あとは決勝を残すだけ…/原ゆみこのマドリッド
2024.07.12 22:00 Fri
「どうしてシベレスなんだろう」そんな風に私が違和感を覚えていたのは木曜日、ユーロ決勝に進出したスペイン代表が日曜に優勝した場合、祝賀行事が月曜午後8時から、レアル・マドリー行きつけの噴水広場で行われると知った時のことでした。いやあ、確かにそこなら、昨季はリーガもCLも制したマドリーがやったように、プエルタ・デ・ソル(市内の中心地にある広場)でマドリッド州庁舎に寄り、そのままマドリッド市庁舎のあるシベレス広場に向かえばいいため、行政府への表敬訪問も一括して済ませられるという利点があるんですけどね。
広場周辺の交通遮断をして、簡易ステージを組み立てるのも、ええ、市当局は毎年のようにやっていますからね。段取りがわかっているだけに、手間が掛からなくていいのかもしれませんが、ここで1つ疑問が。そう、今年はナチョがやっていたように、シベレスでのお祝いは必ず、キャプテンが女神像にクラブの旗とマフラーを巻き付けて完了するんですが、スペイン代表の現キャプテンはモラタ。いくらマドリーでプレーした過去があるとはいえ、そんなことをしたら、アトレティコファンから総スカンを喰らうんじゃないかと思ったんですが、それとも第3キャプテンのカルハバルに代わってもらう?
まあ、どちらにしろ、人がごまんと集まる祝賀行事に私は行くつもりはなく、今回はレアル・マドリーTVはなくても、TVE(スペイン国営放送)やテレ・マドリッド(ローカルTV局)が追っかけ中継するのを自宅で見るつもりですが、むしろ残念だったのは、ユーロ決勝のパブリックビューイングをサンティアゴ・ベルナベウでやってくれないこと。そう、昨季のCL決勝ドルトムント戦もそちらで観戦したんですが、そこならシートに座れる上、スタジアム全面改装で設置された360度スクリーンだけでなく、ピッチに巨大スクリーンもあって、感動する程、見やすかったんですよ。
どうやらユーロ決勝の前日はボクシングのイベントが入っているようですが、CL決勝前2日前にはテイラー・スウィフトのメガコンサートがありながら、突貫工事でピッチをパブリックビューイング仕様に変えたマドリーですからね。丁度、来週火曜正午にはエムバペのメガプレゼンが8万人のファンの来場見込みで開催されることもありますし、ちょっと早めに巨大スクリーンを置いて、スペインvsイングランド戦のパブリックビューイングをやってくれてもいいんじゃないかと思ったんですが…そうそう、木曜から販売開始となった、背番号9のエムバペユニは180ユーロ(約3万2000円)という高値にも関わらず、昨季終盤にオープンしたベルナベウの新メガオフィシャルショップで爆売れしているそうですよ。
まあ、そんなことはともかく、ドイツから帰って来た私がマドリッド・リオ(マンサナレル河岸の緑地帯)で行われたパブリックビューイングで観戦してきたユーロ準決勝、スペインvsフランス戦がどうだったかをお伝えしていくことにすると。うーん、準々決勝ドイツ戦のパブリックビューイングが39℃という、猛暑予報のせいで中止となり、場所を変えて、これがマドリッド市内で最初の催しとなったんですけどね。この日は気温29℃とあまり暑さを心配する必要はなかったものの、まず下見しようと私が着いた午後7時30分頃は人もまばら。というか、広大なスペースにスクリーンがたった1つだけというのにも驚かされたんですが、お水やビールを売る屋台すらないとは一体、どういうこと?
結局、人の頭と木の枝のせいで、視界を遮られてしまったため、自分のスマホで観戦することになったんですが、ミュンヘンでの試合の方は序盤から、波乱が発生。そう、5分にはジャマル(バルサ)のクロスをファビアン(PSG)がヘッドして、惜しくも枠を外したかと思えば、8分にはその日、とうとうフェイスガードを外して挑むことにしたエムバペが出したクロスをコロ・ムアニ(PSG)が見事に先制点にしてしまったんですよ。さすがにこの時は会場のファンも頭を抱えたものでしたが、大丈夫。
20分には今度は自分で狙うことにしたジャマルがエリア外から、GKメニャン(ミラン)の手の届かないゴール左隅にシュートを決めてしまったから、ビックリしたの何のって。それもこの試合前、「決勝をプレーしたいなら、ここまでやったこと以上のことを見せないといけない」と挑発してきたラビオ(ユベントスを退団)を切り返しての一発だっただけに、私もこの土曜にようやく、17才のバースデーを迎える逸材の才能に感嘆するしかなかったんですが、この日のスペインは逆転するのも早かったんです!
ええ、24分、出場停止のカルバハル(マドリー)の代わりに先発に入ったベテラン、38才のヘスス・ナバス(セビージャ)が撃ったシュートはサリバ(アーセナル)にブロックされてしまったものの、こぼれ球を抜け目なくダニ・オルモ(ライプツィヒ)がゲット。ドイツ戦でヒザを負傷したペドリ(バルサ)から、バトンタッチした彼が敵DFを見事にかわして、シュートしたところ、うーん、最後はクンデ(バルサ)が押し込むことになったんですけどね。何故か、オウンゴールにはならず、オルモの大会3点目となったんですが、「Es gol, gol es gol, da igual Koundé o mío, lo importante es la victoria y el pase。エス・ゴル、ゴル・エス・ゴル、ダ・イグアル・クンデ・オ・ミオ、ロ・インポルタンテ・エス・ラ・ビクトリア・イ・エル・パセ(ゴールさ。ゴールはゴールだ。クンデのでもボクのでも構わない。大事なのは勝利と決勝進出だ)」(オルモ)とは、まさに然り。
そのまま2-1で後半に入ったスペインは、早くも7分に負傷でナバスを失ったものの、ル・ノルマン(レアル・ソシエダ)も累積警告で出場停止の折り、お役立ちだったのがマルチDFのナチョ(マドリーを退団して、今季からアル・カーディシーヤでプレー)。総員ローテションとなったアルバニア戦以来となるビビアン(アスレティック)がピッチに入り、ナチョを右SBに回したデ・ラ・フエンテ監督だったんですが、それでもまったくチームの守備レベルが落ちないんですから、凄いじゃないですか。
実際、逆転されたフランスも手をこまねいていた訳ではなく、ええ、16分には3人を一斉交代。カンテ(アル・イティハド)、ラビオ、コロ・ムアニをカマビンガ(マドリー)、バルコア(PSG)、そして今大会、グループリーグ3節のポーランド戦以来、2度目の控えスタートとなったグリーズマン(アトレティコ)を投入したんですけどね。それでもたったの1点を最後まで返すことはできず、うーん、2度程あったシュートチャンスでエムバペが決めていれば、正直、相手にも勝機はあったかと。後で当人も「このユーロはボクにとって、失敗だった」と認めていたため、別に大会明けのマドリーのプレゼンで、スペイン人ファンの受けが悪くなることを心配したせいではないでしょうが、最後はグリーズマンのヘッドも外れて、試合は2-1で終了です。
おかげで最後に優勝した2012年以来となるスペインの決勝進出が決まったんですが、試合後のピッチでのお祝いではドッキリさせてくれた選手が約1名。それはこの日もゴールを決めることができなかったモラタで、代表スタッフにぶつかられ、ヒザを打撲して、チームメートと集合写真を撮る時もヨロヨロしていたんですが、どうやら、ベースキャンプ地のドナウエッシンゲンに戻った木曜の練習では完全に回復していたよう。ええ、デ・ラ・フエンテ監督も「Hace el trabajo que necesita el equipo, y por eso es indiscutible/アセ・エル・トラバッホ・ケ・ネセシータ・エル・エキポ、イ・ポル・エソ・エス・インディスクティブレ(チームに必要とされる仕事をしている。だから絶対レギュラーなんだ)」と言っていた程、彼は頼りにされていますからね。
よって、翌水曜、ドルトムントで行われたもう1つの準決勝では前半7分にシャビ・シモンズ(PSG)のgolazo(ゴラソ/スーパーゴール)でオランダに先制されながら、ハリー・ケインがダンフリース(ミラン)と足をぶつけたプレーでPKをゲットして、同点に。最後は後半ロスタイムにワトキンズ(アストン・ビラ)のゴールで1-2と勝利したイングランドと当たる決勝でも、スペインを牽引するのはモラタということになりますが、会場のベルリン・オリンピアシュタディオンはグループリーグ初戦のクロアチア戦で当人が今大会唯一のゴールを挙げた場所ですからね。
もしかしたら、モラタにとって、ゲンのいいスタジアムかもしれないため、ちょっとは期待してしまうんですが、さて。ちなみに相手のイングランドはこのユーロ、延長戦なしで勝った試合がグループリーグ1節のセルビア戦とこのオランダ戦の2つだけ。延長戦は準々決勝ドイツ戦のみで、しかもここまで6連勝しているスペインの方が明らかに優勢に見えなくもないんですが、勝負は蓋を開けてみるまでわかりませんからね。カルバハル、ル・ノルマンが戻るとはいえ、ペドリに加え、腰痛のヘスス・ナバス、そして練習で筋肉系の負傷をしてしまったアジョセ(ベティス)ら、日曜午後9時(日本時間翌午前4時)からのイングランド戦に出られない選手もいますし、さすがに決勝まで来ると、最大の敵は疲労蓄積になりましょうか。
え、ユーロ、ユーロと私がかまけている間、実はマドリッドではクラブのプレシーズン練習が始まっているんじゃないかって?いやあ、その通りで今週はまずは月曜に弟分のラージョがマドリッド南部の練習場でスタート。ユーロに参加したバリウ(アルバニア)とラティウ(ルーマニア)、そしてパリ五輪代表サブメンバーに選ばれたカメージョらはまだ合流しておらず、補強もバルサBからCBのペラジョ・フェルナンデスを獲っただけとあまり、大きな動きはないんですが、リーガ開幕前の親善試合だけはすべて国外で、スポルティング・ブラガ、ビトリア、ヘーレンフェーン、ボーンマス、ウォルバーハンプトンと5つも決まっているのは手際がいいんだか、何なんだか。
翌火曜にはもう1つの弟分、ヘタフェが始動となり、今はまだ、コリセウムのすぐ側にある練習場でトレーニングしているものの、こちらは間もなくボルダラス監督の故郷に近い、アリカンテにキャンプに行く予定。それにしたって、怖いのは6月末には大量7選手のレンタル契約が終わり、更にマタ、マクシモビッチ(パナシナイコスへ移籍)、ポベダが退団したヘタフェながら、まだ補強がウチェ(セウタから移籍)とペテル(マドリーからレンタル、昨季はバレンシアでプレー)の2人しか、決まっていないことで、ええ、先日の新ユニプレゼンの席でアンヘル・トーレス会長がレンタル延長を匂わせていたグリーンウッド(マンチェスター・ユナイテッド)も結局、オリンピック・マルセイユに行ってしまいましたしね。
おまけにまだヒザの靭帯断裂からのリハビリ中のボルハ・マジョラルをレアル・ソシエダが狙っているという噂もあり、それこそ、彼を持っていかれたら、FWが1人もいない状態になるですが、まあ、マドリッドの兄貴分たちの好意頼みのヘタフェは毎年、補強ラッシュは8月後半にやって来ますからね。今はまだ様子見といったところでしょうが、来月半ばにはリーガが開幕するだけに、最初の数試合は苦労するかもしれませんね。
そして水曜には1部再昇格を果たしたレガネスがシュダッド・デポルティボ・ブタルケで練習を始めたんですが、こちらも大量10人の選手がすでに退団。一番痛いのは、守護神ディエゴ・コンデがビジャレアルに行ってしまったことですが、その一方で、買取オプションのおかげでエースのミゲール・デ・ラ・フエンテを始め、ファン・クルス、フランケサ、ブラサナツらがクラブの所有選手になれたなんてことも。この夏は8~10人程の補強を計画しているようですが、2部最短Uターンを避けるためにも、この夏には気合を入れて、いい選手を獲ってもらいたいものです。
そんな中、兄貴分のアトレティコも木曜夕方にはマハダオンダ(マドリッド近郊)の練習場で初セッションとなったため、猛暑のにめげずに、私も覗きに行ってみたんですけどね。一応、コケ、コレア、ジョレンテ、サムエル・リノ、リケルメ、レイニウド、レマルらが真っ黒に日焼けして、元気に戻って来たのは確認できたんですが、とにかく今はトップチームの選手の少ないことといったら、もう。それこそ、オブラク(スロベニア)とモルドバン(ルーマニア)がユーロに参加したGK陣など、Bチームのイトゥルベもスペイン五輪代表サブメンバーに入っているため、カンテラーノ(下部組織の選手)しかいなかったぐらいなんですが、もっとマズいのは未だに新顔が1人もいないことだったかと。
とりあえず、チームは土曜まで地元で練習した後、日曜午後には恒例のロス・アンヘレス・デ・サン・ラファエル(マドリッドから1時間の高原リゾート)キャンプに出発。今年も1週間だけ、そちらで体力増強をしてから、親善試合が始まるんですが…まさか、未だに中止となった中国ツアーの代替策が見つからず、ヌマンシア(RFEF2部/実質4部)とのヘスス・ヒル杯、香港でのキッチー戦、ストックホルムでのユベントス戦の3試合しか、決まっていないんですよ。
いやまあ、1チームだけ遅れて、来週月曜にスタートするマドリーも7月末からのアメリカツアーでのミラン、バルサ、チェルシー戦しか、予定は出ていませんけどね。エムバペ、エンドリック(パルメイラスから移籍)ら、大物2人の入団が早々に決まった、天下の2冠王者様とは違って、昨季はかろうじて、CL出場圏内の4位に留まったアトレティコはこのプレシーズン、やることが山積みなんじゃないかと思うんですが…とりあえず、ユーロが終われば、少なくともル・ノルマンの加入ぐらいは公式発表してもらえますかね。
広場周辺の交通遮断をして、簡易ステージを組み立てるのも、ええ、市当局は毎年のようにやっていますからね。段取りがわかっているだけに、手間が掛からなくていいのかもしれませんが、ここで1つ疑問が。そう、今年はナチョがやっていたように、シベレスでのお祝いは必ず、キャプテンが女神像にクラブの旗とマフラーを巻き付けて完了するんですが、スペイン代表の現キャプテンはモラタ。いくらマドリーでプレーした過去があるとはいえ、そんなことをしたら、アトレティコファンから総スカンを喰らうんじゃないかと思ったんですが、それとも第3キャプテンのカルハバルに代わってもらう?
まあ、どちらにしろ、人がごまんと集まる祝賀行事に私は行くつもりはなく、今回はレアル・マドリーTVはなくても、TVE(スペイン国営放送)やテレ・マドリッド(ローカルTV局)が追っかけ中継するのを自宅で見るつもりですが、むしろ残念だったのは、ユーロ決勝のパブリックビューイングをサンティアゴ・ベルナベウでやってくれないこと。そう、昨季のCL決勝ドルトムント戦もそちらで観戦したんですが、そこならシートに座れる上、スタジアム全面改装で設置された360度スクリーンだけでなく、ピッチに巨大スクリーンもあって、感動する程、見やすかったんですよ。
まあ、そんなことはともかく、ドイツから帰って来た私がマドリッド・リオ(マンサナレル河岸の緑地帯)で行われたパブリックビューイングで観戦してきたユーロ準決勝、スペインvsフランス戦がどうだったかをお伝えしていくことにすると。うーん、準々決勝ドイツ戦のパブリックビューイングが39℃という、猛暑予報のせいで中止となり、場所を変えて、これがマドリッド市内で最初の催しとなったんですけどね。この日は気温29℃とあまり暑さを心配する必要はなかったものの、まず下見しようと私が着いた午後7時30分頃は人もまばら。というか、広大なスペースにスクリーンがたった1つだけというのにも驚かされたんですが、お水やビールを売る屋台すらないとは一体、どういうこと?
一応、雰囲気を盛り上げるDJなどはいたものの、現地で至れり尽くせりのファンゾーンを見て来た後だけに、いかにもやっつけのパブリックビューイング会場という感は否めなかったかと。幸い石垣に座るところが見つかったため、そこで試合を見ていくことにしたんですが、キックオフが近づくにつれ、周りは到着するファンで大混雑状態に。ええ、スクリーンの正面に行って、90分or120分以上、完全立ち見をするだけの体力は、私にはありませんからね。
結局、人の頭と木の枝のせいで、視界を遮られてしまったため、自分のスマホで観戦することになったんですが、ミュンヘンでの試合の方は序盤から、波乱が発生。そう、5分にはジャマル(バルサ)のクロスをファビアン(PSG)がヘッドして、惜しくも枠を外したかと思えば、8分にはその日、とうとうフェイスガードを外して挑むことにしたエムバペが出したクロスをコロ・ムアニ(PSG)が見事に先制点にしてしまったんですよ。さすがにこの時は会場のファンも頭を抱えたものでしたが、大丈夫。
20分には今度は自分で狙うことにしたジャマルがエリア外から、GKメニャン(ミラン)の手の届かないゴール左隅にシュートを決めてしまったから、ビックリしたの何のって。それもこの試合前、「決勝をプレーしたいなら、ここまでやったこと以上のことを見せないといけない」と挑発してきたラビオ(ユベントスを退団)を切り返しての一発だっただけに、私もこの土曜にようやく、17才のバースデーを迎える逸材の才能に感嘆するしかなかったんですが、この日のスペインは逆転するのも早かったんです!
ええ、24分、出場停止のカルバハル(マドリー)の代わりに先発に入ったベテラン、38才のヘスス・ナバス(セビージャ)が撃ったシュートはサリバ(アーセナル)にブロックされてしまったものの、こぼれ球を抜け目なくダニ・オルモ(ライプツィヒ)がゲット。ドイツ戦でヒザを負傷したペドリ(バルサ)から、バトンタッチした彼が敵DFを見事にかわして、シュートしたところ、うーん、最後はクンデ(バルサ)が押し込むことになったんですけどね。何故か、オウンゴールにはならず、オルモの大会3点目となったんですが、「Es gol, gol es gol, da igual Koundé o mío, lo importante es la victoria y el pase。エス・ゴル、ゴル・エス・ゴル、ダ・イグアル・クンデ・オ・ミオ、ロ・インポルタンテ・エス・ラ・ビクトリア・イ・エル・パセ(ゴールさ。ゴールはゴールだ。クンデのでもボクのでも構わない。大事なのは勝利と決勝進出だ)」(オルモ)とは、まさに然り。
そのまま2-1で後半に入ったスペインは、早くも7分に負傷でナバスを失ったものの、ル・ノルマン(レアル・ソシエダ)も累積警告で出場停止の折り、お役立ちだったのがマルチDFのナチョ(マドリーを退団して、今季からアル・カーディシーヤでプレー)。総員ローテションとなったアルバニア戦以来となるビビアン(アスレティック)がピッチに入り、ナチョを右SBに回したデ・ラ・フエンテ監督だったんですが、それでもまったくチームの守備レベルが落ちないんですから、凄いじゃないですか。
実際、逆転されたフランスも手をこまねいていた訳ではなく、ええ、16分には3人を一斉交代。カンテ(アル・イティハド)、ラビオ、コロ・ムアニをカマビンガ(マドリー)、バルコア(PSG)、そして今大会、グループリーグ3節のポーランド戦以来、2度目の控えスタートとなったグリーズマン(アトレティコ)を投入したんですけどね。それでもたったの1点を最後まで返すことはできず、うーん、2度程あったシュートチャンスでエムバペが決めていれば、正直、相手にも勝機はあったかと。後で当人も「このユーロはボクにとって、失敗だった」と認めていたため、別に大会明けのマドリーのプレゼンで、スペイン人ファンの受けが悪くなることを心配したせいではないでしょうが、最後はグリーズマンのヘッドも外れて、試合は2-1で終了です。
おかげで最後に優勝した2012年以来となるスペインの決勝進出が決まったんですが、試合後のピッチでのお祝いではドッキリさせてくれた選手が約1名。それはこの日もゴールを決めることができなかったモラタで、代表スタッフにぶつかられ、ヒザを打撲して、チームメートと集合写真を撮る時もヨロヨロしていたんですが、どうやら、ベースキャンプ地のドナウエッシンゲンに戻った木曜の練習では完全に回復していたよう。ええ、デ・ラ・フエンテ監督も「Hace el trabajo que necesita el equipo, y por eso es indiscutible/アセ・エル・トラバッホ・ケ・ネセシータ・エル・エキポ、イ・ポル・エソ・エス・インディスクティブレ(チームに必要とされる仕事をしている。だから絶対レギュラーなんだ)」と言っていた程、彼は頼りにされていますからね。
よって、翌水曜、ドルトムントで行われたもう1つの準決勝では前半7分にシャビ・シモンズ(PSG)のgolazo(ゴラソ/スーパーゴール)でオランダに先制されながら、ハリー・ケインがダンフリース(ミラン)と足をぶつけたプレーでPKをゲットして、同点に。最後は後半ロスタイムにワトキンズ(アストン・ビラ)のゴールで1-2と勝利したイングランドと当たる決勝でも、スペインを牽引するのはモラタということになりますが、会場のベルリン・オリンピアシュタディオンはグループリーグ初戦のクロアチア戦で当人が今大会唯一のゴールを挙げた場所ですからね。
もしかしたら、モラタにとって、ゲンのいいスタジアムかもしれないため、ちょっとは期待してしまうんですが、さて。ちなみに相手のイングランドはこのユーロ、延長戦なしで勝った試合がグループリーグ1節のセルビア戦とこのオランダ戦の2つだけ。延長戦は準々決勝ドイツ戦のみで、しかもここまで6連勝しているスペインの方が明らかに優勢に見えなくもないんですが、勝負は蓋を開けてみるまでわかりませんからね。カルバハル、ル・ノルマンが戻るとはいえ、ペドリに加え、腰痛のヘスス・ナバス、そして練習で筋肉系の負傷をしてしまったアジョセ(ベティス)ら、日曜午後9時(日本時間翌午前4時)からのイングランド戦に出られない選手もいますし、さすがに決勝まで来ると、最大の敵は疲労蓄積になりましょうか。
え、ユーロ、ユーロと私がかまけている間、実はマドリッドではクラブのプレシーズン練習が始まっているんじゃないかって?いやあ、その通りで今週はまずは月曜に弟分のラージョがマドリッド南部の練習場でスタート。ユーロに参加したバリウ(アルバニア)とラティウ(ルーマニア)、そしてパリ五輪代表サブメンバーに選ばれたカメージョらはまだ合流しておらず、補強もバルサBからCBのペラジョ・フェルナンデスを獲っただけとあまり、大きな動きはないんですが、リーガ開幕前の親善試合だけはすべて国外で、スポルティング・ブラガ、ビトリア、ヘーレンフェーン、ボーンマス、ウォルバーハンプトンと5つも決まっているのは手際がいいんだか、何なんだか。
翌火曜にはもう1つの弟分、ヘタフェが始動となり、今はまだ、コリセウムのすぐ側にある練習場でトレーニングしているものの、こちらは間もなくボルダラス監督の故郷に近い、アリカンテにキャンプに行く予定。それにしたって、怖いのは6月末には大量7選手のレンタル契約が終わり、更にマタ、マクシモビッチ(パナシナイコスへ移籍)、ポベダが退団したヘタフェながら、まだ補強がウチェ(セウタから移籍)とペテル(マドリーからレンタル、昨季はバレンシアでプレー)の2人しか、決まっていないことで、ええ、先日の新ユニプレゼンの席でアンヘル・トーレス会長がレンタル延長を匂わせていたグリーンウッド(マンチェスター・ユナイテッド)も結局、オリンピック・マルセイユに行ってしまいましたしね。
おまけにまだヒザの靭帯断裂からのリハビリ中のボルハ・マジョラルをレアル・ソシエダが狙っているという噂もあり、それこそ、彼を持っていかれたら、FWが1人もいない状態になるですが、まあ、マドリッドの兄貴分たちの好意頼みのヘタフェは毎年、補強ラッシュは8月後半にやって来ますからね。今はまだ様子見といったところでしょうが、来月半ばにはリーガが開幕するだけに、最初の数試合は苦労するかもしれませんね。
そして水曜には1部再昇格を果たしたレガネスがシュダッド・デポルティボ・ブタルケで練習を始めたんですが、こちらも大量10人の選手がすでに退団。一番痛いのは、守護神ディエゴ・コンデがビジャレアルに行ってしまったことですが、その一方で、買取オプションのおかげでエースのミゲール・デ・ラ・フエンテを始め、ファン・クルス、フランケサ、ブラサナツらがクラブの所有選手になれたなんてことも。この夏は8~10人程の補強を計画しているようですが、2部最短Uターンを避けるためにも、この夏には気合を入れて、いい選手を獲ってもらいたいものです。
そんな中、兄貴分のアトレティコも木曜夕方にはマハダオンダ(マドリッド近郊)の練習場で初セッションとなったため、猛暑のにめげずに、私も覗きに行ってみたんですけどね。一応、コケ、コレア、ジョレンテ、サムエル・リノ、リケルメ、レイニウド、レマルらが真っ黒に日焼けして、元気に戻って来たのは確認できたんですが、とにかく今はトップチームの選手の少ないことといったら、もう。それこそ、オブラク(スロベニア)とモルドバン(ルーマニア)がユーロに参加したGK陣など、Bチームのイトゥルベもスペイン五輪代表サブメンバーに入っているため、カンテラーノ(下部組織の選手)しかいなかったぐらいなんですが、もっとマズいのは未だに新顔が1人もいないことだったかと。
とりあえず、チームは土曜まで地元で練習した後、日曜午後には恒例のロス・アンヘレス・デ・サン・ラファエル(マドリッドから1時間の高原リゾート)キャンプに出発。今年も1週間だけ、そちらで体力増強をしてから、親善試合が始まるんですが…まさか、未だに中止となった中国ツアーの代替策が見つからず、ヌマンシア(RFEF2部/実質4部)とのヘスス・ヒル杯、香港でのキッチー戦、ストックホルムでのユベントス戦の3試合しか、決まっていないんですよ。
いやまあ、1チームだけ遅れて、来週月曜にスタートするマドリーも7月末からのアメリカツアーでのミラン、バルサ、チェルシー戦しか、予定は出ていませんけどね。エムバペ、エンドリック(パルメイラスから移籍)ら、大物2人の入団が早々に決まった、天下の2冠王者様とは違って、昨季はかろうじて、CL出場圏内の4位に留まったアトレティコはこのプレシーズン、やることが山積みなんじゃないかと思うんですが…とりあえず、ユーロが終われば、少なくともル・ノルマンの加入ぐらいは公式発表してもらえますかね。
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ラ・リーガとバルセロナの問題にCSDの委員長が言及…ラ・リーガのミスを指摘「物事が正しく行われていないのに、主張しても意味がない」
国立スポーツ高等評議会(CSD)のホセ・マヌエル・ロドリゲス・ウリベス委員長が、ラ・リーガとバルセロナの間の問題に言及。問題点を指摘した。 バルセロナのスペイン代表MFダニ・オルモ、スペイン人FWパウ・ビクトルの登録問題を巡り、ラ・リーガと対立構造が続いている。 ダニ・オルモとパウ・ビクトルはサラリーキャップの問題で選手登録できなかったが、アンドレアス・クリステンセン、ロナルド・アラウホのケガもあり、特例で登録を認められた。 しかし、サラリーキャップの改善が認められず、特例期間を過ぎたために登録抹消を発表。ただ、バルセロナがCSDに訴えて登録を認められた。それでもラ・リーガはバルセロナが発表した財政問題を指摘し、登録を認めないと再度発表。ただ、再びバルセロナはCSDに訴え、2人の今シーズン終了までの登録を許可した。 二転三転する中で、ラ・リーガはやはりこの件を認めず。行政上の異議申し立てを行っていた。 そんな中、スペイン『エル・チリンギート』が委員長のインタビューを伝え、2人の登録を認めたのはラ・リーガのミスだと指摘した。 「我々はバルサと選手らが申し立てた異議を解決したが、それは厳密な法的基準に基づいて行われた。これは些細な問題ではない。法律上、手続きが鍵となる。定められた手続きに従わなければ、決定は有効性を失う。この正式な誤りがオルモをピッチに立たせた」 「頑固なのではなく、間違っているのだ。物事が正しく行われていないのに、主張しても意味がない」 ロドリゲス・ウリベス委員長はそもそも夏にこの2人を登録したことが間違っていると指摘している。 「オルモは(ミスがなかったら)おそらくプレーしていなかっただろう。フェアプレーの根本的な問題について、我々にはラ・リーガやRFEFに取って代わる権限はない」 「そう考えると大げさに聞こえるかもしれないが、おそらくそうだ」 「ラ・リーガは、クラブが12月31日ではなく1月3日に規則を遵守していたことを認めたが、今再び疑問視している」 二転三転する今回の問題。解決までは一筋縄では行かなそうだが、2週間以内に判決が下されることになるようだ。 2025.04.08 14:30 Tue5
バルサの命運を握るVIP席…1億ユーロで売却できればダニ・オルモ登録可能に、一部合意も現時点では足りず
スペイン代表MFダニ・オルモの登録に関して、暫定措置が拒否されるという事態に陥ったバルセロナ。1月の移籍市場が開く目前ということ、そして暫定措置の期限が12月31日であることから、大きな注目を集めている。 バルセロナは、厳密な財務規定を定めるラ・リーガにおいて近年はこれまでの杜撰な経営のツケを払い、サラリーキャップによる選手登録問題を抱え続けている。 財政問題があると言いながらも、各国代表クラスの選手を獲得し続ける中、結果的にその皺寄せを受けることになりながらも、まるで自転車操業状態となっている。 今夏もRBライプツィヒからダニ・オルモを獲得したが、当然サラリーキャップ制度に引っかかることに。ただ、デンマーク代表DFアンドレアス・クリステンセン、ウルグアイ代表DFロナルド・アラウホの長期離脱による特例措置を有効活用し、ダニ・オルモと共にスペイン人FWパウ・ビクトルを暫定措置で選手登録させていた。 しかし、期限が迫っていた中、暫定措置の延長を求めたバルセロナだったが、そこまで上手くことは運ばない。バルセロナの第10商事裁判所が申し出を却下。クラブは控訴する予定とされているが、12月31日をもって一旦両選手は選手登録を外れることになる。 ダニ・オルモがプレーできないとなれば、当然他のクラブが関心を寄せるもの。プレミアリーグのクラブが動向を注視すると応じられた中、スペイン『ムンド・デポルティボ』が朗報を伝えた。 資金獲得に奔走していたジョアン・ラポルタ会長が中東から巨額の資金を持ち帰る予定だという。 ラポルタ会長はドバイを訪れており、現在改装中のSpotifyカンプ・ノウのVIP席を販売しているとのこと。その額は総額1億ユーロ(約164億5000万円)となり、既に一部が合意に達しているという。 ただ、合意分ではダニ・オルモを登録するためには不足しているとのこと。引き続き1億ユーロでの交渉成立を目指しているという。 この動きが全て達成されれば、全ての金額を補強や給与に充てられる状況となるだけに、クラブにとっては重要な局面を迎えている。仮に破談となれば、すぐ解決することは不可能な状況。しっかりと交渉し、ハシゴを外されないことを祈るばかりだろう。 2024.12.29 23:45 Sunスペイン代表の人気記事ランキング
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ラ・ロハ浮沈のカギを握る世界最高峰のピボーテ/ロドリ(スペイン代表)【ユーロ2024】
14日、ユーロ2024がいよいよ開幕。ドイツで行われる今大会は24カ国が出場し、7月14日までの1カ月間開催される。 今大会には最後の国際大会になる選手や、所属クラブで躍動した若手選手まで、622名の選手にプレーの可能性がある状況。出場24カ国を注目選手と共に紹介していく。 <span class="paragraph-subtitle">■スペイン代表</span> 出場回数:8大会連続12回目 最高成績:優勝(1964、2008、2012) ユーロ2020結果:ベスト4 予選結果:グループA・1位 監督:ルイス・デ・ラ・フエンテ <span style="font-weight:800">◆注目選手</span> MFロドリ(マンチェスター・シティ) 1996年6月22日(27歳) ラ・ロハ浮沈のカギを握る世界最高峰のピボーテ。“ティキ・タカ”隆盛の2008年大会、2012年大会の連覇から10年以上が経過し、すっかりフットボールのトレンドが変化した中、近年はユーロ、ワールドカップの舞台で苦戦が続くスペイン代表。 FWラミン・ヤマルと楽しみなティーンエイジャーに大きな期待が集まる一方、黄金期に比べて各ポジションのタレントは小粒となり、真のワールドクラスと呼べるタレントはマンチェスター・シティの中盤に君臨する27歳MFのみと言っても過言はなく、今大会のキーマンとなるはずだ。 ビジャレアルで台頭し、アトレティコ・マドリーを経て2019年に加入したシティで稀代の名将グアルディオラの薫陶を受け、世界最高峰のピボーテに進化を遂げたロドリは、巧さ、強さ、戦術眼をハイレベルで完備する完全無欠のMF。的確なポジショニング、視野の広さ、複雑な状況を瞬時に処理する判断能力の高さによって攻守両面で難度の高いプレーを事もなげにやってのける安定感が最大の特長だ。 シティの前人未踏のリーグ4連覇に貢献し、直近のFAカップで敗れるまで出場した公式戦74試合連続無敗という快記録を残した“負けない男”は、前大会王者イタリアとクロアチアと同居した最激戦区突破を目指す無敵艦隊にとって最も重要な存在となるはずだ。 <span style="font-weight:800">◆試合日程</span> ▽6月15日(土) 《25:00》 【B】スペイン代表 vs クロアチア代表 ▽6月20日(木) 《28:00》 【B】スペイン代表 vs イタリア代表 ▽6月24日(月) 《25:00》 【B】アルバニア代表 vs スペイン代表 <span style="font-weight:800">◆招集メンバー</span> GK 1.ダビド・ラヤ(アーセナル/イングランド) 13.アレックス・レミロ(レアル・ソシエダ) 23.ウナイ・シモン(アスレティック・ビルバオ) DF 2.ダニエル・カルバハル(レアル・マドリー) 3.ロビン・ル・ノルマン(レアル・ソシエダ) 4.ナチョ・フェルナンデス(レアル・マドリー) 5.ダニ・ビビアン(アスレティック・ビルバオ) 12.アレハンドロ・グリマルド(レバークーゼン/ドイツ) 14.アイメリク・ラポルテ(マンチェスター・シティ/イングランド) 22.ヘスス・ナバス(セビージャ) 24.マルク・ククレジャ(チェルシー/イングランド) MF 6.ミケル・メリーノ(レアル・ソシエダ) 8.ファビアン・ルイス(パリ・サンジェルマン/フランス) 15.アレックス・バエナ(ビジャレアル) 16.ロドリ(マンチェスター・シティ/イングランド) 18.マルティン・スビメンディ(レアル・ソシエダ) 20.ペドリ(バルセロナ) 25.フェルミン・ロペス(バルセロナ) FW 7.アルバロ・モラタ(アトレティコ・マドリー) 9.ホセル(レアル・マドリー) 10.ダニ・オルモ(RBライプツィヒ/ドイツ) 11.フェラン・トーレス(バルセロナ) 17.ニコ・ウィリアムズ(アスレティック・ビルバオ) 19.ラミン・ヤマル(バルセロナ) 21.ミケル・オヤルサバル(レアル・ソシエダ) 26.アジョセ・ペレス(レアル・ベティス) <span class="paragraph-title">【動画】シティの中盤を支えるロドリ、2023-24プレー集</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="UVwOKmIFD0g";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.06.15 18:30 Sat2
カタール移籍の34歳ホセルが今月でスペイン代表からフェードアウトへ? デ・ラ・フエンテ監督はA代表未経験の若手に熱視線
アル・ガラファのFWホセル(34)が、9月を最後にスペイン代表からフェードアウトか。 ホセルは30歳過ぎまでスペインやイングランドの中堅クラブを渡り歩き、エスパニョールでのゴール量産が契機となって、昨季レアル・マドリーへのレンタル移籍を掴み取った。 1年を通じ、ジョーカーとして公式戦17得点。 ラ・リーガ優勝にチャンピオンズリーグ(CL)優勝も経験し、その仕事力が評価されてスペイン代表に控えながら定着…そしてユーロ2024優勝と、出色の23-24シーズンとなった。 ただ、今夏マドリーへ完全移籍後、すぐにカタール1部はアル・ガラファへ転売の形で完全移籍。迎えた今季、公式戦全4試合にフル出場でノーゴールと、期待値を下回る出だしとなっている。 スペイン『Relevo』によると、9月の代表ウィークに関しては「アルバロ・モラタが負傷中だから選出された」とのこと。 バイタルエリアで勝負するタイプのセンターフォワードが限られるなか、ルイス・デ・ラ・フエンテ監督は中東へ向かった34歳ホセルを中・長期的視野でメインの構想に含めず。 5日のセルビア戦では、アジョセ・ペレスがモラタの代役として先発起用されている。 それでもホセルはセルビア戦に途中出場。しかし、迎えたチャンスを活かせず、試合も0-0ドロー決着…8日にスイス戦も残すなか、代表キャリアがより終焉に傾いたとのことだ。 関係者によると、デ・ラ・フエンテ監督はA代表未経験のストライカーから、FWサム・オモロディオン(20/ポルト)、FWマテオ・ジョセフ・フェルナンデス(20/リーズ・ユナイテッド)、FWイザーク・ロメロ(24/セビージャ)、FWウーゴ・ドゥロ(24/バレンシア)に熱視線を送っているそうだ。 <span class="paragraph-title">【写真】7日のUEFAネーションズリーグ一覧...アイルランドvsイングランドなど</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr"><a href="https://twitter.com/hashtag/NationsLeague?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#NationsLeague</a> Matchday! <a href="https://t.co/yctOxG2AML">pic.twitter.com/yctOxG2AML</a></p>— UEFA Nations League DE (@EURO2024DE) <a href="https://twitter.com/EURO2024DE/status/1832313072221905063?ref_src=twsrc%5Etfw">September 7, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.09.07 16:20 Sat3
北中米W杯の欧州予選組み合わせ決定! 12カ国+POの4カ国が出場権獲得、来年3月からスタート【2026年北中米W杯欧州予選】
欧州サッカー連盟(UEFA)は13日、2026年北中米ワールドカップ(W杯)欧州予選の組み合わせ抽選会を実施した。 アメリカ、カナダ、メキシコの3カ国が共催する次のW杯。これまでの32カ国から、48カ国に出場国が増加し、規模が大きくなった初の大会となる。 アジア、南米、アフリカではすでにW杯予選がスタートしている中、ヨーロッパはUEFAネーションズリーグ(UNL)が開催されており、ここから本格的に予選がスタートする。 12のグループに分かれて行われる欧州予選。各グループの1位はW杯出場権を獲得。グループ2位の12カ国はプレーオフに進出し、その中から4カ国が出場権を獲得。ヨーロッパからは合計16カ国が出場することとなる。 UNLの準々決勝以降はまだ行われていないため、一部のグループは組み合わせが決まっていない中、確定しているグループもある。 イングランド代表はグループKに入り、5カ国で戦うことに。セルビア代表、アルバニア代表、ラトビア代表、アンドラ代表と同居した。 また、ベルギー代表はグループJに入り、ウェールズ代表、北マケドニア代表、カザフスタン代表、リヒテンシュタイン代表と同居している。 欧州予選は2025年3月から11月までの5回のインターナショナル・マッチウィークで行われることに。4カ国で組まれているグループAからFまでは9月まで予選が行われないこととなる。 <h3>◆2026年北中米W杯欧州予選組み合わせ</h3> 【グループA】 ドイツ/イタリア勝者 スロバキア 北アイルランド ルクセンブルク 【グループB】 スイス スウェーデン スロベニア コソボ 【グループC】 ポルトガル/デンマーク勝者 ギリシャ スコットランド ベラルーシ 【グループD】 フランス/クロアチア勝者 ウクライナ アイスランド アゼルバイジャン 【グループE】 スペイン/オランダ勝者 トルコ ジョージア ブルガリア 【グループF】 ポルトガル/デンマーク敗者 ハンガリー アイルランド アルメニア 【グループG】 スペイン/オランダ敗者 ポーランド フィンランド リトアニア マルタ 【グループH】 オーストリア ルーマニア ボスニアヘルツェゴビナ キプロス サンマリノ 【グループI】 ドイツ/イタリア敗者 ノルウェー イスラエル エストニア モルドバ 【グループJ】 ベルギー ウェールズ 北マケドニア カザフスタン リヒテンシュタイン 【グループK】 イングランド セルビア アルバニア ラトビア アンドラ 【グループL】 フランス/クロアチア敗者 チェコ モンテネグロ フェロー諸島 ジブラルタル 2024.12.14 01:07 Sat4
活躍止まらない17歳ヤマル、筋肉量は1年で8キロ増…技術の礎は「犬との駆け引き」
バルセロナのスペイン代表FWラミン・ヤマルの飛躍は、たゆまぬ努力の裏付けのようだ。スペイン『AS』が伝えた。 先日フランス・フットボールが発表した2023-24シーズンのバロンドール候補30名、及び21歳以下の若手が対象となるコパ・トロフィー候補10名にダブル選出されたヤマル。8日に行われたUEFAネーションズリーグ(UNL)のスイス代表戦でも、突破からのクロスでFWホセルの先制点をアシストした。 そんな驚異の17歳は、7日に刊行されたフランス・フットボールの表紙に。年上とのストリートサッカーや、犬とのドリブルで技術を磨いたことを明かし、「犬との駆け引きほど難しいものはない」と述べている。 一方、バルセロナで主力の座を掴んだ昨シーズンは、筋肉トレーニングの成果も出ていた模様。チャビ・エルナンデス前監督とフィジカルチームは、適度な起用でプレー時間を調整しながらジムには何時間も通わせ、筋肉量は1年で8キロ増加したという。 身長も1年で10cm伸びるなど、フィジカル面の成長が著しいヤマル。今シーズンはすでにラ・リーガの4試合で1ゴール4アシストを記録しているが、どれだけの活躍を見せてくれるのだろうか。 <span class="paragraph-title">【写真】磨きがかかっているヤマルの肉体</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/p/C-TKuaAtYPW/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; border:0; border-radius:3px; box-shadow:0 0 1px 0 rgba(0,0,0,0.5),0 1px 10px 0 rgba(0,0,0,0.15); margin: 1px; max-width:540px; min-width:326px; padding:0; width:99.375%; width:-webkit-calc(100% - 2px); width:calc(100% - 2px);"><div style="padding:16px;"> <a href="https://www.instagram.com/p/C-TKuaAtYPW/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" style=" background:#FFFFFF; line-height:0; padding:0 0; text-align:center; text-decoration:none; width:100%;" target="_blank"> <div style=" display: flex; flex-direction: row; align-items: center;"> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; flex-grow: 0; height: 40px; margin-right: 14px; width: 40px;"></div> <div style="display: flex; flex-direction: column; flex-grow: 1; justify-content: center;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; margin-bottom: 6px; width: 100px;"></div> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; width: 60px;"></div></div></div><div style="padding: 19% 0;"></div> <div style="display:block; height:50px; margin:0 auto 12px; width:50px;"><svg width="50px" height="50px" viewBox="0 0 60 60" version="1.1" xmlns="https://www.w3.org/2000/svg" xmlns:xlink="https://www.w3.org/1999/xlink"><g stroke="none" stroke-width="1" fill="none" fill-rule="evenodd"><g transform="translate(-511.000000, -20.000000)" fill="#000000"><g><path d="M556.869,30.41 C554.814,30.41 553.148,32.076 553.148,34.131 C553.148,36.186 554.814,37.852 556.869,37.852 C558.924,37.852 560.59,36.186 560.59,34.131 C560.59,32.076 558.924,30.41 556.869,30.41 M541,60.657 C535.114,60.657 530.342,55.887 530.342,50 C530.342,44.114 535.114,39.342 541,39.342 C546.887,39.342 551.658,44.114 551.658,50 C551.658,55.887 546.887,60.657 541,60.657 M541,33.886 C532.1,33.886 524.886,41.1 524.886,50 C524.886,58.899 532.1,66.113 541,66.113 C549.9,66.113 557.115,58.899 557.115,50 C557.115,41.1 549.9,33.886 541,33.886 M565.378,62.101 C565.244,65.022 564.756,66.606 564.346,67.663 C563.803,69.06 563.154,70.057 562.106,71.106 C561.058,72.155 560.06,72.803 558.662,73.347 C557.607,73.757 556.021,74.244 553.102,74.378 C549.944,74.521 548.997,74.552 541,74.552 C533.003,74.552 532.056,74.521 528.898,74.378 C525.979,74.244 524.393,73.757 523.338,73.347 C521.94,72.803 520.942,72.155 519.894,71.106 C518.846,70.057 518.197,69.06 517.654,67.663 C517.244,66.606 516.755,65.022 516.623,62.101 C516.479,58.943 516.448,57.996 516.448,50 C516.448,42.003 516.479,41.056 516.623,37.899 C516.755,34.978 517.244,33.391 517.654,32.338 C518.197,30.938 518.846,29.942 519.894,28.894 C520.942,27.846 521.94,27.196 523.338,26.654 C524.393,26.244 525.979,25.756 528.898,25.623 C532.057,25.479 533.004,25.448 541,25.448 C548.997,25.448 549.943,25.479 553.102,25.623 C556.021,25.756 557.607,26.244 558.662,26.654 C560.06,27.196 561.058,27.846 562.106,28.894 C563.154,29.942 563.803,30.938 564.346,32.338 C564.756,33.391 565.244,34.978 565.378,37.899 C565.522,41.056 565.552,42.003 565.552,50 C565.552,57.996 565.522,58.943 565.378,62.101 M570.82,37.631 C570.674,34.438 570.167,32.258 569.425,30.349 C568.659,28.377 567.633,26.702 565.965,25.035 C564.297,23.368 562.623,22.342 560.652,21.575 C558.743,20.834 556.562,20.326 553.369,20.18 C550.169,20.033 549.148,20 541,20 C532.853,20 531.831,20.033 528.631,20.18 C525.438,20.326 523.257,20.834 521.349,21.575 C519.376,22.342 517.703,23.368 516.035,25.035 C514.368,26.702 513.342,28.377 512.574,30.349 C511.834,32.258 511.326,34.438 511.181,37.631 C511.035,40.831 511,41.851 511,50 C511,58.147 511.035,59.17 511.181,62.369 C511.326,65.562 511.834,67.743 512.574,69.651 C513.342,71.625 514.368,73.296 516.035,74.965 C517.703,76.634 519.376,77.658 521.349,78.425 C523.257,79.167 525.438,79.673 528.631,79.82 C531.831,79.965 532.853,80.001 541,80.001 C549.148,80.001 550.169,79.965 553.369,79.82 C556.562,79.673 558.743,79.167 560.652,78.425 C562.623,77.658 564.297,76.634 565.965,74.965 C567.633,73.296 568.659,71.625 569.425,69.651 C570.167,67.743 570.674,65.562 570.82,62.369 C570.966,59.17 571,58.147 571,50 C571,41.851 570.966,40.831 570.82,37.631"></path></g></g></g></svg></div><div style="padding-top: 8px;"> <div style=" color:#3897f0; 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