山下良美さんが大会史上初の女性主審を務めた一戦はオーストラリアが完勝! 決定力に課題を残すも2ゴールでインドを下す【アジアカップ2023】
2024.01.13 22:41 Sat
ジャクソン・アーバインのゴールで先制したオーストラリア
13日、アジアカップ2023グループB第1節のオーストラリア代表vsインド代表が行われ、2-0でオーストラリアが勝利した。
この一戦ではアジアカップ史上初めて女性が主審を担当。日本の山下良美さんが試合を裁き、副審は坊薗真琴さんと手代木直美さんが務めた。
Jリーガーを2人擁する2015年大会王者のオーストラリアは、FC町田ゼルビアのミッチェル・デュークが最前線に入った一方、アルビレックス新潟のDFトーマス・デンはベンチスタートに。試合が始まるとやはり序盤から主導権を握り、6分にはミッチェル・デュークが遠目からファーストシュートを放つ。
対するインドも機を見て前がかりに。16分には右からのクロスをスニル・チェトリが頭で叩いたが、ゴール左へと外れた。
早めに先制点が欲しいオーストラリアは21分に猛攻。畳み掛ける中でコナー・メトカーフの強烈なシュートが飛んだが、GKグルプリート・シンハ・サンドゥに防がれた。
両チームともに交代なしで迎えた後半、オーストラリアがようやくゴールをこじ開ける。右からのクロスはGKグルプリート・シンハ・サンドゥに弾かれるも、こぼれ球に反応したジャクソン・アーバインが左足で蹴り込み、50分に先制点が生まれた。
先に交代カードを2枚切ったオーストラリアは、69分にバックパスがあわやオウンゴールというヒヤッとする場面も。ぎりぎり枠を外れていた上、前に出ていたGKマシュー・ライアンがボールに追いつき、事なきを得た。
72分にさらに2人選手を代えたオーストラリアはその直後、途中出場の2人が追加点を生み出す。ライリー・マクグリーが右サイド深くをえぐり、折り返しをジョーダン・ボスが押し込んだ。
終盤にかけても試合を支配したオーストラリアは、追加点こそ奪えなかったもののインドに完勝。決定力に課題は残したが、幸先の良いスタートを切った。
オーストラリア代表 2-0 インド代表
【オーストラリア】
ジャクソン・アーバイン(後5)
ジョーダン・ボス(後28)
この一戦ではアジアカップ史上初めて女性が主審を担当。日本の山下良美さんが試合を裁き、副審は坊薗真琴さんと手代木直美さんが務めた。
Jリーガーを2人擁する2015年大会王者のオーストラリアは、FC町田ゼルビアのミッチェル・デュークが最前線に入った一方、アルビレックス新潟のDFトーマス・デンはベンチスタートに。試合が始まるとやはり序盤から主導権を握り、6分にはミッチェル・デュークが遠目からファーストシュートを放つ。
早めに先制点が欲しいオーストラリアは21分に猛攻。畳み掛ける中でコナー・メトカーフの強烈なシュートが飛んだが、GKグルプリート・シンハ・サンドゥに防がれた。
その後も度々インドゴールに迫るオーストラリア。しかし、決め手を欠いたまま前半終盤へ。シュート数は14vs3、CK数は12vs0ながらゴールレスのままハーフタイムへ突入した。
両チームともに交代なしで迎えた後半、オーストラリアがようやくゴールをこじ開ける。右からのクロスはGKグルプリート・シンハ・サンドゥに弾かれるも、こぼれ球に反応したジャクソン・アーバインが左足で蹴り込み、50分に先制点が生まれた。
先に交代カードを2枚切ったオーストラリアは、69分にバックパスがあわやオウンゴールというヒヤッとする場面も。ぎりぎり枠を外れていた上、前に出ていたGKマシュー・ライアンがボールに追いつき、事なきを得た。
72分にさらに2人選手を代えたオーストラリアはその直後、途中出場の2人が追加点を生み出す。ライリー・マクグリーが右サイド深くをえぐり、折り返しをジョーダン・ボスが押し込んだ。
終盤にかけても試合を支配したオーストラリアは、追加点こそ奪えなかったもののインドに完勝。決定力に課題は残したが、幸先の良いスタートを切った。
オーストラリア代表 2-0 インド代表
【オーストラリア】
ジャクソン・アーバイン(後5)
ジョーダン・ボス(後28)
山下良美
坊薗真琴
手代木直美
ミッチェル・デューク
トーマス・デン
スニル・チェトリ
コナー・メトカーフ
グルプリート・シンハ・サンドゥ
ジャクソン・アーバイン
マシュー・ライアン
ライリー・マッグリー
ジョーダン・ボス
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セレッソ大阪は、MF乾貴士とFWアダム・タガートの手術結果を発表した。 乾は以前から違和感があった左ヒザを15日に手術を実施。右ヒザ軟骨損傷と診断され、全治は、術後2カ月とのことだ。 また、アダム・タガートは、10月27日に行われた天皇杯準々決勝の名古屋グランパス戦で負傷。左ヒザ前十字じん帯損傷と診断されていた。 オーストラリアで8日に手術。左ヒザ半月板損傷と診断され、全治は術後2カ月とのことだ。 乾は今夏エイバルから復帰。明治安田生命J1リーグで8試合1得点、YBCルヴァンカップで4試合に出場していた。 アダム・タガートは今シーズンから加入し、明治安田J1で12試合に出場し1得点を記録していた。 2021.11.24 18:37 Wed2
森保ジャパンの今後の課題/六川亨の日本サッカー見聞録
「勝てば天国、負ければ地獄」とは言うものの、W杯予選の日本代表の試合で、過去にそんな経験をしたことは2回しかない。言わずと知れた93年にドーハで集中開催された94年アメリカW杯最終予選と、97年にホーム・アンド・アウェーで開催された98年フランスW杯最終予選である。 前者の大会は最終戦のイラク戦にロスタイム(当時の呼称)で失点して1-1のドローとなりW杯初出場を逃した。後者の大会は長期間に渡る大会形式だったため、1試合ごとに一喜一憂した。負けたり引き分けたりするたびに自力出場の可能性が消えたと思ったら、再び出場の可能性が復活したからだ。さながら予選はジェットコースターに乗っているような、スリリングな数ヶ月だった。 そして最後にイランとの第3代表決定戦で、岡野雅行が延長戦でゴールデンゴールを決めて日本を初のW杯に導いた。 ところが06年以降のW杯最終予選は、簡単に突破したとまでは言わないものの、ロスタイムの劇的ゴールやOGなどで勝利をつかみ、終わってみれば順当にW杯の出場権を獲得していた。時には世界最速で最終予選を突破したこともあった。 しかし今回のオーストラリア戦は、敵地で引き分ければ29日のベトナム戦ではドロー以上で予選突破となるものの、オーストラリアは勝たなければプレーオフに回るという瀬戸際での戦い。このためオーストラリアの攻勢を日本がいかに凌ぐかという“痺れる試合”を期待した。 試合前日の会見で森保一監督は「まずは勝ちに行く」と言いつつ、「試合終盤にそういう状況(引き分け)になったら考えたい」と言ったように、まずは勝利を狙うという発言は当たり前。問題は、どうやって勝利を、あるいは引き分けを狙うかだ。普通に考えれば守備を固めてカウンターということになるだろう。 しかし日本にはイタリアのような“守備の文化”はない。加えて現在のイタリアは、昨年のEUROのチャンピオンでありながら、ヨーロッパ予選プレーオフで北マケドニアにまさかの敗北を喫し、W杯は予選での敗退が決定した。「期待されていないとき」のイタリアは強いが、「期待されているとき」のイタリアは期待を裏切るという過去のパターンを今回も見事に踏襲した。 話を日本対オーストラリア戦に戻すと、立ち上がりから日本が攻め、オーストラリアはカウンターで対抗するというオープンな打ち合いになった。正直W杯予選の突破がかかった真剣勝負というより、フランクな親善試合といった様相で、前半は「ヒリヒリするような試合」ではなかった。「こんなに攻めていて、カウンターを食らったらどうするの」と心配するくらい、日本が攻勢に出た。 やっと後半になり、日本は時間稼ぎのプレーを優先するようになって、W杯最終予選の雰囲気が漂ってきた。これらの原因は、日本は負傷で3人の主力を欠いたものの、オーストラリアはアーロン・ムーイやトム・ロギッチを筆頭に主力選手6人をコロナなどにより欠いたことが響いたのだろう。 このため狙いとする“地上戦”は中途半端になって効果は半減し、空中戦も日本に脅威を与えることはなかった。ケアするのはホームの試合でFKを直接ねじ込んだアルディン・フルスティッチの突破とミドルシュートだけだった。 終わってみれば日本は交代出場の三笘薫の代表初となる2ゴールで、敵地で初勝利を飾ってW杯出場を決めた。日本は冨安健洋、酒井宏樹、大迫勇也の3人を欠いたが、それは今回が初めてではない。それでも彼らの代役がいて、しっかりと勝利を収めてきた。 オーストラリアと比べるなら「選手層の厚さ」はもちろんのこと、ケーヒルやケネディのいた頃と比べて「海外組のレベルの違い」も日本のアドバンテージになっている。 序盤の2敗で苦戦したものの、終わってみれば日本は順当にW杯の出場権を獲得した。そして今回の予選では、改めて海外組が日本で試合をする際のコンディション調整の難しさ、初戦の重要性を認識させられた。 それと同時に、カタールW杯の出場を逃せば吉田麻也と長友佑都は代表からの引退を試合後に示唆した。三笘や上田綺世ら東京五輪世代が台頭するなか、世代交代も森保ジャパンの今後の重要なテーマとなることは間違いない。 2022.03.26 08:30 Sat3
大宮でもプレーした元オーストラリア代表キャプテンDFニールが破産
▽元オーストラリア代表キャプテンで、大宮アルディージャでもプレーしたDFルーカス・ニール(38)が、イギリスで破産を宣告されていた。イングランド『テレグラフ』が伝えている。 ▽2014年にドンカスター・ローバーズでプレーした後に無所属となっているニールは、キャリアを通じて約4000万ドル(約42億6200万円)を稼いだとのこと。しかし、今年1月に破産を宣告されていたとのことだ。 ▽『テレグラフ』によると、ニールは米国の不動産投資やシドニーでのコーチング事業を行っていたとのこと。また、ウェスタン・シドニー・ワンダラーズのAリーグ加盟にも深く関与していたが、資金繰りが上手くいかず、返済が不可能となったようだ。 ▽イングランドでプロキャリアをスタートさせたニールは、ブラックバーンで名を挙げると、ウェストハムやエバートンでもプレー。その後はガラタサライなどを経て、2013年にはJ1の大宮でもプレーした。大宮退団後はワトフォードに加入。その後ドンカスター・ローバーズへと移籍していたが、現在は無所属となっていた。 ▽なお、今後数週の間に英国で聴取を受けるとのことで、その時に債務が判明するとのこと。また、どれだけの資金を回収できるかも現在のところは不透明のようだ。 2016.05.02 18:49 Mon4
オーストラリアにAFC脱退を求める声? 同連盟会長が明かす
▽アジアサッカー連盟(AFC)のサルマーン・アール=ハリーファ会長は、一部の中東国が、同連盟からオーストラリアサッカー連盟(FFA)を脱退させることを望んでいると明かした。UAEの新聞『アル・イテハド』が伝えた記事をオーストラリア『ABC.net』が伝えている。 ▽2006年1月からAFCに加盟したFFAは、現在開催されているアジアカップ2015の開催国としてアジアサッカーのために尽力。さらにオーストラリア代表は、韓国代表との決勝戦に臨むなど、アジアサッカー界の“顔”として認知されている。そうしたなか、AFCのサルマーン・アール=ハリーファ会長は現在、同連盟内でFFAをアジアサッカー界から脱退させる動きがあることを明かした。 「私がAFCの会長に選ばれる前(アール=ハリーファ氏の会長就任は2013年)に、オーストラリアが連盟に加入した」 「その際、AFCの総会において、オーストラリアが連盟に留まるか、もしくは脱退させるかについての再審議や決議がなされていない」 「現在、西側のアジア諸国で、オーストラリアの脱退を求める動きがある」 「そういったアラブ国家が1カ国だけではないということも認識している」 2015.01.30 11:41 Fri5
