スコットランドでもFWばりの得点感覚を光らせる大型の中盤/スコット・マクトミネイ(スコットランド代表)【ユーロ2024】

2024.06.14 18:00 Fri
スコットランドの注目はマクトミネイ
Getty Images
スコットランドの注目はマクトミネイ
14日、ユーロ2024がいよいよ開幕。ドイツで行われる今大会は24カ国が出場し、7月14日までの1カ月間開催される。

今大会には最後の国際大会になる選手や、所属クラブで躍動した若手選手まで、622名の選手にプレーの可能性がある状況。出場24カ国を注目選手と共に紹介していく。

スコットランド代表
出場回数:2大会連続4回目
最高成績:グループステージ敗退(1992、1996、2020)
ユーロ2020結果:グループステージ敗退
予選結果:グループA・2位
監督:スティーブ・クラーク
◆注目選手
MFスコット・マクトミネイ(マンチェスター・ユナイテッド)
1996年12月8日(27歳)

ドイツ代表との開幕ゲームに指名されたスコットランド代表。大会直前にもリンドン・ダイクスらが負傷離脱と欠場者が多いが、キャプテンのアンドリュー・ロバートソンをはじめ、ジョン・マッギンカラム・マクレガーら経験豊かな選手が揃う。そうした顔ぶれで初のグループステージ突破を目指すなか、注目したい1人がスコット・マクトミネイだ。
今季のユナイテッドでは当初こそ出番を待つ日々が続いたが、ケガ人続きのチーム事情も追い風となり、終わってみれば公式戦43試合に出場。その出場数は49試合を記録した2020–21シーズンの自己ベストに次ぐもので、個人としてもこのユーロを良い状態で迎えると言っていい。

そんな27歳MFは中盤の選手だが、クラブと代表のそれぞれでFW顔負けの得点感覚を発揮して異彩。ユナイテッドで自己最多のシーズン10ゴールを決めたなか、代表でもユーロ予選の8試合で7得点とゴールゲッターとしての顔を見せ、2大会連続の本大会行きに大きく貢献した。

今大会の代表では今季のハーツで公式戦31ゴールのローレンス・シャンクランドといったアタッカーもいるが、190cmオーバーのサイズも生かしてゴールに向かっていくユナイテッドMFのプレーもチームの攻撃において武器の1つ。本大会でも予選のように得点感覚を発揮するようだと、ホスト国と同居の厳しい組でチームも勢いに乗るはずだ。

◆試合日程
▽6月14日(金)
《28:00》※開幕戦
【A】ドイツ代表 vs スコットランド代表

▽6月19日(水)
《28:00》
【A】スコットランド代表 vsスイス代表

▽6月23日(日)
《28:00》
【A】スコットランド代表 vs ハンガリー代表

◆招集メンバー
GK
1.アンガス・ガン(ノリッジ・シティ/イングランド)
12.リアム・ケリー(マザーウェル)
21.ザンダー・クラーク(ハート・オブ・ミドロシアン)

DF
2.アンソニー・ラルストン(セルティック)
3.アンドリュー・ロバートソン(リバプール/イングランド)
5.グラント・ハンリー(ノリッジ・シティ/イングランド)
6.キーラン・ティアニー(レアル・ソシエダ/スペイン)
13.ジャック・ヘンドリー(アル・イテファク/サウジアラビア)
15.ライアン・ポーテアス(ワトフォード/イングランド)
16.リアム・クーパー(リーズ・ユナイテッド/イングランド)
22.ロス・マクローリー(ブリストル・シティ/イングランド)
24.グレッグ・テイラー(セルティック)
26.スコット・マッケンナ(コペンハーゲン/デンマーク)

MF
4.スコット・マクトミネイ(マンチェスター・ユナイテッド/イングランド)
7.ジョン・マッギン(アストン・ビラ/イングランド)
8.カラム・マクレガー(セルティック)
14.ビリー・ギルモア(ブライトン&ホーヴ・アルビオン/イングランド)
17.スチュアート・アームストロング(サウサンプトン/イングランド)
18.ルイス・モーガン(ニューヨーク・レッドブルズ/アメリカ)
20.ライアン・ジャック(レンジャーズ)
23.ケニー・マクリーン(ノリッジ・シティ/イングランド)
25.ジェームズ・フォレスト(セルティック)

FW
9.ローレンス・シャンクランド(ハート・オブ・ミドロシアン)
10.チェ・アダムス(サウサンプトン/イングランド)
11.ライアン・クリスティ(ボーンマス/イングランド)
19.トミー・コンウェイ(ブリストル・シティ/イングランド)

スコット・マクトミネイの関連記事

ナポリのアントニオ・コンテ監督が11日にホームで行われ、2-2で引き分けたセリエA第36節ジェノア戦後にコメントした。 直前の試合で2位インテルがトリノに勝利したため暫定ながら勝ち点で並ばれた中で迎えたジェノア戦。15分にMFスコット・マクトミネイのスルーパスを受けたFWロメル・ルカクが先制ゴールを奪ったナポリだ 2025.05.12 14:30 Mon
レガ・セリエAは8日、4月のセリエA月間最優秀選手賞を発表し、ナポリのスコットランド代表MFスコット・マクトミネイ(28)を選出した。 4月に行われたセリエAの4試合を3勝1分けで終え、首位に返り咲いたナポリ。その中でマクトミネイは、第32節のエンポリ戦、第33節のモンツァ戦、第34節のトリノ戦と3試合連続でゴー 2025.05.09 11:05 Fri
マンチェスター・シティのイングランド代表FWジャック・グリーリッシュ(29)に対して、ナポリが関心を持っているようだ。イギリス『サン』が伝えた。 アストン・ビラの下部組織で育ち、2021年8月にシティへと完全移籍で加入したグリーリッシュ。背番号10を背負う中で、ここまで公式戦156試合で17ゴール23アシストを記 2025.05.08 18:25 Thu
セリエAで首位に立ったナポリ。インテルとの熾烈な首位争いで一歩リードした中、スポーツ・ディレクター(SD)を務めるジョバンニ・マンナ氏がチームを牽引する選手たちを準えたいとした。 アントニオ・コンテ監督が就任したナポリ。インテルが首位を走っていた中、シーズン最終盤になり首位に立つことに成功した。 残り4試合 2025.04.28 20:45 Mon
ナポリは27日、セリエA第34節でトリノをホームに迎え、2-0で勝利した。 前節モンツァにウノゼロ勝利とし、久々の連勝として首位インテルを捉えた2位ナポリ(勝ち点71)は、ボンジョルノとザンボ・アンギサが先発に復帰。ベストメンバーで臨んだ。 同日の試合でインテルがローマに敗れたため、勝利すれば首位浮上となる 2025.04.28 05:46 Mon

スコットランド代表の関連記事

UEFAネーションズリーグ(UNL)2024-25のプレーオフで敗れ、リーグBに降格したスコットランド代表の面々が、厳しい戦いを反省した。イギリス『BBC』が伝えた。 リーグAとリーグBの昇格・降格プレーオフに臨んでいたスコットランド。ギリシャとの1stレグは1-0で勝利を収めてリードを奪っていた。 そんな 2025.03.24 16:30 Mon
UEFAネーションズリーグ(UNL)・リーグA/B昇降格プレーオフ2ndレグの4試合が23日に欧州各地で行われた。 リーグA各グループ3位チームとリーグB各グループ2位チームによる入れ替え戦。 3日前に行われた敵地での1stレグでウクライナ代表に先勝を許したベルギー代表は、その試合からスタメンを7人変更。F 2025.03.24 07:00 Mon
UEFAネーションズリーグ(UNL)・リーグA/B昇降格プレーオフ1stレグの4試合が20日に欧州各地で行われた。 リーグA各グループ3位チームとリーグB各グループ2位チームによる入れ替え戦。 リーグA・グループ2を3位で終えたベルギー代表は、中立地のスペインでリーグB・グループ1を2位で終えたウクライナ代 2025.03.21 07:10 Fri
スコットランドサッカー協会(SFA)は11日、UEFAネーションズリーグ2024-25に臨むスコットランド代表メンバー23名を発表した。 スコットランドはリーグA・グループ1で3位となり昇格・降格プレーオフに臨むことに。降格を避けるべく、リーグB・グループ2で2位となったギリシャ代表とホーム(3/23)&アウェイ 2025.03.11 23:05 Tue
1月18日、19日の両日、熊本で開催された第14回フットボールカンファレンスにズームで参加した。このカンファレンスは基本的に指導者向けで有料のため、オブザーバーはSNSでの発信を禁じられている。このため「指導者育成システム」の講義内容を紹介することはできない。 そのカンファレンスの冒頭、司会を務めた影山雅永JFA 2025.01.20 13:00 Mon

ユーロの関連記事

欧州サッカー連盟(UEFA)は、プレミアリーグの元審判員であるデイビッド・クート氏への処分を発表した。イギリス『BBC』が伝えた。 クート氏は、当時リバプールを指揮していたユルゲン・クロップ氏に対する侮辱的発言により調査を受け、2024年12月にプロ審判協会(PGMOL)から解雇されていた。 さらに、時を同 2025.02.28 22:20 Fri
元イングランド代表監督のガレス・サウスゲイト氏(54)が2025年の大英帝国叙勲で最高位であるナイト(サー)の称号を授与することになった。イギリス『BBC』が報じている。 サウスゲイト氏は2016年にイングランド代表監督に就任。在任8年で102試合を指揮し、61勝24分け17敗の戦績を残した。ワールドカップでは2 2024.12.31 08:30 Tue
元ロシア代表DFのアレクセイ・ブガエフ氏(43)が29日、戦死した。ロシア『RIA』がブガエフ氏の父親による証言を元に報じた。 ブガエフ氏はロシア兵としてウクライナへの軍事侵攻に関わっていたところ亡くなったようだ。 ブガエフ氏はロシア代表として7試合の出場歴があり、ユーロ2004に出場。クラブレベルではトル 2024.12.30 13:00 Mon
バイエルンのドイツ代表MFアレクサンダル・パブロビッチが、紆余曲折あった2024年を振り返った。 ミュンヘン生まれで9歳の頃からバイエルンでプレーする20歳のゲームメーカー。2023年10月にファーストチームデビューを飾ると、そのままレギュラー格となり、2024年6月にはドイツ代表でもデビューした。 さらに 2024.12.25 23:38 Wed
クロアチアサッカー連盟(HNS)は28日、クロアチア代表のレジェンドでもありGKとして活躍したトンチ・ガブリッチ氏の急逝を発表した。63歳だった。 旧ユーゴスラビアの1つでもあるクロアチアは、1990年にクロアチア代表として活動をスタート。イタリア・ワールドカップ(W杯)直後に発足し、1990年10月17日にアメ 2024.10.30 10:55 Wed

記事をさがす

スコット・マクトミネイの人気記事ランキング

1

中盤補強も目指すユナイテッド、コパ・アメリカで活躍のコロンビア代表MFリオスに注目…約35億円オファー準備か

マンチェスター・ユナイテッドがパウメイラスのコロンビア代表MFリチャード・リオス(24)の獲得に動き出しているようだ。 オランダ代表FWジョシュア・ザークツィー(23)やU-23フランス代表DFレニー・ヨロ(18)を確保するなど、着々と補強を進めているユナイテッド。中盤の選手との契約も目指し、パリ・サンジェルマン(PSG)のウルグアイ代表MFマヌエル・ウガルテ(23)が新戦力候補筆頭となっている。 一方、退団へ向かう可能性がある選手も複数。ブラジル代表MFカゼミロ(32)の移籍が取り沙汰されているほか、スコットランド代表MFスコット・マクトミネイ(27)にはフルアムやトッテナム、ガラタサライなどからの関心が浮上。また、フィオレンティーナからレンタルしていたモロッコ代表MFソフィアン・アムラバト(27)に関しては、2000万ユーロ(約34億2000万円)の買取オプションの行使を見送ることとなった。 ウガルテの獲得だけでは選手層に不安が生じることも考えられるなか、移籍市場に精通するジャーナリストのルディ・ガレッティ氏によると、ユナイテッドはリオスにアプローチ。パウメイラスへの1700万ポンド(約34億5000万円)のオファーも準備しているという。 リオスは2023月10月にコロンビア代表デビューを飾ったばかりのセントラルミッドフィルダー。準優勝に終わったコパ・アメリカ2024では、グループステージから決勝までの6試合全てで先発し、攻守にわたって存在感を発揮した。 一躍その名を世界に広めたMFは、ミランのリストにも加わっているとのこと。しかし、リオスと2026年12月までの契約を交わすパウメイラスは、今夏の売却の意思がないようだ。 2024.07.22 18:42 Mon
2

出番減少のグリーリッシュにナポリが関心? 本人もシティ退団を前向きに検討か

マンチェスター・シティのイングランド代表FWジャック・グリーリッシュ(29)に対して、ナポリが関心を持っているようだ。イギリス『サン』が伝えた。 アストン・ビラの下部組織で育ち、2021年8月にシティへと完全移籍で加入したグリーリッシュ。背番号10を背負う中で、ここまで公式戦156試合で17ゴール23アシストを記録している。 しかし、今シーズンはプレー時間が減少。公式戦31試合で3ゴール5アシストを記録しているが、ほとんどが途中出場という状況だ。 2027年夏までシティとの契約を結んでいるグリーリッシュだが、シティは今シーズンの失敗を受けてチームを再建する中で、ジョゼップ・グアルディオラ監督の計画に含まれているかは不明な状況だ。 一方で、セリエA優勝に近づいているナポリのアントニオ・コンテ監督はグリーリッシュにベタ惚れだという。チェルシーやトッテナムを指揮していた時代に感銘を受けたようで、チームの強化に向けた戦力になると考えているという。 『サン』によれば、グリーリッシュに近い情報筋は、本人も移籍に前向きであるとのこと。再びイングランド代表に戻るためにも、一度自身の立ち位置を変える考えており、プレミアリーグではなく海外移籍を望んでいるとも言われている。 ナポリには今季マンチェスター・ユナイテッドから加入したスコットランド代表MFスコット・マクトミネイやブライトン&ホーヴ・アルビオンから加入したスコットランド代表MFビリー・ギルモアが所属しており、その活躍ぶりが話題となっており、プレミアからの輸入が話題となっている。 なお、グリーリッシュにはナポリだけでなく、ドルトムントやミランも関心を持っているとのこと。アメリカやサウジアラビアからも関心はあるが、ヨーロッパでのプレーになると見られており、来シーズンはイタリアかドイツでプレーしているかもしれない。 2025.05.08 18:25 Thu
3

セリエA優勝も見えるナポリ、牽引するマクトミネイやギルモアの活躍を受けSDが補強に言及「プレミアに注目している」

セリエAで首位に立ったナポリ。インテルとの熾烈な首位争いで一歩リードした中、スポーツ・ディレクター(SD)を務めるジョバンニ・マンナ氏がチームを牽引する選手たちを準えたいとした。 アントニオ・コンテ監督が就任したナポリ。インテルが首位を走っていた中、シーズン最終盤になり首位に立つことに成功した。 残り4試合で勝ち点差は「3」と余裕はない状況。ただ、直接対決はなく、自力でのセリエA優勝を決められる状況にある。 今シーズンのチームを牽引する1人はスコットランド代表MFスコット・マクトミネイ。マンチェスター・ユナイテッドから加入したマクトミネイは、初の海外でのプレーながら、セリエAで30試合に出場し11ゴール4アシストと躍動している。 また、ブライトン&ホーヴ・アルビオンから加入したスコットランド代表MFビリー・ギルモアもセリエAで22試合に出場するなど、プレミアリーグでの経験者がチームを牽引している。 『DAZN』のインタビューで、マンナSDは夏の補強にも言及。プレミアリーグの選手が獲得できる機会があれば、生かしたいとした。 「プレミアリーグは現在世界で最も重要なリーグであり、他のどのリーグよりもはるかに激しい戦いぶりと財政力を備えている」 「我々はその部門(プレミアリーグ)の多くの選手のプロフィールに注目しているので、そこから選手を獲得する機会があれば、常に注意を怠らないようにしている」 2025.04.28 20:45 Mon
4

フルアムがパリーニャ後釜をついに確保へ! 195㎝のノルウェー代表MF獲得決定的に

フルアムがようやく中盤の主力の穴埋めにこぎ着けたようだ。 フルアムは今夏の移籍市場において、2022年夏の加入から2シーズンに渡って中盤のホールディングロールを担ったポルトガル代表MFジョアン・パリーニャのバイエルンへ流出。 その主力流出は既定路線だったこともあり、すぐさま後釜を獲得する算段ができているかに思われたが、マンチェスター・ユナイテッドのスコットランド代表MFスコット・マクトミネイら複数の獲得候補との交渉が難航。シーズン開幕前に後釜を確保することはできなかった。 だが、イギリス『The Athletic』によれば、フルアムはバーンリーのノルウェー代表MFサンデル・ベルゲ(26)の獲得に大きく接近しているという。 チャンピオンシップ(イングランド2部)降格に伴い、今夏の移籍が決定的とみられたベルゲは、スコット・パーカー新監督の下でここまで公式戦に出場しておらず、クラブと共に適切なオファーを待っていた。 そんななか、フルアムとバーンリーは移籍金2000万ポンド+アドオン500万ポンドの総額2500万ポンド(約47億5000万円)の条件で合意。さらに、ベルゲは代理人と共に20日ロンドン入りし、メディカルチェックを受ける予定だという。 母国のヴォレレンガやベルギーのヘンク、シェフィールド・ユナイテッドを経て昨夏バーンリーへ加入したベルゲは、昨シーズンのプレミアリーグでは37試合1ゴール2アシストを記録。 195cmの偉丈夫は、190cmのパリーニャと非常に似たプレースタイルの持ち主。ポジショニングや守備センス、ボール奪取能力は前任者が勝るが、機動力やドリブルでの推進力や繋ぎの部分では勝るとも劣らないものを持っており、プレミアリーグでの経験を含めて適切な後任となるはずだ。 2024.08.20 11:15 Tue
5

終盤に逆転弾、C・ロナウド連発のポルトガルがスコットランドを退けて連勝発進【UNL】

UEFAネーションズリーグ(UNL)2024-25、リーグAグループ1第2節、ポルトガル代表vsスコットランド代表が8日に行われ、2-1でポルトガルが逆転勝利した。 初戦のクロアチア代表戦をC・ロナウド弾などで2-1と逃げ切って白星スタートとしたポルトガルは、クロアチア戦のスタメンから4選手を変更。C・ロナウドやヴィティーニャらに代えてジョタやパリーニャを起用した。 一方、ポーランド代表に後半追加タイムでのPK弾で2-3と競り負けたスコットランドは、ポーランド戦と同様のスタメンで臨んだ。 3トップにジョタ、レオン、ペドロ・ネトを据えたポルトガルがボールを持つ入りとなったが、7分にスコットランドが先制する。FKの流れからマクリーンの左クロスをマクトミネイがヘディングシュートで押し込んだ。 先手を許したポルトガルは20分、レオンのカットインシュートでゴールに迫るもGKガンの好守に阻まれる。さらに23分、レオンが左サイドを突破してマイナスに折り返したクロスにジョタが合わせる好機も、枠を外してしまう。 さらに31分、ブルーノ・フェルナンデスの右クロスにジョタがヘディングで合わせたが、GKガンの好守に阻止され、1点ビハインドのまま前半を終えた。 迎えた後半、C・ロナウドを投入したポルトガルは54分に追いつく。レオンの左クロスをボックス手前のブルーノ・フェルナンデスが左足ダイレクトで合わせたシュートがゴールに吸い込まれた。 その後、フェリックスを投入したポルトガルは78分に逆転の好機。C・ロナウドのヒールパスを受けたフェリックスがボックス左に侵入してシュートに持ち込んだがGKガンの好守に阻まれた。 さらに82分、フェリックスがダイビングヘッドで合わせたシュートが枠を捉えるもここもGKガンに阻止されてしまう。直後にもC・ロナウドのヘディングシュートがポストに直撃と運にも見放されたかと思われたポルトガルだったが、終盤の88分に押し切る。 決めたのは千両役者のC・ロナウド。メンデスの左クロスに飛び込み、ネットを揺らした。これが決勝点となってポルトガルが逆転勝利。C・ロナウドの2戦連続ゴールでポルトガルが連勝スタートとしている。 ポルトガル 2-1 スコットランド 【ポルトガル】 ブルーノ・フェルナンデス(後9) クリスティアーノ・ロナウド(後43) 【スコットランド】 スコット・マクトミネイ(前7) 2024.09.09 05:49 Mon

スコットランド代表の人気記事ランキング

1

フレッチャーの16歳息子2人、世代別代表でスコットランドとイングランドを行ったり来たり…協会どうしが火花

マンチェスター・ユナイテッドOBの元スコットランド代表MFダレン・フレッチャー氏。その息子2人を巡って水面下で火花が散らされているようだ。 サー・アレックス・ファーガソン監督時代のユナイテッドに欠かせぬ汗かき役だったフレッチャー氏。クラブ通算342試合出場でプレミアリーグ優勝5回、チャンピオンズリーグ(CL)優勝1回、クラブ・ワールドカップ(W杯)優勝1回など数多のタイトルを獲得したレジェンドだ。 スコットランド代表としては通算80キャップを誇る同氏も現役引退から約4年。39歳となった現在は古巣ユナイテッドのテクニカル・ディレクターとして活躍中だ。そして、ジャック・フレッチャー(16)とタイラー・フレッチャー(16)という双子の息子の父親でもある。 ジャックとタイラーは2人とも幼い頃からユナイテッドの宿敵であるマンチェスター・シティの下部組織で成長も、今年8月、2人揃って父が愛し愛されたユナイテッドの門を叩くことに。U-18チームで己に磨きをかけている最中だ。 そんななか、ジャックはU-15イングランド代表として昨年4~5月にかけて3試合に出場し、9月に入ってU-16スコットランド代表入り。しかし、今年に入ってからU-16イングランド代表へと鞍替えし、継続的に招集されるなかで7試合に出場している。 また、タイラーは昨年からU-16スコットランド代表とU-16イングランド代表を行ったり来たり。活動ごとにユニフォームを入れ替えている状況で、今年2月にスコットランドの一員としてイングランド戦に出場も、4月にはイングランドの一員としてU-16日本代表戦に出場した。 マンチェスター生まれの2人はまだ16歳と若く、将来どちらのA代表としてプレーするかを焦って決める必要はない。ただ、イギリス『ミラー』によると、ここ最近のタイラーは再びスコットランドに気持ちが傾いているとのこと。心をイングランドで固めつつあると考えられるジャックと異なり、タイラーはまだ揺れ動く部分が大きいようだ。 その裏では、スコットランドサッカー協会(SFA)とフットボール・アソシエーション(FA/イングランドサッカー協会)がフレッチャー兄弟を巡って火花。A代表入りの可能性が膨らむ数年後を見据え、特大のポテンシャルを奪われないよう、水面下で攻防を続けているとのことだ。 スコットランド代表の元キャプテンを父に持つフレッチャー兄弟。ユナイテッドが宿敵シティからフレッチャー2世の2人を“取り戻す”ために支払った額は125万ポンド(約2億3000万円)で、最後は父自ら息子2人を懸命に説得したと言われている。 2人とも現役時代の父と同じくセントラルハーフ。今はまだプロデビュー前の16歳だが、フレッチャー兄弟を巡る注目度はこれからどんどん高まり、スコットランドとイングランドの綱引きも激化していくことだろう。 2023.10.25 17:09 Wed
2

ユーロ2024でバグパイプが復活…UEFAが条件付きでスタジアムへの楽器持ち込みを許可

今年6月にドイツで開催されるユーロ2024では、久々にスコットランド伝統のバグパイプによる応援が復活する。『ESPN』が伝えている。 ブブゼラによる爆音が脅威として記憶に残る、2010年のFIFAワールドカップ南アフリカ大会以来、欧州サッカー連盟(UEFA)の主催試合での会場では楽器の使用が制限されてきた。 しかし、現在はその制限が緩和されており、今夏のユーロ2024では条件付きでスタジアムでの楽器の使用が許可されることになった。 先週、出場資格を得た21カ国の代表が参加するUEFAファンフォーラムにおいてUEFAは、「ファンがスタジアムに楽器を持ち込むことは歓迎されるが、各国協会に楽器を登録する必要があり、スタジアム内でのファンの活動を一元的に管理するのは協会が責任を負う」と、条件付きながらスタジアムでの楽器の使用を認めた。 これにより、スコットランド伝統のバグパイプを使った応援が可能に。そして、大きな後押しを受けるスコットランド代表は、6月14日にミュンヘンで行われる開幕戦で開催国ドイツ代表と対戦する。 2024.02.08 23:18 Thu
3

3戦未勝利でユーロ敗退のスコットランド、大きな野望叶わずとショックの指揮官「理解するのに時間が必要」

スコットランド代表のスティーブ・クラーク監督がユーロ2024敗退の思いを語った。『UEFA.com』が伝えた。 グループA初戦では開催国ドイツ代表相手に1-5の大敗を喫し、第2節のスイス代表戦は1-1の引き分けで終えていたスコットランド。今大会初勝利と共に、スコットランド史上初の決勝トーナメント進出が懸かった23日の最終節では、ハンガリー代表と対戦した。 スコットランドはボールを保持しながら決定機に至れない時間が続き、ハンガリーのFWバルナバス・ヴァルガが重傷を負うアクシデントもありながら、ゴールレスのまま終盤へ。すると後半アディショナルタイム、相手のロングカウンターから痛恨の失点を喫し、土壇場で0-1の敗戦となった。 1分け2敗のグループ4位で大会を去ることとなったクラーク監督は、敗れたショックを隠しきれず。試合内容を反省すると同時に、運もなかったと嘆いた。 「我々はグループリーグを突破する最初の(スコットランドの)チームになるという大きな野望を抱いていたが、そうはならなかった。オープンでタフな試合だった。常に先制点を狙う試合だった」 「彼らのゴールはあまり関係ない。というのも、我々は試合に勝つために多くのリスクを負っていたからだ。次のステージに進むには、勝ち点2だけでは足りないと感じていた。歴史的に見ても十分ではない。後手に回ってしまい、1-0で敗れた」 「1点を競う試合だった。前半はそうだった。我々は十分にボールを保持し、支配していた。しかし、チャンスを満足に作れなかった。スペースができた終盤にはチャンスを作ったが、ゴールネットを揺らすだけの落ち着きがなかった」 「このような敗北の後は、全てを消化し、なぜ試合があのような展開になったのかを理解するのに時間が必要なこともある」 「あのようなオープンな展開となれば、カウンターを食らうのは常だ。それでも我々はいくつかのチャンスを作った。勝利を掴むプレッシャーにさらされた結果、チャンスを逃してしまい、ボールはなかなか我々の方に転がってこなかった。サッカーの神様に味方してもらう必要があるが、今夜はそうならなかった」 また、クラーク監督は今後についてもコメント。気持ちを整理してから、9月に始まるUEFAネーションズリーグへと向かう。 「残酷な試合だ。私は長い間この世界にいるし、残酷なスポーツだと理解している。苦しまなければならないし、タータン・アーミー(スコットランドサポーター)や、スコットランドの故郷の人々と共に苦しまなければならない。皆で同じように苦しみ、その後、傷を癒し、リフレッシュし、またやり直さなければならない」 <span class="paragraph-title">【動画】後半ATに被弾…スコットランドvsハンガリー ハイライト</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="uE1eaIuGZCM";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.06.24 14:45 Mon
4

「とても難しい決断だけど、正しいタイミング決断だった、決断だった…」セルティック主将マクレガーが31歳でスコットランド代表引退…

セルティックでキャプテンを務めるMFカラム・マクレガー(31)が、スコットランド代表からの引退を決断した。 ノッツ・カウンティへのレンタルを除き、スコットランド最大の名門クラブ一筋のキャリアを築くマクレガーは、卓越した戦術眼と献身性、リーダーシップに優れるセントラルMF。2021-22シーズンのスコットランドPFA年間最優秀選手賞に加え、直近3シーズンを含め通算4度のスコットランドPFA年間ベストイレブンに選出された実力者。 そのフープスのキャプテンは2017年11月に行われたオランダ代表戦でスコットランド代表デビューを飾ると、ここまで通算63試合に出場。直近2度のユーロ本大会にも出場した。ユーロ2020のクロアチア代表戦では、23年ぶりに国際主要大会でゴールを決めたスコットランドの男子A代表選手となった。 セルティックでのプレーを見れば、少なくとも2026年北中米ワールドカップに向けて十分に活躍できると思われるが、マクレガーはスコットランドサッカー協会(SFA)を通じ、このタイミングでの代表引退を発表した。 「母国の代表で63キャップを達成できたことは、とても光栄なことだった。1回出場するだけでも夢の実現だけど、50キャップを達成して63キャップを達成し、国際栄誉の殿堂入りを果たすことは、子供の頃に夢見ることしかできなかったことだ」 「キャリアを通じて、国に貢献し、情熱と誇りを持ってサポーターを代表できるよう、最大限の努力をしたいと思っていた。もちろん、とても難しい決断だけど、正しいタイミングで正しい決断だったと感じているよ。スティーブ(・クラーク監督)と話をすることはとても重要だった。今週、彼に私の意図を知らせるためにそうした。代表での戦いから身を引くのにちょうどいい時期だと感じたんだ」 「代表での戦いは僕のキャリアにおいて本当に重要な部分だった。多くのことを学び、信じられないほどの高みを達成した。セルビアでのあの有名な夜は最高の夜だったね。そして、これらの経験を素晴らしい人々と共有できたことは幸運だった」 「スコットランド代表としてプレーすることは僕にとって常に大きな意味があり、2つの主要大会に出場できたことは常に心から誇れるものなんだ。ユーロでハムデンで素晴らしいサポーターの前で得点したことは、僕にとって常に特別なハイライトだ」 「もちろん、他の多くの人と同じように、これらの大会でもっと上位に進めればよかったと思っているけど、それでもこのような舞台で母国のためにプレーし、これほど長い間母国を代表できたことは光栄なことだ」 「素晴らしい監督、チームメイト、スタッフと一緒に仕事をしてきた。一緒に過ごした時間の中で彼らが示してくれた素晴らしい努力に感謝しているよ。スティーブ、現在のスコットランドのプレーヤー、そしてこれから続いていくすべてのプレーヤーの将来の成功を心から祈るよ」 「また、ここまでの期間に、自分のことを素晴らしい形でサポートしてくれたスコットランドのファンに心から感謝したい。僕らのファンがもたらす情熱と献身のレベルは他に類を見ないもので、僕はそれをいつまでも忘れないよ」 2024.08.09 21:52 Fri
5

終盤に逆転弾、C・ロナウド連発のポルトガルがスコットランドを退けて連勝発進【UNL】

UEFAネーションズリーグ(UNL)2024-25、リーグAグループ1第2節、ポルトガル代表vsスコットランド代表が8日に行われ、2-1でポルトガルが逆転勝利した。 初戦のクロアチア代表戦をC・ロナウド弾などで2-1と逃げ切って白星スタートとしたポルトガルは、クロアチア戦のスタメンから4選手を変更。C・ロナウドやヴィティーニャらに代えてジョタやパリーニャを起用した。 一方、ポーランド代表に後半追加タイムでのPK弾で2-3と競り負けたスコットランドは、ポーランド戦と同様のスタメンで臨んだ。 3トップにジョタ、レオン、ペドロ・ネトを据えたポルトガルがボールを持つ入りとなったが、7分にスコットランドが先制する。FKの流れからマクリーンの左クロスをマクトミネイがヘディングシュートで押し込んだ。 先手を許したポルトガルは20分、レオンのカットインシュートでゴールに迫るもGKガンの好守に阻まれる。さらに23分、レオンが左サイドを突破してマイナスに折り返したクロスにジョタが合わせる好機も、枠を外してしまう。 さらに31分、ブルーノ・フェルナンデスの右クロスにジョタがヘディングで合わせたが、GKガンの好守に阻止され、1点ビハインドのまま前半を終えた。 迎えた後半、C・ロナウドを投入したポルトガルは54分に追いつく。レオンの左クロスをボックス手前のブルーノ・フェルナンデスが左足ダイレクトで合わせたシュートがゴールに吸い込まれた。 その後、フェリックスを投入したポルトガルは78分に逆転の好機。C・ロナウドのヒールパスを受けたフェリックスがボックス左に侵入してシュートに持ち込んだがGKガンの好守に阻まれた。 さらに82分、フェリックスがダイビングヘッドで合わせたシュートが枠を捉えるもここもGKガンに阻止されてしまう。直後にもC・ロナウドのヘディングシュートがポストに直撃と運にも見放されたかと思われたポルトガルだったが、終盤の88分に押し切る。 決めたのは千両役者のC・ロナウド。メンデスの左クロスに飛び込み、ネットを揺らした。これが決勝点となってポルトガルが逆転勝利。C・ロナウドの2戦連続ゴールでポルトガルが連勝スタートとしている。 ポルトガル 2-1 スコットランド 【ポルトガル】 ブルーノ・フェルナンデス(後9) クリスティアーノ・ロナウド(後43) 【スコットランド】 スコット・マクトミネイ(前7) 2024.09.09 05:49 Mon

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly