橘田健人が2戦連続のスーパーミドル弾やマルシーニョの圧巻個人技で川崎Fが3連勝も大南拓磨が重傷の可能性…BGパトゥムは3連敗【ACL2023-24】
2023.10.24 22:57 Tue
先制ゴールの遠野大弥(右)と豪快ミドルを決めた橘田健人
24日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)2023-24グループI第3節のBGパトゥム・ユナイテッドvs川崎フロンターレがパトゥム・ターニー・スタジアムが行われ、2-4で川崎Fが勝利を収めた。BGパトゥムは初戦で蔚山現代(韓国)に3-1で敗れると、第2節ではホームでジョホール・ダルル・タクジム(JDT/マレーシア)に2-4で敗れており2連敗スタートとなっている。古巣対決のチャナティップ・ソングラシンは先発出場した。
対する川崎Fは初戦でJDT相手にアウェイで0-1と勝利すると、第2節ではホームで蔚山に1-0で勝利。橘田健人の劇的ミドルで2連勝とし、3連勝をかけてアウェイ戦に臨んだ。
その川崎Fは、アビスパ福岡との直近のリーグ戦から2名を変更。瀬古樹、瀬川祐輔に代えて、登里享平、遠野大弥を起用。[4-3-3]で臨み、3トップは家長昭博、レアンドロ・ダミアン、マルシーニョが並んだ。
序盤は互いに攻めながらもフィニッシュまで行けない状況。そんな中14分、右サイドを崩した川崎Fは家長のパスをレアンドロ・ダミアンがヒールで繋ぐも相手DFがブロック。それでも家長に送ると、ボックス内右から家長が折り返し、最後は遠野が豪快に蹴り込み川崎Fが先制した。
川崎Fは29分、ボックス手前からレアンドロ・ダミアンが浮き球のパスを出すと、ボックス内右から脇坂がシュート。枠を捉えるが、GKブートプロムが右手一本でセーブする。
BGパトゥムは30分、フレディ・アルバレスが左足アウトで浮き球のパス。これをボックス内でうまくトラップしたダニーロ・アウベスがシュートも、体勢が崩れて強いシュートは打てずGKチョン・ソンリョンがキャッチした。
さらに32分にはフレディ・アルバレスからの高速パスをボックス手前でチャナティップがトラップし浮き球をダイレクトパス。大南の頭上をわずかに超えたパスをセルゲエフが収めるがシュートまでは行けない。
前半の終盤はBGパトゥムが押し込む展開に。セルゲエフがシュートに行くなどゴールに迫るが、精度を欠いてしまい、川崎Fがリードして前半を終えると思われたが、アディショナルタイム1分にコナパットからのクロスを大南と競り合ったセルゲエフがヘッド。これが右サイドに決まり1-1でハーフタイムを迎える。
後半も立ち上がりから互いに攻め込んでいく中、52分にスコアが動く。
左サイドのスペースへのボールにマルシーニョがラインギリギリで追いつくと、そのままボックス左からクロス。レアンドロ・ダミアンからの頭での折り返しを瀬古はシュートを打てないものの、こぼれ球を走り込んだ橘田がボックス際で右足一閃。強烈なミドルシュートがGKの手を弾いてラインを越え、川崎Fが勝ち越しに成功する。
すると68分、相手のCKの守備から川崎Fがロングカウンター。山村のクリアボールを受けたマルシーニョがドリブルスタート。相手陣内を切り裂くと、ワリスをスピードで振り切り、そのままボックス内でGKとの一対一からシュートを沈めた。
BGパトゥムの心を折るようなマルシーニョの圧巻な個人技で2点差とした川崎F。70分にはそのマルシーニョとレアンドロ・ダミアンを下げ、宮代大聖とバフェティンビ・ゴミスを投入する。すると、77分には右CKからのクロスを大南がボックス中央でドンピシャヘッド。VARチェックが入るが、リードを3点に広げた。
勝敗の行方はほぼ決まったかに思われたが、79分には思わぬジャッジ。スペースへのロングボールに対してGKチョン・ソンリョンが対応。相手が寄せたところでヒザを出すと、これがファウルとなりイエローカード。BGパトゥムにPKが与えられると、ビクトル・カルドゾが落ち着いて決めて1点を返す。
それでも2点のリードがあった川崎Fだが、さらにアクシデント発生。86分に相手の突破に対応した大南が、踏ん張った際に左ヒザと左足首を捻った形となり倒れ込むことに。すぐさま自ら交代を要求し、重傷の可能性。そのまま担架で運び出されると、ケガから復帰したジェジエウと交代。そのジェジエウはピッチに入る前にイエローカードをもらった。
川崎Fはその後に家長に代えて高井幸大を投入したが、高井もピッチに入った途端にイエローカードをもらう不思議な判定。終盤はPK、ケガ、不可解な警告などドタバタしたもののしっかりと勝利。川崎Fは3連勝を収めた一方で、BGパトゥムは3連敗とグループステージ敗退が濃厚となった。
BGパトゥム・ユナイテッド 2-4 川崎フロンターレ
【BGパトゥム】
セルゲエフ(前46)
ビクトル・カルドゾ(後37)
【川崎F】
遠野大弥(前14)
橘田健人(後7)
マルシーニョ(後23)
大南拓磨(後32)
対する川崎Fは初戦でJDT相手にアウェイで0-1と勝利すると、第2節ではホームで蔚山に1-0で勝利。橘田健人の劇的ミドルで2連勝とし、3連勝をかけてアウェイ戦に臨んだ。
序盤は互いに攻めながらもフィニッシュまで行けない状況。そんな中14分、右サイドを崩した川崎Fは家長のパスをレアンドロ・ダミアンがヒールで繋ぐも相手DFがブロック。それでも家長に送ると、ボックス内右から家長が折り返し、最後は遠野が豪快に蹴り込み川崎Fが先制した。
なんとか初白星が欲しいBGパトゥムはチャナティップとダニーロ・アウベスを中心に川崎Fゴールに迫るが、フィニッシュまでは行けない。
川崎Fは29分、ボックス手前からレアンドロ・ダミアンが浮き球のパスを出すと、ボックス内右から脇坂がシュート。枠を捉えるが、GKブートプロムが右手一本でセーブする。
BGパトゥムは30分、フレディ・アルバレスが左足アウトで浮き球のパス。これをボックス内でうまくトラップしたダニーロ・アウベスがシュートも、体勢が崩れて強いシュートは打てずGKチョン・ソンリョンがキャッチした。
さらに32分にはフレディ・アルバレスからの高速パスをボックス手前でチャナティップがトラップし浮き球をダイレクトパス。大南の頭上をわずかに超えたパスをセルゲエフが収めるがシュートまでは行けない。
前半の終盤はBGパトゥムが押し込む展開に。セルゲエフがシュートに行くなどゴールに迫るが、精度を欠いてしまい、川崎Fがリードして前半を終えると思われたが、アディショナルタイム1分にコナパットからのクロスを大南と競り合ったセルゲエフがヘッド。これが右サイドに決まり1-1でハーフタイムを迎える。
後半も立ち上がりから互いに攻め込んでいく中、52分にスコアが動く。
左サイドのスペースへのボールにマルシーニョがラインギリギリで追いつくと、そのままボックス左からクロス。レアンドロ・ダミアンからの頭での折り返しを瀬古はシュートを打てないものの、こぼれ球を走り込んだ橘田がボックス際で右足一閃。強烈なミドルシュートがGKの手を弾いてラインを越え、川崎Fが勝ち越しに成功する。
すると68分、相手のCKの守備から川崎Fがロングカウンター。山村のクリアボールを受けたマルシーニョがドリブルスタート。相手陣内を切り裂くと、ワリスをスピードで振り切り、そのままボックス内でGKとの一対一からシュートを沈めた。
BGパトゥムの心を折るようなマルシーニョの圧巻な個人技で2点差とした川崎F。70分にはそのマルシーニョとレアンドロ・ダミアンを下げ、宮代大聖とバフェティンビ・ゴミスを投入する。すると、77分には右CKからのクロスを大南がボックス中央でドンピシャヘッド。VARチェックが入るが、リードを3点に広げた。
勝敗の行方はほぼ決まったかに思われたが、79分には思わぬジャッジ。スペースへのロングボールに対してGKチョン・ソンリョンが対応。相手が寄せたところでヒザを出すと、これがファウルとなりイエローカード。BGパトゥムにPKが与えられると、ビクトル・カルドゾが落ち着いて決めて1点を返す。
それでも2点のリードがあった川崎Fだが、さらにアクシデント発生。86分に相手の突破に対応した大南が、踏ん張った際に左ヒザと左足首を捻った形となり倒れ込むことに。すぐさま自ら交代を要求し、重傷の可能性。そのまま担架で運び出されると、ケガから復帰したジェジエウと交代。そのジェジエウはピッチに入る前にイエローカードをもらった。
川崎Fはその後に家長に代えて高井幸大を投入したが、高井もピッチに入った途端にイエローカードをもらう不思議な判定。終盤はPK、ケガ、不可解な警告などドタバタしたもののしっかりと勝利。川崎Fは3連勝を収めた一方で、BGパトゥムは3連敗とグループステージ敗退が濃厚となった。
BGパトゥム・ユナイテッド 2-4 川崎フロンターレ
【BGパトゥム】
セルゲエフ(前46)
ビクトル・カルドゾ(後37)
【川崎F】
遠野大弥(前14)
橘田健人(後7)
マルシーニョ(後23)
大南拓磨(後32)
1
2
橘田健人
瀬古樹
瀬川祐輔
登里享平
遠野大弥
家長昭博
レアンドロ・ダミアン
マルシーニョ
マルシーニョ
脇坂泰斗
チョン・ソンリョン
大南拓磨
バフェティンビ・ゴミス
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「ポンコツででるやん」「あっ…また」川崎Fの小林悠、集合写真でお茶目プレー…以前には1人だけダッシュの珍事も
川崎フロンターレがベテランのお茶目な姿を公開している。 明治安田生命J1リーグの3連覇を目指す川崎F。しかし、現在は首位の横浜F・マリノス勝ち点差「4」という状況。残りは3試合となっている。 自分たちが負ければ、相手の優勝が決まる可能性があり、シビアな戦いが3試合続くものの、逆転を信じて勝ち続けるしかない状況だ。 そんな中、川崎FがTikTokでベテランFWのお茶目な姿を公開。それはFW小林悠の姿だった。 試合前に各チームが撮影する集合写真。そこで小林は何度からしくない姿を見せている。 今回投稿されたのは先日の清水エスパルス戦。選手たちの並びを確認していた小林だったが、隣にいた脇坂泰斗が指摘。前列に居たが、実は後列が正位置だったのだ。 慌てて後列に戻った小林だったが、カメラが次の瞬間に捉えたのは、平然と立っている姿。まるで最初からそこに居ましたよ感を出している。 これにはファンも「はや」、「さすがユウさん」と切り替えの早さに注目する一方で、「面白い」、「ポンコツででるやん」、「あっ…また」と、イジるコメントも寄せられている。 というのも、小林が集合写真で失敗するのは今回が初めてでは無い。8月27日に行われた鹿島アントラーズ戦の集合写真では、選手たちがユニフォームの上にTシャツを着て写真撮影。すると、これが終わった直後に小林はピッチに向かってダッシュしてその場から去っていく。 しかし、Tシャツを脱いでユニフォーム姿でも集合写真は撮影されるはず。段取りは説明されており、他の選手たちがその場でTシャツを脱ぐ中、小林は急いで戻って来たのだ。周りの選手たちもこれには大ウケ。しかし、隣の谷口彰悟もコイントスに行こうとその場を離れていたのをクラブは見逃してくれなかった。 ポンコツと言われる小林だが、試合に向けて集中して気合が入っているからかもしれない。ポンコツ行動をしても、ゴールで取り戻せばストライカーとしては十分だろう。 <span class="paragraph-title">【動画】集合写真でお茶目な行動を見せる小林悠</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="tiktok-embed" cite="https://www.tiktok.com/@frontale.official/video/7153174280954514689" data-video-id="7153174280954514689" style="max-width: 605px;min-width: 325px;" > <section> <a target="_blank" title="@frontale.official" href="https://www.tiktok.com/@frontale.official?refer=embed">@frontale.official</a> さすがです… <a title="川崎フロンターレ" target="_blank" href="https://www.tiktok.com/tag/%E5%B7%9D%E5%B4%8E%E3%83%95%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%AC?refer=embed">#川崎フロンターレ</a> <a title="川崎フロンターレはサッカークラブです" target="_blank" href="https://www.tiktok.com/tag/%E5%B7%9D%E5%B4%8E%E3%83%95%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%AC%E3%81%AF%E3%82%B5%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%96%E3%81%A7%E3%81%99?refer=embed">#川崎フロンターレはサッカークラブです</a> <a title="frontale" target="_blank" href="https://www.tiktok.com/tag/frontale?refer=embed">#frontale</a> <a title="jリーグ" target="_blank" href="https://www.tiktok.com/tag/j%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B0?refer=embed">#jリーグ</a> <a title="soccer" target="_blank" href="https://www.tiktok.com/tag/soccer?refer=embed">#soccer</a> <a title="football" target="_blank" href="https://www.tiktok.com/tag/football?refer=embed">#football</a> <a title="小林悠" target="_blank" href="https://www.tiktok.com/tag/%E5%B0%8F%E6%9E%97%E6%82%A0?refer=embed">#小林悠</a> <a title="小林悠しか勝たん" target="_blank" href="https://www.tiktok.com/tag/%E5%B0%8F%E6%9E%97%E6%82%A0%E3%81%97%E3%81%8B%E5%8B%9D%E3%81%9F%E3%82%93?refer=embed">#小林悠しか勝たん</a> <a target="_blank" title=" Bridget made this - TikToker " href="https://www.tiktok.com/music/Bridget-made-this-7113347379155176194?refer=embed"> Bridget made this - TikToker</a> </section> </blockquote> <script async src="https://www.tiktok.com/embed.js"></script> <span class="paragraph-title">【動画】選手も困惑…Tシャツ着たまま、1人だけダッシュする小林悠</span> <span data-other-div="movie2"></span> <blockquote class="tiktok-embed" cite="https://www.tiktok.com/@frontale.official/video/7142038118412078337" data-video-id="7142038118412078337" style="max-width: 605px;min-width: 325px;" > <section> <a target="_blank" title="@frontale.official" href="https://www.tiktok.com/@frontale.official?refer=embed">@frontale.official</a> 走る小林悠 <a title="川崎フロンターレはサッカークラブです" target="_blank" href="https://www.tiktok.com/tag/%E5%B7%9D%E5%B4%8E%E3%83%95%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%AC%E3%81%AF%E3%82%B5%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%96%E3%81%A7%E3%81%99?refer=embed">#川崎フロンターレはサッカークラブです</a> <a title="frontale" target="_blank" href="https://www.tiktok.com/tag/frontale?refer=embed">#frontale</a> <a title="jリーグ" target="_blank" href="https://www.tiktok.com/tag/j%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B0?refer=embed">#Jリーグ</a> <a title="soccer" target="_blank" href="https://www.tiktok.com/tag/soccer?refer=embed">#soccer</a> <a title="football" target="_blank" href="https://www.tiktok.com/tag/football?refer=embed">#football</a> <a title="小林悠" target="_blank" href="https://www.tiktok.com/tag/%E5%B0%8F%E6%9E%97%E6%82%A0?refer=embed">#小林悠</a> <a title="小林悠しか勝たん" target="_blank" href="https://www.tiktok.com/tag/%E5%B0%8F%E6%9E%97%E6%82%A0%E3%81%97%E3%81%8B%E5%8B%9D%E3%81%9F%E3%82%93?refer=embed">#小林悠しか勝たん</a> <a target="_blank" title=" Runner - Bakufu-Slump" href="https://www.tiktok.com/music/Runner-6939974028543952897?refer=embed"> Runner - Bakufu-Slump</a> </section> </blockquote> <script async src="https://www.tiktok.com/embed.js"></script> 2022.10.12 18:35 Wed4
Jリーグが理念強化配分金とファン指標配分金の支給額を発表! 「DAZN」ベースのファン指標分配金の1位は浦和、最下位はYSCCに…連覇神戸は5.5億円
Jリーグは25日、2025年度理念強化配分金の支給対象候補クラブ、2024年度ファン指標配分金支給対象クラブを発表した。 理念強化配分金は、2023年の明治安田生命J1リーグで1位から10位に対して送られるもの。20チーム制に変更となったために1チーム増えることとなった。また、2024シーズン年間ファン指標順位(DAZN視聴者数等1~10位)に基づいても支給される。 競技面では連覇を達成したヴィッセル神戸から10位のセレッソ大阪までに支給され、神戸は2025年、2024年にそれぞれ2億5000万円ずつを手にする。なお、2023年も優勝したため、その分の2億5000万も今回支給される。また、2位のサンフレッチェ広島には2年間で1億8000万円ずつ、3位のFC町田ゼルビアは、1億5000万円(2025年)と7000万円(2026年)を手にする。なお、2023年2位の横浜F・マリノスには1億8000万円、3位の広島には7000万円がしキュされる。 また、ファン指標順位は1位は2024年も浦和レッズとなり1億7000万円。2位が鹿島アントラーズで1億2000万円、3位が横浜FMで7000万円と続き、10位は名古屋グランパスで1000万円となった。なお、競技順位で10位以内に入っていないクラブでは、1位の浦和、10位の名古屋に加え、8位に北海道コンサドーレ札幌が入り2000万円となった。 さらに、「ファン指標配分金」として、13億6000万円をJリーグの全60クラブに分配。これは、2024シーズンのDAZN視聴者数やDAZNシーズンパス販売実績等で配分され、1位が浦和で8921万5930円。2位が横浜FMで7945万2984円、3位が川崎フロンターレで6648万1993円となっている。なお、最下位はY.S.C.C.横浜となり182万4625円が分配される。 <h3>◆理念強化配分金(競技)/総額11億2000万円</h3> 1位:ヴィッセル神戸 1年目ー2億5000万円、2年目ー2億5000万円 2位:サンフレッチェ広島 1年目ー1億8000万円、2年目ー1億8000万円 3位:FC町田ゼルビア 1年目ー1億5000万円、2年目ー7000万円 4位:ガンバ大阪 1年目ー1億5000万円、2年目ーなし 5位:鹿島アントラーズ 1年目ー1億2000万円、2年目ーなし 6位:東京ヴェルディ 1年目ー9000万円、2年目ーなし 7位:FC東京 1年目ー6000万円、2年目ーなし 8位:川崎フロンターレ 1年目ー5000万円、2年目ーなし 9位:横浜F・マリノス 1年目ー4000万円、2年目ーなし 10位:セレッソ大阪 1年目ー3000万円、2年目ーなし <h3>◆理念強化配分金(人気)</h3> 1位:浦和レッズ/1億7000万円 2位:鹿島アントラーズ/1億2000万円 3位:横浜F・マリノス/7000万円 4位:ヴィッセル神戸/5000万円 5位:川崎フロンターレ/4000万円 6位:サンフレッチェ広島/3000万円 7位:ガンバ大阪/2000万円 8位:北海道コンサドーレ札幌/2000万円 9位:FC町田ゼルビア/1000万円 10位:名古屋グランパス/1000万円 <h3>◆ファン指標配分金</h3>(昨年との金額比較) 1位:浦和レッズ/8921万5930円(↑) 2位:横浜F・マリノス/7945万2984円(↑) 3位:川崎フロンターレ/6648万1993円(↓) 4位:鹿島アントラーズ/6598万4095円(↓) 5位:ヴィッセル神戸/6491万8131円(↑) 6位:ガンバ大阪/5864万8883円(↑) 7位:名古屋グランパス/5851万4812円(↓) 8位:北海道コンサドーレ札幌/5315万3249円(↑) 9位:FC東京/4924万9886円(↑) 10位:サンフレッチェ広島/4572万5356円(↑) 11位:FC町田ゼルビア/4558万3908円(↑) 12位:アルビレックス新潟/4466万3143円(↓) 13位:ジュビロ磐田/4426万2918円(↑) 14位:セレッソ大阪/3988万8434円(↓) 15位:サガン鳥栖/3834万3648円(↑) 16位:柏レイソル/3695万3904円(↓) 17位:湘南ベルマーレ/3554万5920円(↓) 18位:東京ヴェルディ/3459万9966円(↑) 19位:京都サンガF.C./3438万1632円(↑) 20位:清水エスパルス/3362万962円(↓) 21位:アビスパ福岡/3259万3587円(↓) 22位:ベガルタ仙台/2298万6246円(↑) 23位:V・ファーレン長崎/1758万2571円(↑) 24位:大分トリニータ/1716万3388円(↑) 25位:ファジアーノ岡山/1704万1315円(↑) 26位:横浜FC/1664万9981円(↓) 27位:ジェフユナイテッド千葉/1608万1426円(↓) 28位:モンテディオ山形/1442万3396円(↓) 29位:ヴァンフォーレ甲府/1362万8966円(↓) 30位:松本山雅FC/1324万9873円(↑) 31位:ロアッソ熊本/1008万4227円(↓) 32位:栃木SC/983万8888円(↓) 33位:徳島ヴォルティス/934万7583円(↓) 34位:RB大宮アルディージャ/925万5971円(↓) 35位:ザスパ群馬/888万8344円(↓) 36位:レノファ山口FC/886万2864円(↓) 37位:いわきFC/878万641円(↓) 38位:鹿児島ユナイテッドFC/825万2572円(↑) 39位:愛媛FC/768万2897円(↑) 40位:水戸ホーリーホック/718万9579円(↓) 41位:藤枝MYFC/708万1435円(↓) 42位:ツエーゲン金沢/622万6288円(↓) 43位:ブラウブリッツ秋田/619万6520円(↓) 44位:カターレ富山/481万4398円(↑) 45位:ギラヴァンツ北九州/459万264円(↓) 46位:FC岐阜/396万9504円(↓) 47位:SC相模原/341万1253円(↓) 48位:FC今治/327万7554円(↓) 49位:AC長野パルセイロ/317万8338円(↓) 50位:カマタマーレ讃岐/313万7389円(↓) 51位:FC琉球/309万4569円(↓) 52位:福島ユナイテッドFC/288万7440円(↑) 53位:ガイナーレ鳥取/282万3403円(↓) 54位:ヴァンラーレ八戸/265万6822円(↓) 55位:いわてグルージャ盛岡/261万6733円(↓) 56位:アスルクラロ沼津/251万5766円(↓) 57位:テゲバジャーロ宮崎/237万4594円(↑) 58位:FC大阪/226万1536円(↑) 59位:奈良クラブ/223万1534円(↓) 60位:Y.S.C.C.横浜/182万4625円(↓) 2025.02.25 17:40 Tue5