ヒザの重傷から復活したベテラン2名は5大会連続W杯出場、17歳FWや病気克服の選手も…女子W杯開催国のニュージーランドがメンバー発表!

2023.06.30 23:10 Fri
左から5度目の出場となるリア・パーシバル、初W杯の17歳FWミリー・クレッグ
Getty Images
左から5度目の出場となるリア・パーシバル、初W杯の17歳FWミリー・クレッグ
ニュージーランド・フットボール(NZF)は30日、オーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)に臨むニュージーランド女子代表メンバーを発表した。

自国開催となるW杯に向けたメンバーは23名。男子とは異なり、今回が5大会連続6度目のW杯出場となる。

しかし、過去1度も勝利を挙げたことがなく、グループステージ敗退が続くニュージーランド。参加チームが増えたこと、そして自国開催ということもあり、初勝利、そして初のグループステージ突破を目指す戦いとなる。
そのメンバーにはベテラン勢もしっかりと名を連ね、DFリア・パーシバル(トッテナム)、DFアリ・ライリー(エンジェル・シティ)、MFアナリー・ロンゴ(無所属)は5大会連続のW杯出場となる。

33歳のパーシバルはこれまで同国最多の161試合に出場し14ゴールを記録。35歳のライリーは152試合2ゴール、31歳のロンゴは127試合で15ゴールを記録している。なお、パーシバル、ロンゴはヒザに重傷を負っていたが、復活してメンバー入りを果たした。
なお、10名が初のW杯出場に。17歳のFWミリー・クレッグも選ばれ、初のW杯に臨むことに。また、DFレベッカ・ストット(ブライトン&ホーヴ・アルビオン)は2021年3月に白血球内のリンパ球がガン化するホジキンリンパ腫であることを発表。現在は寛解し、見事にメンバー入りを果たした。

ニュージーランド女子代表は、7月20日にノルウェー女子代表と初戦を戦い、同25日フィリピン女子代表、同30日にスイス女子代表と対戦する。

リア・パーシバルの関連記事

20日、オーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)が開幕した。 通算9回目の女子W杯。開幕戦には5大会連続6度目の出場となった開催国のニュージーランド女子代表と1995年に優勝を経験、9大会連続9回目の出場となったノルウェー女子代表が対戦した。 FIFAランキングでは22位と12位という実力 2023.07.20 18:13 Thu

U-24ニュージーランド代表の関連記事

なでしこジャパンの池田太監督が、スペイン遠征のメンバーを発表し、意気込みを語った。 パリ・オリンピックへの出場が決まっているなでしこジャパン。5月から6月にかけてスペイン遠征を行い、ニュージーランド女子代表と2試合を戦うことに。7月にはガーナ女子代表と金沢で対戦し、オリンピック本大会に臨むこととなる。 貴重 2024.05.22 15:25 Wed
Aリーグ・メンに新王者誕生か。オーストラリア『news.com.au』が伝えている。 サッカー・オーストラリア1部のAリーグ・メン。3月31日、第22節のウェリントン・フェニックスvsブリスベン・ロアーが行われ、ホームのウェリントンが1-0と勝利。2連勝で首位キープだ。 “ウェリントン”と聞いてわかる通り、 2024.04.01 18:30 Mon
19日、パリ・オリンピックサッカー女子のオセアニア予選決勝、ニュージーランド女子代表vsソロモン諸島女子代表がサモアの国立競技場で行われ、11-1で勝利したニュージーランドが本大会出場を決めた。 オセアニアの1枠を懸けて顔を合わせた両者は、5大会連続5度目のオリンピック出場を目指すニュージーランド(FIFAランキ 2024.02.20 22:20 Tue
30日、オーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)グループA第3節の2試合が行われ、スイス女子代表とノルウェー女子代表の決勝トーナメント進出が決定した。 ここまで1勝1分けの勝ち点4でグループA首位に立つスイス女子代表と、ホスト国で1勝1敗の勝ち点3で2位に位置するニュージーランド女子代表の一戦は 2023.07.30 18:21 Sun
25日、オーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)グループA第2節のニュージーランド女子代表vsフィリピン女子代表が、ニュージーランドのウェリントン・リージョナル・スタジアムで行われ、フィリピンが0-1で勝利を収めた。 W杯開催国のニュージーランドは、初戦のノルウェー女子代表戦でハナ・ウィルキンソ 2023.07.25 16:39 Tue

女子ワールドカップの関連記事

国際サッカー連盟(FIFA)は7日、2027年にブラジルで行われる女子ワールドカップ(W杯)の開催都市を発表した。 初の南米での開催となる女子W杯。8つの都市での開催が決定し、FIFAが公式に発表した。 開催地は、ベロオリゾンテ、ブラジリア、フォルタレーザ、ポルト・アレグレ、レシフェ、リオ・デ・ジャネイロ、 2025.05.08 12:20 Thu
国際サッカー連盟(FIFA)は5日、理事会を開催し、2031年、2035年の女子ワールドカップ(W杯)に関して開催要件の概要を発表した。 日本も招致を目指していた女子W杯。2023年にオーストラリアとニュージーランドが共催で開催。2027年はブラジルで開催されることが決定している。 そんな中、FIFAの理事 2025.03.06 15:22 Thu
スペイン女子代表FWジェニファー・エルモソが、自身への合意のないキスにより性的暴行罪でスペインサッカー連盟(RFEF)の元会長だったルイス・ルビアレス氏が有罪判決となった中、控訴する意向を示したという。ロイター通信やAFP通信が伝えた。 事件は2023年の女子ワールドカップで発生。スペイン女子代表が初優勝を果たし 2025.02.21 23:15 Fri
2023年の女子ワールドカップで見事に初優勝を果たしたスペイン女子代表。しかし、その歓喜に水を差す形となってしまったのが当時のスペインサッカー連盟(RFEF)会長のルイス・ルビアレス氏の行動だった。 ルビアレス氏は優勝を祝うセレモニーの中、スペイン女子代表MFジェニファー・エルモソを抱き寄せてキス。しかし、これが 2025.02.20 23:35 Thu

記事をさがす

U-24ニュージーランド代表の人気記事ランキング

1

女子W杯共催のオーストラリアとニュージーランド、2029年クラブW杯招致を検討

オーストラリアとニュージーランドが、2029年のFIFAクラブ・ワールドカップ(CWC)の開催地に立候補することを検討しているようだ。 2025年大会から4年に一度の開催周期になるCWCは参加クラブも現在の7チームから32チームに拡大され、2021~24年までの各大陸王者らが出場。日本からは今年5月にAFCチャンピオンズリーグ(ACL)を制した浦和レッズの出場が決定している。 また、先日に国際サッカー連盟(FIFA)は、2025年のCWC開催地がアメリカに決定したことを発表している。 来月にニュージーランドとのFIFA女子ワールドカップ(W杯)の開催を控えるオーストラリアサッカー連盟(FFA)のジェームズ・ジョンソンCEOは、両国がその新フォーマットのCWC第2回大会の開催地に立候補することを検討していると語った。 2018年までFIFAでジャンニ・インファンティーノ会長の下で働いていた同氏は、「ジャンニはUEFAでチャンピオンズリーグを本当に成長させた。彼はそのために何が必要かを知っている。いつの日か最高のクラブチームが我々の海岸に来ることは、オーストラリアンフットボールにとって良いことだけだ」、「それは男子ワールドカップと同様に我々が検討できることだが、それは我々が史上最高の女子ワールドカップを実現した後だ」と、オーストラリア『シドニー・モーニング・ヘラルド』でコメントした。 また、ジョンソン氏は今回の女子W杯、2029年のCWC開催を足掛かりに、2034年の男子W杯の招致を目指していることも認めている。 2023.06.28 18:23 Wed
2

倉田秋の代表初弾が決勝点! 日本がNZに競り勝つ《キリンチャレンジカップ》

▽日本代表は6日、豊田スタジアムでキリンチャレンジカップ2017のニュージーランド代表戦に臨み、2-1で勝利︎した。 ▽9月シリーズで6大会連続6度目のワールドカップ出場を決めた日本。この10月シリーズのニュージーランド戦、ハイチ代表戦(10日)を皮切りに、本大会のメンバー入りを目指す選手たちはサバイバルレースという“新たな戦い”に臨む。ニュージーランド戦に向けては、最後尾に川島、最終ラインに右から酒井宏、吉田、槙野、長友を配置。ダブルボランチには山口と井手口、トップ下に香川が入り、前線に右から久保、大迫、武藤を並べた。 ▽試合は、入りから日本が攻め立てる。5バック採用のニュージーランドをサイド攻撃で揺さぶると、9分にゴール前へのロングボールのこぼれ球から香川が右足シュート。これは惜しくも右ポストに嫌われたものの、序盤から日本優勢の展開となる。続く10分にも大迫の積極性でゴールに迫った日本は、半ば以降もニュージーランドを押し込むが、徐々に攻撃が尻すぼみ。23分にはバイタルエリア中央での山口の果敢なインターセプトから香川に決定機が巡ってくるが、右足シュートを枠に飛ばせない。 ▽30分に一瞬崩れた最終ラインの隙を突かれてカウンターを許した日本は、終盤に守備機会が増え始める中、32分に決定機。最終ライン背後への浮き球パスに反応した久保がボックス左で相手GKをかわして無人のゴールにボールを蹴りこもうとするが、ゴール左サイドネットを揺らすにとどまった。続く42分には左サイドから中にカットインした長友のセンタリングから大迫がヘディングシュート。だが、これもクロスバーの上に外れてしまい、ゴールレスで試合を折り返した。 ▽交代なしで迎えた後半も立ち上がりから日本の攻勢で進む中、49分に右サイドから中に向かってドリブルを仕掛けた山口の左足シュートがボックス内で相手のハンドを誘い、PKのチャンスを獲得。これをキッカーの大迫が落ち着いてゴール右に沈め、日本が均衡を破る。だが、59分には、ロハスに長友の左サイドを縦に抜かれてクロスを許すと、ゴール前のウッドにヘディングシュートを決められて、追いつかれてしまう。 ▽あっさりスコアをタイに戻された日本は、60分に大迫、香川に代えて、杉本、小林、70分に武藤に代えて乾を投入。その中で、乾が左サイドを活性化させ、75分に杉本、76分に長友にシュートチャンスが巡ってくるが、いずれも決めきれない。それでも久保、井手口に代えて浅野、倉田をピッチに送り込み、勝ち越しを目指すと、87分に左サイドから乾が左足クロス。ファーにいた酒井宏の頭での折り返しを詰めていた倉田がヘディングで流し込み、日本が勝ち越した。 ▽結局、倉田の記念すべき代表初ゴールが決勝点となり、日本がニュージーランドに2-1の勝利。日本は10日、日産スタジアムでハイチと対戦する。 2017.10.06 21:15 Fri

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly