女子W杯が開幕!開催国ニュージーランドが出場6大会目にしてW杯初勝利、過去に優勝経験のノルウェーを下す【オーストラリア&ニュージーランド女子W杯】
2023.07.20 18:13 Thu
20日、オーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)が開幕した。
通算9回目の女子W杯。開幕戦には5大会連続6度目の出場となった開催国のニュージーランド女子代表と1995年に優勝を経験、9大会連続9回目の出場となったノルウェー女子代表が対戦した。
FIFAランキングでは22位と12位という実力差のあるチーム同士の対戦。この試合は、山下良美主審、手代木直美副審、坊薗真琴副審の日本人トリオが担当。史上初の出来事となった。
過去5大会では勝利がないニュージーランド。開催国としてW杯初勝利を目指した中、エースのハナ・ウィルキンソンを中心に攻め立てていく。
対するノルウェーもサイドを使った力強い攻撃を仕掛け、何度となくファイナルサードまでボールを運び、ボックス内でもシュート。しかし、ニュージーランドは粘りの守備を見せてゴールを許さない。
ゴールレスで後半を迎えた中、ニュージーランドは早々にネットを揺らす。ゴールキックからカウンターを仕掛けたニュージーランドは、縦パスに反応したジャッキー・ハンドが右サイドを突破。グラウンダーのパスをウィルキンソンがダイレクトで蹴り込み、ニュージーランドが先制。今大会の第1号ゴールとなった。
先制を許したノルウェーだったが、59分にビッグチャンス。左サイドを崩すと、フリーダ・マーナムがフリーでシュート。しかし、枠の左に外れていく。
ノルウェーに押し込まれながらも、ニュージーランドも反撃。76分にはボックスない左でウィルキンソンがキープすると、マイナスのボールをボックス手前でリア・パーシバルがミドルシュート。鋭いボールが飛ぶが、右に外れる。
すると81分にはノルウェーがビッグチャンス。ツヴァ・ハンセンがミドルシュートを放ったが、クロスバーを直撃。同点には追いつけない。
同点を目指すノルウェーが終盤にかけて押し込んでいく中、90分にはVARチェック後のオン・フィールド・レビュー(OFR)の結果、相手のハンドによりニュージーランドがPKを獲得。山下主審も場内に英語でPKがあったことを伝えた。ニュージーランドは、PKでパーシバルが右隅を狙ったが、クロスバーを直撃。試合を決定づけられない。
命拾いしたノルウェーはその後もニュージーランドを攻め立てることに。9分間のアディショナルタイムで攻め込むと、98分にはエミリエ・ハーヴィが左サイドを仕掛けるとクロス。ボックス中央でアーダ・ヘーゲルベルグが繋ぎ、最後はグーロ・レイテンがボックス内でシュート。しかし、これは枠を外れ試合終了。ニュージーランドは6大会目、W杯16試合目で記念すべき初勝利を収めた。
ニュージーランド女子代表 1-0 ノルウェー女子代表
【ニュージーランド】
ハナ・ウィルキンソン(後3)
通算9回目の女子W杯。開幕戦には5大会連続6度目の出場となった開催国のニュージーランド女子代表と1995年に優勝を経験、9大会連続9回目の出場となったノルウェー女子代表が対戦した。
FIFAランキングでは22位と12位という実力差のあるチーム同士の対戦。この試合は、山下良美主審、手代木直美副審、坊薗真琴副審の日本人トリオが担当。史上初の出来事となった。
対するノルウェーもサイドを使った力強い攻撃を仕掛け、何度となくファイナルサードまでボールを運び、ボックス内でもシュート。しかし、ニュージーランドは粘りの守備を見せてゴールを許さない。
ニュージーランドは44分、縦パスを受けたウィルキンソンが2人に囲まれながらも強引に突破。ボックス内でシュートもテア・ビエルデがブロックしゴールを許さない。
ゴールレスで後半を迎えた中、ニュージーランドは早々にネットを揺らす。ゴールキックからカウンターを仕掛けたニュージーランドは、縦パスに反応したジャッキー・ハンドが右サイドを突破。グラウンダーのパスをウィルキンソンがダイレクトで蹴り込み、ニュージーランドが先制。今大会の第1号ゴールとなった。
先制を許したノルウェーだったが、59分にビッグチャンス。左サイドを崩すと、フリーダ・マーナムがフリーでシュート。しかし、枠の左に外れていく。
ノルウェーに押し込まれながらも、ニュージーランドも反撃。76分にはボックスない左でウィルキンソンがキープすると、マイナスのボールをボックス手前でリア・パーシバルがミドルシュート。鋭いボールが飛ぶが、右に外れる。
すると81分にはノルウェーがビッグチャンス。ツヴァ・ハンセンがミドルシュートを放ったが、クロスバーを直撃。同点には追いつけない。
同点を目指すノルウェーが終盤にかけて押し込んでいく中、90分にはVARチェック後のオン・フィールド・レビュー(OFR)の結果、相手のハンドによりニュージーランドがPKを獲得。山下主審も場内に英語でPKがあったことを伝えた。ニュージーランドは、PKでパーシバルが右隅を狙ったが、クロスバーを直撃。試合を決定づけられない。
命拾いしたノルウェーはその後もニュージーランドを攻め立てることに。9分間のアディショナルタイムで攻め込むと、98分にはエミリエ・ハーヴィが左サイドを仕掛けるとクロス。ボックス中央でアーダ・ヘーゲルベルグが繋ぎ、最後はグーロ・レイテンがボックス内でシュート。しかし、これは枠を外れ試合終了。ニュージーランドは6大会目、W杯16試合目で記念すべき初勝利を収めた。
ニュージーランド女子代表 1-0 ノルウェー女子代表
【ニュージーランド】
ハナ・ウィルキンソン(後3)
山下良美の関連記事
U-24ニュージーランド代表の関連記事
女子ワールドカップの関連記事
記事をさがす
|
山下良美の人気記事ランキング
1
開幕戦に決勝も!女子W杯を終えた山下良美主審ら日本人審判トリオが帰国、労いの言葉多数届く
オーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)で大役を務めあげた日本の審判団、山下良美主審、坊薗真琴副審、手代木直美副審へ労いの声が多数寄せられている。 2019年フランス大会に続いて2度目の選出となった山下主審と坊薗副審、2015年カナダ大会から続く3度目の女子W杯担当審判員となった手代木副審による日本人審判トリオ。 今大会では開幕戦となったニュージーランド女子代表vsノルウェー女子代表を担当。FIFA女子W杯の開幕戦を担当した初の日本人審判員となった。 以降もグループEのアメリカ女子代表vsオランダ女子代表、ラウンド16のオランダ女子代表vs南アフリカ女子代表を日本人トリオで担当した。 加えて各々では坊薗副審がグループDのハイチ女子代表vsデンマーク女子代表を担当。山下主審はグループHのドイツ女子代表vsコロンビア女子代表の第4審を任されると、決勝戦のスペイン女子代表vsイングランド女子代表の第4審にもアポイント。大岩真由美主審に次いで女子W杯の決勝を担当した2人目の審判員となった。 日本サッカー協会(JFA)のなでしこ用X(旧:ツイッター)アカウントは23日、大役を終えて帰国した3名の姿を公開。ファンからは「お疲れ様でした!」、「めちゃカッコよかったです!」、「日本代表チームと並んで誇らしかったです」、「もうひとつの素晴らしい成果」など、労いの言葉が多数届けられている。 JFAによれば今後も「国内外で行われるリーグや大会のアポイントに備えて、それぞれトレーニングに励みます!」とのこと。なでしこジャパン同様に活躍した3名の、今後の活動にも注目が集まる。 <span class="paragraph-title">【写真】女子W杯を終えて帰国した山下良美主審、坊薗真琴副審、手代木直美副審</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">昨日、<a href="https://twitter.com/hashtag/%E5%B1%B1%E4%B8%8B%E8%89%AF%E7%BE%8E?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#山下良美</a> 主審、<a href="https://twitter.com/hashtag/%E5%9D%8A%E8%96%97%E7%9C%9F%E7%90%B4?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#坊薗真琴</a> 副審、<a href="https://twitter.com/hashtag/%E6%89%8B%E4%BB%A3%E6%9C%A8%E7%9B%B4%E7%BE%8E?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#手代木直美</a> 副審が『FIFA女子 <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%89%E3%82%AB%E3%83%83%E3%83%97?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#ワールドカップ</a> 2023』を終え帰国しました<br><br>日本人として初めてFIFA女子ワールドカップの開幕戦で主審と副審を担当するなど、大役を務め上げた"トリオ"… <a href="https://t.co/RDzC5SjMQd">pic.twitter.com/RDzC5SjMQd</a></p>— JFAなでしこサッカー (@jfa_nadeshiko) <a href="https://twitter.com/jfa_nadeshiko/status/1694237339529404691?ref_src=twsrc%5Etfw">August 23, 2023</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2023.08.23 21:10 Wed2