align:center; text-overflow:ellipsis; white-space:nowrap;"><a href="https://www.instagram.com/p/DCDBgBVomk0/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" style=" color:#c9c8cd; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:normal; line-height:17px; text-decoration:none;" target="_blank">FC Barcelona(@fcbarcelona)がシェアした投稿</a></p></div></blockquote> <script async src="//www.instagram.com/embed.js"></script> 2024.11.13 23:45 Wed2
アジョセ・ペレス1G1Aのスペインが4連勝で首位通過決定! 新生デンマークは黒星発進も2位でセルビアとの直接対決へ【UNL】
UEFAネーションズリーグ(UNL)2024-25のリーグAグループ4第5節のデンマーク代表vsスペイン代表が15日に行われ、アウェイのスペインが1-2で勝利した。 1カ月前に行われた前節のスイス代表戦を2-2のドローで終えたグループ2位のデンマークは、同試合後にブライアン・リーマー新監督を招へい。その初陣ではグループ首位の欧州王者と激突した。リーマー監督はこの一戦に守護神シュマイケル、ホイビュア、エリクセン、ホイルンドらをスタメンで起用した。 対してスペインは前節のセルビア代表戦を3-0で完勝し3連勝を達成した。すでにプレーオフ進出を決めている中、首位通過を目指して敵地へ乗り込んだ。この試合ではモラタ、ペドリ、ニコ・ウィリアムズらがベンチスタートとなり、前線はアジョセ・ペレスの1トップにオヤルサバル、ダニ・オルモ、バエナが2列目に並んだ。 立ち上がりにはホイビュアがミドルシュートを放つなど、ホームの大歓声を後押しにデンマークが良い入りを見せた。しかし、時間の経過とともに地力で勝るスペインが押し返していく。 12分にはペドロ・ポロのスルーパスに反応したアジョセ・ペレスがボックス右に抜け出して右足シュートを放つが、これは惜しくもポストを叩く。しかし、直後の15分にはボックス手前でのメリーノのパスカットからショートカウンターに持ち込むと、ボックス右でアジョセ・ペレスがワンタッチで折り返したボールをゴール前で足元に収めたオヤルサバルが右足で流し込んだ。 相手のミスを突いて先手を奪ったラ・ロハは以降もボールの主導権を握りながらゲームをコントロール。攻撃の回数は多くないものの、時おり見せるサイドバックの攻撃参加を活かした厚みのある仕掛けからアジョセ・ペレス、ダニ・オルモらが際どい場面を創出。2点目に迫る。 一方、前半のうちに追いつきたいデンマークは、カウンターやシンプルなクロス、制空権を握るセットプレーでチャンスを窺ったが、最後の精度を欠いて枠内シュート0本で試合を折り返した。 後半も試合展開に大きな変化はなし。勢いを持って入ったものの、デンマークがなかなか攻撃の糸口を見いだせずにいるなか、スペインがファーストチャンスをゴールに結びつける。 58分、中盤でボールを動かしながらスビメンディ、ダニ・オルモの縦パス2本でアジョセ・ペレスがボックス中央に抜け出すと、GKシュマイケルのポジションを見極めて丁寧な左足シュートをゴール右隅へ流し込んだ。 これで勝利に大きく近づいたスペインだったが続けざまにアクシデント発生。相手との接触で足を痛めたバエナ、鼠径部を痛めたスビメンディがプレー続行不可能となり、ファビアン・ルイス、A代表デビューのカサドらがピッチに送り出される。 一方、後半に入って決定機はおろかシュートもない難しい戦いを強いられたデンマークだったが、78分に途中出場のイサクセンが右ポスト直撃の決定的なシュートでゴールへ迫ると、84分にはファビアン・ルイスからGKラヤへの軽率なバックパスを見事にかっさらったイサクセンのゴールでようやく1点を返した。 最少得点差で迎えた後半終盤はカードが飛び交う激しい展開となり、後半アディショナルタイムにはホームチームが迫力のあるパワープレーでゴールに迫ったが、2点目を奪うことはできず。 これで4連勝のスペインは最終節を前に首位通過を決定。新体制初陣で敗れたデンマークだが、3位のセルビアと2ポイント差の2位で最終節の直接対決を迎えることになった。 デンマーク代表 1-2 スペイン代表 【デンマーク】 イサクセン(後39) 【スペイン】 ミケル・オヤルサバル(前15) アジョセ・ペレス(後13) 2024.11.16 06:44 Sat3
スペイン代表26名発表…バルセロナの21歳カサドら3名初招集、頭部負傷モラタが選出の一方でクバルシは選外に【UEFAネーションズリーグ】
スペインサッカー連盟(RFEF)がスペイン代表メンバー26名を発表した。 11月のスペイン代表は、15日にUEFAネーションズリーグ(UNL)2024-25・グループ第5節でデンマーク代表戦(A)、18日に第6節でスイス代表戦(H)を戦う。 初招集は、アスレティック・ビルバオの24歳センターバックであるパレデス、バルセロナの21歳MFカサド。今夏チェルシー行きに迫っていたポルトの20歳FWオモロディオン。 チームリーダーのモラタは、所属するミランで練習中に頭部を負傷。少なくとも9日のカリアリ戦を欠場することが確実だが、メンバー26名に名を連ねている。一方で、直近の試合で顔面を10針縫うケガを負ったDFパウ・クバルシ(バルセロナ)は選外となっている。 そのほか、先月の代表ウィークをケガで回避したオルモ(バルセロナ)が2カ月ぶりに復帰している。 <h3>◆スペイン代表メンバー26名</h3> GK ダビド・ラヤ(アーセナル) ロベルト・サンチェス(チェルシー) アレックス・レミロ(レアル・ソシエダ) DF オスカル・ミンゲサ(セルタ) ダニ・ビビアン(アスレティック・ビルバオ) アイトール・パレデス(アスレティック・ビルバオ) アイメリク・ラポルテ(アル・ナスル) パウ・トーレス(アストン・ビラ) ペドロ・ポロ(トッテナム) マルク・ククレジャ(チェルシー) アレハンドロ・グリマルド(レバークーゼン) MF ミケル・メリーノ(アーセナル) ファビアン・ルイス(PSG) マルティン・スビメンディ(レアル・ソシエダ) マルク・カサド(バルセロナ) ペドリ(バルセロナ) ダニ・オルモ(バルセロナ) アレックス・バエナ(ビジャレアル) FW ラミン・ヤマル(バルセロナ) ミケル・オヤルサバル(レアル・ソシエダ) アルバロ・モラタ(ミラン) ニコ・ウィリアムズ(アスレティック・ビルバオ) ジェレミ・ピノ(ビジャレアル) アジョセ・ペレス(ビジャレアル) ブライアン・サラゴサ(オサスナ) サム・オモロディオン(ポルト) 2024.11.08 20:12 Fri4
「求めていた継続性がある」負傷なく今季過ごすペドリ、幾度もの試練経て「自分に合うものを見つけた」
スペイン代表MFペドリ(バルセロナ)がコンディション維持について語った。スペイン『マルカ』が伝えた。 11月のUEFAネーションズリーグを戦うスペイン代表にも招集され、15日に行われたリーグAグループ4第5節のデンマーク代表戦に途中出場したペドリ。チームは2-1の勝利を収め、グループ首位通過を決めた。 18日にはスイス代表をホームに迎えるグループ最終節。会場はセグンダ・ディビシオン(スペイン2部)を戦うテネリフェの本拠地エスタディオ・エリオドロ・ロドリゲス・ロペスとなっている。 カナリア諸島・テネリフェ出身のペドリにとっては故郷での代表戦。前日会見に出席し、「カナリア諸島出身の3人にとって、この試合は特別なものだ」とコメントした。 一方、負傷離脱が散見されるペドリだが、今シーズンはケガなく過ごし、バルセロナでも好調のチームを支えている状況。自身の身体に向き合い続けた結果だと述べている。 「身体的に自分に合うものを見つけたし、継続性もある。今シーズンは良いスタートが切れたし、この調子が続くことを願っている」 「たくさんの試合があるけど、何よりも自分の身体を見つめることだ。手がかりを見つけるためにね。僕は自分に合うものを見つけたし、求めていた継続性がある」 2024.11.18 19:15 Mon5