違法賭博問題で関与報じられた選手たちと“パパラッチの王様”が全面対決の様相

2023.10.19 08:00 Thu
違法賭博問題で渦中のファブリツィオ・コロナ氏
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違法賭博問題で渦中のファブリツィオ・コロナ氏
カルチョを騒がせる違法賭博問題で、一連の報道を主導する“パパラッチの王様”と選手サイドが全面対決の様相だ。

現在、イタリアサッカー界ではユベントスMFニコロ・ファジョーリを発端に、ニューカッスルMFサンドロ・トナーリ、アストン・ビラMFニコロ・ザニオーロが違法賭博容疑でトリノ検察庁、イタリアサッカー連盟(FIGC)の捜査対象に。

すでにファジョーリとトナーリの2選手は自身の容疑を認め、ザニオーロに関してはサッカー賭博の関与こそ否定したものの、違法なオンラインプラットフォームでのポーカーやブラックジャックなどのカードゲームをプレーした可能性は認めている。
そういったなか、一連の情報を早い段階から掴んでいた元パパラッチでゴシップコラムニストであるファブリツィオ・コロナ氏は、ローマMFニコラ・ザレフスキに加え、同FWステファン・エル・シャーラウィラツィオDFニコロ・カザーレ、ユベントスDFフェデリコ・ガッティの3選手が違法賭博を行っていたと主張している。

ただ、すでにザレフスキの弁護士が疑惑を否定すると、前述の3選手の代理人も一様に選手の関与を否定。さらに、トリノ検察はイタリア『スカイ』の取材に対して、この4選手が現時点で捜査対象となっていないとの回答を行っている。
これを受け、過去に自身が撮影した写真を使って選手やクラブを脅迫した罪で服役した過去を持つ“パパラッチの王様”は、『Striscia La Notizia』の最新のインタビューで、自身の情報源がかつてインテルに在籍経験があるMFアントニオ・エスポジト(33)の叔父であることを明かすと共に、あくまで前述の4選手が違法賭博に関与していると主張した。

「ザレフスキは何年もギャンブルをしてきた。彼はエル・シャーラウィ、ザニオーロ、そしてそのグループ全員ととても仲が良い。我々はザニオーロがギャンブルをしたことを示すインターセプトをもたらしていただろう。ファジョーリは言った、U-21の選手は全員ギャンブルをする、という言葉をご存知だろうか? 我々は正しかったのだ」

「カザーレはU-21代表の同僚と口論になったと言うが、それは彼が首までかかったからだ。ファジョーリがガッティについて語っており、それも裏付けられる。名前をたくさん挙げることができるが、私は金のために働いている。金のためにやっているのだから、(情報を聞きたければ)金を払おう」

「それに、名前を言うのはネズミで、私はネズミではない。『RAI 3』では、ザニオーロの音声、ザレフスキがブルーラウンジでボールを蹴り、テニスとジョコビッチについて話し、アントにいくら賭けたか尋ねるビデオが流れた。アントは、私の情報源の甥であるアントニオ・エスポジトで、彼のために賭けをしていた人間だ」

なお、4選手の代理人は名誉棄損でコロナ氏に対する法的措置を検討しており、今回情報源として叔父の関与が確認されたエスポジトは「彼がなぜこんなことをしているのか分からない」と戸惑いを見せると共に、自身がこの一件に全く関与していないことを強調している。

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ベンフィカが3選手を補強! ローマのスウェーデン代表DFダール&コモの元イタリア代表FWベロッティをレンタル、ブラガのポルトガル代表FWブルマを完全移籍で獲得

ベンフィカは3日、ローマのスウェーデン代表DFサミュエル・ダール(21)をレンタル移籍で獲得したことを発表した。背番号は「26」をつける。 ダールはスウェーデンのユールゴーデンから2024年7月にローマに完全移籍。左サイドバックを務める中、セリエAで2試合、コッパ・イタリアで1試合の出場に終わっていた。 スウェーデン代表デビューも果たしている中、成長のために出場機会を求めポルトガルの強豪に武者修行。ダールは「素晴らしい歴史とサッカーのレベルを誇るこのクラブに来られてとても幸せだ。ここにいられることは本当に素晴らしい」と今回の移籍にコメントしている。 また、コモからは元イタリア代表FWアンドレア・ベロッティ(31)をレンタル移籍で獲得。背番号は「19」に決定した。 ベロッティはイタリア代表として44試合で12ゴールを記録。パレルモやトリノ、ローマ、フィオレンティーナでプレー。今シーズンからコモに完全移籍していた中、セリエAでは18試合で2ゴール、コッパ・イタリアで1試合の出場に終わっていた。 自身初の海外移籍となるベロッティ。「シーズンを最高の形で終えたい。試合はたくさんあるし、トロフィーを持ち帰らなければならない。最高の形で思い出に残るような素晴らしいシーズンにしたい」と意気込みを語った。 さらにブラガからはポルトガル代表FWブルマ(30)を完全移籍で獲得。契約期間は2028年夏までとなる。背番号は「27」に決まった。 ブルマはスポルティングCPのアカデミー育ち。ファーストチーム昇格後は、ガラタサライやレアル・ソシエダ、RBライプツィヒ、PSV、オリンピアコス、フェネルバフチェと渡り歩き、2023年1月にブラガにレンタル移籍で加入。同年7月に完全移籍で加入した。 今シーズンはプリメイラ・リーガで17試合7ゴール5アシスト。ヨーロッパリーグ(EL)でも6試合で3ゴール1アシストを記録するなど主軸としてプレー。ブラガでは通算90試合27ゴール22アシストを記録していた。 左ウイングを主戦場としており、ベロッティとの関係性に期待したいところ。ブルマは「ここにきて、素晴らしいクラブを代表できることを嬉しく思う。ここに来るのは良い時期だと思う。これからも努力を続け、ファンにたくさんの喜びをもたらしていきたい」と意気込んだ。 2025.02.04 11:50 Tue

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