鹿児島が5季ぶりのJ2復帰! 逆転勝利の3位・富山は得失点差で及ばず【明治安田J3第38節】
2023.12.02 17:00 Sat
2日、明治安田生命J3リーグ第38節(最終節)の10試合が各地で行われた。
前節連敗を止め、2位をキープした鹿児島ユナイテッドFC(勝ち点61)は5位・ガイナーレ鳥取(勝ち点55)とアウェイで対戦。引き分け以上ならJ2復帰が現実的な中、前半をゴールレスで終えると、後半の56分に痛恨の失点。PKを与えてしまい、鳥取の普光院誠に決められた。
追いかける鹿児島は76分、途中出場の山本駿亮が味方とのワンツーからペナルティアーク内で右足を振り抜くと、シュートはゴール左隅へ。このまま1-1の引き分けで終えた鹿児島は同時刻開催の3位・カターレ富山(勝ち点59)の結果を待つのみとなった。
鹿児島が引き分けのため、逆転昇格に向け、大量得点での勝利が必要となる富山は11位・Y.S.C.C.横浜(勝ち点52)をホームに迎えた。立ち上がりから先制したのはYS横浜。8分、GKからのフィードが一気に前線まで届くと、抜け出した松村航希がシュートを流し込んだ。
1点を追う富山は前半アディショナルタイム、今シーズン限りでの引退を発表している高橋駿太が左からのクロスを頭で押し込み、値千金の同点弾を奪う。さらに、1-1のまま終盤までもつれ込むと、後半アディショナルタイムにはアルトゥール・シルバがPKを沈め、富山が劇的な逆転勝利を収めた。
その他、J3優勝とJ2復帰をすでに決めていた愛媛FC(勝ち点70)は3試合ぶりの白星を手にし、勝ち点73でフィニッシュ。J3昇格初年度の奈良クラブとFC大阪はそれぞれ5位と11位でシーズンを終えている。
一方、下位はテゲバジャーロ宮崎が19位に終わり、ギラヴァンツ北九州が最下位に。本来なら日本フットボールリーグ(JFL)勢との入れ替え戦ならびに自動降格となるが、Jリーグ参入要件を満たすチームがいなかったため、北九州と宮崎はともにJ3残留が決まった。
◆明治安田生命J3リーグ第38節
▽12月2日(土)
松本山雅FC 0-1 奈良クラブ
ガイナーレ鳥取 1-1 鹿児島ユナイテッドFC
FC大阪 1-2 愛媛FC
FC岐阜 0-1 ギラヴァンツ北九州
アスルクラロ沼津 2-3 FC今治
カターレ富山 2-1 Y.S.C.C.横浜
AC長野パルセイロ 2-2 テゲバジャーロ宮崎
福島ユナイテッドFC 0-0 FC琉球
いわてグルージャ盛岡 1-0 カマタマーレ讃岐
ヴァンラーレ八戸 0-0 SC相模原
◆明治安田生命J3リーグ順位表
1位:愛媛FC|勝ち点73/+11
2位:鹿児島ユナイテッドFC|勝ち点62/+17
―――――J2昇格
3位:カターレ富山|勝ち点62/+11
4位:FC今治|勝ち点59/+12
5位:奈良クラブ|勝ち点57/+13
6位:ガイナーレ鳥取|勝ち点56/+5
7位:ヴァンラーレ八戸|勝ち点56/+2
8位:FC岐阜|勝ち点54/+9
9位:松本山雅FC|勝ち点54/+4
10位:いわてグルージャ盛岡|勝ち点54/-1
11位:FC大阪|勝ち点53/+3
12位:Y.S.C.C.横浜|勝ち点52/-2
13位:アスルクラロ沼津|勝ち点51/±0
14位:AC長野パルセイロ|勝ち点50/-8
15位:福島ユナイテッドFC|勝ち点47/-5
16位:カマタマーレ讃岐|勝ち点44/-16
17位:FC琉球|勝ち点43/-18
18位:SC相模原|勝ち点41/-4
19位:テゲバジャーロ宮崎|勝ち点39/-21
20位:ギラヴァンツ北九州|勝ち点31/-12
前節連敗を止め、2位をキープした鹿児島ユナイテッドFC(勝ち点61)は5位・ガイナーレ鳥取(勝ち点55)とアウェイで対戦。引き分け以上ならJ2復帰が現実的な中、前半をゴールレスで終えると、後半の56分に痛恨の失点。PKを与えてしまい、鳥取の普光院誠に決められた。
追いかける鹿児島は76分、途中出場の山本駿亮が味方とのワンツーからペナルティアーク内で右足を振り抜くと、シュートはゴール左隅へ。このまま1-1の引き分けで終えた鹿児島は同時刻開催の3位・カターレ富山(勝ち点59)の結果を待つのみとなった。
1点を追う富山は前半アディショナルタイム、今シーズン限りでの引退を発表している高橋駿太が左からのクロスを頭で押し込み、値千金の同点弾を奪う。さらに、1-1のまま終盤までもつれ込むと、後半アディショナルタイムにはアルトゥール・シルバがPKを沈め、富山が劇的な逆転勝利を収めた。
この結果、富山は鹿児島に勝ち点「62」で並んだが、得失点差で「6」及ばず。2位を死守した鹿児島が5シーズンぶりのJ2復帰が決めた。
その他、J3優勝とJ2復帰をすでに決めていた愛媛FC(勝ち点70)は3試合ぶりの白星を手にし、勝ち点73でフィニッシュ。J3昇格初年度の奈良クラブとFC大阪はそれぞれ5位と11位でシーズンを終えている。
一方、下位はテゲバジャーロ宮崎が19位に終わり、ギラヴァンツ北九州が最下位に。本来なら日本フットボールリーグ(JFL)勢との入れ替え戦ならびに自動降格となるが、Jリーグ参入要件を満たすチームがいなかったため、北九州と宮崎はともにJ3残留が決まった。
◆明治安田生命J3リーグ第38節
▽12月2日(土)
松本山雅FC 0-1 奈良クラブ
ガイナーレ鳥取 1-1 鹿児島ユナイテッドFC
FC大阪 1-2 愛媛FC
FC岐阜 0-1 ギラヴァンツ北九州
アスルクラロ沼津 2-3 FC今治
カターレ富山 2-1 Y.S.C.C.横浜
AC長野パルセイロ 2-2 テゲバジャーロ宮崎
福島ユナイテッドFC 0-0 FC琉球
いわてグルージャ盛岡 1-0 カマタマーレ讃岐
ヴァンラーレ八戸 0-0 SC相模原
◆明治安田生命J3リーグ順位表
1位:愛媛FC|勝ち点73/+11
2位:鹿児島ユナイテッドFC|勝ち点62/+17
―――――J2昇格
3位:カターレ富山|勝ち点62/+11
4位:FC今治|勝ち点59/+12
5位:奈良クラブ|勝ち点57/+13
6位:ガイナーレ鳥取|勝ち点56/+5
7位:ヴァンラーレ八戸|勝ち点56/+2
8位:FC岐阜|勝ち点54/+9
9位:松本山雅FC|勝ち点54/+4
10位:いわてグルージャ盛岡|勝ち点54/-1
11位:FC大阪|勝ち点53/+3
12位:Y.S.C.C.横浜|勝ち点52/-2
13位:アスルクラロ沼津|勝ち点51/±0
14位:AC長野パルセイロ|勝ち点50/-8
15位:福島ユナイテッドFC|勝ち点47/-5
16位:カマタマーレ讃岐|勝ち点44/-16
17位:FC琉球|勝ち点43/-18
18位:SC相模原|勝ち点41/-4
19位:テゲバジャーロ宮崎|勝ち点39/-21
20位:ギラヴァンツ北九州|勝ち点31/-12
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鹿児島ユナイテッドFCは29日、MF田上裕(33)が今シーズン限りで引退することを発表した。 田上は宮崎産業経営大学を卒業後、日本フットボールリーグ(JFL)のFC刈谷やFC琉球(現J2)を経て、2010年に鹿児島の前身クラブであったFC KAGOSHIMA(当時鹿児島県1部)に加入。その後、クラブと共に九州サッカーリーグ、JFL、とカテゴリーを上げていき、2013年には主力としてJリーグ参入に貢献した。 J3で1年目となった2016年は公式戦26試合に出場。だが、翌シーズンから出場機会を減らしていき、今シーズンは明治安田生命J2リーグで8試合、天皇杯で1試合の出場となっていた。 キャリア通算はJ2リーグで8試合、J3リーグで36試合、天皇杯で3試合。プロ生活に終止符を打った田上はクラブ公式サイトで以下のようにコメントしている。 「日頃より鹿児島ユナイテッドFCへの熱い応援、サポート、心より感謝致します。私、田上裕はこの度、契約満了に伴い今シーズンをもちましてサッカー選手を引退することになりました」 「愛する鹿児島にJリーグのクラブを作るために鹿児島県リーグのFC KAGOSHIMAに入団させていただいて10年!辛いこともいっぱいありましたし、諦めかけたことだってありましたが、いつも熱く応援して下さったファン・サポーターの皆さま、いつも純粋な瞳で見つめてくれる子どもたち、どんな時も信じてついてきてくれた家族、私は皆さんの気持ちに支えられてピッチの上で全力で戦い続けられました」 「九州リーグ昇格、JFL昇格、J3昇格、J2昇格と4回の昇格を皆さんと共に喜ぶことができて、私は幸せでした。自分だけでは絶対に夢を諦めてしまっていたと思います。才能なんてない落ちこぼれの自分にエネルギーを与えてくれたこと、夢を叶えさせてくれたこと、本当に感謝しています」 「『鹿児島にJリーグなんて無理に決まっている』と言われて悔しくて泣いたこともあるけど、今、鹿児島にはJリーグがあって、子どもたちが目標にするチームがあります。たった数人しか観客がいなかった10年前から、今では1万人もの方で鴨池のスタンドが埋まるまでになりました。これは私たち選手だけで掴んだものではなくて、共に戦って下さった皆さまがいるから、みんなの夢が実現したんだと思います。これからも鹿児島ユナイテッドFCは、鹿児島を愛するすべての人にとってかけがえのない存在として桜島のようにあり続けてくれると信じています」 「私はもう選手として鴨池のピッチを走ることはありません。ここで引退することに志半ばという寂しさ悔しさもあるけど、いつか訪れる時が「今」だったのだと思います。これからも鹿児島ユナイテッドFCは支えて下さる皆さんと共に走り続けていくと思います。鹿児島ユナイテッドFCをどうかよろしくお願い致します」 「今まで田上裕と共に戦ってくれたすべてのチームメイト、スタッフ、ファン、サポーター、スポンサーの皆さま、本当は一人一人に『ありがとうございました。感謝しています』とお伝えしたいのですが、まずはこの場を借りてお礼を言わせて下さい」 「10年間共に戦って下さった皆さま、そしてこれまでの33年間の人生で出会って下さったすべての人に感謝しています。ありがとうございました!!! これからも田上裕は、鹿児島を元気にするために、自分の道を死ぬ気で走ります!本当にお世話になりました。『日々感謝No,33』」 2019.11.29 20:20 Fri
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