コロンビアが欧州女王イングランドへの挑戦権獲得! ジャマイカ撃破で史上初のベスト8進出【2023女子W杯】
2023.08.08 19:00 Tue
8日、オーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)ラウンド16のコロンビア女子代表vsジャマイカ女子代表がメルボルン・レクタンギュラー・スタジアム(メルボルン)で行われ、1-0で勝利したコロンビアの準々決勝進出が決まった。
グループステージでW杯優勝2回を誇るドイツ女子代表を撃破して首位通過を決めたコロンビア(グループH・1位)と南米最強のブラジル女子代表を抑えて2位通過となったジャマイカ(グループF・2位)。どちらも勝てば史上初のベスト8進出となる。
勝者は準々決勝で欧州女王のイングランド女子代表と激突することが決まっているなか、女子サッカー界の競争力向上を象徴するような素晴らしい戦いを披露してきた両チームだが、立ち上がりからカラーを発揮したのはジャマイカだ。
グループ3試合を無失点で駆け抜けたジャマイカはボールホルダーへのアプローチが素早く、コロンビアの攻撃陣に自由を与えない。攻撃ではマンチェスター・シティに所属する身長182cmのFWカデイシャ・ショーへのロングボールを多用する。
しかし、15分過ぎからコロンビアに押し込まれる場面が増え、ビルドアップでもミスが散発。トッテナム所属のGKレベッカ・スペンサーと今大会チームで唯一のゴールを決めているDFアリソン・スワビーが積極的に指示を飛ばしてやり過ごしていく。
それでも、後半立ち上がりに訪れたこの試合最初のビッグチャンスでコロンビアが先制に成功。51分、アナ・グスマンが左サイドからボックス右のカタリーナ・ウスメに向かってライナー性の鋭いアーリークロスを入れると、ウスメはワントラップから左足シュート。コースを突いた丁寧な一撃を流し込んだ。
ジャマイカは今大会の初失点になると同時に、残り40分強で最低でも1点は奪う必要がある状況に。ただ、グループ3試合でセットプレーからDFスワビーの1ゴールしか生まれていないチームは崩しのアイデアに乏しく、コロンビアが手数をかけない攻撃にシフトしたこともあってカウンターを狙うのも困難に。攻撃の起点となる頼みのショーもコロンビアのセンターバック2枚に抑え込まれ、時計の針だけが進んでいく。
試合終盤の82分にはトッテナム所属のMFドリュー・スペンスがゴール正面からフリーでヘディングシュートを放つが、わずかに枠を捉えず。ようやく訪れた決定機を生かすことができなかった。
結局、ジャマイカは最後まで1点が遠く、虎の子の1点を守り抜いたコロンビアが1-0で勝利。コロンビアは史上初のベスト8進出を掴んだと同時に、南米勢でのベスト8進出はこれまでのブラジルに次ぐ、史上2カ国目ということになった。
なお、12日に行われる準々決勝ではイングランドと激突する。
コロンビア女子代表 1-0 ジャマイカ女子代表
【コロンビア】
カタリーナ・ウスメ(後6)
グループステージでW杯優勝2回を誇るドイツ女子代表を撃破して首位通過を決めたコロンビア(グループH・1位)と南米最強のブラジル女子代表を抑えて2位通過となったジャマイカ(グループF・2位)。どちらも勝てば史上初のベスト8進出となる。
勝者は準々決勝で欧州女王のイングランド女子代表と激突することが決まっているなか、女子サッカー界の競争力向上を象徴するような素晴らしい戦いを披露してきた両チームだが、立ち上がりからカラーを発揮したのはジャマイカだ。
しかし、15分過ぎからコロンビアに押し込まれる場面が増え、ビルドアップでもミスが散発。トッテナム所属のGKレベッカ・スペンサーと今大会チームで唯一のゴールを決めているDFアリソン・スワビーが積極的に指示を飛ばしてやり過ごしていく。
コロンビアも高い集中力を保つジャマイカを崩し切る場面は作り出せず、屈強なフィジカルを持つFWマイラ・ラミレスにボールを集め、CKではショートコーナーも使って先制点を奪いに行く。だが、工夫は実らず、前半を0-0で終えた。
それでも、後半立ち上がりに訪れたこの試合最初のビッグチャンスでコロンビアが先制に成功。51分、アナ・グスマンが左サイドからボックス右のカタリーナ・ウスメに向かってライナー性の鋭いアーリークロスを入れると、ウスメはワントラップから左足シュート。コースを突いた丁寧な一撃を流し込んだ。
ジャマイカは今大会の初失点になると同時に、残り40分強で最低でも1点は奪う必要がある状況に。ただ、グループ3試合でセットプレーからDFスワビーの1ゴールしか生まれていないチームは崩しのアイデアに乏しく、コロンビアが手数をかけない攻撃にシフトしたこともあってカウンターを狙うのも困難に。攻撃の起点となる頼みのショーもコロンビアのセンターバック2枚に抑え込まれ、時計の針だけが進んでいく。
試合終盤の82分にはトッテナム所属のMFドリュー・スペンスがゴール正面からフリーでヘディングシュートを放つが、わずかに枠を捉えず。ようやく訪れた決定機を生かすことができなかった。
結局、ジャマイカは最後まで1点が遠く、虎の子の1点を守り抜いたコロンビアが1-0で勝利。コロンビアは史上初のベスト8進出を掴んだと同時に、南米勢でのベスト8進出はこれまでのブラジルに次ぐ、史上2カ国目ということになった。
なお、12日に行われる準々決勝ではイングランドと激突する。
コロンビア女子代表 1-0 ジャマイカ女子代表
【コロンビア】
カタリーナ・ウスメ(後6)
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25日、オーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)グループH第1節のコロンビア女子代表vs韓国女子代表がオーストラリアのシドニー・フットボール・スタジアム(シドニー)で行われ、コロンビアが2-0で勝利した。 2大会ぶり3度目の出場となるコロンビアと、3大会連続4度目の出場となる韓国の一戦。ともに予選では2位の成績で通過。W杯の最高成績もベスト16という状況だ。 コロンビアは[4-5-1]のシステムで、3度目のW杯となるベテランのカタリーナ・ウスメが1トップを務めた。なお、ネルソン・アバディア監督は2試合のベンチ入り禁止処分中であり、指揮はアンへロ・マルシリア氏が代理で務めた。 対する韓国は[3-5-2]のシステム。10番を背負い、かつてはINAC神戸レオネッサやチェルシーでもプレーした“女メッシ”の愛称でも知られるMFチ・ソヨンが先発。2トップはチェ・ユリとソン・ファヒョンが務めた。 グループステージ第1節の最後の試合となったこのカード。試合はコロンビアが主導権を握り、押し込んでいく展開に。韓国も粘りの守備を見せていくが、28分に試合が動く。 コロンビアが波状攻撃を仕掛けると、ボックス内で混戦に。ルーズボールに反応したマヌエラ・バネガスがボレーシュートを放つと、シム・ソヒョンの右腕にヒット。これによりPKが与えられる。 このPKをエースのウスメが冷静にGKの逆をついてゴール。コロンビアが幸先良く先制に成功する。 先制を許してしまった韓国だが、続け様に失点する。39分、ハーフウェイライン付近でルーズボールを競り合うと、拾ったリンダ・カイセドがドリブルスタート。1人で切り裂きボックス付近まで運ぶと、カットインから右足シュート。これはGKユン・ヨングルがセーブかと思われたが、ファンブルしたボールがそのままゴール方向へ。コロンビアがラッキーな形で追加点を奪う。 2点のビハインドを負った韓国だが、なかなか良い形で攻め込めない。それでも前半アディショナルタイム9分にはビッグチャンス。ボックス内左でパスを受けたチェ・ユリが仕掛けてクロス。これをイ・グンミンがボックス内でヘッド。しかし、叩きつけたシュートはGKにセーブされ、ゴールとはならない。 コロンビアの2点リードで迎えた後半も、ゴールに迫ったのはコロンビア。61分、左サイドからのクロスに飛び込んだマイラ・ラミレスがヘッドで合わせるが、これは枠を捉えられない。 なかなか攻め手が見出せない韓国は、今大会最年少であるFWケイシー・フェアをチェ・ユリに代えて投入。16歳26日でのW杯デビューは、史上最年少出場となった。 ただ、韓国は最後までコロンビアを苦しめることができずに試合終了。2-0でコロンビアが勝利を収めた。 コロンビア女子代表 2-0 韓国女子代表 【コロンビア】 カタリーナ・ウスメ(前30)[PK] リンダ・カイセド(前39) 2023.07.25 13:55 Tue4
ルイス・ディアスに加え、ベテランのハメスやオスピナも招集! コロンビア代表候補が発表【コパ・アメリカ】
コロンビアサッカー連盟(FCF)は23日、コパ・アメリカ2024に向けたコロンビア代表候補メンバー28名を発表した。 ネストル・ロレンソ監督は、大会登録メンバー26名に対して2名多い28名を招集。ベテランのMFハメス・ロドリゲス(サンパウロ)、GKダビド・オスピナ(アル・ナスル)、MFフアン・フェルナンド・キンテロ(ラシン・クラブ)らを招集した。 また、FWルイス・ディアス(リバプール)やMFジェフェルソン・レルマ(クリスタル・パレス)、DFダビンソン・サンチェス(ガラタサライ)なども招集している。 コパ・アメリカ開幕前の6月8日にアメリカ代表と、同15日にボリビア代表と対戦。5月27日から6月5日まではコロンビアのバランキージャでキャンプを行い、13日にワシントンへと移動する。その後2試合を戦い、20日にヒューストン入りコパ・アメリカ初戦に臨む。 コロンビアは、コパ・アメリカ2024ではグループDに入っており、ブラジル代表、パラグアイ代表、コスタリカ代表と同居している。 今回発表されたコロンビア代表候補メンバーは以下の通り。 ◆コロンビア代表候補メンバー28名 GK ダビド・オスピナ(アル・ナスル/サウジアラビア) カミーロ・バルガス(アトラス/メキシコ) アルバロ・モンテーロ(ミジョナリオス) DF サンティアゴ・アリアス(バイーア/ブラジル) カルロス・クエスタ(ヘンク/ベルギー) ダビンソン・サンチェス(ガラタサライ/トルコ) デイベル・マチャド(RCランス/フランス) ホアン・モヒカ(オサスナ/スペイン) ジェルソン・モスケラ(ビジャレアル/スペイン) ダニエル・ムニョス(クリスタル・パレス/イングランド) ジョン・ルクミ(ボローニャ/イタリア) ジェリー・ミナ(カリアリ/イタリア) MF マテウス・ウリベ(アル・サッド/カタール) ケビン・カスターニョ(クラスノダール/ロシア) ホルヘ・カラスカル(ディナモ・モスクワ/ロシア) ヤセル・アスプリージャ(ワトフォード/イングランド) ジェフェルソン・レルマ(クリスタル・パレス/イングランド) フアン・フェルナンド・キンテロ(ラシン・クラブ/アルゼンチン) セバスティアン・ゴメス(コリチーバ/ブラジル) リチャード・リオス(パウメイラス/ブラジル) ジョン・アリアス(フルミネンセ/ブラジル) ハメス・ロドリゲス(サンパウロ/ブラジル) FW ルイス・ディアス(リバプール/イングランド) ジョン・デュラン(アストン・ビラ/イングランド) ルイス・シニステラ(ボーンマス/イングランド) ジョン・コルドバ(クラスノダール/ロシア) ラファエル・サントス・ボッレ(インテルナシオナウ/ブラジル) ミゲル・ボルハ(リーベルプレート/アルゼンチン) 2024.05.24 18:40 Fri5