【2023-24プレミアリーグ総括】超WSのMVPは前人未踏4連覇貢献の至宝

2024.06.06 19:00 Thu
シティが前人未踏の4連覇
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シティが前人未踏の4連覇
◆王者が三つ巴のタイトルレース制す
近年は2強の争いが続いたタイトルレースだったが、大混戦となった今シーズンはリバプール(勝ち点82)、アーセナル(勝ち点89)との三つ巴の争いを制したマンチェスター・シティ(勝ち点91)が前人未踏の4連覇を達成した。
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今季もチームの骨格を大きく変えることなくDFグヴァルディオル、MFマテウス・ヌネス、FWドクと各ポジションにピンポイント補強を敢行した3連覇中の王者は開幕6連勝と最高のスタート。その後、ウォルバーハンプトン、アーセナル相手の連敗に、11月から12月中旬にかけてはアストン・ビラ相手の屈辱的に敗戦を含め勝ち点取りこぼしが目立って低迷した。それでも、得意の後半戦で一気にギアを上げると、6連勝と9連勝を含む23戦無敗という抜群の安定感によって、この間に取りこぼしたライバルを振り切って4連覇を決めた。一方、昨季その王者にあと一歩で及ばなかったアーセナルはGKラヤ、DFティンバー、MFライス、MFハヴァーツらを積極補強。序盤戦はロンドン勢とのダービーでのドロー、ニューカッスル戦で初黒星を喫したものの上々のスタート。その後、“魔の12月”に3敗を喫する急失速によって一時優勝争いから一歩後退した。これまでであれば、ここから大きく崩れる可能性もあったが、短いウィンターブレーク期間中のドバイキャンプによってセットプレーを中心にアップデートを図ると、そこから破竹の8連勝。一気にリーグテーブルの頂に到達し、難所エティハドでの王者シティとの首位攻防戦をドローで終えて一気に悲願達成への機運が高まった。しかし、最終的にはホームで喫したアストン・ビラ戦での敗戦が痛恨の結果となり、意地の6連勝で最終節まで優勝の可能性を残したが、20シーズンぶりの悲願達成はならなかった。
その三つ巴の争いから一足早く脱落した3位のリバプールは、2015年途中から約9年続いたクロップ体制が終焉を迎えた。開幕前にMFヘンダーソン、MFファビーニョ、MFミルナー、FWフィルミノら長年チームを支えた主力が旅立ち、代わってMF遠藤航、MFマク・アリスター、MFソボスライと中盤を中心に大幅な刷新に踏み切った。シーズンを通しては王者シティに次ぐ4敗と大きな不調はなかったが、1試合平均1点以上の失点と守備面の問題を抱えた結果、10引き分けと勝ち切れなかった部分がライバルとの勝ち点差に繋がった。すでにアルネ・スロット新監督の就任が発表されている中、来季からのリスタートに期待したい。

第2グループでは大躍進のアストン・ビラがビッグ6崩しに成功し、4位フィニッシュで1982-83シーズン以来となるチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得に成功した。エメリ監督の優れたマネジメントに加え、クラブの積極補強でヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)との二足の草鞋を履いたシーズンで常に安定したパフォーマンスを維持。とりわけ、19ゴール13アシストと圧巻のスタッツを叩き出した主砲ワトキンスがチームをけん引し、トッテナム、チェルシー、マンチェスター・ユナイテッド、ニューカッスルらを退けた。
5位のトッテナムはポステコグルー新体制で序盤戦の主役を担ったが、度重なる負傷者や後半戦でのパフォーマンス低下によって目標のトップ4フィニッシュは叶わず。GKヴィカーリオ、DFファン・デ・フェン、DFウドジェと守備陣の新戦力の健闘が光ったが、セットプレー守備の拙さや守備のリスクを攻撃で上回ることができず。来季はオーストラリア人指揮官が望むスカッド刷新を経て、シーズン序盤のような躍動感あるスタイルを見せられるか。

トッテナム以上にシーズンを通して負傷者に悩まされた6位チェルシー、7位ニューカッスル、8位マンチェスター・ユナイテッドは厳しいシーズンを過ごした。

ポチェッティーノ監督を迎えた新生ブルーズは、ベーリー体制移行後の継続路線で若手逸材を乱獲。その代わりに経験豊富な多くのベテランや中堅選手を放出した。ただ、新キャプテンのDFリース・ジェームズら既存の主力に加え、新加入のFWエンクンクやMFラヴィアら複数の選手が長期離脱を強いられ、戦術の浸透が遅々として進まず。後半戦はMFパーマーの獅子奮迅の活躍やMFギャラガー、MFカイセド、DFグストら個人の奮闘によって6位フィニッシュでのECL出場権を確保。ただ、アルゼンチン人指揮官の退団によってレスターシティを1年でのプレミア復帰に導いたマレスカ新監督の下、再びまっさらな状態で来季に臨む。

7位のニューカッスルは、久々のチャンピオンズリーグ(CL)との二足の草鞋と多くの負傷者の影響で序盤に3連敗、年末年始の4連敗など浮き沈みが激しい1年に。カップ戦敗退の終盤戦で盛り返して7位フィニッシュも、ユナイテッドのFAカップ優勝に伴い欧州出場権を逃した。それでも、MFマイリーやMFアンダーソンら若手の台頭もあり、国内一本での戦いに集中できる新シーズンへの期待は大きい。

FAカップ優勝でのヨーロッパリーグ(EL)出場権確保で帳尻を合わせたユナイテッドだが、プレミアリーグではクラブワーストの8位フィニッシュ。前述のクラブ同様に異常な負傷者の多さに加え、テン・ハグ監督のマネジメントや一部選手のプロフェッショナリズムの欠如、クラブの経営権移譲の遅れなど様々な問題を抱えた末の最終結果だ。ラトクリフ卿主導で監督交代の可能性を含めた大刷新が予想される来季に巻き返しを期す。

中位やボトムハーフではMF三笘薫を擁する11位のブライトンや16位のブレントフォードらの苦戦が目立った一方、新体制で12位のボーンマスや監督交代で一気に流れを変えた10位のクリスタル・パレス辺りがポジティブなシーズンを過ごした。

PSR違反による勝ち点剥奪などでより複雑化した残留争いでは、DF橋岡大樹が今冬加入のルートン・タウンを含め、バーンリー、シェフィールド・ユナイテッドと昇格組3チームが1年での降格となった。

なお、来季に向けてはレスター、イプスウィッチ・タウン、サウサンプトンの3チームがプレミアリーグ復帰と昇格を決めている。

【最優秀選手&監督】
★最優秀選手
◆MFフィル・フォーデン(マンチェスター・シティ)
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シティズンズの至宝が完全覚醒。ファーストチームデビュー以降、稀代の名将の薫陶を受け続けてきた生え抜きMFは、左右のウイング、インサイドハーフ、時にセンターフォワードと様々なポジションを経験。着実にプレーの幅を広げ、同じく取り組んできたフィジカル面の向上によってコンプリートプレーヤーへの進化を遂げた。キャリアハイの19ゴールに8アシストと目に見える貢献だけでなく、デ・ブライネ不在時は崩しの担い手、ゲームメーカーとしても存在感を発揮した。さらに、個人として課題に挙げる守備の貢献に関してもベルナルド・シウバら良き手本を見習って大きな改善を示した。

★最優秀監督
ウナイ・エメリ(アストン・ビラ)
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41年ぶりの大舞台に導く。前人未踏の4連覇に導いたグアルディオラ監督の手腕も素晴らしかったが、やはり就任2年目でバーミンガムのクラブに1982-83シーズン以来となるチャンピオンズリーグ(CL)出場権をもたらしたスペイン人指揮官を最優秀監督に推したい。EL通算4度の優勝とカップ戦マスターとして知られる指揮官は長丁場のリーグ戦ではなかなか結果を残せずにいたが、昨季途中就任のアストン・ビラでは多士済々のタレントをうまく使い分けながら安定したパフォーマンスを維持。今季はクラブにとって久々のUEFAコンペティションとの掛け持ちで、ニューカッスルのように崩れる可能性もあったが、積極補強で後押ししたフロント陣との好連携もあって大崩れせず。ハイライン・ハイインテンシティのアグレッシブなスタイルと、上位対決では後ろ重心の割り切った戦い方を効果的に使い分けながら、大エースのワトキンスらの活躍もあってビッグ6相手に堂々と渡り合って見せた。

【期待以上】
★チーム
◆クリスタル・パレス
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グラスナー新体制移行で躍進。名伯楽ホジソン体制では6勝6分け12敗の15位と残留争いに巻き込まれたが、前フランクフルト指揮官のグラスナー新監督就任後は7勝3分け3敗と完全に立ち直って最終的に10位フィニッシュを決めた。[3-4-2-1]へのシステム変更や新たな戦術を浸透する移行期間ではトッテナム、マンチェスター・シティ相手に敗れるなど5戦未勝利の厳しい時期も経験したが、要塞アンフィールドを攻略したリバプール戦の勝利後はフルアム戦のドローを挟んだ2度の3連勝を含む7戦無敗でシーズンを終えた。この間にマンチェスター・ユナイテッド、アストン・ビラ、ニューカッスルらに完勝しており、内容面を見てもその戦いぶりは称賛に値するものだった。MFエゼ、MFオリーズの両エースに加え、FWマテタの覚醒に、今冬加入で一気にイングランド代表に上り詰めたMFウォートンら個々の活躍も光った。

★選手
◆MF遠藤航(リバプール)
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日本代表の主将がサプライズ起こす。若手ではMFパーマー、MFメイヌー、ウォートン、DFファン・デ・フェンらが大きなサプライズを起こしたが、30歳のオールドルーキーの活躍も多くのイングランドファンに驚きを与えた。日本代表やブンデスリーガを知る者以外ではほぼ無名と言っていい遠藤の獲得に対しては、“パニックバイ”と揶揄する声も多くリバプールファンを含めて加入時の評価は著しく低かった。また、加入直後はプレシーズンキャンプ不参加に初のビッグクラブ、初のリーグへの順応に戸惑ったが、ELやカップ戦での慣らしによって中盤戦から定期的にプレー機会を得ると、後半戦はブンデスリーガ時代のデュエルキングの異名通りの躍動をみせ、世界屈指の名門の中盤の底に君臨した。勤続疲労によってシーズン最終盤はパフォーマンスを落としたが、この男の存在がなければリバプールはもう少し早い段階でタイトルレースから後退していたはずだ。

【期待外れ】
★チーム
◆マンチェスター・ユナイテッド
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クラブワーストの8位フィニッシュ。開幕前の段階からある程度苦しい戦いが予想されたシーズンではあったが、その予想を上回る散々なシーズンとなった。クラブの買収交渉の停滞もあった中、昨夏はFWホイルンド、MFマウント、GKオナナ、MFアムラバトとセンターラインを補強。ただ、プレシーズン、シーズン序盤から度重なる負傷者に悩まされた上、柔軟性を欠くテン・ハグ監督と一部選手の衝突などピッチ内外でのネガティブな話題に振り回され、シーズンを通して不安定なパフォーマンスに終始。とりわけ、負傷者が続出した守備の問題は根深く、中盤以降にフィットしたGKオナナの奮闘によって大崩れはしなかったが、被シュートは下位クラブ並み。また、若手のパフォーマンスに波があった攻撃も上位クラブとは20点以上離された。FAカップ優勝で体裁を保ち、メイヌーやFWガルナチョら若手の台頭と来季に繋がる部分は間違いなくあったが、指揮官の去就を含め新たな首脳陣の下で臨む今夏の移籍市場の振る舞い次第では再び厳しいシーズンを過ごす可能性もある。

★選手
◆MFサンドロ・トナーリ(ニューカッスル)
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マウントやMFラヴィア、FWファティらケガの影響で期待を裏切った選手には情状酌量の余地はあるが、賭博違反による長期出場停止処分を科されたニューカッスルの目玉補強の選手には厳しい評価を下さざるを得ない。昨夏、推定7000万ユーロの巨額な移籍金でミランから加入したイタリア代表MFはアストン・ビラとの開幕戦でいきなりゴールを挙げる華々しいプレミアデビューを飾った。以降は10月半ばのクリスタル・パレス戦までほぼフル稼働し、上々のパフォーマンスを見せた。しかし、アッズーリの同僚ファジョーリを発端とした母国での違法賭博問題関与が発覚。母国で10カ月の出場停止処分、イングランドで2カ月の出場停止処分を科されて、早々にシーズン終了となった。そして、シーズンを通して深刻な負傷者に悩まされたニューカッスルは終盤戦の粘りで7位まで順位を上げたが、最終的に来季欧州出場権獲得はならず。トナーリにはギャンブル依存症克服と共に、フットボールに対して真摯に取り組み、来季こそはピッチ上でクラブ、ファン・サポーターのために献身したい。

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不振脱却図ったマンチェスターダービーはユナイテッドに軍配! アマドが土壇場PK奪取に逆転弾の大仕事【プレミアリーグ】

プレミアリーグ第16節、マンチェスター・シティvsマンチェスター・ユナイテッドが15日にエティハド・スタジアムで行われ、アウェイのユナイテッドが1-2で逆転勝利した。 不振脱却のきっかけ探るマンチェスターの両雄による、ともに勝ち点3必須のダービーマッチ。 4位のシティ(勝ち点27)は前節、クリスタル・パレスとのアウェイゲームを2-2のドローで終えた。ノッティンガム・フォレスト戦での8試合ぶりの勝利の勢いを持ち込みたい一戦で連勝を逃した。続くチャンピオンズリーグ(CL)ではユベントス相手に0-2の完敗。欧州の戦いでも22位転落と絶不調だ。ホーム開催のダービーでバウンスバックの勝利を狙ったシティズンズは先発2人を変更。サスペンションのリコ・ルイスの代役としてマテウス・ヌネスを左サイドバック起用し、グリーリッシュに代えてフォーデンを復帰させた。 対する13位のユナイテッド(勝ち点19)は前節、ホームでフォレストに2-3のスコアで敗戦。アモリム体制で初のリーグ連敗となった。それでも、ヨーロッパリーグ(EL)ではビクトリア・プルゼニ相手に苦戦を強いられたものの、ホイルンドの2ゴールの活躍で2-1の逆転勝利。トップ8圏内に浮上し、今回の対戦相手に比べてわずかながらポジティブな材料を得た。そのELからは先発4人を変更。マラシア、ラッシュフォード、ザークツィー、カゼミロに代えてマグワイア、ウガルテ、ホイルンド、マウントを起用。両ウイングバックにマズラウィ、ダロトを配するなど守備的な布陣で臨んだ。 互いに想定とは異なる配置やメンバー構成での戦いとなり、やや様子見の入りに。ただ、序盤からボールを保持したシティが押し込む展開に。 そんななか、ユナイテッドにアクシデント発生。筋肉系のトラブルかマウントがプレー続行不可能となり、メイヌーがスクランブル投入された。 ダービーらしい緊迫感がある攻防が続くなか、20分過ぎにフォーデンがようやくファーストシュートを放つと、ここから徐々に動きが出始める。堅守速攻の形を取るユナイテッドも右のアマドを起点にボックス内へ侵入する場面を作り出し際どい場面も。 すると36分、セットプレーから均衡が破れる。シティは左CKの場面でショートコーナーを選択すると、左サイド深くでデ・ブライネが上げたクロスがアマドの足先を掠めてボールに変化が付いた形でゴール前に向かう。これを競り勝ったグヴァルディオルがヘディングでゴール左隅に流し込んだ。 この得点直後にはウォーカーとホイルンドが小競り合いを起こし、ともにイエローカードをもらうなどダービーは一気にヒートアップ。前半終了間際には攻勢を仕掛けたシティがフォーデンの鋭いグラウンダーのミドルシュートで2点目に迫ったが、ここはGKオナナの好守に阻まれた。 1点差で折り返したダービーは後半も同じ陣容でスタート。立ち上がりは前半の修正とともに同点に追いつくべく、前からの圧力を強めたユナイテッドがカウンターから幾つか良い形を見せた。 決定機まであと一歩という場面が目立つなか、62分にはブルーノ・フェルナンデスの正確なクロスをボックス内に飛び込んだアマドが頭で合わせるが、枠の右を捉えたシュートはGKエデルソンのビッグセーブに阻まれた。さらに、ユナイテッドは74分、マズラウィの果敢な縦への運びからホイルンドの絶妙なスルーパスに完璧なタイミングで抜け出したブルーノにGKと一対一のビッグチャンスが舞い込むが、右足シュートはわずかに枠の左へ外れる、痛恨の決定機逸となった。 この直後にアモリム監督は3枚替えを敢行。ザークツィーにアントニー、ヨロとフレッシュな選手をピッチに送り込み、リスクを冒して前に出て行く。だが、シティの集中した守備を前にゴールが遠く、時間だけが過ぎていく。 その後、ダービーは後半最終盤にさしかかると、グアルディオラ監督は逃げ切りを意識してか、ストーンズ投入のタイミングを図るが、思わぬミスで試合の流れが一変した。 86分、自陣でボールを受けたヌネスがGKエデルソンにバックパスを送ると、中途半端になったところをアマドにかっさらわれる。ここはGKエデルソンが飛び込まずに味方が戻る時間を作ったものの、慌てたヌネスがボックス内での無謀なチャレンジでアマドを倒してPK献上。これをキッカーのブルーノに決められて土壇場で追いつかれた。 このゴールが決まった際にユナイテッドはゆっくりとセレブレーションを行い、敵地でのドローも悪くなさそうな様子を示していたが、一人虎視眈々と逆転ゴールを狙っていた若武者がこの直後に決定的な仕事を果たした。 90分、ハーフウェイライン手前でボールを持ったマルティネスの背後を狙った対角フィードに完璧なタイミングで抜け出したアマドはGKエデルソンの寸前でボールをコントロール。ゴール左へ流れて角度のないところから左足シュートを流し込み、土壇場で試合を引っくり返した。 その後、まさかの展開で茫然自失のホームチームの反撃を冷静に凌ぎ切ったユナイテッドが、敵地でのダービーで劇的な逆転勝利を飾った。一方、悪夢の敗戦となったシティは公式戦連敗と泥沼の状況が続く。 マンチェスター・シティ 1-2 マンチェスター・ユナイテッド 【マンチェスター・シティ】 ヨシュコ・グヴァルディオル(前36) 【マンチェスター・ユナイテッド】 ブルーノ・フェルナンデス(後43[PK]) アマド・ディアロ(後45) <span class="paragraph-title">【動画】アマドが土壇場で劇的過ぎる逆転ゴール!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">同点のPK獲得のディアロが<br>逆転ゴール<br>終盤にユナイテッドが<br>試合をひっくり返す<br><br>プレミアリーグ 第16節 <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%81%E3%82%A7%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%BBC?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#マンチェスター・C</a> v <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%81%E3%82%A7%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%BBU?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#マンチェスター・U</a><br><br><a href="https://t.co/IQcfgHPywb">https://t.co/IQcfgHPywb</a> <a href="https://t.co/ANGMhHIoeo">pic.twitter.com/ANGMhHIoeo</a></p>&mdash; U-NEXTフットボール (@UNEXT_football) <a href="https://twitter.com/UNEXT_football/status/1868362274504954296?ref_src=twsrc%5Etfw">December 15, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.12.16 04:05 Mon
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ヌネスが古巣ウルブスに謝罪、シティ移籍強行で練習ボイコット 「違う行動もできたと思う」

マンチェスター・シティのポルトガル代表MFマテウス・ヌネスがウォルバーハンプトンに謝罪した。イギリス『サン』が伝えている。 今夏にウォルバーハンプトンからシティへ完全移籍したヌネス。ウルブスの一員としてプレミアリーグ開幕2試合に先発出場していたなか、練習参加を拒否したうえで、移籍市場最終盤のシティ行きが決着した。 シティでは16日のウェストハム戦でデビューし、そこから公式戦4試合連続出場と早くも欧州王者に馴染み、23日のノッティンガム・フォレスト戦ではFWアーリング・ハーランドの追加点をアシスト。新生活を順調に滑り出している。 30日にはプレミアリーグ第7節でウルブスの本拠地へ向かうこととなるわけだが、古巣との一戦を前にしたヌネスは練習参加を拒否した事実を詫びつつ、強い覚悟を持ったうえでの行動だったと振り返った。 「もっと冷静になろうと努力することもできたかもしれない。トレーニングに参加しないなんていう愚行に不満を抱くウルブスファンがいたことは重々理解していたよ」 「けど、心の底からシティ行きを望んでいたんだ。本当に悪かったと思っているよ。違うアクションをとることもできたと思う。ただ、どうしてもこの機会を逃すわけにはいかなかったんだ」 「僕の夢は最高の監督から指導を受け、そしてトロフィーを掲げること。シティはNo.1の監督と世界最高峰の選手たちが揃うトップクラブだろう? 昨シーズンに至ってはトレブルも達成している。こんなチャンスは2度と来ないかも…と考えると、掴みにいくしかなったんだ」 シティを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督は2021-22シーズン、当時スポルティングCPに所属していたヌネスとチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16で対戦し、試合後に「あの選手は世界最高の1人だ」と称賛した。 当時のヌネスは「ステップアップのタイミングではないかも」と考えていたそうだが、稀代の指揮官から称えられたことに衝撃を受け、昨夏のプレミアリーグ挑戦(ウルブス行き)を決意。その1年後にペップ・シティの一員となった。 2023.09.30 15:00 Sat

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ウォーカーのミラン移籍が正式決定、「子供の頃から応援していたクラブ」

ミランは24日、マンチェスター・シティのイングランド代表DFカイル・ウォーカー(34)を買い取りオプション付きレンタルで獲得したことを発表した。今季終了後に買い取る際の移籍金は500万ユーロ(約8億2000万円)とのこと。背番号は32に決まった。 ウォーカーはミラン加入を受けて自身のインスタグラムで「子供の頃から応援していたクラブ。加入できて光栄。イタリアで新たなキャリアを始められることをとても楽しみにしている」とコメントした。 2017年7月にトッテナムからシティに完全移籍で加入したウォーカーは、プレミアリーグ4連覇を含む6度の優勝に貢献。右サイドバックをメインに公式戦319試合で6ゴール23アシストを記録した。しかし、海外でのプレーに挑戦したい意向を示し、チームに退団を要請していた。 ミランでは主力右サイドバックのブラジル代表DFエメルソン・ロイヤルが22日のチャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第7節のジローナ戦で右ふくらはぎを痛めて約2カ月の離脱が見込まれた中でのウォーカー加入となった。 ミランは26日にパルマと対戦するが、加入間もないこともあってデビューは2月2日のインテルとのダービーになる可能性が高いとのことだ。 2025.01.25 06:23 Sat
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リバプールは抜けて強い? 最後の最後で力尽きたブレントフォード敵将が大絶賛 「優勝の大本命」

ブレントフォードのトーマス・フランク監督が今季のリバプールをプレミアリーグ優勝の“大本命”と評した。イギリス『デイリー・メール』が報じる。 アルネ・スロット新監督のもと、プレミア覇権奪還へまい進中のリバプール。直近のプレミア2試合でいずれも引き分けが続くなか、18日の第22節ではブレントフォードのホームに乗り込み、2-0で勝利した。 ブレントフォード戦も終盤まで0-0とさらなる引き分けも頭をよぎった、途中出場のダルウィン・ヌニェスが後半アディショナルに殊勲の2発。2位アーセナルを6ポイント差に突き放し、首位固めに成功した。 ブレントフォードからすれば、悔しい結果となったが、今年に入ってアーセナル、マンチェスター・シティに続くビッグクラブとの対戦だったフランク監督はリバプールから抜けた強さを感じたようだ。 「うちはこの短期間でマンチェスター・シティ、アーセナル、そしてリバプールと対戦した。私からすれば、彼らは他の2チームよりも上のレベル。完成されているね。プレミアリーグでも、世界でも、最高のチームさ。優勝の大本命だ」 そう敵将からも力を認められるリバプール。5連覇がかかるシティが遅れを取る今季、2019-20シーズン以来の優勝チャンスといえるが、このまま突っ走れるか。 <span class="paragraph-title">【動画】ヌニェス大仕事のブレントフォード戦</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="JWA3UThmaPM";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.01.19 19:15 Sun
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シティが前線補強、今季20ゴール14アシストのFWマーモウシュをフランクフルトから完全移籍で獲得! 4年半契約、移籍金は総額約120億円か

マンチェスター・シティは23日、フランクフルトのエジプト代表FWオマル・マーモウシュ(25)の完全移籍加入を発表した。 契約期間は4年半で、2029年夏までシティに在籍することに。イギリス『スカイ・スポーツ』によれば、移籍金は5900万ポンド(約112億1000万円)に加え、ボーナスで420万ポンド(約8億円)を支払うことになるという。 ヴォルフスブルクやザンクト・パウリ、シュツットガルトでプレーしたマーモウシュは、2023年7月にフランクフルトへと完全移籍で加入した。 2023-24シーズンはブンデスリーガで29試合12ゴール6アシストを記録すると、今シーズンはさらにその存在感が増し、17試合で15ゴール10アシストを記録。ヨーロッパリーグ(EL)でも6試合で4ゴール2アシストを記録し、すでにシーズン20ゴール14アシストを達成している。 シティと口頭合意していたと報じられていた中、正式に移籍が決定、エジプト代表としても活躍するストライカーは、移籍に関してコメントしている。 「この日は決して忘れられない日だ。世界最高のチームの1つであるマンチェスター・シティと契約できて最高の気分だ。とても嬉しく、家族も誇りに思っている。僕たち全員がマンチェスターに来られてとても幸せだ」 「ペップ、彼のテクニカルスタッフ、そして世界最高クラスの施設がここにあり、選手たちが成長するために必要なものが全て揃っている。ここに来るチャンスがあった時、僕にとってそれは本当に魅力的だった」 「そしてトロフィーを獲得したいという気持ちも否定できない。シティは長年にわたりイングランドで最も成功しているクラブだから、僕は勝利の環境と勝利の文化に加わることを理解している。スタッフやチームメイトから学びたいし、勝利が求められるチームの大切な一員になりたい」 「本当に楽しみだ。他の選手たちと会って、マンチェスター・シティのファンに自分の力を見せたいと思っている」 なお、背番号は「7」に決定している。 <span class="paragraph-title">【動画】シティがエジプト代表FWマーモウシュ到着を伝える</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="en" dir="ltr"> <a href="https://t.co/Qc2gTVtTUi">pic.twitter.com/Qc2gTVtTUi</a></p>&mdash; Manchester City (@ManCity) <a href="https://twitter.com/ManCity/status/1882352576772940212?ref_src=twsrc%5Etfw">January 23, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2025.01.23 18:25 Thu
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シティが今冬3人目の若手DF獲得へ! ラ・リーガ前半戦でサプライズとなった18歳の超大型CB

ディフェンスラインの世代交代を図るマンチェスター・シティが3人目の若手DFの獲得に近づいているようだ。 今冬の移籍市場ではウズベキスタン代表DFアブドゥコディル・クサノフ(20)、ブラジル人DFヴィトール・レイス(19)と2人の若手センターバックを獲得したシティ。 一連の補強によって手薄なセンターバックの選手層の拡充に、数年後への投資という2つの目的を果たしたが、クラブはさらにもう1人の逸材DFを迎え入れるようだ。 移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によれば、現在シティはレアル・バジャドリーでプレーするシエラレオネ代表DFジュマ・バー(18)の獲得に近づいているという。 ジュマ・バーは母国のAIKフリートンから昨夏バジャドリーへレンタル移籍で加入。ラ・リーガ第6節のレアル・ソシエダ戦で新天地デビューを飾り、クリーンシートに貢献。以降チームは下位に低迷しているものの、個人としてはリーグ戦12試合に出場し印象的な活躍を披露。すぐさま国内外の強豪クラブの関心を集める存在となった。 195cmの超大型ながらコーディネーション能力が非常に高く、長いストライドを活かしたスプリントの速さを含めて地対空の対人対応は安定。さらに、全体的に粗削りではあるものの、マイボール時も状況を見ながらプレーし、リーチの長さを活かしたドライブやフリーの味方にしっかりと縦パスを差し込める技術と度胸を持ち合わせている。 シティはその逸材に関してクラブ間、個人間でも順調に交渉を進めており、完全移籍での獲得に成功した場合、クサノフの売却に加えて、その他の主力DFにも流出の可能性があるRCランスへ今季終了まで武者修行に出すプランも持っているという。 2025.01.22 14:20 Wed
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シティはこの冬にロドリ代役確保も模索…候補に“元シティ”のユーベMFドウグラス・ルイスも

マンチェスター・シティが今冬の中盤補強も検討しているようだ。 ジョゼップ・グアルディオラ監督にとっても歴史的な不調により、プレミアリーグでは5連覇に黄色信号がともるシティ。フランクフルトからエジプト代表FWオマル・マーモウシュの獲得が確実視され、ユベントスのイタリア代表DFアンドレア・カンビアーゾに対する興味も浮かぶ。 他にもRCランスのウズベキスタン代表DFアブドゥコディル・フサノフや、パウメイラスのブラジル人DFヴィトール・レイスといった選手の名が挙がり、この冬のタイミングで積極的に動きそうなシティだが、『The Athletic』によると、スペイン代表MFロドリの代役も模索する模様だ。 シティは複数選手をリストアップするなかで、ユベントスのブラジル代表MFドウグラス・ルイス(26)も含み、買取義務なしのレンタルで獲得を検討。ただ、ユベントス側は売却、あるいは買取義務付きのレンタルを所望し、移籍形態のところですり合わせが必要な様相という。 2017年夏から2シーズンにわたってシティに在籍した過去を持つドグラス・ルイスはアストン・ビラで確かな実績を残し、昨夏からユベントスへステップアップ移籍。ここまで公式戦16試合の出場数をマークしているが、限定的な出番が続いている。 2025.01.19 19:50 Sun

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